JP2000345552A - 地盤改良用杭材料の供給システム - Google Patents

地盤改良用杭材料の供給システム

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JP2000345552A
JP2000345552A JP11157996A JP15799699A JP2000345552A JP 2000345552 A JP2000345552 A JP 2000345552A JP 11157996 A JP11157996 A JP 11157996A JP 15799699 A JP15799699 A JP 15799699A JP 2000345552 A JP2000345552 A JP 2000345552A
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pile material
supply system
ground improvement
pipe
material supply
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Hatsuichi Tanaka
肇一 田中
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Fudo Tetra Corp
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Fudo Construction Co Ltd
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備設置面積や設備重量を削減できるととも
に、地盤改良杭造成装置の機動性・操作性を良好にする
地盤改良用杭材料の供給システムを提供する。 【解決手段】 吊り上げ用タワー12に対して昇降駆動
されるケーシングパイプ13に砂を充填し、地盤中の所
定深さまでケーシングパイプを貫入させ、ケーシングパ
イプ13を引き抜きく地盤改良杭造成装置において、ホ
ッパ21に連通する2つの分岐管20A、20Bを有す
る連結分岐管20に対して分岐管20A、20Bのそれ
ぞれの下部にケーシングパイプ13の上部を連通するよ
うに連結し、連結分岐管20内に分岐管20A、20B
へ択一的に流路を形成する規制板24を設ける。このよ
うな構成により、設備設置面積や設備重量を削減でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地盤改良用杭材
料の供給システムに関し、さらに詳しくは、サンドドレ
ーン(SD)工法、またはサンドコンパクションパイル
(SCP)工法などに用いられる地盤改良杭造成装置に
適用される杭材料の供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地盤改良工法として、砂杭を地中
に造成して地盤を改良するサンドドレーン(SD)工法
や、サンドコンパクションパイル(SCP)工法や、砂
の代わりに砂利や礫を用いるグラベルドレーン(GD)
工法や、グラベルコンパクションパイル(GCP)工法
などがある。これらの工法(以下、砂杭工法という)に
おいては、地盤改良杭造成装置が用いられる。例えば、
泊地、防波堤、岸壁などの水域施設の地盤改良を行う場
合には、地盤改良杭造成装置を備える地盤改良船が用い
られている。
【0003】図5は、地盤改良船1の側面図、図6は、
平面図である。図5および図6に示すように、地盤改良
船1では、船体2の前部に船幅方向に沿って、リーダー
マストと称される、所定高さの吊り上げ用タワー3が立
設されている。吊り上げ用タワー3には、対をなすケー
シングパイプ(中空管)4、4が複数対、吊り下げられ
ている。図7に示すように、それぞれの対をなすケーシ
ングパイプ4、4は、上部で互いに連結部材5によって
一体的に連結されている。それぞれのケーシングパイプ
4の上部には、砂などの杭材料が投入され杭材料をケー
シングパイプ4へ供給するホッパ6が設けられている。
連結部材5の中間部にはバイブロハンマ7が搭載されて
いる。
【0004】1本のケーシングパイプ4には、それぞれ
のケーシングパイプ4に専用の1台のベルトコンベヤ8
と、2つのバケット(定置バケットと昇降バケット)と
が割り当てられている。このため、一対のケーシングパ
イプ4、4を吊り上げるための主ウインチと2つの昇降
バケットをそれぞれ吊り上げるための副ウインチとを必
要としている。
【0005】そしてケーシングパイプ4へ砂などの杭材
料を搬送するには、一連当り、2台のベルトコンベヤ8
で図示しない2個の定置バケットへ杭材料を搬送し、こ
の2個の定置バケットへ一旦蓄積された杭材料を、2個
の昇降バケット9へ移し、2個の昇降バケット9を吊り
上げ用タワー3に沿って上昇させて、それぞれ2本のケ
ーシングパイプ4,4に設けられた2個のホッパ6,6
へ杭材料の投入を行っている。なお、図7は、昇降バケ
ット(図示せず)からホッパ6へ、砂等の杭材料の投入
を行なえる状態を示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の地盤改良杭造成装置においては、1本のケーシ
ングパイプ4に付き、1台のベルトコンベヤ8、および
定置バケットと昇降バケットを必要とするため、ケーシ
ングパイプ4の本数が増加するにしたがって、船体2上
での設備設置面積(フットスペース)は大きくなり、設
備重量も嵩むという問題点があった。これに伴い、地盤
改良船1の機動性が低下したり、各設備の操作・制御が
繁雑になるなどの問題が生じていた。このような問題
は、陸上施工機を用いて陸上での地盤改良を行う場合も
同様である。
【0007】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、設備設置面積や設備重量を削減できるとともに、地
盤改良杭造成装置の機動性・操作性を良好にするにはど
のような手段を講じればよいかという点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
装置本体に対して昇降駆動される中空管に、地盤改良用
杭材料を充填し、地盤中の所定深さまで前記中空管を貫
入させた後、該中空管を引き抜き、前記中空管の下端開
口部より排出されて残置された前記杭材料からなる杭を
造成する地盤改良杭造成装置の地盤改良用杭材料の供給
システムであって、上部に1つのホッパ部を有し、かつ
下部に前記ホッパ部に連通する複数の分岐管を有する連
結分岐管を有し、前記分岐管のそれぞれの下部に前記中
空管の上部を連通するように連結し、前記装置本体に昇
降可能に設けられた昇降バケットで前記ホッパ部へ前記
地盤改良用杭材料を搬送し、前記連結分岐管を介して前
記中空管へ前記地盤改良用杭材料を投入することを特徴
とする。
【0009】したがって、請求項1記載の発明では、複
数の中空管の群に対して1つの連結分岐管が接続され、
この連結分岐管の上部に設けられたホッパ部へ、地盤改
良用杭材料を投入することで、複数の中空管へ地盤改良
用杭材料を充填することが可能となる。このため、装置
本体に設けられる昇降バケットは、中空管の群の数だけ
あればよく、昇降バケットの数を削減することができ
る。これに伴い、杭材料搬送手段、たとえばベルトコン
ベヤの数も昇降バケットの数と同数でよくなり、設置面
積を削減することができる。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の地盤改良用杭材料の供給システムであって、前記連
結分岐管内に前記各分岐管へ、選択的に前記地盤改良用
杭材料の流路を規制する流路規制手段を備えることを特
徴とする。
【0011】このような構成の請求項2記載の発明で
は、請求項1記載の発明の作用に加えて、流路規制手段
により、ホッパ部に投入された地盤改良用杭材料を所定
の中空管へ導入することができる。このため、ホッパ部
に投入された地盤改良用杭材料を単に複数の分岐管へ分
散させるのではなく、それぞれの中空管へ集中的に杭材
料の充填を行うことができる。このため、群をなす複数
の中空管同士の間で、杭材料を必要とする中空管に的確
に、杭材料を充填することができる。このため、地盤中
に良好な地盤改良用杭を造成することができる。
【0012】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の地盤改良用杭材料の供給システ
ムであって、前記連結分岐管は2つの分岐管を有すると
ともに、前記流路規制手段が、前記連結分岐管の分岐空
間に前記2つの分岐管を択一的に閉塞するように可動可
能な規制板と該規制板を駆動する駆動シリンダと、から
なることを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項1および
請求項2に記載の発明の作用に加えて、連結分岐管の2
つの分岐管に連結された中空管へ、規制板を駆動シリン
ダにより駆動・変位させることにより、対をなす中空管
の一方への集中的な杭材料の投入を行うことができる。
また、規制板を他方へ変位させることで、他方の中空管
への杭材料の投入を行うこともでき、両中空管へ確実に
杭材料を充填させることができる。
【0014】また、請求項4記載の発明は、請求項1な
いし請求項3のいずれかに記載の地盤改良用杭材料の供
給システムであって、前記ホッパ部は、前記複数の分岐
管同士の中心線から側方に突出して設けられ、前記連結
分岐管の前記中心線上に位置する上部にバイブロハンマ
が設けられていることを特徴とする。
【0015】このような構成の請求項4記載の発明で
は、ホッパ部が側方に突出しているため、バイブロハン
マを複数の中空管の中心位置へ設置することができ、そ
れぞれの中空管を地盤中へ貫入させる際に貫入方向の作
用力を均等にできる。また、ホッパ部が側方に突出して
いるため、昇降バケットがバイブロハンマに近接しない
ためバイブロハンマの干渉を受けずに杭材料の投入を行
うことができる。
【0016】さらに、請求項5記載の発明は、請求項1
ないし請求項4のいずれかに記載の地盤改良用杭材料の
供給システムであって、前記装置本体は、海上作業船に
設置され、前記海上作業船上に前記昇降バケットと同数
の杭材料搬送手段が設置されていることを特徴とする。
【0017】このような構成の請求項5記載の発明で
は、請求項1〜請求項4に記載の発明の作用に加えて、
この地盤改良用杭材料の供給システムを海上作業船に適
用することで、船体上に設置する杭搬送手段や昇降バケ
ットの数を削減することができ、船体の軽量化や設備の
操作性を向上することができる。特に、装置本体に吊り
上げられる中空管のそれぞれにホッパを設ける必要がな
いため、吊り上げられる中空管側の重量を軽減して、装
置本体(吊り上げ用タワー)の耐久性・強度を向上する
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る地盤改良用杭
材料の供給システムの詳細を図1〜図4に示す実施形態
に基づいて説明する。本実施形態は、本発明に係る地盤
改良用杭材料の供給システムを、海上作業を行う地盤改
良船に適用したものである。
【0019】本実施形態の地盤改良用杭材料の供給シス
テムの説明に先駆けて、図1および図2を用いて地盤改
良船10の概略構成を説明する。船体11の前部に船幅
方向に沿って、所定高さの吊り上げ用タワー12が立設
されている。吊り上げ用タワー12には、対をなすケー
シングパイプ13、13が複数対、吊り下げられてい
る。それぞれの対をなすケーシングパイプ13同士の連
結構造は後述する。
【0020】船体11の中間部には、一対のケーシング
パイプ13、13を吊り上げる主ワイヤ15および昇降
バケット14を昇降させる副ワイヤ16をそれぞれ巻回
する、主ウインチおよび副ウインチ(ともに図示省略す
る)を格納する図示しない巻き取り駆動部が設置されて
いる。また、船体11の中間部には、図示しない砂貯蔵
船から砂の供給を受けるサンドビン17が配置されてい
る。なお、このサンドビン17は、船幅方向に移動可能
に設けられている。サンドビン17の前方には、このサ
ンドビン17から砂の供給を受ける中間貯蔵部19が設
置されている。この中間貯蔵部19と吊り上げ用タワー
12の基部との間には、上記した対をなすケーシングパ
イプ13、13に対して1機の割合で、ベルトコンベヤ
18が架設されている。
【0021】このベルトコンベヤ18は、サンドビン1
7から吊り上げ用タワー12に向けて所定の上り傾斜を
なすように設定されている。なお、上記した昇降バケッ
ト14は、吊り上げ用タワー12に沿って、副ウインチ
で巻き取り・巻き戻しされる副ワイヤ16にて昇降駆動
されるようになっており、ベルトコンベヤ18の前端部
の砂を受け取る位置とケーシングパイプ13の上部との
間を昇降移動する。
【0022】次に、本発明の地盤改良用杭材料の供給シ
ステムが適用されるホッパ21、ケーシングパイプ1
3、およびケーシングパイプ13同士の連結構造などに
ついて説明する。図3および図4に示すように、上記し
た一対のケーシングパイプ13、13は、上部で互いに
連結分岐管20で一体的に接続されている。連結分岐管
20の上部は、1つのホッパ21に連通するように接続
・固定されている。
【0023】ホッパ21の砂投入口21Aは、一対のケ
ーシングパイプ13、13同士の中心線よりも側方に位
置するように設定されている。そして、一対のケーシン
グパイプ13、13同士の中心線上に位置するホッパ2
1の上部にはバイブロハンマ22が固定されている。な
お、バイブロハンマ22の上部は、吊り上げ用タワー1
2から吊り下げられた主ワイヤ15に、ショックアブソ
ーバ23を介して接続されている。
【0024】連結分岐管20は、上部から下部へむけて
二股に分岐する分岐管20A、20Bがそれぞれケーシ
ングパイプ13の上部と連通するように接続されてい
る。連結分岐管20における分岐管20A、20Bとに
分岐する連通空間には、連結分岐管20の上部と、分岐
管20A、20Bの一方とが択一的に連通するように、
他方の分岐管の入り口を閉塞させる、規制板24が設け
られている。この規制板24は、中間部が連結分岐管2
0に枢支軸25で可動可能に枢支されている。この規制
板24の一端側には、切替え駆動シリンダ26の駆動ロ
ッド27の端部が連結されており、駆動ロッド27の出
没により規制板24が駆動されて分岐管20A、20B
のうち一方が閉塞されるようになっている。なお、切替
え駆動シリンダ26の駆動ロッド27の端部が連結され
る規制板24の一端側は、連結分岐管20の外側に導出
されて形成されており、切り替え駆動シリンダ26およ
び駆動ロッド27も連結分岐管20の外側に配置されて
いる。
【0025】次に、上記した構成の本実施形態における
作用・動作を説明する。
【0026】まず、図示しない砂貯蔵船からサンドビン
17へ搬送された砂を、中間貯蔵部19へ搬送される。
次に、中間貯蔵部19からそれぞれのベルトコンベヤ1
8に砂が供給され、ベルトコンベヤ18から待機位置に
ある昇降バケット14(または定置バケット)に砂が供
給される。なお、定置バケットへ砂が一旦貯蔵される場
合は、定置バケットから昇降バケット14へ砂を供給す
る。
【0027】次に、昇降バケット14を副ウインチで副
ワイヤ16を巻き取ることにより、対応するホッパ14
の上方まで上昇させる。そして、一対のケーシングパイ
プ13、13のいずれかに砂を供給するかに応じて、規
制板24の位置を、切替え駆動シリンダ26を駆動する
ことにより切り替えた後、昇降バケット14からホッパ
14へ砂を投入する。また、他方のケーシングパイル1
3への同様の操作により砂を投入する。
【0028】次に、周知の操作手順で地盤へケーシング
パイプ13を貫入させて(具体的にはバイブロハンマ2
2を駆動することにより、地盤へケーシングパイプ13
を貫入させて)通常のサンドドレーン工法を遂行して、
地盤中に砂杭を形成して地盤改良を行う。
【0029】このような構成の本実施形態においては、
規制板24により対をなすケーシングパイプ13、13
の一方へ砂の供給を行うことができ、対をなす2本のケ
ーシングパイプ13、13に対して1つのホッパ21を
備える構成とすることができる。これに伴い、2本のケ
ーシングパイプ13に対して昇降バケット14を1つ備
える構成でよくなる。このため、昇降バケット14の昇
降駆動に用いるウインチやワイヤの数も削減することが
できる。また、ベルトコンベヤ18も昇降バケット14
の数と同数でよいため、従来のベルトコンベヤ数の半分
に削減することができる。
【0030】これにより、地盤改良船10上での設備設
置面積ならびに設備重量を大幅に削減することができ、
地盤改良船10の機動性を向上することが可能となる。
また、設備数を削減できるため、操作性が向上し安全か
つ確実な作業を行うことができる。
【0031】以上、実施形態について説明したが、本発
明は構成の要旨に付随する各種の設計変更が可能であ
る。例えば、上記した実施形態では、対をなすケーシン
グパイプ13、13に連結分岐管20を設ける構成とし
たが、3本以上のケーシングパイプの群を連結する連結
分岐管で接続して、1つのホッパで3本以上のケーシン
グパイプへ杭材料を供給するシステムとすることもでき
る。この場合には、規制板24に代えて回動することに
よりそれぞれの分岐管をホッパ側と連通するようにする
流路規制手段を用いればよく、流路規制手段の構成は適
宜変更可能である。
【0032】また、上記した実施形態では、杭材料とし
て砂を用いたが、砂の代わりに砂利や礫、または砕石な
どを用いることも可能であり、連結分岐管によりケーシ
ングパイプへ選択的に投入することが可能である。
【0033】さらに、上記した実施形態は、海上作業船
(地盤改良船)に本発明を適用したが、陸上施工機に本
発明を適用できることは勿論可能であり、上記した実施
形態と同様に設備の設置面積の削減や設備重量の軽減を
図ることができるため、作業性を向上することができ
る。
【0034】また、上記した実施形態では、ケーシング
パイプ13を地盤へ貫入する際にバイブロハンマ22に
よる振動で行うタイプの地盤改良杭造成装置を用いた
が、例えばケーシングパイプを回転させて地盤中へ貫入
させるような、大きな振動を伴わない静的な杭造成装置
に本発明の杭材料供給システムを適用することも勿論可
能である。
【0035】さらに、上記した実施形態では、分岐管と
ホッパとを連結させる流路を択一的に形成する規制板2
4を設定したが、それぞれの分岐管の開閉を行う流路規
制手段を設ける構成とすることも本発明の適用範囲であ
る。
【0036】またさらに、上記した実施形態は、サンド
ドレーン(SD)工法について述べたが、本発明は、こ
れに限定されるものではなく、他のサンドコンパクショ
ンパイル(SCP)工法や、グラベルドレーン(GD)
工法や、グラベルコンパクションパイル(GCP)工法
などにも適用されることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、装置本体に設けられる昇降バケ
ット数を削減でき、これに伴い、杭材料搬送手段、たと
えばベルトコンベヤの数も昇降バケットの数も削減する
ことができるという効果がある。このため、本発明を適
用すれば、地盤改良用杭造成装置の設置面積を削減で
き、操作性を向上することができる。
【0038】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加えて、群をなす複数の中空管
同士の間で、杭材料の充填を必要としている中空管に的
確に杭材料の充填を行うことができる。このため、地盤
中に良好な地盤改良用杭を造成できるという効果があ
る。
【0039】さらに、請求項3記載の発明によれば、請
求項1および請求項2に記載の発明の効果に加えて、対
をなす中空管の一方への集中的な杭材料の投入を行うこ
とができる。また、規制板を他方へ変位させることで、
他方の中空管への杭材料の投入を行うこともでき、両中
空管へ確実に杭材料を充填できるという効果がある。
【0040】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1〜請求項3に記載の発明の効果に加えて、ホッパ部
が側方に突出しているため、バイブロハンマを複数の中
空管の中心位置へ設置することができ、それぞれの中空
管を地盤中へ貫入させる際に貫入方向の作用力を均等に
でき、貫入効率を高めることができる。また、ホッパ部
が側方に突出しているため、昇降バケットがバイブロハ
ンマに近接せずバイブロハンマの干渉を受けずに杭材料
の投入を行うことができ、昇降バケットの作業スペース
に余裕を持たせることができるという効果がある。
【0041】さらに、請求項5記載の発明によれば、請
求項1〜請求項4に記載の発明の効果に加えて、この地
盤改良用杭材料の供給システムを海上作業船に適用する
ことで、船体上に設置する杭搬送手段や昇降バケットの
数を削減することができ、船体の軽量化や設備の操作性
・安全性を向上することができる。特に、装置本体に吊
り上げられる中空管のそれぞれにホッパ部を設ける必要
がないため、吊り上げられる中空管側の重量を軽減し
て、装置本体(吊り上げ用タワー)の耐久性・強度を向
上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地盤改良用杭材料の供給システム
を地盤改良船に適用した実施形態を示す側面図である。
【図2】本実施形態の地盤改良船の平面図である。
【図3】本実施形態に係るケーシングパイプと連結分岐
管20との構成を示す要部正面図である。
【図4】本実施形態に係るケーシングパイプと連結分岐
管20との構成を示す要部正面図である。
【図5】従来の地盤改良船を示す側面図である。
【図6】従来の地盤改良船を示す平面図である。
【図7】従来のケーシングパイプとホッパ6との関係を
示す要部正面図である。
【符号の説明】
13 ケーシングパイプ 14 昇降バケット 20 連結分岐管 20A、20B 分岐管 21 ホッパ 24 規制板(流路規制手段) 26 駆動シリンダ(流路規制手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に対して昇降駆動される中空管
    に、地盤改良用杭材料を充填し、地盤中の所定深さまで
    前記中空管を貫入させた後、該中空管を引き抜き、前記
    中空管の下端開口部より排出されて残置された前記杭材
    料からなる杭を造成する地盤改良杭造成装置の地盤改良
    用杭材料の供給システムであって、 上部に1つのホッパ部を有し、かつ下部に前記ホッパ部
    に連通する複数の分岐管を有する連結分岐管を有し、前
    記分岐管のそれぞれの下部に前記中空管の上部を連通す
    るように連結し、前記装置本体に昇降可能に設けられた
    昇降バケットで前記ホッパ部へ前記地盤改良用杭材料を
    搬送し、前記連結分岐管を介して前記中空管へ前記地盤
    改良用杭材料を投入することを特徴とする地盤改良用杭
    材料の供給システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の地盤改良用杭材料の供給
    システムであって、前記連結分岐管の前記各分岐管へ、
    選択的に前記地盤改良用杭材料の流路を規制する流路規
    制手段を備えることを特徴とする地盤改良用杭材料の供
    給システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の地盤改
    良用杭材料の供給システムであって、 前記連結分岐管は2つの分岐管を有するとともに、前記
    流路規制手段が、前記連結分岐管の分岐空間に前記2つ
    の分岐管を択一的に閉塞するように可動可能な規制板と
    該規制板を駆動する駆動シリンダと、からなることを特
    徴とする地盤改良用杭材料の供給システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の地盤改良用杭材料の供給システムであって、 前記ホッパ部は、前記複数の分岐管同士の中心線から側
    方に突出して設けられ、前記連結分岐管の前記中心線上
    に位置する上部にバイブロハンマが設けられていること
    を特徴とする地盤改良用杭材料の供給システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の地盤改良用杭材料の供給システムであって、 前記装置本体は、海上作業船に設置され、前記海上作業
    船上に前記昇降バケットと同数の杭材料搬送手段が設置
    されていることを特徴とする地盤改良用杭材料の供給シ
    ステム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110206017A (zh) * 2019-06-24 2019-09-06 中交上海航道局有限公司 一种龙门式双管插板机及其插板方法

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