JP2000348212A - 通信回線を用いた建築物の画像の表示方法 - Google Patents

通信回線を用いた建築物の画像の表示方法

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JP2000348212A
JP2000348212A JP15818099A JP15818099A JP2000348212A JP 2000348212 A JP2000348212 A JP 2000348212A JP 15818099 A JP15818099 A JP 15818099A JP 15818099 A JP15818099 A JP 15818099A JP 2000348212 A JP2000348212 A JP 2000348212A
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Minoru Funaki
実 船木
Kazuaki Kuratate
和明 倉立
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Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが手軽に建築物の内外でのウォークス
ルーを行うことのできる通信回線を用いた建築物の画像
の表示方法を提供すること。 【解決手段】 クライアントコンピュータ1から通信回
線を用いてサーバコンピュータ3aに接続し、サーバコ
ンピュータ3a上に記録されている建築物に関する3次
元形状データを読み出し、この3次元形状データに対し
て設定した視点Vを移動または停止させながら、この視
点前方の所定角度範囲に含まれる上記3次元形状データ
に対応した建築物の各部を動画または静止画として表示
するようにした通信回線を用いた建築物の画像の表示方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
の技術により、電話回線等の通信回線を用いて建築物の
画像を静止画または動画として表示する表示方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅等の建築物の建築に際して、
一通りの設計が終了した建築予定の住宅の3次元形状デ
ータを作成し、建築会社の営業所等におけるプレゼンテ
ーションルームに設置したワークステーションを用い
て、上記3次元形状データに基づいて上記住宅をCG画
像(いわゆる、コンピュータグラフィックスによる画
像)としてスクリーン等の適宜の表示装置上に表示する
際に、建築会社のオペレータ等が表示された建築物に対
する視点を静止または移動させる操作を行うことによ
り、上記表示装置上で上記建築会社を静止画としてばか
りでなく動画としても表示できるようにした表示方法が
提案されている(特開平9−106408号公報参
照)。
【0003】係る表示方法によれば、ユーザは、建築予
定の住宅の内外を実際に歩き回っているのと同様の体験
(いわゆる、ウォークスルー)をCG画像上で行うこと
ができるので、建築予定の住宅の各部の設計が適切であ
るかの検討を極めて的確に行うことができ、ウォークス
ルーの結果に基づいて、適宜住宅の設計の変更等を行う
ことができる。従って、ユーザに設計図面を提示するの
みで住宅の建築を行ったような場合と比べて、CG画像
によるウォークスルーに基づいた修正等を行った場合
は、住宅の建築後における設計不良や使用勝手の悪さ等
のユーザからのクレームが大幅に少なくなり、建築会社
及びユーザの双方にとって有益である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来は、C
G画像によるウォークスルーを体験するためには、ユー
ザが予め時間予約をした上で建築会社の営業所等に出向
く必要があって、手間が掛かるものであった。そのた
め、一層、簡便に建築予定の住宅についてCG画像によ
るウォークスルーを行える方法が求められていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するため、ユーザが手軽に建築物の内外でのウォーク
スルーを行うことのできる通信回線を用いた建築物の画
像の表示方法を提供することを目的とする。そのため、
本発明の請求項1の通信回線を用いた建築物の画像の表
示方法は、クライアントコンピュータから通信回線を用
いてサーバコンピュータに接続し、サーバコンピュータ
上に記録されている建築物に関する3次元形状データを
読み出し、この3次元形状データに対して設定した視点
を移動または停止させながら、この視点前方の所定角度
範囲に含まれる上記3次元形状データに対応した建築物
の各部を動画または静止画として表示するようにしたこ
とを特徴としている。
【0006】請求項2の通信回線を用いた建築物の画像
の表示方法は、請求項1の方法において、上記サーバコ
ンピュータには、形式等の異なる複数の建築物の3次元
形状データが記憶されており、クライアントコンピュー
タ上で所望の建築物を選択して、選択した建築物の画像
を動画または静止画として表示できるようにしたことを
特徴とするものである。
【0007】請求項3の通信回線を用いた建築物の画像
の表示方法は、請求項1または2の方法において、上記
視点の移動または停止はクライアントコンピュータに付
属する入力装置からの入力操作に基づいて行うことを特
徴とするものである。
【0008】請求項4の通信回線を用いた建築物の画像
の表示方法は、請求項1または2の方法において、上記
視点の移動経路は予め設定されてサーバコンピュータに
記憶されており、この設定経路に沿って視点位置を移動
させることにより、上記建築物を一定の動画として表示
することを特徴としている。
【0009】請求項5の記録媒体は、請求項1乃至4の
いずれかの表示方法を実現するためにサーバコンピュー
タが実行すべき処理手順を表したプログラムを記録した
サーバコンピュータが読取可能な記録媒体である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施
の形態では、ユーザが住宅(建築物)の建築をしようと
する場合、まず、建築会社の営業担当者と間取り等につ
いて打合せを行い(S1)、続いて、建築会社の設計担
当者が建築予定の住宅の各階を表す平面図等の設計図面
を作成するとともに、上記住宅を表す3次元形状データ
(ブラウザ、つまりインターネット閲覧ソフトにより表
示処理の可能なもの)を作成する(S2)。
【0011】その後、図2に示すように、ユーザが自宅
等に準備したクライアントコンピュータとしてのパーソ
ナルコンピュータ1(以下、パソコン1という)上でブ
ラウザを使用し、電話回線等(通信回線)を用いてイン
ターネット接続業者2のサーバコンピュータ2aを介し
て建築会社3のサーバコンピュータ3aに接続する。そ
して、サーバコンピュータ3aから送られるデータに基
づいてユーザのパソコン1上に表示される建築会社のホ
ームページHP上で、以下に詳述するように建築会社が
当該ユーザ向けに準備した設計図面を参照する(S
3)。
【0012】また、その際、所望により、上記3次元形
状データを用いて上記ブラウザ上で建築予定の住宅の内
外を静止画または動画として表示し、ウォークスルーを
行いながら、住宅の各部を検討する。そして、ウォーク
スルー中に住宅の設計変更が必要な箇所を発見したり、
家具、備品類等の追加、変更等を希望する場合は、これ
らの修正点を箇条書き等にしておき、ウォークスルー終
了後に上記修正点を電子メール等によって建築会社に連
絡する(S4)。建築会社の設計担当者は、ユーザから
の修正希望の連絡を受けて、設計図面や3次元形状デー
タの修正を行う(S5)。その後、ユーザは、修正後の
住宅の設計図面を再度建築会社3のホームページHP上
で閲覧するとともに、所望により、修正後の住宅の内外
で再度ウォークスルーを行うことができる(S6)。
【0013】以下、上述したインターネットによる設計
図面の閲覧やウォークスルー等の手順をより具体的に説
明する。図2に示すように、ユーザが使用するパソコン
1は、記憶部や演算部等が内蔵されるとともにブラウザ
等の各種ソフトウェアがインストールされた本体4、C
RTまたは液晶等を用いた表示装置5、入力装置として
のマウス6及びキーボード7、並びにプリンタ8を備え
た通常の構成である。
【0014】ユーザがパソコン1の表示装置5上に建築
会社3のホームページHPを表示して、予め建築会社の
設計担当者が準備した当該ユーザの建築予定の住宅の設
計図面の閲覧等を行う場合、パソコン1から電話回線等
を用いてインターネットに接続し、インターネット接続
業者2のサーバコンピュータ2aを介して建築会社3の
サーバコンピュータ3aと接続する。
【0015】これにより、図3にも示すように、建築会
社3のホームページHPがユーザのパソコン1の表示装
置5に上記ブラウザを用いて表示される。このブラウザ
は上記住宅を表す3次元形状データに基づいて所定の演
算(CGにおけるカメラ・アングル、つまり、後述の視
点及び注視点に応じた視野範囲の決定、ブラウザ上の表
示領域に対応した2次元平面への投影及びレンダリング
等)を行うことにより上記住宅を動画または静止画とし
て表示することが可能なものであればよい。
【0016】その場合、上記した3次元形状データに基
づいて任意の視点位置、視線方向に対応した動画または
静止画を生成するための演算手順は、予めブラウザ内に
組み込まれていない場合、いわゆるプラグイン形式等で
ユーザがブラウザ内に追加的に組み込むことができ、こ
のプラグイン用のデータは、必要により、建築会社3が
インターネット等を通してユーザに提供することができ
る。
【0017】上記ホームページHP上で、ユーザが「商
品情報」欄における「登録済お客様コーナ」の項目を選
択し、例えば、マウス6の左ボタン6aでクリックする
と、図3にW1で示すような登録ユーザ確認用のウイン
ドーがポップアップ表示される。このウインドーW1に
おいて、ユーザが予め建築会社3との打合せ時に定めて
おいた「ユーザ名」及び「パスワード」を入力すると、
続いて、図4に示すような選択ページP1に切り替わ
る。
【0018】この選択ページP1では、登録済のユーザ
は、自らの建築予定の住宅について「設計図面閲覧」、
「ウォークスルー」及び「ビデオ」のいずれかを選択で
きるようになっている。例えば、設計図面の閲覧を行う
場合、その下方に一覧表示されている「1階平面図」、
「2階平面図」、「斜視図」、「北立面図」、「西立面
図」等の建築会社が準備した各図を示す名称中から所望
のものをマウス6のクリック等により選択すると、当該
図面が上記ブラウザによって表示装置5上に表示され
る。
【0019】例えば、図5は「1階平面図」を選択して
設計図面閲覧ページP2の画像表示領域P2aに表示さ
せた場合、図6は「2階平面図」を画像表示領域P2a
に表示させた場合を示している。ユーザは「印刷」ボタ
ンAをクリックすることにより、所望の設計図面をプリ
ンタ8で印刷することも可能である。一方、ユーザが図
4の選択ページP1上で「ウォークスルー」を選択する
と、図7に示すように、ブラウザ上にウォークスルー体
験ページP3が表示される。
【0020】このウォークスルー体験ページP3は画像
表示領域P3aと、視点表示領域P3bとを備えてお
り、ユーザは、まず、視点表示領域P3bで視点位置の
初期設定を行う。すなわち、視点表示領域P3bには、
当初は建築予定の住宅の1階及び屋外を示す概略平面図
(通常、図5の設計図面より簡略なもの)が表示され、
ユーザが視点の初期位置を住宅内の1階部分のいずれか
の位置または屋外に設定するのであれば、この状態で視
点表示領域P3b内で所望の位置をクリックすればよ
い。
【0021】一方、例えば、初期の視点を上記住宅の2
階部分のいずれかの位置に設定するのであれば、視点表
示領域P3bの側方の「上階」ボタンBをクリックする
ことにより、視点表示領域P3bに2階部分の概略平面
図が表示され(不図示)、この状態で2階部分に初期の
視点を設定できる。なお、視点表示領域P3bに2階部
分が表示されている状態で「下階」ボタンCをクリック
すると、視点表示領域P3bに1階及び屋外の概略平面
図が表示されることになる。
【0022】例えば、図7において、屋外の玄関10の
前方位置に初期の視点Vを設定したものとする。続い
て、視線の向きを決定するため、注視点Uを視点Vとは
異なる位置にマウス6のクリック等により設定する。例
えば、注視点Uとして、上記玄関10側の点を選択した
場合、視線の向きはVからUへ向かう矢印D方向とな
り、屋外から玄関10を見ている状況が選択されたこと
になる。
【0023】このように、初期の視点Vと注視点Uが設
定されると、このV及びUの位置情報に基づいて、ブラ
ウザ内に組み込まれている上記演算手順により、視点V
から矢印D方向を見た場合のCG画像が上記住宅の3次
元形状データに基づいて演算される。
【0024】すなわち、図8において、初期の視点Vを
頂点として矢印D方向を左右方向及び上下方向の中心線
とする四角錐Eの内側を仮想的な視野範囲とし、上記住
宅の3次元形状データF中でこの四角錐E内に含まれる
部分を2次元の投影面Gに投影した投影図の2次元形状
(色彩等含む)がパソコン1で演算により求められる。
そして、この演算結果に基づき、上記画像表示領域P3
aにウォークスルーの初期画面が、例えば、図9のよう
に表示される。
【0025】その後のウォークスルーに際しては、ウォ
ークスルー体験ページP3に表示される「前進」ボタン
Hまたは「後退」ボタンIをクリックすることにより、
視点Vを前進または後退させる。また、「右回転」ボタ
ンR1、「左回転」ボタンR2、「上回転」ボタンR3
及び「下回転」ボタンR4を各々クリックすることによ
り、矢印Dで示す視線方向を各々右、左、上、下方向に
回転させることが可能である。なお、視点Vの前進、後
退をマウス6等を用いて行ったり、視線方向の回転をキ
ーボード7上のカーソルキー等を用いて行うことも可能
である。
【0026】この場合、視線方向Dを上向きに回転させ
ることは上方(例えば、屋根等)を見上げる動作に対応
し、視線方向Dを下向きに回転させることは足元を見下
ろす動作に対応する。その場合、視線方向が上下左右に
変化しても、視点Vの高さは一定である。なお、この視
点Vの高さは、例えば、パソコン1にユーザの身長の値
を入力することにより、実際のユーザの目の高さとほぼ
等しくなるように設定できる。
【0027】図10は、図9の初期状態から視点Vを前
方へ移動させた場合のウォークスルー体験ページP3の
表示内容を示している。この場合、視点Vが前進するこ
とにより、図11のように、住宅の3次元形状データF
中で四角錐E内に含まれる部分が減少するため、図10
のように、住宅の玄関により接近した状態が表示される
ことになる。
【0028】視点Vを後退させたり、視線方向を回転さ
せた場合も、同様に四角錐Eの頂点位置が後退したり、
四角錐Eが頂点としての視点Vを中心として回転するこ
とにより、3次元形状データF中で四角錐E内に含まれ
る部分が変化し、それに応じて、画像表示領域P3aへ
の表示内容が変化する。
【0029】そして、このような動作が連続的に行われ
ることにより、視点Vが移動し続ける限り、画像表示領
域P3aには住宅の内外を示す画像が動画として表示さ
れることになる。また、視点Vの移動を一時的に停止さ
せた場合には、画像表示領域P3aには、その時点で視
点Vの前方に位置する情景がCG画像の静止画して表示
される。なお、視点表示領域P3bには、各時点での視
点Vと視線方向とが表示されるので、ユーザは視点表示
領域P3bの表示内容からも、現在、住宅のいかなる部
分が画像表示領域P3aに表示されているかを確認でき
る。
【0030】上述のようにして、ユーザは、例えば、住
宅の屋外で視点Vの位置及び視線方向を適宜移動、変更
しながら、住宅における屋外側から見える部分、つま
り、外壁の種類(模様、色彩等)や窓、建具、玄関等の
設計が適切であるか否かを検討することができる。その
際、修正が必要と考える点については、適宜箇条書き等
にして記録しておく。
【0031】続いて、住宅の屋内側をウォークスルーに
より検討する場合、例えば、視点Vを順次移動させるこ
とにより、玄関10を通過して視点Vを屋内側へ移動さ
せてもよく、一方、視点表示領域P3bの側部に配置し
た「視点再設定」ボタンJをクリックして、視点V(及
び注視点U)を再設定することにより、視点Vを屋外側
から屋内側、例えば、1階部分の所望の位置へ直接移動
させることもできる。
【0032】図12は、例えば、1階の居間11内へ視
点Vを移動させた場合を示している。屋外側と同様に、
ユーザは屋内側の各部、例えば、間取り自体や壁紙の種
類、窓、建具の配置、家具、備品類の種類と配置等が適
切であるか否かをウォークスルーに基づいて検討し、修
正が必要な点は箇条書き等にしておく。
【0033】そして、屋外側及び屋内側のウォークスル
ーが終了した時点で、要修正点を整理し、電子メール等
で建築会社に連絡する。例えば、電子メールを用いる場
合、ウォークスルー体験ページP3における「修正依
頼」Kボタンをクリックすると、図13に示すように、
宛て先が建築会社3とされ、且つ発信人がユーザ自身と
された電子メールソフトXが立ち上がる(図3のウイン
ドーW1で入力したユーザ名を利用)。ユーザは、通信
欄に要修正点を記入した後、送信すればよい。
【0034】ユーザからの要修正点の連絡を受けた建築
会社では、必要により設計図面及び3次元形状データを
修正する。その後、ユーザが再度、設計図面の閲覧やウ
ォークスルーを行う場合の手順は上記と同様であるの
で、説明を終了する。なお、上記では、視点Vの移動ま
たは視線方向の変更に応じて、画像表示領域P3aへ表
示させるべきCG画像をパソコン1上で演算して生成す
るものとしたが、多少通信による遅延が生じる恐れはあ
るものの、各時点の視点Vの位置と視線方向Dに基づく
CG画像の演算をサーバコンピュータ3a側で行い、演
算結果をパソコン1に送信して画像表示領域P3aに表
示させるようにしてもよい。
【0035】次に、ユーザがウォークスルーのための視
点Vの移動や視線方向の変更等の操作を煩雑であると考
える場合、図4の選択ページP1で「ビデオ」を選択す
ることができる。このビデオモードでは、初期の視点V
位置(例えば、屋外の玄関前方)、初期の視線方向(玄
関側)等が予め定められるとともに、視点Vの移動経
路、視線方向の変化パターンも予め定められ、結果的に
建築予定の住宅の内外をCG画像によるビデオ映像を見
ているのと同じ状態で検討することができる。
【0036】すなわち、図4で「ビデオ」を選択した場
合、図14に示すようなビテオ閲覧ページP4が表示さ
れ、「再生」ボタンLをクリックすると、ビデオ表示領
域P4aに住宅の内外の各部を順次紹介するビデオ(動
画)の表示が開始される。「巻戻し」ボタンM、「早送
り」ボタンNをクリックすると、各々動画が所定時間分
だけ遅らされるか、または進められる。
【0037】また、「ポーズ」ボタンOをクリックする
と、次に「再生」ボタンLをクリックするまで静止画状
態となり、「停止」ボタンQをクリックするとビデオの
再生段階にかかわらずリセットされて、先頭位置に復帰
することになる。ユーザは、必要により、このビデオモ
ードを利用し、詳しく検討したい部分については、上記
ウォークスルーモードも併用すればよい。
【0038】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。この実施の形態では、未登録のユーザ、つまり、住
宅を建築するか否かが未定であって、建築会社3の営業
担当者等との打合せを行ったことのないユーザが、建築
会社3のホームページHP上で種々の住宅モデルの中か
ら所望のものを選択し、ウォークスルーやビデオの閲覧
等を行えるようにしている。
【0039】すなわち、図3において、ユーザが「商品
情報」欄における「未登録お客様コーナ」の項目を選択
すると、図15に示すように、住宅モデル紹介ページP
5が表示され、複数の住宅モデルの外観斜視図等が各表
示領域T1、T2…に表示される。ここで、所望の住宅
モデルをクリックすると、図4の選択ページP1と同様
のページが表示され、図15で指定した所望の住宅モデ
ルについて、設計図面の表示、ウォークスルーまたはビ
デオ鑑賞のいずれかを選択して実行できるようになって
いる。
【0040】すなわち、住宅モデルについても、上記第
1の実施の形態と住宅の外観や間取り等が異なるのみで
処理内容自体は同じであるため重複した説明は省略する
が、「設計図面」中の所定の図面、例えば、「1階平面
図」を選択すると、該当する設計図面が表示され、「ウ
ォークスルー」を選択すると、当該住宅モデルの内外で
ウォークスルーを行うことができ、「ビデオ」を選択す
ると、当該住宅モデルを紹介するビデオが再生される。
ユーザは、これらのウォークスルーの体験やビデオの閲
覧の結果、建築会社3の営業担当者等との面接を希望す
るに至った場合、図13と同様の電子メール等で面接希
望の日時等を建築会社3に連絡することができる。
【0041】なお、上記の実施の形態では、インターネ
ットを用いて建築会社3のサーバコンピュータ3aに接
続するものとしたが、例えば、建築会社3が主催するパ
ソコン通信ネットワーク等(通信回線)によって各ユー
ザのクライアントコンピュータと建築会社3のサーバコ
ンピュータ3aとを接続するようにしてもよい。また、
建築会社3が独自にサーバコンピュータ3aを準備せず
に、インターネット接続業者2のサーバコンピュータ2
a等に、上記した建築会社3のホームページHP等をク
ライアントコンピュータ上で表示させるためのデータを
記録しておくようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の通信回線を用いた建築物の画像の表示方法は、クライ
アントコンピュータから通信回線を用いてサーバコンピ
ュータに接続し、サーバコンピュータ上に記録されてい
る建築物に関する3次元形状データを読み出し、この3
次元形状データに対して設定した視点を移動または停止
させながら、この視点前方の所定角度範囲に含まれる上
記3次元形状データに対応した建築物の各部を動画また
は静止画として表示するようにしたので、ユーザは、自
宅等のクライアントコンピュータから通信回線を用いて
サーバコンピュータに接続するのみで、住宅等の建築物
をクライアントコンピュータの表示装置に表示でき、か
つ視点の移動または停止により、上記建築物を動画また
は静止画として表示することができるので、自宅等に準
備したクライアントコンピュータ上で容易に建築物の各
部を立体的に検討することができるようになり、従来の
ように、一々建築会社の営業所等に出向く手間が省けて
便利である。
【0043】請求項2の通信回線を用いた建築物の画像
の表示方法は、請求項1の方法において、上記サーバコ
ンピュータには、形式等の異なる複数の建築物の3次元
形状データが記憶されており、クライアントコンピュー
タ上で所望の建築物を選択して、選択した建築物の画像
を動画または静止画として表示できるようにしたもので
あるから、ユーザは形式等の異なる複数の建築物(住宅
等)の中から所望のものを選択し、自らのクライアント
コンピュータの表示装置を用いて所望の建築物の内外を
静止画または動画として表示できるので、タイプの異な
る種々の建築物の各部を立体的に比較検討し、自らのニ
ーズや好みに合致した建築物を選択できるようになる。
このようにして選択した建築物は、例えば、自らが住宅
等を建築する場合の原型(たたき台)として利用するこ
とができ、有益である。
【0044】請求項3の通信回線を用いた建築物の画像
の表示方法は、請求項1または2の方法において、上記
視点の移動または停止はクライアントコンピュータに付
属する入力装置からの入力操作に基づいて行うようにし
たので、自宅等のクライアントコンピュータ上で容易に
ウォークスルーを行える利点がある。
【0045】請求項4の通信回線を用いた建築物の画像
の表示方法は、請求項1または2の方法において、上記
視点の移動経路は予め設定されてサーバコンピュータに
記憶されており、この設定経路に沿って視点を移動させ
ることにより、上記建築物を一定の動画として表示する
ようにしたので、ユーザ自らが視点を移動させる操作を
しなくても、建築物の内外が一定のビデオ映像として表
示されるので、ウォークスルーの場合と異なり、操作の
手間が省ける利点がある。
【0046】請求項5の記録媒体は、請求項1乃至4の
いずれかの表示方法を実現するためにサーバコンピュー
タが実行すべき処理手順を表したプログラムを記録し
た、サーバコンピュータが読取可能な記録媒体であるか
ら、係る記録媒体上の上記プログラムをサーバコンピュ
ータにインストールすることにより、上記した有用な建
築物の画像の表示方法を実現することができる。その場
合、クライアントコンピュータ上には、上記表示方法を
実現するために特別のプログラム等をインストールする
必要はなく、例えば、インターネットを介してクライア
ントコンピュータとサーバコンピュータを接続するので
あれば、クライアントコンピュータにはブラウザ等のイ
ンターネット閲覧用プログラムがインストールされてい
るのみでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における住宅の設
計、検討手順を示すフローチャート。
【図2】上記住宅を建築しようとするユーザが自宅等か
ら建築会社のサーバコンピュータに接続するために使用
するパソコンの構成を示す概略斜視図。
【図3】上記建築会社のホームページを上記パソコンの
表示装置上にブラウザを用いて表示させた状態を示す説
明図。
【図4】上記ホームページに付属する選択ページを示す
説明図。
【図5】上記ホームページに付属する設計図面閲覧ペー
ジの表示内容の一例を示す説明図。
【図6】上記設計図面閲覧ページの表示内容の他の一例
を示す説明図。
【図7】上記ホームページに付属するウォークスルー体
験ページの初期表示内容を示す説明図。
【図8】上記住宅を示す3次元形状データと視点、視線
方向に基づいて上記ウォークスルー体験ページに表示す
べきCG画像を生成するための原理を示す概略斜視図。
【図9】視点及び視線方向決定後の上記ウォークスルー
体験ページの表示内容を示す説明図。
【図10】上記視点を前方へ移動させた場合の上記ウォ
ークスルー体験ページの表示内容を示す説明図。
【図11】上記視点を前方へ移動させた場合にウォーク
スルー体験ページに表示すべきCG画像を生成するため
の原理を示す概略斜視図。
【図12】上記1階の居間部分へ視点を移動させた場合
の上記ウォークスルー体験ページの表示内容を示す説明
図。
【図13】上記ブラウザに付属する電子メール送信画面
を示す説明図。
【図14】上記ホームページに付属するビテオ閲覧ペー
ジを示す説明図。
【図15】本発明の第2の実施の形態に関連して上記ホ
ームページに付属する住宅モデル紹介ページを示す説明
図。
【符号の説明】
1 パソコン(クライアントコンピュータ) 3 建築会社 3a サーバコンピュータ HP ホームページ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B050 AA03 BA07 BA17 BA18 CA08 EA24 EA27 FA02 FA13 5C082 AA01 AA36 BA12 BA20 BA42 BA46 BB01 CB01 DA87 MM02 MM04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアントコンピュータから通信回線
    を用いてサーバコンピュータに接続し、サーバコンピュ
    ータ上に記録されている建築物に関する3次元形状デー
    タを読み出し、この3次元形状データに対して設定した
    視点を移動または停止させながら、この視点前方の所定
    角度範囲に含まれる上記3次元形状データに対応した建
    築物の各部を動画または静止画として表示するようにし
    たことを特徴とする通信回線を用いた建築物の画像の表
    示方法。
  2. 【請求項2】 上記サーバコンピュータには、形式等の
    異なる複数の建築物の3次元形状データが記憶されてお
    り、クライアントコンピュータ上で所望の建築物を選択
    して、選択した建築物の画像を動画または静止画として
    表示できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    通信回線を用いた建築物の画像の表示方法。
  3. 【請求項3】 上記視点の移動または停止はクライアン
    トコンピュータに付属する入力装置からの入力操作に基
    づいて行うことを特徴とする請求項1または2記載の通
    信回線を用いた建築物の画像の表示方法。
  4. 【請求項4】 上記視点の移動経路は予め設定されてサ
    ーバコンピュータに記憶されており、この設定経路に沿
    って視点位置を移動させることにより、上記建築物を一
    定の動画として表示することを特徴とする請求項1また
    は2記載の通信回線を用いた建築物の画像の表示方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかの表示方法を
    実現するためにサーバコンピュータが実行すべき処理手
    順を表したプログラムを記録した、サーバコンピュータ
    が読取可能な記録媒体。
JP15818099A 1999-06-04 1999-06-04 通信回線を用いた建築物の画像の表示方法 Pending JP2000348212A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007334698A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Taisei Corp 画像表示システム
JP2014038124A (ja) * 2012-08-10 2014-02-27 Daikyo Inc ロック解除体験装置及びロック解除体験プログラム
CN113052556A (zh) * 2021-03-30 2021-06-29 贵州数智联云工程科技有限公司 基于三维的辅助审批流程管理系统及方法

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