JP2000348598A - 陰極構体 - Google Patents

陰極構体

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JP2000348598A
JP2000348598A JP15820699A JP15820699A JP2000348598A JP 2000348598 A JP2000348598 A JP 2000348598A JP 15820699 A JP15820699 A JP 15820699A JP 15820699 A JP15820699 A JP 15820699A JP 2000348598 A JP2000348598 A JP 2000348598A
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heater
substrate
terminal
layer
brazing material
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JP15820699A
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Kazuo Kobayashi
一雄 小林
Takashi Sudo
孝 須藤
Hiroshi Tokue
寛 徳江
Hideji Takahashi
秀治 高橋
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Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の陰極構体は、ヒータ端子と基板とを安
定して接合して信頼性を高めることを課題とするもので
ある。 【解決手段】絶縁材料からなる基板21と、この基板の
一面に形成された導電性材料からなるヒータ22と、基
板21の他面に形成された表面層23a、23bと、こ
の表面層23bの表面に設けられた陰極基体26と、基
板21の端部に配置されてヒータ22に接合された金属
からなるヒータ端子27とを具備し、このヒータ端子2
7は、ヒータ22の表面に形成された不連続にして分割
されたろう材層28を介して接合されており、分割され
たろう材層28の膨張量、収縮量を小さくしてヒータ2
2を形成する材料とろう材層28との熱膨張の差による
膨張、収縮の差を小さくしてろう材層28の剥離を抑制
してヒータ端子27の接合を安定にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は受像管など電子管に
使用される陰極構体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータのパーソナル化に伴
い、表示装置の薄肉化およぴ軽量化が要望されるように
なり、液晶やブラズマディスブレイを中心としたフラッ
トディスブレイが注目を集めている。しかしながら、大
型化、高精細化、低コスト化の面では、まだ受像管に対
抗できる表示装置の開発には至つていない。
【0003】このために、受像管の短全長化およぴ軽量
化が要望されており、特開昭61−256551号に示
すような複数個の電子銃を有する受像管が提案されてい
る。しかしながら、複数個の電子銃を調整し画面上に均
一で、境目のない画像を得るのには各電子銃の特性が揃
うことが必要な上、回路的にも複雑になり価格的にも従
来に比較して高価になり、さらに生産的に量産化が困難
で実用化にはさらなる研究開発が必要である。
【0004】一方、一般的にフラットディスブレイおよ
び一般家庭での受像機に搭載されている受像管に使用さ
れる電子銃およぴ陰極構体には、(1)短全長であるこ
と、(2)低消費電力であること、(3)速動型である
こと、が要望されている。
【0005】これらの要望に対し、特開平10−644
39号に示したような異方性熱分解ボロンナイトライド
(以下APBNと称する。)からなる基板の表面に異方
性熱分解グラファイト(以下APGと称する。)を化学
気相成長法(CVD)により形成し、そのAPGにヒー
タパターンを形成したものが注目されている。その厚さ
は両者を加えてもlmm以下となるもので、短全長の陰
極構体としては好都合のものである。
【0006】ここで、特開平10−64439号に示し
た受像管に使用された電子銃構体について図5および図
6を参照して説明する。図5(a)は陰極構体を示す正
面図、同(b)は一部切欠側面図、図6はヒータ端子接
合部を拡大して示す断面図である。
【0007】図5において1はAPBNからなる基板
で、例えば幅が1mm,長さ14mm、厚さ0.3mm
である。基板1の一方の面(図示下面)には厚さ0.0
2mmのAPG層からなるヒータ2が所定パターンをも
って形成されており、他方の面(図示上面)には複数の
基体金属位置には厚さ0.02mmの基体金属用の表面
層3が夫々形成され、端子位置(基板長さ方向さ両端)
には厚さ0.02mmのAPG層からなるヒータ端子用
の表面層4が夫々形成されている。各表面層3にはニッ
ケル板からなる基体金属5が夫々接合されている。この
基体金属5は例えば直径0.8mm、厚さ0.1mmの
円板をなしてフランジを有しており、ニッケルからなる
接合層(図示せず)を介して表面層3に接合されてい
る。各基体金属5の夫々の表面には炭酸バリウム、炭酸
ストロンチウム、炭酸カルシウムなどの電子放射物質6
がスプレーなどの方法により塗布されている。この基体
金属5と電子放射物質6の組合せにより陰極基体7が構
成されている。基板1の両端の表面層4には夫々導電性
金属板からなるヒータ端子9がニッケルからなる接合層
(図示せず)を介して接合されている。このヒータ端子
9は基板1の両端に位置するヒータ2の端部に電気的に
接続され、基板幅方向両側から外側へ突出する金属薄板
からなる一対の突出片10が形成されている。また、各
基体金属5は各基体金属5のフランジには夫々リボン状
をなすニッケル薄肉板からなる電極端子11が接合され
ている。なお、基板1、ヒータ2および表面層3、4お
よび基体金属5を含めた全体の厚さ0.5mm以下であ
る。このようにして陰極構体が構成される。
【0008】基板1の下側にはセラミックスからなる絶
縁物12が配置され、これは舌片14を形成した金属か
らなるホルダ13に嵌合されている。絶縁物12の長さ
方向両端には支持ピン15が上下方向に貫通して設けら
れ、両端に挟まれた部分には陰極基体の数と同数の支持
ピン16が上下方向に貫通して設けられており、これら
支持ピン15、16は夫々例えば直径0.5mmのコバ
ールからなるものである。絶縁物12と支持ピン15、
16は溶融ガラスによりホルダ13に対して電気的に絶
縁されている。絶縁物12には排気中に電子放射物質か
ら放出する分解ガスを効率良く排気する貫通孔17が形
成されている。
【0009】そして、各支持ピン15はヒータ端子9の
突出片10が接続固定されており、各支持ピン16は各
基体金属5に接合された電極端子11に接続固定されて
いる。基体金属5の高さを調整するためには基板1の下
側に所定間隙をもたせる。各支持ピン15から突出片1
0およびヒータ端子9を介してヒータ2に通電すると、
ヒータ2が発熱して基体金属5を動作温度になるまで加
熱する。絶縁物12はヒータ2で反射した熱を反射す
る。
【0010】このように組合された陰極構体と絶縁物1
2との組立て体は、第1グリッドとの隙間を出すための
スペーサ(図示せず)を介してカップ状をなす第1グリ
ッド(図示せず)の内部に装着され、第1グリッドに設
けた舌片とホルダ13の端部に設けた舌片14との接続
により固定され、第1グリッドに設けたピンを介してビ
ードガラス(図示せず)に固着されて電子銃構体を構成
する。基体金属5と絶縁物12上面までの寸法が1.5
mm、絶縁物12の厚さが2.5mm、外部に出ている
ホルダ12の舌片13および支持ピン15、16の高さ
が2.5mmで、合計の高さは6.5mmである。第1
グリッド、陰極構体および絶縁物12を組合せた全体の
高さは7mm以下の構造になる。
【0011】次にこの陰極構体を製作する方法について
説明する。CVD法によりAPBNからなる厚さ0.3
mmの基板1を作製し、この基板1の両方の面にCVD
法により厚さ0.02mmのAPG層を形成する。次い
で、基板1の両方の面のAPG層にレジスト膜を塗布
し、夫々の面に所定のパターンを露光して不要部分のレ
ジストを除去して、さらに反応性イオンエッチング(R
1E)により不要なAPG層を取り除いてヒータ2およ
び表面層3、4を形成する。その後、基板1をダイシン
グ装置により基板寸法1×14mmのチッブに裁断す
る。次いで、基板1の他方の面の表面層3の表面の各基
体金属位置に基体金属面積より若干広い面積でスクリー
ン印刷によりニッケルペーストを0.02mm程度塗布
してニッケル層を形成する。この時、同時に表面層4に
おける端子位置にも同様にニッケル層を形成する。次い
で、ニッケルペースト内に含まれている有機溶剤を乾燥
機で飛散させた後、基板1を真空中または不活性雰囲気
中で1320℃に加熱して表面層3、4のニッケルを溶
融して接合層を形成する。次いで、基体金属5をレーザ
溶接により接合層に接合し、ヒータ端子9をレーザ溶接
により接合層に接合する。
【0012】ここで、ヒータ端子9について図5を参照
して説明する。ヒータ端子9は補助端子9Aを備えてい
る。ハ字形に一体に形成した一対の突出片10で挟まれ
るヒータ端子9の中央部の上に基板1の端部を載せる。
これら両者の端面を揃えた状態で補助端子9Aを基板1
の端部上面に載せ、補助端子9Aの中央部と基板1の上
面に形成した接合層(ニッケル溶融層)8とをレーザ光
を照射して接合する。ヒータ端子9と基板1の下面に形
成した接合層8とをレーザ光を照射して接合する。その
後、補助端子9Aの両側部をヒータ端子9とをレーザ光
を照射して接合する。これによりヒータ端子9、補助端
子9Aと基板1とを接合する。
【0013】その後、ヒータ端子9の突出片10を、挿
入するスペーサに合うように高さを調整しながら支持ピ
ン15に溶接し、スプレーにより電子放射物質6を基体
金属5の表面に塗布して陰極構体を製造する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の陰極構体において電子銃構体を構成する上では次に
述べる問題がある。
【0015】第1の問題点について説明する。ヒータ端
子9の接合において、前述したように接合層(ニッケル
溶融層)8にヒータ端子9をレーザで溶接して固定して
いるが、レーザの溶接強度、接合層(ニッケル溶融層)
8とヒータ端子9,9Aとの接触具合のわずかな違いに
より接合強度に差異が生じてわずかな外部応力でもヒー
タ端子9,9Aが基板1から外れる不具合が発生する。
また、レーザ溶接時に、そのパワーが強すぎると基板1
のAPG層にまで影響し、APG層に変質層が生じこと
がある。このため、一見ヒータ端子9、9Aは接合され
ているように見えても実際には強度的に弱<、接合条件
を一定にするのが困難であった。これらのヒータ端子の
接合状態は外観で判別するのが困難であり。組立て後に
電子管にしてヒータ通電を行なうとヒータの接触不良と
なる不具合品が発生する。
【0016】第2の問題点について説明する。従来基板
1の接合層(ニッケル溶融層)8にヒータ端子9、9A
をレーザで溶接して固定していたのに対し、第1の問題
点に対する対策として、スクリーン印刷で形成したニッ
ケル接合層8を溶融する時に、ヒータ端子9、9Aを同
時に熱処理してろう付けし接合の信頼性を向上させるこ
とを試みた。その結果、従来よりヒータ端子9、9Aの
接合に対する信頼性は向上し初期の不具合の発生は減少
した。しかしながら、APG層に形成した接合層8とA
PG層の膨張係数に大きな違いがあり、例えばAPG層
の温度1000℃での膨張係数は1.2×10 /K
であるが、ニッケルは900℃での膨張係数は16.3
×10−6/Kで、両者の間には約15倍の違いがあ
る。このため、ヒータ電力の投入、遮断時に繰り返す膨
張、収縮によりヒータ端子9、9Aと基板1との接合が
不十分になる事故が多発した。
【0017】このように従来の陰極構体では、ヒータ端
子の接合が不安定であり、これらの問題点を解決した短
全長の陰極構体の開発が要望されている。このような問
題を解決するための陰極構体として、ヒータ端子の基本
となる金属を直接ニッケル溶融層を介してAPG層にろ
う付けする方法では、APG層とヒータ端子の膨張係数
の差異により生ずる接合の不具合の発生を防ぐことがで
きなかった。
【0018】このように短全長化された従来の陰極構体
ではヒータ端子の接合の不安定化という問題が発生して
信頼性の上で問題があり、従ってこれらの問題点に対す
る対策を施した短全長化された陰極構体の開発が望まれ
ている。
【0019】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、ヒータ端子と基板とを安定して接合でき優れた信頼
性を有し従来の課題を解決した短全長化された陰極構体
を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の陰極構
体は、絶縁材料からなる基板と、この基板の一面に形成
された導電性材料からなるヒータと、前記基板の他面に
形成された表面層と、この表面層の表面に形成された基
体金属およびこの基体金属に塗布された電子放射物質か
らなる陰極基体と、前記基板の端部に配置されて前記ヒ
ータに接合された金属からなるヒータ端子とを具備し、
このヒータ端子は、前記ヒータの表面に形成された不連
続なろう材層を介して接合されていることを特徴とす
る。
【0021】この発明の構成によれば、ろう材層を不連
続とすることにより、分割された各ろう材層の膨張量、
収縮量を小さくしてヒータを形成する材料とろう材層と
の熱膨張の差による膨張、収縮の差を小さくしてろう材
の剥離を抑制してヒータ端子の接合を安定にできる。
【0022】請求項2の発明は、請求項1に記載の陰極
構体において、前記ヒータ端子は前記ヒータを形成する
材料と前記ろう材との熱膨張の差を吸収する吸収部を有
していることを特徴とする。
【0023】請求項3の発明は、前記ヒータ端子の吸収
部は、前記不連続なろう材層における不連続部に対応し
ていることを特徴とする。
【0024】請求項4の発明は、請求項2に記載の陰極
構体において、前記ヒータ端子の吸収部は、板厚方向に
屈曲した屈曲部であることを特徴とする。
【0025】請求項5の発明は、請求項2に記載の陰極
構体において、前記ヒータ端子の吸収部は板厚方向に凹
入する凹部であることを特徴とする。
【0026】請求項2ないし請求項5の発明の構成によ
れば、請求項1の作用に加えてヒータを形成する材料と
ろう材層との熱膨張の差によるろう材の膨張、収縮をヒ
ータ端子の吸収部で吸収することにより、ろう材の剥離
を抑制してヒータ端子の接合を一層安定にできる。
【0027】請求項6の発明は、請求項1に記載の陰極
構体において、前記ヒータ端子は前記基板の両方の面を
挟む形状をなし、不連続なろう材により前記ヒータと前
記表面層とに接合されていることを特徴とする。
【0028】請求項6の発明の構成によれば、ヒータ端
子を、基板の端部両面に安定して接合でき、且つ機械的
強度に優れ製造が容易である簡素な構成にすることがで
きる。
【0029】請求項7の発明は、請求項1に記載の陰極
構体において、前記ヒータの表面に形成する不連続なろ
う材層は、前記ヒータ層の端部を残して形成されている
ことを特徴とする。
【0030】請求項7の発明の構成によれば、ヒータと
ろう材との熱膨張の差による影響を受けてヒータが基板
から剥離することを抑制する。
【0031】請求項8の発明は、請求項1ないし7に記
載の陰極構体において、前記基板は異方性熱分解ボロン
ナイトライドからなり、前記ヒータおよび前記表面層は
異方性熱分解グラファイトからなるものであることを特
徴とする。
【0032】請求項8の発明の構成によれば、基板と、
ヒータおよび表面層とを夫々適切な材料により形成する
ことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て図1および図2を参照して説明する。
【0034】図1は陰極構体を示すもので、図1(a)
は陰極基体配置面側から見た陰極構体を示す図、図1
(b)は側面図、図1(c)はヒータ配置側から見た陰
極構体を示す図、図2(a)は陰極基体接合部を拡大し
て示す側面面、図2(b)は平面図である。
【0035】図中21はAPBNからなる基板で、これ
は例えば幅1mm、長さ5mmおよび厚さ0.34mm
の寸法で形成されている。基板21の一方の面(図示下
面)21aにはAPG厚膜からなるヒータ22が例えば
蛇行するパターンをもって形成され、このヒータ22は
基板両端部に位置して端子接合部22aが形成されてい
る。なお、例えばこのヒータ22のパターンにおける通
電加熱する線部の線幅は0.12mm、線部同士の間隔
0.1mmおよび厚さ0.02mmである。
【0036】基板21の他方の面(図示上面)21bに
は基板中央部にAPG厚膜からなる基体金属用の表面層
23bが形成され、基板両端部の端子位置には端子接合
用の表面層23aが夫々形成されている。各表面層23
a,23bは夫々基板21の厚さ0.02mm、幅は基
板幅と同じである。
【0037】この基体金属用の表面層23bの表面には
ニッケルの焼結体からなる基体金属24が配置接合され
ており、これは例えば直径0.85mm、厚さ0.06
mmの円形をなしている。この基体金属24は、ニッケ
ル、タングステン、モリブデン、チタンおよびタンタル
のうち1種類以上が含まれた材料により形成されてい
る。この基体金属24の表面には炭酸バリウム、炭酸ス
トロンチウム、炭酸カルシウムなどの電子放射物質25
がスプレーなどの方法で塗布されており、これら基体金
属24と電子放射物質25とにより陰極基体26が構成
されている。
【0038】また、基板21の両端部には導電性金属に
より形成されたコ字形をなすヒータ端子27が基板21
の両方の面21a,21bを挟んで夫々嵌合されてい
る。ヒータ端子27は例えば0.05mmのニッケル板
により形成されている。すなわち、ヒータ端子27は基
板21の対向する両方の面21a,21bを挟むように
コ字形をなしている。これらヒータ端子27は基板21
の一方の面21aに形成されたヒータ22の端子接合部
22aと他方の面21bに形成された端子接合用表面層
23bにニッケルなどの導電性金属からなるろう材層2
8を介してろう付けにより接合されている。
【0039】ここで、ヒータ端子27を基板21にろう
材層28により接合する構造について説明する。基板2
1の下面21a両端部に形成したヒータ22の端子接合
部22aにはろう材層28が不連続な状態、例えば図2
(a)に示すように四角形をなす部分が所定幅の隙間2
8aを存して規則的に並ぶ、いわゆる格子状に形成され
ている。また、基板21の上面21b両端部に形成した
端子接合用表面層23aも同じくろう材層28が不連続
な状態、例えば図2(a)、(b)に示すようにいわゆ
る格子状に形成されている。
【0040】さらに、ヒータ端子27は基板21の下面
21aに形成されたヒータ22の端子接合部22aと上
面21bに形成された端子接合用表面層23aに接合す
るようにコ字形をなしているが、この各部分も端子接合
部22a上に形成された格子状態のろう材27と端子接
合用表面層23a上に形成された格子状態のろう材27
に対応して、これらと同じ格子状模様に形成されてい
る。すなわち、ヒータ端子27は、各格子状態のろう材
層28の各四角形のろう材部分と接する四角い部分とこ
れら四角い部分を連結する部分を残して他の部分をエッ
チングにより取り除いて隙間27aとしたものである。
つまり、ヒータ端子27はヒータ22を形成する材料と
ろう材層28との熱膨張の差を吸収する吸収部(空間
部)を有している。そして、このヒータ端子27はコ字
形をなす部分を基板21の端部を跨いで下面と上面の各
ろう材層28に当接し、これらヒータ端子27の各部分
をろう材層28を溶融して各端子接合部22aと表面層
23bに接合している。
【0041】ここで、ヒータ端子27を接合するろう材
層28を不連続な形態にする理由について説明する。前
述したように基板21のAPG層であるヒータ22の端
子接合部22aおよび表面層23bの膨張係数とろう材
層28の膨張係数とは約15倍の違いがある。基板が1
000℃になった場合、全長5mmの基板は数μm程度
伸びを生じる。ヒータ端子27の長さは基板21の両端
でImm程度のため、その部分の伸びは基板21とヒー
タ端子27とを含む全長の伸びの1/5程度になり約1
μm程度伸びる。これに対してろう材層の伸びは約15
倍程度のため、基板21の両端に設けたろう材層28の
部分では約15μmの伸びを生じることになる。この状
態でろう材層28を溶融してAPG層とヒータ端子27
を接合した場合、ヒータ電力の投入、遮断を繰り返すこ
とにより基板21のAPG層とろう材層は膨張率の差異
により剥離を生ずことになる。そこで、ヒータ端子27
をAPG層である端子接合部22aと表面層23bに形
成するろう材層28を格子状に分割して不連続の状態に
することにより、分割された各ろう材層28の伸びを少
な<することにより、ろう材層28全体の伸びを伸び減
少させることができる。
【0042】このようにろう材層28を不連続とするこ
とにより、分割された各ろう材層28の膨張量、収縮量
を小さくしてヒータ22を形成する材料とろう材層28
との熱膨張の差による膨張、収縮の差を小さくしてろう
材層28の剥離を抑制してヒータ端子27の接合を安定
にできる。
【0043】また、ヒータ端子27において基板21の
上下面両端部の端子接合用表面層23aおよび端子接合
部22aに接合する部分は、ろう材層28に対応して格
子状に形成して不連続の状態にある。このため、このヒ
ータ端子27における不連続で形成された隙間27a
が、ヒータ22を形成する材料とろう材層28との熱膨
張の差によるろう材層28の膨張、収縮を吸収する吸収
部となり、ろう材層28の剥離を抑制してヒータ端子2
7の接合を一層安定にできる。
【0044】従って、これらろう材層28とヒータ端子
27の構成の組合せによりヒータ端子27を安定して確
実に基板21の上下面両端部の端子接合用表面層23b
および端子接合部22aに接合できる。
【0045】さらに、基板21をダイシング時の端部の
APG層である端子接合部22aおよび端子接合用表面
層23aは加工歪みを生じているために層間剥離が生じ
易い。このため、基板1の両方の端部に形成するAPG
層である端子接合部22aおよび端子接合用表面層23
aでは基板21の端末においてろう材層28を形成しな
いようにして隙間Aとし、最端から生じ易い剥離を防止
するようにろう材層28を形成できる。
【0046】なお、各ヒータ端子27の外側面(基板接
合面とは反対側の面)には夫々端子板29がレーザ溶接
により接合されている。これら端子板29はヒータ22
が発した熱を逃さないために板厚を薄くしてその熱容量
を抑え、また加工性が良く熱伝導が悪く、さら機械的に
も丈夫であることが望ましい。これらの条件を満足する
端子板29を形成する材料としてニッケルを主成分とす
る合金であるステンレス鋼、コバール、ハステロイなど
が適切である。このように陰極構体が構成されている。
【0047】この陰極構体を製造する方法について説明
する。まず、APBNからなる基板21の両方の面21
a、21bにCVD法により均一な厚さAPG層を形成
する。次いで、板21の両面21a、21bの表面にレ
ジスト膜を形成する。基板21の面21aに形成したA
PG層に所定にヒータパターンで露光するとともに面2
1bに表面層パターンで露光し、その後反応性イオンエ
ッチングを施して各パターンに基づいて各面21a、2
1bのAPG層における不要な部分を取り除き、さらに
残ったレジストを取り除いてヒータ22および端子接合
部22aと表面層23a,23bを形成する。
【0048】次いで,基板21の面21bの表面層23
aに陰極基体26を形成する。すなわち、まず平均粒径
60μmのニッケル粉を結着剤を含む有機溶剤で混合し
て撹拌してニッケルペーストを作製し、このニッケルペ
ーストをスクリーン印刷に±より表面層23bの表面に
0.85mm程度の厚さ円形に塗布する。その後、乾燥
機によりニッケルペーストから有機溶剤を飛散し、その
後、真空中または不活性雰囲気中で1000〜1200
℃に加熱してニッケルの焼結体層からなる基体金属24
を形成する。この時、基体金属24(焼結体層)はこの
熱サイクルによる膨張、収縮を吸収して基板21の反り
を防止する。従って、基体金属24(焼結体層)の空孔
率は30〜50%程度が適当である。
【0049】次に基板21の両端部に夫々ヒータ端子2
7を取付ける。すなわち、ニッケルなどの金属からなる
端子27をAPBNからなる基板21のAPGからなる
端子接合部22aと端子接合用表面層23aに直接接合
することができない。そこで、平均粒径5μmのニッケ
ル粉を結着剤を含む有機溶剤で混合して撹拌してニッケ
ルペーストを作製する。基板21の面21aに形成した
両端部における端子接合部22aと面21bの両端部の
表面層23aに夫々前述したニッケルペーストをスクリ
ーン印刷により厚さ0.01mmの厚さで塗布する。
【0050】次いで、コ字形に成形されたヒータ端子2
7を基板21の両端に嵌合し、真空中または不活性雰囲
気中で1250℃〜1350℃に加熱して塗布したニッ
ケルペーストを溶融してろう材層28として、基板21
の下面21aに形成したヒータ22の端子接合部22a
と上面21bに形成した端子用表面層23aにヒータ端
子27をろう付けにより接合する。そして、陰極構体を
製造する上で必要な全ての熱処理が終了した後に、端子
板29をヒータ端子27にレーザ溶接により接合する。
【0051】ここで、ヒータ端子27は、全体が基板2
1を鋏むコ字形をなしており、基板の端部両面に安定し
て接合でき、且つ機械的強度に優れ製造が容易である簡
素な構成にすることができる。
【0052】陰極基体26の基体金属24を形成するニ
ッケル、タングステン、モリブデン、チタンおよびタン
タルのうち1種類以上が含まれて金属材料は、金属焼結
体からなる基体金属24を形成する材料として、特性の
面および製造の面で適切である。基板である基板21を
形成する異方性熱分解ボロンナイトライド、およびヒー
タ22および表面層23a,23bを形成する異方性熱
分解グラファイトは夫々短全長化を図る陰極構体を製造
する材料として適切である。
【0053】なお、図1では基板21に設ける陰極基体
26を一個として示しているが、カラー受像管のように
電子銃を3組設ける場合には基板21に設ける陰極基体
26も3組となる。この場合は1個の基板21の長さを
長くして3組の陰極基体26を設ける構成、あるいは1
個の陰極基体26を設けた基板21を3組配置して並列
または直列に接続する構成のいずれも採用することがで
きる。
【0054】ここで、図1に示す従来の形態の陰極構
体、ヒータ端子接合部および端子接合用表面相を連続し
て形成した陰極構体およびこの実施の形態により製作し
た陰極構体に対して夫々ヒータ電力の投入および遮断を
繰り返して熱サイクル試験を行ない、この熱サイクル試
験においてヒータの不具合発生までのサイクリング回数
を測定して、夫々のサイクリング回数の平均値について
比較した。その結果、不具合発生までのサイクリング回
数(強度比)は、図1に示す従来の形態の陰極構体では
1回、ヒータ端子接合部および端子接合用表面相を連続
して形成した陰極構体では3回、この実施の形態により
製作した陰極構体では6回であった。この結果によれ
ば、この実施の形態の陰極構体は不具合発生までのサイ
クリング回数が多く信頼性に優れていることがわかる。
【0055】第2の実施の形態について図3を参照して
説明する。図3(a)は基板の端部におけるヒータ端子
接合部を拡大して示す側面図、(b)は同平面図であ
り、図1と同じ部分は同じ符合を付して示している。こ
の実施の形態では、基板21の下面21aにおけるヒー
タ22の端子接合部22aと上面21bにおける端子接
合用表面層23aを夫々ストライブ形、例えば基板21
の幅方向に沿うストライブ形に形成している。すなわ
ち、各ストライブ部分が互いに分離して不連続の状態に
ある。また、ヒータ端子27において端子接合部22a
と端子接合用表面層23aに接合する各部分は、板厚方
向屈曲する複数の屈曲部27bが連続する形状に形成さ
れている。この屈曲部27bは、基板幅方向に沿って延
びて基板長さ方向に沿って並べて形成している。そし
て、屈曲部27bは、ろう材層28の膨張,収縮の時に
一体に伸長、縮小して基板21自身、基板21の下面2
1aにおける端子接合部22aおよび上面21bにおけ
る端子接合用表面層23aと、ろう材層28との熱膨張
の差を吸収するもので、これによりヒータ端子27の接
合を安定にすることができる。つまり、屈曲部27bは
ヒータ端子27そのものの膨張を緩和するものである。
【0056】第3の実施の形態について図4を参照して
説明する。図4(a)は基板の端部におけるヒータ端子
接合部を拡大して示す側面図、(b)は同平面図であ
り、図1と同じ部分は同じ符合を付して示している。こ
の実施の形態では、基板21の下面21aにおけるヒー
タ22の端子接合部22aと上面21bにおける端子接
合用表面層23aを夫々ストライブ形、例えば基板21
の幅方向に沿うストライブ形に形成している。すなわ
ち、各ストライブ部分が互いに分離して不連続の状態に
ある。また、ヒータ端子27において端子接合部22a
と端子接合用表面層23aに接合する各部分は、ヒータ
端子の吸収部は板厚方向に凹入する複数の凹部27cが
連続する形状に形成されている。すなわち、この山部2
7cは基板21の幅方向に延びるもので、基板21の長
さ方向に沿って間隔を存して形成されている。そして、
この凹部27cはろう材層28が膨張,収縮する時に一
体に伸長、縮小して基板21自身、基板21の下面21
aにおける端子接合部22aおよび上面21bにおける
端子接合用表面層23aと、ろう材層28との熱膨張の
差を吸収するもので、これによりヒータ端子27の接合
を安定にすることができる。つまり、凹部27cはヒー
タ端子27そのものの膨張を緩和している。また、ヒー
タ端子27において基板21の端面に面する部分はろう
材層28と面する部分は、ろう材層28と接合する部分
と同様に板厚方向に凹入する凹部27cを形成して板厚
を部分的に薄くしている。なお、ヒータ端子27におい
てヒ一夕端子板 28が当接する部分は平坦である。
【0057】すなわち、基板となるAPBN層について
もその形成方法は前述の如くCVD法で積層させてい
る。このため、面方向(a方向)と厚さ方向(c方向)
では膨張係数が異なり、夫々1100°Cでの膨張係数
はa方向が1.7×10−6/K.c方向は40×10
−6/Kで面方向と厚さ方向で異なった性質を有してい
る。この性質はAPG層であるヒータ22の端子接合部
22aと端子接合用表面層23aにおいても同じであ
る。この面方向(a方向)と厚さ方向(c方向)の両方
に効果があるようにしたものが、図4に示すこの実施の
形態である。
【0058】本発明は前述した実施の形態に限定され
ず、種々異なる形態で実施することができる。
【0059】
【発明の効果】請求項1の発明の陰極構体によれば、ろ
う材層を不連続とすることにより、分割された各ろう材
層の膨張量、収縮量を小さくしてヒータを形成する材料
とろう材層との熱膨張の差による膨張、収縮の差を小さ
くしてろう材の剥離を抑制してヒータ端子の接合を安定
にでき、ヒータに対する通電、遮断に伴う熱サイクルに
対しても安定で信頼性に優れている。
【0060】請求項2の発明によれば、請求項1の効果
に加えて、ヒータ端子において基板の上下面両端部にお
ける端子接合用表面層およびヒータの端子接合部に接合
する部分に、ヒータを形成する材料とろう材層との熱膨
張の差によるろう材の膨張、収縮を吸収する吸収部が形
成されているために、ろう材の剥離を抑制してヒータ端
子の接合を一層安定にできる。
【0061】請求項3ないし請求項5の発明によれば、
請求項2の発明の構成を適切な構成で具体化することが
出来る。
【0062】請求項6の発明によれば、請求項1の効果
に加えて、ヒータ端子を、基板の端部両面に安定して接
合でき、且つ機械的強度に優れ製造が容易である簡素な
構成にすることができる。
【0063】請求項7の発明によれば、請求項1の効果
に加えて、ヒータとろう材との熱膨張の差による影響を
受けてヒータが基板から剥離することを抑制する。
【0064】請求項8の発明によれば、請求項1の効果
に加えて、基板と、ヒータおよび表面層とを夫々適切な
材料により形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における陰極構体を
示す図。
【図2】同実施の形態の陰極構体におけるヒータ端子接
合部を拡大して示す図。
【図3】第2の実施の形態の陰極構体におけるヒータ端
子接合部を拡大して示す図。
【図4】第3の実施の形態の陰極構体におけるヒータ端
子接合部を拡大して示す図。
【図5】従来の形態における陰極構体を示す図。
【図6】同従来の形態の陰極構体におけるヒータ端子接
合部を拡大して示す図。
【符号の説明】
21…基板、 22…ヒータ、 23a…表面層、 23b…表面層、 24…基体金属、 25…電子放射物質、 26…陰極基体、 27…ヒータ端子、 27a…隙間、 27b…屈曲部、 27c…凹部、 28…ろう材層、 28a…隙間、 29…端子板。
フロントページの続き (72)発明者 須藤 孝 神奈川県川崎市川崎区日進町7番地1 東 芝電子エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 徳江 寛 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 高橋 秀治 神奈川県川崎市川崎区日進町7番地1 東 芝電子エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5C031 DD05 DD06 DD11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材料からなる基板と、この基板の一
    面に形成された導電性材料からなるヒータと、前記基板
    の他面に形成された表面層と、この表面層の表面に形成
    された基体金属およびこの基体金属に塗布された電子放
    射物質からなる陰極基体と、前記基板の端部に配置され
    て前記ヒータに接合された金属からなるヒータ端子とを
    具備し、このヒータ端子は、前記ヒータの表面に形成さ
    れた不連続なろう材層を介して接合されていることを特
    徴とする陰極構体。
  2. 【請求項2】 前記ヒータ端子は前記ヒータを形成する
    材料と前記ろう材との熱膨張の差を吸収する吸収部を有
    していることを特徴とする請求項1に記載の陰極構体。
  3. 【請求項3】 前記ヒータ端子の吸収部は、前記不連続
    なろう材層における不連続部に対応していることを特徴
    とする請求項2に記載の陰極構体。
  4. 【請求項4】 前記ヒータ端子の吸収部は、板厚方向に
    屈曲した屈曲部であることを特徴とする請求項2に記載
    の陰極構体。
  5. 【請求項5】 前記ヒータ端子の吸収部は板厚方向に凹
    入する凹部であることを特徴とする請求項2に記載の陰
    極構体。
  6. 【請求項6】 前記ヒータ端子は前記基板の両方の面を
    挟む形状をなし、不連続なろう材により前記ヒータと前
    記表面層とに接合されていることを特徴とする請求項1
    に記載の陰極構体。
  7. 【請求項7】 前記ヒータの表面に形成する不連続なろ
    う材層は、前記ヒータ層の端部を残して形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の陰極構体。
  8. 【請求項8】 前記基板は異方性熱分解ボロンナイトラ
    イドからなり、前記ヒータおよび前記表面層は異方性熱
    分解グラファイトからなり、前記ろう材層はニッケルか
    らなるものであることを特徴とする請求項1ないし7に
    記載の陰極構体。
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