JP2000346950A - 放射線検出器 - Google Patents

放射線検出器

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JP2000346950A
JP2000346950A JP11160214A JP16021499A JP2000346950A JP 2000346950 A JP2000346950 A JP 2000346950A JP 11160214 A JP11160214 A JP 11160214A JP 16021499 A JP16021499 A JP 16021499A JP 2000346950 A JP2000346950 A JP 2000346950A
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readout
control signal
voltage
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JP11160214A
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Takayuki Tomizaki
隆之 富崎
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Toshiba Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/62Detection or reduction of noise due to excess charges produced by the exposure, e.g. smear, blooming, ghost image, crosstalk or leakage between pixels

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーク電流を抑制してS/N比を向上させシ
ェーディングも減少させる。 【解決手段】 コントロール部25は、ゲートドライバ
21を介して所定の行の読出用TFT33がオンとなる
ように制御することで電荷読出を開始させ、読出用TF
T33をオフとすることで電荷読出を休止させる。ここ
で、コントロール部25は、ゲートドライバ21から出
力される制御信号がオフ電圧からオン電圧となるように
して電荷読出を開始させ、このオン電圧を所定の一定期
間保持させた後、続く所定の下降期間内で電圧を階段状
に降下させてオフ電圧に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば薄膜トラン
ジスタ(以下TFTという。)を読出用のスイッチング
素子として用いてX線等の放射線を検出する放射線検出
器に関する。
【0002】
【従来の技術】X線を信号電荷として検出する平面型X
線固体検出器(放射線検出器)は、例えばTFTを各画
素の読出用スイッチング素子として用いており、薄膜技
術によって、ガラス基板の片面側に薄膜を生成してエッ
チングによってパターニングし、さらに薄膜を重ねて形
成し、再びパターニングするという工程を繰り返して薄
膜を積層することにより形成された検出回路を有してい
る。
【0003】この平面型X線固体検出器は、例えば図1
1に示すように、平面上に格子状に配置された複数の画
素101と、信号を外部に読み出すための信号線102
と、これらと交差する方向に各画素101を選択するた
めの垂直選択線103とからなるX線検出部104を有
している。
【0004】各画素101は、入射光又は入射X線に応
じた電荷を発生させる光電変換素子105と、発生した
電荷を蓄積する蓄積容量部106と、信号読出用の薄膜
トランジスタ(以下、読出用TFTという。)107と
を有している。
【0005】光電変換素子105としては、例えば、X
線を直接電荷に変換するセレンが用いられる。
【0006】各画素101の蓄積容量部106に蓄積さ
れた電荷を読み出すために、図12に示すように、例え
ば1行目の垂直選択線103に供給する制御信号p1 を
オン電圧とすることによって、この垂直選択線103に
繋がる画素の読出用TFT107がオン状態となり、図
13及び図14に示すように、各画素101の蓄積容量
部106に蓄積された電荷が読出用TFT107を介し
て電流Id として信号線102に流れ、X線検出部10
4の外部の積分回路108において読み出され、マルチ
プレクサ109へ送られる。
【0007】読み出されると、ゲートドライバ110に
よって、この垂直選択線103はオフ状態にされ、次の
行の垂直選択線103に供給する制御信号p2 をオン電
圧とし、この行の信号を読み出すこととなる。なお、ゲ
ートドライバ110へは、コントロール部111から一
定のオフ電圧Voff 及びオン電圧Vonが与えられる。
【0008】同様にして3行目、4行目の垂直選択線1
03に供給する制御信号p3 ,p4を順次オン電圧にし
てそれぞれの行の信号を読み出すこととなる。
【0009】このようにして1枚の画像が読み出され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、読出用
TFT107をオンからオフに切り替えた直後には、ド
レイン・ソース間には、(1)式によって与えられるド
レイン・ソース間電圧Vs が発生し、このドレイン・ソ
ース間電圧Vs とTFTのスイッチング特性とによっ
て、図13及び図14に示すように、ある画像の読出用
TFT107をオンからオフにした直後から、読出用T
FT107のドレイン・ソース間をリーク電流としての
電流Id が流れる。
【0011】
【数1】 但し、Cgsは読出用TFT107のゲートと信号線10
2との間に形成され電気的等価回路としてコンデンサ1
12で表される容量部の容量、Cs は蓄積容量部106
の蓄積容量、(Von−Voff )は制御信号のオン電圧V
onとオフ電圧Voff との差(ゲート電圧差)である。
【0012】このリーク電流は、オンからオフへのスイ
ッチング直後に最も大きな値を示し、その後徐々に減少
するが、次にこの読出用TFT107をオンとするまで
流れ続ける。
【0013】さらに、このリーク電流は、他の画素の読
出用TFT107がオンとなって信号が読み出されると
きも流れ続け、信号としての電流に重ね合わされる。し
かも、同一の信号線に繋がる全ての画素の読出用TFT
107からのリーク電流が加算されることとなってしま
う。
【0014】このように、リーク電流が信号と同時に読
み出されてしまうので、S/N比が低下して、画素信号
を正確に読み出すことができなくなるという問題があ
る。
【0015】また、このリーク電流は、読出用TFT1
07のオフからの経過時間とともに変化するために、1
枚の画像として見た場合には、シェーディングとして現
れるという不都合もある。
【0016】そこで、本発明は、リーク電流の発生を抑
制してS/N比を向上させることができ、リーク電流に
よるシェーディングを減少させることができる放射線検
出器を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、検出面に配列された複数の
画素に対応して設けられ、入射した放射線を電荷に変換
する電荷変換手段と、前記電荷変換手段に対応して設け
られ、前記電荷変換手段により変換された電荷を蓄積す
る電荷蓄積手段と、前記電荷蓄積手段に蓄積された電荷
を読み出す電荷読出手段と、前記電荷読出手段に前記電
荷の読出動作を行わせる制御信号を与える読出制御手段
とを備えた放射線検出器であって、前記読出制御手段
は、前記制御信号を前記電荷読出手段による前記電荷の
読出動作を可能とする読出状態から前記電荷の読出動作
を休止させる非読出状態へと移行させる際には、前記制
御信号のレベルを徐々に変化させることを特徴とする。
【0018】上記課題を解決するために、請求項2記載
の発明は、請求項1記載の放射線検出器であって、前記
電荷読出手段は、前記制御信号のレベルに応じて切替動
作を行うスイッチング素子を有し、前記読出制御手段
は、前記電荷読出手段に電荷の読出動作を開始させる際
には前記制御信号を前記スイッチング素子がオン状態と
なるオン電圧に切り替え、前記電荷読出手段に電荷の読
出動作を休止させる際には、前記制御信号のレベルを前
記オン電圧から徐々に降下させて前記スイッチング素子
がオフ状態となるオフ電圧とすることを特徴とする。
【0019】上記課題を解決するために、請求項3記載
の発明は、請求項2記載の放射線検出器であって、前記
読出制御手段は、前記スイッチング素子をオフ状態とす
る際に、前記制御信号のレベルを前記オン電圧から前記
オフ電圧まで略階段状に降下させることを特徴とする。
【0020】上記課題を解決するために、請求項4記載
の発明は、請求項2記載の放射線検出器であって、前記
読出制御手段は、前記スイッチング素子をオフ状態とす
る際に、前記制御信号のレベルを前記オン電圧から前記
オフ電圧まで連続的に降下させることを特徴とする。
【0021】上記課題を解決するために、請求項5記載
の発明は、検出面に配列された複数群の画素に対応して
設けられ、入射した放射線を電荷に変換する電荷変換手
段と、前記電荷変換手段に対応して設けられ、前記電荷
変換手段により変換された電荷を蓄積する電荷蓄積手段
と、前記電荷蓄積手段に蓄積された電荷を読み出す電荷
読出手段と、前記電荷読出手段に前記電荷の読出動作を
行わせる制御信号を与える読出制御手段とを備えた放射
線検出器であって、前記読出制御手段は、同一群の画素
の前記電荷読出手段に対して共通の制御信号を与えると
共に、少なくとも所定の群の前記電荷読出手段による電
荷の読出動作開始から所定の時間経過後までは複数の前
記制御信号を前記電荷読出手段による前記電荷の読出動
作を可能とする読出状態に保持することを特徴とする。
【0022】上記課題を解決するために、請求項6記載
の発明は、請求項5記載の放射線検出器であって、前記
画素は2次元マトリクス状に配置され、各画素に対応し
て前記電荷変換手段、前記電荷蓄積手段、及び前記電荷
読出手段が設けられ、かつ前記電荷読出手段は前記制御
信号が所定のオン電圧のときにオン状態となり、前記制
御信号が所定のオフ電圧のときにオフ状態となるスイッ
チング素子を有すると共に、前記読出制御手段は、同一
行の画素の前記電荷読出手段に対して共通の制御信号を
与え、最も遅く電荷の読出動作が開始された行の前記電
荷読出手段による電荷の読出動作開始から所定の時間経
過後に、各行の前記電荷読出手段に与える各前記制御信
号を略同時に前記オフ電圧とすることによって、各前記
電荷読出手段による前記電荷の読出動作を休止させるこ
とを特徴とする。
【0023】上記課題を解決するために、請求項7記載
の発明は、請求項6記載の放射線検出器であって、前記
読出制御手段は、各行の前記電荷読出手段のスイッチン
グ素子をスイッチングする前記制御信号を送るシフトレ
ジスタと、各前記制御信号を一斉に前記オフ電圧とする
リセット手段とを有することを特徴とする。
【0024】上記課題を解決するために、請求項8記載
の発明は、検出面に配列された複数の画素に対応して設
けられ、入射した放射線を電荷に変換する電荷変換手段
と、前記電荷変換手段に対応して設けられ、前記電荷変
換手段により変換された電荷を蓄積する電荷蓄積手段
と、前記電荷蓄積手段に蓄積された電荷を読み出すスイ
ッチング素子を有する電荷読出手段と、前記電荷読出手
段に前記電荷の読出動作を行わせる制御信号を与える読
出制御手段とを備えた放射線検出器であって、電荷読出
手段による電荷の読出開始から読出休止までの期間に対
応した所定の期間は前記電荷読出手段の出力側に対して
非接続とされ、前記所定の期間の始点及び終点で接続状
態が切り替えられて、前記電荷読出手段の出力の調整を
行うスイッチング素子を有する調整手段と、入力側に前
記電荷読出手段及び前記調整手段が接続され、前記電荷
読出手段によって読み出された電荷を積分する積分回路
とを備え、前記読出制御手段は、前記電荷読出手段のス
イッチング素子をオン状態とすることで前記電荷の読出
を開始させ、前記電荷読出手段のスイッチング素子をオ
フ状態とすることで前記電荷の読出を休止させ、かつ、
前記電荷読出手段のスイッチング素子をオン状態とする
と共に前記調整手段のスイッチング素子をオフ状態と
し、電荷読出手段をオフ状態とする共に調整手段をオン
状態とし、前記電荷読出手段及び前記調整手段のスイッ
チング素子をオン状態からオフ状態に移行させる際に
は、前記制御信号のレベルを徐々に変化させることを特
徴とする。
【0025】上記課題を解決するために、請求項9記載
の発明は、検出面に配列された複数群の画素に対応して
設けられ、入射した放射線を電荷に変換する電荷変換手
段と、前記電荷変換手段に対応して設けられ、前記電荷
変換手段により変換された電荷を蓄積する電荷蓄積手段
と、前記電荷蓄積手段に蓄積された電荷を読み出すスイ
ッチング素子を有する電荷読出手段と、前記電荷読出手
段に前記電荷の読出動作を行わせる制御信号を与える読
出制御手段とを備えた放射線検出器であって、各群の画
素に対応して設けられ、電荷読出手段による電荷の読出
開始から読出休止までの期間に対応した所定の期間は前
記電荷読出手段の出力側に対して非接続とされ、前記所
定の期間の始点及び終点で接続状態が切り替えられて、
前記電荷読出手段の出力の調整を行うスイッチング素子
を有する調整手段と、入力側に前記電荷読出手段及び前
記調整手段が接続され、前記電荷読出手段によって読み
出された電荷を積分する積分回路とを備え、前記読出制
御手段は、同一群の画素の前記電荷読出手段に対して共
通の制御信号を与え、少なくとも所定の群の前記電荷読
出手段のスイッチング素子をオン状態として電荷の読出
を開始してから所定の時間経過後までは複数の前記制御
信号を前記電荷読出手段のスイッチング素子をオン状態
に保持し、前記電荷読出手段のスイッチング素子をオン
状態とすると共に対応する群の前記調整手段のスイッチ
ング素子をオフ状態とし、電荷読出手段をオフ状態とし
て前記電荷の読出を休止させると共にオフ状態とされた
複数群の前記調整手段をオン状態とすることを特徴とす
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0027】実施の形態1.図1は本発明の実施の形態
1による平面型X線固体検出器の構成を示す回路図、図
2及び図3は同平面型X線固体検出器の動作を説明する
ためのタイムチャートである。
【0028】なお、図1に示す平面型X線固体検出器に
おいては、一例として4×3画素のX線検出部を示して
いる。
【0029】図1に示すように、この実施の形態1の平
面型X線固体検出器(放射線検出器)は、入射したX線
(放射線)を電荷に変換して蓄積するX線検出部1と、
X線検出部1において検出されたX線に応じて変換した
電荷に対応する情報を読み出す読出回路部2とを備えて
いる。
【0030】X線検出部1は2次元マトリクス状に配置
された複数の画素3と、信号を外部に読み出すための信
号線4と、これらと交差する方向に各画素を選択するた
めの垂直選択線5とを有している。
【0031】各画素3は、入射光又は入射X線に応じた
電荷を発生させる光電変換素子31と、発生した電荷を
蓄積し、電気的等価回路としてコンデンサで表される蓄
積容量部32と、読出用TFT(信号読出用の薄膜トラ
ンジスタ)33とを有している。
【0032】光電変換素子31としては、例えば、X線
を直接電荷に変換するセレンが用いられる。また、蓄積
容量部32の読出用TFT33に接続されていない側は
接地に接続されている。また、光電変換素子31の端子
31aは図示せぬ定電圧源に接続され所定の電位に保た
れている。
【0033】読出回路部2は、シフトレジスタからなり
垂直選択線5に制御信号を供給することによって読出用
TFT33のオン/オフ動作を行単位で制御するゲート
ドライバ21と、読出用TFT33の出力信号を増幅す
る積分アンプ23aと積分容量部23bとを有する積分
回路23と、各積分回路23によって増幅された信号を
順次選択するマルチプレクサ24と、ゲートドライバ2
1やマルチプレクサ24等読出回路部2の構成各部を制
御するコントロール部25とを有している。
【0034】コントロール部25は、ゲートドライバ2
1を介して所定の行の読出用TFT33がオンとなるよ
うに制御することで電荷読出を開始させ、読出用TFT
33をオフとすることで電荷読出を休止させる。
【0035】ここで、コントロール部25は、図3に示
すように、ゲートドライバ21から出力される制御信号
が、オフ電圧Voff からオン電圧Vonとなるようにし
て、電荷読出を開始させ、このオン電圧Vonを所定の一
定期間ta 保持させた後、続く所定の下降期間tb 内で
電圧を階段状に降下させてオフ電圧Voff に戻るように
する。このとき、コントロール部25からゲートドライ
バ21へは、オフ電圧Voff は一定値として与えられ、
オン電圧が変えられる。
【0036】また、コントロール部25は、読出用TF
T33をオンとした期間を含む期間を除いて、リセット
用制御線8に供給するリセット信号r1 をオン電圧とし
て、各積分回路23をリセットする。すなわち、リセッ
ト信号r1 は、制御信号a11(a12,a13,a14)(図
2参照)がオン電圧とされる直前にオフ電圧とされ、こ
の制御信号の電圧が階段状に降下してオフ電圧となった
後にオン電圧とされる。
【0037】次にこの平面型X線固体検出器の動作につ
いて説明する。
【0038】図2に示すように、ゲートドライバ21
は、コントロール部25の制御の下、1行目乃至4行目
の各読出用TFT33に垂直選択線5を介して制御信号
a11(a12,a13,a14)を供給して、順次オン/オフ
させる。
【0039】ゲートドライバ21は、まず、1行目の垂
直選択線5にオン電圧Vonの制御信号a11を与えて、こ
の垂直選択線5に繋がる画素3の読出用TFT33をオ
ン状態とする。これによって各画素3の蓄積容量部32
に蓄積された電荷が読出用TFT33を介して信号線4
に流れ、積分回路23において読み出される。
【0040】ゲートドライバ21は、所定の一定期間t
a が経過すると、制御信号a11を所定の下降期間tb 内
に階段状に降下させてオフ電圧Voff に戻し、読出用T
FT33をオフ状態とする。
【0041】信号が読み出されると、コントロール部2
5は、図3に示すように、リセット用制御線8に供給す
るリセット信号r1 をオン電圧として、一定期間ta の
始点から下降期間tb の終点までの期間の前後の期間に
おいて、各積分回路23をリセットする。
【0042】ここで、制御信号a11を下降期間tb 内に
階段状に徐々に降下させていく過程で、オフ状態になり
きらない読出用TFT33を介して電流が流されること
によって、チャージインジェクションの影響が取り除か
れる。
【0043】これにより制御信号a11がオフ電圧Voff
とされた時点では、読出用TFT33のドレイン・ソー
ス間電圧は、十分小さい値となり、リーク電流は低減さ
れる。
【0044】以上の動作が2行目以下の読出用TFT3
3についても順次実行されて1枚の画像が読み出され
る。
【0045】ここで、例えば、2行目の信号の読出時
に、1行目の読出用TFT33を介して信号線に流れる
リーク電流は抑制されている。
【0046】以上説明したように、本実施の形態1によ
れば、制御信号a11(a12,a13,a14)を下降期間t
b 内に階段状に徐々に降下させていく過程で、オフ状態
になりきらない読出用TFT33を介して電流が流され
ることによって、チャージインジェクションの影響が取
り除かれるので、制御信号a11(a12,a13,a14)が
オフ電圧Voff とされた時点では、読出用TFT33の
ドレイン・ソース間電圧は、十分小さい値となり、リー
ク電流の発生を抑制することができる。
【0047】したがって、S/N比を向上させ信号を正
確に読み出すことができる。
【0048】また、リーク電流を低減させることによ
り、シェーディングも減少させることができる。
【0049】実施の形態2.図4は本発明の実施の形態
2による平面型X線固体検出器の動作を説明するための
タイムチャートである。
【0050】本実施の形態2が上述した実施の形態1と
異なるところは、図4に示すように、各行の垂直選択線
5に供給する制御信号a21(a22,a23,a24)をオン
状態とするタイミングは順次ずらし、オフ状態とするタ
イミングを最終行の第4行の垂直選択線5に供給する制
御信号a24をオフ状態とするタイミングに合わせて略同
一とするように構成した点である。
【0051】これ以外の構成は実施の形態1と略同一で
あるので、その説明を省略する。
【0052】次にこの平面型X線固体検出器の動作につ
いて説明する。
【0053】図4に示すように、ゲートドライバ21
は、コントロール部25の制御の下、1行目乃至4行目
の各読出用TFT33に垂直選択線5を介して制御信号
a21(a22,a23,a24)を供給してオン/オフさせ
る。
【0054】ゲートドライバ21は、まず、1行目の垂
直選択線5にオン電圧Vonの制御信号a21を与えて、こ
の垂直選択線5に繋がる画素3の読出用TFT33をオ
ン状態とする。これによって各画素3の蓄積容量部32
に蓄積された電荷が読出用TFT33を介して信号線4
に流れ、積分回路23において読み出される。
【0055】読み出されると、コントロール部25は、
同図に示すように、リセット用制御線8に供給するリセ
ット信号r2 をオン状態として、各積分回路23をリセ
ットする。
【0056】次に、ゲートドライバ21は、制御信号a
21をオン電圧Vonのままとして、2行目の垂直選択線5
にオン電圧Vonの制御信号a21を与えて、この垂直選択
線5に繋がる画素3の読出用TFT33をオン状態とす
る。こうして、2行目の各画素3の蓄積容量部32に蓄
積された電荷が読出用TFT33を介して信号線4に流
れ、積分回路23において読み出される。
【0057】続いて同様にして、制御信号a21,a22を
オン電圧Vonのままとして3行目の各画素3の電荷の読
出しが行われ、制御信号a21,a22,a23をオン電圧V
onのままとして4行目の各画素3の電荷の読出しが行わ
れる。
【0058】こうして、4行目の読出しが終了し、1枚
の画像の読出しが終了したところで、制御信号a21,a
22,a23,a24が一斉にオフ状態とされる。
【0059】ここで、各行の読出しが行われている期間
においては、制御信号a21(a22,a23,a24)はオン
状態が保持されることにより、オフ状態に変化させた時
に発生するようなリーク電流が抑制される。
【0060】以上説明したように、本実施の形態2によ
れば、上述した実施の形態1と略同一の効果を得ること
ができる。
【0061】実施の形態3.図5は本発明の実施の形態
3による平面型X線固体検出器の構成を示す回路図、図
6及び図7は同平面型X線固体検出器の動作を説明する
ためのタイムチャート、図8は同平面型X線固体検出器
の動作を説明するための回路図である。
【0062】本実施の形態3が上述した実施の形態1と
異なるところは、オフセットを低減させるための調整部
を追加して設けた点である。
【0063】これ以外は、実施の形態1と略同一である
ので、その説明を簡略にする。
【0064】図5に示すように、この実施の形態1の平
面型X線固体検出器(放射線検出器)は、X線検出部1
Bと、読出回路部2Bとを備えている。
【0065】X線検出部1Bは複数の画素3と、信号線
4と、垂直選択線5と、各画素からの出力の調整を行っ
て後述する積分回路におけるオフセットを低減させるた
めの調整部7と、調整部7を制御するための調整部制御
線8とを有している。
【0066】各画素3は、光電変換素子31と蓄積容量
部32と読出用TFT33とを有している。
【0067】調整部7は各信号線にそれぞれ接続された
調整用薄膜トランジスタ(以下、調整用TFTとい
う。)71と調整用TFT71に接続された容量部72
とを有している。
【0068】読出回路部2は、読出用TFT33のオン
/オフ動作を行単位で制御するゲートドライバ21B
と、調整用TFT71のオン/オフ動作を制御するゲー
トドライバ22と、積分アンプ23aと積分容量部23
bとを有する積分回路23と、マルチプレクサ24と、
ゲートドライバ21,22やマルチプレクサ24等読出
回路部2の構成各部を制御するコントロール部25Bと
を有している。
【0069】コントロール部25Bは、ゲートドライバ
21Bを介して所定の行の読出用TFT33がオンとな
るように制御することで電荷読出を開始させ、読出用T
FT33をオフとすることで電荷読出を休止させる。
【0070】ここで、コントロール部25Bは、ゲート
ドライバ21から出力される制御信号a31(a32,a3
3,a34)が、オフ電圧Voff からオン電圧Vonとなる
ようにして、電荷読出を開始させ、このオン電圧Vonを
所定の一定期間ta 保持させた後、続く所定の下降期間
tb 内で電圧を階段状に降下させてオフ電圧Voff に戻
るようにする(図6参照)。
【0071】また、例えば制御信号a31(a32,a33,
a34)オン電圧とする若干前に、制御信号b3 をオフ電
圧とし、制御信号a31(a32,a33,a34)をオフ電圧
としてから若干後に制御信号b3 をオンとするように制
御する。
【0072】ここで、制御信号b3 についても、オン電
圧Vonからオフ電圧Voff に移行させる際には、電圧を
階段状に降下させてオフ電圧Voff とするようにする。
【0073】また、コントロール部25Bは、調整用T
FT71をオフとした期間を含む期間を除いて、リセッ
ト用制御線6にリセット信号r3 を供給することによっ
て各積分回路23をリセットする。
【0074】次にこの平面型X線固体検出器の動作につ
いて説明する。
【0075】図6に示すように、ゲートドライバ21
は、1行目乃至4行目の各読出用TFT33に垂直選択
線5を介して制御信号a31(a32,a33,a34)を供給
して、順次オン/オフさせると共に、ゲートドライバ2
2は、調整部制御線7を介して制御信号b3 を供給し
て、各読出用TFT33のオン/オフ状態に対応させて
各調整用TFT71をオン/オフさせる。
【0076】同図に示すように、まず、コントロール部
25の制御の下、ゲートドライバ22が、調整用TFT
71のゲートに接続されている調整部制御線8にオフ電
圧を印加して各調整用TFT71をオフとする。この
時、上述したように電圧を階段状に降下させる。
【0077】この後、ゲートドライバ21Bが、例え
ば、1行目の垂直選択線5にオン電圧を印加して、この
垂直選択線5に繋がる画素3の読出用TFT33をオン
とする。これによって各画素3の蓄積容量部32に蓄積
された電荷が読出用TFT33を介して信号線4に流
れ、積分回路23において読み出される。
【0078】ゲートドライバ21Bは、所定の読出時間
が経過すると例えば制御信号a31を階段状に降下させて
オフ電圧とし、この後、ゲートドライバ22が、制御信
号b3 にオン電圧を印加して各調整用TFT71をオン
とする。
【0079】ここで、コントロール部25Bは、リセッ
ト用制御線6にリセット信号r3 を供給して、上記所定
の読出時間の前後の期間において、各積分回路23をリ
セットする。
【0080】ところで、各読出用TFT33のゲートと
信号線4との間、調整用TFT71のゲートと信号線4
との間には、図8に示すように、それぞれ、電気的等価
回路としてコンデンサ91,92で表される容量部が形
成される。
【0081】これらコンデンサ91,92の容量Cgs,
Cgs.subが等しい場合には、読出用TET33のゲート
に与えるゲートオンVon、ゲートオフ電圧Voff と、調
整用TFT61のゲートに与えるゲートオン電圧Von.s
ub、ゲートオフ電圧Voff.sub とは等しくされる。すな
わち、ゲートオン電圧Von、ゲートオフ電圧Voff は、
それぞれ、(2)式、(3)式によって与えられる。
【0082】
【数2】 Von=Von.sub …(2)
【数3】 Voff =Voff.sub …(3) または、ゲートオン電圧とゲートオフ電圧との差が等し
くなるようにしても良い。この場合(4)式が成り立
つ。
【0083】
【数4】 Von−Voff =Von.sub−Voff.sub …(4) 図7に示すように、積分アンプ23aからの出力波形d
3 は、制御信号b3 がオンからオフになると、調整用T
FT71は信号線4から切り離されて、調整用TFT7
1によるオフセットΔVout.sub 分だけ低下する。
【0084】この直後に、例えば制御信号a31がオフか
らオンになると、読出用TFT33が信号線4に接続さ
れ、出力波形d3 は、オフセットΔVout.sub と略等し
い読出用TFT33によるオフセットΔVout 分だけ上
昇し、ここからさらに所定の時定数にしたがって検出信
号Vout 分だけ上昇する。
【0085】この際、オフセットΔVout は、図8に示
すようなコンデンサ91の容量Cgsと、ゲート電圧差
(Von−Voff )と、積分回路23の積分容量部23b
の容量Cout とによって決まり、(5)式によって与え
られる。
【0086】
【数5】 ΔVout =Cgs( Von−Voff )/Cout …(5) 積分回路23において信号が読み出されると、制御信号
a31はオフ電圧とされ、読出用TFT33は信号線4か
ら切り離され、これに伴って出力波形d3 は、オフセッ
トΔVout 分低下する。
【0087】この直後に、制御信号b3 がオフからオン
になると、調整用TFT71が信号線4に接続され、出
力波形d3 はオフセットΔVout.sub 分上昇し、この
後、コントロール部25Bは、リセット用制御線6にリ
セット信号r3 を供給して、出力波形d3 は零レベルと
なる。
【0088】なお、調整用TFT71におけるオフセッ
トΔVout-sub は、同図に示すようなコンデンサ92の
容量Cgs.subと、ゲート電圧差(Von.sub−Voff.sub
)と、積分回路23の積分容量部23bの容量Cout
とによって決まり、(6)式によって与えられる。
【0089】
【数6】 ΔVout.sub =Cgs.sub( Von.sub−Voff.sub )/Cout …(6) 以上の動作が2行目以下の読出用TFT33においても
順次実行されて1枚の画像を読み出す。
【0090】つまり、読出用TFTは垂直方向走査周期
内に1回オン状態となるのに対して、調整用TFTは水
平方向走査周期内に1回オン状態となるように駆動され
る。
【0091】以上説明したように、本実施の形態3によ
れば、上述した実施の形態1と略同一の効果を得ること
ができる。
【0092】加えて、追加した調整用TFT71と各画
素の読出用TFT33のそれぞれのオフセット電圧が互
いに打ち消しあうことにより、スイッチングによるオフ
セット電圧を低減させることができる。したがって、透
視などの小信号を検出する場合に、積分回路23のダイ
ナミックレンジを無駄にすることなく、信号を十分に増
幅することができるために、S/N比も向上させること
ができる。
【0093】以上、本発明の実施の形態を詳述してきた
が、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものでは
ない。
【0094】例えば、上述した実施の形態では、光電変
換素子としてセレンを用いる場合について述べたが、増
感紙とフォトダイオードとの組合せを用いるようにして
も良い。
【0095】また、実施の形態1では、制御信号を階段
状に下降させる場合について述べたが、図9に示すよう
に、制御信号a15を連続的に下降させてオフ電圧に戻す
ようにしても良い。
【0096】また、実施の形態2では、制御信号a21,
a22,a23,a24を一斉にオフ電圧とする際に、オン電
圧からオフ電圧へ一度に下げる場合について述べたが、
階段状に下降させるようにしても良いし、連続的に下降
させてオフ電圧に戻すようにしても良い。
【0097】また、実施の形態3と実施の形態2とを組
み合わせて実施するようにしても良い。この場合は、画
素の行数と同数行の調整用TFT71がそれぞれ対応さ
せて設けられる。すなわち、例えば4行の画素からなる
ときは、図10に示すように、1行目(2行目、3行
目、4行目)の垂直選択線5に供給される制御信号a41
(a42,a43,a44)がオン電圧とされるのと略同時
に、対応する1行目(2行目、3行目、4行目)の調整
部制御線8に供給される制御信号b41(b42,b43,b
44)がオフ電圧とされ、4行目の垂直選択線5に供給さ
れる制御信号a44がオフ電圧とされるのと略同時に制御
信号b41,b42,b43,b44が一斉にオン電圧となるよ
うに制御される。
【0098】また、実施の形態3では、垂直選択線5を
1本ずつ順次オンとして各行の画素から信号を読み出す
場合について述べたが、同時に2本の垂直選択線5をオ
ンにして、2画素を同時に読み出す駆動を行うように構
成しても良い。
【0099】また、実施の形態3において、1列の読取
用TFT33(1本の信号線)について2つの調整用T
FT71を設けるようにしても良い。また、この場合、
例えば一方の行の調整用TFT71を1行目及び3行目
の読取用TFT33に対応させて、また、他方の行の調
整用TFT71を2行目及び4行目の読取用TFT33
に対応させて、オン/オフさせるようにしても良い。さ
らに、1行の調整用TFT71のオフ状態の期間を2行
分の読取用TFT33の読出時間を含むように設定し
て、2つの行の調整用TFT71を交互にオン/オフさ
せるようにしても良い。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リーク電流の発生を抑制することができるので、S/N
比を向上させ信号を正確に読み出すことができ、また、
シェーディングも減少させることができる。
【0101】また、例えば読出制御手段が、電荷読出手
段のスイッチング素子をオン状態とすると共に調整手段
のスイッチング素子をオフ状態とし、電荷読出手段のス
イッチング素子をオフ状態とすると共に調整手段のスイ
ッチング素子をオン状態とするように構成することによ
って、調整手段と各画素の電荷読出手段とのそれぞれの
オフセット電圧が互いに打ち消しあうことにより、スイ
ッチングによるオフセット電圧を低減させることができ
る。
【0102】したがって、例えば、透視などの小信号を
検出する場合に、積分回路のダイナミックレンジを無駄
にすることなく、信号を十分に増幅することができるた
めに、S/N比も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による平面型X線固体検
出器の構成を示す回路図である。
【図2】同平面型X線固体検出器の動作を説明するため
のタイムチャートである。
【図3】同平面型X線固体検出器の動作を説明するため
のタイムチャートである。
【図4】本発明の実施の形態2による平面型X線固体検
出器の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図5】本発明の実施の形態3による平面型X線固体検
出器の構成を示す回路図である。
【図6】同平面型X線固体検出器の動作を説明するため
のタイムチャートである。
【図7】同平面型X線固体検出器の動作を説明するため
のタイムチャートである。
【図8】同平面型X線固体検出器の動作を説明するため
の回路図である。
【図9】本発明の実施の形態1の変形例による平面型X
線固体検出器の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図10】本発明の実施の形態2の変形例による平面型
X線固体検出器の動作を説明するためのタイムチャート
である。
【図11】従来技術を説明するための回路図である。
【図12】従来技術を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図13】従来技術を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図14】従来技術を説明するための回路図である。
【符号の説明】
1,1B X線検出部 2,2B 読出回路部 21,21B ゲートドライバ(読出制御手段、シフト
レジスタ) 22 ゲートドライバ(読出制御手段) 23 積分回路 25,25B コントロール部(読出制御手段) 3 画素 31 光電変換素子(電荷変換手段) 32 蓄積容量部(電荷蓄積手段) 33 読出用TFT(電荷読出手段、スイッチング素
子) 7 調整部(調整手段) 71 調整用TFT(スイッチング素子)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出面に配列された複数の画素に対応し
    て設けられ、入射した放射線を電荷に変換する電荷変換
    手段と、 前記電荷変換手段に対応して設けられ、前記電荷変換手
    段により変換された電荷を蓄積する電荷蓄積手段と、 前記電荷蓄積手段に蓄積された電荷を読み出す電荷読出
    手段と、 前記電荷読出手段に前記電荷の読出動作を行わせる制御
    信号を与える読出制御手段とを備えた放射線検出器であ
    って、 前記読出制御手段は、前記制御信号を前記電荷読出手段
    による前記電荷の読出動作を可能とする読出状態から前
    記電荷の読出動作を休止させる非読出状態へと移行させ
    る際には、前記制御信号のレベルを徐々に変化させるこ
    とを特徴とする放射線検出器。
  2. 【請求項2】 前記電荷読出手段は、前記制御信号のレ
    ベルに応じて切替動作を行うスイッチング素子を有し、 前記読出制御手段は、前記電荷読出手段に電荷の読出動
    作を開始させる際には前記制御信号を前記スイッチング
    素子がオン状態となるオン電圧に切り替え、前記電荷読
    出手段に電荷の読出動作を休止させる際には、前記制御
    信号のレベルを前記オン電圧から徐々に降下させて前記
    スイッチング素子がオフ状態となるオフ電圧とすること
    を特徴とする請求項1記載の放射線検出器。
  3. 【請求項3】 前記読出制御手段は、前記スイッチング
    素子をオフ状態とする際に、前記制御信号のレベルを前
    記オン電圧から前記オフ電圧まで略階段状に降下させる
    ことを特徴とする請求項2記載の放射線検出器。
  4. 【請求項4】 前記読出制御手段は、前記スイッチング
    素子をオフ状態とする際に、前記制御信号のレベルを前
    記オン電圧から前記オフ電圧まで連続的に降下させるこ
    とを特徴とする請求項2記載の放射線検出器。
  5. 【請求項5】 検出面に配列された複数群の画素に対応
    して設けられ、入射した放射線を電荷に変換する電荷変
    換手段と、 前記電荷変換手段に対応して設けられ、前記電荷変換手
    段により変換された電荷を蓄積する電荷蓄積手段と、 前記電荷蓄積手段に蓄積された電荷を読み出す電荷読出
    手段と、 前記電荷読出手段に前記電荷の読出動作を行わせる制御
    信号を与える読出制御手段とを備えた放射線検出器であ
    って、 前記読出制御手段は、同一群の画素の前記電荷読出手段
    に対して共通の制御信号を与えると共に、少なくとも所
    定の群の前記電荷読出手段による電荷の読出動作開始か
    ら所定の時間経過後までは複数の前記制御信号を前記電
    荷読出手段による前記電荷の読出動作を可能とする読出
    状態に保持することを特徴とする放射線検出器。
  6. 【請求項6】 前記画素は2次元マトリクス状に配置さ
    れ、各画素に対応して前記電荷変換手段、前記電荷蓄積
    手段、及び前記電荷読出手段が設けられ、かつ前記電荷
    読出手段は前記制御信号が所定のオン電圧のときにオン
    状態となり、前記制御信号が所定のオフ電圧のときにオ
    フ状態となるスイッチング素子を有すると共に、 前記読出制御手段は、同一行の画素の前記電荷読出手段
    に対して共通の制御信号を与え、最も遅く電荷の読出動
    作が開始された行の前記電荷読出手段による電荷の読出
    動作開始から所定の時間経過後に、各行の前記電荷読出
    手段に与える各前記制御信号を略同時に前記オフ電圧と
    することによって、各前記電荷読出手段による前記電荷
    の読出動作を休止させることを特徴とする請求項5記載
    の放射線検出器。
  7. 【請求項7】 前記読出制御手段は、各行の前記電荷読
    出手段のスイッチング素子をスイッチングする前記制御
    信号を送るシフトレジスタと、各前記制御信号を一斉に
    前記オフ電圧とするリセット手段とを有することを特徴
    とする請求項6記載の放射線検出器。
  8. 【請求項8】 検出面に配列された複数の画素に対応し
    て設けられ、入射した放射線を電荷に変換する電荷変換
    手段と、 前記電荷変換手段に対応して設けられ、前記電荷変換手
    段により変換された電荷を蓄積する電荷蓄積手段と、 前記電荷蓄積手段に蓄積された電荷を読み出すスイッチ
    ング素子を有する電荷読出手段と、 前記電荷読出手段に前記電荷の読出動作を行わせる制御
    信号を与える読出制御手段とを備えた放射線検出器であ
    って、 電荷読出手段による電荷の読出開始から読出休止までの
    期間に対応した所定の期間は前記電荷読出手段の出力側
    に対して非接続とされ、前記所定の期間の始点及び終点
    で接続状態が切り替えられて、前記電荷読出手段の出力
    の調整を行うスイッチング素子を有する調整手段と、 入力側に前記電荷読出手段及び前記調整手段が接続さ
    れ、前記電荷読出手段によって読み出された電荷を積分
    する積分回路とを備え、 前記読出制御手段は、前記電荷読出手段のスイッチング
    素子をオン状態とすることで前記電荷の読出を開始さ
    せ、前記電荷読出手段のスイッチング素子をオフ状態と
    することで前記電荷の読出を休止させ、かつ、前記電荷
    読出手段のスイッチング素子をオン状態とすると共に前
    記調整手段のスイッチング素子をオフ状態とし、電荷読
    出手段をオフ状態とする共に調整手段をオン状態とし、 前記電荷読出手段及び前記調整手段のスイッチング素子
    をオン状態からオフ状態に移行させる際には、前記制御
    信号のレベルを徐々に変化させることを特徴とする放射
    線検出器。
  9. 【請求項9】 検出面に配列された複数群の画素に対応
    して設けられ、入射した放射線を電荷に変換する電荷変
    換手段と、 前記電荷変換手段に対応して設けられ、前記電荷変換手
    段により変換された電荷を蓄積する電荷蓄積手段と、 前記電荷蓄積手段に蓄積された電荷を読み出すスイッチ
    ング素子を有する電荷読出手段と、 前記電荷読出手段に前記電荷の読出動作を行わせる制御
    信号を与える読出制御手段とを備えた放射線検出器であ
    って、 各群の画素に対応して設けられ、電荷読出手段による電
    荷の読出開始から読出休止までの期間に対応した所定の
    期間は前記電荷読出手段の出力側に対して非接続とさ
    れ、前記所定の期間の始点及び終点で接続状態が切り替
    えられて、前記電荷読出手段の出力の調整を行うスイッ
    チング素子を有する調整手段と、 入力側に前記電荷読出手段及び前記調整手段が接続さ
    れ、前記電荷読出手段によって読み出された電荷を積分
    する積分回路とを備え、 前記読出制御手段は、同一群の画素の前記電荷読出手段
    に対して共通の制御信号を与え、少なくとも所定の群の
    前記電荷読出手段のスイッチング素子をオン状態として
    電荷の読出を開始してから所定の時間経過後までは複数
    の前記制御信号を前記電荷読出手段のスイッチング素子
    をオン状態に保持し、 前記電荷読出手段のスイッチング素子をオン状態とする
    と共に対応する群の前記調整手段のスイッチング素子を
    オフ状態とし、電荷読出手段をオフ状態として前記電荷
    の読出を休止させると共にオフ状態とされた複数群の前
    記調整手段をオン状態とすることを特徴とする放射線検
    出器。
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