JP2000352569A - スペクトラムアナライザ及びその測定方法 - Google Patents

スペクトラムアナライザ及びその測定方法

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JP2000352569A
JP2000352569A JP2000071434A JP2000071434A JP2000352569A JP 2000352569 A JP2000352569 A JP 2000352569A JP 2000071434 A JP2000071434 A JP 2000071434A JP 2000071434 A JP2000071434 A JP 2000071434A JP 2000352569 A JP2000352569 A JP 2000352569A
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Yuji Yoshino
勇治 吉野
Yoshiaki Miyamae
義明 宮前
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変調形式に拘わらず各種信号の電力スペクト
ラムを正しく、安定に表示可能とする。 【解決手段】 周波数掃引により受信された信号を対数
増幅し、その増幅出力を検波し、検波出力をデジタル値
に変換し、そのデジタル値を、1mWを0dBmとする
デシベル値Pin(iは表示ポイント番号、nは掃引の繰
返し番号)に変換し、更にPPin=10Pin/10(mW)
を計算し、加算値メモリから前回までの加算値PPiA
取出し、これにPPinを加算して加算値メモリのPPiA
を更新し、またそのPPiAをnで割って平均値Piaを求
め、その対数Pi =10log Piaを計算して、このPi
を表示ポイントiごとに表示して電力のスペクトラム波
形を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は受信周波数を掃引
することを繰返し、その受信した信号を対数増幅し、そ
の増幅出力を検波し、その検波出力をデジタル信号値に
変換して、スペクトラム表示するスペクトラムアナライ
ザ、特に受信電力をスペクトラム表示する装置及び方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に従来のスペクトラムアナライザを
示す。入力端子11からの入力信号は周波数変換器12
に入力され、局部発振器13からの局部信号と周波数混
合され、中間周波信号に変換され、この中間周波信号は
中間周波帯域通過フィルタ14に通され、フィルタ14
の出力は対数増幅器15で対数増幅され、ダイナミック
レンジが圧縮される。対数増幅された出力は検波器16
でエンベロープ検波され、この検波出力はAD変換器1
7で一定周期でサンプリングされ、その各サンプルがデ
ジタル値に変換される。このデジタル値はメモリ18に
格納される。
【0003】一方、入力手段19により、受信すべき信
号の中心周波数、周波数帯域幅、周波数掃引速度、基準
レベルなどが入力され、これら入力データに応じて、C
PU(中央演算ユニット)が、プログラムメモリ22内
のプログラムを読出し、解読実行して、局部発振器13
の発振中心周波数を設定し、また掃引信号発生器20を
制御し掃引信号発生器20の掃引信号により局部発振器
13の発振周波数を掃引制御して、入力端子11よりの
入力信号中の受信可能な周波数が繰返し掃引される。
【0004】従来のトレース平均表示方法においては表
示器24における周波数軸(通常は横軸)上の各表示ポ
イント(ピクセル)i(i=1,2,…,N)ごとに、
周波数掃引の繰返しごとに得られるデジタル値Pin(d
Bm)をメモリ18から読出し、平均値算出部25で次
式により求める。
【0005】
【数3】
【0006】Pinはi番目の表示ポイントにおけるn番
目の掃引で得られた電力であり、単位は1mWを0dB
とした値である。このようにしてM回の掃引で得られた
各表示ポイントiの平均電力Piavgが平均値メモリ26
から読出され、表示制御部23の制御により、表示器2
4に表示される。表示器24の表示面には、例えば図2
に示すように横軸(周波数軸)を各1〜Nの表示ポイン
トとし、縦軸を平均値Piavgとして表示される。
【0007】このトレース平均法では、各表示ポイント
における信号電力値Pi (dBm)の平均処理を行って
いるため信号に重畳した雑音を平均化するのに有効であ
るが各表示ポイントの測定値Pi は対数増幅器15によ
り対数圧縮された値であり、この対数値を単に算術平均
しているため、その表示ポイント(周波数)iにおける
入力信号の電力を正しく平均したものではない、つまり
トレース平均法は、正しい平均電力分布を表示しない。
【0008】デジタル変調信号はホワイト雑音に似てお
り、その振幅確率密度関数は変調形式、ベースバンドフ
ィルタ変調ビットの特性に依存する。従来のスペクトラ
ムアナライザが備えるチャネル電力測定を行う機能は、
例えば雑誌Microwave & RF,1997年6月号、J.Wolf, B.B
uxton著「スペクトラムアナライザによる隣接チャネル
電力測定:Measure Adjacent-Channel Power With A Sp
ectrum Analyzer」に示されている。これは1表示ポイ
ントごとの電力を測定して次式によりチャネル電力を得
るものである。
【0009】
【数4】
【0010】ここでn1 ,n2 はチャネル両端の表示ポ
イントの番号、CHBWはチャネル帯域幅、RBWはス
ペクトラムアナライザの分解能帯域幅、Pi はi番目の
表示ポイントのレベル(dBm)、kn は分解能帯域幅
に対する補正係数(RBW×k n =電力帯域幅)であ
る。つまり各表示ポイントごとの測定値Pi (dBm)
をワット(mW)を単位とする真値10Pi/10(mW)
に変換し、その真値のチャネル帯域における表示ポイン
ト当りの平均をとり、更にその平均値を用いてチャネル
帯域当りの電力を求め、その電力の対数をとって表示す
るものである。この場合はチャネル帯域全体の電力が正
しく求まるが、各スペクトラム乃至、各表示ポイントご
との電力密度を求めることができず、また電力のスペク
トラム表示もできない。
【0011】また前記雑誌には、スペクトラムアナライ
ザの検波出力電圧Vvideo について次式を演算して表示
ポイントごとの電力を求めることが示されている。
【0012】
【数5】
【0013】ここでTは電力の測定時間、Vvideo はエ
ンベロープ検波器の出力電圧である。この場合は検波出
力電圧Vvideo は直線性スケールである必要があり、つ
まり、増幅器15としては対数増幅特性ではなく線形増
幅特性のものを用いる。従ってダイナミックレンジが大
きな入力信号の電力測定を可能にするには、線形特性で
あり、かつダイナミックレンジの大きな増幅器、検波
器、AD変換器を用いる必要があり、高価なものとな
る。一方安価な構成で大きなダイナミックレンジが得ら
れるように対数増幅器を用いると、式(1)の積分値は
正しい電力値にならない。また式(1)の演算は図1中
のAD変換器17の出力について行うが、この演算を行
うための特別の積分回路を設けてデジタル計算により十
分な速度で行う必要がある。積分時間Tを増加すること
により、つまり掃引時間を増加することにより、安定し
た結果が得られ、より正確な結果が得られることが示さ
れている。
【0014】しかし1つの表示ポイントにおける電力値
を得る時間、つまり積分時間Tの間、受信周波数の掃引
を停止しているか、一様な速度で受信周波数を掃引し、
その検波出力Vvideo のT時間ごとの積分値を1表示ポ
イントの電力値とするかは記載されていない。何れにし
ても測定結果、つまり安定した積分値の電力が得られる
ためには、各表示ポイントごとの積分時間Tを比較的大
きな値とする必要があり、1チャネル帯域の測定結果、
つまり電力のスペクトラム表示が得られるには、比較的
長い時間がかかる。また式(1)を十分な速度でデジタ
ル演算するための積分回路を特に設ける必要があり、か
つ積分時間Tの間に安定した結果を得るには、可成りの
数のサンプルが必要であり、図1中のAD変換器17の
サンプリング速度も可成り速くする必要があり、AD変
換器17が高価なものとなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的はダイ
ナミックレンジが大きい入力信号に対しても正しい電力
をスペクトラム表示することができ、かつ安価に構成す
ることができるスペクトラムアナライザ及びその測定方
法を提供することにある。この発明の他の目的は変換方
式に関係なく電力のスペクトラム表示を直ちに行うこと
ができ、しかも時間経過するに従って正しい電力を安定
に表示することができるスペクトラムアナライザ及びそ
の測定方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明によれば受信周
波数を掃引することを繰返し、その受信した信号を対数
増幅し、その増幅出力を検波し、その検波出力をデジタ
ル信号値に変換し、上記周波数掃引の幅内における各表
示ポイントごとに、デジタル信号値(dBm)をワット
(mW)の次元の電力値に真数変換し、同一表示ポイン
トごとに、周波数掃引の繰返しごとに得られる真数変換
された電力値を平均し、これら各表示ポイントごとの平
均電力値を対数変換し、これら各表示ポイントごとの対
数平均電力値をスペクトラム表示する。
【0017】
【発明の実施の形態】図3にこの発明の実施例を示し、
図1と対応する部分に同一符号を付けてある。真数変換
部31はn回目の掃引でi番目の表示ポイントに対する
測定値Pin(dBm)を次式によりワット(mW)の次
元の真数PPinに変換する。
【0018】
【数6】
【0019】実際にはAD変換器17により変換された
デジタル値Vinがメモリ18に格納され、そのデジタル
値VinがdBmを単位とするPinに変換する演算がdB
m変換部32で行われる。このdBm変換部32は通常
のスペクトラムアナライザに内蔵されているものであ
り、次のような演算が行われる。入力信号が最大となっ
た時、図2に示す表示面における表示枠の最高レベルに
表示されるように、基準レベルが設定され、基準レベル
の信号に対するAD変換器17の変換デジタル値を
T 、表示枠の最低レベルの信号に対するAD変換器1
7の変換デジタル値をA B 、表示枠の最高レベルと最低
レベル間のdB値をX、基準レベルの1mWを0dBm
とする単位で表わした値をRfdBm、n回目の掃引の
i番目の表示ポイントiのデジタル値をVinとするとP
inは次式により求まる。
【0020】
【数7】
【0021】平均値算出部34では真数変換部31で変
換された真数PPin(mW)と、加算値メモリ33内の
前回((n−1)回目)の掃引までi番目の真数の加算
値PPiAとを加算して、加算値メモリ33内の加算値P
iAを更新すると共にn回までの真数の加算値PPiA
nで割算して平均値Pia=PPiA/nを求める。対数変
換部35は平均値Piaの対数を計算し、表示ポイントi
の表示データP i =10log Piaを求め、対数値メモリ
37に格納する。
【0022】次に、入力信号の検波出力がAD変換器1
7でデジタル値に変換され、メモリ18に格納され、そ
のメモリ18に格納されたデジタル値を順次読出して処
理する手順を図4を参照して説明する。まず表示ポイン
トの番号iを1とし、周波数掃引の回数nを1とし(S
1)、メモリ18からデジタル値Vinを取出し(S
2)、VinについてdBm変換部32で式(3)の計算
を行ってdBm単位の値P inを求める(S3)。
【0023】このPin(dBm)を真数変換部31で式
(2)を計算してmWを単位とする真数PPinを求める
(S4)。次に加算値メモリ33から表示ポイントiに
対する真数の加算値PPiAを取出し(S5)、平均値算
出部34でPPiAにPPinを加算し(S6)、その加算
値に加算値メモリ33内の加算値PPiAを更新し(S
7)、更にステップS6で加算した結果PiAを掃引回数
nで割算して平均値Pia=PPiA/nを求める(S
8)。その平均値Piaを平均値メモリ36に格納して、
前回の平均値Piaを更新し(S9)、またPiaの対数を
対数変換部35で計算し(S10)、その対数値P i
10logPiaを対数値メモリ37に記憶する(S1
1)。
【0024】表示ポイント番号iを+1し(S12)、
iが最大表示ポイント番号Nより大になったかを調べ
(S13)、Nより大になっていなければステップS2
に戻ってメモリ18からデジタル値Vinを取出して同様
の処理を行う。iがNより大になれば表示ポイント番号
iを1にし(S14)、掃引回数nを+1し(S1
5)、掃引回数が所定値Mより大になったかを調べる
(S16)。nが所定値Mを超えてなければステップS
2に戻り、nが所定値Mを超えた場合は平均値メモリ3
6内の平均値P1a〜PNaで加算値メモリ33内の加算値
PP1A〜PPNAをそれぞれ更新し(S17)、掃引回数
nを2としてステップS2に戻る(S18)。
【0025】表示制御部23は対数値メモリ37の対数
値Pi を表示器24の表示ポイントiに対して表示す
る。従って表示器24には1回目の周波数掃引時におい
て、その各表示ポイントiについての表示データ、つま
り対数値Pi が得られると順次表示を行い、2回目の周
波数掃引時には、前回の掃引時に得られた対応する表示
ポイントの真数との平均値を求め、その対数値が各表示
ポイントで得られるごとに順次表示され、以下同様にし
て、各周波数掃引ごとに、各表示ポイントの真数を前回
までの同一表示ポイントについての真数の加算値と加算
してその平均値を求め、更にその対数値を求めて表示す
る。従って周波数の掃引を開始してから直ちに表示が行
われ、掃引回数が多くなるに従って平均するサンプルの
数が多くなり、安定度が増加し、正確さもよくなる。例
えば1回目の掃引では図5Aに示すような電力スペクト
ラムが表示され、その変動が激しいが2回目の掃引では
図5Bに示すような電力スペクトラムが表示され、変動
が減少し、更にn回目の掃引では図5Cに示すように、
激しい変動がなくなり、安定な表示になり、かつ真数に
変換して平均をとっているから正しい値が表示される。
この発明によればCDMA信号のように雑音に近い信号
は各スペクトラムの電力の平均値を求めることができ、
頗る便利である。
【0026】掃引回数nが大きくなると、真数PPin
加算値PPiAが大きな値となり、加算値メモリ33に格
納できなくなるため、nが予め決めた値M、例えば10
0になると、図4中のステップS17で説明したよう
に、各加算値PPiAをそれまでの平均値Piaで更新す
る。この更新はnがMを超えた時に行うものであるか
ら、ステップS8で求めた平均値Piaは、n=Mの時だ
け平均値メモリ36に記憶すればよい。つまりステップ
S8の次に図4中に破線で示すようにnがMと等しいか
を調べ(S19)、等しくなければステップS10に移
り、nがMと等しい時だけ、ステップS9に移って平均
値Piaを平均値メモリ36に格納し、その後ステップS
10を実行するようにしてもよい。
【0027】なお、図5C中に示すようにマーカ41を
表示波形の任意の個所に移動させて、クリックすると、
その表示ポイントiの対数平均値Piが対数値メモリ3
7から読出されて表示器24の一部に数値表示されるこ
とは、通常のスペクトラムアナライザがもつ機能により
行われる。真数PPinの平均を求める処理は図6に示す
ように行ってもよい。図6中の図4と同一の処理ステッ
プは同一ステップ符号を付けてある。この場合はステッ
プS4で真数PPinを演算すると、1回目の掃引か否か
を調べ(S21)、1回目の掃引の場合は、その真数P
inを平均値メモリ36に平均値Piaとして記憶すると
共に(S22)、その平均値Piaの対数を計算してPi
を求め(S10)、以下ステップS11,S12,S1
3,S15を行う。ステップS21で掃引回数が1回目
でなければ、平均値メモリ36から前回までの平均値P
iaを読出し(S23)、このPiaとステップS4で求め
たPPinとにより、平均値算出部34で次式を演算して
平均値Piaを求める(S24)。
【0028】
【数8】
【0029】この平均値Piaを平均値メモリ36に記憶
する(S9)と共に、Piaの対数を演算してPi を求
め、つまりステップS10以下の処理に移る。
【0030】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば各表
示ポイントごとにワットの次元の真数で電力を平均し、
この平均値の対数をスペクトラム表示するため、デジタ
ル変調波や雑音信号等の電力平均した真のエンペロープ
波形が表示できる。しかも対数増幅器15を用いて信号
レベルを圧縮しているため、包絡線検波器16、AD変
換器17としてダイナミックレンジが比較的小さい安価
なものを使用しても、大きなダイナミックレンジの入力
信号の電力を測定することができ、全体として安価に構
成することができる。
【0031】また掃引ごとに平均を行うものであり、各
掃引ごとに短時間で、電力のスペクトラムが表示され、
全体としての傾向を速く知ることができる。しかも1掃
引期間内で各表示ポイントにおける平均(積分)を求め
るものでなく、1掃引で表示ポイントの数Nだけ、AD
変換器17でサンプリングすればよく、つまりAD変換
器17として高速動作するものを必要とせず、この点に
おいても安価に構成することができる。
【0032】図3中の真数変換部31、dBm変換部3
2、平均値算出部34、対数変換部35はその1つ乃至
複数、あるいは全てを、CPU21によりプログラムを
解読実行することによりソフトウエアに機能させること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のスペクトラムアナライザの機能構成を示
すブロック図。
【図2】従来のトレース平均法による表示スペクトラム
波形の例を示す図。
【図3】この発明の実施例の機能構成を示すブロック
図。
【図4】図3に示したスペクトラムアナライザの処理手
順の例を示す流れ図。
【図5】Aはこの発明の方法における1回目の掃引で表
示された電力スペクトラムの例を示す図、Bはこの発明
の方法における2回目の掃引で表示された電力スペクト
ラムの例を示す図、Cはこの発明の方法におけるn回目
(n>3)の掃引で表示された電力スペクトラムの例を
示す図である。
【図6】この発明の方法の一部を変更した例を示す流れ
図。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信周波数を掃引することを繰返し、 その受信した信号を対数増幅し、 その増幅出力を検波し、 その検波出力をデジタル信号値に変換し、 上記周波数掃引の幅内における各表示ポイントiごと
    に、上記デジタル信号値をワット(mW)の次元の電力
    値PPinに真数変換し、 同一表示ポイントごとに上記周波数掃引の繰返しごとに
    得られる上記真数変換された電力値を平均し、 これら各表示ポイントごとの平均電力値を対数変換し、 これら各表示ポイントごとの対数平均電力値をスペクト
    ラム表示するスペクトラムアナライザの測定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の測定方法において、 上記真数変換は、上記デジタル信号値を、1mWを0d
    Bmとするデシベル値Pinに変換し、その後10Pin/10
    を演算して上記ワットの次元の電力値PPinを得ること
    を特徴とする。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の測定方法において、 上記電力値の平均は、各掃引ごとに得られる各表示ポイ
    ントiごとの電力値PPinを前回の掃引までに得られた
    電力値の加算値PPiAに加算して、その加算値PPiA
    更新し、その更新した加算値PPiAをそれまでの掃引回
    数nで割算して各表示ポイントiの電力平均Piaを求め
    ることを特徴とする。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の測定方法において、 上記各表示ポイントiごとの電力値の加算値PPiAを加
    算値メモリに記憶し、 電力値PPinが得られるごとに上記加算値メモリから対
    応する加算値PPiAを読出して、そのPPiAにPPin
    加算して、その加算値をPPiAとして上記加算値メモリ
    に記憶して加算値PPiAの更新を行い、 上記掃引回数nが予め決めた値になると、上記加算値メ
    モリの加算値PPiA〜PPNAを、上記各表示ポイントご
    との平均電力値Pia〜PNaで更新し、掃引回数nを2に
    更新することを特徴とする。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の測定方法において、 1回目(n=1)の掃引においては各表示ポイントごと
    の真数変換した電力値PPi1を平均値Piaとして平均値
    メモリに格納し、 n回目(n≧2)の掃引においては真数変換した電力値
    PPinを求めると、平均値メモリから前回の平均電力値
    iaを取出し、 【数1】 を演算して上記平均電力値を求め、平均値メモリの平均
    電力値Piaを更新することを特徴とする。
  6. 【請求項6】 受信周波数を掃引することを繰返す手段
    と、 受信した信号を対数増幅する増幅器と、 上記対数増幅出力を検波する検波器と、 上記検波出力をデジタル信号値に変換するAD変換器
    と、 上記周波数掃引の幅内における各表示ポイントi(i=
    1,2,…,N)ごとに、上記デジタル信号をワット
    (mW)の次元の電力値PPinに真数変換する真数変換
    手段と、 上記同一の表示ポイントごとに、上記周波数掃引の繰返
    しごとに得られる上記真数変換された電力値の平均電力
    値を計算する平均値算出手段と、 上記各表示ポイントごとの平均電力値を対数変換して対
    数平均電力値を出力する対数変換手段と、 上記各表示ポイントの対数平均電力値が格納され、その
    対数平均電力値が上記対数変換手段の出力により更新さ
    れる対数値メモリと、 上記対数値メモリから各表示ポイントごとの対数平均電
    力値が読出されて表示ポイントごとに対数平均電力値が
    スペクトラム表示される表示器と、 よりなるスペクトラムアナライザ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のスペクトラムアナライザ
    において、 上記真数変換手段は、上記デジタル信号値を1mWを0
    dBmとするデシベル値Pin(dBm)に変換するdB
    m変換手段と、 上記デシベル値Pinを入力して10Pin/10を演算して上
    記ワットの次元の電力値PPinを求める手段とよりな
    る。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のスペクトラムアナライザ
    において、 上記平均値算出手段は、上記真数変換手段よりの表示ポ
    イントiの電力値PP inと加算値メモリから取出した表
    示ポイントiの加算電力値PPiAとを加算する加算手段
    と、 表示ポイントiごとに加算電力値PPiAが格納され、上
    記加算手段の加算結果により対応表示ポイントの加算電
    力値PPiAが更新される上記加算値メモリと、 上記加算手段の加算結果PPiAを掃引繰返し回数nで割
    算して表示ポイントiの上記平均電力値を出力する割算
    手段とよりなる。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のスペクトラムアナライザ
    において、 上記平均値算出手段の出力平均電力値Piaが表示ポイン
    トiごとに格納される平均値メモリと、 掃引繰返し回数nが予め決めた数Mを超えるとこれを検
    出して、上記平均値メモリに格納されている掃引繰返し
    回数nでの各表示ポイントiごとの平均電力値Piaで、
    上記加算値メモリに格納されている各表示ポイントiご
    との加算電力値PPiAを更新する手段と、 上記掃引繰返し回数nを2に変更する手段とを備える。
  10. 【請求項10】 請求項7記載のスペクトラムアナライ
    ザにおいて、 上記平均値算出手段は、平均値メモリから取出された表
    示ポイントiの平均電力値Piaと、上記真数変換手段よ
    りの表示ポイントiの電力値PPinと、掃引回数nとが
    入力され、 【数2】 を演算する演算手段と、表示ポイントiごとの平均電力
    値Piaが格納され、上記演算手段の演算結果Piaに対応
    する表示ポイントの平均電力値Piaが更新される上記平
    均値メモリとよりなる。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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