JP2000347997A - 分散構成計算機装置 - Google Patents

分散構成計算機装置

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JP2000347997A
JP2000347997A JP11156752A JP15675299A JP2000347997A JP 2000347997 A JP2000347997 A JP 2000347997A JP 11156752 A JP11156752 A JP 11156752A JP 15675299 A JP15675299 A JP 15675299A JP 2000347997 A JP2000347997 A JP 2000347997A
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server computer
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JP11156752A
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English (en)
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Tadahide Sugata
匡秀 菅田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム全体としての訓練モードや試験モー
ドに対応した処理を同時に並行実行可能にする分散構成
計算機装置を得る。 【解決手段】 主モードと従モード以外のモードにおい
て、クライアント計算機と二重化サーバ計算機の各サー
バ計算機との間で行う処理を、前記サーバ計算機に代わ
り前記クライアント計算機との間で行う、前記二重化サ
ーバ計算機の前記各サーバ計算機の機能を実行するのに
必要なファイルおよびプログラムを有した訓練用サーバ
計算機11などの集約サーバ計算機を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、それぞれが独立
した機能を実現する複数のサーバ計算機と、ネットワー
クを介して前記サーバ計算機のデータファイルの参照・
更新および前記サーバ計算機へのプログラム実行要求を
行う複数台のクライアント計算機によって構成される分
散構成計算機装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、例えば従来の分散構成計算機
装置の構成を示すシステム構成図である。図において、
1,2,・・・,nはクライアント計算機、A−1,A
−2,B−1,B−2,・・・,N−1,N−2はサー
バ計算機、a,b,cはサーバ計算機A−1およびサー
バ計算機A−2が有しているファイル、dおよびeはサ
ーバ計算機B−1およびサーバ計算機B−2が有してい
るファイル、PA1,PA2,PA3はサーバ計算機A
−1およびサーバ計算機A−2が有しているプログラ
ム、PB1,PB2,PB3はサーバ計算機B−1およ
びサーバ計算機B−2が有しているプログラム、PC
1,PC2,PC3はクライアント計算機1が有してい
るプログラム、100は各サーバ計算機と各クライアン
ト計算機とを接続するネットワークである。
【0003】この分散構成計算機装置は、それぞれが独
立した機能を実現する複数台のサーバ計算機とクライア
ント計算機によって構成されている。それぞれのサーバ
計算機は異なる機能を実現するためのものであり、サー
バ側はサーバ計算機A−1とサーバ計算機A−2、サー
バ計算機B−1とサーバ計算機B−2、・・・、サーバ
計算機N−1とサーバ計算機N−2のように2重構成化
されている。また、それぞれの計算機はネットワーク1
00によって情報を授受している。
【0004】また、各サーバ計算機には、それぞれのサ
ーバの機能を実行するのに必要なファイルやプログラム
が実装されている。さらに、複数台あるクライアント計
算機には同じプログラムやファイルが実装されており、
必要に応じて各サーバ計算機に対するプログラムの起動
要求やファイルデータの授受をネットワーク100を介
して行っている。そして、一部の例外を除いて同一のプ
ログラムやファイルが異なる種類のサーバ計算機に存在
しない構成となっている。
【0005】図11にプログラムの定義テーブル、図1
2にファイルの定義テーブルの構成を示す。このような
各プログラムおよびファイルがどの種別の計算機に存在
するかを決定する定義情報を各計算機は持っており、ク
ライアント:各サーバ、サーバ:サーバ間での情報の授
受、プログラムの起動要求が一意に決定できるような構
造となっている。
【0006】このような分散構成システムにおいて、通
常運転状態では2重構成のサーバ計算機のどちらかが主
要なオンライン処理を実施し、もう片側のサーバ計算機
がオンライン処理実行中のサーバ計算機をバックアップ
するようになっている。
【0007】この場合、いずれのサーバ計算機が主要な
オンライン処理を実施するかは、サーバ計算機にモード
情報を持たせ、そのモード情報が「主モード」であるサ
ーバ計算機が主要なオンライン処理を実施し、「従モー
ド」であるサーバ計算機がバックアップ処理を実施す
る。
【0008】通常運転時、サーバ計算機内のファイルの
読み書き、プログラムの起動要求については「主モー
ド」のサーバ計算機のみ、もしくは「主従モード」のサ
ーバ計算機両方に対して起動を要求するようになってい
る。クライアント計算機はそれぞれ独立しており、バッ
クアップ処理は行わないためモードとして「従モード」
を持つことはない。
【0009】このような構成の計算機システムにおいて
は、オンラインの処理と並行して運用者の訓練、プログ
ラムなどのオフライン的な処理が必要とされており、計
算機システムにおいては、オンライン処理を実行する
「主モード」とオフライン処理を実行する「試験モー
ド」、「訓練モード」といったモードを持たせることに
より前記要求を実現している。「試験モード」ではプロ
グラムなどの試験を実行する。また、「訓練モード」で
は各種プログラムを用いたオンライン模擬訓練を実行す
る。
【0010】例えば訓練実施時には、「主モード」の各
サーバ計算機については「訓練モード」へ変更し、「従
モード」の各サーバ計算機についてはモードを訓練処理
のみを実行する「訓練モード」、もしくは「主モード」
のサーバ計算機をバックアップしながら訓練を実行する
「従+訓練モード」に変更する。
【0011】また、訓練を実施するクライアント計算機
についても、モード情報を「訓練モード」に変更するこ
とで、オンライン/訓練といったいずれの処理を実行す
るかを区別する。
【0012】図13は、各計算機内のプログラムやファ
イルの概略構成図である。サーバ計算機には、従+試
験、従+訓練といったモード上でのオンライン/オフラ
イン処理の同時実行を可能とするために同一名称のオン
ライン用およびオフライン用のファイルa,b,cを2
組持つ。また、プログラムについても同一名称のオンラ
イン用およびオフライン用のプログラムPA1,PA
2,PA3を2組独立して起動させるようになってい
る。
【0013】各計算機においていずれのサーバ計算機に
対して要求を送信するかは送信元計算機の通信制御プロ
グラムがモード管理テーブルの情報をもとに決定する。
図15に前記モード管理テーブルの構成を示す。このモ
ード管理テーブルTBL1は各計算機のモード情報を管
理しており、各計算機が主/従/訓練といったモードの
いずれの状態にあるかを保持する。また、これらのモー
ド以外の通信不能な状態である停止状態についてもこの
モード管理テーブルTBL1から取得可能となってい
る。モード管理テーブルTBL1は、各計算機のモード
状態を変更するタイミングなどにおいて各計算機に配信
されるものである。
【0014】図14は、モード情報を用いた通信相手計
算機の決定方法を示すフローチャートである。このモー
ド情報を用いた通信相手計算機の決定方法は、先ず、ス
テップST1において要求元の計算機でファイルおよび
プログラムの定義情報をもとに、いずれの計算機種別に
対して情報を送信するかを決定する。
【0015】次に、ステップST2において、要求元の
計算機のモードをもとに主モードであればステップST
5、試験・訓練モードであればステップST4に分岐す
る。ステップST5では、対象となるプログラム・ファ
イルが主従両モードのサーバ計算機を対象とするものか
どうかを判定する。
【0016】主従両モードのサーバ計算機を対象とする
場合にはステップST5において主従両モードのサーバ
計算機に対して処理を要求する。なお、本処理について
は、送信元の計算機から主従両モードのサーバ計算機に
送信する場合と、主モードのサーバ計算機の通信制御プ
ログラム側で従モードのサーバ計算機に対して送信する
場合がある。
【0017】ステップST4では自計算機のモードと一
致するモード(試験・訓練モード)を持つサーバ計算機
を検索し、当該サーバ計算機に対して処理を要求する。
【0018】一方また、従来の技術として特開平9−3
19618号公報に開示されたものがある。これは、複
数の制御マシンがリアルモード/シミュレーションモー
ドによって通信相手を実処理装置/サーバシミュレータ
のいずれかに切り替える方式である。また、この場合は
FAシステムなどの装置によって構成される分散システ
ムにおいて各装置を模擬するシミュレータであり模擬対
象が各処理装置である。また、各制御マシンはそれぞれ
が独立した機能を保持している。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来の分散構成計算機
装置は上記のように構成されているので、クライアント
計算機とサーバ計算機との間の試験・訓練は、要求元の
計算機と相手計算機のモードが共に試験・訓練モードの
状態で行われる結果、前記相手計算機がサーバ計算機A
−2のような「従モード」のサーバ計算機である場合、
そのモードは試験・訓練モードへ変更され、当該サーバ
計算機は通常動作が制限される。従って、「主モー
ド」、「試験モード」、「訓練モード」といった3種類
以上のモードを持つシステムにおいては、前記「従モー
ド」のサーバが試験・訓練モードのいずれかしか実行で
きず、システム全体として全てのモードを同時に並行実
行することが困難になる課題があった。
【0020】また、試験もしくは訓練を実施するサーバ
計算機が「従モード」のサーバ計算機である場合には、
その「従モード」のサーバ計算機では同時に主モードの
サーバ計算機に対しバックアップ処理も行っている場合
が多く、このようなサーバ計算機の負荷が高くなってし
まう課題があった。
【0021】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、システム全体としての訓練モ
ードや試験モードに対応した処理を同時に並行実行可能
にする分散構成計算機装置を得ることを目的とする。
【0022】また、各サーバ計算機のファイルの合計よ
りも少ないファイルリソースの計算機で訓練サーバを構
築できる分散構成計算機装置を得ることを目的とする。
【0023】さらに、多数のモードを持つ計算機システ
ムにおいてモードの種類よりも少ない台数の機能集約サ
ーバを追加することで、訓練モードと試験モードなどの
ような異なるモードに対応した処理を同時に並行実行可
能にする分散構成計算機装置を得ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明に係る分散構成
計算機装置は、主モードと従モード以外のモードにおい
て、クライアント計算機と二重化サーバ計算機の各サー
バ計算機との間で行う処理を、前記サーバ計算機に代わ
り前記クライアント計算機との間で行う、前記二重化サ
ーバ計算機の前記各サーバ計算機の機能を実行するのに
必要なファイルおよびプログラムを有した集約サーバ計
算機を備えるようにしたものである。
【0025】この発明に係る分散構成計算機装置は、二
重化サーバ計算機の各サーバ計算機が有したファイルお
よびプログラムを有し、主モードと従モード以外の訓練
モードにおいて、クライアント計算機と前記サーバ計算
機との間で行う訓練についての処理を、前記サーバ計算
機に代わり前記クライアント計算機との間で行う訓練用
サーバ計算機を備えるようにしたものである。
【0026】この発明に係る分散構成計算機装置は、訓
練用サーバ計算機に対する情報の蓄積・受け渡しに使用
するファイルの大きさを変更可能にしたものである。
【0027】この発明に係る分散構成計算機装置は、二
重化サーバ計算機の各サーバ計算機が有したファイルお
よびプログラムを有し、主モードと従モード以外の試験
モードにおいて、クライアント計算機と前記サーバ計算
機との間で行う機能検証についての処理を、前記サーバ
計算機に代わり前記クライアント計算機との間で行う試
験用サーバ計算機を備えるようにしたものである。
【0028】この発明に係る分散構成計算機装置は、二
重化サーバ計算機の各サーバ計算機が有したファイルお
よびプログラムを有し、主モードと従モード以外の訓練
モードおよび試験モードにおいて、クライアント計算機
と前記サーバ計算機との間で行う訓練および機能検証の
ための試験などについての処理を、前記サーバ計算機に
代わり前記クライアント計算機との間で並列的に行う複
数モード用集約サーバ計算機を備えるようにしたもので
ある。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この実施の形態1の訓練サーバ
計算機を備えた分散構成計算機装置の構成を示すシステ
ム構成図である。図において、1,2,・・・,nはク
ライアント計算機、A−1,A−2,B−1,B−2,
・・・,N−1,N−2はサーバ計算機、a,b,cは
サーバ計算機A−1およびサーバ計算機A−2が有して
いるファイル、dおよびeはサーバ計算機B−1および
サーバ計算機B−2が有しているファイル、PA1,P
A2,PA3はサーバ計算機A−1およびサーバ計算機
A−2が有しているプログラム、PB1,PB2,PB
3はサーバ計算機B−1およびサーバ計算機B−2が有
しているプログラム、PC1,PC2,PC3はクライ
アント計算機1が有しているプログラムである。
【0030】各サーバ計算機は異なる機能を実現するた
めのものであり、サーバ側はサーバ計算機A−1とサー
バ計算機A−2、サーバ計算機B−1とサーバ計算機B
−2、・・・、サーバ計算機N−1とサーバ計算機N−
2のように2重化構成されている。また、それぞれの計
算機はネットワーク100によって情報を授受してい
る。
【0031】また、各サーバ計算機には、前述したよう
に各サーバ計算機の機能を実行するのに必要なファイル
やプログラムが実装されている。また、複数台あるクラ
イアント計算機には同じプログラムやファイルが実装さ
れており、必要に応じて各サーバ計算機に対するプログ
ラムの起動要求やファイルデータの授受をネットワーク
100を介して行っている。そして、一部の例外を除い
て同一のプログラムやファイルが異なる種類のサーバ計
算機に存在しない構成となっている。
【0032】11は訓練用サーバ計算機であり、各サー
バ計算機が有している全てのファイルであるa,b,
c,d,eと、各サーバ計算機が有している全てのプロ
グラムであるプログラムPA1,PA2,PA3および
プログラムPB1,PB2,PB3を備えている。10
0は各サーバ計算機と各クライアント計算機とを接続す
るネットワークである。
【0033】この実施の形態1の分散構成計算機装置で
は、全てのサーバ計算機のプログラム・ファイルを実装
した訓練用サーバ計算機11が追加された構成となって
いる。なお、2重系サーバ計算機の各サーバ計算機にお
いては、主、従、従+試験のいずれのモードしか設定で
きないものとする。
【0034】また、訓練用サーバ計算機11においては
設定できるモードとして訓練モードのみとする。
【0035】さらに、図11に示すプログラムの定義テ
ーブル、図12に示すファイルの定義テーブルなどの各
プログラムおよびファイルがどの種別の計算機に存在す
るかを決定する定義情報を各計算機は持っており、クラ
イアント:各サーバ、サーバ:サーバ間での情報の授
受、プログラムの起動要求が一意に決定できるような構
造となっている。
【0036】図2は、図1に示した分散構成計算機装置
におけるソフトウェアの構成を示す機能ブロック図であ
る。図2において図1と同一または相当の部分について
は同一の符号を付し説明を省略する。図において、21
はクライアント計算機におけるモード管理テーブル、2
2は通信制御プログラムである。31は訓練用サーバ計
算機11におけるモード管理テーブル、32は通信制御
プログラムである。
【0037】訓練用サーバ計算機11には、各サーバ計
算機が保持するプログラムと同一のプログラムが実装さ
れている。また、各サーバ計算機が保持しているファイ
ルと同一名のファイル群もすべて実装されている。
【0038】クライアント計算機の通信制御プログラム
22は各プログラムPC1,PC2,PC3からの要求
を管理し、モード管理テーブル21内に保持している当
該計算機のモード情報をもとにいずれのサーバ計算機に
対して要求を行うかを決定する。
【0039】同様に、サーバ計算機においても、プログ
ラムで他のサーバ計算機に対して処理などを要求する際
にモード管理テーブル31をもとに通信相手となるサー
バ計算機を決定する。
【0040】図3は、この実施の形態1の分散構成計算
機装置における通信制御プログラムによる処理を示すフ
ローチャートである。このフローチャートによれば、要
求元計算機では、先ずステップST11において自計算
機のモードを判別し、「訓練モード」であればステップ
ST13において要求先サーバを訓練用サーバ計算機1
1として通信を行う。
【0041】一方、ステップST11において「訓練モ
ード」以外のモードであれば、続くステップST12で
前記プログラムの定義テーブル、ファイルの定義テーブ
ルなどのファイルおよびプログラムの定義情報をもと
に、いずれの計算機種別に対して情報を送信するかを決
定する。さらにステップST14においては要求元計算
機の判定時に主・試験いずれのモードかの判定のみを行
う。この結果、主モードであればステップST15へ進
み、また試験モードであればステップST16へ分岐す
る。
【0042】ステップST15では、対象となるプログ
ラム・ファイルが主従両モードのサーバ計算機を対象と
するものかどうかを判定する。この結果、主従両モード
のサーバ計算機を対象とする場合には、続くステップS
T17において主従両モードのサーバ計算機に対して処
理を要求する。なお、この処理については、要求元の計
算機から主従両モードのサーバ計算機に処理を要求する
場合と、主モードのサーバ計算機の通信制御プログラム
側で従モードのサーバ計算機に対して処理を要求する場
合がある。
【0043】ステップST16では自計算機のモードと
一致するモードを持つサーバ計算機を検索し、当該サー
バ計算機に対して処理を要求する。
【0044】なお、図3に示すフローチャートは処理の
概要を示したものであり、同等の効果が生ずるのであれ
ば必ずしもこの通りの処理フローに限定されるものでは
ない。
【0045】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、分散構成の計算機システムにおいて、サーバ計算機
群の全てのプログラム・ファイルを実装した訓練用サー
バ計算機11を追加し、「訓練モード」の処理はクライ
アント計算機と訓練用サーバ計算機11との間で行うよ
うにし、従来のように「主モード」のサーバ計算機のモ
ードを「訓練モード」へ変更する必要をなくし、各2重
系サーバ計算機での主/試験モード構成に加えた「訓練
モード」の処理を3種類同時に並行実行可能にした分散
構成計算機装置が得られる効果がある。
【0046】また、訓練実行時は訓練用サーバ計算機1
1を使用するため、「従モード」のサーバ計算機は使用
されず、「従モード」のサーバ計算機に平常時以上の負
荷がかからない分散構成計算機装置が得られる効果もあ
る。
【0047】実施の形態2.この実施の形態2の分散構
成計算機装置は、機能を集約する訓練用サーバ計算機に
対する情報の蓄積・受け渡しに使用するファイルの大き
さを変更可能とするものである。
【0048】各サーバ計算機のファイルの一部には、1
年以上の長期にわたる蓄積データなどがあるが、訓練は
1日以上にわたって実施することはないため、こういっ
た多量の蓄積データのファイルは不要である。訓練時に
は、こういったファイルのレコード数をオンラインより
も少ないレコード数にすることによって計算機のリソー
スを削減したいというニーズがある。
【0049】図4は、この実施の形態2の分散構成計算
機装置に適用されるファイル定義テーブルTBL2を示
す図である。
【0050】図12に示した従来のファイル定義テーブ
ルについて前記実施の形態1では、サーバ計算機のファ
イルについての訓練用サーバ計算機11におけるレコー
ド数は、2重系サーバ計算機と同一レコード数とする必
要があったが、この実施の形態2では2重系サーバ計算
機、訓練用サーバ計算機のそれぞれに対してレコード数
を設定可能なように構成する。
【0051】従って、この実施の形態2によれば、訓練
用サーバ計算機11のファイルのレコード数が設定可能
であり、訓練用サーバ計算機11上のファイルリソース
を軽減できる分散構成計算機装置が得られる効果があ
る。
【0052】実施の形態3.この実施の形態3の分散構
成計算機装置は、機能を集約するサーバを複数台実装可
能とするものである。
【0053】前記実施の形態1においては、「訓練モー
ド」に対応するサーバ計算機のみを訓練用サーバ計算機
11として機能を集約するようにしたが、「試験モー
ド」についても新たに試験用サーバ計算機を設け、機能
を試験用サーバ計算機に集約することによって2重系サ
ーバ計算機はオンライン処理のみに集中できる。
【0054】図5は、この実施の形態3における分散構
成計算機装置の各計算機が有しているモード:サーバ対
応テーブルの構成を示す図である。このモード:サーバ
対応テーブルTBL3には、モードと、そのモードに対
応するサーバ計算機の対応付けが定義されている。
【0055】図6は、この実施の形態3の分散構成計算
機装置における通信制御プログラムによる処理を示すフ
ローチャートである。このフローチャートによれば、先
ずステップST21において要求元計算機のモードが
「主モード」であるか否かを判定し、この結果、要求元
計算機のモードが「主モード」以外であれば、ステップ
ST22においてモード:サーバ対応テーブルTBL3
をもとに要求元計算機のモードに対応するサーバ計算機
を特定する。そして、次のステップST24において、
前記特定したサーバ計算機に対しプログラムの起動など
を要求する。
【0056】一方、ステップST21において行った判
定の結果が、要求元計算機のモードが「主モード」であ
ると、ステップST23において対象となる計算機種別
を特定した後に、前記実施の形態1で説明したステップ
ST15からステップST17までの処理を行う。
【0057】従って、この実施の形態3によれば、要求
元計算機のモードが「主モード」以外のモード(「訓練
モード」や「試験モード」)である場合には、モード:
サーバ対応テーブルTBL3をもとに訓練用サーバ計算
機や試験用サーバ計算機を通信相手計算機とするため、
訓練用サーバ計算機や試験用サーバ計算機などの機能を
集約したサーバ計算機を複数台実装したシステムに対し
ても対応可能であり、前記実施の形態1と同様な効果が
期待できる分散構成計算機装置が得られる。
【0058】実施の形態4.前記実施の形態3では、訓
練用サーバ計算機や試験用サーバ計算機などの機能を集
約したサーバ計算機を複数台実装する構成であったが、
この実施の形態4の分散構成計算機装置では、機能を集
約した1台の機能集約サーバ計算機(複数モード用集約
サーバ計算機)で複数のモード処理を並列的に実行可能
とするものである。
【0059】図7は、この実施の形態4の分散構成計算
機装置に適用されるモード:サーバ対応テーブルの構成
を示す図である。このモード:サーバ対応テーブルTB
L4では、前記実施の形態3におけるモード:サーバ対
応テーブルTBL3の内容に加えて、さらにサーバ内に
おいて個々のプログラム・ファイルを識別するためのイ
ンデックス情報が付加される。なお、このモード:サー
バ対応テーブルTBL4は、この分散構成計算機装置に
おける各計算機に備えられている。
【0060】図8は、この実施の形態4の分散構成計算
機装置における前記機能集約サーバ計算機51のプログ
ラムやファイルの実装形態の概要を示した機能ブロック
図である。図において、ファイルは同一名称のファイル
(ファイルa,ファイルb,ファイルc,ファイルd,
ファイルe)を複数個保持し、それぞれにインデックス
(インデックス1,インデックス2)を付加することに
よって対応付けが可能な構成となっている。また、プロ
グラムについても同様に、同一名称のプログラム(プロ
グラムPA1,プログラムPA2,プログラムPA3,
プログラムPB1,プログラムPB2,プログラムPB
3)に対して前記インデックス情報を付加することによ
って対応付けが可能となっている。
【0061】図9は、この実施の形態4の分散構成計算
機装置における通信制御プログラムによる処理を示すフ
ローチャートである。このフローチャートによれば、先
ず、ステップST21における判定の結果、要求元計算
機のモードが「主モード」以外のモード(試験モード、
訓練モード)であれば、ステップST31においてモー
ド:サーバ対応テーブルTBL4を参照し、該当する通
信相手計算機およびインデックスを取得し、続くステッ
プST32において前記取得した計算機の該当インデッ
クスを持つプログラム・ファイルに対して各種の処理を
要求する。なお、この試験モードや訓練モードに対応し
た各種の処理要求は並行的に実行可能である。
【0062】一方、ステップST21において要求元計
算機のモードが「主モード」であれば、ステップST2
3において、対象となる計算機種別を特定した後、前記
実施の形態1で説明したステップST15からステップ
ST17までの処理を行う。
【0063】従って、この実施の形態4によれば、訓練
用サーバ計算機や試験用サーバ計算機などの機能を集約
したサーバ計算機を複数台実装することなく、1台の機
能集約サーバ計算機51において試験モードや訓練モー
ドなどの複数のモード処理に対応でき、試験モードや訓
練モードに対応した各種の処理要求を並行的に実行で
き、前記実施の形態1と同様な効果が期待できる分散構
成計算機装置が得られる。
【0064】
【発明の効果】この発明に係る分散構成計算機装置は、
主モードと従モード以外のモードにおいて、クライアン
ト計算機と二重化サーバ計算機の各サーバ計算機との間
で行う処理を、前記サーバ計算機に代わり前記クライア
ント計算機との間で行う、前記二重化サーバ計算機の前
記各サーバ計算機の機能を実行するのに必要なファイル
およびプログラムを有した集約サーバ計算機を備えるよ
うに構成したので、オンライン処理を実施するサーバ計
算機群が主モードや従モードで行う処理とは別に、前記
主モードや前記従モード以外のモードに対応した処理が
システム全体として同時に並行実行可能になる効果があ
る。
【0065】この発明に係る分散構成計算機装置は、二
重化サーバ計算機の各サーバ計算機が有したファイルお
よびプログラムを有し、主モードと従モード以外の訓練
モードにおいて、クライアント計算機と前記サーバ計算
機との間で行う訓練についての処理を、前記サーバ計算
機に代わり前記クライアント計算機との間で行う訓練用
サーバ計算機を備えるように構成したので、主モードや
従モード以外の訓練モードに対応した処理がシステム全
体として同時に並行実行可能になる効果がある。
【0066】この発明に係る分散構成計算機装置は、訓
練用サーバ計算機に対する情報の蓄積・受け渡しに使用
するファイルの大きさを変更可能なように構成したの
で、二重化サーバ計算機をなすサーバ計算機のファイル
の合計よりも少ないファイルリソースの計算機で訓練サ
ーバを構築できる効果がある。
【0067】この発明に係る分散構成計算機装置は、二
重化サーバ計算機の各サーバ計算機が有したファイルお
よびプログラムを有し、主モードと従モード以外の試験
モードにおいて、クライアント計算機と前記サーバ計算
機との間で行う機能検証についての処理を、前記サーバ
計算機に代わり前記クライアント計算機との間で行う試
験用サーバ計算機を備えるように構成したので、主モー
ドや従モード以外の試験モードに対応した処理がシステ
ム全体として同時に並行実行可能になる効果がある。
【0068】この発明に係る分散構成計算機装置は、二
重化サーバ計算機の各サーバ計算機が有したファイルお
よびプログラムを有し、主モードと従モード以外の訓練
モードおよび試験モードにおいて、クライアント計算機
と前記サーバ計算機との間で行う訓練および機能検証の
ための試験などについての処理を、前記サーバ計算機に
代わり前記クライアント計算機との間で並列的に行う複
数モード用集約サーバ計算機を備えるように構成したの
で、オンライン処理を実施するサーバ計算機群が主モー
ドや従モードで行う処理とは別に、訓練モードや試験モ
ードに対応した処理が同時に並行実行可能になる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による訓練用サーバ
計算機を備えた分散構成計算機装置を示すシステム構成
図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による分散構成計算
機装置におけるソフトウェアの構成を示す機能ブロック
図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の分散構成計算機装
置における通信制御プログラムによる処理を示すフロー
チャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2の分散構成計算機装
置に適用されるファイル定義テーブルを示す説明図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態3における分散構成計
算機装置の各計算機が有しているモード:サーバ対応テ
ーブルの構成を示す説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態3の分散構成計算機装
置における通信制御プログラムによる処理を示すフロー
チャートである。
【図7】 この発明の実施の形態4の分散構成計算機装
置に適用されるモード:サーバ対応テーブルの構成を示
す説明図である。
【図8】 この発明の実施の形態4の分散構成計算機装
置における機能集約サーバ計算機のプログラムやファイ
ルの実装形態の概要を示した機能ブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態4の分散構成計算機装
置における通信制御プログラムによる処理を示すフロー
チャートである。
【図10】 従来の分散構成計算機装置の構成を示すシ
ステム構成図である。
【図11】 従来の分散構成計算機装置におけるプログ
ラムの定義テーブルを示す説明図である。
【図12】 従来の分散構成計算機装置におけるファイ
ル定義テーブルを示す説明図である。
【図13】 従来の分散構成計算機装置における各計算
機内のプログラムやファイルを示す概略構成図である。
【図14】 従来の分散構成計算機装置における通信相
手計算機の決定方法を示すフローチャートである。
【図15】 従来の分散構成計算機装置におけるモード
管理テーブルの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2,・・・,n クライアント計算機、11 訓練
用サーバ計算機、a,b,c,d,e ファイル、A−
1,A−2,B−1,B−2 サーバ計算機、PA1,
PA2,PA3,PB1,PB2,PB3 プログラ
ム、100 ネットワーク、51 機能集約サーバ計算
機(複数モード用集約サーバ計算機)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オンライン処理を実行する主モードと、
    該主モードのサーバ計算機をバックアップする従モード
    と、前記主モードと前記従モード以外のモードおよび前
    記従モードのうちのいずれかのモードに設定可能なサー
    バ計算機を二重化してなる二重化サーバ計算機と、クラ
    イアント計算機とがネットワークにより接続された分散
    構成計算機装置において、 前記主モードと前記従モード以外の前記モードにおい
    て、前記クライアント計算機と前記サーバ計算機との間
    で行う処理を、前記サーバ計算機に代わり前記クライア
    ント計算機との間で行う、前記二重化サーバ計算機の各
    サーバ計算機の機能を実行するのに必要なファイルおよ
    びプログラムを有した集約サーバ計算機を備えたことを
    特徴とする分散構成計算機装置。
  2. 【請求項2】 集約サーバ計算機は、 二重化サーバ計算機の各サーバ計算機が有したファイル
    およびプログラムを有し、主モードと従モード以外の訓
    練モードにおいて、クライアント計算機と前記サーバ計
    算機との間で行う訓練についての処理を、前記サーバ計
    算機に代わり前記クライアント計算機との間で行う訓練
    用サーバ計算機であることを特徴とする請求項1記載の
    分散構成計算機装置。
  3. 【請求項3】 訓練用サーバ計算機に対する情報の蓄積
    ・受け渡しに使用するファイルの大きさが変更可能であ
    ることを特徴とする請求項2記載の分散構成計算機装
    置。
  4. 【請求項4】 集約サーバ計算機は、 二重化サーバ計算機の各サーバ計算機が有したファイル
    およびプログラムを有し、主モードと従モード以外の試
    験モードにおいて、クライアント計算機と前記サーバ計
    算機との間で行う機能検証についての処理を、前記サー
    バ計算機に代わり前記クライアント計算機との間で行う
    試験用サーバ計算機であることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の分散構成計算機装置。
  5. 【請求項5】 集約サーバ計算機は、 二重化サーバ計算機の各サーバ計算機が有したファイル
    およびプログラムを有し、主モードと従モード以外の訓
    練モードおよび試験モードにおいて、クライアント計算
    機と前記サーバ計算機との間で行う訓練および機能検証
    のための試験などについての処理を、前記サーバ計算機
    に代わり前記クライアント計算機との間で並列的に行う
    複数モード用集約サーバ計算機であることを特徴とする
    請求項1記載の分散構成計算機装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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