JP2000354283A - リモートコントローラを備えた電子機器 - Google Patents

リモートコントローラを備えた電子機器

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JP2000354283A
JP2000354283A JP11166462A JP16646299A JP2000354283A JP 2000354283 A JP2000354283 A JP 2000354283A JP 11166462 A JP11166462 A JP 11166462A JP 16646299 A JP16646299 A JP 16646299A JP 2000354283 A JP2000354283 A JP 2000354283A
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remote controller
electronic device
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display device
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Akihiko Nagano
明彦 長野
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Canon Inc
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N5/64Constructional details of receivers, e.g. cabinets or dust covers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/41Structure of client; Structure of client peripherals
    • H04N21/422Input-only peripherals, i.e. input devices connected to specially adapted client devices, e.g. global positioning system [GPS]
    • H04N21/42204User interfaces specially adapted for controlling a client device through a remote control device; Remote control devices therefor
    • H04N21/42206User interfaces specially adapted for controlling a client device through a remote control device; Remote control devices therefor characterized by hardware details
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N9/12Picture reproducers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体の置き方を変えた場合でも、本体に取り
付けたリモートコントローラによって本体の表示面を見
やすい向きに変更可能なリモートコントローラを備えた
電子機器を提供する。 【解決手段】 遠隔制御を行うためのリモートコントロ
ーラ40は、画像表示機器20の上面及び側面の2箇所
に設けられたリモコン収納部37,41のいずれにも収
納することができる。リモコン収納部37,41のそれ
ぞれは、リモートコントローラ40とで通信が行えるよ
うに、受信部38,42を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモートコントロ
ーラを備えた電子機器に関し、詳しくは、電子機器とユ
ーザーの位置関係が不特定になる使用形態が頻繁に生じ
るリモートコントローラを備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器として画像表示機器があり、例
えば、特願平9−236316号公報に示される画像表
示機器では、カメラで撮影されたフィルム画像を空間光
変調素子に記憶し、この記憶された画像を表示画像とし
て鑑賞できるように構成されている。
【0003】図6は従来の画像表示機器を示すレイアウ
ト図である。この画像表示機器1は、撮影及び現像済み
のフィルム2を背後から照明するための光源3(キセノ
ン管等)、この光源3からの光を拡散する導光部材4、
光源3の光の一部を導光部材4方向へ反射させる反射笠
5、フィルム2を通過した光を直角方向へ反射させる反
射ミラー6、この反射ミラー6の反射光を所定位置に結
像させる投影レンズ7、この投影レンズ7からの光を直
角方向へ反射させる反射ミラー8、この反射ミラー8の
出射光路上に配置された反射ミラー9、この反射ミラー
9からの反射光を記憶する空間光変調素子10、この空
間光変調素子10の後段に配置された透明基板11、空
間光変調素子10をバックライト照明する蛍光ランプ1
2,13、これら蛍光ランプ12,13の光の一部を所
望の方向へ反射させる反射笠14,15、以上の各部材
を内蔵する筐体16を備えて構成されている。空間光変
調素子10は、強誘電性液晶及び光電変換膜等から構成
されており、前記強誘電性液晶のメモリー作用によって
書き込まれた画像情報は、長期間の保存が可能である。
【0004】図6において、導光部材4の照明によりフ
ィルム2を透過した光は、投影レンズ7及び反射ミラー
6,8からなる拡大投影光学系を介し、さらに反射ミラ
ー9を介して空間光変調素子10に投影される。空間光
変調素子10は、フィルム2を透過してきた画像の書き
込みが行われる。
【0005】図7は透過型空間光変調素子10の詳細を
示す側面図である。空間光変調素子10は、光電変換膜
101が塗布されたカラーフィルタ102付きのガラス
基板(透明電極103付)104と透明電極105付き
のガラス基板106との間に強誘電性液晶107を封入
した構成になっている。また、ガラス基板106,10
4の外側には偏光板108,109が配置されている。
【0006】鑑賞者(ユーザー)が、カメラ等で撮影し
たフィルム画像を該画像表示機器1を用いて鑑賞する時
には、フィルム画像が書き込まれた空間光変調素子10
を蛍光ランプ12,13を用いてフィルム画像を投影し
た方向(図中右方向)からバックライト照明するように
構成されている。鑑賞者は、空間光変調素子10を透過
した光を見て、カメラ等で撮影したフィルム画像を鑑賞
することができる。このとき、光電変換膜101に光が
あたったところが黒くなるように素子10を構成すれ
ば、ネガ/ポジ反転が達成される。
【0007】また、この画像表示機器1は、空間光変調
素子10に書き込まれたフィルム画像の書き換えも可能
である。画像の書き換えを行う場合は、空間光変調素子
10に既に書き込まれた画像を1度消去した後に新たな
画像が書き込まれることになる。このとき、鑑賞者の操
作にしたがって、フィルム2は不図示のフィルム給送機
構によって所望の駒が書き込まれるように給送される。
【0008】このような画像表示機器において、画像の
鑑賞、画像の書き換え等を行うためには、入力操作手段
及び表示手段が必要になるが、鑑賞者が画像表示機器か
ら離れた位置でも操作が行えるように、入力操作手段と
表示手段が一体化されたリモートコントローラ(リモコ
ン)を備えていれば便利である。しかし、リモートコン
トローラと別個に機器本体に入力操作手段と表示手段を
設けた場合、画像表示機器のコストアップを招くので、
リモートコントローラは機器に着脱可能とし、その着脱
状態にかかわらずリモートコントローラが機能するよう
にするのが好ましい。
【0009】なお、カメラで撮影したフィルム画像を光
学的手段を介して表示する画像表示機器においては、撮
影時のカメラの構え方(通常の横位置の構え、或いは縦
位置の構え)に対応した向きにフィルム画像が表示され
るため、市販されているフォトスタンドと同様に、その
向きに合わせて画像表示機器の置き方(横置き或いは縦
置き)が決まるのが一般的である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子機器においては、リモートコントローラを取り付け
るための取り付け部が、画像表示面とは異なる機器本体
の1つの側面にしかないと、画像表示機器の置き方を変
えたときに、機器本体にリモートコントローラを取り付
けた状態での入力操作が困難になるという欠点があっ
た。
【0011】また、画像表示機器を制御するためのリモ
ートコントローラを取り付けるための取り付け部が画像
表示面と同一面に有る場合、リモートコントローラの形
状が点対称でなければ、画像表示機器の置き方を変えた
ときに、機器本体に取り付けた状態でのリモートコント
ローラの表示の向きが変わってしまい、鑑賞者にとっ
て、その表示が見つらくなるという欠点があった。
【0012】また、画像表示機器を制御するためのリモ
ートコントローラを取り付けるための取り付け部が画像
表示面と同一面に設定され、リモートコントローラの形
状が点対称で画像表示機器の置き方を変えたときに機器
本体に取り付けるリモートコントローラの向きも変更可
能な構成であっても、リモートコントローラ取り付け部
の通信部が1個所しかなけば、リモートコントローラの
向きを変えたときに通信ができなくなる場合がある。
【0013】本発明は、上述の問題点に鑑み、本体の置
き方を変えた場合でも、本体に取り付けたリモートコン
トローラによって本体の表示面を見やすい向きに変更す
ることのできるリモートコントローラを備えた電子機器
の提供を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現する構成は、請求項1に記載のように、遠隔制御
を行うためのリモートコントローラが付属する電子機器
において、機器本体の正面又は側面のうちの複数面に設
けられ、前記リモートコントローラを収納する複数の収
納部と、前記収納部のそれぞれに設けられ、収納された
前記リモートコントローラとの間で通信を行う通信手段
を備えることを特徴とするリモートコントローラを備え
た電子機器にある。
【0015】この構成によれば、機器本体のセット状態
に応じて最適な位置の収納部にリモートコントローラを
収納でき、その収納部に収納されたリモートコントロー
ラを用いて電子機器の制御が行われる。したがって、電
子機器の置き方を変えたときでも、電子機器に取り付け
られたリモートコントローラにより容易に入力操作を行
うことができる。
【0016】本出願に係る発明の目的を実現する具体的
な構成は、請求項2に記載のように、前記リモートコン
トローラは、機器本体の正面に設けられた収納部に収納
されて機器を制御可能で、前記リモートコントローラは
機器に対して少なくとも2種類の向きに取り付け可能で
あることを特徴とするリモートコントローラを備えた電
子機器にある。
【0017】この構成によれば、機器本体の正面に設け
られた収納部は、例えば、リモートコントローラを横位
置でも、縦位置でも収納でき、その状態で遠隔制御が行
える。したがって、電子機器の置き方を変えた場合で
も、機器本体に取り付けたリモートコントローラをその
表示が見やすいような向きに変更することが可能にな
る。
【0018】本出願に係る発明の目的を実現する具体的
な構成は、請求項3に記載のように、前記収納部は、円
形又は正4n角形(nは正の整数)の内形を成し、前記
リモートコントローラは前記円形又は前記正4n角形に
合致した外形を有することを特徴とするリモートコント
ローラを備えた電子機器にある。
【0019】この構成によれば、リモートコントローラ
及びリモートコントローラ取り付け部の形状を円形或い
は正4n角形(nは正の整数)にされ、方向性を持たな
い。したがって、機器本体の置き方を変えた場合でも、
機器本体に取り付けたリモートコントローラをその表示
が見やすいような向きに変更することができる。
【0020】本出願に係る発明の目的を実現する具体的
な構成は、請求項4に記載のように、前記収納部は、画
像表示機器に設けられることを特徴とするリモートコン
トローラを備えた電子機器にある。
【0021】この構成によれば、電子機器として、表示
状態に応じて縦位置や横位置に変更されやすい画像表示
機器にした場合、縦位置及び横位置での使用が可能な本
発明のリモートコントローラを組み合わせることができ
る。
【0022】本出願に係る発明の目的を実現する具体的
な構成は、請求項5に記載のように、前記通信手段は、
前記リモートコントローラの取り付け方向に対応した複
数の方向に受信部が設けられていることを特徴とする請
求項1記載のリモートコントローラを備えた電子機器に
ある。
【0023】この構成によれば、機器本体に収納したリ
モートコントローラは、その収納方向にかかわらず本体
側との間で通信が行える。したがって、電子機器の置き
方を変えられ、リモートコントローラの向きが変わった
場合でも、リモートコントローラによる通信、すなわち
制御を確実に行うことが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0025】(第1の実施の形態)図1〜図3は本発明
の第1の実施の形態を示し、図1は電子機器としての画
像表示機器の内部構成を示すレイアウト図、図2は画像
表示機器の外観を示す斜視図、図3は画像表示機器に付
属するリモートコントローラを示す斜視図である。
【0026】図1において、本発明の画像表示機器20
は、撮影及び現像済みのフィルム22を背後から照明す
るための光源23(キセノン管等)、この光源23から
の光を拡散する導光部材24、光源23の光の一部を導
光部材24方向へ反射させる反射笠25、フィルム22
を通過した光を直角方向へ反射させる反射ミラー26、
この反射ミラー26の反射光を所定位置に結像させる投
影レンズ27、この投影レンズ27からの光を直角方向
へ反射させる偏光ビームスプリッタ29、この偏光ビー
ムスプリッタ29の反射光路上に配置された反射ミラー
28、偏光ビームスプリッタ29を透過する光を記憶す
る空間光変調素子30、この空間光変調素子30の後段
に配置された透明基板31、空間光変調素子30をバッ
クライト照明する蛍光ランプ32,33、これら蛍光ラ
ンプ32,33の光の一部を所望の方向へ反射させる反
射笠34,35、反射ミラー28の前面に設置された1
/4波長板36、以上の各部材を内蔵する筐体(本体)
21、筐体21の側面に形勢されたリモコン収納部3
7、このリモコン収納部37の内面に設けられた受信部
38を備えて構成されている。
【0027】図2に示すように、リモートコントローラ
40のリモコン収納部は上面及び側面の2箇所に同一の
形状により設けられ、上面にはリモコン収納部37が設
けられ、側面にはリモコン収納部41が設けられてい
る。リモコン収納部41は、受信部42が設けられてい
る。
【0028】図3に示すように、リモートコントローラ
40は、メインスイッチ44,Up(アップ)ボタン4
5,Down(ダウン)ボタン46、確定ボタン47か
らなる入力操作部と、液晶表示部48の表示部から構成
されている。また、リモートコントローラ40の側面に
は、画像表示機器20に信号を送るための送信部49が
設けられている。そして、リモートコントローラ40と
画像表示機器20との通信には、赤外線が用いられる。
【0029】次に、リモートコントローラ40の使用方
法について説明する。鑑賞者がリモートコントローラ4
0のメインスイッチ44を押すと、リモートコントロー
ラ40は起動信号を画像表示機器20に送信する。画像
表示機器20の読み出し照明手段である蛍光ランプ3
2,33が点灯する。蛍光ランプ32,33の光は偏光
ビームスプリッタ9を介して空間光変調素子30をバッ
クライト照明するため、鑑賞者は空間光変調素子30に
既に記憶された画像を鑑賞可能となる。
【0030】蛍光ランプ32,33は直管型で空間光変
調素子30の長手方向の長さと略同様の長さで、図1の
紙面垂直方向に配置されている。蛍光ランプ32,33
による照明光の一部は、紙面と平行な断面内では反射笠
34,35によって略平行光に変換され、偏光ビームス
プリッタ29を介して空間光変調素子30を均一に照明
する。さらに、空間光変調素子30を透過した照明光
は、空間光変調素子30の光出射面の近傍に配置された
レンズ形状体(マイクロレンズアレイ)を具備した透明
基板31により画角が変更される。これにより、鑑賞者
に対する視野角を広げることができる。このとき、リモ
ートコントローラ40の液晶表示部48には、空間光変
調素子30に記憶されている現在のフィルム22の駒番
号が表示されている。
【0031】また、鑑賞者が空間光変調素子30に記憶
された画像を変更するために、リモートコントローラ4
0のUpボタン45或いはDownボタン46を押せ
ば、液晶表示部48に表示されているフィルム22の駒
番号が、カウントアップ又はカウントダウンする。Up
ボタン45又はDownボタン46の入力操作によって
液晶表示部48に所望の駒番号が表示される。そして、
鑑賞者が確定ボタン47を押せば、リモートコントロー
ラ40は画像の書き込み信号とフィルムの駒番号の信号
を画像表示機器20に送信する。画像表示機器20は、
リモートコントローラ40からの信号を受信すると、不
図示のフィルム給送手段を用いて画像表示機器20に装
填された撮影済みフィルム22を所定の駒まで給送す
る。フィルム22が鑑賞者に指示された駒まで給送され
ると、フィルム画像の書き込みが実行される。
【0032】次に、画像表示機器20における動作を説
明する。書き込みを行うために、光源23(キセノン
管)が発光する。光源23による光の一部は、反射笠2
5で反射して導光部材24に入光する。導光部材24は
液晶表示部用バックライトとして公知のもので、フィル
ム22を均一に拡散照明するように構成されている。フ
ィルム22と導光部材24との間には、偏光変換手段で
ある偏光選択フィルム24aが配置されている。この偏
光選択フィルム24aは、所定の偏光軸の光は透過する
が、直交する偏光軸の光は反射するという特性を有して
いる。反射した光は、導光部材24によって無偏光とな
り、再度、偏光選択フィルム24aに入射するとその一
部が透過するため、光の利用効率を向上させている。
【0033】偏光選択フィルム12を透過した光は、偏
光ビームスプリッタ29の入射面(紙面と平行な面)に
垂直な偏光軸をもった偏光となって現像済みフィルム2
2を照明する。このとき、偏光選択フィルム24aを透
過した光の偏光軸は、フィルム22の長手方向(図の紙
面垂直方向)と平行となるように設定されているため、
フィルム2が光学異方性(複屈折性)を有していても、
その影響を受けない様になっている。
【0034】フィルム22を透過した光は反射ミラー2
6で反射し、投影レンズ27により集光される。ここ
で、投影レンズ27は便宜上1枚レンズで図示されてい
るが、一般には複数のレンズ群を用いて構成されてい
る。投影レンズ27を透過した光は、偏光ビームスプリ
ッタ29で反射する。偏光ビームスプリッタ29と反射
ミラー28の間には、1/4波長板36が配置されてお
り、反射ミラー28で反射した光は、偏光ビームスプリ
ッタ29を透過した後、空間光変調素子30に到達す
る。ここで、図7に示した空間光変調素子30の光入射
側偏光板109の偏光軸は、書き込み光の偏光軸と一致
するように、紙面と平行になるように設定されている。
【0035】次に、空間光変調素子30の動作原理につ
いて簡単に説明する。図7に示したように、空間光変調
素子30は、強誘電性液晶103と有機光導電膜等の光
電変換膜101とを積層した構成になっている。フィル
ム画像書き込み時、透明電極105,103を介して強
誘電性液晶層107及び光電変換膜101に電圧を印加
すると、強誘電性液晶層107及び光電変換膜101の
抵抗によって分圧された電圧が、各層に印加される。こ
のとき、空間光変調素子30には、強誘電性液晶層10
7にかかる電圧が強誘電性液晶分子の反転するしきい値
電圧よりも低くなる電圧を印加する。
【0036】このとき、空間光変調素子30に光を照射
すると、光電変換膜101に光が照射された領域では電
荷が発生し、光電変換膜101の抵抗が小さくなる。そ
の結果、光電変換膜101に光が照射された領域に対応
した強誘電性液晶層107にかかる電圧は大きくなり、
強誘電性液晶分子が反転するしきい値電圧を超えるた
め、強誘電性液晶分子が反転する。このとき、液晶分子
が反転した領域で読み出し用照明光が遮光されるように
偏光板108,109の向きを設定すれば、ネガフィル
ム22の画像をポジ画像に変換することが可能になる。
実際には、偏光板109の偏光軸を書き込み光の偏光軸
と一致させるため、偏光板109の偏光軸を基準に、強
誘電性液晶分子の配向方向及び偏光板108の偏光軸が
設定される。
【0037】さらに、空間光変調素子30への電圧印加
を遮断しても、強誘電性液晶107のヒステリシス特性
によって、液晶分子の向きは保存される。そのため、空
間光変調素子30への電圧無印加状態においても、1度
書き込まれたフィルム画像は長期問保存可能である。フ
ィルム画像の書き込みが終了すると、読み出し照明手段
である蛍光ランプ32,33が点灯して空間光変調素子
30をバックライト照明し、画像の鑑賞が可能となる。
【0038】ところで、本発明にかかるリモートコント
ローラを有した画像表示機器20は、機器本体に別個の
入力操作手段を設けずに、画像表示機器20を遠隔操作
しないときはリモートコントローラ40を機器本体に取
り付けた状態で入力操作ができるように構成している。
そのため、図2に示したように、画像表示機器20の置
き方に対応するように、空間光変調素子30の表示面と
は異なる上側面に横置き用のリモコン収納部37が設け
られ、また、右側面に縦置き用のリモコン収納部41が
設けられており、リモートコントローラ40をどちらか
のリモコン収納部に取り付け可能になっている。リモコ
ン収納部37,41は、一部の角を落とした形状にし、
リモートコントローラ40の着脱を容易にしている。
【0039】たとえば、カメラを横位置に構えて撮影し
た風景等の画像が空間光変調素子30に記憶されていれ
ば、空間光変調素子30によって表示されるフィルム画
像の向きに対応させて、画像表示機器20は、図2に示
すような横置きに置かれ、鑑賞者はリモートコントロー
ラ40による入力操作をし易いように、画像表示機器2
0の上面の横置き用のリモコン収納部37にリモートコ
ントローラ40を取り付けることができる。
【0040】一方、カメラを縦位置に構えて撮影した人
物のポートレート等の画像が空間光変調素子30に記憶
されていれば、空間光変調素子30で表示されるフィル
ム画像の向きに対応させて、画像表示機器20は縦置き
に置かれるため、鑑賞者はリモートコントローラ40に
よる入力操作がしやすいように、機器上側面になる縦置
き用のリモコン収納部41にリモートコントローラ40
を取り付け可能である。
【0041】本実施の形態においては、図2に示した画
像表示機器20を反時計周りに90°回転させて縦置き
にした場合に好適な位置にリモコン収納部41を設けた
例を示したが、図2に示した画像表示機器20を時計周
りに90°回転させて縦置きにした場合に好適なリモコ
ン収納部を図示の左側面に設けるのも有効である。
【0042】(第2の実施の形態)図4は本発明の電子
機器(画像表示機器)の第2の実施の形態を示す正面図
であり、(a)は横置き状態、(b)は縦置き状態を示
す。図4においては、上記した各図に示したと同一部材
には同一引用数字を付したので、以下においては重複す
る説明を省略する。
【0043】本実施の形態の画像表示機器20は、機器
本体に別個の入力操作手段を設けずに画像表示機器20
を遠隔操作しないときは、画像表示機器20の正面にリ
モートコントローラ50を装着して入力操作が行えるよ
うにしている。リモートコントローラ50は正4角形の
形状を成し、画像表示機器20の画像表示面と同一面上
に設けられた正4角形のリモコン収納部60に装着され
る。リモコン収納部60には、リモートコントローラ5
0からの信号を受信するための受信部51,52が側部
及び下部の2箇所に設けられている。
【0044】図4において、カメラを横位置の構え方で
撮影した風景等の画像が空間光変調素子30に記憶され
ていれば、空間光変調素子30で表示されるフィルム2
2の画像の向きに対応させて画像表示機器20は、図4
の(a)に示すような横置きにセットされる。鑑賞者
は、リモートコントローラ50の液晶表示部48に表示
された駒番号が見やすいように、リモートコントローラ
50をリモコン収納部60に液晶表示部48が下側にな
るようにして取り付ける。
【0045】一方、カメラを縦位置に構えて撮影された
人物のポートレート等の画像が空間光変調素子30に記
憶されていれば、空間光変調素子30に表示されるフィ
ルム画像の向きに対応させて画像表示機器20を図4の
(b)に示すように縦置きにセットされる。このとき、
鑑賞者は、リモートコントローラ50の液晶表示部27
に表示された駒番号が見やすいように、リモートコント
ローラ50をリモコン収納部60に液晶表示部48が下
側になるように取り付ける。
【0046】本実施の形態においては、図4の(a)に
示した画像表示機器20を反時計周りに90°回転さ
せ、図4の(b)に示す縦置きにした例を示したが、図
4の(a)に示した画像表示機器20を時計周りに90
°回転させて縦置きにした場合でも、リモートコントロ
ーラ50の液晶表示部48に表示された駒番号が見やす
いような方向にリモートコントローラ50を取り付け可
能であることは言うまでもない。そのとき、リモートコ
ントローラ50の取り付け方向に対応してリモコン収納
部60に受信部が設けられるのは言うまでもない。
【0047】また、本実施の形態においては、正4角形
の形状のリモートコントローラを用いた例を示したが、
円形や図5に示すような正8角形の形状のリモートコン
トローラを用いてもよい。図5の正8角形のリモートコ
ントローラ70は、機器の置き方によらず表示部を見や
すい方向に取り付けることが可能である。図5に示すよ
うに、リモートコントローラ70は、図3で説明したよ
うに、メインスイッチ44、Upボタン45、Down
ボタン46、確定ボタン47、及び液晶表示部48を備
えている。
【0048】なお、上記した各実施の形態においては、
リモートコントローラを画像表示機器に用いた例を示し
たが、本発明は画像表示機器に限定されるものではな
く、例えば、縦横の置き方が自在のオーディオ機器、空
気清浄器、加湿器、除湿器等の電子機器に適用すること
ができる。
【0049】〔発明と実施の形態の対応〕以上の実施の
形態において、筐体21が機器本体に、リモコン収納部
37,41が収納部に、受信部38,42が通信手段に
相当する。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る請求
項1記載の発明によれば、機器本体の複数の面にリモー
トコントローラを収納するための複数の収納部を設け、
該収納部のそれぞれに収納されたリモートコントローラ
との間で通信を行う通信手段を備えるようにしたので、
電子機器の置き方を変えたときでも、電子機器に取り付
けられたリモートコントローラにより容易に入力操作を
行うことができる。
【0051】本出願に係る請求項2記載の発明によれ
ば、収納部の1つを、機器本体の正面に設け、かつリモ
ートコントローラを縦位置及び横位置のどちらでも装着
が可能なようにしたので、電子機器の置き方を変えた場
合でも、機器本体に取り付けたリモートコントローラを
その表示が見やすいような向きに変更することが可能に
なる。
【0052】本出願に係る請求項3記載の発明によれ
ば、収納部を円形又は正4n角形の内形とし、リモート
コントローラを収納部の形状に合致させたので、機器本
体の置き方を変えた場合でも、機器本体に取り付けたリ
モートコントローラをその表示が見やすいような向きに
変更することができる。
【0053】本出願に係る請求項4記載の発明によれ
ば、画像表示機器に収納部を設けることにより、リモー
トコントローラを収納部に収納したまま使用した場合の
効果が発揮される。
【0054】本出願に係る請求項5記載の発明によれ
ば、リモートコントローラの取り付け方向に対応した複
数の方向に受信部を有する通信手段にしたので、電子機
器の置き方が変えられることによりリモートコントロー
ラの向きが変わった場合でも、リモートコントローラに
よる通信、すなわち制御を確実に行うことが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子機器としての画像表示機器の内部構成を示
すレイアウト図である。
【図2】図1の画像表示機器の外観を示す斜視図であ
る。
【図3】画像表示機器に付属するリモートコントローラ
を示す斜視図である。
【図4】本発明の画像表示機器の第2の実施の形態を示
す正面図である。
【図5】リモートコントローラの他の例を示す正面図で
ある。
【図6】従来の画像表示機器を示すレイアウト図であ
る。
【図7】画像表示機器に用いられる透過型空間光変調素
子の詳細構成を示す側面図である。
【符号の説明】
20 画像表示機器 21 筐体 30 空間光変調素子 37,41,60 リモコン収納部 38,42,51,52 受信部 40,50 リモートコントローラ 44 メインスイッチ 45 Upボタン45 46 Downボタン 47 確定ボタン 48 液晶表示部 49 送信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/64 551 H04N 5/64 551J

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔制御を行うためのリモートコントロ
    ーラが付属する電子機器において、機器本体の正面又は
    側面のうちの複数面に設けられ、前記リモートコントロ
    ーラを収納する複数の収納部と、前記収納部のそれぞれ
    に設けられ、収納された前記リモートコントローラとの
    間で通信を行う通信手段を備えることを特徴とするリモ
    ートコントローラを備えた電子機器。
  2. 【請求項2】 遠隔操作を行なうためのリモートコント
    ローラが付属する電子機器において、前記リモートコン
    トローラは、機器本体の正面に設けられた収納部に収納
    されて機器を制御可能で、前記リモートコントローラは
    機器に対して少なくとも2種類の向きに取り付け可能で
    あることを特徴とするリモートコントローラを備えた電
    子機器。
  3. 【請求項3】 前記収納部は、円形又は正4n角形(n
    は正の整数)の内形を成し、前記リモートコントローラ
    は前記円形又は前記正4n角形に合致した外形を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のリモートコントローラ
    を備えた電子機器。
  4. 【請求項4】 前記収納部は、画像表示機器に設けられ
    ることを特徴とする請求項1記載のリモートコントロー
    ラを備えた電子機器。
  5. 【請求項5】 前記通信手段は、前記リモートコントロ
    ーラの取り付け方向に対応した複数の方向に受信部が設
    けられていることを特徴とする請求項1記載のリモート
    コントローラを備えた電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005165733A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Sony Corp 情報処理システム、遠隔操作装置および方法、制御装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
CN110953694A (zh) * 2019-12-12 2020-04-03 珠海格力电器股份有限公司 遥控器组件、遥控器和空调器

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