JP2000348208A - 3次元データ生成装置および3次元データ生成方法 - Google Patents

3次元データ生成装置および3次元データ生成方法

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JP2000348208A JP15970899A JP15970899A JP2000348208A JP 2000348208 A JP2000348208 A JP 2000348208A JP 15970899 A JP15970899 A JP 15970899A JP 15970899 A JP15970899 A JP 15970899A JP 2000348208 A JP2000348208 A JP 2000348208A
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Shinichi Ban
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次元の画像データから適切な距離画像デー
タを生成する。 【解決手段】 2次元のカラー画像データDC1が規定
する人間の頭部の画像を領域分割部F11により背景幕
領域、2次元肌領域、および、主として髪の領域となる
その他の領域に分割する。そして、切換部F13により
変換方法を切り換えつつつ、部分距離画像生成部F12
により各領域が部分距離画像に変換される。背景幕領域
は基準面からの高さが0の部分距離画像に変換され、2
次元肌領域およびその他の領域は所定の演算方法にて輝
度を基準面からの高さに変換することにより部分距離画
像に変換される。これにより、各領域が適切な部分距離
画像に変換され、適切な距離画像データが生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、物体の形状を表
す3次元データを生成するための3次元データ生成装置
および3次元データ生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、2次元画像の輝度分布に基づ
いて物体の形状である3次元画像(以下、「距離画像」
という。)を生成する方法が知られている。この方法
は、視点から物体上のある微小領域までの距離と、この
微小領域の2次元画像中の輝度とに相関関係がある場合
に利用可能な方法であり、物体の表面状態や照明条件を
整えた場合には正確な形状測定も実現される。
【0003】また、このような2次元画像の輝度分布に
基づいて物体の形状を求める方法は、直接距離画像を取
得する3次元計測装置(いわゆる、レンジファインダ)
が不要であり、さらに、一方向からの2次元画像のみか
ら距離画像を生成することができるため、低コストで物
体の形状を測定できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、物体の
2次元画像の輝度分布は物体の表面状態や色に大きく左
右される。したがって、物体の色を変更した場合や1つ
の物体に複数の色の領域が存在する場合には物体の距離
画像を正確に生成することができないという問題を有し
ている。
【0005】例えば、図25(a)に示すようにXY面に
平行な白い平坦な面901の一部が暗い色の領域911
となっている場合、この面901の2次元画像は図25
(b)のようになり、輝度分布から単純に距離画像を生成
すると、図25(c)に示すように領域911がZ方向に
窪んだ形状となってしまう。
【0006】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、2次元画像を示す2次元データから適切な距離画
像を示す3次元データを生成することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、形状
を表す3次元データを生成する3次元データ生成装置で
あって、2次元データが規定する2次元画像の複数の領
域のそれぞれを3次元部分画像に変換することにより前
記3次元データを生成する変換手段と、前記変換手段に
よる変換方法を異なる変換方法に切り換える切換手段と
を備える。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の3次
元データ生成装置であって、前記2次元画像から前記複
数の領域を決定する領域決定手段をさらに備える。
【0009】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載の3次元データ生成装置であって、前記2次元画像が
人間の頭部画像であり、前記複数の領域に前記頭部画像
の肌領域および髪領域が含まれる。
【0010】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかに記載の3次元データ生成装置であって、前記変
換手段が、前記複数の領域の画素値から求められる基準
値に基づいて変換を行う。
【0011】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれかに記載の3次元データ生成装置であって、前記変
換手段が、前記複数の領域中の画素の輝度に基づいて変
換を行う。
【0012】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれかに記載の3次元データ生成装置であって、前記複
数の領域に対応する複数の3次元部分画像間の境界に基
づいて、前記複数の3次元部分画像の位置関係を決定す
る手段をさらに備える。
【0013】請求項7の発明は、形状を表す3次元デー
タを生成する3次元データ生成方法であって、2次元デ
ータが規定する2次元画像の第1の領域に第1の変換を
施すことにより3次元部分画像を生成する工程と、前記
2次元画像の第2の領域に前記第1の変換とは異なる第
2の変換を施すことにより3次元部分画像を生成する工
程とを有する。
【0014】
【発明の実施の形態】<1. 立体模型作成装置の構成
>図1はこの発明に係る立体模型作成装置1の外観図で
ある。
【0015】立体模型作成装置1は、物体形状を2次元
画像に基づいて計測し、その計測データに基づいて素材
をその場で加工する機能を有しており、利用客の顔をか
たどった小物品の自動販売機として使用される。作成さ
れる物品は、所定形状(例えば四角形)の板面から顔面
の模型が突き出た立体である。板面(背景部分)に特定
の起伏模様を付加することも可能である。このような物
品に適当な金具を取り付ければ、ペンダント、ブロー
チ、キーホルダなどのアクセサリーとなる。予め素材に
金具を取り付けておいてもよい。
【0016】ほぼ等身大の筐体10の上半部の前面に、
利用客がポーズを確認するためのディスプレイ16とと
もに、2次元のカラー撮影用の受光窓14が設けられて
いる。筐体10の下半部は上半部よりも前方側に張り出
しており、その上面が操作パネル18となっている。商
品の取出口20は下半部の前面に設けられている。
【0017】図2は操作パネル18の平面図である。
【0018】操作パネル18には、スタートボタン18
1、確認ボタン182、キャンセルボタン183、ジョ
イスティック184および硬貨の投入口185が設けら
れている。スタートボタン181はスタート操作手段で
あり、確認ボタン182は確認操作手段である。ジョイ
スティック184は模型の構図の変更指示に用いられ
る。左右に傾けるパーン操作、上下に傾けるチルト操
作、および、ノブを回転させるロール操作に呼応して3
次元形状モデルの回転処理が行われ、処理結果が逐次表
示される。また、キャンセルボタン183は、利用客が
表示された3次元形状モデルが気に入らないときなどに
再計測を指示するための操作手段である。ただし、キャ
ンセルボタン183には有効回数が設定されており、無
制限に再計測を指示することはできない。
【0019】図3は立体模型作成装置1の機能ブロック
図である。
【0020】立体模型作成装置1は、模型サイズの3次
元形状モデルを生成するモデリングシステム1Aと、3
次元形状モデルを顕在化する加工システム1Bとから構
成されている。
【0021】モデリングシステム1Aは、オリジナル物
体である利用客の外観情報をデジタルデータに変換(す
なわち、データ化)する撮影システム30を含んでい
る。撮影システム30は、利用客の頭部を撮影し、得ら
れた色情報をデータ化して2次元のカラー画像データD
Cを出力するする2次元撮影装置36、および、コント
ローラ38より構成されている。
【0022】カラー画像データDCは、各画素の3原色
データ、すなわち、R(レッド)、G(グリーン)、B
(ブルー)より成るデータである。また、カラー画像デ
ータDCは400×400の画素データから構成され
る。2次元撮影装置36により取得されたカラー画像デ
ータDCは、後述する3次元形状データ処理装置40に
入力される。
【0023】3次元形状データ処理装置40は図示しな
い画像処理回路を備えており、本発明に特有の3次元デ
ータ生成処理を含む各種のデータ処理を行い、本発明の
中核部分である。3次元形状データ処理装置40のコン
トローラ42は、立体模型作成装置1の全体的な制御を
も担い、撮影システム30のコントローラ38および加
工システム1Bのコントローラ176に適切な指示を与
える。このコントローラ42には、ディスプレイ16お
よび操作入力システム44が接続されている。操作入力
システム44は、上述の操作パネル18と料金受領機構
とからなる。
【0024】一方、加工システム1Bは、樹脂ブロック
などの材料を切削する加工装置172、材料の加工位置
への供給と加工品の取出口20への搬送を行う材料供給
装置174、コントローラ176、および、取出口セン
サ178を備えている。取出口センサ178の検出信号
はコントローラ42に入力される。加工システム1B
は、3次元形状データ処理装置40にて生成された3次
元形状データDMに基づいて材料の加工を行う。
【0025】なお、撮影システム30および加工システ
ム1Bの制御をコントローラ42に受け持たせ、コント
ローラ38およびコントローラ176を省略した回路構
成を採用してもよい。
【0026】<2. 立体模型作成装置の概略動作>図
4は立体模型作成装置1の概略の動作の流れを示す流れ
図である。以下、同図を参照してその概略動作の処理手
順を説明する。
【0027】電源が投入された後、利用客による操作を
待つ待機期間において、2次元撮影と撮影結果の表示と
を繰り返す(ステップST10,ST12,ST1
4)。また、定期的に案内メッセージを表示する。料金
が投入されてスタートボタン181が押されると、改め
て2次元撮影を行う(ステップST16)。所定のデー
タ処理を行い(ステップST20)、得られた3次元形
状モデルを表示する(ステップST22)。このとき、
影を付すといった公知のグラフィック手法を適用して見
栄えを高める。そして、指示操作を待つ。ただし、待ち
時間は有限であり、時限を過ぎれば確認操作が行われた
ものとみなされる。
【0028】ジョイスティック184が操作されると、
上述のように3次元形状モデルを操作に応じて回転させ
て表示する(ステップST24,ST38)。キャンセ
ルボタン183が押されると、待機期間の動作に戻る
(ステップST40,ST10)。ただし、この場合、
利用客が料金を改めて投入する必要はなく、スタートボ
タン181を押せば、再撮影が行われる。
【0029】確認ボタン182が押されると(ステップ
ST26)、3次元形状モデルに基づいて加工条件デー
タベースを参照して加工制御用のデータを生成し(ステ
ップST28)。材料の加工を行う(ステップST3
0)。加工が終わると、商品を排出し(ステップST3
2)、取出口センサ178によって商品が取り出された
のを確認して待機動作に戻る(ステップST34,ST
10)。
【0030】<3. 顔面形状処理機能>図5は、図4
のステップST20のデータ処理の各機能とともにデー
タの流れを示す機能ブロック図である。図5において、
ハッチング付の太矢印線はカラー画像データDCに基づ
くデータの流れを示しており、実線矢印はカラー画像デ
ータDCから生成される距離画像データDS3に基づく
データの流れを示しており、破線矢印は2値画像データ
の流れを示している。なお、図5に示す各機能は3次元
形状データ処理装置40の動作ステップに相当し、機能
ブロック図におけるデータの流れは各機能が実行される
時系列順序に対応する。
【0031】また、各機能F1,F4〜F9,SF1お
よびSF2は加工済の3次元形状データを生成するため
に、図3で示した3次元形状データ処理装置40で行わ
れるデータ処理機能を示している。特に、機能SF1お
よびSF2は、加工済の3次元形状データ中、顔面の両
眼形状モデルのデータを生成するための機能に該当して
いる。以下、各機能SF1,F1,SF2,F4〜F9
をこの順で説明することにするが、本発明の中核をなす
機能は機能F1である。
【0032】<3.1 カラー平滑化機能SF1>カラー
平滑化機能SF1は、図3の2次元撮影装置36が出力
する未加工のカラー画像データDCに対してノイズを除
去してノイズ除去済みのカラー画像データDC1を得
る。
【0033】<3.2 距離画像データ生成機能F1>距
離画像データ生成機能F1は、カラー平滑化機能SF1
によりノイズ成分が除去されたカラー画像データDC1
に基づき、利用客の頭部の形状を表す距離画像データD
S3を生成する。この機能により、3次元形状データ処
理装置40は、この発明に係る3次元データ生成装置と
して機能する。なお、距離画像データ生成機能F1につ
いては後に詳述する。
【0034】<3.3 両眼領域推定機能SF2>両眼領
域推定機能SF2は、カラー平滑化機能SF1によって
ノイズ除去されたカラー画像データDC1から、カラー
画像データDC1における両眼領域を規定した両眼領域
2値画像データDB2を生成する。また、カラー画像デ
ータDC1がそのままカラー画像データDC2して出力
される。
【0035】<3.4 CF(Camera Face)座標変換機
能F4>CF座標変換機能F4は、距離画像データ生成
機能F1によって生成された距離画像データDS3およ
び両眼領域推定機能SF2によって推定された両眼領域
2値画像データDB2とに基づき、眼の領域を基準とし
て決定される顔形状の向きが、丁度カメラに対して真正
面に位置する状態になるように、距離画像データDS3
に対する座標変換を行って距離画像データDS4を生成
する。
【0036】すなわち、カメラ中心の座標系で表現され
ていた距離画像データDS3が顔中心の座標系で表現さ
れる距離画像データDS4に変換される。なお、カラー
画像データDC2はそのままカラー画像データDC4と
して出力される。
【0037】<3.5 再標本化機能F5>再標本化機能
F5は、CF座標変換機能F4でCF座標変換された距
離画像データDS4に対して再標本化あるいは均等化と
いうデータの座標変換処理を行う。距離画像データDS
4は顔中心の座標系では不規則に画素が並んだデータと
なっている。そこで、距離画像データDS4を新たな視
点から見たときに均等に画素が並んでいる距離画像デー
タに投影変換するのが再標本化処理である。
【0038】再標本化機能F5の再標本化処理によって
距離画像データDS4は3つの部分距離画像データに変
換される。すなわち、人の顔形状モデルを与えるための
第1の形状データDS51、疑似両眼形状モデルを生成
するための第2の形状データDS52、および、顔輪郭
近傍形状モデルを生成するための第3の形状データDS
53に変換される。
【0039】また、メダルなどの厚板上の材料にレリー
フとして人物像を形成する場合には、この再標本化処理
以降のいずれかの段階で距離画像データの撮影方向(す
なわち、立体模型作成装置1に向かう方向)に対する圧
縮処理が行われる。これにより、レリーフ状の3次元形
状モデルを規定する距離画像データとなる。なお、距離
画像データ生成機能F1において生成される距離画像デ
ータDS3が、既に撮影方向に対する距離を圧縮した形
状を表すデータとなっていてもよい。
【0040】<3.6 疑似両眼形状設定機能F6>疑似
両眼形状設定機能F6は、CF座標変換機能F4をスル
ーしたカラー画像データDC4および両眼領域推定機能
SF2で生成された両眼領域2値画像データDB2と、
再標本化機能F5で再標本化された疑似両眼形状モデル
の第2の形状データDS52とに基づき、第2の形状デ
ータDS52における両眼対応領域の奥行き(すなわ
ち、加工時の切削深さ)を与えるように、第2の形状デ
ータDS52を加工して疑似両眼形状データDS6を生
成する。
【0041】<3.7 顔輪郭形状設定機能F7>顔輪郭
形状設定機能F7は、再標本化機能F5で再標本化され
た人の顔形状モデルを与えるための第1の形状データD
S51、および、顔輪郭近傍形状モデルを生成するため
の第3の形状データDS53に基づき、第3の形状デー
タDS53が与える形状モデルから、第1の形状データ
DS51が与える形状モデルと重複した部分のデータ削
除(すなわち、差分処理)を行い、顔輪郭形状データD
S7を生成する。
【0042】<3.8 外周平滑化機能F8>外周平滑化
機能F8は、顔輪郭形状設定機能F7で生成された顔輪
郭形状データDS7、および、再標本化機能F5で再標
本化された第1の形状データDS51に対して外周平滑
化を行う。すなわち、顔面中、傾斜のある部分では距離
画像データの変化が大きいため、かかる傾斜面を顔面模
型に顕出させる際に切削位置がバラツキやすいという問
題が生じる。そこで、横方向から顔面模型を眺めても傾
斜面の切削位置が平滑化するように、両データDS5
1,DS7をそれぞれ修正して第1の形状データDS8
1および顔輪郭形状データDS83とする。
【0043】<3.9 FW(Face Work)座標変換機能
F9>FW座標変換機能F9は、外周平滑化機能F8で
外周平滑化処理された第1の形状データDS81、顔輪
郭形状データDS83、および、疑似両眼形状設定機能
F6で生成された疑似両眼形状データDS6に対して、
これらのデータが顔面を加工するワークの大きさに応じ
た形状データとなるように座標変換を施す。
【0044】これにより、顔形状モデルを与える顔形状
データDS91、疑似両眼形状モデルを与える疑似両眼
形状データDS92、および、顔輪郭近傍形状モデルを
与える顔輪郭近傍形状データDS93が最終的に得られ
る。これらの形状データDS91,DS92,DS93
が加工済の3次元形状データとなる。
【0045】<4. 距離画像データ生成機能F1の詳
細> <4.1 機能の概略>図6は図5の距離画像データ生成
機能F1の機能構成およびデータの流れの概略を示すブ
ロック図である。すなわち、3次元形状データ処理装置
40は3次元データ生成装置として機能するために図6
に示す各構成を有している。なお、図6に示す構成は、
3次元形状データ処理装置40内の専用の電気回路とし
て構築されていてもよく、汎用のコンピュータシステム
において所定のプログラムが実行されることにより実現
される構成となっていてもよい。
【0046】図7は機能F1にて実行される処理の概略
を示す流れ図である。距離画像データの生成の際には、
まず、カラー画像データDC1が示す2次元カラー画像
が領域分割部F11により複数の領域に分割される(ス
テップS1)。すなわち、複数の領域が決定される。具
体的には、人物の背景に配置された背景幕に相当する領
域(以下、「背景幕領域」という。)、2次元カラー画
像中の人物の肌に相当する領域(以下、「2次元肌領
域」という。)、および、その他の領域に分割される。
【0047】2次元カラー画像が複数の領域に分割され
ると、カラー画像データDC1および各領域に関する情
報DRが部分距離画像生成部F12に入力され、各領域
が3次元の距離画像(以下、各領域に対応する距離画像
を「部分距離画像」という。)に変換される。これによ
り、2次元カラー画像が複数の部分距離画像により構成
される距離画像へと変換される。その結果、距離画像を
規定する距離画像データDS3が生成される。なお、部
分距離画像の生成の際には、切換部F13により各領域
ごとに異なった変換方法にて部分距離画像が生成され
る。
【0048】その後、必要に応じて複数の部分距離画像
の位置関係が修正部F14により修正され、最終的な距
離画像データDS3とされる(ステップS2)。
【0049】以下、図7中の各ステップについて詳説す
る。
【0050】<4.2 2次元画像の領域分割>図8は領
域分割部F11により実行される2次元カラー画像の領
域分割(ステップS1)の処理のおおよその流れを示す
流れ図である。
【0051】2次元画像の領域分割では、まず、人間の
頭部の背後に位置する背景幕(例えば、ブルーの背景
幕)に相当する2次元カラー画像中の領域が背幕幕領域
として抽出される(ステップS11)。一方、背景幕領
域の抽出とは別に、頭部の肌に相当する領域が2次元肌
領域として抽出される(ステップS13)。
【0052】背景幕領域と2次元肌領域とが抽出される
と、最後に、これらの領域以外の領域としてその他の領
域が抽出される(ステップS15)。なお、本実施の形
態の場合、2次元カラー画像が人間の頭部を撮影したも
のであることから、その他の領域は主として頭部の髪の
領域に相当する領域となる。
【0053】以下、各領域の抽出処理について順に説明
する。なお、以下の説明に対応する流れ図中に各ステッ
プにて参照される情報も適宜示す。
【0054】<4.2.1 背景幕領域の抽出の詳細>図9
は背景幕領域の抽出(図8:ステップS11)における
処理の流れを示す流れ図である。背景幕領域の抽出で
は、まず、設定ファイルから背景とすべき色の統計デー
タと背景幕領域とすべきマハラノビス距離が読み込まれ
て参照され、2次元カラー画像の各画素について所定の
マハラノビス距離の範囲内にある画素の画素値を1と
し、他の画素の画素値を0とする2値画像が生成される
(ステップS111)。
【0055】統計データとしては、背景幕のRGB空間
における色分布の平均値と共分散行列の逆行列が参照さ
れる。また、マハラノビス距離とは、対象となる画素の
RGB各色の値を表す行列をx、各色の平均値を表す行
列をαとし(x、αはいずれも3行1列であるものとす
る。)、RGBに関する共分散行列の逆行列をΣ-1とし
て、
【0056】
【数1】
【0057】にて求められる距離である。すなわち、マ
ハラノビス距離とは画像中の各画素値のRGB空間にお
ける広がりを考慮した上での平均値からの距離を表す値
である。
【0058】次に、生成された2値画像において、画素
値が1(または0)の画素に対する収縮処理および膨張
処理を行い、微小なノイズ成分を除去する(ステップS
112)。その後、ラベリング(画素値が1のクラスタ
にラベリングを行うものとし、以下同様である。)を行
い、独立した領域である各クラスタを識別可能とする
(ステップS113)。
【0059】図10はステップS113の段階での2値
画像を模式的に示す図である。なお、以下の説明におけ
る2値画像の図では、画素値が0の領域に平行斜線を付
す。
【0060】図10に示すように、2値画像中の左隅の
上下に伸びる矩形領域および右隅の上下に伸びる矩形領
域が背景幕判定用領域BA1,BA2として予め定めら
れている。そして、背景幕判定用領域BA1に掛かるク
ラスタCL1中の画素値を1とし、他の領域の画素値を
全て0とする2値画像が求められる(ステップS11
4)。図11はこのようにして得られる2値画像を示す
図である。
【0061】同様に、背景幕判定用領域BA2に掛かる
クラスタCL2中の画素値を1とし、他の領域の画素値
を全て0とする2値画像が求められる(ステップS11
5)。図12はこのようにして得られる2値画像を示す
図である。
【0062】その後、ステップS114およびステップ
S115で得られた2つの2値画像のOR演算処理が行
われる(ステップS116)。図13はOR演算処理に
より得られる2値画像を示す図である。以上の処理によ
り、クラスタCL1,CL2の双方に含まれない領域が
強制的に0とされ、図10中の頭部に相当する領域にノ
イズ成分が存在していたとしても強制的に除去される。
【0063】次に、ステップS116で得られた2値画
像に対して画素値が1の領域の膨張処理が行われる(ス
テップS117)。この処理により、頭部に対応する領
域の境界が図14の符号B11にて示す境界から符号B
12にて示す境界へと移動する。その結果、2次元カラ
ー画像中において背景幕の色と頭部の色とが混ざってい
る領域が取り除かれ、背景側の領域となる。
【0064】次に、ステップS117で得られた2値画
像の画素値を反転する(ステップS118)。そして、
得られた2値画像にラベリングを行い(ステップS11
9)、図15に示すように予め定められている肌領域判
定用領域FAに掛かっているクラスタCL3の画素値の
みを1とする2値画像を得る(ステップS120)。さ
らに、ステップS120で得られた2値画像の画素値を
反転し(ステップS121)、図16に示すように背景
幕領域を画素値が1の領域として抽出する。ステップS
118〜S121の処理により、背景幕領域とすべき領
域内に存在しているノイズ成分が強制的に除去される。
【0065】<4.2.2 2次元肌領域の抽出の詳細>背
景幕領域の抽出が完了すると次に、2次元カラー画像の
2次元肌領域の抽出が行われる(図8:ステップS1
3)。図17は2次元肌領域の抽出の流れを示す流れ図
である。図17に示すように、2次元肌領域の抽出は背
景幕領域の抽出と類似した処理となっている。
【0066】まず、所定の設定ファイルから2次元肌領
域の色の統計データ(すなわち、色の平均値および共分
散行列の逆行列)およびマハラノビス距離が参照され、
2次元カラー画像中において所定のマハラノビス距離以
下の距離となるRGB値を有する画素の画素値を1、他
の画素の画素値を0とする2値画像が生成される(ステ
ップS131)。そして、画素の収縮処理および膨張処
理が行われて微小なノイズ成分が除去される(ステップ
S132)。
【0067】次に、得られた2値画像に対してラベリン
グを行い(ステップS133)、図18に示すように肌
領域判定用領域FAに掛かっているクラスタCL4の画
素値のみを1とする2値画像を得る(ステップS13
4)。また、以上の処理により得られた2値画像はステ
ップS11で求めた背景幕領域と重なる領域を有するお
それがあるため、背景幕領域と重なる領域(図18中、
符号FEにて例示する。)が削除される(ステップS1
35)。これにより、ほぼ2次元肌領域とすべき領域が
抽出される。なお、領域FEは背景幕領域において削除
されてもよい。
【0068】ほぼ2次元肌領域とすべき領域が抽出され
ると、画素値を反転した上で(ステップS136)、ス
テップS113〜S116と同様の処理をしてクラスタ
CL4内部に存在するノイズ成分が強制的に除去され
る。すなわち、ラベリングを行い(ステップS13
7)、左隅の背景幕判定用領域BA1に掛かっているク
ラスタの画素値のみを1とする2値画像と、右隅の背景
幕判定用領域BA2に掛かっているクラスタの画素値の
みを1とする2値画像とを取得し(ステップS138,
S139)、これらの2値画像をOR演算処理してクラ
スタCL4内部の画素値を全て0とする(ステップS1
40)。その後、得られた2値画像の画素値を反転する
ことにより、画素値が1の領域が2次元肌領域として抽
出される(ステップS141)。
【0069】<4.2.3 その他の領域の抽出の詳細>背
景幕領域および2次元肌領域の抽出が完了すると、次
に、その他の領域の抽出が行われる(図8:ステップS
15)。図19はその他の領域の抽出の流れを示す流れ
図である。
【0070】その他の領域の抽出では、まず、2次元カ
ラー画像の全領域から背景幕領域が除去される(ステッ
プS151)。すなわち、背景幕領域以外の領域の画素
値が1となる2値画像が生成される。これにより、およ
そ人物に相当する領域のみが抽出される。
【0071】次に、得られた2値画像の画素値が1の領
域から2次元肌領域が除去される(ステップS15
2)。これにより、背景幕領域および2次元肌領域以外
の領域の画素値が1の2値画像が得られる。本実施の形
態では、2次元カラー画像として人物の頭部の画像を扱
うので、以上の処理により、およそ頭部の髪の領域がそ
の他の領域として抽出される。
【0072】<5. 部分距離画像の生成>2次元カラ
ー画像から画素値の性質(すなわち、色の分布)に基づ
いて背景幕領域、2次元肌領域およびその他の領域を示
す2値画像が生成されると、次に、これらの領域を部分
距離画像に変換することにより、2次元カラー画像が距
離画像に変換され、距離画像データDS3が生成される
(図7:ステップS2)。2次元カラー画像の距離画像
への変換は各領域に対して異なる変換方法にて行われ
る。すなわち、図6に示す構成において、領域ごとに切
換部F13が変換方法を切り換えつつ部分距離画像生成
部F12による部分距離画像の生成が行われる。
【0073】図20は部分距離画像の生成の処理の流れ
の様子を示す流れ図であり、ステップS22において背
景幕領域の変換が行われ、ステップS23〜S25にお
いて2次元肌領域の変換が行われ、ステップS26,S
27においてその他の領域の変換が行われる。
【0074】部分距離画像の生成に際して、まず、2次
元カラー画像が輝度画像(いわゆる、グレー画像)に変
換される(ステップS21)。輝度画像への変換は2次
元カラー画像の各画素のR,G,B値に所定の演算を施
して輝度値を求めることにより行われる。
【0075】輝度画像が生成されると、次に、背景幕領
域についての部分距離画像が生成される(ステップS2
2)。背景幕領域は実際に材料が加工される際の人物の
背後に位置する面となる領域であり(図4:ステップS
T30参照)、背景幕領域はこの面(以下、「基準面」
という。)からの高さが0の部分距離画像へと変換され
る。
【0076】次に、輝度画像における2次元肌領域の輝
度の補正が行われる(ステップS23)。この輝度の補
正は2次元肌領域の中間調の輝度変化を強調することで
生成される部分距離画像の凹凸を強調するために行われ
るものであり、具体的には、図21に示すグラフ(補正
の際のルックアップテーブルとなる。)のように、輝度
として取りうる値の最小値を0と表現し、最大値を10
0と表現する場合に、元の輝度および補正後の輝度をそ
れぞれ入力輝度および出力輝度として、
【0077】
【数2】
【0078】の画素の出力輝度を0とし、
【0079】
【数3】
【0080】の画素の出力輝度を100とし、
【0081】
【数4】
【0082】の画素の出力輝度を、
【0083】
【数5】
【0084】とする。
【0085】さらに、部分距離画像への変換のための基
準となる値(以下、「基準値」という。)として、2次
元肌領域の補正後の輝度画像における輝度の最大値およ
び最小値が取得される(ステップS24)。これらの基
準値は2次元肌領域から部分距離画像を生成する際に用
いられるものであり、所定の記憶手段に記憶される。
【0086】輝度補正および基準値の取得が完了する
と、補正された輝度画像の各画素の輝度が上述の基準面
からの高さに変換され、部分距離画像への変換が行われ
る(ステップS25)。すなわち、
【0087】
【数6】
【0088】により、基準面からの最大の高さがhとな
るように高さ0からhまでの間に部分距離画像の画素が
生成される。これにより、図22に示すように基準面6
1上に人間の頭部の肌の領域の形状が生成される。
【0089】2次元肌領域の部分距離画像が生成される
と、最後に、その他の領域の部分距離画像への変換が行
われる(ステップS26,S27)。その他の領域の部
分距離画像への変換の際には、輝度画像の補正は行われ
ずにその他の領域の輝度の最大値および最小値が基準値
として取得され(ステップS26)、これらの基準値を
用いて、
【0090】
【数7】
【0091】により基準面61からの高さが求められ
る。なお、数7は数6と基準値が異なる点を除いて同様
であり、その他の領域は基準面61に対する高さ0から
hまでの間の部分に収まる部分距離画像へと変換される
(ステップS27)。
【0092】なお、その他の領域は本実施の形態の場
合、主として頭部の髪の領域となることから、ステップ
S27により図22に示すように人間の髪の領域の形状
が生成される。
【0093】以上の処理により、背景幕領域、2次元肌
領域およびその他の領域の部分距離画像が生成され、こ
れにより、頭部全体の距離画像を規定する距離画像デー
タDS3が生成される。また、各領域の部分距離画像へ
の変換はそれぞれ異なる方法で行われる。これにより、
領域ごとに適切な部分距離画像が生成される。
【0094】すなわち、背景幕領域は単に基準面61か
らの高さが0となる部分距離画像に変換され、2次元肌
領域やその他の領域とは全く異なる変換が行われる。こ
れに対して、2次元肌領域の変換はその他の領域の変換
に比べて輝度画像の特性を変更してから変換を行うとい
う点で異なる。また、2次元肌領域の変換とその他の領
域の変換とは、それぞれ独立して変換パラメータとなる
基準値を求めた上で行われるので、各領域ごとに適切な
変換が行われる。
【0095】なお、変換の際の基準値は各領域ごとに完
全に独立したものである必要はなく、他の領域の画素値
に基づく基準値が利用されてもよい。また、基準値は既
述のものに限定されるものでなく、どのようなものが利
用されてもよい。例えば、2次元肌領域とその他の領域
の輝度の平均値の逆数を基準値として用いることによ
り、2次元肌領域よりも暗いその他の領域を適切な高さ
に変換することができる。
【0096】このように、変換の基本的方式あるいは変
換特性を領域ごとに変化させることにより、各領域が適
切な部分距離画像へと変換され、背景および人物の形状
全体を適切に表現する距離画像データDS3を生成する
ことができる。
【0097】距離画像データDS3が生成されると、次
に、必要に応じて修正が行われる。具体的には、2次元
肌領域からの部分距離画像(以下、「肌領域距離画像」
という。)とその他の領域の部分距離画像(以下、「髪
領域距離画像」という。)の高さ方向の位置合わせが行
われる(ステップS28)。既述のように、これらの部
分距離画像は基準面61に対して高さ0からhまでに収
まるように生成したものであり、肌領域距離画像と髪領
域距離画像との基準面61に対する高さが不自然にずれ
ている可能性があるからである。
【0098】距離画像データDS3の修正としては、例
えば、図23に示すように、肌領域距離画像における髪
領域距離画像側の境界線631と髪領域距離画像におけ
る肌領域距離画像側の境界線632との不一致により生
じる境界面(図23中平行斜線を付す面)の面積が最小
となるように、肌領域距離画像と髪領域距離画像との高
さ方向の相対的位置関係が修正される。あるいは、図2
4に示すように、髪領域距離画像の境界線632の全て
が肌領域距離画像の境界線631の上側に位置するよう
に両距離画像の相対的位置関係が修正される。
【0099】このように、部分距離画像間の境界に基づ
いて位置関係を修正することにより、肌領域距離画像が
髪領域距離画像から大きくずれてしまうことを防止する
ことができ、自然な距離画像を生成することができる。
【0100】以上の処理により修正された距離画像デー
タDS3は、その後、既に説明したようにさらなる処理
が施され(図5参照)、加工装置172による加工デー
タとして用いられる。
【0101】<6. 変形例>以上、この発明の実施の
形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形
態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0102】例えば、上記実施の形態では2次元のカラ
ー画像データDC1から背景幕領域や2次元肌領域の抽
出を行っているが、元となる2次元画像データはカラー
画像データに限定されるものではなく、モノクロ画像デ
ータであってもよい。この場合には、例えば、画像中の
各微小領域の空間周波数が背景幕領域や2次元肌領域と
すべき空間周波数の範囲内であるか否かにより領域を抽
出することができる。
【0103】また、上記実施の形態では、2次元肌領域
およびその他の領域の部分距離画像への変換の際に各領
域の輝度を利用しているが、輝度を求める方法は様々な
演算手法を適用することができる。また、変換の際に利
用される基準値も輝度から求められる基準値に限定され
るものではなく、各領域の画素の画素値に基づいて求め
られる基準値が利用可能である。また、変換の関数とし
ても様々なものが用いられてよく、例えば、人間の頭部
である対象物表面の拡散反射成分および正反射成分を考
慮した演算や照明条件を考慮した演算を採用してもよ
い。
【0104】また、輝度を基準面からの高さに変換する
変換も上記実施の形態に限定されるものではなく、例え
ば、輝度と高さとの関係が非線形になる変換を行い、基
準面からの高さが高いほど輝度の変化が部分距離画像の
形状に影響を与えにくくなるようにしてもよい。
【0105】また、2次元肌領域およびその他の領域の
輝度と基準面からの高さとの関係を実測にて予めデータ
化しておき、このデータに基づいてこれらの領域の部分
距離画像が生成されてもよい。
【0106】なお、レリーフ状の頭部の距離画像が生成
される場合には、カラー画像データDC1から距離画像
データDS3への変換の精度が低い場合であっても誤差
の影響は目立たなくなる。
【0107】また、上記実施の形態では、図6に示すよ
うに切換部F13が変換方法を切り換えながら部分距離
画像生成部F12により部分距離画像が生成されると説
明したが、実質的に同等の他の構成に変更することも可
能である。例えば、変換方法が異なる複数の部分距離画
像生成部F12を設け、切換部F13が領域ごとの画像
を切り換えながら複数の部分距離画像生成部F12に与
えるようにしてもよい。もちろん、これらの構成は物理
的構成として明確に存在している必要はなく、各構成の
機能を実現する電気的回路あるいはソフトウェアにより
動作する構成が3次元形状データ処理装置40に備えら
れていればよい。
【0108】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、複数の領域
のそれぞれを適切な3次元部分画像とすることができ、
適切な3次元データを生成することができる。
【0109】また、請求項2に記載の発明では、複数の
領域を決定することができ、請求項3に記載の発明で
は、人間の頭部画像から適切な3次元データを生成する
ことができる。
【0110】また、請求項4に記載の発明では、複数の
領域のそれぞれを3次元部分画像に変換する変換特性を
各領域の画素値に基づいて変更することができ、請求項
5に記載の発明では、輝度に基づいて適切な3次元デー
タを生成することができる。
【0111】さらに、請求項6に記載の発明では、複数
の3次元部分画像の位置関係を適切に決定することがで
きる。
【0112】請求項7に記載の発明では、第1および第
2の領域のそれぞれを適切な3次元部分画像とすること
ができ、適切な3次元データを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施の形態である立体模型作成
装置の外観図である。
【図2】操作パネルの平面図である。
【図3】立体模型作成装置の機能ブロック図である。
【図4】立体模型作成装の概略の動作の流れを示す流れ
図である。
【図5】3次元形状データ処理機能を示すブロック図で
ある。
【図6】図5中の距離画像データ生成機能の構成を示す
ブロック図である。
【図7】距離画像データの生成処理の流れを示す流れ図
である。
【図8】2次元画像の領域分割処理の流れを示す流れ図
である。
【図9】図8中の背景幕領域の抽出処理の流れを示す流
れ図である。
【図10】背景幕領域の抽出処理を説明するための図で
ある。
【図11】背景幕領域の抽出処理を説明するための図で
ある。
【図12】背景幕領域の抽出処理を説明するための図で
ある。
【図13】背景幕領域の抽出処理を説明するための図で
ある。
【図14】背景幕領域の抽出処理を説明するための図で
ある。
【図15】背景幕領域の抽出処理を説明するための図で
ある。
【図16】背景幕領域の抽出処理を説明するための図で
ある。
【図17】図8中の2次元肌領域の抽出処理の流れを示
す流れ図である。
【図18】2次元肌領域の抽出処理を説明するための図
である。
【図19】図8中のその他の領域の抽出処理の流れを示
す流れ図である。
【図20】図7中の距離画像への変換処理の流れを示す
流れ図である。
【図21】輝度の変換特性を示すグラフである。
【図22】複数の部分距離画像の例を示す断面図であ
る。
【図23】部分距離画像間の位置関係の修正例を示す図
である。
【図24】部分距離画像間の位置関係の修正例を示す図
である。
【図25】(a)および(b)は2次元画像の例を示す図であ
り、(c)は2次元画像から生成される距離画像の例を示
す図である。
【符号の説明】
40 3次元形状データ処理装置 631,632 境界線 DC1 カラー画像データ DS3 距離画像データ F11 領域分割部 F12 部分距離画像生成部 F13 切換部 F14 修正部 S21〜S27 ステップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状を表す3次元データを生成する3次
    元データ生成装置であって、 2次元データが規定する2次元画像の複数の領域のそれ
    ぞれを3次元部分画像に変換することにより前記3次元
    データを生成する変換手段と、 前記変換手段による変換方法を異なる変換方法に切り換
    える切換手段と、を備えることを特徴とする3次元デー
    タ生成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の3次元データ生成装置
    であって、 前記2次元画像から前記複数の領域を決定する領域決定
    手段、をさらに備えることを特徴とする3次元データ生
    成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の3次元データ
    生成装置であって、 前記2次元画像が人間の頭部画像であり、前記複数の領
    域に前記頭部画像の肌領域および髪領域が含まれること
    を特徴とする3次元データ生成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の3
    次元データ生成装置であって、 前記変換手段が、前記複数の領域の画素値から求められ
    る基準値に基づいて変換を行うことを特徴とする3次元
    データ生成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の3
    次元データ生成装置であって、 前記変換手段が、前記複数の領域中の画素の輝度に基づ
    いて変換を行うことを特徴とする3次元データ生成装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の3
    次元データ生成装置であって、 前記複数の領域に対応する複数の3次元部分画像間の境
    界に基づいて、前記複数の3次元部分画像の位置関係を
    決定する手段、をさらに備えることを特徴とする3次元
    データ生成装置。
  7. 【請求項7】 形状を表す3次元データを生成する3次
    元データ生成方法であって、 2次元データが規定する2次元画像の第1の領域に第1
    の変換を施すことにより3次元部分画像を生成する工程
    と、 前記2次元画像の第2の領域に前記第1の変換とは異な
    る第2の変換を施すことにより3次元部分画像を生成す
    る工程と、を有することを特徴とする3次元データ生成
    方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003036568A1 (en) * 2001-10-22 2003-05-01 Sanyo Electric Co., Ltd. Data creation method, data creation apparatus, and 3-dimensional model
JP2008084338A (ja) * 2007-11-05 2008-04-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 擬似的3次元画像生成装置、擬似的3次元画像生成方法及び擬似的3次元画像生成プログラム
JP2010532036A (ja) * 2007-07-03 2010-09-30 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 奥行きマップの計算
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