JP2000353199A - 棚札表示変更システム - Google Patents

棚札表示変更システム

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JP2000353199A
JP2000353199A JP29278499A JP29278499A JP2000353199A JP 2000353199 A JP2000353199 A JP 2000353199A JP 29278499 A JP29278499 A JP 29278499A JP 29278499 A JP29278499 A JP 29278499A JP 2000353199 A JP2000353199 A JP 2000353199A
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一智 中村
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毅 菊川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ESLシステムにおいてESL(電子棚札)
による表示内容の正確性を向上させ、実売価とESLに
よる表示売価との不一致や不適切な特売表示等の不具合
を抑える。 【解決手段】 ESLシステムは、複数のESLと、E
SLサーバーとを備えている。ESLは、各商品に関す
る情報を表示するために各商品の近傍に配置されるもの
であり、特売表示が可能である。ESLサーバーは、通
常売価及び実売価を含む各商品に関する情報を取り込
み、通常売価と実売価との大小比較に基づいてESLに
特売表示をさせるか否かを決定し、表示に関する指示を
ESLに対して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバーから棚札
表示器に商品に関する表示内容を送信することによっ
て、各商品の近傍において棚札表示器により各商品の売
価等の情報を表示させる棚札表示変更システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、スーパーマーケットやコンビニエ
ンスストアなどの店舗においては、いわゆるPOS(P
oint Of Sales)システムが広く普及して
いる。このPOSシステムは、主として複数のPOSタ
ーミナル(レジスタ)とバックルームに置かれるストア
コントローラとから構成されもので、商品を販売する際
のPOSターミナルにおける入力操作に基づいてストア
コントローラが販売商品のデータの表示や集計などを行
うシステムである。また、店舗システム全体の中央制御
装置であるストアコントローラの代わりに、POSシス
テム専用のPOSサーバーがPOSターミナルを管理す
る場合もある。
【0003】このようなPOSシステムでは、商品に付
けられたコード(バーコード)を使用することによって
商品管理をおこなっているため、商品のコードと価格等
の商品に関する情報とをリンクさせることができ、個々
の商品に値札を付ける必要がない。このため、POSシ
ステムを採用している店舗においては、商品が陳列され
ている棚に商品の価格などを記載した棚札を配置するこ
とによって、顧客に対して商品の価格等を示すようにし
ている。
【0004】また、最近では、POSシステムに加えて
ESLシステム(ElectricShelf Lab
el System;電子棚札システム)を採用する店
舗も現れている。このESLシステムでは、店舗内に設
置したトランシーバーと各商品に付けられるESL(電
子棚札)とが無線で交信し、トランシーバーにつながっ
たESLサーバーを介して各ESLがPOSサーバーや
ストアコントローラ、その上位にある本部コンピュータ
(複数の店舗をとりまとめるチェーン本部のコンピュー
タ)と連動する。ここでは、ESLサーバーが、ストア
コントローラにある商品マスタやPOSサーバーが持つ
実売価のデータから各商品に関する情報を得て、これを
ESLに送信してESLに商品の売価等を表示させる。
したがって、このESLシステムを使えば、POSター
ミナルでの実際の販売金額(以下、実売価という。)と
各商品のESLの表示金額(以下、表示売価という。)
とを自動的に一致させることができる。これにより、紙
の棚札を特売等のときに付け替える手間が解消されると
ともに、棚札の付け替えミスや実売価変更と棚札の付け
替えとの時間差により実売価と棚札の表示売価とが一致
しない状態が発生して顧客の信用を損なうといった不具
合を最小限に留めることができる。
【0005】なお、商品マスタとは、商品に関する情報
(データ)の集合であり、各商品に対して、コード、商
品名、通常売価、特売売価等のデータを有しているもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにESLシ
ステムのESLサーバーはストアコントローラやPOS
サーバーにある商品マスタや実売価のデータから各商品
の情報を得ているが、店舗内のシステムが完全に統合さ
れていない限り、ESLサーバーが取り込む各商品の情
報全てが常に正しいものであると言い切ることはできな
い。
【0007】例えば、特売表示をESLにさせるか否か
に関しては、従来ESLサーバーがストアコントローラ
の商品マスタにある特売フラグを取り込んでこれを判断
している。しかし、商品マスタの特売フラグは常に自動
的に実売価等と連動している訳ではないため、手動で実
売価が特売売価から通常売価に変えられた場合に特売フ
ラグを戻し忘れていれば、POSシステムにおいては実
売価が通常売価に戻されて買い物客に販売されているに
もかかわらず、ESLの表示画面は特売モードのままで
変わらないという現象が起こる。これでは、店舗の信用
を失うことになる。
【0008】また、ESLサーバーには、通常、ストア
コントローラの商品マスタやPOSサーバーの実売価の
データから商品の通常売価、特売売価、特売を示す特売
フラグ等の情報を取り込まれる。そして、従来ESLサ
ーバーは、特売フラグが立っていればESLに特売売価
及び通常売価を表示する特売表示を行い、特売フラグが
立っていなければESLの通常売価だけを表示する通常
表示を行っている。しかし、ESLサーバーに取り込ま
れる通常売価、特売売価、及び特売フラグが必ずしも整
合しているとは限らず、取り込む基になる商品マスタや
データに誤りがあれば、POSターミナルにおいて通常
売価で販売しているにもかかわらずESL表示が特売表
示になっていたり、ESL表示上で同じ価格である通常
売価と特売売価とが特売として併記されたりする不具合
が発生する恐れがある。
【0009】本発明の課題は、ESLシステム(棚札表
示変更システム)においてESL(棚札表示器)による
表示内容の正確性を向上させ、実売価と表示売価との不
一致や不適切な特売表示等の不具合を抑えることにあ
る。また、スーパーマーケット等においては、特売商品
の仕入れが多かった場合に、特売期間後も商品を売り切
るまで特売を継続させることがある。このような場合に
は、商品を売り切ったときに特売を手動で解除させなけ
ればならないが、これは人間が行う行為であり忘れられ
ることもある。しかし、商品マスタにおける特売解除が
為されなければ、POSシステムにおいてもESLシス
テムにおいても特売状態が続き、店舗の損となる。した
がって、特売解除の行為を忘れないようにしたり、間違
った特売状態を見つけるように気をつけることが大事で
あるが、これらのことは現状のシステムにおいては容易
ではない。
【0010】本発明の別の課題は、ESLシステム(棚
札表示変更システム)のESL(棚札表示器)の表示に
よって、他のシステムにおいて店員による特売解除が誤
って為されていないような場合にも店員にそれを早く気
づかせ、店舗の損害を抑えるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る棚札表示
変更システムは、複数の棚札表示器と、サーバーとを備
えている。棚札表示器は、各商品に関する情報を表示す
るために各商品の近傍に配置されるものであり、特売表
示が可能である。サーバーは、通常売価及び特売売価を
含む各商品に関する情報を取り込み、通常売価と特売売
価との大小比較に基づいて棚札表示器に特売表示をさせ
るか否かを決定し、表示に関する指示を棚札表示器に対
して送信する。
【0012】この請求項1のシステムでは、サーバーが
各商品に関する情報を基に表示に関する指示を棚札表示
器に送信するため、各商品に関する情報が変更された場
合に自動的に各商品の近傍に配置されている棚札表示器
の表示を変更することができる。このため、客に示され
る商品に関する情報(価格等の情報)の伝達が、従来の
紙の棚札による伝達に較べて確実性の高いものとなる。
【0013】また、このシステムでは、サーバーが、通
常売価と特売売価との大小比較に基づいて棚札表示器に
特売表示をさせるか否かを決定している。このため、特
売か否かを示す特売フラグのようなデータの内容にかか
わらず、サーバーに取り込まれる通常売価及び特売売価
を基に、棚札表示器に正確な表示をさせることが可能と
なる。すなわち、特売売価が通常売価と一致している場
合に特売表示を出してしまったり、特売であるにもかか
わらず特売表示がされなかったりする棚札表示器におけ
る表示の不具合がなくなり、このシステムを採用する店
舗の信用を守ることができる。
【0014】請求項2に係る棚札表示変更システムは、
請求項1に記載の棚札表示変更システムであって、サー
バーは、特売売価が通常売価よりも小さい場合には、そ
の商品が特売であると判断して棚札表示器に特売表示を
させる。またサーバーは、特売売価が通常売価と一致す
る場合には、その商品が特売ではないと判断して棚札表
示器に通常表示をさせる。さらにサーバーは、特売売価
が通常売価よりも大きい場合には、取扱者にその不具合
を知らせる。
【0015】この請求項2のシステムでは、たとえ特売
か否かを示す特売フラグのようなデータをサーバーが取
り込んでいるとしても、このデータの内容に関係なく、
あるいはこのデータの優先度合いを下げて、特売売価と
通常売価との比較の結果を優先させて棚札表示器の表示
内容を決める。すなわち、特売売価が通常売価よりも小
さい場合には、特売フラグのようなデータの内容にかか
わらず、その商品が特売であると判断する。また、特売
売価が通常売価と一致する場合には、特売フラグのよう
なデータが特売を示していたとしても、その商品が特売
ではないと判断する。さらに、特売売価が通常売価より
も大きい場合には、取り込まれたデータに不具合がある
として、取扱者にその不具合を知らせる。
【0016】請求項3に係る棚札表示変更システムは、
請求項1又は2に記載の棚札表示変更システムであっ
て、棚札表示器は、少なくとも2種類の特売表示が可能
である。また、サーバーが取り込む各商品に関する情報
には、特売種類選択データが含まれている。サーバー
は、通常売価と特売売価との大小比較に基づいて棚札表
示器に特売表示をさせるか否かを決定した後に、特売表
示をさせる場合には特売種類選択データに基づいて棚札
表示器に表示させる特売表示の種類を決定する。
【0017】この請求項3のシステムでは、棚札表示器
に少なくとも2種類の特売表示を出すことができるよう
にしている。そして、どちらの特売表示を出すかという
判断材料として、特売種類選択データを採用している。
但し、この特売種類選択データは特売表示が確定した後
に特売表示の種類を選択するために使われ、特売表示を
させるか通常表示をさせるかについての判断は通常売価
と特売売価との比較結果に基づいて行う。したがって、
特売売価と通常売価とが同じであるにもかかわらず棚札
表示器においていずれかの特売表示がされるという不具
合を回避することができる。
【0018】一方、棚札表示器に複数の特売表示が出せ
るようになっているため、棚札表示器の表示に加えて紙
札によるPOP広告を商品に付ける場合などに、作業者
の作業がやりやすくなる。すなわち、特売形態の異なる
商品にそれぞれ異なるPOP広告を付ける際に、作業者
は棚札表示器が出している特売表示の種類を参考にして
作業を行うことができる。また、POP広告の付け忘れ
や外し忘れがある場合にも、棚札表示器の表示から作業
ミスを容易に見つけることができる。
【0019】なお、特売種類選択データとしては、2種
類の特売表示をON/OFFで区別するフラグのような
ものや、3種以上の複数の特売表示をその数値により区
別する数値データのようなものが該当する。請求項4に
係る棚札表示変更システムは、請求項3に記載の棚札表
示変更システムであって、棚札表示器の少なくとも2種
類の特売表示は、点滅パターン及び/又は表示色が異な
る。
【0020】ここでは、それぞれの特売表示が、異なる
点滅パターン、異なる表示色、あるいは異なる点滅パタ
ーン及び表示色となるようにしている。このため、棚札
表示器の表示に加えて紙札によるPOP広告を商品に付
ける場合などに、より作業者の作業がやりやすくなる。
また、特売の形態に応じて、買い物客に対するアピール
度合いを調整することも可能となる。
【0021】なお、点滅パターンの相違としては、どの
部分が点滅しているかや、点滅の間隔、点滅のリズム等
が該当する。また、棚札表示器に異なる色で表示を行わ
せる方法としては、フルカラーの液晶表示が可能な棚札
表示器を用いる方法の他に、透過特性の異なる2種以上
の偏光板(偏光フィルム)を有する液晶表示器を備えた
低コストの棚札表示器を用いる方法が考えられる。
【0022】請求項5に係る棚札表示変更システムは、
請求項1から4のいずれかに記載の棚札表示変更システ
ムであって、サーバーは、各商品の単位価格の計算に関
するデータを有している。そして、サーバーは、各商品
の単位価格の計算に関するデータを基にして、取り込ん
だ特売売価から、その商品の特売売価に対する単位価格
を演算することができる。棚札表示器は、特売売価の表
示と、特売売価の単位価格の表示とが可能である。
【0023】従来の棚札表示変更システムにおいては、
サーバーが商品の通常売価とこれに対する単位価格とを
別個に取り込んでおり、サーバー内において互いに連動
しない情報としてこれらを有している。一方、商品の通
常売価が特売売価に変更されて特売売価がサーバーに取
り込まれるときには、この特売売価に対する単位価格の
データがどこにも存在せずサーバーに取り込むことがで
きない場合が多い。このため、従来は特売時に特売売価
を棚札表示器に表示させているが、特売売価に応じた単
位価格は棚札表示器に表示されていない。
【0024】この請求項5のシステムでは、サーバーが
各商品の単位価格の計算に関するデータを有し、このデ
ータを基にして商品の特売売価に対する単位価格を演算
する。このため、特売売価さえサーバーに取り込まれれ
ば、特売売価に加えて特売売価に対する単位価格を棚札
表示器に表示させることができる。これによって、買い
物客に特売商品の割安感をアピールすることが可能とな
る。
【0025】なお、単位価格の計算に関するデータに
は、各商品毎に決められる単位価格の定義が含まれる。
請求項6に係る棚札表示変更システムは、複数の棚札表
示器と、サーバーとを備えている。棚札表示器は、各商
品に関する情報を表示するために各商品の近傍に配置さ
れるもので、特売表示が可能である。サーバーは、各商
品に関する情報を取り込み、表示に関する指示を棚札表
示器に対して送信する。このサーバーは、各商品に関す
る通常売価のデータを有している。そしてサーバーは、
取り込んだ各商品の実売価と通常売価とを比較して、実
売価が通常売価よりも小さい場合には、その商品が特売
であると判断して棚札表示器に特売表示をさせる。また
サーバーは、取り込んだ各商品の実売価と通常売価とを
比較して、実売価が通常売価と一致する場合には、その
商品が特売ではないと判断して棚札表示器に通常表示を
させる。
【0026】この請求項6のシステムでは、サーバーが
各商品に関する情報を基に表示に関する指示を棚札表示
器に送信するため、各商品に関する情報が変更された場
合に自動的に各商品の近傍に配置されている棚札表示器
の表示を変更することができる。このため、客に示され
る商品に関する情報(価格等の情報)の伝達が、従来の
紙の棚札による伝達に較べて確実性の高いものとなる。
【0027】また、このシステムでは、サーバーが、通
常売価と実売価との大小比較に基づいて棚札表示器に特
売表示をさせるか否かを決定している。このため、特売
か否かを示す特売フラグのようなデータの内容にかかわ
らず、サーバーに取り込まれる実売価を基に、棚札表示
器に正確な表示をさせることが可能となる。すなわち、
実売価が通常売価よりも小さい場合には棚札表示器に特
売表示をさせ、実売価が通常売価と一致する場合には棚
札表示器に通常表示をさせている。これにより、実売価
が通常売価と一致している場合に特売表示を出してしま
ったり、特売であるにもかかわらず特売表示がされなか
ったりする棚札表示器における表示の不具合がなくな
る。
【0028】請求項7に係る棚札表示変更システムは、
複数の棚札表示器と、サーバーとを備えている。棚札表
示器は、各商品の近傍に配置され、各商品に関する情報
を表示する。また、この棚札表示器は、特売表示が可能
である。サーバーは、他のシステムから各商品に対する
情報を取り込み、棚札表示器に対して表示に関する指示
を送信する。また、サーバーは、特売情報を送信する棚
札表示器に対して、時間系情報を送信して表示させる。
この時間系情報とは、特売開始からの経過時間あるいは
経過日数を店員が認識することのできる情報である。
【0029】この請求項7のシステムでは、サーバーが
他のシステムから取り込んだ各商品に関する情報を基に
表示に関する指示を棚札表示器に送信するため、他のシ
ステムで各商品に関する情報が変更された場合に、自動
的に各商品の近傍に配置されている棚札表示器の表示が
変更される。このため、客に示される商品に関する情報
(価格等の情報)の伝達が、従来の紙の棚札による伝達
に較べて確実性の高いものとなる。
【0030】また、このシステムでは、サーバーが、特
売情報を送信する棚札表示器に対して、時間系情報を送
信して表示させている。この時間系情報の表示を見れば
店員は特売開始からの経過時間あるいは経過日数を認識
することができるため、他のシステムにおいて特売の戻
し忘れがあっても、店員がそれに早く気づく可能性が高
くなる。すなわち、経過時間や経過日数があまりにも長
くなっている場合(例えば、特売開始から1ヶ月以上も
経過している場合)や、商品との関係で特売の続いてい
る時間や日数が長すぎると思われる場合には、店員が疑
義を抱き、他のシステムにおいて特売の戻し忘れがない
かチェックすることになる。
【0031】このように、本システムでは、時間系情報
を棚札表示器に表示させることによって他のシステムで
の特売の戻し忘れが発覚し易くなり、特売の戻し忘れに
よる店舗の損害が抑えられる。請求項8に係る棚札表示
変更システムは、請求項7に記載の棚札表示変更システ
ムであって、時間系情報は、特売開始時を表す情報であ
る。
【0032】ここでは、特売開始日のような特売開始時
を表す情報が、特売表示がされる棚札表示器に表示され
る。したがって、店員は、例えば棚札表示器の表示から
その商品の特売開始日を把握して、特売開始からの経過
日数が妥当なものであるかどうかを判断することができ
る。請求項9に係る棚札表示変更システムは、請求項7
に記載の棚札表示変更システムであって、時間系情報
は、特売開始からの経過時間あるいは経過日数を表す情
報である。
【0033】ここでは、店員は、棚札表示器に表示され
ている経過時間あるいは経過日数を見て、それが妥当な
ものであるかどうかを判断することが可能である。な
お、棚札表示器に適正な経過時間あるいは経過日数の表
示をさせるため、サーバーは適当な時間間隔で特売表示
がされている棚札表示器に対して送信を行う必要があ
る。
【0034】請求項10に係る棚札表示変更システム
は、複数の棚札表示器と、サーバーとを備えている。棚
札表示器は、各商品の近傍に配置され、各商品に関する
情報を表示する。また、この棚札表示器は、特売表示が
可能である。サーバーは、他のシステムから各商品に対
する情報を取り込み、棚札表示器に対して表示に関する
指示を送信する。また、サーバーは、特売情報を送信す
る棚札表示器に対して、時間系情報を送信して表示させ
る。この時間系情報とは、特売終了予定時を店員が認識
することのできる情報である。
【0035】この請求項10のシステムでは、サーバー
が他のシステムから取り込んだ各商品に関する情報を基
に表示に関する指示を棚札表示器に送信するため、他の
システムで各商品に関する情報が変更された場合に、自
動的に各商品の近傍に配置されている棚札表示器の表示
が変更される。このため、客に示される商品に関する情
報(価格等の情報)の伝達が、従来の紙の棚札による伝
達に較べて確実性の高いものとなる。
【0036】また、このシステムでは、サーバーが、特
売情報を送信する棚札表示器に対して、時間系情報を送
信して表示させている。この時間系情報の表示を見れば
店員は特売終了予定時を認識することができるため、他
のシステムにおいて特売の戻し忘れがあっても、店員が
それに早く気づく可能性が高くなる。すなわち、特売終
了予定時を超えている場合には、店員が疑義を抱き、他
のシステムにおいて特売の戻し忘れがないかチェックす
ることになる。
【0037】このように、本システムでは、時間系情報
を棚札表示器に表示させることによって他のシステムで
の特売の戻し忘れが発覚し易くなり、特売の戻し忘れに
よる店舗の損害が抑えられる。なお、本システムでは、
サーバーが他のシステムから特売終了予定時がわかるよ
うなデータを取り込めるようにする必要がある。
【0038】請求項11に係る棚札表示変更システム
は、請求項10に記載の棚札表示変更システムであっ
て、時間系情報は、特売終了予定時を表す情報である。
ここでは、特売終了予定日のような特売終了予定時を表
す情報が、特売表示がされる棚札表示器に表示される。
請求項12に係る棚札表示変更システムは、請求項10
に記載の棚札表示変更システムであって、時間系情報
は、特売終了予定時までの残時間あるいは残日数を表す
情報である。
【0039】ここでは、残時間あるいは残日数を表す情
報が、特売表示がされる棚札表示器に表示される。した
がって、店員は、残時間や残日数がマイナスになってい
るような場合に、疑義を抱いて他のシステムでの特売の
戻し忘れをチェックすることになり、特売の戻し忘れに
よる店舗の損害が抑えられる。なお、棚札表示器に適正
な残時間あるいは残日数の表示をさせるため、サーバー
は適当な時間間隔で特売表示がされている棚札表示器に
対して送信を行う必要がある。
【0040】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の一実施
形態であるESLシステム(棚札表示変更システム)1
0及びこれを含む店舗管理システムの一部を図1に示
す。この店舗管理システムは、スーパーマーケット等の
店舗において採用される商品管理や売上集計等の一連の
データ処理を行うシステムである。
【0041】図1は、店舗管理システムのうち、レジに
おける実際の実売価(販売価格)と各商品の売場におい
て価格表示を行う電子棚札(以下、ESLという。)に
表示される表示売価(表示価格)とを自動的に一致させ
るシステムの部分を示している。この店舗管理システム
は、店舗内に配備されたバックボーンLAN(イーサー
ネット)2に接続されるストアコントローラ3,POS
システム4,ESLシステム10等を有している。
【0042】<ストアコントローラ>ストアコントロー
ラ3は、ストアオートメーションサーバーとも呼ばれる
もので、店舗管理システム全体の中央制御装置としてバ
ックボーンLANに接続されている。このストアコント
ローラ3内には、各商品の商品名や商品価格、各商品を
表すコード(以下、自社コードという。)等の商品情報
から成る商品マスタファイル3aが存在する。この商品
マスタファイル3aを基に、ストアコントローラ3は商
品の価格管理、在庫管理、発注入庫管理、売上管理等の
店舗内の各業務に関する管理を行う。店舗がスーパーマ
ーケットチェーンの一店舗であるときには、通常、チェ
ーンの本部から商品マスタファイル3aが通信によって
各店舗のストアコントローラ3に送られてくる。
【0043】<POSシステム>POSシステム4は、
主として、POSサーバー5と、POSターミナルであ
る複数台の電子キャッシュレジスタ(以下、ECR(E
lectric Cash Register)とい
う。)6とから構成されている。但し、システム構成に
よっては、POSサーバー5の機能をストアコントロー
ラ3に持たせてPOSサーバー5の設置を省略する場合
もある。
【0044】POSサーバー5には、後述する各ECR
6の登録情報を集計する集計ファイルやECR6で現在
使われている各商品の実売価のデータファイル5a等が
備えられている。POSサーバー5は、これらのファイ
ルを基に、商品の実売価情報、売り上げ情報等を管理し
てストアコントローラ3に送る。実際に買い物客が商品
の代金を支払うレジ(図2のレジ95参照)に配備され
ている複数台のECR6は、このPOSサーバー5に接
続されている。ECR6は、自社コード(バーコード)
を読取るスキャナーを備えており、そのスキャナーで商
品に付された自社コードを読取り、その自社コードに関
する情報を表示する。ECR6は、部門別の登録や表示
器への表示、またプリンタによる印字出力を行い、さら
に登録したデータをPOSサーバー5へ送信する。そし
て、POSサーバー5は、ECR6からの登録データを
集計ファイルに累計する。
【0045】<ESLシステムの構成>ESLシステム
10は、主として、ESLサーバー11と、中継器であ
るベースステーション12と、送受信機であるトランシ
ーバー13と、棚札表示器であるESL14とから構成
されている。 (ESLサーバー)ESLサーバー11は、ワークステ
ーションやパーソナルコンピュータ等のコンピュータに
ESLシステム10を制御するソフトウェアをインスト
ールしたものであって、図3に示すように、CPU41
と、CPU41に接続されるROM42、RAM43、
HDD(ハードディスク;記憶部)44、表示画面4
5、操作入力部(キーボード)46、アラーム発生部4
7等から構成されている。
【0046】ESLシステム10を立ち上げると、ES
Lサーバー11のHDD44には、商品情報ファイル4
8及び単位価格計算データファイル49が作成される。
商品情報ファイル48は、図4に示すような構成の各商
品の情報を記憶するためのファイルであって、商品に固
有の自社コード、後述するESL14に固有のESLコ
ード、商品の品名、商品の通常売価、特売のときの商品
の特売売価、POSシステム4で現在使われている商品
の実売価、商品の特売の期間、ESLの表示形態を表す
特売種類番号(特売種類選択データ)、商品の通常売価
に対する単価、商品の実売価に対する単価などが各商品
毎に記憶されているものである。この商品情報ファイル
48は、ストアコントローラ3の商品マスタファイル3
aから得られる情報及びPOSサーバー5の実売価デー
タファイル5aから得られる情報を基に作成される。そ
して、この商品情報ファイル48は、ストアコントロー
ラ3の商品マスタファイル3aやPOSサーバー5の実
売価データファイル5aが更新される度に、その更新情
報を基にして更新される。すなわち、特売期間になっ
て、あるいは特売期間が終了して商品の情報が商品マス
タファイル3aや実売価データファイル5aにおいて更
新されると、それに従って、ESLサーバー11の商品
情報ファイル48も自動的に更新される。そして、商品
情報ファイル48の情報が更新されると、ESLサーバ
ー11は、ベースステーション12及びトランシーバー
13を介して、該当する各ESL14に対して商品情報
の変更を送信する。
【0047】単位価格計算データファイル49は、各商
品の売価から各商品の単価(単位価格)を計算する際に
必要なデータが収められるファイルである。この単位価
格計算データファイル49には、各商品毎に、商品の内
容量あるいは重量、商品の単位量等のデータが収められ
る。各商品の内容量や重量に関しては商品マスタファイ
ル3aから取り込まれ、商品の単位量(例えば、XXグ
ラム、1個など)に関しては本部等からのデータ送信あ
るいは店舗での手入力によりデータが作成される。
【0048】ESLシステム10は、ESLサーバー1
1のCPU41によって制御が為される。ESLサーバ
ー11にインストールされているソフトウェアは単価演
算機能を有しており、取り込まれた通常売価及び実売価
に対する単価を演算する。このときには、単位価格計算
データファイル49のデータを基に演算が行われる。そ
して、演算結果である通常売価に対する商品の単価及び
実売価に対する商品の単価は商品情報ファイル48に記
憶される(図4参照)。
【0049】ところで、ESLサーバー11は、例え
ば、図2に示す店舗90において、バックヤード98の
一画に設けられた部屋99内に設置される。このバック
ヤード98にある部屋99は買い物客が買い物をする売
場から隔離されているため、ESLサーバー11に店舗
の管理者や担当者等の店員以外がアクセスすることはで
きない。なお、図2に示す店舗90は一般的なスーパー
マーケットを簡易に表したもので、入口91、出口9
2、生鮮食品売場93、一般商品売場94、レジ95、
バックヤード98等を有している。前述のECR6は、
各レジ95に配置されるものである。
【0050】(トランシーバー)トランシーバー13
は、ESL14への送信機能とESL14からのフィー
ドバック信号の受信機能を併せ持った送受信機であり、
ESLサーバー11が有する商品情報を赤外線を使用し
た無線によって各ESL14に送信し、また各ESL1
4からのフィードバック信号をESLサーバー11に伝
える。このトランシーバー13は、赤外線の到達距離に
制限があることを考慮して、各ESLに確実に送信でき
るように店舗内に配置しなければならない。通常トラン
シーバー13は、店舗の売場天井に、区画毎に取り付け
られる。
【0051】(ESL)ESL14は、図2に示す店舗
90内の売場(生鮮食品売場93、一般商品売場94)
に陳列されている各商品の近傍に配置されるものであ
り、従来の紙の値札に代わるものである。したがって、
ESL14は、一般商品売場94にあるような通常の商
品陳列棚の他、生鮮食品売場やペグ・フックにも取り付
けられる。このESL14の大きさや形状は、売場や商
品に応じてある程度選択することが可能とされている。
【0052】ESL14は、図5に示すように、外見的
には、液晶の第1〜第7表示部31〜37と、太陽電池
21と、無線受信部22と、無線送信部23と、ラベル
25,26とを有している。ラベル25は、商品名が印
字されたものであり、図5に示すようにESL14の表
面左下側に貼付される。ラベル26は、自社コード(バ
ーコード)等が印字されたものであり、ESL14の表
面右下側に貼付される。なお、これらのラベル25,2
6は一体のラベルであってもよい。また、図示しない
が、ESL14の裏面には、そのESL14に固有のE
SLコード(アドレスデータ)を表すバーコードが貼付
されている。
【0053】第1表示部31は、4桁の7セグメント表
示が可能であり、実際の売価を表示する。第2表示部3
2は、4桁の7セグメント表示が可能であり、通常売価
を表示する。第3表示部33は、4桁の7セグメント表
示が可能であり、単価を表示する。第4表示部34は、
3桁の7セグメント表示が可能であり、商品の陳列個
数、あるいは商品の陳列レイアウト及び陳列個数が表示
される。第5表示部35は、第2表示部32欄の表示が
通常売価であることを表す「通常売価」という表示を行
う(図8参照)。第6表示部36は、その商品が特売で
あるときに「特売品」という表示を出す(図9参照)。
第7表示部37は、8セグメント表示が可能であり、特
売のときに、特売期間が月間であるときは「m」、特売
期間が週間であるときは「w」、特売期間がその日だけ
であるときは「d」を模式的に表示する。
【0054】また、ESL14は、価格等の情報を表示
する第1表示部31〜第7表示部37から成る第1液晶
層の表画面(第1表示面)の他に、商品の在庫数や注文
情報といった任意の情報を表示することができる第2液
晶層の裏画面(第2表示面)を備えている。これらの第
1及び第2液晶層は重ねて配置されている。ESL14
は、内部に小型のCPUを有しており、上記の表示機能
の他、受信機能、比較機能、及び送信機能を備えてい
る。ESL14の内部メモリにはそのESL14に固有
のESLコードが記憶されており、無線受信部22によ
り受信するトランシーバー13からの商品情報に含まれ
るESLコードを自己に設定したESLコードと比較
し、一致したときに受信した売価や単価等を更新して各
表示部31〜37に表示する。なお、この場合、以前に
表示されていた商品情報はクリアされて、新たな商品情
報が内部メモリに記憶される。また、トランシーバー1
3からの商品情報を受信して表示を更新した後に、ES
L14は無線送信部23からトランシーバー13に向け
て正常に処理が終了したことを示すフィードバック信号
を送信する。
【0055】このESL14は、売場に設置されている
ESL取付用レール18(図6参照)やその他の取付用
治具に取り付けられる。ESL14は、商品の並び替え
が自由にできるように取り外し自在とされているが、取
り付け及び取り外しには店員の持つ特殊な工具が必要で
ある。図6のESL取付用レール18には上下に爪18
a,18bが形成されており、これらの爪18a,18
bにESL14の上端部及び下端部を噛み込ませること
によって、ESL14をESL取付用レール18に装着
することができる。
【0056】またここでは、特売等の商品にはESL1
4とともにPOP広告19を付すという特売の広告方法
を採用するので(図6参照)、各ESL14のコストを
下げるために、ESL14の液晶表示をカラー表示では
なくモノクロ表示としている。POP広告19について
は、ESL14とともにESL取付用レール18の爪1
8aに噛み込ませることによって、商品の近傍に配置さ
れるようにしている。
【0057】また、ESL14には、数年の使用が可能
な長寿命バッテリーが内蔵されているか、あるいはこの
長寿命バッテリーに加えて太陽電池21が組み込まれて
いる。このような電源によって、ESL14は、数年間
バッテリー交換なしに作動し続けることができる。 <通常のESLシステムの動作概要>このような構成の
ESLシステム10において、ESLサーバー11は、
ストアコントローラ3が持つ商品マスタファイル3aか
らの情報やPOSサーバー5の実売価データファイル5
aからの情報にESL14を特定するESLコードや通
常売価及び実売価の単価を付した情報を、商品情報ファ
イル48としてHDD44内に記憶する(図4参照)。
この商品情報ファイル48は、上述のように商品マスタ
ファイル3aや実売価データファイル5aの更新に従っ
て、直ちに更新される。なお、ESLコードを付加する
作業は、各ESL14の表面に貼付されている自社コー
ド(バーコード)と裏面に貼付されているESLコード
(バーコード)とをハンディスキャナー等で読み込むこ
とによって行うことになる。
【0058】チェーンの本部からの商品マスタファイル
3aの変更指示や各店舗での販売戦略により、所定の商
品が特売となって実売価が下がったり、特売であった商
品が通常売価に戻されて実売価が上がったりした場合に
は、それに従ってESLサーバー11の商品情報ファイ
ル48も変更される。すると、ESLサーバー11が表
示変更をさせるためにESL14に対して商品情報を送
信する。各ESL14では、トランシーバー13から受
信した商品情報に含まれるESLコードと自己に設定さ
れているESLコードとを比較し、一致していればその
商品情報を取込んで更新された実売価や単価等の情報を
各表示部31〜37に表示する。
【0059】このようにして、各ESL14には、陳列
されている商品の売価や特売に関する情報等が表示され
る。 <ESLシステムのESL表示形態の選択の判断> (ESLの表示形態)ここでは、各商品の売価等に関す
る情報を表示するESL14の表示形態として、図7〜
図9に示すような3通りの表示形態が設定されている。
図7に示すものが、商品が通常売価で売られているとき
の通常表示である。図8に示すものは、商品が実売価が
今月のあるいは今週の特売品であるときの特売表示Aで
ある。そして、図9に示すものは、商品が日替わりの特
売品であるときの特売表示Bである。
【0060】図7に示す通常表示では、第1表示部31
に実売価である通常売価(580円)が表示され、第3
表示部33に単価(39円)が表示される。図8に示す
特売表示Aでは、第1表示部31に実売価である特売売
価(500円)が、第2表示部32に通常売価(580
円)が、第3表示部33に特売価格の単価(33円)
が、第5表示部35に「通常売価」の表示が、第7表示
部37に特売期間が週間であることを示す印(w)が表
示される。この特売表示Aは、店舗の営業時間中は、買
い物客に特売であることをアピールするために第1及び
第7表示部31,37は点滅表示となっている。
【0061】図9に示す特売表示Bでは、第1表示部3
1に実売価である特売売価(480円)が、第2表示部
32に通常売価(580円)が、第3表示部33に特売
価格に応じた単価(32円)が、第5表示部35に「通
常売価」の表示が、第6表示部36に「特売品」の表示
が、第7表示部37に特売期間がその日だけであること
を示す印(d)が表示される。この特売表示Bは、店舗
の営業時間中は、買い物客に特売であることをアピール
するために第1、第6及び第7表示部31,36,37
は点滅表示となっている。
【0062】(ESLサーバーによるESL表示形態の
選択の判断)上記の通常表示、特売表示A、特売表示B
のうちどの表示形態を各ESL14にさせるかという判
断は、ESLサーバー11が図11に示すフローに従っ
て判断する。まずステップS1において、実売価と通常
売価とが等しいか否かを判断する。ここで両者が等しけ
れば、その商品は通常売価で売られていると判断して、
ステップS2において、その商品に付くESL14に通
常表示をさせることを決定する。
【0063】ステップS1で実売価と通常売価とが異な
っていると判断すると、今度はステップS3に移り、こ
こで実売価が通常売価よりも小さいか否かを判断する。
ここで実売価のほうが安かった場合には、ステップS4
でその商品について特売表示(特売表示Aあるいは特売
表示B)をESL14にさせることが決定する。そし
て、ステップS5に移ると、商品情報ファイル48内の
特売期間あるいは特売種類番号が参照され、これに対応
した特売表示(A又はB)が決まる。例えば、図4に示
す自社コード54321のニホンピーナッツは、特売種
類番号が特売表示Aを示す2となっているため、ステッ
プS5においてESL14に特売表示A(図8参照)が
表示されることが決定する。
【0064】ステップS3において実売価が通常売価よ
りも高いと判断すると、ステップS6に移り、ESLシ
ステム10や店舗管理システムの取扱者(管理者や担当
者を含む)に対してエラー警告を発する。このエラー警
告は、ESLサーバー11の表示画面45に異常がある
ESL14を特定して、すなわち売価の逆転が起こった
商品を特定してエラー警告を表示させるとともに、アラ
ーム発生部47により警報を鳴らすことにより行われ
る。これにより、取扱者は、商品マスタファイル3aや
実売価データファイル5a、あるいは商品情報ファイル
48の内容をチェックして、売価の食い違いが起こった
原因を突き止め、これに対処することが可能となる。
【0065】<POP広告の取り付け及び取り外し時の
ESLシステムの動作>本ESLシステム10では、特
売を買い物客にアピールするために特売商品に付くES
L14の特売表示A,Bを上述のように点滅表示として
いるが、コスト等の理由からESL14の大きさや表示
能力に限界がある場合が多く、点滅表示だけでは必ずし
も十分なアピールができない。このため、このESLシ
ステム10においては、ESL14による広告表示に加
えて、図6に示すように紙のPOP広告19を作業員
(店員)がセットして回る販売広告方法を想定してい
る。これに従い、ESLサーバー11にインストールさ
れるソフトウェアには、上述の通常のESLシステムの
動作を制御するプログラムとともに、POP広告の取り
付け作業及び取り外し作業を補助するプログラムが内包
されている。以下、ESLサーバー11によるPOP広
告の取り付け作業及び取り外し作業の補助の内容につい
て説明する。
【0066】例えば、月初めの店舗の開店前において、
その日に特売を行う商品に対して作業員がPOP広告を
取り付けて回る場合を想定する。このような場合には、
ESLサーバー11はまず、商品情報ファイル48にあ
るPOP広告の取り付け時のデータ(図4参照)を基
に、その日にPOP広告が付けられるべき商品のリスト
を出して、表示画面45及びプリンター8に出力する。
作業員は、このプリンター8から出力された商品リスト
を持ってPOP広告の取り付け作業を行うことになる。
この商品リスト例を図10に示す。なお、商品リスト
は、月間、週間、日替わりの各特売期間に応じて、それ
ぞれ出力されることが望ましいが、取り付けるPOP広
告の形態や種類等によっては、さらに細かく分類してリ
ストを出したり、商品名の他に特売期間の記載欄を有す
る商品リストを出力することも選択することができる。
【0067】次に、ESLサーバー11の操作入力部4
6を操作すると、最初に月間という特売期間を有する商
品に付いているESL14を指定して商品情報がESL
14に送られる。この商品情報が送信されるときには、
月間特売であることを示す第7表示部37の「m」の表
示が点滅するように、ESLサーバー11からESL1
4に対して同時に指令信号が送られる。これを受けた該
当するESL14が第7表示部37の「m」の表示を点
滅させるため、作業員は、「m」の表示が点滅している
ESL14に対して、店舗を回りながらの月間特売用の
POP広告を取り付けていく。
【0068】月間特売用のPOP広告の取り付けが完了
した後、ESLサーバー11の操作入力部46を操作す
ると、次は週間という特売期間を有する商品に付いてい
るESL14を指定して商品情報がESL14に送られ
る。すると今度は、該当するESL14の第7表示部3
7が週間特売であることを示す「w」を表示しつつ点滅
を始める。よって、作業員は、「w」の表示が点滅して
いるESL14を確認しながら、週間特売用のPOP広
告(図6のPOP広告19参照)を取り付けて回る。
【0069】こうして週間特売用のPOP広告の取り付
けが終了した後、さらに操作入力部46を操作すると、
同様に日替わり特売に該当するESL14の第7表示部
37の「d」の表示が点滅する。この「d」の点滅表示
にしたがって作業員が日替わり特売用のPOP広告を取
り付ければ、全てのPOP広告の取り付けが完了する。
【0070】このような一連のPOP広告の取り付け作
業において、あるいはPOP広告の取り付けの確認作業
において、POP広告が付いているのに点滅表示してい
ないESL14があったり、点滅表示しているのにPO
P広告が付けられていないESL14があったりすれ
ば、作業ミスが発生しているということがわかる。ま
た、最初に作業を行わなければならない商品リストが出
力されるため、これによっても確認作業をすることがで
きる。また、確認の時間があまり取れないような場合で
あっても、取り付けたPOP広告の数と商品リストの商
品の数との一致・不一致を確認することで、簡易的な作
業チェックが可能である。
【0071】また、POP広告の取り外し時において
も、ESLシステム10による同様の作業補助が可能で
ある。ここではまず、商品情報ファイル48にあるPO
P広告の取り外し時のデータを基に、その日にPOP広
告が外されるべき商品のリストが出力される。そして、
ESLサーバー11の操作入力部46を操作すると、特
売が終了する商品に対応するESL14に更新された商
品情報が送られ、該当するESL14が特売を示す点滅
表示を止める。したがって、作業者は、POP広告が付
けられているにもかかわらず点滅表示を行っていないE
SL14を確認してそのESL14からPOP広告を外
すことにより、POP広告の取り外しの作業を容易に行
うことが可能となる。また、商品リストに記載されてい
る商品の数と取り外したPOP広告の数との比較等によ
って、作業ミスがないかどうかのチェック作業も行うこ
とができる。
【0072】<本ESLシステムの特徴> (1)ストアコントローラ3が持つ商品マスタファイル
3aの商品情報にESLサーバー11の商品情報ファイ
ルの商品情報が連動し、ECR6で使われる実売価とE
SL14に表示される表示売価とが自動的に一致するた
め、買い物客の店舗に対する信頼が向上する。すなわ
ち、ECR6での売価価格が売場での表示価格よりも高
い場合には買い物客からのクレームとなり、これがレジ
の行列の中で発生した場合には、その列に並んでいる全
ての買い物客が店舗に不信感を持つことになる。しか
し、本店舗管理システムでは上記のようなESLシステ
ム10を導入しているため、商品マスタファイル3a内
の売価変更とESL14の表示売価変更とが自動的にリ
ンクし、ECR6での売価と売場でのESL14の表示
売価とが即座に一致する。したがって、買い物客が店舗
に対して信頼を寄せるようになる。
【0073】また、店長、部門担当者、バイヤー等が買
い物客の要望を判断して、特売の実施及びその結果の測
定をリアルタイムに行うことも可能となる。 (2)近年、POP広告の多様化、商品改廃の増加等、
店舗オペレーションが複雑化しているが、本ESLシス
テム10ではESL14の表示機能を利用してPOP広
告の取り付けや取り外し、商品入れ替え等の作業を効率
よく行うことができるようにしているため、買い物客に
対する極め細かい販売サービスを行うことが可能とな
る。
【0074】(3)本ESLシステム10では、POP
広告を商品に付ける場合や商品の棚卸し・入れ替えの場
合等における商品やその商品の広告に対する作業が必要
となるときには、その作業にあった作業指示をESL1
4を使って表示させ、その作業を補助している。このた
め、作業を行う作業員が作業を行いやすくなり、作業に
かかる時間が短くなるとともに、作業ミスも少なくな
る。
【0075】これにより、作業の正確性や省力化を図る
ことができ、作業ミスが少なくなることによって店舗に
対する顧客のより高い信頼を得ることができる。 (4)本ESLシステム10では、通常売価と実売価と
の大小比較に基づいてESL14に通常表示をさせるか
特売表示をさせるかの判断をしている。すなわち、特売
期間や特売種類番号といった特売を表すデータの内容で
はなく、実際にPOSシステム4のECR6で販売に使
われている実売価を通常売価と比較して特売か否かを判
断している。したがって、実売価が変更されているにも
かかわらずESLサーバー11に取り込まれる商品マス
タファイル3aの特売を示すデータ(特売期間や特売種
類番号)が変更されていないような場合にも、実売価が
通常売価と一致している場合に特売表示を出してしまっ
たり、特売であるにもかかわらず特売表示がされなかっ
たりするESL14における表示の不具合がなくなり、
このESLシステム10を採用する店舗の信用を守るこ
とができる。
【0076】(5)本ESLシステム10では、ESL
サーバー11がHDD44内の単位価格計算データファ
イル49を有し、このデータファイル49を基にして商
品の実売価に対する単価を演算している。このため、実
売価に対する単価が商品マスタ3aにデータとして存在
せずESLサーバー11に取り込むことができない場合
にも、実売価に加えて実売価に対する単位価格をESL
14に表示させることができる。これによって、特売時
において、ESL14により買い物客に特売商品の割安
感をアピールすることができる。
【0077】(6)本ESLシステム10では、実売価
が通常売価よりも高いような場合には、ESLサーバー
11の表示画面45にエラー警告を出させるとともに、
アラーム発生部47により警報を鳴らすように制御を行
っている。これにより、ESLサーバー11の近くにい
る取扱者は、確実に異常に気づくことになる。
【0078】[第2実施形態]上記第1実施形態では、
商品情報ファイル48は、ストアコントローラ3の商品
マスタファイル3aから得られる情報及びPOSサーバ
ー5の実売価データファイル5aから得られる情報を基
に作成されている。しかし、ストアコントローラ3の売
価データとPOSサーバー5の売価データとが確実に連
動して整合されている店舗管理システムであれば、ES
Lサーバー11の商品情報ファイル48をストアコント
ローラ3の商品マスタファイル3aからの情報だけを基
にして作成してもよい。
【0079】この場合にも、第1実施形態と同じような
ESL14の表示形態の選択の判断の手順が踏まれる。
ここでは、商品マスタファイル3aからの情報にESL
コードを加えた図12に示す商品情報ファイルがESL
サーバー11のHDD44内に作成されるが、この特売
売価と通常売価とを比較してまず特売か否かが判断され
た後に、特売種類番号を参照してどの特売表示をさせる
のかが決定される。
【0080】まず図13のステップS11において、特
売売価と通常売価とが等しいか否かを判断する。ここで
両者が等しければ、その商品は通常売価で売られている
と判断して、ステップS12において、その商品に付く
ESL14に通常表示をさせることを決定する。ステッ
プS11で特売売価と通常売価とが異なっていると判断
すると、今度はステップS13に移り、ここで特売売価
が通常売価よりも小さいか否かを判断する。ここで特売
売価のほうが安かった場合には、ステップS14でその
商品について特売表示(特売表示Aあるいは特売表示
B)をESL14にさせることが決定する。そして、ス
テップS15に移ると、商品情報ファイル内の特売期間
あるいは特売種類番号が参照され、これに対応した特売
表示(A又はB)が決まる。
【0081】ステップS13において特売売価が通常売
価よりも高いと判断すると、ステップS16に移り、E
SLシステム10や店舗管理システムの取扱者(管理者
や担当者を含む)に対してエラー警告を発する。このエ
ラー警告は、ESLサーバー11の表示画面45に売価
の逆転が起こった商品を特定してエラー警告を表示させ
るとともに、アラーム発生部47により警報を鳴らすこ
とにより行われる。
【0082】[第3実施形態]上記実施形態では商品情
報ファイル48に特売種類番号を取り込んで特売表示A
と特売表示Bとを選択できるようにしているが、特売の
表示形態が2つであれば、特売種類番号の代わりにON
/OFFの特売フラグを用いることも可能である。ここ
では、通常表示か特売表示かについては実売価と通常売
価との比較、あるいは特売売価と通常売価との比較によ
って、どちらの特売表示をさせるかについては特売フラ
グのON/OFFによって判断させる。
【0083】[第4実施形態]特売の種類によって点滅
のパターンを大幅に変えて、日替わりの特売品なのか、
今週の特売品なのか、あるいは今月の特売品なのかが、
より明確になるようにすることもできる。例えば、点滅
の間隔を変えたり、間欠的な点滅を使ったり、点滅する
部分を変える方法がある。これにより、買い物客により
アピールすることが可能となり、またPOP広告を付け
外す作業者の作業もよりやりやすくなることが期待され
る。
【0084】[第5実施形態]上記第4実施形態では特
売の種類によって点滅のパターンを変えているが、この
特売種類に応じた点滅パターンの変更に加えて、あるい
は代えて、表示色の変更を行うことも効果がある。例え
ば、ESL14の液晶の第1〜第7表示部31〜37の
うち「特売品」という表示を行う第6表示部36の部分
にフルカラー液晶表示をさせ、日替わりの特売品なの
か、今週の特売品なのか、あるいは今月の特売品なのか
を、表示色の違いにより明確にすることができる。一部
をフルカラー液晶表示可能とすることによりESL14
のコストが跳ね上がるような場合には、特売種類に応じ
て「特売品」という表示を出す表示部を複数設け、それ
ぞれの表示部に対して異なる色のカラー偏光フィルム
(例えば、青色、緑色、赤色のカラー偏光フィルム)を
用いて、他のニュートラル偏光フィルムを用いた表示部
との差異及び各「特売品」の表示部間での差異を出すよ
うにすることもできる。このようなカラー偏光フィルム
を用いた一部カラー表示が可能な液晶であれば、製造コ
ストの増加は最小限に抑えられる。
【0085】[第6実施形態]上記第1実施形態では、
商品マスタファイル3a等の更新に従ってESLサーバ
ー11の商品情報ファイル48が自動更新され、その自
動更新に従って各ESL14の商品情報が変更されてい
る。しかしながら、上位システムである店舗システムの
管理者が、例えばある商品に対する特売が終了したのに
もかかわらず商品マスタファイル3aにおける特売情報
を戻し忘れていた場合には、POSシステム4では特売
売価で商品が販売され、ESLシステム10ではその商
品に特売売価が表示される状態が続く。このような状態
が長く続くと、特売でない商品を特売売価で販売し続け
ることになり、店舗が大きな損害を被ることになる。
【0086】そこで、このような店舗システムにおける
管理者や取扱者の特売情報の戻し忘れミスを発見し易く
するために、本実施形態では、ESLシステム10にお
いて以下のような工夫を凝らしている。 <構成>上記第1実施形態ではESL14の液晶の左下
の部分に第4表示部34(図5参照)を配置して商品の
陳列個数等を表示させているのに対して、本実施形態で
は、この第4表示部34に代えて図14に示すような4
桁の7セグメント表示が可能な第8表示部38を配置
し、特売の始期あるいは終期に関係するような時間系情
報をESL14に表示させるようにした。
【0087】ここでは、第8表示部38に特売が開始さ
れてからの経過日数を表示させるようにしている。具体
的には、ESLサーバー11が、特売表示をさせる指令
をESL14に送るときに経過時間を監視し始め、商品
マスタファイル3a等の更新によって特売が解除されな
い限り、24時間毎に経過日数を1日加えては経過日数
の情報を特売になっているESL14に1日毎に送り続
ける。これにより、特売表示のされているESL14
は、常に第8表示部38に特売開始からの経過日数が表
示されるようになる。
【0088】<ESL表示を使った店員による特売戻し
忘れミスのチェック作業>すると、店内の商品をチェッ
クしたり在庫を調べたりする店員にESL14の第8表
示部38の表示もチェックさせるようにすれば、店員が
第8表示部38の数値が異常なものでないかを判断し
て、異常の場合には商品マスタファイル3aの内容を確
認したりすることができる。例えば、図14に示すよう
に、第7表示部37が「w」であって特売期間が1週間
であるのに第8表示部38の数値が「12」であれば、
その商品は12日間も特売が続いているのでおかしいと
いう判断が為され、店舗システムの商品マスタファイル
3aにおける特売の戻し忘れミスが発覚することにな
る。
【0089】このように、本実施形態では、ESL14
の第8表示部38に特売開始からの経過日数を表示させ
るようにしているため、ESLシステム10に特売の情
報等を送る他のシステム(上位システム)における特売
情報の戻し忘れといったミスが発覚し易くなり、引いて
は店舗の損失の抑制につながっている。 <第6実施形態の変形例> (1)ESL14の第8表示部38に特売開始からの経
過日数を表示させる代わりに、特売開始日を表示させる
ようにしてもよい。この場合にも、店内を廻る店員はい
つから特売状態が続いているのかを把握することがで
き、特売期間や店の状態を勘案した上で、その特売状態
が妥当なものであるか否かを判断することができる。図
15は、9月27日に特売が始まったESL14を示し
ている。
【0090】このように特売開始日を表示させる場合に
は、所定時間毎(例えば、1日毎)にESLサーバー1
1からESL14へと送信を行う必要はなく、特売価格
等の特売情報とともに特売開始日のデータをESL14
に最初に送信するだけで済む。 (2)ESL14の第8表示部38に特売開始からの経
過日数を表示させる代わりに、特売が終わる特売終了予
定日に対する残日数を表示させるようにしてもよい。こ
の場合には、店員は原則として第8表示部38の表示が
マイナスの数値になっていないかを確認すればよく、判
断がより容易となる。そして、その店舗の事情で特売終
了予定日を超えても特売を継続させているというような
場合以外は、第8表示部38の表示がマイナスであれば
商品マスタファイル3aを確認するようにすればよい。
図16は、残日数が「―3日」、すなわち特売終了予定
日を3日過ぎている状態のESL14を示している。
【0091】なお、ここでは、ESLサーバー11が商
品マスタファイル3aから特売期間に関する情報を得
て、特売終了予定日から割り出した特売の残日数を例え
ば1日毎にESL14に送信する必要がある。また、残
日数を表示させるのではなく、特売終了予定日そのもの
を第8表示部38に表示させるようにすることもでき
る。
【0092】(3)図14〜図16に示す実施例では第
8表示部38に数値を表示させているが、第8表示部3
8を第7表示部37のように8セグメントとして、経過
日数や残日数などを記号化したものを表示させることも
可能である。
【0093】
【発明の効果】本発明では、通常売価と特売売価との比
較あるいは通常売価と実売価との比較に基づいて棚札表
示器に特売表示をさせるか否かを決定しているため、棚
札表示器に正確な表示をさせることが可能となり、この
システムを採用する店舗の信用を守ることができる。
【0094】また、別の本発明では、特売の経過日数や
残日数などの時間系情報を棚札表示器に表示させること
によって、他のシステムでの特売の戻し忘れを発覚する
ことが容易となり、特売の戻し忘れによる店舗の損害を
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のシステムを含む店舗管理
システムのブロック図。
【図2】店舗の簡易平面図。
【図3】ESLサーバーのブロック図。
【図4】商品情報ファイルの構成図。
【図5】ESLの正面図。
【図6】ESL及びPOP広告の取り付け図。
【図7】ESLの一表示状態図。
【図8】ESLの一表示状態図。
【図9】ESLの一表示状態図。
【図10】商品リスト例。
【図11】ESLシステムのESL表示形態の選択判断
のフローチャート。
【図12】第2実施形態の商品情報ファイルの構成図。
【図13】第2実施形態のESLシステムのESL表示
形態の選択判断のフローチャート。
【図14】第6実施形態のESLの一表示状態図。
【図15】第6実施形態変形例のESLの一表示状態
図。
【図16】第6実施形態変形例のESLの一表示状態
図。
【符号の説明】
10 ESLシステム(棚札表示変更システム) 11 ESLサーバー(サーバー) 13 トランシーバー 14 ESL(棚札表示器) 48 商品情報ファイル 49 単位価格計算データファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B118 FA15 3E042 BA05 CA02 CA04 CB07 CE07 EA06 5B049 BB11 BB49 CC02 CC31 DD01 DD02 DD05 FF04 FF09 GG01 GG04 GG07 9A001 JJ59 KK57

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各商品に関する情報を表示するために各商
    品の近傍に配置される、特売表示が可能な複数の棚札表
    示器と、 通常売価及び特売売価を含む各商品に関する情報を取り
    込み、前記通常売価と前記特売売価との大小比較に基づ
    いて前記棚札表示器に特売表示をさせるか否かを決定
    し、表示に関する指示を前記棚札表示器に対して送信す
    るサーバーと、を備えた棚札表示変更システム。
  2. 【請求項2】前記サーバーは、前記特売売価が前記通常
    売価よりも小さい場合にはその商品が特売であると判断
    して前記棚札表示器に特売表示をさせ、前記特売売価が
    前記通常売価と一致する場合にはその商品が特売ではな
    いと判断して前記棚札表示器に通常表示をさせ、前記特
    売売価が前記通常売価よりも大きい場合には取扱者にそ
    の不具合を知らせる、請求項1に記載の棚札表示変更シ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記棚札表示器は、少なくとも2種類の特
    売表示が可能であり、 前記サーバーが取り込む各商品に関する情報には、特売
    種類選択データが含まれており、 前記サーバーは、前記通常売価と前記特売売価との大小
    比較に基づいて前記棚札表示器に特売表示をさせるか否
    かを決定した後に、特売表示をさせる場合には前記特売
    種類選択データに基づいて前記棚札表示器に表示させる
    特売表示の種類を決定する、請求項1又は2に記載の棚
    札表示変更システム。
  4. 【請求項4】前記棚札表示器の少なくとも2種類の特売
    表示は、点滅パターン及び/又は表示色が異なる、請求
    項3に記載の棚札表示変更システム。
  5. 【請求項5】前記サーバーは、各商品の単位価格の計算
    に関するデータを有しており、このデータを基にして取
    り込んだ前記特売売価からその商品の前記特売売価に対
    する単位価格を演算することができ、 前記棚札表示器は、前記特売売価及び前記特売売価の単
    位価格の表示が可能である、請求項1から4のいずれか
    に記載の棚札表示変更システム。
  6. 【請求項6】各商品に関する情報を表示するために各商
    品の近傍に配置される、特売表示が可能な複数の棚札表
    示器と、 各商品に関する情報を取り込み、表示に関する指示を前
    記棚札表示器に対して送信するサーバーと、を備え、 前記サーバーは、各商品に関する通常売価のデータを有
    しており、取り込んだ各商品の実売価と前記通常売価と
    を比較して、前記実売価が前記通常売価よりも小さい場
    合にはその商品が特売であると判断して前記棚札表示器
    に特売表示をさせ、前記実売価が前記通常売価と一致す
    る場合にはその商品が特売ではないと判断して前記棚札
    表示器に通常表示をさせる、棚札表示変更システム。
  7. 【請求項7】各商品に関する情報を表示するために各商
    品の近傍に配置される、特売表示が可能な複数の棚札表
    示器と、 他のシステムから各商品に対する情報を取り込み、表示
    に関する指示を前記棚札表示器に対して送信するサーバ
    ーと、を備え、 前記サーバーは、特売情報を送信する前記棚札表示器に
    対して、特売開始からの経過時間あるいは経過日数を店
    員が認識することのできる時間系情報を送信して表示さ
    せる、棚札表示変更システム。
  8. 【請求項8】前記時間系情報は、特売開始時を表す情報
    である、請求項7に記載の棚札表示変更システム。
  9. 【請求項9】前記時間系情報は、特売開始からの経過時
    間あるいは経過日数を表す情報である、請求項7に記載
    の棚札表示変更システム。
  10. 【請求項10】各商品に関する情報を表示するために各
    商品の近傍に配置される、特売表示が可能な複数の棚札
    表示器と、 他のシステムから各商品に対する情報を取り込み、表示
    に関する指示を前記棚札表示器に対して送信するサーバ
    ーと、を備え、 前記サーバーは、特売情報を送信する前記棚札表示器に
    対して、特売終了予定時を店員が認識することのできる
    時間系情報を送信して表示させる、棚札表示変更システ
    ム。
  11. 【請求項11】前記時間系情報は、特売終了予定時を表
    す情報である、請求項10に記載の棚札表示変更システ
    ム。
  12. 【請求項12】前記時間系情報は、特売終了予定時まで
    の残時間あるいは残日数を表す情報である、請求項10
    に記載の棚札表示変更システム。
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