JP2000354046A - Atm用導通試験信号送出装置 - Google Patents

Atm用導通試験信号送出装置

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JP2000354046A
JP2000354046A JP11164063A JP16406399A JP2000354046A JP 2000354046 A JP2000354046 A JP 2000354046A JP 11164063 A JP11164063 A JP 11164063A JP 16406399 A JP16406399 A JP 16406399A JP 2000354046 A JP2000354046 A JP 2000354046A
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atm
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Wataru Ishizu
亘 石津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用の試験セル帯域を固定的に確保する必要
がなく、かつ異常状態発生時には試験セルの送出を一時
停止させる。 【解決手段】 開示されるATM用導通試験信号送出装
置は、入力端子1と、出力端子2と、セル情報監視回路
3と、試験セル送出制御回路4と、試験セル作成回路5
と、バッファ回路6と、セル選択回路7とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ATM(Asynch
ronous Transfer Mode;非同期転送モード)用導通試験
信号送出装置に係り、詳しくは、ユーザセルを含んでい
るATMセルの送受信機能の正常性を確認するために、
伝送路に試験セルを送出するATM用導通試験信号送出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】広帯域サービス総合デジタル網(Broadb
and Integrated Services Digital Network;B-ISDN)に
用いられるATM伝送装置やATM交換機等において、
ユーザセルを含んでいるATMセルの送受信機能の正常
性を確認するために、試験セルを用いて伝送路に送出し
て、伝送路の導通試験を行うことが一般に実施されてい
る。このような導通試験を実施するには、導通試験信号
送出装置を用いて、導通試験信号を構成する試験セルを
伝送路に送出することが行われる。例えば、特開平6−
69948号公報には、上述したような導通試験を行う
ための試験セルの送出装置の一例が示されている。
【0003】ここで、ATMは、音声等の低速データか
ら動画像等の高速データに至る広帯域のデータを扱う通
信方式であり、以前のSTM(Synchronous Transfer M
ode;同期転送モード)による通信方式と比較して、高
速で経済的なデータ通信を行うことができるという利点
を有している。このATMでは、伝送すべきすべての情
報はセルと称されるブロック単位で扱われて伝送路に送
信される。このセル51は、図13に概略を示すよう
に、宛先等の情報を含めた5B(バイト)のヘッダ部5
2Aと、送信すべき情報(ユーザ情報)を含めた48B
のペイロード部52Bとの合計53Bの固定長で構成さ
れ、音声、動画像等のすべての情報は、このようなセル
51からなる伝送フォマットで送信されることになる。
【0004】上述したような導通試験は、伝送路の全帯
域を使用して試験セルを送出して行う非サービス試験
と、伝送路にユーザセルを送出した状態で試験セルを送
出して行うサービス中試験とがある。両者を比較した場
合、後者はサービスを維持しながら導通試験を行えると
いう利点があるので、導通試験は主としてサービス中試
験が採用されている。
【0005】上述のサービス中試験を実施する場合、伝
送路にはユーザセルが送出されているので、試験セルを
送出するに当たってはユーザセルに影響を与えないよう
に送出する必要がある。それゆえ、従来から、試験セル
を送出するための専用の試験セル帯域を伝送路に設けて
おくことが行われている。試験セルはユーザセルを模擬
したフォマットに構成されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の導通
試験信号送出装置では、試験セルを送出するための専用
の試験セル帯域を伝送路に固定的に確保しておく必要が
あるので、本来のユーザセルを送出するためのユーザセ
ル帯域が狭くなる、という問題がある。すなわち、図1
4に示すように、伝送路におけるユーザセル帯域Aは予
め幅が決められているので、ここに試験セル帯域Bを固
定的に確保しておくことは、この試験セル帯域Bの分だ
けユーザセル帯域Aの幅が狭められることになって、サ
ービスに使用されるユーザセル帯域が制限されてしまう
ことになる。それゆえ、ユーザセル帯域を効率良く利用
することが不可能になる。
【0007】また、従来の導通試験信号送出装置では、
伝送路においてユーザセルの輻輳状態等が発生しても、
ハード的にその異常状態を検知する機能を備えていない
ので、伝送路の異常状態に無関係に試験セルを固定的に
送出してしまう、という問題がある。このように、伝送
路が異常状態になっているにも拘らず試験セルを送出し
た場合には、ユーザセルにセルロスが生じるのが避けら
れないので通信の品質劣化が起きるのみならず、セルロ
スの発生に伴って導通試験に試験NGが起き易くなる傾
向にある。
【0008】図12は、ユーザセルにセルロスが生じる
状況を説明するための説明図である。例えば、Aトラフ
ィック、BトラフィックからATMセルとして多数のユ
ーザセル53が連続的に送出されて、各ユーザセル53
がヘッダに応じてATMスイッチ54によって振り分け
られてバッファメモリ55に格納されるとき、輻輳しき
い値Thを越える量のユーザセル53がバッファメモリ
55に入力されたとすると、伝送路は輻輳状態となっ
て、すべてのユーザセル53の送出、受信ができない状
態となる。この場合、輻輳しきい値Thを越えた分のユ
ーザセル55Aは、バッファメモリ55の下段に示すよ
うに除外されて廃棄されるようになるので、セルロスが
生じるようになる。
【0009】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、専用の試験セル帯域を固定的に確保する必要が
なく、かつ異常状態発生時には試験セルの送出を一時停
止させることができるようにしたATM用導通試験信号
送出装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、ユーザセルを含んでいるA
TMセルの送受信機能の正常性を確認するために、伝送
路に試験セルを送出するATM用導通試験信号送出装置
に係り、入力されたATMセルを一定時間毎に監視し
て、該ATMセルにおけるユーザセル帯域と空きセル帯
域とを判定した後、空きセル帯域情報を試験セル送出制
御回路に出力するセル情報監視回路と、上記セル情報監
視回路から入力された空きセル帯域情報と、予め設定さ
れた試験セルの最大送出情報との大小関係を比較して、
小さい方の値の情報を一定時間毎の試験セル帯域と判定
して、試験セル作成回路に対して上記試験セル帯域分の
試験セルの作成を指示すると共に、セル選択回路に対し
て上記試験セル又はユーザセルのセル送出を指示する試
験セル送出制御回路と、上記試験セル送出制御回路から
のセル作成指示を受けて、上記試験セル帯域分の試験セ
ルを作成して格納する試験セル作成回路と、上記ATM
セルの中の上記ユーザセルを一定時間分格納するバッフ
ァ回路と、上記試験セル送出制御回路からのセル送出指
示を受けて、上記バッファ回路に格納されている上記ユ
ーザセルと、上記試験セル作成回路に格納されている上
記試験セルとを、それぞれの帯域比率で交互に選択して
読み出して出力するセル選択回路とを含むことを特徴と
している。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載のA
TM用導通試験信号送出装置に係り、上記セル情報監視
回路は、上記ATMセルを監視しているとき、EFCI
ビットが設定されているATMセルが入力された場合に
は、上記空きセル帯域情報の他にEFCIビット情報を
出力することを特徴としている。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のATM用導通試験信号送出装置に係り、上記試験セ
ル送出制御回路は、上記セル情報監視回路からの空きセ
ル帯域情報と、予め設定された輻輳しきい値情報との大
小関係を比較して、上記空きセル帯域情報の方の値が小
さくて、かつ上記情報監視回路からEFCIビット情報
を受けた場合には伝送路が輻輳状態であると判定して、
上記試験セル作成回路に上記試験セルの作成を停止させ
るように指示すると共に、上記セル選択回路に上記試験
セル又はユーザセルのセル送出を一時停止させるように
指示することを特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載のATM用導通試験信号送出装置に係り、上記試験セ
ル送出制御回路は、上記セル情報監視回路からの空きセ
ル帯域情報と、予め設定された輻輳しきい値情報との大
小関係を比較して、上記空きセル帯域情報の方の値が大
きい場合には伝送路が輻輳解除状態であると判定して、
上記試験セル作成回路に上記試験セルの作成を再開させ
るように指示すると共に、上記セル選択回路に上記試験
セル又はユーザセルのセル送出を再開させるように指示
することを特徴としている。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
いずれか1に記載のATM用導通試験信号送出装置に係
り、上記入力端子に、ユーザセルと空きセルとの配列か
らなるATMセルが入力されることを特徴としている。
【0015】請求項6記載の発明は、上記出力端子か
ら、ユーザセルと試験セルと空きセルとの配列からなる
ATMセルが出力されることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は実施例を用いて
具体的に行う。図1は、この発明の一実施例であるAT
M用導通試験信号送出装置の構成を示すブロック図、図
2は同ATM用導通試験信号送出装置に入力されるAT
Mセルの配列イメージを示す図、図3は同ATM用導通
試験信号送出装置のバッファ回路に入力されるユーザセ
ルの配列イメージを示す図、図4は同ATM用導通試験
信号送出装置から出力されるATMセルの配列イメージ
を示す図である。この例のATM用導通試験信号送出装
置は、図1に示すように、入力端子1と、出力端子2
と、セル情報監視回路3と、試験セル送出制御回路4
と、試験セル作成回路5と、バッファ回路6と、セル選
択回路7とを備えている。
【0017】上述のセル情報監視回路3は、入力端子1
から伝送路に入力された図2に示すような、ユーザセル
11(11A〜11E)と空きセル12(12A〜12
E)との配列からなるATMセル10を一定時間(T)
毎に監視して、このATMセル10におけるユーザセル
帯域14(14A〜14E)と空きセル帯域15(15
A〜15E)とを判定した後、空きセル帯域情報(空き
セル12に関する帯域情報)を試験セル送出制御回路4
に出力する。
【0018】また、セル情報監視回路3は、ATMセル
10を上述のように監視しているとき、伝送路が輻輳状
態にあることを受信側に示すために、EFCI(Explic
it Forward Congestion Indication)ビットが設定され
たユーザセル11が入力された場合には、空きセル帯域
情報に加えてEFCIビット情報を試験セル送出制御回
路4に出力する。図5は、EFCIの動作イメージを示
す図である。発端末16と着端末17との間には、交換
機18A、18Bが接続されている。
【0019】試験セル送出制御回路4は、セル情報監視
回路3から入力された空きセル帯域情報と、予め上位プ
ロセッサ等により設定されて入力された試験セルの最大
送出情報との大小関係を比較して、小さい方の値の情報
を一定時間(T)毎の試験セル帯域と判定して、試験セ
ル作成回路5に対して上記試験セル帯域分の試験セルの
作成を指示すると共に、セル選択回路7に対して試験セ
ル又はユーザセルのセル送出を指示する。
【0020】上述の試験セルの最大送出情報は、試験セ
ルの最大送出帯域を設定するもので、この設定は、オペ
レータ又は上位プロセッサからの指定により決定され
る。ここで、空き帯域があったとしても、最大送出帯域
を越える試験セルは送出できないように構成されてい
る。図9及び図11は、ユーザセルと試験セルとの送出
イメージを説明するための説明図で、時間(横軸)とト
ラフィック(縦軸)との関係を示している。
【0021】また、試験セル送出制御回路4は、セル情
報監視回路3からの空きセル帯域情報と、予め上位プロ
セッサ等により設定されて入力された輻輳しきい値情報
との大小関係を比較して、上記空きセル帯域情報の方の
値が小さくて、かつセル情報監視回路3からEFCIビ
ット情報を受けた場合には、伝送路が輻輳状態であると
判定して、試験セル作成回路5に対して試験セルの作成
を停止させるように指示すると共に、セル選択回路7に
対して試験セル又はユーザセルのセル送出を一時停止さ
せるように指示する。これにより、伝送路においてユー
ザセルの輻輳状態等が発生した場合には、ハード的にそ
の異常状態を検知する機能を備えるように構成されてい
るので、異常状態時には試験セルが固定的に送出される
のを防止している。
【0022】一方、試験セル送出制御回路4は、セル情
報監視回路3からの空きセル帯域情報と、予め上位プロ
セッサ等により設定されて入力された輻輳しきい値情報
との大小関係を比較して、上記空きセル帯域情報の方の
値が大きい場合には、伝送路の輻輳状態が解除されたと
判定して、試験セル作成回路5に対して試験セルの作成
を再開させるように指示すると共に、セル選択回路7に
対して試験セル又はユーザセルのセル送出を再開させる
ように指示する。これにより、輻輳状態時以外は、伝送
路にユーザセル又は試験セルの送出が再開されるように
構成されている。
【0023】試験セル作成回路5は、試験セル送出制御
回路4からのセル作成指示を受けて、試験セル帯域分の
試験セルを作成して格納する。図6は、試験セル20の
フォマット例を示している。この試験セル20は、ヘッ
ダ部21Aに隣接するペイロード部20BのPNパター
ンの位置に、試験信号であるPRB15、又はPRB3
2等のランダムパターンが格納された構成になってい
る。この試験セル20は、一例としてOAMセルとして
ユーザセルと分離されるように生成されるので、ユーザ
セルと試験セルとは明確に識別可能になっている。図7
は、上述のPRB15試験信号の発生回路の一例を示し
ている。この試験信号発生回路は、複数のフリップフロ
ップ23と、インバータ24と、加算器25等により構
成されている。
【0024】バッファ回路6は、伝送路を流れる図2の
ような配列のセル10の中からユーザセル11(11A
〜11E)のみを5セル、図3に示すように、ファース
トイン・ファーストアウト方式で一定時間(T)分格納
する。セル選択回路7は、試験セル送出制御回路4から
のセル送出指示を受けて、バッファ回路6に格納されて
いるユーザセル11と、試験セル作成回路5に格納され
ている試験セル20とをそれぞれの帯域比率で交互に選
択して読み出すことにより、図4に示すような、ユーザ
セル(11A〜11E)と試験セル20(20A〜20
E)との配列からなるATMセル10を出力端子2から
出力する。
【0025】次に、図1〜及び図4を参照して、この例
のATM用導通試験信号送出装置の動作について説明す
る。まず、入力端子1から、図2に示すような、ユーザ
セル11(11A〜11E)と空きセル12(12A〜
12E)との配列からなるATMセル10が入力された
とすると、バッファ回路6はATMセル10の中からユ
ーザセル11(11A〜11E)のみを5セル、図3に
示すように、ファーストイン・ファーストアウト方式で
一定時間(T)分格納する。
【0026】一方、セル情報監視回路3は、図2に示す
ように、ATMセル10を一定時間(T)として、例え
ば10セル時間毎に監視して、ユーザセル11(11A
〜11E)に対応した5セル時間をユーザセル帯域14
(14A〜14E)と判定すると共に、残りの空きセル
12(12A〜12E)に対応した5セル時間を空きセ
ル帯域15(15A〜15E)と判定する。そして、空
きセル帯域15(15A〜15E)の5セル時間を空き
セル帯域情報として試験セル送出制御回路4に出力す
る。また、セル情報監視回路3は、ATMセル10を監
視しているとき、EFCIビットが設定されたユーザセ
ル11が入力された場合には、このEFCIビット情報
を上述の空きセル帯域情報試験セル送出制御回路4に出
力する。
【0027】次に、試験セル送出制御回路4は、セル情
報監視回路3から入力された5セル時間の空きセル帯域
情報と、予め上位プロセッサ等により設定されて入力さ
れた試験セルの最大送出情報例えば7セルの最大送出情
報とを比較して、小さい方の値の5セルの空きセル帯域
情報を10セル時間毎の試験セル帯域と判定する。そし
て、試験セル作成回路5に対して、図6に示すようなフ
ォマットの5セルの試験セル20の作成を指示する。
【0028】試験セル作成回路5は、試験セル送出制御
回路4の指示を受けて、図6に示すようなフォマットの
試験セル20を5セル作成して格納する。また、セル選
択回路7は、試験セル送出制御回路4の指示を受けて、
バッファ回路6に格納されている5セルのユーザセル1
1(11A〜11E)と、試験セル作成回路5に格納さ
れている5セルの試験セル20(20A〜20E)とを
それぞれの帯域比率(1:1)で交互に選択して読み出
すことにより、図4に示すような、ユーザセル(11A
〜11E)と試験セル20(20A〜20E)との配列
からなるATMセル10出力端子2から出力する。
【0029】また、上述の試験セル送出制御回路4は、
セル情報監視回路3からEFCIビット情報を受けた場
合で、セル情報監視回路3からの空きセル帯域情報と、
予め上位プロセッサ等により設定されて入力された輻輳
しきい値情報とを比較して、空きセル帯域情報の方の値
が小さい場合には、伝送路が輻輳状態であると判定し
て、試験セル作成回路5に対して試験セルの作成を停止
させるように指示すると共に、セル選択回路7に対して
試験セル又はユーザセルのセル送出を一時停止させるよ
うに指示する。
【0030】一方、試験セル送出制御回路4は、セル情
報監視回路3からの空きセル帯域情報と、予め上位プロ
セッサ等により設定されて入力された輻輳しきい値情報
とを比較して、空きセル帯域情報の方の値が大きい場合
には、伝送路の輻輳状態が解除されたと判定して、試験
セル作成回路5に対して試験セルの作成を再開させるよ
うに指示すると共に、セル選択回路7に対して試験セル
又はユーザセルのセル送出を再開させるように指示す
る。
【0031】図8は、この例により、セルロスが生じな
くなった状況を説明するための説明図である。例えば、
Aトラフィック、BトラフィックからATMセルとして
多数のユーザセル11と空きセル12との配列で連続的
に送出されて、各ユーザセル11がヘッダに応じてAT
Mスイッチ26によって振り分けられてバッファメモリ
27に格納されるとき、輻輳しきい値Thを越える量の
ユーザセル11がバッファメモリ27に入力されたとす
ると、伝送路は輻輳状態となるが、この輻輳状態は試験
セル送出制御回路4によって直ちにハード的に異常状態
であると検知される。そして、試験セル送出制御回路4
は試験セル作成回路5に対して試験セル20の作成を停
止させるように指示すると共に、セル選択回路7に対し
て試験セル20又はユーザセル11のセル送出を一時停
止させるように指示する。それゆえ、バッファメモリ2
7には輻輳しきい値Thを越える量のユーザセル11が
格納されることはないので、セルロスは生じない。
【0032】一方、試験セル送出制御回路4は、セル情
報監視回路3からの空きセル帯域情報と、予め設定され
ている輻輳しきい値情報との大小関係を比較して、上記
空きセル帯域情報の方の値が大きいことを検知した場合
には、伝送路の輻輳状態が解除されたと判定して、試験
セル作成回路5に対して試験セル20の作成を再開させ
るように指示すると共に、セル選択回路7に対して試験
セル20又はユーザセル11のセル送出を再開させるよ
うに指示する。それゆえ、バッファメモリ27には輻輳
しきい値Thを越えない量のユーザセル11が格納され
るようになる。
【0033】図10は、この例において得られた、ユー
ザセル帯域(横軸)と試験セル帯域(縦軸)との関係を
説明するための説明図である。ユーザセル帯域が増大す
るにつれて、試験セル帯域は減少し、専用の試験セル帯
域を固定的に確保する必要がないことを示している。そ
れゆえ、サービスに使用されるユーザセル帯域が制限さ
れるのを防止することができる。
【0034】上述したように、この例の構成によれば、
入力されたATMセル10を一定時間T毎に監視して、
このATMセル10におけるユーザセル帯域14と空き
セル帯域15とを判定した後、空きセル帯域情報15を
試験セル送出制御回路4に出力するセル情報監視回路3
と、このセル情報監視回路3から入力された空きセル帯
域情報と、予め設定された試験セル20の最大送出情報
との大小関係を比較して、小さい方の値の情報を一定時
間T毎の試験セル帯域と判定して、試験セル作成回路5
に対して試験セル帯域分の試験セル20の作成を指示す
ると共に、セル選択回路7に対して試験セル20又はユ
ーザセル11のセル送出を指示する試験セル送出制御回
路4と、試験セル送出制御回路4からのセル作成指示を
受けて、試験セル帯域分の試験セル20を作成して格納
する試験セル作成回路5と、ATMセル10の中のユー
ザセル11を一定時間T分格納するバッファ回路7と、
試験セル送出制御回路4からのセル送出指示を受けて、
バッファ回路6に格納されているユーザセル11と、試
験セル作成回路5に格納されている試験セル20とを、
それぞれの帯域比率で交互に選択して読み出して出力す
るセル選択回路7とを含んで構成されているので、AT
Mセルの送受信機能の正常性の確認を高信頼度で行うこ
とができる。したがって、専用の試験セル帯域を固定的
に確保する必要がなく、かつ異常状態発生時には試験セ
ルの送出を一時停止させることができる。
【0035】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、ユーザセ
ル帯域に占める試験セル領域の割合は、目的、用途等に
応じて一定の範囲以内に制限させるように構成しても良
い。また、各構成回路はLSIにより構成することによ
り、ATM用導通試験信号送出装置の小型、軽量化を図
ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のATM
用導通試験信号送出装置によれば、入力されたATMセ
ルを一定時間毎に監視して、このATMセルにおけるユ
ーザセル帯域と空きセル帯域とを判定した後、空きセル
帯域情報を試験セル送出制御回路に出力するセル情報監
視回路と、このセル情報監視回路から入力された空きセ
ル帯域情報と、予め設定された試験セルの最大送出情報
との大小関係を比較して、小さい方の値の情報を一定時
間毎の試験セル帯域と判定して、試験セル作成回路に対
して試験セル帯域分の試験セルの作成を指示すると共
に、セル選択回路に対して試験セル又はユーザセルのセ
ル送出を指示する試験セル送出制御回路と、試験セル送
出制御回路からのセル作成指示を受けて、試験セル帯域
分の試験セルを作成して格納する試験セル作成回路と、
ATMセルの中のユーザセルを一定時間分格納するバッ
ファ回路と、試験セル送出制御回路からのセル送出指示
を受けて、バッファ回路に格納されているユーザセル
と、試験セル作成回路に格納されている試験セルとを、
それぞれの帯域比率で交互に選択して読み出して出力す
るセル選択回路とを含んで構成されているので、ATM
セルの送受信機能の正常性の確認を高信頼度で行うこと
ができる。したがって、専用の試験セル帯域を固定的に
確保する必要がなく、かつ異常状態発生時には試験セル
の送出を一時停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるATM用導通試験信
号送出装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同ATM用導通試験信号送出装置に入力される
ATMセルの配列イメージを示す図である。
【図3】同ATM用導通試験信号送出装置のバッファ回
路に入力されるユーザセルの配列イメージを示す図であ
る。
【図4】同ATM用導通試験信号送出装置から出力され
るATMセルの配列イメージを示す図である。
【図5】同ATM用導通試験信号送出装置に用いられる
EFCIの動作イメージを示す図である。
【図6】同ATM用導通試験信号送出装置に用いられる
試験セルのフォマット例を示す図である。
【図7】同ATM用導通試験信号送出装置に用いられる
試験セルに格納される試験信号の発生回路の一例を示す
図である。
【図8】同ATM用導通試験信号送出装置において、輻
輳状態時にセルロスが生じなくなる状況を説明するため
の説明図である。
【図9】同ATM用導通試験信号送出装置において、ユ
ーザセルと試験セルとの送出イメージを説明するための
説明図である。
【図10】同ATM用導通試験信号送出装置において、
専用の試験セル帯域を固定的に確保する必要がなくなる
ことを説明するための説明図である。
【図11】同ATM用導通試験信号送出装置において、
ユーザセルと試験セルとの送出イメージを説明するため
の説明図である。
【図12】従来のATM用導通試験信号送出装置におい
て、輻輳状態時にセルロスが生じる状況を説明するため
の説明図である。
【図13】ATM通信方式に用いられるセルのフォマッ
トの概略を示す図である。
【図14】従来のATM用導通試験信号送出装置の欠点
を説明するための図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 3 セル情報監視回路 4 試験セル送出制御回路 5 試験セル作成回路 6 バッファ回路 7 セル選択回路 10 ATMセル 11(11A〜11E) ユーザセル 12(12A〜12E) 空きセル 14(14A〜14E) ユーザセル帯域 15(15A〜15E) 空きセル帯域 16 発端末 17 着端末 18A、18B 交換機 20 試験セル 21A ヘッダ部 21B ペイロード部 23 フリップフロップ 24 インバータ 25 加算器 26 ATMスイッチ 27 バッファメモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザセルを含んでいるATMセルの送
    受信機能の正常性を確認するために、伝送路に試験セル
    を送出するATM用導通試験信号送出装置であって、 入力されたATMセルを一定時間毎に監視して、該AT
    Mセルにおけるユーザセル帯域と空きセル帯域とを判定
    した後、空きセル帯域情報を試験セル送出制御回路に出
    力するセル情報監視回路と、 前記セル情報監視回路から入力された空きセル帯域情報
    と、予め設定された試験セルの最大送出情報との大小関
    係を比較して、小さい方の値の情報を一定時間毎の試験
    セル帯域と判定して、試験セル作成回路に対して前記試
    験セル帯域分の試験セルの作成を指示すると共に、セル
    選択回路に対して前記試験セル又はユーザセルのセル送
    出を指示する試験セル送出制御回路と、 前記試験セル送出制御回路からのセル作成指示を受け
    て、前記試験セル帯域分の試験セルを作成して格納する
    試験セル作成回路と、 前記ATMセルの中の前記ユーザセルを一定時間分格納
    するバッファ回路と、前記試験セル送出制御回路からの
    セル送出指示を受けて、前記バッファ回路に格納されて
    いる前記ユーザセルと、前記試験セル作成回路に格納さ
    れている前記試験セルとを、それぞれの帯域比率で交互
    に選択して読み出して出力するセル選択回路とを含むこ
    とを特徴とするATM用導通試験信号送出装置。
  2. 【請求項2】 前記セル情報監視回路は、前記ATMセ
    ルを監視しているとき、EFCIビットが設定されてい
    るATMセルが入力された場合には、前記空きセル帯域
    情報の他にEFCIビット情報を出力することを特徴と
    する請求項1記載のATM用導通試験信号送出装置。
  3. 【請求項3】 前記試験セル送出制御回路は、前記セル
    情報監視回路からの空きセル帯域情報と、予め設定され
    た輻輳しきい値情報との大小関係を比較して、上記空き
    セル帯域情報の方の値が小さくて、かつ前記情報監視回
    路からEFCIビット情報を受けた場合には伝送路が輻
    輳状態であると判定して、前記試験セル作成回路に前記
    試験セルの作成を停止させるように指示すると共に、前
    記セル選択回路に前記試験セル又はユーザセルのセル送
    出を一時停止させるように指示することを特徴とする請
    求項1又は2記載のATM用導通試験信号送出装置。
  4. 【請求項4】 前記試験セル送出制御回路は、前記セル
    情報監視回路からの空きセル帯域情報と、予め設定され
    た輻輳しきい値情報との大小関係を比較して、上記空き
    セル帯域情報の方の値が大きい場合には伝送路が輻輳解
    除状態であると判定して、前記試験セル作成回路に前記
    試験セルの作成を再開させるように指示すると共に、前
    記セル選択回路に前記試験セル又はユーザセルのセル送
    出を再開させるように指示することを特徴とする請求項
    1又は2記載のATM用導通試験信号送出装置。
  5. 【請求項5】 前記入力端子に、ユーザセルと空きセル
    との配列からなるATMセルが入力されることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれか1に記載のATM用導通
    試験信号送出装置。
  6. 【請求項6】 前記出力端子から、ユーザセルと試験セ
    ルと空きセルとの配列からなるATMセルが出力される
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の
    ATM用導通試験信号送出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006092850A1 (ja) * 2005-03-01 2006-09-08 Fujitsu Limited 伝送装置、伝送装置試験方法および伝送装置試験プログラム
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