JP2000353551A - 二次電池 - Google Patents

二次電池

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JP2000353551A
JP2000353551A JP11165480A JP16548099A JP2000353551A JP 2000353551 A JP2000353551 A JP 2000353551A JP 11165480 A JP11165480 A JP 11165480A JP 16548099 A JP16548099 A JP 16548099A JP 2000353551 A JP2000353551 A JP 2000353551A
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芳宣 祝園
Tomiya Ishimaru
富也 石丸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過放電や過充電等を防止する保護回路を封口
板内に配設し、パック電池を構成することなく保護回路
を備えた二次電池を提供する。 【解決手段】 発電要素を収容した電池ケース15の開
口端を封口する封口板8に、保護回路を構成した回路基
板10が配設される。回路基板10の外面側には中央に
温度検出端子3、その外側に正極入出力端子2が設けら
れ、この端子部分を除く回路基板10の外面側は、電池
ケース15に嵌合する外キャップ20によって覆われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウムイオン二
次電池等の二次電池を構成する電池内に電池保護装置を
装備して、電池自体で過充電や過放電等から保護する機
能を備えて構成された二次電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リチウムイオン二次電池等の高エネルギ
ー密度を有する二次電池は、この二次電池を使用する機
器の電池周辺回路の短絡、正負電極間の短絡、過充電や
過放電等の異常使用による電池の破損を防止するため
に、さまざまの保護機能を設けて使用される。図12
は、リチウムイオン二次電池をその封口部分の断面図と
して示すもので、発電要素を収容した有底円筒形の電池
ケース61の開口端を封口部62により封口して構成さ
れている。前記封口部62は、電池内部側から封口底板
64、下金属薄板65、上金属薄板66、PTC素子6
7、封口上板68を備え、これらは周辺部で内ガスケッ
ト69を介して封口底板64によって挟圧固定されてな
り、この封口部62を電池ケース61の開口端に外ガス
ケット63を介してカシメ固定することにより、電池ケ
ース61の開口端が封口される。
【0003】上記構成において、発電要素を構成する正
負極板の正極板は封口底板64にリード接続され、封口
底板64、下金属薄板65、下金属薄板65と上金属薄
板66との接合点A、上金属薄板66、PTC素子6
7、封口上板68に通じる通電回路が形成され、封口上
板68は二次電池の正極入出力端子として機能し、負極
板が接続される電池ケース61が二次電池の負極入出力
端子として機能する。一般的には、正極の入出力端子は
封口上板68に、負極の入出力端子は電池ケース61に
振り分けられるが、この逆の場合もある。
【0004】前記下金属薄板65と上金属薄板66と
は、それらの中心位置の接合点Aで溶接接合され、電池
内圧が異常上昇したときに封口底板64の開口部を通じ
て加わる圧力により変形して接合点Aが剥離することに
より、封口底板64から封口上板68に通じる通電回路
を遮断する電流遮断手段を構成している。また、下金属
薄板65及び上金属薄板66にはそれぞれCの字状に薄
肉部65a、66aが形成されており、更なる圧力が加
わったときには薄肉部65a、66aから破断して異常
内圧を外部に放出し、異常内圧による電池の破裂を防止
する防爆弁の機能も備えている。また、PTC素子67
は、過大電流により自己発熱して、所定温度を越えたと
きの抵抗値の急増により通電電流を規制する。従って、
短絡等により過大な放電電流が流れたときに抵抗値を増
大させて過大電流を阻止することができる。
【0005】上記のように二次電池自体が装備する機能
の他に、リチウムイオン二次電池では過充電や過放電等
を防止するために保護回路が設けられ、この保護回路は
一般的にパック電池の形態として、リチウムイオン二次
電池と共にパック電池のケース内に収容して一体化され
る。このような電池と保護回路とをケース内に収容して
一体化した「パック電池」の形態のものは、リチウムイ
オン二次電池等の二次電池を使用する携帯電話機等の携
帯機器の電池電源装置として多く用いられていることは
周知のところであり、特開平7−272748号公報、
特開平8−321297号公報等に開示されたものが知
られている。
【0006】前記保護回路は、前述の過充電や過放電の
防止の他、過大電流の遮断、電池温度モニター等の機能
を備えることができ、これを二次電池自体に内装するこ
とができれば、パック電池を構成することなく保護回路
を備えた二次電池を形成することができ、汎用性の高い
二次電池を提供することができる。電池内に保護回路を
収容する目的で構成されたと考えられるものとしては、
特開平8−31460号公報に開示されたものがある
が、電池の上部に保護回路等の構成要素を配設し、この
保護回路等と電池とを更に外装ケース内に収容してお
り、パック電池の形態と同様のものでしかない。保護回
路を備えた二次電池として要求されるところは、保護回
路のない従来の二次電池とほぼ同一の寸法形状でありな
がら、その電池ケース内に保護回路が収容されたもので
ある。
【0007】本願発明者は、前記趣旨に則って電池内に
保護回路を収容した二次電池を開発し、特願平8−17
8896号として提案した。図13は、その一実施形態
を示すもので、発電要素を収容した電池ケースの開口端
を封止する封口板70内に前記保護回路77を含む電池
保護装置が配設されている。
【0008】図13において、封口板70内には、保護
回路77を構成した回路基板71、短絡等の過大電流を
阻止するための臨界温度抵抗体であるPTC素子72、
電池内圧の異常上昇により破断して通電回路を遮断する
と共に異常内圧を排出する電流遮断機構73を備えた電
池保護装置が配設されている。発電要素の正極は前記電
流遮断機構73、PTC素子72を通して回路基板71
に接続され、回路基板71から電池の正極入出力端子と
なる正極キャップ75、保護回路77のマイナス側を外
部接続するためのS極キャップ76に電気的接続がなさ
れている。前記保護回路77は、過充電、過放電、過大
放電電流等の状態を検出して、これらが検出されたと
き、スイッチング素子であるFETにより通電回路を遮
断する。従って、この二次電池では、電流遮断機構7
3、PTC素子72、保護回路77が配設されているの
で、三重の電池保護機能を備えたものとなり、パック電
池の構成によって保護回路を設けることなく、電池自体
に保護回路を内装することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記二
次電池の構成において、封口底板74によってS極キャ
ップ76、回路基板71等をそれらの周辺部でカシメ固
定して封口板70として完成させる際に、回路基板71
及び保護回路77にストレスが加わり、また、この封口
板70を電池ケースにカシメ固定する際にも同様にスト
レスが加わり、保護回路機能に障害を与える問題点があ
った。また、電流遮断機構73に接近して保護回路77
を構成した回路基板71が配置されているため、電池内
圧の異常上昇により変形破断する電流遮断機構73の変
形空間が制限され、変形破断の精度が得難い課題を有し
ていた。
【0010】また、リチウムイオン二次電池のようなエ
ネルギー密度の高い二次電池では充電できる温度範囲を
設定して安全性を高める機能が充電器側に設けられてお
り、二次電池側に充電器に温度データを出力する温度検
出端子を設けることが要求されている。前記パック電池
では、一般的に温度検出端子が設けられており、電池保
護装置を内装した二次電池においても温度検出の機能を
備えることが二次電池の使用上の安全性を高めることに
なる。
【0011】本発明が目的とするところは、電池内に保
護回路を装備すると共に、この保護回路及び二次電池の
温度データを出力する温度検出端子を設けた二次電池を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、有底筒状に形成された電池ケース内に発電
要素が収容され、この電池ケースの開口端が電池保護装
置を備えた封口部により封口されてなる二次電池におい
て、前記封口部の最外部に、電池を過充電、過放電等か
ら保護する保護回路をその内面側に構成した回路基板が
配設され、この回路基板の外面側に、その中央部に前記
保護回路を介して正極板に接続された正極入出力端子、
周辺部に前記電池ケースに嵌合して回路基板の周辺部を
覆う外キャップが接合されてなることを特徴とする。
【0013】上記構成によれば、この二次電池は封口部
に保護回路を構成した回路基板が配設され、二次電池の
正極板は保護回路を通じて正極入出力端子に接続されて
いるので、二次電池は保護回路により過充電や過放電等
から保護され、二次電池と保護回路とをパックケース内
に収容してパック電池を構成することなく、二次電池自
体に保護回路を備えることができ、保護回路を設けるこ
とが必須条件であるリチウムイオン二次電池等の汎用性
を向上させ、電池使用機器をコンパクトに構成すること
ができる。
【0014】上記構成において、回路基板の外面側に温
度検出端子を設け、これに接続して保護回路及び電池の
温度を検出する温度検出素子を設けることにより、保護
回路及び電池の温度による変化を温度検出端子に出力す
るので、この温度検出端子から電池使用機器あるいは充
電器は電池の温度状態を検知して、適正温度による使用
を図ることができる。
【0015】また、封口部は、電池内圧の異常上昇時に
破断して内圧を放出すると共に通電回路を遮断する電流
遮断手段を備えて構成され、この電流遮断手段により封
口部に配設された保護回路を電池内部と遮蔽するように
構成することにより、電池ケース内の電解液による影響
を受けないように封口部内に保護回路を配設することが
できる。また、電流遮断手段は電池内圧の異常上昇時に
破断してガスを排出すると共に通電回路を遮断して二次
電池の破裂を防止する。
【0016】また、封口部は、円板状に形成された電流
遮断手段と、円形リング状に形成されたPTCと、中央
部が開放された帽子状に形成された内キャップとが、そ
れぞれを重ね合わせた外周部を内ガスケットを介して封
口底板の外周部により挟圧固定され、前記内キャップの
頂部に回路基板に取り付けられたスポットリングを接合
することにより保護回路を備えて構成され、この封口部
が外ガスケットを介して電池ケースの開口端にカシメ固
定されてなるように構成することにより、封口部内に電
流遮断手段、過大放電電流を阻止するPTC及び保護回
路を構成することができ、複数の電池保護装置により二
次電池の異常使用や機器の故障時の安全を図ることがで
きる。
【0017】また、スポットリングは、リング状の面を
回路基板上に形成された導体パターンに接合することに
より回路基板に取り付けられ、リング状の面から回路基
板より外側に突出させた接合面を内キャップに接合する
ことにより回路基板を内キャップ上に固定するように構
成することにより、封口部に回路基板を配設する取り付
け作業を容易に行うことができる。
【0018】また、上記スポットリングは、銅ニッケル
合金もしくは銅ニッケル合金を含む金属クラッド材によ
って形成することにより、接合性、導電性、耐蝕性に優
れたものに構成することができる。
【0019】また、回路基板の内面側に形成されたIC
放熱用導体パターン上にIC部品が装着され、外キャッ
プが接合される外面側の負極接続用導体パターンと前記
IC放熱用導体パターンとがスルーホールによって接続
され、前記負極接続用導体パターンと温度検出端子接続
用導体パターンとの間に温度検出素子を配設して構成す
ることにより、IC部品の熱はIC放熱用導体パターン
から負極接続用導体パターンに伝導し、また、電池ケー
スの熱は外キャップから負極接続用導体パターンに伝導
するので、負極接続用導体パターンに接続された温度検
出素子はIC部品及び電池ケースの熱によって変化す
る。この温度検出素子の変化は温度検出端子接続用導体
パターンに接合される温度検出端子から検出することが
できるので、IC部品及び電池を適正温度で使用するこ
とができる。
【0020】また、回路基板の要部を除く所定部位にソ
ルダレジストが施され、IC放熱用導体パターン上のI
C部品装着位置には、前記ソルダレジストが島状パター
ンを多数配列した状態に施され、島状のソルダレジスト
の配列間に接着剤が充填されるようにして島状パターン
上にIC部品が接着により装着して構成することによ
り、ソルダレジストによりIC部品を導体パターンと絶
縁することができ、熱伝導性の低いソルダレジストの面
積を小さくして、それらの間に充填される接着剤により
IC部品の熱をIC放熱用導体パターンに伝導させるこ
とができる。
【0021】また、島状のソルダレジストが、正六角形
の島状パターンの辺を平行に所定間隔で配列することに
より、島状パターンを均等配置して、その間の接着剤の
充填スペースを適切に得ることができる。
【0022】また、温度検出端子と正極入出力端子と
が、金属成形により中央の温度検出端子と、これを取り
囲むように間隔を設けて形成された正極入出力端子とが
薄肉形成されたブリッジにより連結一体化された金属パ
ーツに、樹脂成形により温度検出端子と正極入出力端子
との間に絶縁樹脂を充填して両者を接合した後、前記ブ
リッジを切り離して絶縁樹脂により連結一体化された複
合端子として形成することにより、温度検出端子と正極
入出力端子とを絶縁樹脂で絶縁して一体化した複合端子
に構成することができ、回路基板への取り付けも同時に
行うことができる。
【0023】また、温度検出端子の頂部が正極入出力端
子より低い位置にあるように形成することにより、温度
検出を別途の手段により行う場合に、正極入出力端子に
平板状の接続子を接続させることにより、温度検出端子
は使用しないようにすることもできる。また、この二次
電池を直列接続する際にも、前記と同様の温度検出手段
を設けることで、正極入出力端子は電池ケースの底部に
接触導通し、温度検出端子は無効にすることができる。
【0024】また、外キャップは、金属材料により電池
ケースの周側面に嵌合する筒状部と、中央部を開口させ
た底面部とを備えて有底筒状に形成され、底面部に、回
路基板上に形成された負極接続用導体パターンに接続す
る負極接続片と回路基板の外面側を押さえる基板押さえ
片と基板押さえ片より深い高さ位置に上面片とが形成さ
れ、前記負極接続片と上面片とを露出させて温度検出端
子及び正極入出力端子を除く回路基板の外面側を覆う樹
脂モールド部を形成して構成することにより、負極入出
力端子である電池ケースを回路基板に接続すると共に、
封口部の最外部に位置する回路基板の周辺部を樹脂モー
ルド部で被覆して回路基板の損傷を防止することができ
る。
【0025】また、樹脂モールド部に、リング状にリブ
を形成することにより、中央部の正極入出力端子と負極
接続片との間の短絡防止に好適である。
【0026】また、外キャップの金属材料は、銅ニッケ
ル合金もしくは銅ニッケル合金を含む金属クラッド材に
よって形成することにより、接合性、導電性、耐蝕性、
強度に優れたものとすることができる。
【0027】また、内キャップ及び外キャップに、封口
部内から外部に通じる開口部を形成することにより、電
池内圧の異常上昇時に電流遮断手段が破断して内圧を放
出するとき、ガスの外部への放出経路を形成することが
できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0029】図1は、本実施形態に係る二次電池1を封
口部分の断面図として示すもので、有底円筒形に形成さ
れた電池ケース15内に発電要素を収容し、電池ケース
15の開口端側に封口部8を外ガスケット13を介して
カシメ加工により固定することにより、電池ケース15
の開口端が封口されるように構成されている。尚、発電
要素を収容した電池ケース15内部の図示は省略してい
る。発電要素の構成は一般的なリチウムイオン二次電池
と同様と理解されたい。
【0030】前記封口部8は、電池内部側から封口底板
17、電流遮断手段を構成する下金属薄板22及び上金
属薄板23、円形リング状に形成されて過大電流阻止手
段を構成するPTC素子21、回路基板10を支持する
内キャップ18、保護回路を形成する電子回路を構成し
た回路基板10の順に配設して構成されている。この封
口部8は有底円筒形の電池ケース15の開口端を封口す
るために円盤状に形成され、各構成要素も円形に形成さ
れる。前記下金属薄板22、上金属薄板23、PTC素
子21、内キャップ18はそれらの周辺部で積層され、
前記封口底板17の周辺部により内ガスケット19を介
して挟圧固定され、内キャップ18上にスポットリング
11を介して回路基板10が取り付けられている。この
ように封口板8内には、電流遮断手段、過大電流阻止手
段、保護回路を備えた電池保護装置が構成されている。
【0031】電池ケース15の開口端を上記のように構
成された封口部8によって封口した後、回路基板10の
外面側の周辺部を包み込むようにして電池ケース15の
開口端側に外キャップ20を被せ、この外キャップ20
を回路基板10と電池ケース15とに接合することによ
り、電池保護装置を備えた二次電池1が完成される。
【0032】上記構成において、電池ケース15内に収
容された正負極板の正極板は封口底板17にリード接続
され、封口底板17、下金属薄板22、下金属薄板22
と上金属薄板23との接合点A、上金属薄板23、PT
C素子21、内キャップ18、スポットリング11、回
路基板10上に形成された保護回路、回路基板10の外
面側に接合された正極入出力端子2に通じる正極入出力
回路が形成される。また、正負極板の負極板は電池ケー
ス15に接続されるので、電池ケース15は負極入出力
端子となり、この電池ケース15に接合された外キャッ
プ20により二次電池の負極は回路基板10に接続され
る。
【0033】また、封口部8の内部は前記下金属薄板2
2及び上金属薄板23により電池ケース15内と遮蔽さ
れていることにより、電池ケース15内に注入された電
解液やその蒸発ガス等により回路基板10やその他の構
成要素が絶縁破壊や腐食等の影響を受けることが防止さ
れる。
【0034】次に、各構成要素の詳細について説明す
る。尚、下金属薄板22と上金属薄板23とによる電流
遮断手段、PTC素子21による過大電流規制手段の構
成は、従来構成と同様の構成要素であり、その説明は省
略する。
【0035】図2は、前記回路基板10の内面側10a
と外面側10bとに形成された導体パターンを示すもの
で、両面の導体パターンは要部でスルーホール40によ
り接続されている。図2(a)に示すように、内面側1
0aの中央部にはIC部品などの電子部品を装着して保
護回路を構成するための回路パターンが形成され、周辺
部には前記スポットリング11を接合して、封口底板1
7、下金属薄板22、上金属薄板23、PTC素子2
1、内キャップ18、スポットリング11を通じて発電
要素の正極に接続するための正極接続用導体パターン2
9が形成されている。また、図2(b)に示すように、
外面側10bの中央部には温度検出端子接続用導体パタ
ーン30、これを取り囲むように正極入出力端子接続用
導体パターン31が形成され、更に、その外側に直径方
向に対向して負極接続用導体パターン32、32と、回
路基板10の動作テストを行うための検査用導体パター
ン33とが形成されている。
【0036】この回路基板10には、図3に示すよう
に、その両面の要部を除いた部位にソルダレジスト9
(斜線表示)が施される。このソルダレジスト9は、一
般的にはハンダブリッジ等のハンダ付け不良の防止、導
体パターン間の絶縁劣化の防止、導体パターン表面の腐
食防止等の目的で施されるものであるが、本実施形態の
構成においては更なる役割を担っている。即ち、回路基
板10の内面側10aの中央には、ベアチップ形態のI
C部品5(図4参照)が装着されるが、この装着位置に
は後述する温度検出の必要性から外面側10bの負極接
続用導体パターン32にスルーホール40を通じて接続
されたIC放熱用導体パターン34を形成しているた
め、これと絶縁してIC部品5を装着することを要し、
ソルダレジスト9はIC部品5のIC放熱用導体パター
ン34との絶縁性を保つ役割を担っている。しかし、ソ
ルダレジスト9は熱伝導性が低いため、IC部品5の放
熱性を損なうことになる。そこで、図3(a)に示すよ
うに、IC部品5の装着位置へのソルダレジスト9の形
成は六角形状を配列した六角形配列レジスト9aの状態
に施されている。この六角形配列レジスト9aの上に接
着剤を塗布してIC部品5を接着させると、接着剤は六
角形配列レジスト9aの配列された間に充填され、接着
剤を通じた熱伝導によりIC部品5の熱はIC放熱用導
体パターン34に放熱され、IC部品5は六角形配列レ
ジスト9aにより絶縁性が確保されると同時に、接着剤
を通じた放熱性が得られることになる。六角形配列レジ
スト9aは、他の形状の配列でもよいが、六角形の配列
は均等配列しやすく、IC部品5の装着位置のスペース
に六角形配列レジスト9aが無い部分、即ち接着剤が占
める面積を十分に確保することができる。
【0037】ソルダレジスト9が施された回路基板10
には、図4に示すように、その内面側10aには前記I
C部品5や電子部品14が装着され、外面側10bには
温度検出端子接続用導体パターン30と負極接続用導体
パターン32との間を接続してサーミスタ(温度検出素
子)12が装着される。六角形配列レジスト9a上に接
着されたIC部品5は図示するようにワイヤボンディン
グにより配線接続され、電子部品14及びサーミスタ1
2はハンダ付けにより接続される。更に、内面側10a
の正極接続用導体パターン29上にはスポットリング1
1がハンダ付けにより接合される。このハンダ付けは、
スポットリング11に形成された開口部11b、11b
の下に露出する正極接続用導体パターン29のソルダレ
ジスト9が施されてない部分にスポットリング11をハ
ンダ付けすることによってなされる。また、スポットリ
ング11は、銅ニッケル合金(Cu55%−Ni45
%)もしくは銅ニッケル合金を含む金属クラッド材によ
り形成したものが、接合性、導電性等に優れており好適
である。また、外面側10bの温度検出端子接続用導体
パターン30と正極入出力端子接続用導体パターン31
との上には、図6に示すように、正極入出力端子2と温
度検出端子3とが一体化された複合端子4が接合され
る。
【0038】前記複合端子4は、金属成形及び樹脂成形
により温度検出端子3と正極入出力端子2とを一体的に
して形成される。図5に示すように、中央の温度検出端
子3と、その外側の正極入出力端子2との間を薄肉形成
されたブリッジ41、41で接続して一体化した金属パ
ーツ6が金属成形により形成される。この金属パーツ6
の温度検出端子3と正極入出力端子2との間の空間に、
図6に示すように、樹脂成形により絶縁樹脂7が充填さ
れ、ブリッジ41、41が切り離されることにより、正
極入出力端子2と温度検出端子3とは絶縁樹脂7で電気
的には絶縁されるも、両者は絶縁樹脂7で接続されて一
体化された複合端子4に形成される。
【0039】この複合端子4を構成する温度検出端子3
は、図6に示すように、その頂部が正極入出力端子2の
頂部より低い位置になるように構成することにより、温
度検出を任意に無効にして使用することができる。即
ち、二次電池1を直列に接続する構成の場合は、電池収
納部位にあらかじめ温度センサを配設しておくことによ
り、正極入出力端子2を一方の二次電池1の電池ケース
15の底部に当接させたとき、正極入出力端子2より低
い位置にある温度検出端子3は無接触の状態となって、
その温度検出の機能を無効にすることができる。また、
単独で使用する場合においても、正極入出力端子2に平
板状の接触子を接続させると、温度検出端子3の使用を
無効にすることができる。
【0040】逆に、中心位置に温度検出端子3への接続
子、その周囲に正極入出力端子2への接続子を形成した
同軸構造の複合接続子を機器側に構成すると、正極入出
力端子2と温度検出端子3とに同時接続させることがで
きる。また、後述する外キャップ20に負極接続部が正
極入出力端子2及び温度検出端子3と同一面側に形成さ
れるので、二次電池1の正極、負極、温度検出それぞれ
の接続を一方向側から行うことができ、機器の電池接続
の構造を簡易に構成させることもできる。
【0041】上記のように形成された回路基板10は、
図1に示すように、取り付けられたスポットリング11
の両端突起11a、11aを内キャップ18にスポット
溶接によって接合することにより、封口部8の最外部に
固定される。内キャップ18は、図7に示すように、帽
子状に形成した頂部に回路基板10上に実装された回路
構成部分を逃がす開口部18bが形成され、この開口部
18bの周囲に形成された平面部18cに前記スポット
リング11がスポット溶接される。また、内キャップ1
8の周囲には複数の排気穴18aが形成されている。
【0042】上記構成になる封口部8は、外ガスケット
13を介して電池ケース15の開口端にカシメ固定され
ることにより電池ケース15の開口端を封口する。封口
部8により封口された電池ケース15の開口端側には、
図1に示すように、外キャップ20が被せられる。外キ
ャップ20は、図9に示すように、有底円筒形に形成さ
れた筒状部が電池ケース15に嵌合し、底部は金属部分
で回路基板10に接続すると共に、樹脂部分で回路基板
10の端子部分を除く外面側を覆うように構成されてい
る。
【0043】図8は、前記外キャップ20の金属部材2
4の構成を示すもので、銅ニッケル合金(Cu55%−
Ni45%)もしくは銅ニッケル合金を含む金属クラッ
ド材の板材をプレス加工により有底円筒形の底部を三段
構造に形成し、中間高さ位置に直径方向に対向させて負
極接続片25、25を形成し、この負極接続片25と同
一形成高さに複数の基板押さえ片26を形成すると共
に、前記基板押さえ片26より深い高さ位置に複数の上
面片27が形成されている。また、上面片27の位置に
は排気穴36が形成され、筒状部には切り割り28が複
数位置に形成され、電池ケース15への嵌合性の向上が
図られている。
【0044】上記構成になる金属部材24に、図9に示
すように、底部に樹脂成形により樹脂モールド部38を
形成することによって、中央に端子通し穴37を設けた
底面が形成される。この樹脂モールド部38は、前記端
子通し穴37と共に負極接続片25の上部に負極開口部
43を形成して、端子通し穴37から複合端子4を通
し、負極開口部43から負極接続片25を回路基板10
上の負極接続用導体パターン32に接合できるように構
成されている。また、前記負極開口部43部分を除く部
位にリング状にリブ39が形成され、正極と負極との間
の短絡防止を図っている。
【0045】前記負極開口部43から覗く負極接続片2
5と回路基板10上の負極接続用導体パターン32との
間は、超音波溶接等の手段により接合される。負極開口
部43から覗く負極接続片25は機器側からの二次電池
1の負極入出力端子として利用することができ、この場
合正極入出力端子2及び温度検出端子3と同一面側に負
極接触部を構成することができ、機器側の二次電池1へ
の接続構造を簡易に構成させることができる。尚、二次
電池1の機器側への負極接続は、前記金属部材24の底
部(電池全体の頂部)の外周部や、電池ケース15の底
部において行うことが通常である。
【0046】以上説明した二次電池1の構成を電気回路
図として示すと、図10のようになり、電池ケース15
内に収容された発電要素51の負極板は電池ケース15
に接続されて、これを負極入出力端子とする。一方、発
電要素51の正極板は、下金属薄板22と金属薄板23
とにより構成された電流遮断手段、PTC素子21を通
して回路基板10上の保護回路に接続され、制御回路5
0によってON/OFF制御されるFET52を通じて
正極入出力端子2に接続される。また、回路基板10の
外面に装着されたサーミスタ12が温度検出端子Tに接
続されている。
【0047】上記構成における電流遮断手段は、電池内
と封口部8内とを遮蔽して、封口部8内に構成された回
路基板10等の構成要素が電解液に触れることを防止す
ると共に、電池内が外気に通じることを防止している。
一方で異常使用に伴う電解液の分解によって発生するガ
スにより電池内圧が異常上昇したときには、異常内圧に
より変形して下金属薄板22と上金属薄板23との溶接
点Aが剥離したときに通電電流を遮断する。変形の進行
により下金属薄板22及び上金属薄板23はCの字形状
に薄肉形成された易破断部22aから破断して異常内圧
は外部に放出される。下金属薄板22及び上金属薄板2
3の破断により放出される電池内のガスは、内キャップ
18に排気穴18a、外キャップに排気穴36が形成さ
れているので、外部に放出されて電池破壊が防止され
る。前記各排気穴18a、36は、ガス放出の噴気の排
出方向と交差する方向にあり、ガス排出の勢いで電池が
飛び出す危険性は防止される。
【0048】また、PTC素子21は、二次電池1の短
絡による過大電流により自己発熱して温度上昇し、所定
の臨界温度に達すると、その抵抗値が急上昇して過大電
流の放電を規制して電池損傷を防止する。
【0049】また、回路基板10上に構成された保護回
路は、制御回路50により過充電状態あるいは過放電状
態の電圧及び過大放電電流を検出したとき、FET52
をオフ状態に制御して通電回路を遮断して、過充電、過
放電、過大放電電流から二次電池1を保護する。
【0050】また、サーミスタ12は、IC部品5が装
着されたIC放熱用導体パターン34とスルーホール4
0によって接続された負極接続用導体パターン32に接
続され、IC部品5の反対面に装着されていることによ
り、IC部品5の熱の伝導によってその抵抗値が変化
し、抵抗値の変化は温度検出端子3から検出することが
できる。また、サーミスタ12が接合された負極接続用
導体パターン32は、外キャップ20を通じて電池ケー
ス15に接続されるので、電池ケース15即ち二次電池
1の温度が伝導し、その温度によって抵抗値が変化し
て、同様に温度検出端子3から抵抗値の変化が検出でき
る。従って、温度検出端子3からIC部品と二次電池1
の温度が検出できるので、例えば、充電器は温度検出端
子3に導通接触して温度を検出しつつ充電を行うと、二
次電池1の状態を温度から検知することができ、所定の
温度範囲で充電を実行する制御を行うことができる。
【0051】以上説明した各実施形態の構成のように、
電池内に保護回路を装備させると、電子回路11の構成
によって過大放電電流を阻止する機能を備えることが可
能となるので、短絡等による過大放電電流の阻止機能を
担うPTC素子21の装備を廃止することもできる。即
ち、電子回路11の機能として過大電流の検出機能があ
り、これを検出したときには通電回路を遮断するので、
PTC素子21の廃止が可能となる。
【0052】以上説明した各実施形態の構成は、保護回
路を内装しない従来のリチウムイオン二次電池の外形寸
法と略同一に形成される。図11は、本実施形態に示し
た二次電池1と、図12に示した従来の保護回路を内装
しない二次電池Pとを中心線で対称的に示したもので、
同一の電池容量であれば、直径及び上下の寸法は略同一
である。従って、電池電源を使用する機器の電池収容ス
ペースは同一でありながら、従来は保護回路を構成する
ためにパック電池として形成されていた形態は不要とな
り、電池電源の収容スペースは削減でき、機器の小型
化、軽量化に寄与できるものとなる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば、二次
電池内に過充電や過放電から電池を保護する保護回路が
簡易な構造によって内装できるので、パック電池を構成
することなく保護回路を備えた二次電池を構成すること
ができる。また、保護回路を内装しない従来の二次電池
と同一サイズに形成することができるので、従来はパッ
ク電池として保護回路を設けていた形態は不要となり、
二次電池を電源として使用する機器の電池収容スペース
は削減され、特殊な形態となるパック電池を用いること
なく汎用性の高い二次電池が構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る二次電池の構成を示す断面図。
【図2】回路基板上に形成された導体パターンを示す
(a)は内面側、(b)は外面側の平面図。
【図3】回路基板上に施されたソルダレジストを示す
(a)は内面側、(b)は外面側の平面図。
【図4】回路基板に電子部品を装着しスポットリングを
取り付けた状態を示す(a)は内面側、(b)外面側の
平面図。
【図5】複合端子を形成するための金属パーツの構成を
示す(a)は平面図、(b)はB−B線矢視断面図、
(c)はC−C線矢視断面図。
【図6】複合端子の構成を示す(a)は平面図、(b)
はD−D線矢視断面図、(c)はE−E線矢視断面図。
【図7】内キャップの構成を示す(a)は平面図、
(b)は側面図。
【図8】外キャップを形成する金属部材の構成を示す
(a)は平面図、(b)は側面図、(c)はF−F線矢
視断面図。
【図9】外キャップの構成を示す(a)は平面図、
(b)は側面図、(c)はG−G線矢視断面図。
【図10】実施形態に係る二次電池の電気回路図。
【図11】実施形態に係る二次電池と従来の二次電池と
を比較する断面図。
【図12】従来の二次電池の構成を示す断面図。
【図13】従来の保護回路を内装した二次電池の断面
図。
【符号の説明】
1 二次電池 2 正極入出力端子 3 温度検出端子 4 複合端子 5 IC部品 6 金属パーツ 7 絶縁樹脂 8 封口部 9 ソルダレジスト 10 回路基板 11 スポットリング 12 サーミスタ(温度検出素子) 13 外ガスケット 15 電池ケース 17 封口底板 18 内キャップ 19 内ガスケット 20 外キャップ 21 PTC素子 22 下金属薄板 23 上金属薄板 24 金属部材 25 負極接続片 26 基板押さえ片 27 上面片 29 正極接続用導体パターン 30 温度検出端子接続用導体パターン 31 正極入出力端子接続用導体パターン 32 負極接続用導体パターン 34 IC放熱用導体パターン 38 樹脂モールド部 39 リブ 40 スルーホール 41 ブリッジ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状に形成された電池ケース内に発
    電要素が収容され、この電池ケースの開口端が電池保護
    装置を備えた封口部により封口されてなる二次電池にお
    いて、 前記封口部の最外部に、電池を過充電、過放電等から保
    護する保護回路をその内面側に構成した回路基板を配設
    し、この回路基板の外面側に、その中央部に前記保護回
    路を介して正極板に接続された正極入出力端子、周辺部
    に前記電池ケースに嵌合して回路基板の周辺部を覆う外
    キャップが接合されてなることを特徴とする二次電池。
  2. 【請求項2】 回路基板の外面側に温度検出端子が設け
    られ、これに接続して保護回路及び電池の温度を検出す
    る温度検出素子が設けられてなる請求項1記載の二次電
    池。
  3. 【請求項3】 封口部は、電池内圧の異常上昇時に破断
    して内圧を放出すると共に通電回路を遮断する電流遮断
    手段を備えて構成され、この電流遮断手段により封口部
    に配設された保護回路を電池内部と遮蔽するように構成
    されてなる請求項1または2記載の二次電池。
  4. 【請求項4】 封口部は、円板状に形成された電流遮断
    手段と、円形リング状に形成されたPTCと、中央部が
    開放された帽子状に形成された内キャップとが、それぞ
    れを重ね合わせた外周部を内ガスケットを介して封口底
    板の外周部により挟圧固定され、前記内キャップの頂部
    に回路基板に取り付けられたスポットリングを接合する
    ことにより保護回路を備えて構成され、この封口部が外
    ガスケットを介して電池ケースの開口端にカシメ固定さ
    れてなる請求項1〜3いずれか一項に記載の二次電池。
  5. 【請求項5】 スポットリングは、リング状の面を回路
    基板上に形成された導体パターンに接合することにより
    回路基板に取り付けられ、リング状の面から回路基板よ
    り外側に突出させた接合面を内キャップに接合すること
    により回路基板を内キャップ上に固定するように構成さ
    れてなる請求項4記載の二次電池。
  6. 【請求項6】 スポットリングが銅ニッケル合金もしく
    は銅ニッケル合金を含む金属クラッド材によって形成さ
    れてなる請求項4または5記載の二次電池。
  7. 【請求項7】 回路基板の内面側に形成されたIC放熱
    用導体パターン上にIC部品が装着され、外キャップが
    接合される外面側の負極接続用導体パターンと前記IC
    放熱用導体パターンとがスルーホールによって接続さ
    れ、前記負極接続用導体パターンと温度検出端子接続用
    導体パターンとの間に温度検出素子が配設されてなる請
    求項1〜4いずれか一項に記載の二次電池。
  8. 【請求項8】 回路基板の要部を除く所定部位にソルダ
    レジストが施され、IC放熱用導体パターン上のIC部
    品装着位置には、前記ソルダレジストが島状パターンを
    多数配列した状態に施され、島状のソルダレジストの配
    列間に接着剤が充填されるようにして島状パターン上に
    IC部品が接着により装着されてなる請求項7記載の二
    次電池。
  9. 【請求項9】 島状のソルダレジストが、正六角形の島
    状パターンの辺を平行に所定間隔で配列してなる請求項
    8記載の二次電池。
  10. 【請求項10】 温度検出端子と正極入出力端子とが、
    金属成形により中央の温度検出端子と、これを取り囲む
    ように間隔を設けて形成された正極入出力端子とが薄肉
    形成されたブリッジにより連結一体化された金属パーツ
    に、樹脂成形により温度検出端子と正極入出力端子との
    間に絶縁樹脂を充填して両者を接合した後、前記ブリッ
    ジを切り離して絶縁樹脂により連結一体化された複合端
    子として形成されてなる請求項1または2記載の二次電
    池。
  11. 【請求項11】 温度検出端子の頂部が正極入出力端子
    より低い位置にある請求項10記載の二次電池。
  12. 【請求項12】 外キャップは、金属材料により電池ケ
    ースの周側面に嵌合する筒状部と、中央部を開口させた
    底面部とを備えて有底筒状に形成され、底面部に、回路
    基板上に形成された負極接続用導体パターンに接続する
    負極接続片と回路基板の外面側を押さえる基板押さえ片
    と基板押さえ片より深い高さ位置に上面片とが形成さ
    れ、前記負極接続片と上面片とを露出させて温度検出端
    子及び正極入出力端子を除く回路基板の外面側を覆う樹
    脂モールド部が形成されてなる請求項1または2記載の
    二次電池。
  13. 【請求項13】 樹脂モールド部に、リング状にリブが
    形成されてなる請求項12記載の二次電池。
  14. 【請求項14】 外キャップの金属材料が、銅ニッケル
    合金もしくは銅ニッケル合金を含む金属クラッド材であ
    る請求項12または13記載の二次電池。
  15. 【請求項15】 内キャップ及び外キャップに、封口部
    内から外部に通じる開口部が形成されてなる請求項1〜
    14いずれか一項に記載の二次電池。
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