JP2000346569A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2000346569A
JP2000346569A JP11155083A JP15508399A JP2000346569A JP 2000346569 A JP2000346569 A JP 2000346569A JP 11155083 A JP11155083 A JP 11155083A JP 15508399 A JP15508399 A JP 15508399A JP 2000346569 A JP2000346569 A JP 2000346569A
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spiral
pipe
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JP11155083A
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Yuji Fukuyama
雄二 福山
Sumio Yagyu
寿美夫 柳生
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体と伝熱面との熱伝達を効果的に促進して
熱交換性能を高める。 【解決手段】 主管7の内部に芯材8を同芯状に配置し
て、芯材8の外面と主管7の内面との間の隙間を第1流
体路f1とし、芯材8の内部又は主管7の外側を第2流
体路f2として、第2流体路f2の通過第2流体Gと第
1流体路f1の通過第1流体Wとを熱交換させる熱交換
器において、芯材8の外面と主管7の内面とにわたる横
断面形状で主管7の管芯を螺旋中心とする螺旋状に管芯
方向へ延びる螺旋条26を設け、この螺旋条26によ
り、第1流体路f1を管芯方向へ螺旋状に延びる螺旋流
路にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱交換器に関し、詳
しくは、主管の内部に芯材を同芯状に配置して、芯材の
外面と主管の内面との間の隙間を第1流体路とし、そし
て、主管の外側又は芯材の内部を第2流体路として、こ
の第2流体路の通過第2流体と上記第1流体路の通過第
1流体とを夫々の通過過程で熱交換させる熱交換器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の熱交換器では、図15に
示す如く、芯材8の外面と主管7の内面との間に形成さ
れる環状の隙間sを第1流体路f1とし、この環状隙間
sにおいて第1流体Wを主管7の管芯方向と平行な流れ
向きに通過させていた。
【0003】なお、同図15に示す例は、芯材8を管に
して、芯材8の内部を上記環状隙間sに対する第1流体
Wの導入路(ないし導出路)とするバヨネット型の熱交
換器を示し、主管7の外側を第2流体路f2として、こ
の第2流体路f2の通過第2流体Gと第1流体路f1と
しての上記環状隙間sの通過第1流体Wとを熱交換させ
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来構
造では、伝熱管としての主管7の内面と第1流体Wとの
間の熱伝達(芯材8の内部を第2流体路f2とする場合
は芯材8の外面と第1流体Wとの間の熱伝達)を促進し
て熱交換性能を高めるのに、第1流体路f1としての環
状隙間sの隙間寸法e(すなわち、芯材8の外面と主管
7の内面との半径差)を極力小さくして、第1流体Wの
流速を大きくすることが要求されるが、この隙間寸法e
を小さくすると、芯材8と主管7とが製作誤差で僅かに
偏芯するだけでも、芯材8が主管7の内面に接触する状
態になって、また、接触に至らずとも隙間寸法eに対し
相対的に大きな偏芯となって、環状隙間sにおける第1
流体Wの流れの均一性が大きく損なわれ、そのことで却
って全体としての熱伝達の促進が制限されてしまい、こ
のことから、熱交換性能の効果的な向上が難しく、ま
た、熱交換性能の向上に高い製作精度が要求されて製作
コストが高く付く問題があった。
【0005】そしてまた、従来構造では、上記の如く隙
間寸法eの縮小による性能向上が製作上難しいことか
ら、図16に示す如く、主管7と芯材8との組み体の複
数組9′を並列配置する装置構造を採る場合、これら組
み体9′夫々の環状隙間sへ第1流体Wを直列に通過さ
せて各環状隙間sにおける第1流体Wの流量を大きく確
保することで、第1流体Wの流速を大きくして熱伝達を
促進するようにするが、この場合、直列通過であるた
め、また、1つの環状隙間sを通過した第1流体Wを方
向反転させて次の環状隙間sに流入させる形態となるた
め、さらには、その方向反転部の流路構造が複雑になる
ため、全体としての第1流体Wの圧力損失が大きくなっ
て流体搬送に要する動力が嵩み、また、流路構造の複雑
化で製作コストも高く付く問題があった。
【0006】この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、
合理的な流路構造により上記の如き問題を解消する点に
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】〔1〕請求項1に係る発
明では、主管の内部に芯材を同芯状に配置して、この芯
材の外面と前記主管の内面との間の隙間を第1流体路と
し、前記主管の外側又は前記芯材の内部を第2流体路と
して、この第2流体路の通過第2流体と前記第1流体路
の通過第1流体とを夫々の通過過程で熱交換させる熱交
換器において、前記芯材の外面と前記主管の内面とにわ
たる横断面形状で前記主管の管芯を螺旋中心とする螺旋
状に管芯方向へ延びる螺旋条を設け、この螺旋条によ
り、前記第1流体路を管芯方向へ螺旋状に延びる螺旋流
路にする。
【0008】つまり、この構成によれば(図6及び図7
参照)、芯材8の外面と主管7の内面との間の隙間寸法
eの設定と、上記螺旋条26の螺旋ピッチd(換言すれ
ば、上記螺旋流路の管芯方向における流路巾)の設定と
の両方で、第1流体路f1としての上記螺旋流路の流路
断面積を調整することができ、これにより、芯材8の外
面と主管7の内面との間の環状隙間sに対し第1流体W
を管芯方向と平行な流れ向きでに通過させる先述の図1
5に示す如き従来装置において環状隙間sの隙間寸法e
の縮小だけで第1流体Wの流速を大きくするに比べ、隙
間寸法eを小さくすることの必要性を軽減しながら、上
記螺旋流路f1における第1流体Wの流速を十分に大き
く確保することができる。
【0009】また、螺旋条26が主管7の内部で芯材8
の位置決め具としても機能することで、主管7の内部へ
の芯材8の同芯配置(換言すれば、適切な螺旋流路f1
の形成)も容易になり、これらのことから、従来構造に
比べ、製作を容易にして製作コストを安価にしながら
も、図6の如く主管7の外側を第2流体路f2とする場
合では主管7の内面と第1流体Wとの間の熱伝達を、ま
た、図7の如く芯材8の内部を第2流体路f2とする場
合では芯材8の外面と第1流体Wとの間の熱伝達を上記
の流速確保により効果的に促進して、熱交換性能を効果
的に高めることができる。
【0010】なお、請求項1に係る発明の実施において
は、図6に示す如く主管7の外側のみを第2流体路f2
とする形式や、図7に示す如く芯材8の内部のみを第2
流体路f2とする形式に限らず、図8に示す如く主管7
の外側と芯材8の内部の両方を第2流体路f2とする形
式を採用してもよく、この場合、上記螺旋条26を設け
ることで、主管7の内面と第1流体Wとの間の熱伝達、
及び、芯材8の外面と第1流体Wとの間の熱伝達の両方
を効果的に促進することができて、熱交換性能を一層効
果的に高めることができる。
【0011】上記螺旋条26は、芯材8及び主管7のい
ずれとも別体のものを芯材8又は主管7のいずれかに固
着させた状態で芯材8と主管7の間に装備する形式、あ
るいは、別体状態のままで芯材8と主管7の間に装備す
る形式、さらにまた、芯材8又は主管7のいずれか一方
に一体形成しておく形式のいずれを採用してもよいが、
螺旋条26を芯材8に一体形成しておく形式であれば、
芯材8の形成において、芯材外面側への加工で螺旋条2
6を容易に同時形成することができ、この点で製作を容
易にすることができる。
【0012】〔2〕請求項2に係る発明では、請求項1
に係る発明の実施にあたり、前記主管を同芯状に囲う外
管を設けるとともに、この外管と前記主管と前記芯材と
の組み体を内部孔に同芯状に配置する囲い部材を設け、
前記主管の外面と前記外管の内面との間の隙間を前記第
2流体路とし、かつ、前記外管の外面と前記囲い部材に
おける前記内部孔の内面との間の隙間を外側第1流体路
として、この外側第1流体路の通過第1流体を前記第1
流体路の通過第1流体とともに前記第2流体路の通過第
2流体と熱交換させる構造にし、前記外管の外面と前記
内部孔の内面とにわたる横断面形状で前記主管の管芯を
螺旋中心とする螺旋状に管芯方向へ延びる外側螺旋条を
設け、この外側螺旋条により、前記外側第1流体路を管
芯方向へ螺旋状に延びる螺旋流路にする。
【0013】つまり、この構成によれば(図9参照)、
上記の外側第1流体路f3における通過第1流体Wを、
前記第1流体路f1の通過第1流体Wとともに上記第2
流体路f2の通過第2流体Gと熱交換させることで、換
言すれば、主管7の外面と外管6の内面との間の隙間を
通過させる第2流体Gを、主管7の外面と外管6の内面
との表裏2面において第1流体Wと熱交換させること
で、伝熱面積を大きく確保して熱交換性能を高めること
ができる。
【0014】そして、この伝熱面積の増大による性能向
上に加え、上記の外側螺旋条27により、外側第1流体
路f3を管芯方向へ螺旋状に延びる螺旋流路にすること
で、外側第1流体路f3における通過第1流体Wと外管
6の外面との間の熱伝達についても、前述の請求項1に
係る発明による熱伝達の促進(すなわち、第1流体路f
1の通過第1流体Wと主管7の内面との間の熱伝達の促
進)と同様に効果的に促進して、熱交換性能をさらに効
果的に高めることができる。
【0015】また、上記の外側螺旋条27は囲い部材5
の内部孔において外管6の位置決め具としても機能し、
これにより、装置製作において囲い部材5の内部孔への
外管6の同芯配置も容易になる。
【0016】なお、請求項2に係る発明の実施において
は、主管7の外面と外管6の内面との間の隙間のみを第
2流体路f2とする形式に限らず、主管7の外面と外管
6の内面との間の隙間、及び、芯材8の内部の両方を第
2流体路f2とする形式を採用して、伝熱面積をさらに
大きく確保するようにしてもよい。
【0017】また、図10に示す如く、主管7の外面と
外管6の内面とにわたる横断面形状で主管7の管芯を螺
旋中心とする螺旋状に管芯方向へ延びる第2流体用の螺
旋条28を設け、この第2流体用の螺旋条28により、
主管7の外面と外管6の内面との間の第2流体路f2を
管芯方向へ螺旋状に延びる螺旋流路にすることで、主管
7の外面と第2流体Gとの間の熱伝達、及び、外管6の
内面と第2流体Gとの間の熱伝達も効果的に促進して、
熱交換性能をさらに効果的に高めるようにしてもよい。
【0018】上記の外側螺旋条27は、外管6及び囲い
部材5のいずれとも別体のものを外管6又は囲い部材5
のいずれかに固着させた状態で外管6と囲い部材5の間
に装備する形式、あるいは、別体状態のままで外管6と
囲い部材5の間に装備する形式、さらにまた、外管6又
は囲い部材5のいずれか一方に一体形成しておく形式の
いずれを採用してもよいが、外側螺旋条27を外管6に
一体形成しておく形式であれば、外管6の形成におい
て、外管外面側への加工で外側螺旋条27を容易に同時
形成することができ、この点で製作を容易にすることが
できる。
【0019】同様に、図10に示す如き第2流体用の螺
旋条28を設ける場合についても、この第2流体用の螺
旋条28は、主管7及び外管6のいずれとも別体のもの
を主管7又は外管6のいずれかに固着させた状態で主管
7と外管6の間に装備する形式、あるいは、別体状態の
ままで主管7と外管6の間に装備する形式、さらにま
た、主管7又は外管6のいずれか一方に一体形成してお
く形式のいずれを採用してもよい。
【0020】〔3〕請求項3に係る発明では、請求項1
又は2に係る発明の実施にあたり、前記主管と前記芯材
との組み体の複数組、又は、前記囲い部材と前記外管と
前記主管と前記芯材との組み体の複数組を並列に配置
し、これら並列配置した複数組の組み体の夫々における
前記第1流体路又は前記外側第1流体路へ第1流体を並
列に通過させる構造にする。
【0021】つまり、先述の如く従来では、主管7と芯
材8との組み体9′の複数組を並列配置する装置構造を
採る場合(図16参照)、これら組み体9′の夫々にお
ける芯材8と主管7の間の第1流体路f1としての環状
隙間sへ第1流体Wを直列に通過させて各環状隙間sに
おける第1流体Wの流量を大きく確保することで、第1
流体Wの流速を大きくして熱伝達を促進するようにした
が、このような直列形式に比べ、上記構成によれば(図
11及び図12参照)、並列配置した複数組の組み体
9′,9の夫々における第1流体路f1又は外側第1流
体路f3へ第1流体Wを並列に通過させるから、仮に、
これら第1流体路f1としての螺旋流路又は外側第1流
体路f3としての螺旋流路の各々の流路抵抗が従来にお
ける第1流体路としての環状隙間sの各々の流路抵抗と
同じ、ないし、それより多少大きいとしても、これら第
1流体路f1の流路群又は外側第1流体路f3の流路群
の全体としての流路抵抗(換言すれば、それら流路群の
全体についても第1流体Wの圧力損失)はかなり小さく
することができる。
【0022】また、1つの第1流体路f1又は外側第1
流体路f3を通過した第1流体Wを方向反転させて次の
第1流体路f1又は外側第1流体路f3へ流入させると
いったことを不要にし得る(直列形式を組み合わせる場
合では、方向反転の繰り返し回数を低減できる)こと
や、このように方向反転が不要になる(ないしは、方向
反転の繰り返し回数が低減する)ことで流路構造を簡単
にし得ることからも、第1流体路f1の流路群又は外側
第1流体路f3の流路群の全体としての流路抵抗を低減
でき、これにより、複数の組み体9,9′を並列配置す
る装置構造を採ることにおいて、流体搬送に要する動力
を効果的に低減できるとともに、流路構造の簡単化で製
作を容易にして製作コストも安価にすることができる。
【0023】そして、このように第1流体Wを複数の組
み体9,9′夫々の第1流体路f1又は外側第1流体路
f3に分配して並列に通過させることで全体としての流
路抵抗(第1流体Wの圧力損失)を効果的に低減するよ
うにしながらも、熱交換性能については、請求項1に係
る発明による熱伝達の促進(すなわち、第1流体路f1
の通過第1流体Wと主管7の内面(ないし芯材8の外
面)との間の熱伝達の促進)や、請求項2に係る発明に
よる熱伝達の促進(すなわち、外側第1流体路f3の通
過第1流体Wと外管6の外面との間の熱伝達の促進)を
もって、高い熱交換性能を確保することができる。
【0024】〔4〕請求項4に係る発明では、請求項1
〜3のいずれか1項に係る発明の実施にあたり、前記螺
旋条又は前記外側螺旋条を弾性材で形成する。
【0025】つまり(図6及び図9参照)、前記の螺旋
条26を弾性材で形成する場合、芯材8と主管7とが製
作誤差で多少偏芯するとしても、また、螺旋条26その
ものに製作誤差があるとしても、それら偏芯や螺旋条2
6そのものの製作誤差を弾性材で形成した螺旋条26の
弾性変形により吸収した状態で、芯材8の外面と主管7
の内面との間に螺旋条26を適切に装備して、第1流体
路f1としての螺旋流路を適切に形成することができ
る。
【0026】また同様に、前記の外側螺旋条27を弾性
材で形成する場合、外管6と囲い部材5の内部孔とが製
作誤差で多少偏芯するとしても、また、外側螺旋条27
そのものに製作誤差があるとしても、それら偏芯や外側
螺旋条27そのものの製作誤差を弾性材で形成した外側
螺旋条27の弾性変形により吸収した状態で、外管6の
外面と囲い部材5の内部孔の内面との間に外側螺旋条2
7を適切に装備して、外側第1流体路f3としての螺旋
流路を適切に形成することができ、これらのことによ
り、装置の製作を一層容易にすることができる。
【0027】そしてまた、弾性材は一般に熱伝導性が低
いことから、螺旋条26を弾性材とすることにより、第
1流体路f1としての螺旋流路での螺旋条26を介して
の第1流体Wどうしの熱授受も効果的に抑止することが
でき、また同様に、外側螺旋条27を弾性材とすること
により、外側第1流体路f3としての螺旋流路での外側
螺旋条27を介しての第1流体Wどうしの熱授受も効果
的に抑止することができ、これらことで、熱交換性能も
さらに効果的に高めることができる。
【0028】〔5〕請求項5に係る発明では、請求項1
〜4のいずれか1項に係る発明の実施にあたり、前記螺
旋条又は前記外側螺旋条を並列の複数条にして、前記第
1流体路又は前記外側第1流体路を並列の複数螺旋流路
にする。
【0029】つまり、この構成によれば(図13及び図
14参照)、第1流体路f1又は外側第1流体路f3に
おいて第1流体Wに対し案内壁として機能する螺旋条2
6又は外側螺旋条27を並列の複数条にすることで、第
1流体Wに対する整流機能を高めて、第1流体路f1又
は外側第1流体路f3としての螺旋流路における各流路
断面での第1流体Wの流速分布を管芯方向(すなわち、
螺旋流路の流路巾方向)について均一化することがで
き、これにより、螺旋条26を並列の複数条とする場合
では、主管7の内面ないし芯材8の外面と第1流体路f
1における通過第1流体Wとの間の熱伝達を、また、外
側螺旋条27を並列の複数条とする場合では、外管6の
外面と外側第1流体路f3における通過第1流体Wとの
間の熱伝達を一層効果的に達成して、熱交換性能をさら
に効果的に高めることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】図1はスターリングサイクル機器
の熱入出力部を示し、多管構造の熱交換器1をシリンダ
室2の頭部に取り付け、シリンダ室2からガス路3への
作動ガスGの吐出とガス路3からシリンダ室2への作動
ガスGの吸入とをピストン4の往復動作に伴い繰り返す
ことにおいて、その作動ガスGを上記熱交換器1で熱交
換対象の流体Wと熱交換させる。
【0031】ガス路3は蓄熱材を充填した再生熱交換器
を介してスターリングサイクル機器における他のシリン
ダ室に連通させてあり、作動ガスGにはヘリウムガスや
水素ガスあるいは空気などの種々の気体が用いられる。
【0032】また、熱交換対象の流体Wの一例として
は、放熱源としての冷却用流体(例えば冷却水)や、吸
熱源としての冷却対象流体(例えば冷水やブライン)、
あるいは、加熱源としての高温流体(例えば燃焼ガスや
廃熱保有水)を挙げることができる。
【0033】上記熱交換器1は、同図1〜図5及び図9
に示す如く、囲い部材としての囲い管5の内部に外管6
を同芯状に配置するとともに、その外管6の内部にシリ
ンダ室側の端部を閉塞した主管7を同芯状に配置し、さ
らに、その主管7の内部に芯材としての内管8を同芯状
に配置した多重管構造の組み体9を単位ユニットとし、
この組み体9をシリンダ室2の筒軸芯Pと平行な姿勢で
環状に並列配置した構造にしてある。
【0034】そして、これら組み体9の夫々における内
管8の外面と主管7の内面との間の隙間を第1流体路f
1として、これら第1流体路f1を、後述の第1流体路
用のヘッダ構造を介し熱交換対象流体Wの供給路10a
及び排出路11aに接続するとともに、組み体9の夫々
における外管6の外面と囲い管5の内面との間の隙間を
外側第1流体路f3として、これら外側第1流体路f3
を、後述の外側第1流体路用のヘッダ構造を介し同じく
熱交換対象流体Wの供給路10b及び排出路11bに接
続し、これに対し、組み体9の夫々における主管7の外
面と外管6の内面との間の隙間を第2流体路f2とし
て、これら第2流体路f2のシリンダ室側端をシリンダ
室2に開口させるとともに、これら第2流体路f2の反
シリンダ室側端を第2流体路用のヘッダ室12を通じて
ガス路3に連通させてある。
【0035】また、内管8と主管7との組み体について
は、いわゆるバヨネット形式を採用し、内管8の内部
を、内管8の外面と主管7の内面との間の上記第1流体
路f1に対する熱交換対象流体Wの導出入路にしてあ
る。
【0036】つまり、この構造により、組み体9の夫々
における内管8の外面と主管7の内面との間の第1流体
路f1、及び、外管6の外面と囲い管5の内面との間の
外側第1流体路f3に、第1流体としての熱交換対象流
体Wを通過させ、一方、組み体9の夫々における主管7
の外面と外管6の内面との間の第2流体路f2に、第2
流体としての作動ガスGを通過させ、これらの通過過程
で作動ガスGと熱交換対象流体Wとを熱交換させる。
【0037】第1流体路用のヘッダ構造については、各
主管7の反シリンダ室側の端部を保持する主管保持部材
13に、全ての組み体9の第1流体路f1を開口させる
環状溝14を形成し、そして、この環状溝14に、各内
管8の反シリンダ室側の端部を保持するリング状の内管
保持部材15を嵌合させる組み付け構造において、この
内管保持部材15の内管側端面に、全ての組み体9の第
1流体路f1に連通させる渡りヘッダ室用の環状溝16
を形成し、一方、この内管保持部材15の反内管側端面
には、半数の組み体9の内管8の内部に連通する入口ヘ
ッダ室用の半弧状溝17、及び、残りの半数の組み体9
の内管8の内部に連通する出口ヘッダ室用の半弧状溝1
8を形成してある。
【0038】すなわち、主管保持部材13の環状溝14
に内管保持部材15を嵌合させて、その環状溝14に対
する蓋部材19を主管保持部材13に連結した組み付け
状態において、半弧状溝17により形成される入口ヘッ
ダ室h1で供給路10aからの第1流体W(熱交換対象
流体)を半数の組み体9の内管8の内部に分配供給し
て、これら半数の組み体9の第1流体路f1へ第1流体
Wを並列的に通過させ、続いて、これら半数の組み体9
の第1流体路f1を通過した第1流体Wを、環状溝16
により形成される渡りヘッダ室h2を通じ、残りの半数
の組み体9の第1流体路f1へ並列的に通過させ、そし
て、これら残りの半数の組み体9の第1流体路f1を通
過した第1流体Wを、これら残りの半数の組み体9の内
管8の内部を通じ、半弧状溝18により形成される出口
ヘッダ室h3で集合させて、この出口ヘッダ室h3から
排出路11aへ送出する。
【0039】また、外側第1流体路用のヘッダ構造につ
いては、各囲い管5のシリンダ室側の端部を保持する円
盤状の囲い管保持部材20に、全ての組み体9の外側第
1流体路f3のシリンダ室側端に連通させる入口ヘッダ
室用の環状溝21を形成するとともに、各囲い管5の反
シリンダ室側の端部を保持する円盤状の囲い管保持部材
22に、全ての組み体9の外側第1流体路f3の反シリ
ンダ室側端に連通させる出口ヘッダ室用の環状溝23を
形成してある。
【0040】すなわち、各外管6のシリンダ室側の端部
を保持する円盤状の外管保持部材24とシリンダ室側の
囲い管保持部材20とを組み付け、かつ、各外管6の反
シリンダ室側の端部を保持する円盤状の外管保持部材2
5と反シリンダ室側の囲い管保持部材22とを組み付け
た状態において、環状溝21により形成される入口ヘッ
ダ室h4で供給路10bからの第1流体W(熱交換対象
流体)を全ての組み体9の外側第1流体路f3へ分配供
給して、これら外側第1流体路f3へ第1流体Wを並列
的に通過させ、そして、これら外側第1流体路f3を通
過した第1流体Wを、環状溝23により形成される出口
ヘッダ室h5で集合させて、この出口ヘッダ室h5から
排出路11bへ送出する。
【0041】各組み体9における内管8の外面と主管7
の内面との間には、それら内管8の外面と主管7の内面
とにわたる横断面形状で、主管7の管芯を螺旋中心とす
る螺旋状に管芯方向へ延びる螺旋条26を設け、この螺
旋条26により、内管8の外面と主管7の内面との間の
前記第1流体路f1を管芯方向へ螺旋条に延びる螺旋流
路にしてある。
【0042】また同様に、各組み体9における外管6の
外面と囲い管5の内面との間には、それら外管6の外面
と囲い管5の内面とにわたる横断面形状で、主管7の管
芯を螺旋中心とする螺旋状に管芯方向へ延びる外側螺旋
条27を設け、この外側螺旋条27により、外管6の外
面と囲い管5の内面との間の前記外側第1流体路f3を
管芯方向へ螺旋条に延びる螺旋流路にしてある。
【0043】つまり、上記螺旋条26を設けることによ
り、内管8の外面と主管7の内面との間の隙間寸法eの
設定と、螺旋条26の螺旋ピッチd(螺旋流路の管芯方
向における流路巾)の設定との両方で、第1流体路f1
としての上記螺旋流路の流路断面積を調整できるように
し、これにより、隙間寸法eの縮小だけで第1流体Wの
流速を大きくするに比べ、隙間寸法eを小さくすること
の必要性を軽減して製作を容易にしながら、第1流体路
f1としての上記螺旋流路における第1流体Wの通過流
速を十分に大きく確保して、伝熱面としての主管7の内
面と通過第1流体Wとの間の熱伝達を効果的に促進す
る。
【0044】また、上記外側螺旋条27を設けることに
より、同様に、外管6の外面と囲い管5の内面との間の
隙間寸法e′を小さくすることの必要性を軽減して製作
を容易にしながら、外側第1流体路f3としての上記螺
旋流路における第1流体Wの通過流速を十分に大きく確
保して、伝熱面としての外管6の外面と通過第1流体W
との間の熱伝達を効果的に促進し、これら主管7の内面
側及び外管6の外面側の双方の熱伝達の促進により熱交
換性能を効果的に高める。
【0045】なお、螺旋条26は芯材としての内管8に
一体形成してあり、これら螺旋条26と内管8との一体
形成品はゴムなどの弾性材で形成してある。一方、外側
螺旋条27は金属製の外管6の外面に対する削り出し加
工で外管6に一体形成してある。
【0046】〔別実施形態〕前述の実施形態では、芯材
としての内管8の内部を、内管8の外面と主管7の内面
との間の第1流体路f1に対する第1流体Wの導出入路
とするバヨネット形式を採用したが、本発明は、主管7
の内部に同芯状に配置する芯材を中実材として主管7の
外側を第2流体路f2とする形式や、図7に示す如く芯
材8(内管)の内部を第2流体路f2とする形式、ある
いは、図8に示す如く芯材8の内部と主管7の外側との
両方を第2流体路f2とする形式にも適用できる。
【0047】前述の実施形態では、主管7の外面と外管
6の内面との間の環状隙間を第2流体路f2にしたが、
図10に示す如く、主管7の外面と外管6の内面とにわ
たる横断面形状で主管7の管芯を螺旋中心とする螺旋状
に管芯方向へ延びる第2流体用の螺旋条28を設け、こ
の第2流体用の螺旋条28により、主管7の外面と外管
6の内面との間の第2流体路f2についても管芯方向へ
螺旋状に延びる螺旋流路にする構造を採用してもよい。
【0048】また、前述の実施形態では、芯材8(内
管)の外面と主管7の内面との間に1条の螺旋条26を
装備するとともに、外管6の外面と囲い管5の内面との
間に1条の外側螺旋条27を装備する例を示したが、こ
れに代え、図13や図14に示す如く、芯材8(内管)
の外面と主管7の内面との間に装備する螺旋条26や外
管6の外面と囲い管5の内面との間に装備する外側螺旋
条27を並列の複数条(図の例では3条)にして、第1
流体路f1や外側第1流体路f3を並列の複数螺旋流路
にするようにしてもよい。
【0049】螺旋条26や外側螺旋条27を弾性材で形
成する場合、その弾性材としてはゴムやフッ素樹脂を初
めとして種々のものを適用できる。
【0050】前述の実施形態では、外管6と主管7と芯
材8(内管)との組み体を囲い部材としての囲い管5の
内部に同芯状に配置する構造を示したが、外管6と主管
7と芯材8(内管)との組み体を内部孔に同芯状に配置
する囲い部材は、管材に限定されるものではなく、ブロ
ック体であってもよい。
【0051】本発明による熱交換器はスターリングサイ
クル機器での使用に限らず、各種分野で使用でき、熱交
換させる第1流体W及び第2流体Gは夫々、どのような
液体、あるいは、どのような気体であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示す熱交換器の全体縦断面図
【図2】実施形態を示す要部の縦断面図
【図3】実施形態を示す要部の一部切欠斜視図
【図4】実施形態を示す要部の分解図
【図5】実施形態を示す図であり、(イ)は要部の平面
図(ロ)は要部の側面図、(ハ)は要部の背面図
【図6】発明構成を説明する縦断面図
【図7】発明構成を説明する縦断面図
【図8】発明構成を説明する縦断面図
【図9】実施形態を示すとともに発明構成を説明する縦
断面図
【図10】発明構成を説明する縦断面図
【図11】発明構成を説明する縦断面図
【図12】発明構成を説明する縦断面図
【図13】発明構成を説明する図であり、(イ)は一部
切欠斜視図、(ロ)は螺旋条のみを強調した斜視図
【図14】発明構成を説明する図であり、(イ)は一部
切欠斜視図、(ロ)は螺旋条及び外側螺旋条のみを強調
した斜視図
【図15】従来構造を示す縦断面図
【図16】従来構造を示す縦断面図
【符号の説明】
5 囲い部材 6 外管 7 主管 8 芯材 9 囲い部材と外管と主管と芯材との組み体 9′ 主管と芯材との組み体 26 螺旋条 27 外側螺旋条 f1 第1流体路 f2 第2流体路 f3 外側第1流体路 G 第2流体 w 第1流体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主管の内部に芯材を同芯状に配置して、
    この芯材の外面と前記主管の内面との間の隙間を第1流
    体路とし、 前記主管の外側又は前記芯材の内部を第2流体路とし
    て、この第2流体路の通過第2流体と前記第1流体路の
    通過第1流体とを夫々の通過過程で熱交換させる熱交換
    器であって、 前記芯材の外面と前記主管の内面とにわたる横断面形状
    で前記主管の管芯を螺旋中心とする螺旋状に管芯方向へ
    延びる螺旋条を設け、 この螺旋条により、前記第1流体路を管芯方向へ螺旋状
    に延びる螺旋流路にしてある熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記主管を同芯状に囲う外管を設けると
    ともに、この外管と前記主管と前記芯材との組み体を内
    部孔に同芯状に配置する囲い部材を設け、 前記主管の外面と前記外管の内面との間の隙間を前記第
    2流体路とし、かつ、前記外管の外面と前記囲い部材に
    おける前記内部孔の内面との間の隙間を外側第1流体路
    として、この外側第1流体路の通過第1流体を前記第1
    流体路の通過第1流体とともに前記第2流体路の通過第
    2流体と熱交換させる構造にし、 前記外管の外面と前記内部孔の内面とにわたる横断面形
    状で前記主管の管芯を螺旋中心とする螺旋状に管芯方向
    へ延びる外側螺旋条を設け、 この外側螺旋条により、前記外側第1流体路を管芯方向
    へ螺旋状に延びる螺旋流路にしてある請求項1記載の熱
    交換器。
  3. 【請求項3】 前記主管と前記芯材との組み体の複数
    組、又は、前記囲い部材と前記外管と前記主管と前記芯
    材との組み体の複数組を並列に配置し、 これら並列配置した複数組の組み体の夫々における前記
    第1流体路又は前記外側第1流体路へ第1流体を並列に
    通過させる構造にしてある請求項1又は2記載の熱交換
    器。
  4. 【請求項4】 前記螺旋条又は前記外側螺旋条を弾性材
    で形成してある請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱
    交換器。
  5. 【請求項5】 前記螺旋条又は前記外側螺旋条を並列の
    複数条にして、前記第1流体路又は前記外側第1流体路
    を並列の複数螺旋流路にしてある請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の熱交換器。
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