JP2000348933A - 静音電磁ソレノイド - Google Patents

静音電磁ソレノイド

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JP2000348933A
JP2000348933A JP11159551A JP15955199A JP2000348933A JP 2000348933 A JP2000348933 A JP 2000348933A JP 11159551 A JP11159551 A JP 11159551A JP 15955199 A JP15955199 A JP 15955199A JP 2000348933 A JP2000348933 A JP 2000348933A
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JP
Japan
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actuator
electromagnetic solenoid
silent
iron piece
silent electromagnetic
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JP11159551A
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Osamu Takashima
修 高島
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コスト、かつ、簡単な構成で高い緩衝効果
を得ることができる静音電磁ソレノイドの提供。 【解決手段】 緩衝機構を、ソレノイドのケーシング2
側およびカム6側に設ける構成とせずに、以下の構成と
した。(1)作動子1のコア鉄芯3側に樹脂部材7を貼
り付けると共に、作動子1の爪部10を作動子1とは別
体の樹脂で成型する構成。(2)作動子1全面を樹脂皮
膜8で被覆する構成。(3)樹脂皮膜8を作動子1の動
作支点部9を除いて被覆する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静音電磁ソレノイ
ドに関し、特に、低コスト、かつ、簡単な構成で高い緩
衝効果を得ることができる静音電磁ソレノイドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の静音電磁ソレノイドとして、例え
ば、特開平10−270242号公報に示されるものが
ある。
【0003】図4は、この特開平10−270242号
公報において第2の実施の形態として説明されている静
音電磁ソレノイド(以下、第1の従来例という)の構成
を示す図である。この第1の従来例による静音電磁ソレ
ノイドは、事務機の給紙機構においてバネクラッチのト
リガとして用いられるものであり、図に示すように、一
端に爪部10が形成された作動子1と、ケーシング2
と、コア鉄芯3と、モルトプレン4と、復帰バネ5と、
から構成されている。符号6は、バネクラッチのカムで
あり、このカム6の外周面には切欠部61が形成される
と共に、一部にモルトプレンまたはゴム製の緩衝材62
が貼り付けられている。なお、緩衝材62の外表面に
は、摺動性のよいテフロンテープ等の薄膜63が更に貼
り付けられている。
【0004】以下、この第1の従来例による静音電磁ソ
レノイドの動作を説明する。非通電時には、作動子1の
爪部10は、バネクラッチのカム6の外周面に形成され
た切欠部61に係合している。コア鉄芯3に通電が行わ
れると、作動子1は復帰バネ5の付勢力に抗してコア鉄
芯3側に吸引され、モルトプレン4で吸引による衝撃を
緩和されてコア鉄芯3に吸着する。一方、コア6は作動
子1との係合を解かれ矢印方向に回転する。そして、コ
ア鉄芯3への通電が停止されると、作動子1は復帰バネ
5の付勢力によってカム6側に復帰する。この時、作動
子1の爪部10は、通電時間を考慮するとカム6の範囲
cで示した範囲に衝突する。範囲cで示した範囲には、
緩衝材62が貼り付けられており、緩衝材62の外表面
には薄膜63が更に貼り付けられているので、この範囲
に衝突した作動子1の爪部10は、その衝撃が緩和され
る。
【0005】図5は、上述した特開平10−27024
2号公報において第3の実施の形態として説明されてい
る静音電磁ソレノイド(以下、第2の従来例という)の
構成を示す図である。図4と同一の内容には同一の符号
を付したので重複する部分についての説明は省略する
が、この第2の従来例による静音電磁ソレノイドでは、
ケーシング2に復帰時の緩衝機構(緩衝材43)を設け
るようにしている。即ち、図に示すように、作動子1の
爪部10が設けられている側とは反対側の端部12を折
り曲げておき、作動子1が復帰したとき、この折り曲げ
た作動子1の反対側の端部12がケーシング2に設けた
緩衝材43に突き当たるようにして復帰時の衝撃を緩和
させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
静音電磁ソレノイドによれば、以下のような問題があっ
た。 (1)第1の従来例による静音電磁ソレノイドによれ
ば、復帰時に作動子1の爪部10が衝突するであろう範
囲を想定して、そこに緩衝材や薄膜を設けるようにする
と、そのための領域をカムに成形し、成形した領域に緩
衝材や薄膜を貼り付ける等の余計な工程、および、その
ためのコストが必要となる。 (2)第2の従来例による静音電磁ソレノイドによれ
ば、それを避けるためにケーシング2に作動子1の復帰
時のための緩衝機構を設けるようにしているが、作動子
1が作用する箇所が2ヶ所(1ヶ所はカム側、もう1ヶ
所は緩衝材43側)となるため、本来、作動子1の爪部
10が作用すべきカム側の懸かりが浅くなって制御の正
確性が低下するという問題があった。また、カム側の懸
かりを適正にするために、爪部10と緩衝材43の位置
関係を考慮しなければならないなど、取り扱いが煩雑に
なるという問題があった。
【0007】従って、本発明の目的は、低コスト、か
つ、簡単な構成で高い緩衝効果を得ることができる静音
電磁ソレノイドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、電磁力により作動子を吸引するコイルと
前記作動子を復帰させる復帰バネを有し、前記作動子の
前記吸引時および前記復帰時における衝撃を緩衝する緩
衝機構を有する静音電磁ソレノイドにおいて、前記緩衝
機構は、前記作動子に設けられていることを特徴とする
静音電磁ソレノイドを提供するものである。
【0009】以上の構成において、前記作動子は、一端
がバネクラッチの所定の切欠部に係合する爪部と他端が
前記復帰バネに接続される作動子鉄片とから構成され、
前記緩衝機構は、前記作動子の爪部と、前記作動子鉄片
に設けられていることが望ましい。
【0010】この場合、前記爪部は、前記作動子鉄片と
は別体で樹脂により成型されており、前記作動子鉄片
は、前記コイル側に樹脂部材が貼り付けられていること
が望ましい。
【0011】また、前記作動子は、前記爪部と前記作動
子鉄片とが一体に成型され、前記作動子の全面は樹脂皮
膜で覆われていることが望ましい。
【0012】更に、前記作動子は、動作支点となる部位
を除いて樹脂皮膜で覆われていることが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0014】〔第1の実施の形態〕図1は、本発明の第
1の実施の形態による静音電磁ソレノイドの構成を示す
図である。図4および図5と同一の内容には同一の符号
を付したので、重複する説明は省略するが、本実施の形
態においては、ソレノイドのケーシング2側およびカム
6側に緩衝機構(図4のモルトプレン4および緩衝材6
2、図5のモルトプレン4,端部12および緩衝材4
3)を設けず、作動子1のコア鉄芯3側に樹脂部材7を
貼り付けると共に、作動子1の爪部10を作動子1とは
別体の樹脂で成型している点において図4および図5と
相違する。
【0015】以下、この第1の実施の形態による静音電
磁ソレノイドの動作を説明する。図4および図5で説明
したと同じように、非通電時には、作動子1の爪部10
は、バネクラッチのカム6の外周面に形成された切欠部
61に係合している。そこで、コア鉄芯3に通電が行わ
れると、作動子1は復帰バネ5の付勢力に抗してコア鉄
芯3側に吸引されコア鉄芯3に吸着する。このとき、本
実施の形態による静音電磁ソレノイドでは、作動子1は
ケーシング2に衝突するが、作動子1には樹脂部材7が
コア鉄芯3側に貼り付けられているので、この吸引によ
る作動子1の衝撃を緩和する。一方、コア6は作動子1
との係合を解かれ矢印方向に回転する。そして、コア鉄
芯3への通電が停止されると、作動子1は復帰バネ5の
付勢力によってカム6側に復帰する。このとき、作動子
1の爪部10は、カム6の外周に衝突するが、作動子1
の爪部10は作動子1とは別体の樹脂で成型されている
ため、この復帰による作動子1の衝撃を緩和する。そし
て、カム6の外周に衝突した作動子1の爪部10は、カ
ム6の外周を摺動しながら切欠部61に係合される。
【0016】このように、作動子1のコア鉄芯3側に樹
脂部材7を貼り付けると共に、作動子1の爪部10を作
動子1とは別体の樹脂で成型するようにしたので、吸引
時および復帰時ともに作動子1が作用することとなり、
作動子1の制御を正確に行うことができる。しかも、作
動子1のみに吸引時および復帰時の緩衝機構(爪部10
および樹脂部材7)を設けるようにしたので、ソレノイ
ド設計時における余計なコストや、そのための余計な工
程が不要となる。当然のことながら、金属がぶつかりあ
うことないので、音も静かになる。
【0017】〔第2の実施の形態〕図2は、本発明の第
2の実施の形態による静音電磁ソレノイドの構成を示す
図である。図1と同一の内容には同一の符号を付したの
で重複する説明は省略するが、本実施の形態において
は、作動子1全面を樹脂皮膜8で被覆し、作動子1全面
を被覆する樹脂皮膜8で吸引時および復帰時におけるコ
ア6およびケーシング2に対する緩衝機構とするように
した点において、第1の実施の形態とは異なる。
【0018】この第2の実施の形態による静音電磁ソレ
ノイドによれば、第1の実施の形態による効果に加え、
作動子1全面が樹脂皮膜8で被覆されているので、緩衝
機構としての部品を樹脂皮膜8のみとすれば良く、その
ためのコストを低減することができる。また、作動子1
全面が樹脂皮膜8で被覆されているので、第1の実施の
形態に比較し、更に高い緩衝効果を得ることができる。
【0019】〔第3の実施の形態〕図3は、本発明の第
3の実施の形態による静音電磁ソレノイドの構成を示す
図である。図2と同一の内容には同一の符号を付したの
で重複する説明は省略するが、本実施の形態において
は、樹脂皮膜8が作動子1の動作支点部9には被覆され
ていない点において第2の実施の形態とは異なる。
【0020】この第3の実施の形態による静音電磁ソレ
ノイドによれば、第2の実施の形態による効果に加え、
樹脂皮膜8が作動子1の動作支点部9には被覆されてい
ないので、作動子1を正確に動作させることができる。
換言すれは、作動子1の動作に支障を来すことなく高い
緩衝効果を得ながら作動子1の制御を正確に行うことが
できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の静音電磁
ソレノイドによれば、電磁力により作動子を吸引するコ
イルと作動子を復帰させる復帰バネを有し、作動子の吸
引時および復帰時における衝撃を緩衝する緩衝機構を有
する静音電磁ソレノイドにおいて、緩衝機構を作動子に
設けるようにしたので、低コスト、かつ、簡単な構成で
高い緩衝効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による静音電磁ソレノイドの
構成を示す図である。
【図2】第2の実施の形態による静音電磁ソレノイドの
構成を示す図である。
【図3】第3の実施の形態による静音電磁ソレノイドの
構成を示す図である。
【図4】第1の従来例による静音電磁ソレノイドの構成
を示す図である。
【図5】第2の従来例による静音電磁ソレノイドの構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 作動子 2 ケーシング 3 コア鉄芯 5 復帰バネ 6 カム 7 樹脂部材 8 樹脂皮膜 9 動作支点部 10 爪部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁力により作動子を吸引するコイルと
    前記作動子を復帰させる復帰バネを有し、前記作動子の
    前記吸引時および前記復帰時における衝撃を緩衝する緩
    衝機構を有する静音電磁ソレノイドにおいて、 前記緩衝機構は、前記作動子に設けられていることを特
    徴とする静音電磁ソレノイド。
  2. 【請求項2】 前記作動子は、一端がバネクラッチの所
    定の切欠部に係合する爪部と他端が前記復帰バネに接続
    される作動子鉄片とから構成され、前記緩衝機構は、前
    記作動子の爪部と、前記作動子鉄片に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の静音電磁ソレノイド。
  3. 【請求項3】 前記爪部は、前記作動子鉄片とは別体で
    樹脂により成型されており、前記作動子鉄片は、前記コ
    イル側に樹脂部材が貼り付けられていることを特徴とす
    る請求項2に記載の静音電磁ソレノイド。
  4. 【請求項4】 前記作動子は、前記爪部と前記作動子鉄
    片とが一体に成型され、前記作動子の全面は樹脂皮膜で
    覆われていることを特徴とする請求項2に記載の静音電
    磁ソレノイド。
  5. 【請求項5】 前記作動子は、動作支点となる部位を除
    いて前記樹脂皮膜で覆われていることを特徴とする請求
    項4に記載の静音電磁ソレノイド。
JP11159551A 1999-06-07 1999-06-07 静音電磁ソレノイド Pending JP2000348933A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016529458A (ja) * 2013-08-27 2016-09-23 ミーンズ インダストリーズ,インク. カップリング組立体と共に使用する電気機械装置およびかかる装置を含む制御可能なカップリング組立体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016529458A (ja) * 2013-08-27 2016-09-23 ミーンズ インダストリーズ,インク. カップリング組立体と共に使用する電気機械装置およびかかる装置を含む制御可能なカップリング組立体

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