JP2000349516A - 電界モード変換装置 - Google Patents

電界モード変換装置

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JP2000349516A
JP2000349516A JP11158945A JP15894599A JP2000349516A JP 2000349516 A JP2000349516 A JP 2000349516A JP 11158945 A JP11158945 A JP 11158945A JP 15894599 A JP15894599 A JP 15894599A JP 2000349516 A JP2000349516 A JP 2000349516A
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Japan
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electric field
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rectangular waveguide
nrd guide
guide
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JP11158945A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Yoneyama
米山  務
Toshihiko Azuma
寿彦 我妻
Takanao Daicho
敬直 大長
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 導波管内のTEモードと、NRDガイド内の
LSMモードの相互間での電界モードの変換を可能と
し、装置の薄形化、小型化、広帯域化を実現する。 【解決手段】 レーダ装置1のスロット形平面アンテナ
2を構成する矩形導波管25と、NRDガイド形フロン
トエンド3からの出力信号を伝送するNRDガイド32
との両者の信号の電界モードが直交するように結合す
る。また、結合部には、電界モード変換装置4が設けら
れ、NRDガイド32の信号のLSMモードを、矩形導
波管25のTEモードに変換する。NRDガイド32の
信号の電界方向と、矩形導波管25の信号の電界方向が
直交するように、両者を結合した場合でも、モード変換
装置3での電界モードの変換作用によってNRDガイド
32と矩形導波管25との間の信号の伝送が可能とな
る。NRDガイド32と、導波管25の上下の導体板を
それぞれ一体化して、小型化が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はNRDガイド(Non
Radiative Dielectric Wave guide)を伝送される信号の
電界モードであるLSMモードと、導波管を伝送される
信号の電界モードであるTEモード間での相互変換を可
能にし、NRDガイドと導波管を接続するための電界モ
ード変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の交通施策における構成安全性の向
上、輸送効率の向上、快適性の向上等を目的とした知能
化交通システム(ITS)を構築するための一つとし
て、自動車にレーダ装置を搭載し、先行車や障害物の探
知、車々間あるいは路車間通信、無人料金徴収ゲートへ
の適用を実現することが検討されており、その一つとし
て悪天候でも確実に動作するミリ波を利用したレーダ装
置を搭載することが検討されている。また、このような
レーダ装置では、受信した電波が、自車から放射した電
波が固定物や他車で反射した電波であるか、他車から放
射した電波であるかを区別する必要がある。従来、電波
の偏波面としては水平偏波、あるいは垂直偏波に統一さ
れているため、偏波面の違いのみでは前記した区別を行
うことができない。したがって、この場合には電波の周
波数を相違させ、あるいは電波にユニークな信号を含ま
せて自車と他車を区別する方式が考えられるが、前者で
は全ての周波数を満たすことは困難であり、また後者で
はユニーク信号を解析するための回路手段が必要にな
り、結果としてレーダ装置が複雑化し、レーダ装置のコ
スト高をまねくことになる。
【0003】そこで、近年では垂直方向に対して特定の
方向に傾斜した偏波面を有する電波を使用することが提
案されている。このような傾斜偏波面の電波を用いるこ
とにより、自車の放射した電波は放射した電波と同じ偏
波面であり、対向車からの電波はこれとは逆方向に傾斜
した偏波面の電波であり、両者を区別することが可能と
なり、前記したレーダ装置によるITSの実現が可能と
なる。また、前記したような偏波面が傾斜した直線偏波
を使用する代わりに円偏波を利用することも可能であ
り、自社からの電波が反射したときにその偏波面の旋回
方向が変化する性質を使用することで、円偏波の旋回方
向を検出して自車からの電波と対向車からの電波を区別
することが可能となり、ITSの実現が可能となる。
【0004】このようなレーダ装置を実現するためのア
ンテナとして、直線偏波の電波を放射することが可能で
かつ構成が簡易なスロットアンテナを用いることが考え
られる。このスロットアンテナとしては、例えば、上側
及び下側の平行配置した一対の導体板と、これら導体板
の両側に沿って延設される導体板からなる側板とで偏平
な矩形筒状に形成された矩形導波管の一端開口から信号
(TE波)を導入し、当該矩形導波管の対向する金属面
の一方に設けられた管軸方向と直交しかつ管軸方向に配
列された複数本のスロットを通して前記信号を外部に放
射する構成がある。このスロットアンテナでは、伝送さ
れる信号によって発生する導体板表面に流れる電流をス
ロットにより遮断することで、当該スロットから信号を
外部に放射させるものであり、構造が簡易なスロット形
平面アンテナを構成できる利点を有する。また、この場
合、使用する信号波長に対して十分に長いスロットを長
尺スロットと呼び、周波数特性を持たないことが特徴と
される。さらに、配列されている複数のスロットの配列
間隔、すなわちスロット間隔を信号の1波長の長さに設
定すると、信号の放射方向は、スロットの長さ方向に対
し垂直な面(E面)内においてアンテナ放射面に対して
垂直な方向に指向性を有する特性となる。なお、60G
Hzの信号を伝送する場合、図12に示すように、上下
の各導体板101,102と左右の導体板103,14
0で構成される矩形導波管はvバンド導波管で幅(W)
が3.8mm、高さ(H)が1.9mmである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のミリ波レーダ装
置を安価にそして簡便に実現する方法として、前記のス
ロット形平面アンテナとNRDガイド形フロントエンド
(送受信器)を組み合わせることが本願発明者の米山と
我妻により提案されている。スロット形平面アンテナを
伝送するTEモードは図12に示したように矩形導波管
の上下導体板に垂直であり、フロントエンドを構成する
NRDガイドを伝送するLSMモードは図13に示すよ
うに上下導体板に平行である。
【0006】したがって、スロット形平面アンテナとフ
ロントエンドを構成するNRDガイドの両者をそのまま
接続した場合には、NRDガイドとスロット形平面アン
テナの各導体板の方向が90度の角度で交差してしまう
ことになり、レーダ装置全体の幅方向及び高さ方向の寸
法が大きくなり、実際に自動車に搭載する上で好ましい
ものではなくなる。したがって、スロット形平面アンテ
ナとNRDガイド形フロントエンドを接続するには特別
な工夫が必要となる。この為に、従来は漏れ波NRDガ
イドを用いたものが提案されている。しかしながら、こ
の漏れ波NRDガイドを用いる技術は小型化が難しいと
ともに、設計及び製作が困難で、動作周波数帯域が狭い
ものであった。
【0007】本発明の目的は、矩形導波管のTEモード
とNRDガイドのLSMモードの相互間での電界モード
の変換を容易に可能とし、これにより、例えば前記した
ようなスロット形平面アンテナとNRDガイド形フロン
トエンドの接続を行い、ミリ波レーダを小形化する電界
モード変換装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、NRDガイド
と矩形導波管との結合部に配設され、前記NRDガイド
を伝送される信号の電界モードと前記矩形導波管を伝送
される信号の電界モードとを一致させるモード変換素子
とを備える電界モード変換装置であって、前記NRDガ
イドを伝送される信号の電界方向と前記矩形導波管を伝
送される信号の電界方向とが直交するように前記NRD
ガイドと前記矩形導波管とが結合され、前記モード変換
素子は、前記NRDガイドと矩形導波管との結合部に配
設される誘電板と、前記誘電体板の表面に形成された導
体パターンとを備え、前記導体パターンは、前記NRD
ガイドでの前記信号の電界方向に沿って延設された導体
パターンと、前記矩形導波管での前記信号の電界方向に
沿って延設された導体パターンとがその一部において連
結されたパターン形状であることを特徴とする。また、
本発明では、前記NRDガイドと前記矩形導波管の結合
部には、前記NRDガイドを伝送される信号の電界方向
に沿って格子間隔が設定された複数の導体薄膜で構成さ
れる格子パターンを備えるTEモードサプレッサが設け
られる。
【0009】本発明においては、NRDガイドを伝送さ
れる信号の電界方向と、矩形導波管を伝送される信号の
電界方向が直交するように、NRDガイドと矩形導波管
とを結合した場合でも、モード変換素子での電界モード
の変換作用によってNRDガイドと矩形導波管との間に
わたる信号の伝送が実現可能となる。そのため、NRD
ガイドを構成する上下の導体板と、矩形導波管の上下の
導体板を一体化することが可能となり、レーダ装置の薄
型化、小型化が実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明を自動車のミリ波レー
ダ装置に適用した実施形態の一部を破断した斜視図であ
る。スロット形平面アンテナ2と、NRDガイド形フロ
ントエンド3とその間に配設される電界モード変換装置
4から構成される。前記スロット形平面アンテナ2は、
互いに所要の間隔をおいて平行に配置された上側及び下
側の各導体板21,22と、前記導体板21,22間内
に延設された一対の平行な隔壁23,24とを備えてお
り、前記上下の導体板21,22と両隔壁23,24と
で偏平な矩形導波管25を構成している。また、前記上
側の導体板21には、前記導波路の延長方向と垂直な方
向に向けて複数本のスロット26が開口されており、前
記矩形導波管25内を伝送される信号(電波)をスロッ
ト26から放射することが可能に構成されている。さら
に、前記矩形導波管25の一端部には前記電界モード変
換装置4が結合され、他端部には無反射終端壁27が設
けられ、矩形導波管25内を伝送する信号を終端してい
る。前記構成のスロット形平面アンテナ2では、上側導
体板21に平行な電界の電波が外部に放射される。
【0011】前記NRD形フロントエンド3とスロット
形平面アンテナ2との接続はNRDガイド32を介して
電界モード変換装置4で行われる。電界モード変換装置
4はモード変換素子41とTEモードサプレッサ42と
その間に配設するテフロンブロック43からなる。
【0012】前記モード変換素子41とTEモードサプ
レッサ42のみを取り出した構成を図2に示す。同図は
図1とは反対側から見た図である。前記モード変換素子
41は、テフロンで構成されて電波の伝送方向に所要の
長さに形成されたテフロンブロック43の端面に一体的
に設けられており、図3に示すように、テフロン等の誘
電体板46の表面に銅箔等の導電薄膜によってモード変
換パターン47が形成されたものである。前記モード変
換パターン47は、LSMモードの電界方向とTEモー
ドの電界方向のそれぞれに沿って延長されたパターン形
状のストリップ片44,45が、それぞれの一端部にお
いて連結されたパターン形状、換言すれば“L”字状の
パターンに形成されている。なお、この実施形態では、
モード変換素子41での変換効率を高めるために、モー
ド変換パターン47は前記“L”字状のパターンを背中
合わせに2つ配置した構成としている。したがって、N
RDガイド32内を伝送され、さらにテフロンブロック
43内を伝送されたLSMモードの信号は、モード変換
素子41においてTEモードに変換され、矩形導波管2
5内を伝送されることになる。
【0013】また、前記TEモードサプレッサ42は、
図2及び図4に示すように、テフロン製の誘電体板51
の表面に、LSMモードの電界方向に沿って所定の格子
間隔で配置される複数のストリップ状の導電薄膜によっ
て構成される格子パターン52が形成されており、その
格子パターン52はLSMモードの電界とは90°で交
差するので、LSMモードに対する影響は殆どなく、こ
れによりLSMモードは透過するがTEモードを阻止す
る機能を有する。したがって、前記モード変換素子4に
おいてTEモードに変換された信号が矩形導波管25内
ないしテフロンブロック41を逆方向に進行してNRD
ガイド形フロントエンド3側に漏れ込むことを防止す
る。
【0014】このように構成されたレーダ装置では、再
度図1を参照すると、NRDガイド形フロントエンド3
で発生されたLSEモードの信号は、NRDガイド32
に伝送される。そして、NRDガイド32を伝送される
LSMモードの信号は、NRDガイド32と矩形導波管
25との結合部に設けられているTEモードサプレッサ
42を透過し、次いでテフロンブロック43を透過した
後、モード変換素子41においてTEモードに変換され
る。このとき、変換されたTEモードの信号はTEモー
ドサプレッサ42によりNRDガイド32方向への漏れ
込みが防止されるため、NRDガイド32の伝送効率の
低下が防止される。ついで、TEモードに変換された信
号は、矩形導波管25内に伝送され、当該矩形導波管2
5を構成する上下の導体板21,22のうち、上側の導
体板21に設けられたスロット26から外部に向けて放
射され、スロット26の延長方向に直交する方向に電界
を有する電波として出射される。
【0015】このように、前記ミリ波レーダ装置1で
は、NRDガイド32と矩形導波管25との結合部にL
SMモードとTEモードを相互に変換する電界モード変
換装置4を備えることにより、NRDガイド32を伝送
されるLSMモードの信号の電界方向と、矩形導波管2
5内を伝送されるTEモードの信号の電界方向が直交方
向に向けられている場合でも、各モードの電界を変換さ
せることが可能となる。このため、前記実施形態では、
NRDガイド32の上下の導体板と、スロット形平面ア
ンテナ2を構成する矩形導波管25の上下の導体板とを
同じ方向に向けて、しかもそれぞれの導体板を前記導体
板21,22として一体化することにより、ミリ波レー
ダ装置1の薄型化、小型化が実現できることになる。
【0016】ここで、前記モード変換素子41及びTE
モードサプレッサ42について、具体例に基づいて説明
する。前記モード変換素子41はテフロンブロック43
の先端面に一体的に設けられていることは前記したとお
りであり、ここで、前記テフロンブロック43の長さを
調整することでモード変換の効率を上げることができ
る。前記テフロンブロック43の幅(W)を2.5m
m、高さ(H)を2.25mmとしたとき、長さ(L)
を0.5〜1.5mmの範囲で変化させたときの変換損
を図5に示す。これはテフロンブロック43では、スラ
ブモードの1/4波長の長さのときにモード変換損が最
小となる。すなわち変換効率が最大となる。同図から、
テフロンブロック長が1.1mm前後のときに最大効率
となる。また、前記モード変換素子41は、幅及び高さ
が前記テフロンブロックと同一寸法で、厚さが0.5m
mのテフロン板46に銅箔からなるモード変換パターン
47が形成されているが、このモード変換パターン47
の“L”字の各辺の長さに応じた周波数特性を有する。
ここで、各辺の長さを変化させたときのVSWR(定在
波比)を図6に示す。同図から、モード変換パターン4
7を構成する各ストリップ片44,45の各辺の長さが
1.8mmのとき、VSWRが1.1と極めて小さくな
り、モード変換が良好に行われる。
【0017】一方、TEモードサプレッサ42は、テフ
ロンの誘電体板51に設けた銅箔からなる格子パターン
52の各ストリップ片の幅寸法を細くするほど透過損が
小さくなる。また、TEモードに対する反射損(リター
ンロス)を図7に示す。同図から、広い周波数帯域で良
好に反射していることが判る。因みに、格子パターンの
幅寸法が0.05mmのとき、59.5GHzの電波に
対し反射係数は0.89である。また、上下の各導体板
との接触状態を安定化させるため、格子パターン52は
誘電板板51の上縁、下縁にまで設けていない。図8及
び図9は格子パターン52が上下縁まで設けた場合と設
けていない場合のデータ変動を示す。格子パターン52
が上下縁まで設けた場合には、図8のようにセットし直
すとデータが変動するが、格子パターン52が上下縁ま
で設けていない場合には、図9のようにセットし直して
もデータが安定していることが判る。
【0018】以上の仕様でモード変換損を測定した。そ
のときの周波数特性を図10に示す。測定系の損失1.
8dBを差し引いた結果、電界モード変換装置の変換損
は、0.6dBとなる。このように、NRDガイド32
と矩形導波管25との間における変換損を0.6dBと
極めて小さくできた。これをスロット形平面アンテナと
NRDガイド形フロントエンドから構成されるミリ波レ
ーダ装置を用いることにより、レーダ装置の小形化と広
帯域化が可能となる。
【0019】ここで、前記実施形態では本発明をスロッ
ト形平面アンテナに適用したが、図11に示すように、
上下の各導体板間に設けて導波路を構成するための隔壁
23A,24Aを、ホーン型に形成し、かつその先端を
開放することで、ホーンアンテナを実現することも可能
である。この実施形態の場合でも、NRDガイド32
と、導波管構造のホーンアンテナ2Aとの結合部に電界
モード変換装置4を配設することにより、NRDガイド
32とホーン型の導波管を構成する上下の各導体板をそ
れぞれ平行方向に向けることができ、各導体板を一体化
してホーンアンテナ構造のミリ波レーダ装置の薄型化、
小型化が実現できる。
【0020】また、本発明は、前記したようなアンテナ
に適用することに限られるものではなく、NRDガイド
を伝送される信号の電界モードと、導波管を伝送される
信号の電界モードとの間で電界モードを変換することが
要求される装置であれば、本発明を適用することが可能
であり、いずれの装置に適用する場合でも、NRDガイ
ドの上下の導体板と、導波管の上下の導体板を平行に配
置し、さらには両導体板を一体化して装置の薄型化、小
型化が実現できることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、NRDガ
イドと矩形導波管との結合部に配設される誘電体板と、
この誘電体板の表面に形成された導体パターンとからな
るモード変換素子を備えており、前記導体パターンは、
前記NRDガイドでの前記信号の電界方向に沿って延設
された導体パターンと、前記矩形導波管での前記信号の
電界方向に沿って延設された導体パターンとがその一部
において連結されたパターン形状であるので、NRDガ
イドを伝送される信号の電界方向と、矩形導波管を伝送
される信号の電界方向が直交するようにNRDガイドと
矩形導波管とを結合した場合でも、モード変換素子での
電界モードの変換作用によってNRDガイドと矩形導波
管との間にわたる信号の伝送が実現可能となる。そのた
め、NRDガイドと矩形導波管とを結合して装置を構成
する場合において、NRDガイドを構成する上下の導体
板と、矩形導波管の上下の導体板を一体化することが可
能となり、装置の薄型化、小型化、広帯域化が実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をスロット形平面アンテナを用いたミリ
波レーダ装置に適用した実施形態の一部を破断した斜視
図である。
【図2】モード変換素子とTEモードサプレッサの構成
を示す斜視図である。
【図3】モード変換素子のモード変換パターンの正面図
である。
【図4】TEモードサプレッサの格子パターンの正面図
である。
【図5】テフロンブロックの長さと透過損の相関を示す
特性図である。
【図6】格子パターン長とVSWRの相関を示す特性図
である。
【図7】TEモードサプレッサにおけるリターンロスの
特性図である。
【図8】格子パターンが上下縁まである場合のデータの
安定度を示す図である。
【図9】格子パターンが上下縁までない場合のデータの
安定度を示す図である。
【図10】本実施形態のスロットアンテナにおけるNR
Dガイドと導波管の透過損の周波数特性図である。
【図11】本発明をホーンアンテナに適用した実施形態
の一部の斜視図である。
【図12】導波管とその電界方向を説明するための図で
ある。
【図13】NRDガイドとその電界方向を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 スロットアンテナ 2 スロット形平面アンテナ 2A ホーンアンテナ 3 NRDガイド形フロントエンド 4 電界モード変換装置 21,22 上下の導体板 23,24 隔壁 25 矩形導波管 26 スロット 31 ガン発振器 32 NRDガイド 33 発振出力部 34 LSMモードサプレッサ 41 モード変換素子 42 TEモードサプレッサ 43 テフロンブロック 46 誘電体板 47 モード変換パターン 51 誘電体板 52 格子パターン
フロントページの続き (72)発明者 我妻 寿彦 宮城県仙台市泉区鶴が丘4丁目16−20 (72)発明者 大長 敬直 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 Fターム(参考) 5J012 CA11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に配置した導体板間に挟まれた誘電
    体ストリップで構成されるNRDガイドと、矩形導波管
    との結合部に配設され、前記NRDガイドを伝送される
    信号の電界モードと前記矩形導波管を伝送される信号の
    電界モードとを一致させるモード変換素子とを備える電
    界モード変換装置であって、前記NRDガイドを伝送さ
    れる信号の電界方向と前記矩形導波管を伝送される信号
    の電界方向とが直交するように前記NRDガイドと矩形
    導波管とが結合され、前記モード変換素子は、前記NR
    Dガイドと矩形導波管との結合部に配設される誘電板
    と、前記誘電体板の表面に形成された導体パターンとを
    備え、前記導体パターンは、前記NRDガイドでの前記
    信号の電界方向に沿って延設された導体パターンと、前
    記矩形導波管での前記信号の電界方向に沿って延設され
    た導体パターンとがその一部において連結されたパター
    ン形状であることを特徴とする電界モード変換装置。
  2. 【請求項2】 前記NRDガイドと前記矩形導波管の結
    合部には、前記NRDガイドを伝送される信号の電界方
    向に沿って格子間隔が設定された複数の導体薄膜で構成
    される格子パターンを備えるTEモードサプレッサが設
    けられることを特徴とする請求項1に記載の電界モード
    変換装置。
  3. 【請求項3】 前記TEモードサプレッサは前記NRD
    ガイドと前記矩形導波管の結合部に設けられ、前記モー
    ド変換素子は前記モードサプレッサから所定距離離れた
    前記矩形導波管の内部位置に設けられることを特徴とす
    る請求項2に記載の電界モード変換装置。
  4. 【請求項4】 前記NRDガイドの上下の導体板と、前
    記矩形導波管を構成する上下の各導体板とを一体に形成
    したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載の電界モード変換装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010154495A (ja) * 2008-11-19 2010-07-08 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010154495A (ja) * 2008-11-19 2010-07-08 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置

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