JP2000346731A - センサ - Google Patents

センサ

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JP2000346731A
JP2000346731A JP11159502A JP15950299A JP2000346731A JP 2000346731 A JP2000346731 A JP 2000346731A JP 11159502 A JP11159502 A JP 11159502A JP 15950299 A JP15950299 A JP 15950299A JP 2000346731 A JP2000346731 A JP 2000346731A
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sensor
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bolt
temperature sensor
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Akihiko Iwasaki
昭彦 岩崎
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Tohnichi Mfg Co Ltd
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Tohnichi Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波センサを内蔵するセンサケース内に温
度センサをも内蔵して単体のセンサで締結ボルトの軸力
と同時に温度を測定することもできるようにした。 【解決手段】 一端面が開口するセンサケース14の開
口に、中心部に透孔16を形成してなる環状の前面板1
5を、上記開口を閉塞するようにして固定し、この前面
板15の内側面に環状に形成された圧電素子17を取付
け、また上記前面板15に形成されている透孔16内
に、温度センサを内装包囲してなる保護枠18を嵌入せ
しめると共に、この保護枠18の外側端面と上記前面板
15の外側面とが面一となるように位置固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、締結ボルトの軸力
と温度を共に測定するに使用するセンサであって、特に
超音波センサを内蔵するセンサケース内に温度センサを
も内蔵して単体のセンサで締結ボルトの軸力と同時に温
度を測定することもできるようにしたセンサに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】超音波センサを用いて、例えば締結ボル
トの軸力を測定することは周知であるが、超音波センサ
のみによる締結ボルトの軸力測定では、その被測定体で
ある締結ボルトの温度変化に伴ない軸力測定値が変化
し、正確な軸力を測定することが不可能であった。そこ
で超音波センサを用いた軸力測定値の測定精度を高める
ために、従来では、図2で示すように被測定体である締
結ボルト1の頭部に超音波センサ2を当接支持させると
共に、その頭部側面に温度センサ3を個別に当接支持せ
しめ、その超音波センサ2と温度センサ3とを併用して
締結ボルト1の軸力を検出することが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来ではそ
の超音波センサ2と温度センサが別体であることから、
締結ボルト1への超音波センサ取付作業に加えて温度セ
ンサ3を取付ける作業を個別に行なわなければならず、
超音波センサ2と温度センサ3の取付作業に手間がかか
る。また上記締結ボルト1が小型である場合、あるいは
締結ボルト1の頭部が被締結体4の窪み5内に入れ込ま
れるような場合に、その締結ボルト1の頭部上面に超音
波センサと共に2を位置させることは可能であっても、
そのボルト1の頭部側面に温度センサ3を当接支持させ
ることが困難となり、同一のボルト1に超音波センサと
温度センサの双方をセットすることが不可能であるとい
った問題点があった。
【0004】本発明はかかる従来の問題点に着目してな
されたもので、超音波センサを内蔵する超音波センサケ
ース内に、温度センサを内装すると共に、超音波センサ
の受振面と、温度センサの温度感知面を同一面上に設け
て、超音波ケースの受振面と同一面で締結ねじの温度を
も共に測定することができるセンサの提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1では、一端面が開口するセンサケ
ースの開口に、中心部に透孔を形成してなる環状の前面
板を、上記開口を閉塞するようにして固定し、この前面
板の内側面に環状に形成された圧電素子を取付け、また
上記前面板に形成されている透孔内に、温度センサを内
装包囲してなる保護枠を嵌入せしめると共に、この保護
枠の外側端面と上記前面板の外側面とが面一となるよう
に位置固定しているセンサであることを特徴としてい
る。
【0006】また本発明の請求項2では、請求項1に加
えて、前面板が耐摩耗性を有する材料で形成されてお
り、また保護枠が熱伝導率の高い材料で形成されている
センサであることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図1に示す実施の
形態に基いて詳細に説明する。
【0008】11は軸力を測定すべき締結ねじであるボ
ルトであって、12はそのボルト11頭部の端面を示
す。13は不図示の被締結体に締結されている上記ボル
ト11の軸力及び温度を測定するために使用されるセン
サである。以下このセンサ13の構成について具体的に
説明する。
【0009】14は下端面のみが開口する筒形状のセン
サケースであって、このセンサケース14の材質は、ケ
ースとしての剛性を有する金属、樹脂等を選択的に使用
することができる。15はそのセンサケース14の開口
部を閉塞するようにして位置される前面板であって、こ
の前面板15の形状は、その外周縁がセンサケース14
の内周面に密嵌される形状となっており、またその前面
板15の中央に透孔16を穿設してなる環状に形成され
ている。またこの前面板15の材質は、例えば表−1で
示すように耐摩耗性を有する金属(例えば酸化アルミ
ナ、チッ化アルミ等)を選択使用することができる。1
7は上記前面板15の内側面に、上記透孔16を避けて
接着されている環形状の圧電素子である。18は上記前
面板15に形成されている透孔16に密嵌合される保護
枠であって、この保護枠18の形状は、その内部には温
度センサ19を内装し得るように有底の器形状に形成さ
れている。またこの保護枠18の材質は、表−1で示す
ように熱伝導率の高い、例えばはんだ、無酸素銅、純ア
ルミ等を選択使用することができる。そして上記前面板
15の透孔16内で密嵌合された保護枠18の底部外側
面と、前面板15の外側面とは平坦な面一となるように
形成されて、上記ボルト11の頭部端面12に精度よく
面接触し得るように形成されている。
【0010】20,21は、センサケース14に取付け
られているコネクタであって、コネクタ20はリード線
22を介して圧電素子17に接続されており、またコネ
クタ21はリード線23を介して温度センサ19に接続
されている。24はセンサケース14の内部空間内に充
填されているモールド材であって、このモールド材24
の材質は、絶縁性に優れ、しかも前面板15、保護枠1
8及びセンサケース14相互の固定安定性に優れた、例
えばエポキシ樹脂を使用することができる。
【0011】上記コネクタ20及び21は、不図示であ
る超音波軸力計及び温度計に接続される。
【0012】
【表1】
【0013】以上が本実施の形態であるが、次にその作
用について述べると、上記超音波センサ13は、環形状
の圧電素子17と、その環形状の圧電素子17の中央部
に位置される温度センサ19とを有し、その圧電素子1
7は、前面板15に密接されており、また温度センサ1
9は、保護枠18に密接されている。
【0014】そこでそのセンサ13を用いて、そのセン
サ13の前面板15を軸力及び温度を測定すべきボルト
11の頭部端面12に当接位置させると、センサケース
14内の圧電素子17は耐摩耗性を有する前面板15を
介してボルトの頭部端面12へ間接的に当接され、また
センサケース14内の温度センサ19は、熱伝導率に優
れた保護枠18の底壁を介してボルトの頭部端面12へ
間接的に当接される。
【0015】このようにセンサケース14をボルト11
の頭部端面12上に位置させることで、そのボルト11
の軸力を、前面板15を介しての圧電素子17により検
出することができ、またこれと同時にボルト11の温度
を保護枠18を介しての温度センサ19により検出する
ことができる。従って単体であるセンサ13のセンサケ
ース14をボルトの頭部端面12に当接位置させること
で、圧電素子17及び温度センサ19の双方をボルトの
頭部端面12に間接的ではあるが、位置させることがで
き、圧電素子17と温度センサ19のボルト11へのセ
ット作業を円滑かつ容易に行なうことができる。
【0016】上述のように、センサケース14内に内装
されている圧電素子17は、硬度を高くして耐摩耗性を
有する前面板11により保護されていることから、圧電
素子17の損傷を防止しながらボルト11の軸力を測定
することができる。またセンサケース14内に内装され
ている温度センサ19は保護枠18に保護されているこ
とから、その温度センサ19の損傷を防止できることは
当然のことながら、その保護枠18の材質を熱伝導率の
高い材料で形成していることから、ボルト11の温度変
化に伴なう軸力を精度よく迅速に測定することができ
る。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
超音波センサによれば、単体構造のセンサケース14を
移動操作することで、圧電素子17及び温度センサ19
の双方を共にボルト11の頭部端面12へ位置させるこ
とができ、軸力及び温度を測定すべきボルトへの圧電素
子17及び温度センサ19のセット作業が容易かつ迅速
に行なうことができると共に圧電素子17及び温度セン
サ19の損傷を未然に防止することができ、耐久性と信
頼性に優れた超音波センサが得られる。
【0018】また本発明の請求項2に記載の超音波セン
サによれば、ボルト11の軸力及び温度を圧電素子17
及び温度センサ19に伝達せしめるための伝達精度と伝
達の迅速性が高められ、ボルトの温度変化に伴なう軸力
値を迅速かつ精度よく測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなるセンサの実施の形態を示した断
面説明図。
【図2】従来の超音波センサと温度センサの取付けを示
した説明図。
【符号の説明】
11…ボルト 12…頭部端面 13…センサ 14…センサケース 15…前面板 16…透孔 17…圧電素子 18…保護枠 19…温度センサ 20…コネクタ 21…コネクタ 22…リード線 23…リード線 24…モールド材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端面が開口するセンサケース(14)
    の開口に、中心部に透孔(16)を形成してなる環状の
    前面板(15)を、上記開口を閉塞するようにして固定
    し、この前面板(15)の内側面に環状に形成された圧
    電素子(17)を取付け、また上記前面板(15)に形
    成されている透孔(16)内に、温度センサを内装包囲
    してなる保護枠(18)を嵌入せしめると共に、この保
    護枠(18)の外側端面と上記前面板(15)の外側面
    とが面一となるように位置固定していることを特徴とす
    るセンサ。
  2. 【請求項2】 前面板(15)が耐摩耗性を有する材料
    で形成されており、また保護枠(18)が熱伝導性の高
    い材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載のセンサ。
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