JP2000352413A - トルク変動型軸受装置及びそれを用いたライティングビューロ - Google Patents

トルク変動型軸受装置及びそれを用いたライティングビューロ

Info

Publication number
JP2000352413A
JP2000352413A JP11166796A JP16679699A JP2000352413A JP 2000352413 A JP2000352413 A JP 2000352413A JP 11166796 A JP11166796 A JP 11166796A JP 16679699 A JP16679699 A JP 16679699A JP 2000352413 A JP2000352413 A JP 2000352413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
bearing
coil spring
operating member
top plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11166796A
Other languages
English (en)
Inventor
Taiichi Tokuda
泰一 徳田
Takashi Katagiri
孝 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoki Crebio Corp
Santo Industries Co Ltd
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
Santo Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Itoki Crebio Corp, Santo Industries Co Ltd filed Critical Itoki Crebio Corp
Priority to JP11166796A priority Critical patent/JP2000352413A/ja
Publication of JP2000352413A publication Critical patent/JP2000352413A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方向の回転に対して回転角度が大きくなる
につれて逆回転トルク、即ち制動力が増加し、他方向の
回転に対して回転角度が小さくなるにつれて正回転トル
ク、即ち復元力が減少するトルク変動型軸受装置を提供
する。特にライティングビューロに組付けると効果が大
きいものである。 【解決手段】 軸受体1には、軸受部7に軸体を回転可
能に嵌挿する軸孔8を形成し、軸方向一端部に可動体又
は機器本体に固定する取付部9を設け、軸方向他端部に
軸孔から偏心した位置に係着部10を設け、軸孔に挿通
した軸体には、取付部側の一端部に機器本体又は可動体
に直接的又は間接的に取付ける作動部材3を回転不能に
連結し、他端部にコイルばね4を外挿し、該コイルばね
の一端を軸体の端部に係着し且つコイルばねの他端を軸
受体の係着部に係着してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルク変動型軸受
装置及びそれを用いたライティングビューロに係わり、
更に詳しくは一方向の回転に対しては大きなトルクを必
要とし、他方向の回転に対しては小さなトルクで済むト
ルク変動型軸受装置と可動天板の回動部分にトルク変動
型軸受装置を用いたライティングビューロに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から一方向の回転に対しては大きな
トルクを必要とし、他方向の回転に対しては小さなトル
クで済むトルク変動型軸受装置は、いわゆる回転ダンパ
ーとして公知である。この回転ダンパーの制動機構は、
軸受体に対する軸体の正逆回転によって摺動摩擦抵抗が
変化するものか或いは液体の流動抵抗が変化するもので
あった。しかし、従来の回転ダンパーは、軸受体に対す
る軸体の回転角度に係わらず、常に略一定のトルクを生
じるものである。従って、回転ダンパーの軸受体を可動
体又は機器本体に固定し、軸体を機器本体又は可動体に
直接的又は間接的に取付けて使用する場合、可動体の回
転変位に対してその回転方向とは常に逆向きの制動力と
なる。これは回転ダンパーの受動的な制動機構に起因す
るのである。
【0003】ここで、回転ダンパーの使用例として特開
平6−261814号公報にて開示されたライティング
ビューロが挙げられる。つまり、ライティングビューロ
の本体部に回動可能に可動天板を枢着し、回転ダンパー
の軸受体を可動天板の側端に設けた取付穴に埋設状態で
固定し、前記軸体に連結杆の一端部を回転不能に連結す
るとともに、該連結杆の他端部を本体部に設けた奥行方
向へスライド移動可能な支持体の側面に枢着し、前記可
動天板が立起状態から水平状態へ回転変位する際に、前
記回転ダンパーの大きなトルクが作用して、可動天板の
下向き回転速度を減速し、支持体が連結杆で前方へ押し
出されて水平状態の可動天板を載支するのである。逆
に、可動天板が水平状態から立起状態へ回転変位する際
には、回転ダンパーの小さなトルクが作用するのであ
る。
【0004】しかし、ライティングビューロの可動天板
のように、最初は立起状態にあった可動天板が水平状態
へ回転変位する際に回転ダンパーの制動力が作用するよ
うになしたものでは、可動天板の自重による枢着部回り
の力のモーメントの変化を考えれば分かるように、立起
状態から前方へ回動する当初は力のモーメントは小さ
く、水平状態に近づくにつれて力のモーメントは大きく
なるので、その回転変位に対して略一定の制動力が作用
するものでは立起状態から水平状態へ回転変位する際に
回転速度が徐々に大きくなることは避けられない。とこ
ろで、前述の公報記載のライティングビューロでは、可
動天板の回動と支持体の奥行方向のスライド移動を連動
させているのでその問題は少ない。
【0005】一方、可動天板を水平状態から立起状態へ
回転変位させる際には、回動当初は大きな下向きモーメ
ントに打ち勝って可動天板を持ち上げなければならな
い。しかも、前記回転ダンパーは小さいトルクではある
が、可動天板の持ち上げ回転方向に対して逆向きの制動
力として作用するのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が前述
の状況に鑑み、解決しようとするところは、一方向の回
転に対しては大きなトルクを必要とし、他方向の回転に
対しては小さなトルクで済むトルク変動型軸受装置にお
いて、一方向の回転に対して回転角度が大きくなるにつ
れて逆回転トルク、即ち制動力が増加し、他方向の回転
に対して回転角度が小さくなるにつれて正回転トルク、
即ち復元力が減少するトルク変動型軸受装置を提供する
点にある。本発明の他の目的は、トルクの調節が簡単に
できるとともに、機器本体と可動体への組付作業が容易
に行えるトルク変動型軸受装置を提供することである。
更に、本発明の他の目的は、前述のトルク変動型軸受装
置を組付けて可動天板の回動操作が容易なライティング
ビューロを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明は、前述の課題
解決のために、軸受体に回転可能に嵌挿した軸体の相対
的回転角度に応じて逆回転トルクが変動するトルク変動
型軸受装置であって、前記軸受体には、軸受部に前記軸
体を回転可能に嵌挿する軸孔を形成し、軸方向一端部に
可動体又は機器本体に固定する取付部を設けるととも
に、軸方向他端部に前記軸孔から偏心した位置に係着部
を設け、前記軸孔に挿通した軸体には、前記取付部側の
一端部に機器本体又は可動体に直接的又は間接的に取付
ける作動部材を回転不能に連結し、他端部にコイルばね
を外挿するとともに、該コイルばねの一端を当該軸体の
端部に係着し且つコイルばねの他端を前記軸受体の係着
部に係着してなるトルク変動型軸受装置を構成した。こ
のように構成することによって、軸体の一方向の回転に
対して回転角度が大きくなるにつれて逆回転トルクが増
加し、他方向の回転に対して回転角度が小さくなるにつ
れて正回転トルクが減少するのである。
【0008】また、前記軸体と作動部材とを連結板を介
して連結してなり、前記軸体の端部に前記連結板を回転
不能に取付け、該連結板と前記作動部材とを面接合状態
で連結する際に、連結板と作動部材の接合面の一方に単
又は複数の突起を設け、接合面の他方に前記突起を係合
する複数の係合孔を同心円上に形成し、前記突起と係合
孔とを係合させた状態で作動部材を軸体に回転不能に連
結してなることが好ましい。この場合は、捩じられたコ
イルばねが復元する方向の回転に対するトルクの調節が
容易にできるのである。
【0009】更に、前記コイルばねが無負荷状態から前
記軸受体に対して作動部材を所定角度だけ回転させ、前
記コイルばねを弾性的に捩じった負荷状態となして、前
記軸受体に対する作動部材の初期回転角度を設定した
後、作動部材を軸受体にネジ止めによって仮固定してな
ることも好ましい。この場合は、軸受体を可動体又は機
器本体に固定するとともに、作動部材を機器本体又は可
動体に直接的又は間接的に取付ける作業が短時間且つ正
確に行えるのである。
【0010】そして、第2発明は、第1発明のトルク変
動型軸受装置を用い、前記機器本体がライティングビュ
ーロの本体部であるとともに、可動体が前記本体部に回
動可能に枢着した可動天板であり、前記軸受体を可動天
板の側端に設けた取付穴に埋設状態で固定するととも
に、前記作動部材が長尺の連結杆であり、該連結杆の他
端部を本体部に設けた奥行方向へスライド移動可能な支
持体の側面に枢着し、前記可動天板が立起状態から水平
状態へ回転変位する際に、前記コイルばねの捩じり弾性
力の漸増に伴って前記軸受体に対して回転する連結杆の
トルクが漸増するとともに、支持体が前方へ押し出され
て水平状態の可動天板を載支してなるライティングビュ
ーロを構成した。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を添付した
図面に基づき更に詳細に説明する。図1及び図2は第1
発明のトルク変動型軸受装置Aを示し、図中符号1は軸
受体、2は軸体、3は作動部材、4はコイルばね、5は
スリーブ、6は連結板をそれぞれ示している。また、図
3〜図7は前記トルク変動型軸受装置Aを回動機構部に
適用した例としてライティングビューロBを示してい
る。
【0012】第1発明のトルク変動型軸受装置Aは、軸
受体1に回転可能に嵌挿した軸体2の相対的回転角度に
応じて逆回転トルクが変動するものであり、更に詳しく
は軸体2の一方向の回転に対して回転角度が大きくなる
につれて逆回転トルク、即ち制動力が増加し、他方向の
回転に対して回転角度が小さくなるにつれて正回転トル
ク、即ち復元力が減少するものである。
【0013】以下にトルク変動型軸受装置Aの具体的な
構造を図1及び図2に基づいて説明する。前記軸受体1
には、軸受部7に前記軸体2を回転可能に嵌挿する軸孔
8を形成し、軸方向一端部に可動体又は機器本体に固定
する取付部9を設けるとともに、軸方向他端部に前記軸
孔8から偏心した位置に係着部10を設けている。ま
た、前記軸孔8に挿通した軸体2には、前記取付部9側
の一端部に機器本体又は可動体に直接的又は間接的に取
付ける作動部材3を回転不能に連結するとともに、他端
部にコイルばね4を外挿し、そして該コイルばね4の一
端を当該軸体2の端部に係着し且つコイルばね4の他端
を前記軸受体1の係着部10に係着している。尚、前記
軸体2には合成樹脂製のスリーブ5を介在させてコイル
ばね4を外挿することが好ましい。
【0014】更に詳しくは、前記軸受体1及びスリーブ
5は、ポリアセタール等の強度の高い合成樹脂で成形し
たものである。そして、軸受体1の軸受部7は、断面外
形が円形ではなく8字形又は長円形に形成し、前記軸孔
8は軸受部7の偏心した位置に形成し、また前記係着部
10は軸孔8から偏心した位置に段部として形成してい
る。そして、前記取付部9は、前記軸受部7の断面にお
ける長手方向両側に延びた板状長形であり、その両端部
には取付孔11,11を形成している。
【0015】前記軸体2は、SUS303等の強度の高
い金属製であり、前記軸受部7の軸方向長さよりも十分
に長く、前記軸孔8に嵌挿する部分を摺動部12とし、
該摺動部12から直径をやや減少させて前記コイルばね
4を外挿する支軸部13を一体形成している。前記軸体
2の摺動部12の端部にはフランジ部14とその中心端
部に円柱の対向側面が直線状に切欠された嵌合突部15
が一体形成されており、更に嵌合部15の中心には軸方
向へ螺孔16を形成している。また、前記軸体2の支軸
部13の端部には直径方向に係合溝17を形成すること
によって二股に分かれた脚片18,18を形成してい
る。
【0016】また、前記コイルばね4は、いわゆる捩じ
りコイルばねであり、コイル部19の一端の線材をその
直径方向に折曲して第1係合片20とし、コイル部19
の他端の線材をその接線方向に折曲して第2係合片21
とし、前記第1係合片20を前記軸体2の係合溝17に
係着するとともに、第2係合片21を前記軸受体1の係
着部10に係着した状態で、前記支軸部13の端部の両
脚片18,18をワッシャ22のスリット孔23,23
内にカシメ嵌合させ、コイルばね4の抜止めをなしてい
る。
【0017】また、前記スリーブ5は、コイルばね4の
コイル部19を外挿する円筒部24の一端にフランジ部
25を一体形成し、前記コイルばね4を支軸部13に外
挿する前に、フランジ部25側から支軸部13に円筒部
24を外挿しておき、フランジ部25を軸受部7の端面
に接合する。一方、軸体2のフランジ部14は取付部9
側の軸受部7の端面に接合し、両フランジ部14,25
で軸受部7を挾持し、またスリーブ5のフランジ部25
はコイルばね4とワッシャ22とで位置が固定されてい
るので、前記軸体2は軸受体1に対して軸方向に移動す
ることなく回転可能に嵌挿されるのである。
【0018】ここで、前記軸体2の摺動部12の直径
は、軸受体1の軸孔8の内径よりも若干大きく設定し、
摺動部12を軸孔8内に嵌挿する際に、軸孔8を押し広
げながら軸受部7を弾性的に変形させるのである。そう
することによって、前記軸体2の摺動部12と軸受体1
の軸孔8との接触面圧が高くなり、軸受体1に対する軸
体2の回転に対して略一定の摩擦抵抗を付与している。
尚、前記軸体2の摺動部12の直径と軸受体1の軸孔8
の内径とを一致又は摺動部12の直径より軸孔8の内径
を若干大きくして軸受体1に対する軸体2の回転に際し
て摩擦抵抗を無くする、あるいは極めて小さくすること
も可能である。
【0019】また、前記軸体2の端部に前記作動部材3
を回転不能に連結するには、該軸体2の端部に作動部材
3を直接溶接や嵌合ネジ止め等によって固定しても良い
が、本実施形態では捩じられたコイルばね4が復元する
方向の回転に対するトルクの調節が容易にできるよう
に、軸体2と作動部材3とを連結板6を介して回転不能
に連結している。
【0020】即ち、前記連結板6の中央には、前記軸体
2の嵌合突部15を回転不能に嵌入する嵌合孔26を形
成するとともに、前記作動部材3との接合面側であって
該嵌合孔26の中心に対して同心円上に4つの突起2
7,…を等間隔に突設している。ここで、当該連結板6
の板厚は前記嵌合突部15の突出高さと一致又は若干厚
くしている。一方、前記作動部材3には、中心孔28を
中心とした同心円上に前記突起27の数の整数倍、本実
施形態では3倍の12個の係合孔29,…を等間隔で形
成している。そして、図2(a)に示すように、前記軸
体2の端部の嵌合突部15に連結板6の嵌合孔26を嵌
合して回転不能に取付け、それから連結板6の前記突起
27,…が係合する作動部材3の係合孔29,…を選択
して互いに係合させて作動部材3を面接合状態にした
後、前記中心孔28に通した固定ネジ30を軸体2の螺
孔16に螺合し、もって作動部材3を軸体2に回転不能
に連結するのである。尚、前記突起27は1個でも良い
が、剪断強度を高めるために複数個とすることが好まし
い。また、前記突起27が4個で係合孔29を3倍の1
2個とした場合には、軸体2、即ち軸受体1に対する作
動部材3の取付回転角度は30°毎に設定できる。更
に、前記突起27は作動部材3に突設し、係合孔29を
連結板6に形成しても良い。
【0021】このように構成したトルク変動型軸受装置
Aは、軸受体1を可動体又は機器本体に取付部9を利用
して取付けるとともに、作動部材3を機器本体又は可動
体に直接的又は間接的に取付けて使用する。そして、前
記作動部材3、即ち軸体2を一方向に回転させると、軸
体2の支軸部13の端部に係着されたコイルばね4の第
1係合片20も回転するが、他端の第2係合片21が軸
受体1の係着部10で回転規制されているのでコイルば
ね4は弾性的に捩じれ、軸体2の回転角度が大きくなる
につれてコイルばね4の弾性復元力が増大して、逆回転
トルク、即ち制動力が増加する。それから軸体2を他方
向に回転させると、該軸体2の回転角度が小さくなるに
つれてコイルばね4の弾性復元力が減少して、正回転ト
ルク、即ち復元力が減少するのである。この際、前記軸
受体1の軸孔8と軸体2の摺動部12との間に無視でき
ない摺動摩擦抵抗力がある場合には、摺動摩擦抵抗力は
回転方向に対して常に逆回転方向に作用するので、実際
のトルクは、コイルばね4の弾性復元力が増加する方向
の回転に対しては弾性復元力と摺動摩擦抵抗力の和とな
り、コイルばね4の弾性復元力が減少する方向の回転に
対しては弾性復元力と摺動摩擦抵抗力の差になる。
【0022】実際にトルク変動型軸受装置Aを使用する
場合、軸受体1に対する作動部材3、即ち軸体2の回転
角度範囲は、それを組付ける機器の回動機構部の動作範
囲で決まる。そして、トルク変動型軸受装置Aで要求さ
れるトルクもそれを組付ける機器の回動機構部の可動体
の力のモーメントによって決まる。また、コイルばね4
の弾性力及び第1係合片20と第2係合片21の相対的
位置は、製造誤差によってバラツキが生じることは避け
られない。そのため、初期のトルクの微調節を行う必要
があるが、それは前記連結板6に対する作動部材3の取
付回転角度(図2(a)にθで示している)を調節する
ことによって行うことが可能である。また、トルクの大
きな調節は、コイルばね4をそれに応じた弾性力を有す
るものに変更すれば良い。
【0023】また、トルク変動型軸受装置Aを機器に組
付ける際に、コイルばね4が無負荷状態で行えることは
稀である。そのため、軸受体1と作動部材3の一方を先
に機器本体又は可動体に取付けた後、コイルばね4を弾
性的に捩じりながら所定角度まで回転させて他方に取付
けなければならない。その作業は、コイルばね4の弾性
復元力が大きければ非常に困難な作業となる。そのた
め、本発明では、前記軸受体1と作動部材3とを機器へ
の組付時の状態と同じ回転角度に仮固定するようにして
いる。つまり、図2(a)及び(b)に示すように、前
記コイルばね4が無負荷状態から前記軸受体1に対して
作動部材3を所定角度だけ回転させ、前記コイルばね4
を弾性的に捩じった負荷状態となして、前記軸受体1に
対する作動部材3の初期回転角度を設定した後、作動部
材3を軸受体1にネジ止めによって仮固定するのであ
る。そのため、前記軸受体1の取付部9と、作動部材3
の所定位置には、それぞれ螺孔又はタッピング用孔から
なる位置決め孔31と、通孔32を形成し、通常のネジ
又はタッピングネジからなる仮止めネジ33で初期回転
角度に仮固定する。尚、トルク変動型軸受装置Aを機器
を組付けた後には、前記仮止めネジ33は取り去るので
ある。
【0024】次に、第1発明のトルク変動型軸受装置A
を回動機構部に組み込んだライティングビューロB(第
2発明)を図3〜図7に基づいて簡単に説明する。つま
り、第2発明は、前記機器本体がライティングビューロ
の本体部34であるとともに、可動体が前記本体部34
に回動可能に枢着した可動天板35であり、前記軸受体
1を可動天板35の側端に設けた取付穴36に埋設状態
で固定するとともに、前記作動部材3が長尺の連結杆3
7であり、該連結杆37の他端部を本体部34に設けた
奥行方向へスライド移動可能な支持体38の側面に枢着
し、前記可動天板35が立起状態(図5参照)から水平
状態(図6参照)へ回転変位する際に、前記コイルばね
4の捩じり弾性力の漸増に伴って前記軸受体1に対して
回転する連結杆37のトルクが漸増するとともに、支持
体38が前方へ押し出されて水平状態の可動天板35を
載支してなるものである。
【0025】以下、図面に示した実施形態に基づいて第
2発明を更に詳細に説明する。図3はライティングビュ
ーロBの1実施形態を示すものであり、図中符号34が
ライティングビューロBの本体部で、39は前記本体部
34の両側側板、40は本体部34の下部に設けられた
引出しキャビネットであり、その上方には、本体部34
の上部前面を開閉する扉を兼ねる可動天板35が本体部
34の前方へ回動引き出し可能に設けられており、その
背面側の本体部34内は図示しないが適宜収納空間とし
て使用可能となっている。そして、前記可動天板35と
下方の引出しキャビネット40との間には、本体部34
から引き出された可動天板35を水平状態に支持する支
持体38が前記可動天板35と連動して本体部34から
前方へ摺動引き出し可能に設けられている。
【0026】前記可動天板35は、図4〜図6に示すよ
うに、両側側板39,39間の本体部34内に固定され
た固定棚41の前端部に蝶番42により回動自在に固定
されている。また、前記支持体38は、下面両側に下設
した側枠43の外側に固定したレール44に本体部34
の側板39内面に取り付けた転子45を摺動自在に内嵌
した移動板38Aと、この移動板38A下面の前記側枠
43内面に固定したスライダー46によって移動板38
Aに対して摺動自在に設けた引出し47から構成されて
おり、移動板38Aが引出し47とともに本体部34か
ら前方へ引き出され、更に、この移動板38Aから引出
し47が前方へ引き出し可能となっている。
【0027】そして、本体部34前面の前記可動天板3
5の両側下部は、図7に示すようにその側面部分を可動
天板35の下端から所定の長さにわたって段落ち状態に
凹部48が設けられており、この凹部48には更に前記
取付穴36が形成され、前記トルク変動型軸受装置Aの
軸受体1と軸体2に外挿したコイルばね4を埋没状態で
ネジ49,49にて固定している。尚、前記取付穴36
は、前記軸受部7を回り止め状態で嵌合する深穴36A
と取付部9を面一に嵌合する浅穴36Bとからなってい
る。また、前記凹部48は特に設けなくても良い。そし
て、可動天板35に軸受体1を取付けた状態では、軸体
2が可動天板35の側方へ向く状態になっている。そし
て、この軸体2に取付けた作動部材3(連結杆37)
は、その上部が本体部34内に収納された可動天板35
の側面に重なるように形成されるとともに、可動天板3
5の下端に位置する中間部分から下部を前方に屈曲形成
されて前記移動板38Aの両側に形成した凹部50部分
から移動板38Aの下方へ貫通させ、その下端は軸51
に回動自在に連結した連結金具52を前記移動板38A
の側枠43の外面に取付けることで、支持体38に回動
自在に連結されている。この連結杆37による可動天板
35と支持体38との連結機構は、可動天板35の一側
のみでもよいが、可動天板35の両側で連結杆37によ
り支持体38と連結することが好ましい。
【0028】上記のように構成してなる本発明に係るラ
イティングビューロBにおいては、可動天板35を使用
しない時には図5に示すように本体部34の前面に立て
た立起状態で収納され、可動天板35が本体部34の上
部前面を塞いでいる。この状態から、可動天板35を本
体部34の前方へ倒すと、可動天板35は、蝶番42に
より固定棚41と連結された下端部を中心に上部が前方
へ倒れるように回動する。すると、該可動天板35の回
動にともなって、その両側に取り付けたトルク変動型軸
受装置Aの連結杆37が、該連結杆37の上端に固定し
た軸体2を回転させながら前方へ移動し、該連結杆37
下端に連結された支持体38の移動板38Aは両側のレ
ール44部分で本体部34の転子45に支持された状態
で引出し47とともに本体部34から前方へ摺動移動す
る。そして、図6に示すように可動天板35が水平状態
になるまで回動すると、本体部34から前方へ引き出さ
れた移動板38Aの上面に設けられた支持突部38B上
に可動天板35が当接し、可動天板35は移動板38A
上に水平状態に支持される。
【0029】また、前記連結金具52は、中央部に断面
コ字形に取付台53が形成され、両側に取付板54,5
4を有し、取付台53には前記連結杆37の端部に孔5
5に挿通された軸51を取付ける孔56を形成し、また
前記取付板54にはネジ57で前記支持体38の側枠4
3に取付けるための通孔58を形成している。ここで、
前記トルク変動型軸受装置Aを可動天板35と支持体3
8の側枠43に取付けるには、図7に示すように支持体
38を本体部34から引き出し、可動天板35を水平状
態にして支持体38で載支した状態で作業を行う。その
ため、前記可動天板35に形成した取付穴36と軸受体
1の向きが一致し、側枠43の所定位置に前記連結金具
52を取付けることができるように、予めコイルばね4
を捩じりながら軸受体1に対する連結杆37の初期回転
角度を設定し、前述のように仮止めネジ33で仮固定し
た状態にする。このようにすることによって、コイルば
ね4の弾性復元力を気にすることなく、所定位置にトル
ク変動型軸受装置Aを取付けることができるのである。
この際、前記連結金具52の一方の通孔58と連結杆3
7が重なるので、該通孔58に対応する連結杆37にネ
ジ57の頭部が通過可能な逃がし孔59を形成してい
る。
【0030】前記のように、可動天板35を本体部34
から前方へ倒すと、該可動天板35と移動板38Aとが
連結杆37により連結されているため、該可動天板35
と移動板38Aとを連動連結している連結杆37が可動
天板35に対して必ず回動するが、前記連結杆37の上
端は可動天板35に埋設固定されたトルク変動型軸受装
置Aの軸体2に固定されているため、可動天板35の回
動時にはコイルばね4による弾性復元力による逆向きの
トルクがかかり、しかも可動天板35の回転角度が大き
くなるにつれてトルクが増大し、可動天板35が略水平
状態なった最大の下向きモーメントの一部をコイルばね
4の弾性復元力で相殺し、可動天板35の急激な前倒れ
が防止され、可動天板35が大きな音をたてて前倒れし
たり、また、倒れた可動天板35と移動板38Aとの間
に手指等を挟むといった恐れもない。
【0031】前記ライティングビューロBの場合、可動
天板35を本体部34前面に立てた状態から、前方へ倒
す方向にのみ逆向きのトルク(制動力)がかかるように
構成することで、可動天板35の急激な前倒れを防止す
るとともに、反対に可動天板35を立てて本体部34内
に収納する場合には、コイルばね4の弾性復元力が可動
天板35の重量の一部を支えるので軽く起こすことがで
きる。更に、可動天板35の重量に応じてコイルばね4
の弾性力を調節又は変更すれば、最適な可動天板35の
動作が実現できる。更に、前記トルク変動型軸受装置A
の軸受体1の軸受部7は、単に軸孔8に軸体2が嵌挿し
ている構造であるので、その肉厚を最小限に薄くするこ
とが可能であり、そのため可動天板35に穿設する取付
穴36、特に深穴36Aによる可動天板35の減肉を小
さくすることができるので、薄い無垢の可動天板35を
採用することが可能である。更に、前記取付穴36に軸
受体1の軸受部7が嵌合するので、取付部9のみによる
固定に加えて取付穴36と軸受部7との回り止め作用が
生じるので、より強固な取付状態となる。
【0032】第1発明のトルク変動型軸受装置Aの用途
は、前述のライティングビューロBに組み込む以外にも
種々存在し、取付部9の形状や作動部材3の形状を変更
するだけで多様な用途に適用可能である。トルク変動型
軸受装置Aは、ライティングビューロBの適用するよう
に、作動部材3を長尺の連結杆37となし、該連結杆3
7を可動体(支持体38)に連結金具52を用いて枢着
する等、間接的に可動体又は機器本体に取付ける以外に
も、作動部材3を直接的に可動体又は機器本体に取付け
ることも勿論可能である。
【0033】
【発明の効果】以上にしてなる請求項1に係る発明によ
れば、軸受体に対する軸体及び作動部材の一方向の回転
に対して回転角度が大きくなるにつれて逆回転トルク、
即ち制動力が増加し、他方向の回転に対して回転角度が
小さくなるにつれて正回転トルク、即ち復元力が減少す
る新規なトルク変動型軸受装置を提供できる。このトル
ク変動型軸受装置は、回転角度に応じて必要なトルクが
変化する用途に用いれば特に優れた効果を奏するのであ
る。また、取付部に対して同一側に軸受部とコイルばね
が存在するので、これら機構部分を全て可動体又は機器
本体の取付穴に埋設状態で取付けることが可能であり、
その場合、露出する部分は僅かになり、省スペース、コ
ンパクトが図れるのである。
【0034】請求項2によれば、前記突起と係合孔との
係合位置を選択し、両者を係合させた状態で作動部材を
軸体に回転不能に連結し、連結板に対する作動部材の取
付回転角度を調節することによって、捩じられたコイル
ばねが復元する方向の回転に対するトルク、即ち弾性復
元力の調節が容易にできるのである。
【0035】請求項3によれば、軸受体に対する作動部
材の初期回転角度を設定した後、作動部材を軸受体にネ
ジ止めによって仮固定してなるので、コイルばねが弾性
的に捩じった状態であっても、軸受体を可動体又は機器
本体に固定するとともに、作動部材を機器本体又は可動
体に直接的又は間接的に取付ける作業が短時間且つ正確
に行えるのである。
【0036】請求項4によれば、ライティングビューロ
の可動天板のように、最初は立起状態にあった可動天板
が水平状態へ回転変位する際に、可動天板の自重による
枢着部回りの力のモーメントは、立起状態から前方へ回
動する当初は小さく、水平状態に近づくにつれて大きく
なるような用途において、軸受体に対する軸体及び作動
部材の一方向の回転に対して回転角度が大きくなるにつ
れて逆回転トルク、即ち制動力が増加し、他方向の回転
に対して回転角度が小さくなるにつれて正回転トルク、
即ち復元力が減少するトルク変動型軸受装置を用いれ
ば、可動天板から手を離しても該可動天板を略一定の遅
い回転速度で立起状態から水平状態に回転変位させるこ
とが可能となるので、不意に可動天板から手が離れても
可動天板が支持体に衝突する恐れや、指を挟んで怪我を
する恐れもないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明のトルク変動型軸受装置を示す分解斜
視図である。
【図2】同じく組立てた状態を示し、(a)はトルク調
節のための取付回転角度を設定する状態を示す斜視図、
(b)は機器へ組み込むために軸受体に対して作動部材
の初期回転角度を設定して仮固定した状態を示す斜視図
である。
【図3】第2発明のライティングビューロの全体斜視図
である。
【図4】同じく要部を一部断面で示した部分正面図であ
る。
【図5】同じく可動天板を立起状態となした要部の部分
縦断面図である。
【図6】同じく可動天板を水平状態となした要部の部分
縦断面図である。
【図7】トルク変動型軸受装置をライティングビューロ
に組付ける作業を示した部分斜視図である。
【符号の説明】
A トルク変動型軸受装置 B ライティングビューロ 1 軸受体 2 軸体 3 作動部材 4 コイルばね 5 スリーブ 6 連結板 7 軸受部 8 軸孔 9 取付部 10 係着部 11 取付孔 12 摺動部 13 支軸部 14 フランジ部 15 嵌合突部 16 螺孔 17 係合溝 18 脚片 19 コイル部 20 第1係合片 21 第2係合片 22 ワッシャ 23 スリット孔 24 円筒部 25 フランジ部 26 嵌合孔 27 突起 28 中心孔 29 係合孔 30 固定ネジ 31 位置決め孔 32 通孔 33 仮止めネジ 34 本体部(機器本体) 35 可動天板(可動体) 36 取付穴 37 連結杆(作動部材) 38 支持体(機器本体) 39 側板 40 引出しキャビネット 41 固定棚 42 蝶番 43 側枠 44 レール 45 転子 46 スライダー 47 引出し 48 凹部 49 ネジ 50 凹部 51 軸 52 連結金具 53 取付台 54 取付板 55 孔 56 孔 57 ネジ 58 通孔 59 逃がし孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受体に回転可能に嵌挿した軸体の相対
    的回転角度に応じて逆回転トルクが変動するトルク変動
    型軸受装置であって、前記軸受体には、軸受部に前記軸
    体を回転可能に嵌挿する軸孔を形成し、軸方向一端部に
    可動体又は機器本体に固定する取付部を設けるととも
    に、軸方向他端部に前記軸孔から偏心した位置に係着部
    を設け、前記軸孔に挿通した軸体には、前記取付部側の
    一端部に機器本体又は可動体に直接的又は間接的に取付
    ける作動部材を回転不能に連結し、他端部にコイルばね
    を外挿するとともに、該コイルばねの一端を当該軸体の
    端部に係着し且つコイルばねの他端を前記軸受体の係着
    部に係着してなることを特徴とするトルク変動型軸受装
    置。
  2. 【請求項2】 前記軸体と作動部材とを連結板を介して
    連結してなり、前記軸体の端部に前記連結板を回転不能
    に取付け、該連結板と前記作動部材とを面接合状態で連
    結する際に、連結板と作動部材の接合面の一方に単又は
    複数の突起を設け、接合面の他方に前記突起を係合する
    複数の係合孔を同心円上に形成し、前記突起と係合孔と
    を係合させた状態で作動部材を軸体に回転不能に連結し
    てなる請求項1記載のトルク変動型軸受装置。
  3. 【請求項3】 前記コイルばねが無負荷状態から前記軸
    受体に対して作動部材を所定角度だけ回転させ、前記コ
    イルばねを弾性的に捩じった負荷状態となして、前記軸
    受体に対する作動部材の初期回転角度を設定した後、作
    動部材を軸受体にネジ止めによって仮固定してなる請求
    項1又は2記載のトルク変動型軸受装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1又は2又は3記載のトルク
    変動型軸受装置を用い、前記機器本体がライティングビ
    ューロの本体部であるとともに、可動体が前記本体部に
    回動可能に枢着した可動天板であり、前記軸受体を可動
    天板の側端に設けた取付穴に埋設状態で固定するととも
    に、前記作動部材が長尺の連結杆であり、該連結杆の他
    端部を本体部に設けた奥行方向へスライド移動可能な支
    持体の側面に枢着し、前記可動天板が立起状態から水平
    状態へ回転変位する際に、前記コイルばねの捩じり弾性
    力の漸増に伴って前記軸受体に対して回転する連結杆の
    トルクが漸増するとともに、支持体が前方へ押し出され
    て水平状態の可動天板を載支してなることを特徴とする
    ライティングビューロ。
JP11166796A 1999-06-14 1999-06-14 トルク変動型軸受装置及びそれを用いたライティングビューロ Pending JP2000352413A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11166796A JP2000352413A (ja) 1999-06-14 1999-06-14 トルク変動型軸受装置及びそれを用いたライティングビューロ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11166796A JP2000352413A (ja) 1999-06-14 1999-06-14 トルク変動型軸受装置及びそれを用いたライティングビューロ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000352413A true JP2000352413A (ja) 2000-12-19

Family

ID=15837848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11166796A Pending JP2000352413A (ja) 1999-06-14 1999-06-14 トルク変動型軸受装置及びそれを用いたライティングビューロ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000352413A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101702902B1 (ko) * 2016-04-26 2017-02-06 선희영 신발장 문짝

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101702902B1 (ko) * 2016-04-26 2017-02-06 선희영 신발장 문짝

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4969128B2 (ja) 家具の可動部品に用いるダンパー装置
US6591454B2 (en) Hinge
US20080127452A1 (en) Floor hinge assembly
US6886220B2 (en) Hinge device
US5031270A (en) Friction hinge
US7508656B2 (en) Display device having hinges with different torque characteristics
US20110005032A1 (en) Damping mechanism for cabinet hinge assembly
JP4308254B2 (ja) ダンパー付きヒンジ
JP2004316912A (ja) 螺旋運動式減衰装置
JP5364107B2 (ja) ダンパ位置調節装置
JP2009186016A (ja) ロータリーダンパ及びそれを具備する自動車部品並びに回転動作補助機構
WO2020155539A1 (zh) 铰链及具有该铰链的家居装置
JPH0222251B2 (ja)
US20020043127A1 (en) Rotary damper
US5655261A (en) Closing mechanism for cabinet hinge
US20240117918A1 (en) Rotating shaft apparatus and electronic device
JP5113047B2 (ja) 減衰要素
JP2000352413A (ja) トルク変動型軸受装置及びそれを用いたライティングビューロ
JP3307680B2 (ja) 開閉蓋体用ヒンジ装置
JPH0438059Y2 (ja)
KR100558285B1 (ko) 높이 조절구
KR200336864Y1 (ko) 높이 조절구
JP2905456B2 (ja) 脚の折畳装置
KR100443870B1 (ko) 영상 표시 기기용 힌지 장치
CN218871183U (zh) 搁脚器

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050531