JP2000345336A - マグネトロンスパッタリング装置 - Google Patents

マグネトロンスパッタリング装置

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JP2000345336A
JP2000345336A JP11157711A JP15771199A JP2000345336A JP 2000345336 A JP2000345336 A JP 2000345336A JP 11157711 A JP11157711 A JP 11157711A JP 15771199 A JP15771199 A JP 15771199A JP 2000345336 A JP2000345336 A JP 2000345336A
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magnet
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JP11157711A
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English (en)
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Yuka Tatsumi
由佳 巽
Taisuke Tomiyama
泰輔 冨山
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Shinko Seiki Co Ltd
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Shinko Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターゲット表面の被スパッタ量を、より詳細
かつ精密に制御する。 【解決手段】 成膜対象である基板3に対向して設けら
れているターゲット5の裏側に、回転軸Pを中心に回転
する磁石機構7を設ける。ターゲット5の表面は、この
磁石機構7の形成する磁界Bに応じて、スパッタされ
る。磁石機構7は、その平面形状が概略楕円形の内周磁
石71と、この内周磁石71の周囲を一定の間隔を隔て
て取り囲む中空部を有する外周磁石72と、を備えてい
る。これら楕円形の各磁石71、72の長軸と短軸との
比率、即ち縦横比と、この磁石機構7自体の中心位置と
上記回転軸Pとの距離、所謂偏心距離bと、を任意に調
整することによって、ターゲット5表面の各部分におけ
る被スパッタ量、即ち浸食量を、詳細かつ精密に制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターゲットの表面
に、スパッタ用のイオン照射に伴って発生する電界と略
直交する磁界を形成することにより、スパッタ効率を向
上させるマグネトロンスパッタリング装置(以下、単に
スパッタリング装置という。)に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなスパッタリング装置とし
て、従来、例えば図1に示すようなものが知られてい
る。同図に示すように、この装置は、真空チャンバ1内
の上方側に、基板台2を備えており、この基板台2の下
部に、成膜対象となる例えば概略円板状の基板3が、そ
の被成膜面を下方に向けた状態で固定される。
【0003】一方、真空チャンバ1内の下方側には、カ
ソード部4が設けられている。このカソード部4は、膜
の原料となる例えばアルミニウム(Al)製のターゲッ
ト5と、このターゲット5を支持する支持台6と、で構
成されている。なお、ターゲット5は、例えばやや厚み
のある円板状のもので、その一面を基板3に対向させ、
かつその中心を基板3の中心に略一致させた状態で、支
持台6に支持されている。
【0004】更に、カソード部4の下方には、磁石機構
7が設けられている。この磁石機構7は、図5に示すよ
うに、円柱状の永久磁石(以下、これを内周磁石と言
う。)71と、この内周磁石71の外周壁を一定の距離
dを隔てて取り囲む肉厚tが一定の中空円柱状の永久磁
石(以下、これを外周磁石と言う。)72と、これら各
磁石71、72が一面に固定された円板状のヨーク73
と、で構成されている。各磁石71、72は、それぞれ
の高さ寸法が略同等とされており、それぞれの中心を一
致させ(即ち同心とし)、かつ、それぞれの磁極の向き
を異にする、例えば内周磁石71の上面側(ヨーク73
に固定されている側とは反対側)をS極、底面側をN極
とし、外周磁石72の上面側をN極、底面側をS極とし
た状態で、ヨーク73に固定されている。
【0005】上記磁石機構7は、各磁石71、72の各
上面を支持台6の底面(ターゲット5を支持している側
とは反対側の面)に近接させた状態で、支持台6の底面
に垂直な軸Pを中心として例えば図示しないモータ等の
駆動力により回転可能とされている。なお、上記回転軸
Pは、例えば、ターゲット5の中心を通り、かつ、磁石
機構7の中心位置(各磁石71、72の各中心位置)O
からその径方向に後述する所定の距離bだけずれた位置
に設けられている。
【0006】このスパッタリング装置による成膜処理
は、次の手順による。まず、チャンバ1の排気口11に
接続された図示しない真空ポンプ等の真空排気系によ
り、チャンバ1内を所定の真空度にまで排気する。そし
て、マスフローコントローラ81とコンダクタンスバル
ブ82とを備えたガス導入系8から、チャンバ1内に、
例えばアルゴン(Ar)ガス等のスパッタガスを導入す
る。この状態で、図示しない直流電源装置により、基板
3を含む基板台2側を陽極とし、カソード部4側を陰極
として、これら両者間に直流の高電圧を印加する。する
と、チャンバ1内にプラズマ放電が発生して、上記スパ
ッタガスであるアルゴンガスが正イオン化する。この正
のアルゴンイオン(Ar+ )は、上記陽陰極間に掛かる
電界によって加速されて、陰極であるカソード部4、即
ちターゲット5の表面(図1における上面)に衝突す
る。これにより、ターゲット5の表面がスパッタされ
て、そのスパッタ粒子が、ターゲット5に対向して配置
された基板3に向かって蒸発し、基板3表面(図1にお
ける下方の面)に堆積して、ターゲット5を原料とする
組成膜が形成される。
【0007】ところで、このスパッタリング装置では、
上述したように、ターゲット5の底面(図1における下
方側の面)側に、支持台6を介して上記磁石機構7を設
けている。よって、この磁石機構7を構成する各磁石7
1、72の各磁極の配置関係から、ターゲット5の表面
(被スパッタ面)には、図1に矢印74、74で示すよ
うに、外周磁界72に対向する部分からターゲット5の
表面に沿って内周磁界71に対向する部分に向かう磁界
Bが形成される。このように、ターゲット5の表面に沿
う方向、即ち、上記電界と略直交する方向に、磁界Bを
形成することによって、ターゲット5の表面近傍に上記
プラズマを閉じ込めることができる。これにより、その
領域におけるアルゴンイオンの衝突機会が増加して、ス
パッタ効率が向上する。
【0008】ただし、上記磁界Bの影響の少ない部分に
ついては、スパッタ効率が低く、場合によっては、全く
スパッタされない部分も生じ得る。例えば、磁石機構7
を或る位置に固定した状態で、スパッタリングを実施す
ると、ターゲット5表面の上記磁界Bの影響を受ける部
分のみが浸食される。具体的には、ターゲット5表面を
これに対向する側から見たとき、図6に斜線部分51で
示すように、磁石機構7を構成する各磁石71、72の
各径に応じた内周半径ri と外周半径rO とを有する浸
食幅Wが略一定の概略円形の環状に浸食される。これで
は、ターゲット5を効率よく使用する(消耗させる)こ
とができないばかりか、ターゲット5表面のスパッタさ
れない部分、若しくはスパッタ効率の低い部分に、一度
蒸発したスパッタ粒子が再付着して、これがチャンバ1
内のパーティクルの原因になることがある。また、この
ようにターゲット5の特定部分のみをスパッタするので
は、基板3表面に形成される膜の膜厚分布も偏ってしま
う。
【0009】そこで、上述したように、磁石機構7を、
その中心位置Oからずれた位置にある回転軸Pを中心に
回転させる。このようにすれば、ターゲット5表面の磁
界Bが移動して、ターゲット5表面の被スパッタ領域が
拡大し、ターゲット5の使用効率を向上させることがで
きる。また、ターゲット5表面のスパッタされない部
分、若しくはスパッタ効率の低い部分が、減少するの
で、ターゲット5に対するスパッタ粒子の再付着量も減
少し、その分、チャンバ1内のパーティクルの発生量を
抑制できる。更に、ターゲット5は、上記回転軸Pを中
心として一様にスパッタされるので、基板3表面の膜厚
分布の偏りを改善できる。
【0010】更に、上記磁石機構7の中心位置Oと回転
軸Pとの間の距離、所謂偏心距離bを調整すれば、ター
ゲット5の径方向における各部分での浸食量、即ち被ス
パッタ量を制御できる。従って、ターゲット5の使用効
率をより向上させたり、或いは、ターゲット5の表面全
体を満遍なくスパッタするという所謂全面エロージョン
化(浸食化)を実現できる。この全面エロージョン化に
よれば、ターゲット5に対するスパッタ粒子の再付着を
防止でき、チャンバ1内におけるパーティクルの発生を
より効果的に抑制できる。また、基板3表面の膜厚分布
の更なる均一化をも実現できる。
【0011】上記磁石機構7を構成する各磁石71、7
2の各寸法、特に外径寸法は、ターゲット5の半径Rに
応じて定められる。例えば、外周磁石72の外径寸法
は、これに応じて定まる上記浸食部分(エロージョン)
51の外周半径r0 が、ターゲット5の半径Rの1/2
以上、ターゲット5の半径Rと略同等以下、の寸法の範
囲内(R/2≦rO ≦R)となるように設定される。こ
のように、浸食部分51の外周半径rO の最小寸法をR
/2以上とするのは、これが、上記全面エロージョン化
を実現するための必要条件であるからである。また、上
記外周半径rO の最大寸法をR以下と定めるのは、この
外周半径rO をターゲット5の半径Rよりも大きくする
と、ターゲット5の周囲を保護する図示しないシールド
体までをもスパッタしてしまう等の様々な弊害が生じる
からである。例えば、外周磁石72の外径寸法は、上記
浸食部分51の外周半径rO が、ターゲット5の半径R
の70%乃至90%程度の寸法となるように定められ
る。
【0012】一方、内周磁石71の外径寸法は、ターゲ
ット5表面のスパッタ効率を向上させるという意味で
は、極力小さくした方が好ましい。なぜなら、この内周
磁石71の外径寸法を大きくすると、その分、上記浸食
部分51の内周半径ri 、即ち磁石機構7が非回転時の
スパッタされない領域が増えて、スパッタ効率が低下す
るからである。ただし、この内周磁石71をあまり小さ
くし過ぎると、上記磁界Bとして、スパッタ効率を向上
させるのに必要な磁束密度強度が得られなくなる。従っ
て、この内周磁石71の外径寸法については、少なくと
も、スパッタ効率を向上させるのに必要な磁界Bを十分
に得られる程度の大きさとし、例えば、その半径をター
ゲット5の半径Rの20%前後の寸法とする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、図1の
スパッタリング装置によれば、回転軸Pを中心として磁
石機構7を回転させると共に、その偏心距離bを調整す
ることにより、ターゲット5の使用効率を向上させた
り、ターゲット5の全面エロージョン化を実現したり、
或いは、基板3表面の膜厚分布の均一化を図ることがで
きる。しかし、磁石機構7として、図5に示すような言
わば円形のもの、換言すれば、非回転時におけるターゲ
ット5の浸食部分51の形状が円形の環状になるもの、
を使用する従来の装置では、上記ターゲット5の使用効
率の向上及び全面エロージョン化、更には膜厚分布の均
一化という、理想的な条件を、全て同時に満足すること
はできない。
【0014】例えば、今、基板3の直径が6インチ乃至
8インチ、ターゲット5の直径2Rが10インチであ
り、換言すれば、基板3の半径が、ターゲット5の半径
Rの約60%乃至80%程度の寸法であるとする。この
状態で、基板3表面の膜厚分布の均一化を図るとする。
これを実現するには、ターゲット5の径方向において、
その中心から半径Rの1/2の地点を境にして、この境
目よりも若干外側にスパッタ効率が最大となるポイント
を置き、上記境目よりも外側の領域の方が上記境目より
も内側の領域に比べてスパッタ効率が少し高めになるよ
うにすればよいことが知られている。そこで、磁石機構
7の中心位置Oを回転軸Pの位置から少しだけずらし、
例えば、上記偏心距離bを上記浸食部分51の内周半径
O よりも小さい範囲内(b<rO )で設定する。この
状態で、磁石機構7を回転させながらスパッタリングを
実施したときの、ターゲット5の非浸食状態を、図7に
示す。
【0015】同図は、ターゲット5をその中心から任意
の半径R方向に向けて切断した(と仮定した)ときの縦
端面を表す図であり、横軸は、ターゲット5の中心(回
転軸Pの位置)からターゲット5の周縁端(半径R)ま
での距離を表し、縦軸は、ターゲット5の上面から底面
までの深さ、即ち浸食の深さ(エロージョン深さ)を表
す(単位はいずれも任意である)。同図によれば、ター
ゲット5の半径Rの1/2の地点よりも若干外側に、最
も浸食の深い部分が位置し、即ちこの部分でのスパッタ
効率が最大であることが判る。そして、上記半径Rの1
/2の地点を境目にして、その内側の領域と外側の領域
とにおける各浸食の度合いを比較すると、外側の領域の
方が内側の領域に比べて、少し浸食の度合いが大きく、
即ちスパッタ効率が高い。この条件によれば、基板3表
面の膜厚分布は、図示しないが、比較的に均一性のとれ
た良好な分布となる。なお、このときのターゲット5全
体の使用効率(即ち、浸食された部分の容積を浸食前の
ターゲット5全体の体積で除した値の百分率)は、40
%乃至45%である。
【0016】しかし、図7によれば、ターゲット5表面
の中心付近及び周縁近傍に、全くスパッタされない領域
が存在することが判る。このようにスパッタされない領
域が存在すると、上述したように、一度蒸発したスパッ
タ粒子が、上記スパッタされない領域に再付着して、こ
れがチャンバ1内のパーティクルの原因になる。
【0017】そこで、今度は、上記パーティクルの発生
を抑制すべく、ターゲット5の全面エロージョン化を図
るとする。これを実現するには、磁石機構7の回転軸P
を上述した内周半径ri の外側に設ければよく、即ち上
記偏心距離bを上記内周半径ri よりも大きく(b>r
i )設定する。この状態で、磁石機構7を回転させなが
らスパッタリングを実施したときの、ターゲット5の非
浸食状態を、図8に示す。
【0018】同図によれば、ターゲット5の表面(上
面)全体がスパッタされており、即ち全面エロージョン
化が実現されていることが判る。これにより、ターゲッ
ト5へのスパッタ粒子の再付着を防止でき、ひいてはチ
ャンバ1内のパーティクルの発生を防止できる。
【0019】しかし、この場合、同図に示すように、タ
ーゲット5が最も浸食される部分、即ちスパッタ効率が
最大となる領域が、ターゲット5の半径Rの1/2の地
点よりも内側に位置し、全体として、上記ターゲット5
の半径Rの1/2の地点よりも内側寄りの領域が大きく
浸食される。従って、図示しないが、基板3に向かって
蒸発するスパッタ粒子は、基板3の中心付近に集中し、
その結果、基板3表面の膜厚分布は、中心付近が最も厚
い山形の不均一な分布となる。また、上記のように、浸
食部分の大半が、ターゲット5の中心寄りに偏るので、
ターゲット5全体の使用効率も、20%乃至30%と悪
化する。
【0020】そこで、本発明は、ターゲット5の使用効
率の向上、パーティクルの発生を防止すべくターゲット
5の全面エロージョン化、及び基板3表面の膜厚分布の
均一化という、理想的な条件を、全て同時に満足できる
スパッタリング装置を提供することを目的とする。ま
た、このような理想的なスパッタリング装置を、既存の
装置により極めて簡単に実現できるようにすることも、
本発明の目的とするところである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、一面側を成膜対象物に対向させて配置さ
れる概略平板状のターゲットと、このターゲットの一面
側にイオンを照射するイオン照射手段と、上記ターゲッ
トの他面側に設けられ、上記ターゲットの一面側に、上
記イオン照射手段によるイオン照射に伴って発生する電
界と略直交する磁界を形成する磁界形成手段と、この磁
界形成手段を上記ターゲットの一面または他面に略垂直
な軸を中心として回転させる磁界回転手段と、を具備
し、上記磁界形成手段は、上記磁界回転手段を非回転と
した状態で上記イオン照射手段により上記ターゲットの
一面側にイオンを照射したとき、このイオン照射によ
り、上記ターゲットの一面側が、該一面をこれに対向す
る側から見たときに略一定の浸食幅で概略楕円形の環状
に浸食される状態に、上記磁界を形成するよう構成され
たものである。
【0022】なお、磁界形成手段は、ターゲットの他面
に近接し該他面沿って概略楕円形の輪郭を有する例えば
永久磁石構成の第1の磁極部分と、上記ターゲットの他
面に近接し該他面に沿って上記第1の磁極部分の周縁を
該周縁から略一定の距離を隔てて取り囲む概略楕円形の
開口部を有する例えば永久磁石構成の第2の磁極部分
と、を備え、少なくとも第1及び第2の各磁極部分の一
方からターゲットの一面に沿って他方の磁極部分に至る
磁界を形成するもの、によって構成できる。
【0023】また、上記磁界形成手段を非回転とした状
態で上記イオン照射によりターゲットの一面側を浸食し
たときの該ターゲットの上記概略楕円形の環状に浸食さ
れる部分の該楕円形の長軸と短軸との比を、磁界形成手
段の形成する磁界により任意に変更できるようにしても
よい。例えば、磁界形成手段が、上記第1及び第2の各
磁極部分を備えたものである場合には、第1の磁極部分
の輪郭である上記概略楕円形の長軸と短軸との比率を変
更すると共に、これに応じて、第2の磁極部分の開口部
の形状である概略楕円形の長軸と短軸との比率を変更す
ればよい。
【0024】更に、上記磁界形成手段の回転軸を、この
磁界形成手段における上記ターゲットの概略楕円形の環
状に浸食される部分の該楕円形の中心に対応する位置か
ら、ターゲットの一面に沿う方向に、所定の距離だけ離
れた位置に設け、この所定の距離を任意に変更してもよ
い。
【0025】即ち、本発明によれば、ターゲットの一面
側には、上記イオン照射に伴って発生する電界と略直交
する磁界が、磁界形成手段により形成される。従って、
ターゲット表面の上記磁界の影響する領域においては、
高いスパッタ効率が得られる。なお、磁界形成手段は、
これを上記磁界回転手段により回転させずに或る位置に
固定した状態でスパッタリングを実施したとき、ターゲ
ット表面が、これを正面から見たときに略一定の浸食幅
で概略楕円形の環状に浸食されるように、換言すれば、
上述した図6に示す浸食部分51の縦横比を異ならせた
ものと略等価な形状に浸食されるように、上記磁界を形
成する。そして、この磁界形成手段を、磁界回転手段で
回転させれば、その回転軸を中心とする円周方向におい
て、ターゲット表面を一様にスパッタできる。
【0026】ここで、ターゲットの表面に沿う方向にお
いて、上記磁界形成手段の回転軸の位置を変更すれば、
ターゲット表面の上記回転軸を中心とする円の径方向に
おける被スパッタ量を制御できる。また、本発明におい
ては、上記のように、磁界形成手段を固定してスパッタ
リングを実施したときのターゲット表面の浸食部分の形
状が、概略楕円形の環状となるように磁界形成手段を構
成している。従って、上記浸食部分が描く概略楕円形の
環状の長軸と短軸との比率を変更するように磁界形成手
段が形成する磁界の形体を変更することによっても、タ
ーゲット表面の上記回転軸を中心とする円の径方向にお
ける被スパッタ量を制御できる。従って、本発明によれ
ば、ターゲット5の表面の各部分における被スパッタ量
を制御するのに回転軸Pの位置(偏心距離b)の調整に
しか頼らざるを得ない上述した従来のスパッタリング装
置に比べて、より詳細かつ精密にターゲット表面の各部
分における被スパッタ量を制御できる。
【0027】また、上記磁界形成手段を固定してスパッ
タリングを実施したときのターゲット表面の浸食部分の
形状は、概略楕円形の環状であるので、一般に知られて
いる楕円の計算式に基づいて、ターゲット表面の各部分
におけるスパッタ量や、ターゲットの使用効率及び成膜
対象物表面の膜厚分布等を、比較的に容易に算出でき
る。特に、磁界形成手段を、永久磁石構成の上記第1及
び第2の各磁極部分により実現すれば、これら永久磁石
の寸法及び形状や、回転軸の位置等を、上記楕円の式に
基づいて比較的に容易に算出できる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明に係るスパッタリング装置
の一実施の形態について、図1から図4を参照して説明
する。なお、本実施の形態では、図1における磁石機構
7として、上述した図5に示す従来のものに代えて、図
2に示すものを用いる。これ以外については、従来の装
置と同様であるので、ここでは、その詳細な説明は省略
する。
【0029】図2に示すように、本実施の形態における
磁石機構7も、図5に示す従来のものと同様に、内周磁
石71と、この内周磁石71の周囲を取り囲む中空の外
周磁石72と、これら各磁石71、72を連結固定する
ヨーク73と、から成る。ただし、本実施の形態に係る
磁石機構7は、その平面形状が言わば楕円形のもので、
この点が、従来の言わば円形のものと大きく異なる。
【0030】詳しく説明すると、本実施の形態における
内周磁石71は、水平方向(図2(a)において紙面に
沿う方向)に沿う断面が楕円形の柱状のものである。そ
して、外周磁石72は、水平方向に沿いかつ内周磁石7
1の中心を通る全ての方向において、その中空部の内周
壁から内周磁石71の外周壁までの距離dが略一定であ
り、また、上記方向における肉厚tも一定のものであ
る。なお、各磁石71、72の各高さ寸法は、従来のも
のと同様、例えば互いに略同等である。また、各磁石7
1、72の各磁極の向きも、従来のものと同様であり、
即ち、内周磁石71については上面側がS極、底面側が
N極で、外周磁石72については上面側がN極、底面側
がS極である。
【0031】従って、上記図2に示す磁石機構7を用い
た本実施の形態のスパッタリング装置によれば、磁石機
構7を或る位置に固定した状態で、スパッタリングを実
施すると、ターゲット5表面は、この表面をこれに対向
する側から見たとき、図3に斜線部分50で示すよう
に、各磁石71、72の平面形状に応じた浸食幅Wが略
一定の概略楕円形の環状に浸食される。具体的には、タ
ーゲット5表面の内周磁石71上面に対向する部分であ
って、内周磁石71上面の輪郭に応じた長軸mi及び短
軸ni を有する楕円形の部分は、スパッタされない。そ
して、この長軸m i 及び短軸ni を有する楕円形の外側
から、外周磁石72上面の輪郭に応じた長軸mO 及び短
軸nO を有する楕円形の内側までの部分が、浸食され
る。
【0032】本実施の形態においても、実際にスパッタ
リングを実施する際には、上述した回転軸Pを中心に上
記磁石機構7を回転させる。その際、回転軸Pと磁石機
構7の中心位置Oとの間の距離、所謂偏心距離bを調整
すれば、上述した従来の装置と同様に、ターゲット5の
径方向における各部分での浸食量、即ち被スパッタ量を
制御できる。
【0033】ところで、本実施の形態では、上記のよう
に、磁石機構7として、その平面形状が言わば楕円形の
ものを使用しているので、その楕円形の長軸と短軸との
比率、所謂縦横比を変更すれば、これに応じて、上記非
回転時における浸食部分50の縦横比(詳しくは、内周
縁と外周縁との各長短軸mi 及びni 、mO 及びnO
比率)も変わる。従って、この浸食部分50の縦横比を
変更した上で、これを上記回転軸Pを中心に回転させる
と、ターゲット5の径方向における各部分の被スパッタ
量も当然に変化する。つまり、本実施の形態によれば、
上記浸食部分50の縦横比によっても、ターゲット5の
径方向における各部分の被スパッタ量を制御でき、よっ
て、上記偏心距離bの調整にしか頼らざるを得なかった
従来の装置に比べて、より詳細かつ精密なスパッタリン
グ制御を実現できる。
【0034】ここで、上記回転軸Pを、例えば上記短軸
i (またはnO )上またはその延長線上に設けるとす
る。この場合、上記浸食部分50の内周縁と外周縁と
は、それぞれ、回転軸Pを原点として、次の数1に示す
一般に知られている楕円形の関数で表すことができる。
【0035】
【数1】
【0036】このように、上記浸食部分50は、関数表
示できる形状であるので、例えば、ターゲット5の径方
向における各部分の被浸食量や、ターゲット5の使用効
率、或いは基板3表面の膜厚分布等について、上記関数
を用いた計算により容易に予測できる。また、ターゲッ
ト5の全面エロージョン化を実現するには、ターゲット
5の半径Rに応じて、概ね次の数2を満足するように、
上記被回転時における浸食部分50の各長軸mi
O 、及び各短軸ni 、nO を定めればよい。
【0037】
【数2】
【0038】従って、上記数1及び数2により、ターゲ
ット5の半径Rに応じて、理想的なスパッタを実現する
ための磁石機構7の条件、例えば各磁石71、72の縦
横比を含む寸法や、上記偏心距離b等を、比較的に容易
に導出でき、即ち最適化できる。
【0039】図4に、本実施の形態に係る磁石機構7を
用いて実際にスパッタリングを実施したときの、ターゲ
ット5の非浸食状態の一例を示す。なお、このときの磁
石機構7の条件としては、その横寸法(水平方向におけ
る外周磁石72周縁の短軸長さ寸法)を、ターゲット5
の直径2Rの約80%とし、縦寸法(水平方向における
外周磁石72周縁の長軸長さ寸法)を、上記横寸法の約
120%とした。そして、外周磁石72の周縁が、ター
ゲット5の周縁と略一致する(接する)か、若しくはタ
ーゲット5周縁よりも若干外側に食み出る程度の構成と
なるように、外周磁石72の短軸上であって、内周磁石
71の周縁近傍、厳密には、上記非回転時における浸食
部分50の内周縁よりも若干外側に対応する位置に、回
転軸Pを設けた。
【0040】同図によれば、上述した図7と同様に、タ
ーゲット5の半径Rの1/2の地点よりも若干外側に、
最も浸食の深い部分が位置し、即ちこの部分でのスパッ
タ効率が最大であることが判る。そして、上記半径Rの
1/2の地点を境目にして、それよりも外側の領域の方
が内側の領域に比べて、浸食の度合いが大きく、即ちス
パッタ効率が高い。従って、例えば、基板3の半径が、
ターゲット5の半径Rの約60%乃至80%程度の寸法
であるときは、図示しないが、基板3表面の膜厚分布
は、均一性のとれた良好な分布となる。
【0041】また、図4によれば、上述した図8と同様
に、ターゲット5の表面(上面)全体がスパッタされて
おり、即ち全面エロージョン化が実現されていることが
判る。従って、ターゲット5へのスパッタ粒子の再付着
を防止でき、ひいてはチャンバ1内のパーティクルの発
生を防止できる。
【0042】更に、図4によれば、上記図7及び図8の
場合に比べて、ターゲット5全体が大きく浸食されてお
り、即ち使用効率が高いことが判る。因みに、図4に示
すターゲット5全体の使用効率は、約60%である。従
って、上記従来の装置に比べて、ターゲット5を有効に
使用でき、よって、このスパッタリング装置による生産
物(即ち成膜後の基板)の最終的なコストを抑制でき
る。このことは、ターゲット5として、例えばイリジウ
ム(Ir)や白金(Pt)等の比較的に高価な原料を使
用する場合に、非常に有効である。
【0043】このように、本実施の形態によれば、磁石
機構7を、図2に示すものに置き換えるだけで、ターゲ
ット5の使用効率の向上、ターゲット5の全面エロージ
ョン化、及び基板3表面の膜厚分布の均一化という、全
ての条件を同時に満足することができる。
【0044】なお、本実施の形態においては、図3に示
すような浸食部分50の形状を得るために、図2に示す
ような言わば楕円形の磁石機構7を用いたがこれに限ら
ない。即ち、上記図3に示す形状を得られるのであれ
ば、磁石機構7の構造を、図2に以外の構造としてもよ
い。また、磁石機構7を構成する各磁石71、72の各
磁極の向きを、上記図2に示す向きと反対にしてもよい
し、これら各磁石71、72の高さ寸法を、状況に応じ
て異にする構造としてもよい。そして、上記各磁石7
1、72は、例えば電磁石等の永久磁石以外の手段によ
り構成してもよい。
【0045】本実施の形態において、ターゲット5にア
ルゴンイオンを照射するために、チャンバ1内にアルゴ
ンガスを導入するガス導入系8と、基板3とターゲット
5との間に直流の高電圧を印加してプラズマ放電を発生
させる直流電源装置とが、特許請求の範囲に記載のイオ
ン照射手段に対応する。なお、上記プラズマ放電を発生
させるための電源装置は、ここで言う直流電源装置に限
らず、例えば交流電力や高周波電力、更にはパルス電力
等の他の態様の電力を供給する電源装置を用いてもよ
い。そして、本実施の形態における磁石機構7が、特許
請求の範囲に記載の磁界形成手段に対応し、この磁石機
構7を構成する内周磁石71及び外周磁石72の各上面
が、それぞれ、特許請求の範囲に記載の第1の磁極部分
及び第2の磁極部分に対応する。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明のスパッタリング
装置によれば、磁界形成手段を固定してスパッタリング
を実施したときのターゲット表面の浸食部分の形状が、
概略楕円形の環状となるように磁界形成手段を構成して
いる。そして、この磁界形成手段を回転させる際の回転
軸の位置、及び、上記浸食部分が描く概略楕円形の環状
の長軸と短軸との比率を変更するように磁界形成手段の
形成する磁界の形体を調整することによって、ターゲッ
ト表面の上記回転軸を中心とする円の半径方向における
被スパッタ量を制御する。従って、ターゲット5表面の
各部分における被スパッタ量を制御するのに偏心距離b
の調整にしか頼らざるを得ない上述した従来のスパッタ
リング装置に比べて、より詳細かつ精密にターゲット表
面の各部分における被スパッタ量を制御できる。よっ
て、例えば、ターゲットの使用効率の向上、ターゲット
の全面エロージョン化、及び成膜対象物表面の膜厚分布
の均一化という、スパッタリング装置としての理想的な
条件を、全て同時に満足することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スパッタリング装置の概略構成を示す図であ
る。
【図2】本発明に係るスパッタリング装置の一実施の形
態における磁石機構の概略構成を示す図で、(a)は、
その平面図、(b)は、(a)におけるA−A端面図で
ある。
【図3】本実施の形態において、図2の磁石機構を用い
て、この磁石機構を或る位置に固定した状態でターゲッ
トをスパッタしたときのターゲットの浸食状態を上方か
ら見た図である。
【図4】本実施の形態において、図2の磁石機構を用い
て、この磁石機構を回転させながらターゲットをスパッ
タしたときのターゲットの浸食状態を示す一部端面図で
ある。
【図5】従来のスパッタリング装置における磁石機構の
概略構成を示す図で、(a)は、その平面図、(b)
は、(a)におけるB−B端面図である。
【図6】図5の磁石機構を用いて、この磁石機構を或る
位置に固定した状態でターゲットをスパッタしたときの
ターゲットの浸食状態を上方から見た図である。
【図7】図5の磁石機構を用いて、この磁石機構を回転
させながらターゲットをスパッタしたときのターゲット
の浸食状態を示す一部端面図である。
【図8】図5の磁石機構を用いて、図7とは異なる条件
で磁石機構を回転させながらターゲットをスパッタした
ときのターゲットの浸食状態を示す一部端面図である。
【符号の説明】
1 チャンバ 3 基板 5 ターゲット 7 磁石機構 71、72 永久磁石

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面側を成膜対象物に対向させて配置さ
    れる概略平板状のターゲットと、 このターゲットの一面側にイオンを照射するイオン照射
    手段と、 上記ターゲットの他面側に設けられ、上記ターゲットの
    一面側に、上記イオン照射手段によるイオン照射に伴っ
    て発生する電界と略直交する磁界を形成する磁界形成手
    段と、 この磁界形成手段を上記ターゲットの一面または他面に
    略垂直な軸を中心として回転させる磁界回転手段と、を
    具備し、 上記磁界形成手段は、上記磁界回転手段を非回転とした
    状態で上記イオン照射手段により上記ターゲットの一面
    側にイオンを照射したとき、このイオン照射により、上
    記ターゲットの一面側が、該一面をこれに対向する側か
    ら見たときに略一定の浸食幅で概略楕円形の環状に浸食
    される状態に、上記磁界を形成するよう構成されたマグ
    ネトロンスパッタリング装置。
  2. 【請求項2】 上記磁界形成手段が、上記ターゲットの
    他面に近接し該他面沿って概略楕円形の輪郭を有する第
    1の磁極部分と、上記ターゲットの他面に近接し該他面
    に沿って上記第1の磁極部分の周縁を該周縁から略一定
    の距離を隔てて取り囲む概略楕円形の開口部を有する第
    2の磁極部分と、を備え、少なくとも上記第1及び第2
    の各磁極部分の一方から上記ターゲットの一面に沿って
    他方の磁極部分に至る磁界を形成する状態に構成された
    請求項1に記載のマグネトロンスパッタリング装置。
  3. 【請求項3】 上記磁界形成手段を非回転とした状態で
    上記イオン照射により上記ターゲットの一面側を浸食し
    たときの該ターゲットの上記概略楕円形の環状に浸食さ
    れる部分の該楕円形の長軸と短軸との比を、上記磁界形
    成手段の形成する磁界により変更可能とした請求項1に
    記載のマグネトロンスパッタリング装置。
  4. 【請求項4】 上記磁界形成手段の回転軸を、該磁界形
    成手段における上記ターゲットの上記概略楕円形の環状
    に浸食される部分の該楕円形の中心に対応する位置か
    ら、上記ターゲットの一面に沿う方向に、所定の距離だ
    け離れた位置に設け、該所定の距離を変更可能とした請
    求項1に記載のマグネトロンスパッタリング装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100439474B1 (ko) * 2001-09-12 2004-07-09 삼성전자주식회사 스퍼터링 장치
JP2004269952A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Showa Shinku:Kk マグネトロンスパッタ装置及び方法
CN114555856A (zh) * 2019-10-15 2022-05-27 Santec株式会社 基板旋转装置

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