JP2000346003A - 油圧コントロールバルブユニット - Google Patents
油圧コントロールバルブユニットInfo
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-
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- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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- B29C45/2628—Moulds with mould parts forming holes in or through the moulded article, e.g. for bearing cages
-
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Abstract
(57)【要約】
【課題】製造コストの削減を図ることが可能な油圧コン
トロールバルブユニットを得る。 【解決手段】油圧コントロールバルブユニット１０は、
油圧回路を構成する油溝５０、５２、５４が設けられた
バルブボディ１２、１４、１６と、油溝５０、５２、５
４をシールする凸状部６０、６２が一体的に設けられた
セパレータプレート１８、２０とによって構成されてい
る。この場合、バルブボディ１２、１４、１６は、エン
ジニアリングプラスチック等の樹脂製材料で形成されて
いる。
トロールバルブユニットを得る。 【解決手段】油圧コントロールバルブユニット１０は、
油圧回路を構成する油溝５０、５２、５４が設けられた
バルブボディ１２、１４、１６と、油溝５０、５２、５
４をシールする凸状部６０、６２が一体的に設けられた
セパレータプレート１８、２０とによって構成されてい
る。この場合、バルブボディ１２、１４、１６は、エン
ジニアリングプラスチック等の樹脂製材料で形成されて
いる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧コントロール
バルブユニットに関し、一層詳細には、軽量化を図るこ
とが可能な油圧コントロールバルブユニットに関する。
バルブユニットに関し、一層詳細には、軽量化を図るこ
とが可能な油圧コントロールバルブユニットに関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車の自動変速機に用いられる油圧コ
ントロールバルブユニットは、複数のバルブボディと、
これらバルブボディの間に装着される複数のセパレータ
プレートとによって構成されている（例えば、特開平７
−３０１３１９号公報参照）。この場合、バルブボディ
は、アルミニウム等の金属製材料で形成されている。
ントロールバルブユニットは、複数のバルブボディと、
これらバルブボディの間に装着される複数のセパレータ
プレートとによって構成されている（例えば、特開平７
−３０１３１９号公報参照）。この場合、バルブボディ
は、アルミニウム等の金属製材料で形成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のバル
ブボディは金属製材料で形成されているため、油圧コン
トロールバルブユニット全体の重量が重くなるという不
都合が生じている。また、バルブボディを加工する際に
発生する切粉等を除去するための装置を油圧コントロー
ルバルブユニットに設ける必要があり、さらに、錆の発
生を防止するための対策や、バルブボディ中に存在する
巣に対する対策等が必要である。従って、油圧コントロ
ールバルブユニットの製造コストが高くなるという不都
合が生じている。
ブボディは金属製材料で形成されているため、油圧コン
トロールバルブユニット全体の重量が重くなるという不
都合が生じている。また、バルブボディを加工する際に
発生する切粉等を除去するための装置を油圧コントロー
ルバルブユニットに設ける必要があり、さらに、錆の発
生を防止するための対策や、バルブボディ中に存在する
巣に対する対策等が必要である。従って、油圧コントロ
ールバルブユニットの製造コストが高くなるという不都
合が生じている。
【０００４】本発明は、前記の不都合を解決するために
なされたものであり、軽量化および低廉化が実現された
油圧コントロールバルブユニットを得ることを目的とす
る。
なされたものであり、軽量化および低廉化が実現された
油圧コントロールバルブユニットを得ることを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る油圧コント
ロールバルブユニットにおいては、バルブボディが１５
０℃以上の耐熱性を備えた樹脂製材料で形成されている
（請求項１記載の発明）。そして、前記樹脂製材料とし
ては、エンジニアリングプラスチックが用いられている
（請求項２記載の発明）。
ロールバルブユニットにおいては、バルブボディが１５
０℃以上の耐熱性を備えた樹脂製材料で形成されている
（請求項１記載の発明）。そして、前記樹脂製材料とし
ては、エンジニアリングプラスチックが用いられている
（請求項２記載の発明）。
【０００６】また、本発明に係る油圧コントロールバル
ブユニットにおいては、バルブボディがエンジニアリン
グプラスチックで形成されている（請求項３記載の発
明）。そして、前記エンジニアリングプラスチックは、
１５０℃以上の耐熱性を備えている（請求項４記載の発
明）。
ブユニットにおいては、バルブボディがエンジニアリン
グプラスチックで形成されている（請求項３記載の発
明）。そして、前記エンジニアリングプラスチックは、
１５０℃以上の耐熱性を備えている（請求項４記載の発
明）。
【０００７】従って、このように構成された油圧コント
ロールバルブユニットにおいては、軽量化および低廉化
を実現するとともに、十分な強度および耐熱性を確保す
ることができる。また、この場合、オイル漏れの発生が
確実に回避される。
ロールバルブユニットにおいては、軽量化および低廉化
を実現するとともに、十分な強度および耐熱性を確保す
ることができる。また、この場合、オイル漏れの発生が
確実に回避される。
【０００８】なお、前記エンジニアリングプラスチック
として、スーパーエンジニアリングプラスチックを用い
るようにしてもよく（請求項５記載の発明）、さらに、
前記スーパーエンジニアリングプラスチックとして、ポ
リエーテルイミドを用いるようにしてもよい（請求項６
記載の発明）。
として、スーパーエンジニアリングプラスチックを用い
るようにしてもよく（請求項５記載の発明）、さらに、
前記スーパーエンジニアリングプラスチックとして、ポ
リエーテルイミドを用いるようにしてもよい（請求項６
記載の発明）。
【０００９】また、前記バルブボディには、ボルトを装
着するためのボルト挿通孔が設けられ、このボルト挿通
孔には、ノックピンが装着されている（請求項７記載の
発明）。従って、ボルトによる締め付け力に耐えうる十
分な強度を維持することができる。また、これにより、
オイル漏れの発生が一層確実に回避される。
着するためのボルト挿通孔が設けられ、このボルト挿通
孔には、ノックピンが装着されている（請求項７記載の
発明）。従って、ボルトによる締め付け力に耐えうる十
分な強度を維持することができる。また、これにより、
オイル漏れの発生が一層確実に回避される。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明に係る油圧コントロールバ
ルブユニットについて、添付の図面を参照しながら以下
詳細に説明する。
ルブユニットについて、添付の図面を参照しながら以下
詳細に説明する。
【００１１】図１は、本実施の形態に係る油圧コントロ
ールバルブユニット（単に、ユニットとも記す。）１０
の構成を示している。この実施の形態においては、ユニ
ット１０は、自動車の自動変速機に用いられる油圧コン
トロールバルブユニットとして構成されている。
ールバルブユニット（単に、ユニットとも記す。）１０
の構成を示している。この実施の形態においては、ユニ
ット１０は、自動車の自動変速機に用いられる油圧コン
トロールバルブユニットとして構成されている。
【００１２】ユニット１０は、扁平な形状に形成された
メインバルブボディ１２と、該メインバルブボディ１２
の一主面側に装着されるサブバルブボディ１４と、前記
メインバルブボディ１２の他主面側に装着されるオイル
パスボディ１６とを有している。以下、これらメインバ
ルブボディ１２、サブバルブボディ１４およびオイルパ
スボディ１６を、単に、バルブボディ１２、１４、１６
とも記す。
メインバルブボディ１２と、該メインバルブボディ１２
の一主面側に装着されるサブバルブボディ１４と、前記
メインバルブボディ１２の他主面側に装着されるオイル
パスボディ１６とを有している。以下、これらメインバ
ルブボディ１２、サブバルブボディ１４およびオイルパ
スボディ１６を、単に、バルブボディ１２、１４、１６
とも記す。
【００１３】メインバルブボディ１２とサブバルブボデ
ィ１４との間、およびメインバルブボディ１２とオイル
パスボディ１６との間には、それぞれ、これらバルブボ
ディ１２、１４、１６の平面形状に対応する形状に形成
されたセパレータプレート１８、２０が装着されてい
る。
ィ１４との間、およびメインバルブボディ１２とオイル
パスボディ１６との間には、それぞれ、これらバルブボ
ディ１２、１４、１６の平面形状に対応する形状に形成
されたセパレータプレート１８、２０が装着されてい
る。
【００１４】メインバルブボディ１２の側面部には、複
数のバルブ装着孔２２が形成されており、このバルブ装
着孔２２に図示しないシフトバルブ、マニュアルバル
ブ、キックダウンバルブ等が装着される。
数のバルブ装着孔２２が形成されており、このバルブ装
着孔２２に図示しないシフトバルブ、マニュアルバル
ブ、キックダウンバルブ等が装着される。
【００１５】図２は、メインバルブボディ１２の他主面
の平面形状を示し、図３は、互いに組み付けられた状態
におけるバルブボディ１２、１４、１６およびセパレー
タプレート１８、２０の断面形状を示している。
の平面形状を示し、図３は、互いに組み付けられた状態
におけるバルブボディ１２、１４、１６およびセパレー
タプレート１８、２０の断面形状を示している。
【００１６】図２および図３に示すように、メインバル
ブボディ１２には、該メインバルブボディ１２を厚さ方
向に貫く複数のボルト挿通孔２６が形成されており、こ
のボルト挿通孔２６には、金属製材料等で形成された補
強用のノックピン２８が装着されている。同様に、サブ
バルブボディ１４およびオイルパスボディ１６には、こ
れらを厚さ方向において前記ボルト挿通孔２６と同軸状
に貫く複数のボルト挿通孔３０、３２が形成されてお
り、これらボルト挿通孔３０、３２には、それぞれ、補
強用のノックピン３４、３６が装着されている。この場
合、ノックピン２８、３４、３６の長さは、それぞれ、
バルブボディ１２、１４、１６の厚さよりもわずかに小
さい寸法に設定されている。
ブボディ１２には、該メインバルブボディ１２を厚さ方
向に貫く複数のボルト挿通孔２６が形成されており、こ
のボルト挿通孔２６には、金属製材料等で形成された補
強用のノックピン２８が装着されている。同様に、サブ
バルブボディ１４およびオイルパスボディ１６には、こ
れらを厚さ方向において前記ボルト挿通孔２６と同軸状
に貫く複数のボルト挿通孔３０、３２が形成されてお
り、これらボルト挿通孔３０、３２には、それぞれ、補
強用のノックピン３４、３６が装着されている。この場
合、ノックピン２８、３４、３６の長さは、それぞれ、
バルブボディ１２、１４、１６の厚さよりもわずかに小
さい寸法に設定されている。
【００１７】図３に示すように、セパレータプレート１
８、２０には、前記ボルト挿通孔２６、３０、３２と同
軸状にボルト挿通孔４２、４４が形成されている。この
場合、バルブボディ１２、１４、１６のボルト挿通孔２
６、３０、３２（ノックピン２８、３４、３６）、およ
びセパレータプレート１８、２０のボルト挿通孔４２、
４４を通して装着されたボルト４８による締め付け力に
よって、バルブボディ１２、１４、１６およびセパレー
タプレート１８、２０が一体に固定される。
８、２０には、前記ボルト挿通孔２６、３０、３２と同
軸状にボルト挿通孔４２、４４が形成されている。この
場合、バルブボディ１２、１４、１６のボルト挿通孔２
６、３０、３２（ノックピン２８、３４、３６）、およ
びセパレータプレート１８、２０のボルト挿通孔４２、
４４を通して装着されたボルト４８による締め付け力に
よって、バルブボディ１２、１４、１６およびセパレー
タプレート１８、２０が一体に固定される。
【００１８】メインバルブボディ１２の両主面側には、
前記バルブ装着孔２２と連通する油溝５０が所定のパタ
ーンで形成されている。同様に、サブバルブボディ１４
の一主面（メインバルブボディ１２と対向する面）側、
およびオイルパスボディ１６の一主面（メインバルブボ
ディ１２と対向する面）側には、それぞれ、油溝５２、
５４が所定のパターンで形成されている。この場合、バ
ルブボディ１２、１４、１６における油溝５０、５２、
５４に挟まれた部分は、油溝５０、５２、５４を区切る
隔壁５１、５３、５５として機能する。
前記バルブ装着孔２２と連通する油溝５０が所定のパタ
ーンで形成されている。同様に、サブバルブボディ１４
の一主面（メインバルブボディ１２と対向する面）側、
およびオイルパスボディ１６の一主面（メインバルブボ
ディ１２と対向する面）側には、それぞれ、油溝５２、
５４が所定のパターンで形成されている。この場合、バ
ルブボディ１２、１４、１６における油溝５０、５２、
５４に挟まれた部分は、油溝５０、５２、５４を区切る
隔壁５１、５３、５５として機能する。
【００１９】セパレータプレート１８、２０は、それぞ
れ、板状部５６、５８と、凸状部６０、６２とによって
構成されている。凸状部６０、６２は、バルブボディ１
２、１４、１６の油溝５０、５２、５４に対応する平面
形状を有しており、板状部５６、５８の両主面（バルブ
ボディ１２、１４、１６と対向する面）に、該板状部５
６、５８と一体的に設けられている。
れ、板状部５６、５８と、凸状部６０、６２とによって
構成されている。凸状部６０、６２は、バルブボディ１
２、１４、１６の油溝５０、５２、５４に対応する平面
形状を有しており、板状部５６、５８の両主面（バルブ
ボディ１２、１４、１６と対向する面）に、該板状部５
６、５８と一体的に設けられている。
【００２０】凸状部６０、６２は、セパレータプレート
１８、２０がバルブボディ１２、１４、１６に装着され
ている状態において、油溝５０、５２、５４の開口部に
はめ込まれている。このように、油溝５０、５２、５４
にはめ込まれた凸状部６０、６２によって、前記油溝５
０、５２、５４が液密状または気密状に塞がれる（シー
ルされる）。
１８、２０がバルブボディ１２、１４、１６に装着され
ている状態において、油溝５０、５２、５４の開口部に
はめ込まれている。このように、油溝５０、５２、５４
にはめ込まれた凸状部６０、６２によって、前記油溝５
０、５２、５４が液密状または気密状に塞がれる（シー
ルされる）。
【００２１】また、油溝５０、５２、５４の浅く形成さ
れた部分（浅溝部）６６においては、凸状部６０、６２
の先端部がこの浅溝部６６の底部に当接している。
れた部分（浅溝部）６６においては、凸状部６０、６２
の先端部がこの浅溝部６６の底部に当接している。
【００２２】セパレータプレート１８、２０には、バル
ブボディ１２、１４、１６の油溝５０、５２、５４間を
連通させる複数の油孔６８、７０が形成されている。こ
の場合、油孔６８、７０および油溝５０、５２、５４に
よって、ユニット１０における油圧回路が構成される。
ブボディ１２、１４、１６の油溝５０、５２、５４間を
連通させる複数の油孔６８、７０が形成されている。こ
の場合、油孔６８、７０および油溝５０、５２、５４に
よって、ユニット１０における油圧回路が構成される。
【００２３】図４に示すように、凸状部６２（図３に示
す凸状部６０についても同じである。）の側面部７２は
テーパ状に形成されている。また、油溝５０、５２、５
４の内壁面における開口部側には、テーパ状に形成され
た前記側面部７２に対応してテーパ状に形成されたテー
パ面７４が設けられている。これら側面部７２とテーパ
面７４は、凸状部６０、６２が油溝５０、５２、５４に
はめ込まれている状態において互いに接している。
す凸状部６０についても同じである。）の側面部７２は
テーパ状に形成されている。また、油溝５０、５２、５
４の内壁面における開口部側には、テーパ状に形成され
た前記側面部７２に対応してテーパ状に形成されたテー
パ面７４が設けられている。これら側面部７２とテーパ
面７４は、凸状部６０、６２が油溝５０、５２、５４に
はめ込まれている状態において互いに接している。
【００２４】次に、バルブボディ１２、１４、１６およ
びセパレータプレート１８、２０の材質について説明す
る。
びセパレータプレート１８、２０の材質について説明す
る。
【００２５】本実施の形態においては、バルブボディ１
２、１４、１６およびセパレータプレート１８、２０は
樹脂製材料で形成される。この樹脂製材料としては、１
５０℃以上の耐熱性を備えたＰＦ（ポリフェノール）等
のエンジニアリングプラスチックを用いることが好まし
く、特に、ＰＥＩ（ポリエーテルイミド）、ＰＥＥＫ
（ポリエーテルエーテルケトン）、ＰＩ（ポリイミ
ド）、ＰＡＩ（ポリアミドイミド）、ＰＰＳ（ポリフェ
ニレンスルフィド）等のスーパーエンジニアリングプラ
スチックを用いることが好ましい。
２、１４、１６およびセパレータプレート１８、２０は
樹脂製材料で形成される。この樹脂製材料としては、１
５０℃以上の耐熱性を備えたＰＦ（ポリフェノール）等
のエンジニアリングプラスチックを用いることが好まし
く、特に、ＰＥＩ（ポリエーテルイミド）、ＰＥＥＫ
（ポリエーテルエーテルケトン）、ＰＩ（ポリイミ
ド）、ＰＡＩ（ポリアミドイミド）、ＰＰＳ（ポリフェ
ニレンスルフィド）等のスーパーエンジニアリングプラ
スチックを用いることが好ましい。
【００２６】このように、バルブボディ１２、１４、１
６およびセパレータプレート１８、２０を形成する樹脂
製材料に１５０℃以上の耐熱性を要するのは、ユニット
１０内部の油圧回路を通るオイルの最高温度が約１５０
℃であるためである。
６およびセパレータプレート１８、２０を形成する樹脂
製材料に１５０℃以上の耐熱性を要するのは、ユニット
１０内部の油圧回路を通るオイルの最高温度が約１５０
℃であるためである。
【００２７】バルブボディ１２、１４、１６を成形する
ための製法としては、射出成形法等が採用される。ま
た、セパレータプレート１８、２０を成形するための製
法としては、射出成形法、圧縮成形法等が採用される。
ための製法としては、射出成形法等が採用される。ま
た、セパレータプレート１８、２０を成形するための製
法としては、射出成形法、圧縮成形法等が採用される。
【００２８】なお、セパレータプレート１８、２０を形
成する材料として、Ａｌ（アルミニウム）、Ｆｅ（鉄）
等からなる金属製材料を用いるようにしてもよい。
成する材料として、Ａｌ（アルミニウム）、Ｆｅ（鉄）
等からなる金属製材料を用いるようにしてもよい。
【００２９】このように、本実施の形態に係る油圧コン
トロールバルブユニット１０においては、ボディ１２、
１４、１６が樹脂製材料で形成されているため、ユニッ
ト１０の軽量化を実現することができる。
トロールバルブユニット１０においては、ボディ１２、
１４、１６が樹脂製材料で形成されているため、ユニッ
ト１０の軽量化を実現することができる。
【００３０】また、ボディ１２、１４、１６を成形する
際に切粉等が生じにくく、また、発生した切粉（樹脂
粉）を容易に洗浄・除去することができる。従って、ユ
ニット１０に切粉等を除去するための装置を設ける必要
がなく、その結果、ユニット１０の低廉化を図ることが
できる。
際に切粉等が生じにくく、また、発生した切粉（樹脂
粉）を容易に洗浄・除去することができる。従って、ユ
ニット１０に切粉等を除去するための装置を設ける必要
がなく、その結果、ユニット１０の低廉化を図ることが
できる。
【００３１】さらに、樹脂製材料で形成されたボディ１
２、１４、１６には錆が発生しないため、腐食性の強い
オイルを用いることも可能となる。
２、１４、１６には錆が発生しないため、腐食性の強い
オイルを用いることも可能となる。
【００３２】さらにまた、ボディ１２、１４、１６に巣
（空孔状欠点）が発生し、該巣にオイルが進入してしま
うという問題も生じないため、オイルを補充するメンテ
ナンスの施行回数を削減することができる。
（空孔状欠点）が発生し、該巣にオイルが進入してしま
うという問題も生じないため、オイルを補充するメンテ
ナンスの施行回数を削減することができる。
【００３３】この場合、ボディ１２、１４、１６を形成
する樹脂製材料としては、１５０℃以上の耐熱性を備え
たＰＦ等のエンジニアリングプラスチックや、ＰＥＩ、
ＰＥＥＫ、ＰＩ、ＰＡＩ、ＰＰＳ等のスーパーエンジニ
アリングプラスチックが用いられる。このため、ユニッ
ト１０においては、十分な強度および耐熱性を確保し、
これにより、オイル漏れの発生を確実に回避することが
できる。
する樹脂製材料としては、１５０℃以上の耐熱性を備え
たＰＦ等のエンジニアリングプラスチックや、ＰＥＩ、
ＰＥＥＫ、ＰＩ、ＰＡＩ、ＰＰＳ等のスーパーエンジニ
アリングプラスチックが用いられる。このため、ユニッ
ト１０においては、十分な強度および耐熱性を確保し、
これにより、オイル漏れの発生を確実に回避することが
できる。
【００３４】特に、ＰＥＩを用いた場合、ボディ１２、
１４、１６の加工精度を、ＡＬ／ＦＥ（アルミニウム／
鉄）に対して機械加工を施した際に得ることのできるミ
クロオーダーの加工精度に近づけることができる。この
ため、オイル漏れの発生を一層確実に回避することが可
能である。
１４、１６の加工精度を、ＡＬ／ＦＥ（アルミニウム／
鉄）に対して機械加工を施した際に得ることのできるミ
クロオーダーの加工精度に近づけることができる。この
ため、オイル漏れの発生を一層確実に回避することが可
能である。
【００３５】また、バルブボディ１２、１４、１６のボ
ルト挿通孔２６、３０、３２には、それぞれ、補強用の
ノックピン２８、３４、３６が装着されているため、バ
ルブボディ１２、１４、１６の温度が上昇し、その強度
が低下した場合でも、ボルト４８による締め付け力に耐
えうる十分な強度を維持することができる。また、これ
により、オイル漏れの発生を回避することができる。
ルト挿通孔２６、３０、３２には、それぞれ、補強用の
ノックピン２８、３４、３６が装着されているため、バ
ルブボディ１２、１４、１６の温度が上昇し、その強度
が低下した場合でも、ボルト４８による締め付け力に耐
えうる十分な強度を維持することができる。また、これ
により、オイル漏れの発生を回避することができる。
【００３６】
【発明の効果】本発明に係る油圧コントロールバルブユ
ニットにおいては、バルブボディを樹脂製材料で形成し
ているため、軽量化および低廉化が実現された油圧コン
トロールバルブユニットを得ることができる。
ニットにおいては、バルブボディを樹脂製材料で形成し
ているため、軽量化および低廉化が実現された油圧コン
トロールバルブユニットを得ることができる。
【００３７】また、樹脂製材料としてＰＥＩ等のエンジ
ニアリングプラスチックを用いることによって、十分な
強度および耐熱性を確保することができるとともに、オ
イル漏れの発生を確実に回避することができる。
ニアリングプラスチックを用いることによって、十分な
強度および耐熱性を確保することができるとともに、オ
イル漏れの発生を確実に回避することができる。
【図１】本発明の実施の形態に係る油圧コントロールバ
ルブユニットの構成を概略的に示す分解斜視図である。
ルブユニットの構成を概略的に示す分解斜視図である。
【図２】図１の油圧コントロールバルブユニットを構成
するメインバルブボディを示す平面図である。
するメインバルブボディを示す平面図である。
【図３】図１の油圧コントロールバルブユニットの断面
図である。
図である。
【図４】図３の油圧コントロールバルブユニットの一部
拡大断面図である。
拡大断面図である。
１０…油圧コントロールバルブユニット １２…メインバルブボディ １４…サブバルブボ
ディ １６…オイルパスボディ １８、２０…セパレ
ータプレート ２６、３０、３２、４２、４４…ボルト挿通孔 ２８、３４、３６…ノックピン ５０、５２、５４…
油溝 ５１、５３、５５…隔壁 ６０、６２…凸状部 ６６…浅溝部 ６８、７０…油孔 ７２…側面部 ７４…テーパ面
ディ １６…オイルパスボディ １８、２０…セパレ
ータプレート ２６、３０、３２、４２、４４…ボルト挿通孔 ２８、３４、３６…ノックピン ５０、５２、５４…
油溝 ５１、５３、５５…隔壁 ６０、６２…凸状部 ６６…浅溝部 ６８、７０…油孔 ７２…側面部 ７４…テーパ面
Claims (7)
- 【請求項１】バルブが装着される装着孔を備えたバルブ
ボディを有し、 前記バルブボディが１５０℃以上の耐熱性を備えた樹脂
製材料で形成されていることを特徴とする油圧コントロ
ールバルブユニット。 - 【請求項２】請求項１記載の油圧コントロールバルブユ
ニットにおいて、 前記樹脂製材料はエンジニアリングプラスチックである
ことを特徴とする油圧コントロールバルブユニット。 - 【請求項３】バルブが装着される装着孔を備えたバルブ
ボディを有し、 前記バルブボディがエンジニアリングプラスチックで形
成されていることを特徴とする油圧コントロールバルブ
ユニット。 - 【請求項４】請求項３記載の油圧コントロールバルブユ
ニットにおいて、 前記エンジニアリングプラスチックは、１５０℃以上の
耐熱性を備えていることを特徴とする油圧コントロール
バルブユニット。 - 【請求項５】請求項２〜４のいずれか１項に記載の油圧
コントロールバルブユニットにおいて、 前記エンジニアリングプラスチックはスーパーエンジニ
アリングプラスチックであることを特徴とする油圧コン
トロールバルブユニット。 - 【請求項６】請求項５記載の油圧コントロールバルブユ
ニットにおいて、 前記スーパーエンジニアリングプラスチックはポリエー
テルイミドであることを特徴とする油圧コントロールバ
ルブユニット。 - 【請求項７】請求項１〜６のいずれか１項に記載の油圧
コントロールバルブユニットにおいて、 前記バルブボディには、ボルトを装着するためのボルト
挿通孔が設けられ、 前記ボルト挿通孔には、ノックピンが装着されているこ
とを特徴とする油圧コントロールバルブユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11153781A JP2000346003A (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 油圧コントロールバルブユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11153781A JP2000346003A (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 油圧コントロールバルブユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000346003A true JP2000346003A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15570010
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11153781A Pending JP2000346003A (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 油圧コントロールバルブユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000346003A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1724089A1 (de) * | 2005-05-19 | 2006-11-22 | ElringKlinger AG | Verfahren zum Herstellen eines Kunststoffteils, Werkzeug zum Durchführen des Verfahrens und danach hergestelltes Kunststoffteil |
| WO2008094142A1 (en) * | 2007-01-29 | 2008-08-07 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Thermoplastic automatic transmission hydraulic control module |
| JP2012082917A (ja) * | 2010-10-13 | 2012-04-26 | Aisin Chemical Co Ltd | 樹脂製バルブボディ及びその製造方法 |
| DE202012012058U1 (de) * | 2012-12-15 | 2013-12-16 | Reinz-Dichtungs-Gmbh | Steuereinheit |
| WO2017146261A1 (ja) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 車両用伝動装置の油圧制御装置 |
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| WO2017183695A1 (ja) * | 2016-04-20 | 2017-10-26 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 車両用駆動装置の油圧制御装置 |
| CN107636361A (zh) * | 2015-06-23 | 2018-01-26 | 马自达汽车株式会社 | 油压控制装置的阀体及该阀体的制造方法 |
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| WO2021220518A1 (ja) * | 2020-05-01 | 2021-11-04 | 太平洋工業株式会社 | 締結ボルト及び油圧制御装置 |
-
1999
- 1999-06-01 JP JP11153781A patent/JP2000346003A/ja active Pending
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1724089A1 (de) * | 2005-05-19 | 2006-11-22 | ElringKlinger AG | Verfahren zum Herstellen eines Kunststoffteils, Werkzeug zum Durchführen des Verfahrens und danach hergestelltes Kunststoffteil |
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| JP2020029929A (ja) * | 2018-08-24 | 2020-02-27 | アズビルＴａｃｏ株式会社 | クロスフロー型デュアルバルブおよびクロスフロー型デュアルバルブの筐体の製造方法 |
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| WO2021220518A1 (ja) * | 2020-05-01 | 2021-11-04 | 太平洋工業株式会社 | 締結ボルト及び油圧制御装置 |
| JPWO2021220518A1 (ja) * | 2020-05-01 | 2021-11-04 | ||
| CN113891993A (zh) * | 2020-05-01 | 2022-01-04 | 太平洋工业株式会社 | 紧固连结螺栓及液压控制装置 |
| JP7245324B2 (ja) | 2020-05-01 | 2023-03-23 | 太平洋工業株式会社 | 締結ボルト及び油圧制御装置 |
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