JP2000347067A - 熱収縮スリーブ加熱装置 - Google Patents

熱収縮スリーブ加熱装置

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JP2000347067A
JP2000347067A JP11157151A JP15715199A JP2000347067A JP 2000347067 A JP2000347067 A JP 2000347067A JP 11157151 A JP11157151 A JP 11157151A JP 15715199 A JP15715199 A JP 15715199A JP 2000347067 A JP2000347067 A JP 2000347067A
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heat
shrinkable sleeve
heater
heating device
sleeve
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Yoko Emura
洋子 江邨
Hiroshi Sato
洋 佐藤
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱収縮スリーブの長さに応じて熱収縮スリー
ブを所定の温度分布で加熱することができる熱収縮スリ
ーブ加熱装置を提供する。 【解決手段】 光ファイバ2の熱収縮スリーブ4によっ
て覆われる部分の両側方を把持するクランプ6、6と、
熱収縮スリーブ4に対向配置されて熱収縮スリーブ4を
加熱するヒータ7とを備える熱収縮スリーブ加熱装置1
において、ヒータ7の表面に、熱収縮スリーブ4の長手
方向の中央部分にのみ接触する接触部14が設けられる
導熱板11を着脱自在に配する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバの心線
同士の融着接続部を保護するための熱収縮スリーブを加
熱する熱収縮スリーブ加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ファイバの心線同士の融着
接続部の保護は、その外周側に熱収縮性の樹脂からなる
熱収縮スリーブを設けて、この熱収縮スリーブを、熱収
縮スリーブ加熱装置(以下より、加熱装置と呼ぶ)によ
って加熱することで収縮させて融着接続部を覆うことで
行っている。ところで、熱収縮スリーブを収縮させる際
に熱収縮スリーブ内に気泡が残留すると、光ファイバの
温度特性が劣化してしまう恐れがあるので、熱収縮スリ
ーブ内の気泡を押し出すために、熱収縮スリーブは、そ
の長手方向の中央部分から両端部分へ向けて順に収縮さ
せることが肝要である。従来の加熱装置では、熱収縮ス
リーブを加熱するヒータに、熱収縮スリーブの長手方向
の中央部分に面する部分の温度が高く、熱収縮スリーブ
の両端部分に面する部分の温度が低くなるような温度分
布を持たせることで、熱収縮スリーブをその長手方向の
中央部分から両端部分へ向けて順に収縮するよう加熱し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の加熱装置で
は、次のような問題があった。すなわち、従来の加熱装
置では、熱収縮スリーブを加熱するヒータ自体に温度分
布を持たせているために、加熱する熱収縮スリーブの長
さに応じて、それぞれ熱収縮スリーブの長さに合わせた
温度分布を持つヒータを有する加熱装置を用いる必要が
あった。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、熱収縮スリーブの長さに応じて熱収縮スリーブを
所定の温度分布で加熱することができる熱収縮スリーブ
加熱装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の熱収縮スリーブ加熱装置において
は、光ファイバ心線同士の融着接続部を外周側から覆う
熱収縮性の樹脂からなる熱収縮スリーブにヒータを対向
配置し、該ヒータによって前記熱収縮スリーブを加熱す
る熱収縮スリーブ加熱装置であって、前記ヒータの表面
に接触または近接させて、前記熱収縮スリーブの長手方
向中央部分に接触させる導熱板を設けてなることを特徴
とする。このように構成される熱収縮スリーブ加熱装置
においては、ヒータの表面に、熱収縮スリーブの長手方
向中央部分に接触させるようにして設けられる導熱板を
通じてヒータの熱が熱収縮スリーブの長手方向中央部分
に伝導される。
【0006】請求項2記載の熱収縮スリーブ加熱装置に
おいては、前記導熱板は、前記ヒータの表面に接触また
は近接して配置される導熱板本体と、該導熱板本体の上
面に突出して形成されて前記熱収縮スリーブの長手方向
中央部分に接触する接触部と、前記導熱板本体の側方に
設けられて、前記ヒータに対して着脱自在にして係合さ
れる係合部とを備えてなることを特徴とする。このよう
に構成される熱収縮スリーブ加熱装置においては、導熱
板本体の上面に形成される接触部を通じてヒータの熱が
熱収縮スリーブの長手方向中央部分に伝導される。そし
て、導熱板本体の側方に設けられる係合部がヒータに対
して着脱自在に係合されることで、導熱板がヒータに対
して着脱自在にして設けられる。
【0007】請求項3記載の熱収縮スリーブ加熱装置に
おいては、前記導熱板本体には、前記接触部の周囲に前
記熱収縮スリーブの位置決めをなすガイドが設けられて
いることを特徴とする。このように構成される熱収縮ス
リーブ加熱装置においては、熱収縮スリーブが、導熱板
の接触部の周囲に設けられるガイドによって位置決めさ
れる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の熱収縮スリーブ加
熱装置の実施の形態について説明する。図1に、本発明
の熱収縮スリーブ加熱装置の一実施形態を示す。熱収縮
スリーブ加熱装置1(以下、加熱装置1と呼ぶ)は、光
ファイバ心線2a同士の融着接続部3の外周側を覆うよ
うにして熱収縮性の樹脂からなる熱収縮スリーブ4が設
けられる光ファイバ2の、熱収縮スリーブ4によって覆
われる部分の両側方を把持するクランプ6、6と、これ
らクランプ6、6の間に、熱収縮スリーブ4に対向する
ようにして配されて、熱収縮スリーブ4を収縮するよう
加熱するヒータ7とを備えるものである。熱収縮スリー
ブ4は、その内部に予めホットメルト樹脂等の熱溶融製
樹脂(図示せず)並びに棒状の補強部材(図示せず)が
挿入されているものである。
【0009】クランプ6、6は、光ファイバ2をヒータ
7から所定距離離間した位置で固定するよう把持するも
のである。ヒータ7は、その表面が均一な温度分布を持
つ熱源であって、その側方をヒータケース(図示せず)
によって囲われているものである。ヒータ7の表面に
は、熱収縮スリーブ4の長手方向中央部分に接触させる
導熱板11が設けられている。
【0010】導熱板11は、図1及び図2に示すよう
に、ヒータ7の表面に接触して配置されるものであっ
て、長手方向の両端に上方に突出する突部12a、12
aが設けられる大略平版形状の導熱板本体12と、図2
(a)に示すように、導熱板本体12の突部12a、1
2aの両側方、すなわち導熱板本体12の幅方向にそれ
ぞれ設けられて、ヒータ7の側方を囲うヒータケース
(図示せず)の内側面に対して着脱自在にして係合され
る係合部13と、図2(b)に示すように、導熱板本体
12の中央部分に、導熱板本体12に形成される溝12
bのガイド15(後述)内で上方に突出して形成されて
熱収縮スリーブ4の長手方向中央部分に接触する接触部
14とによって構成されるものである。
【0011】導熱板本体12は、図2(a)に示すよう
に、その幅方向の略中央部分に、その長手方向の全長に
わたって、光ファイバ2を案内するための溝12bが形
成されている。そして、溝12bの長手方向中央部分、
すなわち接触部14が形成される部分は、接触部14の
周囲に光ファイバ2の融着接続部3を覆う熱収縮スリー
ブ4の下部を収容する空間を形成するよう、他の部分よ
りも一段と深くかつ幅広に形成されている。そしてこの
部分は、接触部14に対して熱収縮スリーブ4を位置決
めするためのガイド15を構成している。また、導熱板
本体12としては、熱伝導率、価格及び加工の容易さか
ら、アルミニウム製のものが好適に用いられ、その表面
には、熱収縮スリーブ4を加熱した際の熱収縮スリーブ
4の付着を避けるためのコーティングが施されている。
【0012】前記係合部13は、導熱板本体12の突部
12a、12aにそれぞれ形成される横穴12c、12
c内に、先端を導熱板11の側方に向けて突出状態にし
て挿入されて、その先端を前記ヒータ7の周囲を囲うヒ
ータケース(図示せず)の内側面に向けて突っ張ること
で、その弾性力により導熱板11をヒータケースの内側
方に弾性的かつ着脱自在にして固定する弾性部材であ
る。弾性部材としては、耐熱性及び弾性を有する樹脂、
または先端に押さえ板が設けられるコイルスプリング等
が用いられる。
【0013】前記接触部14は、ガイド15内に下部を
収容される熱収縮スリーブ4の長手方向中央部分に接触
するように、ガイド15の底部から突出し、かつ導熱板
本体12の長手方向に沿って長く形成されるものであ
る。接触部14は、図3に示すように、その長さAが光
ファイバ2の被覆除去部分の長さBよりも短く、かつ熱
収縮スリーブ4の長さLの30〜80%程度とされてい
る。この寸法は、光ファイバ2を覆う熱収縮スリーブ4
の収縮時において光ファイバ2の被覆除去部分と被覆部
分との段差を覆う部分に気泡が残りやすいので、熱収縮
スリーブ4の収縮時にこの部分から気泡が排出されるよ
う、被覆除去部分を覆う部分と被覆部分を覆う部分との
間で加熱温度に差を生じさせる必要があることを考慮し
て決定されるものである。また、その高さは、加熱前の
熱収縮スリーブ4の径に応じた高さ、すなわち熱収縮ス
リーブ4の下側の側面に接触する高さとされている。
【0014】前記ガイド15は、図3に示すように、そ
の長さCが、熱収縮スリーブ4の長さLの110〜13
0%程度とされている。この寸法は、ガイド部15の両
端部から放出されるヒータ7の熱が熱収縮スリーブ4の
両端部への加熱に寄与しないよう、ガイド部15の両端
を熱収縮スリーブ4の両端部から適宜距離離間する必要
があり、また熱収縮スリーブ4を位置決めする際にその
目安となり易いように、ガイド部15の両端を熱収縮ス
リーブ4の両端部に適宜距離まで近接させる必要がある
ことを考慮して決定されるものである。
【0015】上記の導熱板11は、加熱する熱収縮スリ
ーブ4の長さL及びその径に応じて、接触部14の長さ
A及び高さ、並びにガイド15の長さCが異なるものが
複数用意され、加熱する熱収縮スリーブ4に応じて使い
分けられるものである。
【0016】このように構成される熱収縮スリーブ加熱
装置1による熱収縮スリーブ4の加熱方法について説明
する。まず、導熱板11として、接触部14の長さA及
び高さ、並びにガイド15の長さCが、加熱する熱収縮
スリーブ4の長さL及びその径に対応する導熱板を選
び、これをヒータ7の表面に固定する。
【0017】ヒータ7への導熱板11の取付けは、導熱
板11を、ヒータ7の側方を囲むヒータケース(図示せ
ず)内に押し込んでヒータ7の上面に接触させることで
行う。これによって導熱板本体12の突部12aの側方
に設けられる係合部13がヒータケースの内側面に対し
て突っ張られ、この弾性力によって導熱板11がヒータ
7に対して固定される。ところで、ヒータ7からの導熱
板11の取り外しは、導熱板11を、係合部13の弾性
力によって生じる抵抗に逆らってヒータ7から引き離す
方向に引っ張ることで行う。
【0018】次に、クランプ6、6によって、熱収縮ス
リーブ4が設けられる光ファイバ2の、熱収縮スリーブ
4によって覆われる部分の両側方を把持して固定する。
そして、熱収縮スリーブ4を、その両端と導熱板本体1
2のガイド15の両端部に対する距離を目安として、熱
収縮スリーブ4が所定の位置、すなわち熱収縮スリーブ
4の中央部分が導熱板11の接触部14に接触するよう
位置決めを行う。
【0019】続いて、ヒータ7を通電して、ヒータ7に
よって熱収縮スリーブ4を加熱する。これによって、熱
収縮スリーブ4は、導熱板11の接触部14に接触する
部分、すなわち中央部分に接触部14を通じてヒータ7
の熱が伝導され、両端部分はヒータ7から離間された状
態で間接的に加熱される。このときのヒータ7によって
加熱される熱収縮スリーブ4の温度分布を、図3中のグ
ラフ(イ)に示す。グラフ(イ)の頂点付近、すなわち
熱収縮スリーブ4の長手方向中央部分の加熱温度は約1
60〜200度、両端部付近の加熱温度は約100〜1
40度である。このように、熱収縮スリーブ4におい
て、長手方向の中央部分(光ファイバ2の被覆除去部分
を覆う部分)と、両端部分(被覆部分を覆う部分)との
間で加熱温度に差が生じている。つまり、熱収縮スリー
ブ4において、長手方向の中央部分の加熱温度が高く、
両端部分の加熱温度が低くなっている。
【0020】このように構成される熱収縮スリーブ加熱
装置1によれば、導熱板11の導熱板本体12に設けら
れる接触部14によってヒータ7の熱が熱収縮スリーブ
4の中央部分に伝導されるので、熱収縮スリーブ4を所
定の温度分布、すなわち熱収縮スリーブ4の長手方向中
央部分の加熱温度が高く、両端部分の加熱温度が低くな
るようにして加熱することができる。また、導熱板11
が、導熱板本体12の側方に設けられる係合部13によ
ってヒータ7のヒータケース(図示せず)に対して着脱
自在にして設けられるので、加熱する熱収縮スリーブ4
の長さL及び径に応じて接触部14の長さA及び高さの
異なる導熱板11を使い分けることで、様々な長さ及び
径の熱収縮スリーブ4を所定の温度分布で加熱すること
ができる。また、熱収縮スリーブ4が、導熱板11の接
触部14の周囲に形成されるガイド15によって位置決
めされるので、導熱板11の接触部14に対する熱収縮
スリーブ4の位置決めを容易に行うことができる。
【0021】ここで、上記実施の形態では、熱収縮スリ
ーブ加熱装置1を構成するヒータ7が表面が均一な温度
分布を持つ熱源であるとした例を用いたが、これに限ら
れることなく、ヒータ7として、特定の長さの熱収縮ス
リーブ4に対応する温度分布を持たせたヒータを用いて
も構わない。この場合の例として、図4に示すように、
スリーブ長が60mmの熱収縮スリーブに対応する温度
分布(図4中のグラフ(ロ)参照)を持つヒータ30を
用いる熱収縮スリーブ加熱装置1によって、スリーブ長
が20〜35mmの熱収縮スリーブ31の加熱を行う場
合について説明する。このヒータ30によって直接熱収
縮スリーブ31を加熱する場合には、熱収縮スリーブ3
1がグラフ(ロ)の頂点近傍、すなわち温度分布の変化
が緩やかな範囲内に配されるために、熱収縮スリーブ3
1の中央部分を加熱する温度と両端部分を加熱する温度
とでは大きな差が生じない。ここで、熱収縮スリーブ3
1に対応した導熱板11をヒータ30の温度分布の中央
部分に設けることで、熱収縮スリーブ31がその長手方
向の両端をヒータ30から離間された状態で、その長手
方向中央部分に導熱板11の接触部14を通じてヒータ
30の熱が伝導される。これによって、図4のグラフ
(ハ)に示されるように、熱収縮スリーブ31の中央部
分はヒータ30によって直接加熱した場合とほぼ同じ温
度で加熱され、両端部分は中央部分に比べて低い温度で
加熱されるので、熱収縮スリーブ31を所定の温度分布
で加熱することができる。
【0022】また、上記実施の形態では、導熱板11と
して大略平版形状の導熱板本体12を用いた例を示した
が、これに限られることなく、導熱板11として、図5
に示すように、単なる矩形状の導熱板32を用いてもよ
い。この場合には、導熱板32の上面が接触部14を兼
ねるので、その長さE及び高さは、熱収縮スリーブ4の
長さLおよび径に対応させておく。また、導熱板32の
ヒータ30への取付は、導熱板11のヒータ7への取付
と同様に、導熱板32の側方に係合部13を設けて、係
合部13とヒータケース(図示せず)とを係合させるこ
とによって行う。
【0023】なお、上記実施の形態において、導熱板1
1の係合部13として、導熱板11の側方に向けて突出
状態に配される弾性部材を用いた例を示したが、これに
限られることなく、ヒータケース(図示せず)が鉄など
の磁性体によって構成される場合、またはヒータケース
に磁石が設けられる場合には、係合部13をヒータケー
スまたはヒータケースに設けられる磁石に吸着するよう
磁石によって構成してもよい。また、ヒータケース(図
示せず)の内側面に、導熱板11の突部の側方を両側か
ら挟み込んで固定する弾性材料を設け、導熱板11の係
合部13として、この弾性材料と係合する窪みを設け
て、これらの係合によってヒータ7への導熱板11の取
付を行ってもよい。また、上記実施の形態では、熱効率
をよくするために、導熱板11がヒータ7の表面に接触
して配置された例を用いたが、必ずしも導熱板11をヒ
ータ7の表面に接触させる必要はなく、導熱板11を、
ヒータ7の表面に近接させた状態で配置してもよい。こ
の場合には、導熱板11の位置決めを行う位置決め機構
を設けるなどして、導熱板11とヒータ7の表面との間
隔を一定に保つことができるようにしておく。このよう
に、導熱板11をヒータ7の表面に近接して配置した状
態では、ヒータ7から導熱板11への熱伝導は、これら
の間の空気を介して行われる。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の熱収縮スリーブ加熱装置
によれば、導熱板を通じてヒータの熱が熱収縮スリーブ
の長手方向中央部分に伝導されるので、熱収縮スリーブ
を所定の温度分布、すなわち長手方向中央部分の加熱温
度が高く、両端部分の加熱温度が低くなるようにして加
熱することができる。
【0025】請求項2記載の熱収縮スリーブ加熱装置に
よれば、導熱板本体の上面に形成される接触部を通じ
て、ヒータによって熱収縮スリーブを所定の温度分布で
加熱することができる。また、導熱板本体の側方に設け
られる係合部によって導熱板がヒータに対して着脱自在
にして設けられるので、加熱する熱収縮スリーブの長さ
に応じて接触部のサイズの異なる導熱板を使い分けるこ
とで、様々な長さの熱収縮スリーブを所定の温度分布で
加熱することができる。
【0026】請求項3記載の熱収縮スリーブ加熱装置に
よれば、熱収縮スリーブが、導熱板の接触部の周囲に形
成されるガイドによって位置決めされるので、導熱板の
接触部に対する熱収縮スリーブの位置決めを容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における熱収縮スリーブ
加熱装置の構成及び構造を示す正断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態における導熱板および熱
収縮スリーブ加熱装置の導熱板の構成及び構造を示す平
面図及び正断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態における熱収縮スリーブ
加熱装置による熱収縮スリーブの加熱の様子を示す正断
面図である。
【図4】 本発明の他の実施の形態における熱収縮スリ
ーブ加熱装置による熱収縮スリーブの加熱の様子を示す
正断面図である。
【図5】 本発明の他の実施の形態における熱収縮スリ
ーブ加熱装置の導熱板の構成及び構造を示す正断面図で
ある。
【符号の説明】
1…熱収縮スリーブ加熱装置、2…光ファイバ、3…融
着接続部、4…熱収縮スリーブ、6…クランプ、7…ヒ
ータ、11…導熱板、12…導熱板本体、13…係合
部、14…接触部、15…ガイド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ心線(2a)同士の融着接続
    部(3)を外周側から覆う熱収縮性の樹脂からなる熱収
    縮スリーブ(4)にヒータ(7)を対向配置し、該ヒー
    タによって前記熱収縮スリーブを加熱する熱収縮スリー
    ブ加熱装置であって、 前記ヒータの表面に接触または近接させて、前記熱収縮
    スリーブの長手方向中央部分に接触させる導熱板(1
    1)を設けてなることを特徴とする熱収縮スリーブ加熱
    装置(1)。
  2. 【請求項2】 前記導熱板は、前記ヒータの表面に接触
    または近接して配置される導熱板本体(12)と、 該導熱板本体の上面に突出して形成されて前記熱収縮ス
    リーブの長手方向中央部分に接触する接触部(14)
    と、 前記導熱板本体の側方に設けられて、前記ヒータに対し
    て着脱自在にして係合される係合部(13)とを備えて
    なることを特徴とする請求項1記載の熱収縮スリーブ加
    熱装置。
  3. 【請求項3】 前記導熱板本体には、前記接触部の周囲
    に前記熱収縮スリーブの位置決めをなすガイド(15)
    が設けられていることを特徴とする請求項2記載の熱収
    縮スリーブ加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6397599B1 (ja) * 2018-05-21 2018-09-26 株式会社フジクラ 融着接続装置及び光ファイバ補強方法

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