JP2000351369A - デジタルatcシステム、及びデジタルatcシステムにおける制御方法 - Google Patents

デジタルatcシステム、及びデジタルatcシステムにおける制御方法

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JP2000351369A
JP2000351369A JP11165019A JP16501999A JP2000351369A JP 2000351369 A JP2000351369 A JP 2000351369A JP 11165019 A JP11165019 A JP 11165019A JP 16501999 A JP16501999 A JP 16501999A JP 2000351369 A JP2000351369 A JP 2000351369A
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digital
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train
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山口  篤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルATCシステムの終了区間をより効
率的に判別し得るデジタルATCシステム、及びデジタ
ルATCシステムにおける制御方法を提供する。 【解決手段】 軌道回路C1等に接続されたデジタルA
TC地上送信装置A1等の最終デジタルATC地上送信
装置Anが当該区間が終了区間である旨の終了区間情報
を含むデジタルATC信号Dnを送信し、デジタルAT
C車上装置12は、終了区間情報を受信した場合には、
デジタルATC情報が検出されなくなった時点、又は走
行距離に基いて軌道回路の終端境界E1を検出した時点
で、デジタルATC制御を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道等において列
車等の速度を制御する自動列車制御システム(ATC:
Automatic Train Control)に関し、特にデジタル信
号を用いるデジタルATCシステム、及びデジタルAT
Cシステムにおける制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道においては、列車を安全に運行する
ための手段との一つとして、ATCシステムが用いられ
ている。ATCシステムは、先行列車との間隔ならびに
進路の開通状況に応じて、許容運転速度情報をATC信
号として地上から列車側に伝送するとともに、列車側に
おいて列車の速度を連続的に照査し、許容速度(制限速
度)を超える場合にはブレーキをかけ、許容速度以下の
場合にはブレーキを緩めるといったブレーキ制御を行な
い列車速度の減速制御又は停止制御を自動的に行なわせ
るシステムである。
【0003】ATCシステムの一つとして、ATC信号
としてデジタル信号を用いるデジタルATCシステムが
ある。図3は、従来のデジタルATCシステムの構成を
示すブロック図である。図3に示すように、このデジタ
ルATCシステム200は、デジタルATC地上装置3
1と、デジタルATC車上装置32を備えて構成されて
いる。デジタルATC地上装置31では、デジタルAT
C地上送信装置B1、…、Bn、Bn+1から、対応する軌
道回路C1、…、Cn、Cn+1に、デジタルATC信号
1、…、Sn、Sn+1が送信され、各軌道回路C1〜C
n+1のレールにデジタルATC信号S1〜Sn+1が流され
る。ここに、nは、正の整数(自然数)である。以下の
記載においても同様である。
【0004】一方、走行中の列車Tには、デジタルAT
C車上装置32が設けられている。デジタルATC車上
装置32には、受電器33と、デジタルATC車上受信
・制御装置34が設けられ、デジタルATC信号S1
が受信され、デジタルATC信号S1等に含まれる列車
速度値等の情報が検出され、速度の制御又は停止制御が
行われる。
【0005】上記のデジタルATCシステム200によ
る列車制御を開始する場合は、最初の軌道回路C1のデ
ジタルATC信号S1に、「当該区間からデジタルAT
Cシステムによる列車制御を開始する」旨の情報を含ま
せることにより、列車Tに、デジタルATCシステム2
00による列車制御の開始を通知する。
【0006】デジタルATCシステム200による列車
制御を終了する場合は、デジタルATCシステム200
による列車制御を行う最後の区間の軌道回路Cnの終端
境界E1に後続する軌道回路Cn+1に送信するデジタルA
TC信号Sn+1に、「当該区間からは、デジタルATC
システムによる列車制御を行わない」旨の情報を含ませ
ることにより、列車Tに、デジタルATCシステム20
0の終了を通知する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のデジタ
ルATCシステムにおいては、列車制御用のデジタルA
TC信号S1〜Snを送信するデジタルATC地上送信装
置B1〜Bnが軌道回路C 1〜Cnごとに設置されている。
そして、列車制御区間の終端側には、さらにデジタルA
TC地上送信装置Bn+1を設置しなければならない。
【0008】しかし、上記した終端部のデジタルATC
地上送信装置Bn+1は、列車制御を行うためではなく、
デジタルATCシステムの終了区間である旨の情報を列
車側に知らせるための目的にのみ使用されており、装置
コスト、及び工事費の点から、効率化が要請されてい
た。
【0009】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、本発明の解決しようとする課題は、デ
ジタルATCシステムの終了区間をより効率的に判別し
得るデジタルATCシステム、及びデジタルATCシス
テムにおける制御方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るデジタルATCシステムは、デジタル
ATC地上装置から送信されるデジタルATC情報を列
車上に設けられたデジタルATC車上装置が受信し、前
記受信されたデジタルATC情報の内容に基づいてブレ
ーキ制御を行い前記列車の速度等を制御するデジタルA
TCシステムであって、前記デジタルATC地上装置
は、複数の軌道回路の個々の区間に対応して接続された
複数のデジタルATC地上送信装置を有し、前記複数の
デジタルATC地上送信装置のうち最終の軌道回路に対
応する最終デジタルATC地上送信装置は当該区間が終
了区間である旨の情報である終了区間情報を含むデジタ
ルATC情報を送信し、前記デジタルATC車上装置
は、前記終了区間情報を受信した場合には、前記デジタ
ルATC情報が検出されなくなった時点、又は走行距離
に基いて軌道回路の終端境界を検出した時点で、デジタ
ルATC制御を終了することを特徴とする。
【0011】また、本発明に係るデジタルATCシステ
ムの制御方法は、デジタルATC地上装置から送信され
るデジタルATC情報を列車上に設けられたデジタルA
TC車上装置が受信し、前記受信されたデジタルATC
情報の内容に基づいてブレーキ制御を行い前記列車の速
度等を制御するデジタルATCシステムの制御方法であ
って、前記デジタルATC地上装置は、複数の軌道回路
の個々の区間に対応して接続された複数のデジタルAT
C地上送信装置を有し、前記複数のデジタルATC地上
送信装置のうち最終の軌道回路に対応する最終デジタル
ATC地上送信装置は当該区間が終了区間である旨の情
報である終了区間情報を含むデジタルATC情報を送信
し、前記デジタルATC車上装置は、前記終了区間情報
を受信した場合には、前記デジタルATC情報が検出さ
れなくなった時点、又は走行距離に基いて軌道回路の終
端境界を検出した時点で、デジタルATC制御を終了す
ることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデジタルAT
Cシステムの実施形態について、図面を参照しながら説
明を行う。
【0013】(1)第1実施形態 図1は、本発明の第1実施形態であるデジタルATCシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【0014】図1に示すように、このデジタルATCシ
ステム101は、地上側に設けられるデジタルATC地
上装置11と、列車T側に設けられるデジタルATC車
上装置12を備えて構成されている。デジタルATC地
上装置11には、デジタルATC地上送信装置A1
…、Anが設けられている。また、デジタルATC車上
装置12には、受電器13と、デジタルATC車上受信
・制御装置14が設けられている。
【0015】この第1実施形態の地上側の装置について
は、A1からAn-1までは、上記した従来のデジタルAT
C地上装置B1〜Bn-1と同様の構成と作用を有してい
る。従来と異なるのは、デジタルATC地上装置An+1
が設けられていない点と、デジタルATC地上装置An
の構成が異なる点である。デジタルATC地上装置A1
〜Anは、軌道回路C1〜Cnの個々の区間に対応して接
続されている。
【0016】また、第1実施形態の車上側の装置につい
ては、受電器13は、上記した従来の受電器33と同様
の構成と作用を有している。従来と異なるのは、デジタ
ルATC車上受信・制御装置14である。
【0017】次に、第1実施形態のデジタルATCシス
テム101の作用について説明する。
【0018】このデジタルATCシステム101では、
デジタルATC地上送信装置A1、…、Anから、対応す
る軌道回路C1、…、Cnに、デジタルATC信号D1
…、Dnが送信され、各軌道回路C1〜Cnのレールにデ
ジタルATC信号D1〜Dnが流される。
【0019】一方、走行中の列車Tには、受電器13
と、デジタルATC車上受信・制御装置14が設けら
れ、デジタルATC信号D1等が受信され、デジタルA
TC信号D1等に含まれる列車速度値等の情報が検出さ
れ、速度の制御又は停止制御が行われる。
【0020】上記のデジタルATCシステム101によ
る列車制御を開始する場合は、最初の軌道回路C1のデ
ジタルATC信号D1に、「当該区間からデジタルAT
Cシステムによる列車制御を開始する」旨の情報を含ま
せるとともに、列車速度値等の情報も含ませることによ
り、列車Tに、デジタルATCシステム101による列
車制御の開始を通知するとともに、デジタルATC列車
制御を行うことができる。
【0021】デジタルATCシステム101による列車
制御を終了する場合は、デジタルATCシステム101
による列車制御を行う最後の区間の軌道回路Cnに送信
するデジタルATC信号Dnに、「当該区間は、デジタ
ルATCシステムによる列車制御を行う最後の区間であ
る」旨の終了区間情報を含ませるとともに、列車速度値
等の情報も含ませる。
【0022】列車T側のデジタルATC車上受信・制御
装置14は、受信したデジタルATC信号Dnに含まれ
る列車速度値等の情報に応じて軌道回路Cnの区間のデ
ジタルATC列車制御を行う。
【0023】また、デジタルATC車上受信・制御装置
14は、図示しないCPU(Central Processing Uni
t:中央演算処理装置)等を備えており、上記のデジタ
ルATC信号Dnを受信すると、「現在走行している軌
道回路Cnの区間の終端境界E 1を通過した後は、デジタ
ルATCによる列車制御が終了する」と判別する。
【0024】次に、列車T側のデジタルATC車上受信
・制御装置14は、デジタルATC信号Dnを監視し、
デジタルATC信号Dnが検出されなくなった場合に
は、「軌道回路Cnの区間の終端境界E1を通過した」と
判別し、次いで、「デジタルATCによる列車制御は終
了した」と判別する。その後は、受信された信号等に応
じて、アナログ方式のATC制御、ATS(Automatic
Train Stop)制御等に移行する。
【0025】上記において、「デジタルATC信号Dn
が検出されなくなった」と判別する場合には、ノイズの
混入等を考慮し、所定の判別時間を設定し、所定の判別
時間を超えて連続して無信号の場合に判別するようにし
てもよい。
【0026】また、上記以外の方式として、当該区間軌
道回路Cnの区間長さLnをデジタルATC信号Dnに含
ませておき、列車T側のデジタルATC車上受信・制御
装置14に、図示しない列車走行距離検出装置を設けて
おき、デジタルATC車上受信・制御装置14が、デジ
タルATC信号Dnの検出後の列車走行距離を監視し、
列車走行距離がLnに達した時点で、デジタルATC車
上受信・制御装置14が、「軌道回路Cnの区間の終端
境界E1を通過した」と判別するように構成してもよ
い。
【0027】あるいは、当該区間軌道回路Cnの区間長
さLnの値を列車T側のデジタルATC車上受信・制御
装置14の図示しない記憶装置に予め記憶させておき、
列車T側のデジタルATC車上受信・制御装置14に、
図示しない列車走行距離検出装置を設けておき、デジタ
ルATC車上受信・制御装置14が、デジタルATC信
号Dnの検出後の列車走行距離を監視し、列車走行距離
がLnに達した時点で、デジタルATC車上受信・制御
装置14が、「軌道回路Cnの区間の終端境界E1を通過
した」と判別するように構成してもよい。
【0028】上記の第1実施形態のように構成すること
により、軌道回路Cnの区間の終端境界E1の通過後にデ
ジタルATCによる列車制御を終了させる場合には、後
続する軌道回路Cn+1にデジタルATC地上送信装置を
接続する必要がなくなるため、従来方式に比べて装置費
用、工事費用、保守費用等を低減することができる、と
いう利点がある。
【0029】上記した第1実施形態のデジタルATCシ
ステム101において、デジタルATC地上送信装置A
nは、最終デジタルATC地上送信装置に相当してい
る。
【0030】(2)第2実施形態 図2は、本発明の第2実施形態であるデジタルATCシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【0031】図2に示すように、このデジタルATCシ
ステム102は、地上側に設けられるデジタルATC地
上装置21と、列車T側に設けられるデジタルATC車
上装置22を備えて構成されている。デジタルATC地
上装置21には、デジタルATC地上送信装置A1
…、An、An+1が設けられている。また、デジタルAT
C車上装置22には、受電器23と、デジタルATC車
上受信・制御装置24が設けられている。
【0032】この第2実施形態の地上側の装置について
は、A1からAnまでは、上記した従来のデジタルATC
地上装置B1〜Bnと同様の構成と作用を有している。従
来と異なるのは、デジタルATC地上装置An+1の構成
が異なる点である。デジタルATC地上装置A1〜An+1
は、軌道回路C1〜Cn+1の個々の区間に対応して接続さ
れている。
【0033】また、第2実施形態の車上側の装置につい
ては、受電器23は、上記した従来の受電器33と同様
の構成と作用を有している。従来と異なるのは、デジタ
ルATC車上受信・制御装置24である。
【0034】次に、第2実施形態のデジタルATCシス
テム102の作用について説明する。
【0035】このデジタルATCシステム102では、
デジタルATC地上送信装置A1、…、An+1から、対応
する軌道回路C1、…、Cn+1に、デジタルATC信号D
1、…、Dn+1が送信され、各軌道回路C1〜Cn+1のレー
ルにデジタルATC信号D1〜Dn+1が流される。
【0036】一方、走行中の列車Tには、受電器23
と、デジタルATC車上受信・制御装置24が設けら
れ、デジタルATC信号D1等が受信され、デジタルA
TC信号D1等に含まれる列車速度値等の情報が検出さ
れ、速度の制御又は停止制御が行われる。
【0037】上記のデジタルATCシステム102によ
る列車制御を開始する場合は、第1実施形態101と全
く同様である。
【0038】デジタルATCシステム102による列車
制御を終了する場合は、デジタルATCシステム102
による列車制御を行う最後の区間の軌道回路Cn+1に送
信するデジタルATC信号Dn+1に、「当該区間は、デ
ジタルATCシステムによる列車制御を行う最後の区間
である」旨の終了区間情報を含ませるとともに、列車速
度値等の情報も含ませる。
【0039】列車T側のデジタルATC車上受信・制御
装置24は、受信したデジタルATC信号Dn+1に含ま
れる列車速度値等の情報に応じて軌道回路Cn+1の区間
のデジタルATC列車制御を行う。
【0040】また、デジタルATC車上受信・制御装置
24は、図示しないCPU(Central Processing Uni
t:中央演算処理装置)等を備えており、上記のデジタ
ルATC信号Dn+1を受信すると、「現在走行している
軌道回路Cn+1の区間の終端境界E2を通過した後は、デ
ジタルATCによる列車制御が終了する」と判別する。
【0041】次に、列車T側のデジタルATC車上受信
・制御装置24は、デジタルATC信号Dn+1を監視
し、デジタルATC信号Dn+1が検出されなくなった場
合には、「軌道回路Cn+1の区間の終端境界E2を通過し
た」と判別し、次いで、「デジタルATCによる列車制
御は終了した」と判別する。その後は、受信された信号
等に応じて、アナログ方式のATC制御、ATS制御等
に移行する。
【0042】また、上記において、「デジタルATC信
号Dn+1が検出されなくなった」と判別する場合には、
ノイズの混入等を考慮し、所定の判別時間を設定し、所
定の判別時間を超えて連続して無信号の場合に判別する
ようにしてもよい。
【0043】また、上記以外の方式として、当該区間軌
道回路Cn+1の区間長さLn+1をデジタルATC信号D
n+1に含ませておくか、列車T側のデジタルATC車上
受信・制御装置24に予め記憶させておき、図示しない
列車走行距離検出装置を用いて、デジタルATC車上受
信・制御装置24が、デジタルATC信号Dn+1の検出
後の列車走行距離を監視し、列車走行距離がLn+1に達
した時点で、デジタルATC車上受信・制御装置24
が、「軌道回路Cn+1の区間の終端境界E2を通過した」
と判別するように構成してもよい。
【0044】上記の第2実施形態のように構成すること
により、デジタルATCによる列車制御を終了させる終
端境界点を従来のE1からE2に延長することができ、軌
道回路Cn+1の区間においてもデジタルATC列車制御
を行うことができる。したがって、従来方式に比べてほ
とんど費用を加えることなく、デジタルATC列車制御
区間を1区間増加させることができる、という利点があ
る。
【0045】上記した第2実施形態のデジタルATCシ
ステム102において、デジタルATC地上送信装置A
n+1は、最終デジタルATC地上送信装置に相当してい
る。
【0046】また、上記した第1実施形態のデジタルA
TCシステム101におけるデジタルATC信号D1
n、及び第2実施形態のデジタルATCシステム10
2におけるデジタルATC信号D1〜Dn+1は、デジタル
ATC情報に相当している。
【0047】なお、本発明は、上記各実施形態に限定さ
れるものではない。上記各実施形態は、例示であり、本
発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的
に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、
いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含され
る。
【0048】例えば、上記各実施形態においては、デジ
タルATCが用いられる対象として鉄道を例に挙げて説
明したが、本発明はこの例には限定されず、他の適用対
象、例えば、モノレール、新交通システムであってもよ
い。また、本発明は、ATCシステムだけでなく、AT
O(自動列車運転システム)にも適用可能である。ま
た、デジタルATC情報を送信する媒体についても、レ
ールに流す信号電流以外に、電波、光等も利用可能であ
る。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、複数の軌道回路の個々の区間に対応して接続された
複数のデジタルATC地上送信装置のうち最終の軌道回
路に対応する最終デジタルATC地上送信装置が当該区
間が終了区間である旨のデジタルATC情報である終了
区間情報を送信し、デジタルATC車上装置は、終了区
間情報を受信した場合には、デジタルATC情報が検出
されなくなった時点、又は走行距離に基いて軌道回路の
終端境界を検出した時点で、デジタルATC制御を終了
するようにしたので、従来システムにおける最後のデジ
タルATC地上送信装置を除去することができ、あるい
は従来システムよりもデジタルATC列車制御区間を1
区間増加させることができる、という利点を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるデジタルATCシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施形態であるデジタルATCシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図3】従来のデジタルATCシステムの構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
11 デジタルATC地上装置 12 デジタルATC車上装置 13 受電器 14 デジタルATC車上受信・制御装置 21 デジタルATC地上装置 22 デジタルATC車上装置 23 受電器 24 デジタルATC車上受信・制御装置 101、102、200 デジタルATCシステム 31 デジタルATC地上装置 32 デジタルATC車上装置 33 受電器 34 デジタルATC車上受信・制御装置 A1〜An+1 デジタルATC地上送信装置 B1〜Bn+1 デジタルATC地上送信装置 C1〜Cn+1 軌道回路 D1〜Dn+1 デジタルATC信号 E1、E2 デジタルATCシステム列車制御区間終端境
界 S1〜Sn+1 デジタルATC信号 T 列車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルATC地上装置から送信される
    デジタルATC情報を列車上に設けられたデジタルAT
    C車上装置が受信し、前記受信されたデジタルATC情
    報の内容に基づいてブレーキ制御を行い前記列車の速度
    等を制御するデジタルATCシステムであって、 前記デジタルATC地上装置は、複数の軌道回路の個々
    の区間に対応して接続された複数のデジタルATC地上
    送信装置を有し、前記複数のデジタルATC地上送信装
    置のうち最終の軌道回路に対応する最終デジタルATC
    地上送信装置は当該区間が終了区間である旨の情報であ
    る終了区間情報を含むデジタルATC情報を送信し、 前記デジタルATC車上装置は、前記終了区間情報を受
    信した場合には、前記デジタルATC情報が検出されな
    くなった時点、又は走行距離に基いて軌道回路の終端境
    界を検出した時点で、デジタルATC制御を終了するこ
    とを特徴とするデジタルATCシステム。
  2. 【請求項2】 デジタルATC地上装置から送信される
    デジタルATC情報を列車上に設けられたデジタルAT
    C車上装置が受信し、前記受信されたデジタルATC情
    報の内容に基づいてブレーキ制御を行い前記列車の速度
    等を制御するデジタルATCシステムの制御方法であっ
    て、 前記デジタルATC地上装置は、複数の軌道回路の個々
    の区間に対応して接続された複数のデジタルATC地上
    送信装置を有し、前記複数のデジタルATC地上送信装
    置のうち最終の軌道回路に対応する最終デジタルATC
    地上送信装置は当該区間が終了区間である旨の情報であ
    る終了区間情報を含むデジタルATC情報を送信し、 前記デジタルATC車上装置は、前記終了区間情報を受
    信した場合には、前記デジタルATC情報が検出されな
    くなった時点、又は走行距離に基いて軌道回路の終端境
    界を検出した時点で、デジタルATC制御を終了するこ
    とを特徴とするデジタルATCシステムの制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7478654B2 (ja) 2020-12-01 2024-05-07 株式会社日立製作所 車上保安装置

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JP7478654B2 (ja) 2020-12-01 2024-05-07 株式会社日立製作所 車上保安装置

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