JP2000343441A - 研磨具 - Google Patents

研磨具

Info

Publication number
JP2000343441A
JP2000343441A JP11155816A JP15581699A JP2000343441A JP 2000343441 A JP2000343441 A JP 2000343441A JP 11155816 A JP11155816 A JP 11155816A JP 15581699 A JP15581699 A JP 15581699A JP 2000343441 A JP2000343441 A JP 2000343441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
putty
base
polishing tool
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11155816A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4301350B2 (ja
Inventor
Makoto Ueno
信 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DYUUKU PLANNING KK
Original Assignee
DYUUKU PLANNING KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DYUUKU PLANNING KK filed Critical DYUUKU PLANNING KK
Priority to JP15581699A priority Critical patent/JP4301350B2/ja
Priority to EP00111017A priority patent/EP1059144A3/en
Priority to US09/584,214 priority patent/US6406365B1/en
Priority to CA002310392A priority patent/CA2310392A1/en
Priority to KR1020000029939A priority patent/KR20010049463A/ko
Publication of JP2000343441A publication Critical patent/JP2000343441A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4301350B2 publication Critical patent/JP4301350B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D15/00Hand tools or other devices for non-rotary grinding, polishing, or stropping
    • B24D15/04Hand tools or other devices for non-rotary grinding, polishing, or stropping resilient; with resiliently-mounted operative surface
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D15/00Hand tools or other devices for non-rotary grinding, polishing, or stropping
    • B24D15/02Hand tools or other devices for non-rotary grinding, polishing, or stropping rigid; with rigidly-supported operative surface
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S5/00Servicing, maintaining, repairing, or refitting of vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】容易な操作で補修面を平面に研磨することがで
きる研磨具を提供する。 【解決手段】補修面1の表面を所定の形状に研磨するた
めの研磨具であって、研磨紙2を交換可能に張着すべき
基盤部3と、この基盤部3の対辺に屈曲可能に夫々蝶着
した可動基盤部4、4とを備え、この可動基盤部4、4
は基盤部3と同一面となる方向に弾発的に付勢されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は研磨具に関し、詳し
くは、高精度で仕上がり時間を短縮する研磨具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両の塗装面に生じた傷や凹
みを修理する手順としては、図10に示すように、まず
鋼板50上に塗装されたプライマー51、サーフェイサ
ー52、ペイント53を剥がした後、パテ類1を充填す
る。
【0003】そして、そのパテ類1を充填した表面(損
傷部)を、ボディ表面と面一にするために研磨を行う。
この工程は要するに荒目から細目まで数段階のサンドペ
ーパーを用いてパテ表面を研磨するものであり、この工
程の巧拙が最終的な修理の出来具合を決定するといって
も過言ではない。
【0004】この研磨に用いられる工具はサンダー(研
磨具)と呼ばれ、図11に示すように、矩形状の平滑面
を有する基盤部54に研磨紙(サンドペーパー)を交換
可能に張着した構成となっている。そして、基盤部54
の上面に把手55が設けられており、その把手55を片
手または両手で保持して往復または円運動等を行いなが
ら研磨を行うものである。
【0005】前記基盤部55は平滑面であるため、これ
を使用すれば凸面となっているパテ面を平面に研磨する
ことができる理屈であるが、実際にパテ面を研磨してみ
ると必ずしも平面に研磨することができない。これは、
基盤部54を人の手で支持しているが故に、基盤部54
がある種のすりこぎ運動をすることとなり、研磨面が極
めて軽微な凸面になるからである。さらに研磨は主に基
盤部54の周縁部でなされるためさらにこの傾向が強ま
る。
【0006】そこで、このような不具合を補正するため
に、基盤部54のエッジ部分を使って(基盤部54を傾
斜して)パテ面中央部分の凸面を研磨し、平滑面とする
ことが考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、基盤部54
のエッジ部分は、当然の如く面ではなく直線状であるた
め、パテ面への当接面積は極めて小さくなる。したがっ
て、スムースな研磨面を得るために、作業者がサンダー
を適度な角度で保持しつつ研磨作業を行おうとしても、
安定性に欠けてしまい、良好な操作を行うには高度な熟
練を要することとなる。
【0008】また、エッジ部分の研磨紙がすぐに摩滅し
てしまうという問題もある。本発明は、前記事項に鑑み
なされたものであり、比較的容易な操作で補修面(パテ
面)を平面に研磨することができる研磨具を提供するこ
とを技術的課題とする。
【0009】また、安定した操作感を供すると共に短時
間にて補修面を平面に研磨することができる研磨具を提
供することを技術的課題とする。さらに、研磨紙が局部
的に過剰摩耗してしまうことを抑制する研磨具を提供す
ることを技術的課題とする。また、操作性の良い研磨具
を低コストにて提供することを技術的課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために下記のような構成とした。第1の発明
は、補修対象面(パテ面)1の表面を所定の形状に研磨
するための研磨具であって、表面側に研磨紙2を張着可
能な基盤部3と、この基盤部3の端部に屈曲可能に蝶着
し、表面側に研磨紙2を張着可能な可動基盤部4とを備
え、前記可動基盤部4は、前記基盤部3の表面と可動基
盤部4の表面が同一面となる方向に弾発的に付勢されて
いることを特徴とする。
【0011】第2の発明は、第1の発明において、前記
可動基盤部4の可動範囲は、基盤部3に対して基盤部3
と同一面(0度)から、10度の範囲にて、予め設定さ
れた角度で屈曲するよう構成されていることを特徴とす
る。
【0012】第3の発明は、第1または第2の発明のい
ずれかにおいて、前記可動基盤部4と基盤部3との間に
弾発手段が設けられていることを特徴とする。前記弾発
的に付勢する手段としては、コイルスプリング等の弾発
手段が好適であり、可動基盤部4と基盤部3との位置関
係を規定して、外部から力を加えないときは両者が同一
面になるような構成を採ることができる。
【0013】基盤部3は長方形が望ましく、長辺側に可
動基盤部4を蝶着するとよい。また、可動基盤部4は、
基盤部3の両端部(両長辺側)にそれぞれ蝶着するとよ
い。なお、前記した(パテ面用)研磨具は手で持って作
業を行えるよう基盤部3の上面に把手を付けることがで
きる。さらに、アタッチメントを介して電動工具等に取
り付けることも可能である。
【0014】このように、可動基盤部4と基盤部3との
間に角度をつけて研磨作業が行えるため、パテ面中央部
にでき易い微妙な凸部を効率的に研磨することができ
る。しかも、可動基盤部4と基盤部3との間の角度は予
め設定した角度以上にはならないため、比較的熟練度が
低い者でも安定した研磨が可能となる。
【0015】なお、本発明者は、研磨具にて補修面を研
磨する際には、点状の研磨を連続して行うことにより線
状の研磨となり、線状の研磨を連続して行うことにより
面状の研磨となることを見い出した。すなわち、一度に
面状の研磨を行うとすると、微細な研磨作業が出来にく
いものである。したがって、本発明の研磨具を用いれ
ば、安定した線状の研磨を容易に連続して行えるため、
補修箇所全体の仕上がりを極めて良好に短時間にて行う
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1〜図8に基づ
いて詳細に説明する。なお、本実施形態では、補修材と
してパテやサーフェイサーに紫外線硬化材を用いたもの
を例として説明する。
【0017】初めに、パテ充填(パテ面1の形成)工程
につき簡単に説明する。パテ充填工程では、まず、損傷
部の状態に応じて前処理が施される。前処理としては、
車両に元々施されていた塗膜8(以下、「旧塗膜」とい
うこともある)の脱脂、旧塗膜の除去、フェザーエッジ
7を取る等が挙げられる。
【0018】旧塗膜の脱脂は、紫外線硬化樹脂を用いな
い一般的な修理方法においても殆どの場合に行われる前
処理である。次に、旧塗膜8の除去であるが、これは脱
脂処理とは異なり損傷部の状態に応じて、損傷部および
その周辺における旧塗膜に施される処理である。損傷が
凹みである場合には、凹み部分の旧塗膜は殆どの場合に
おいて除去される。また、損傷が線傷、引っかき傷、釘
等による傷の場合、既に旧塗膜が除去されているので、
傷の状態によって、旧塗膜8をさらに除去するかどうか
を判断する。
【0019】ここで、旧塗膜の除去についても、従来よ
り行われている前処理であるので、例えば、ディスクサ
ンダー、ダブルサンダー等の装置を用いて従来法により
行うことができる。
【0020】フェザーエッジ7を取る作業は、上記旧塗
膜除去作業と同時にあるいは作業後に行われる作業であ
り、旧塗膜から旧塗膜が除去されて表出した鋼板面や樹
脂パーツ面へと塗膜断面に滑らかな傾斜を付ける作業で
ある。傾斜の角度としては、概ね27〜54度とするこ
とが一般的である。フェザーエッジを取る作業も、従来
より行われている作業であり、本実施形態においても従
来法に従うことができる。また、ここで用いる装置とし
ては、ダブルアクションサンダー等が挙げられる。
【0021】その後、好ましくは、エアーブロー等によ
り旧塗膜除去面およびその周辺を洗浄し、さらに脱脂を
行う。この様にして必要に応じて前処理が施された損傷
部に紫外線重合性組成物からなるパテ原料を埋め込み、
前記原料を紫外線硬化させることにより前記損傷部をパ
テで充填する。パテ原料として用いられる紫外線重合性
組成物としては、自動車等のパテ用原料として一般に用
いられる紫外線重合性組成物と同様の組成物が特に制限
なく用いられる。この様なパテ原料として一般に用いら
れる紫外線重合性組成物は、必須成分として紫外線重合
性プレポリマー、紫外線重合性モノマー、紫外線重合開
始剤を含有し、任意成分として、増感剤、顔料、充填
剤、消泡剤、表面改質剤、溶剤等を含有する。
【0022】上記紫外線重合性組成物が含有する紫外線
重合性プレポリマーとして、具体的には、ラジカル重合
型プレポリマー、例えば、エステルアクリレート、ウレ
タンアクリレート、エポキシアクリレート、アミノ樹脂
アクリレート、アクリル樹脂アクリレート、不飽和ポリ
エステル等:カチオン重合型プレポリマー、例えばエポ
キシ樹脂、ビニルエーテルを有する樹脂等:および、分
子末端にアリール基やアクリロイル基を有するオリゴマ
ーとポリチオールを組み合わせたチオール・エン付加型
プレポリマーが挙げられる。
【0023】また、紫外線重合性モノマーとして、具体
的には、2−エチルヘキシルアクリレート、エトキシジ
エチレングリコールアクリレート、フェノキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、テ
トラヒドロフルフリルアクリレート、ジシクロペンテニ
ルアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレー
ト、ポリエチレングリコールジアクリレート、ビス(ア
クリロキシエチル)ビスフェノールA、メリメチロール
プロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリ
アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレ
ート等のラジカル系モノマー、ビニルシクロヘキセンモ
ノオキサイド、ヒドロキシブチルビニールエーテル、シ
クロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、シクロヘ
キセンジエポキシド、カプロラクトンポリオール等のカ
チオン系モノマー等が挙げられる。
【0024】紫外線重合開始剤として、具体的には、ラ
ジカル重合系の開始剤として各種カルボニル化合物等
が、カチオン重合系の開始剤としてオニューム塩等が挙
げられる。また、チオール・エン付加型プレポリマー用
の開始剤としては、水素引き抜き型の開始剤が挙げられ
る。
【0025】本発明に用いるパテ原料用の紫外線重合性
組成物は、例えば、これら必須成分を適当な量比で、さ
らに、必要に応じて上記任意性分を適当な量ずつ、配合
することで調製される。各種成分の配合量に関しては、
用いる必須成分の種類等により適宜選択されるものであ
る。
【0026】また、パテ原料用の紫外線重合性組成物と
しては、組成物全量に対して紫外線重合性プレポリマー
を約20〜30重量%、紫外線重合性モノマーを約15
〜30重量%、紫外線重合開始剤を約1〜10重量%、
顔料を約40〜60重量%含有する紫外線重合性組成物
が好ましい。また、上記紫外線重合性組成物に用いる顔
料は、顔料であれば特に制限されないが一般的には、炭
酸カルシウム、硫酸バリウム、クレー、タルク、との
粉、ホワイトカーボン、バルーン等の体質顔料が用いら
れる。
【0027】本発明においては、この様なパテ原料が、
上記必要に応じて前処理が施されたパテ面の損傷部位に
埋め込まれる。パテ原料の埋め込みも、従来と同様の方
法で行うことが可能である。好ましい方法においては、
充填されるべき容積よりも少し多めの量をパテ原料の充
填量として、これを数回に分けて埋め込む。最初の1回
は、充填量のうちの適当量をプラスチックベラで前記損
傷部位にしごき付ける様にして埋め込む。さらに、この
上から充填量の残りを適当な量ずつに分けて、プラスチ
ックベラで空気を巻き込まないようにして塗り重ねる。
パテ原料埋め込み後は、旧塗膜面よりパテ原料埋め込み
部がやや盛り上がった仕上がりとなり、パテ埋め込み部
分のパテ原料厚さは、旧塗膜の厚さよりも0.1〜1m
m程度厚いものとなる。したがって、このパテ原料の埋
め込み部の厚さは、旧塗膜の厚さにもよるが、概ね0.
4〜3mmである。
【0028】パテ原料の埋め込み終了後、埋め込み部分
に紫外線を照射して紫外線重合性組成物であるパテ原料
を硬化させる。紫外線の照射は、紫外線を含む光を発生
する装置、例えば、UVランプ等を用いて行うことがで
きる。紫外線重合性組成物を硬化させるために要する紫
外線照射時間は、例えば、パテ原料として上記本発明に
おいて好ましい組成物を用い、埋め込み厚さを上記範囲
内にして、十分な紫外線量を照射すれば、概ね30秒か
ら60秒とすることができる。
【0029】上記紫外線照射によりパテ原料は硬化し、
上記必要に応じて前処理が施された損傷部はパテで充填
される。ここで、硬化によりパテ原料の体積が多少減少
すると、旧塗膜面からのパテの盛り上がりも、硬化前に
比べて多少減少したものとなる場合がある。
【0030】その後、旧塗膜面より盛り上がったパテ表
面を研磨具で研磨して、旧塗膜面と面一にする。研磨具
の構成は図1に示すように、研磨紙2を交換可能に張着
すべき基盤部3を中心として、この基盤部3の対辺に屈
曲可能に夫々蝶着した可動基盤部4、4が設けられてい
る。
【0031】基盤部3は図2に示すように、正面から見
て台形の両側辺部が切り欠かれた形状に形成されてお
り、両対辺に傾斜部3a、3aが設けられている。この
傾斜部3a、3aの傾斜角度Dは5.5度となってい
る。基盤部3は、塩ビ、ABS、あるいはポリカーボネ
イト等による一体成型で厚さ12ミリに形成されてお
り、長辺が短辺の4倍程度の長方形としてある。なお、
基盤部3は、木材により形成してもよい。
【0032】基盤部3の上面には把手55が設けられて
いる。この把手55は両手用の幅広のものと片手用の幅
狭のものとの2種類が用意されている。また、基盤部3
の側面には各面に7個ずつのボルト孔3bが形成されて
いる。このボルト孔3bの周囲にはコイルスプリング室
3cが設けられている。
【0033】そして、基盤部3の長手側の側面に可動基
盤部4、4が夫々取り付けられている。可動基盤部4、
4は基盤部3と同一材質及び同一厚さで形成されてお
り、夫々ボルト5によって基盤部3に屈曲可能に取り付
けられている。なおボルト5はヘキサゴンレンチ用のも
のが使用されている。
【0034】可動基盤部4、4には前記ボルト5を挿通
するためのボルト挿通孔4aが設けられている。そし
て、ボルト挿通孔4aの開口部にはボルト頭を沈頭させ
るための凹所4bが形成されている。なお、ボルト挿通
孔4aと凹所4bは可動基盤部4、4の動きを許容すた
め、図4に示すように縦に長い長穴となっている。そし
て、基盤部3と可動基盤部4、4との間にはコイルスプ
リング6が介挿されている。
【0035】これによって基盤部3と可動基盤部4、4
との位置関係は、図3に示すように矢示F方向に5.5
度を限度として相対的に屈曲可能となっている。また、
可動基盤部4、4への押圧力がなくなると、コイルスプ
リング6の弾発力で基盤部3と面一となる方向に復帰す
る。
【0036】前記基盤部3と可動基盤部4、4の底面に
は粘着シートが張り付けてあり、研磨紙2を着脱自在に
保持することができるようになっている。すなわち、一
枚の粘着シートが、粘着面(一面)を研磨具側として、
基盤部3から両可動基盤部4、4に亘って面一に接着固
定されている。そして、粘着シートの他面には、線状の
細かな凹凸模様が施されており、裏面に接着剤を付した
研磨紙2を、着脱自在に保持する。
【0037】なお、前記可動基盤部4、4の可動範囲は
基盤部と同一面(0度)から、10度の範囲で任意に設
定することができる。傾斜可能角度の設定は、傾斜部3
a、3aの角度や、凹所4bとボルト5のボルト頭との
間隔を変更することによって行う。
【0038】前記したパテ面用研磨具は、前記したよう
に手で把持して作業を行えるような形状にしてもよい
し、ダブルアクションサンダーやオービタルサンダー等
に着脱自在に取り付けられるようにしてもよい。これら
パワーアシスト型のサンダーに本装置を取り付けるアダ
プターとしては、例えば90度単位で基盤部3及び可動
基盤部4、4を回転させて、角度を変更できるようなも
のとすることができる。これにより、研磨する部位や作
業者の姿勢に応じて最も効果的な方向から作業を行うこ
とができる。
【0039】そして、このパテ面用研磨具を実際に使用
するにあたっては、図1及び図2に示すように、適宜パ
テ面1に可動基盤部4、4を当てつつ研磨する。パテ面
1が平面の場合、基盤部3にて研磨を行うこともできる
が、正確な平面を出すことが困難ときは、可動基盤部
4、4にて微細な凸面を研磨する。
【0040】パテ面用研磨具を用いた研磨動作は、例え
ば、図9に示すように、クロスハンドにて行う。このと
き、パテ面用研磨具は、一方のエッジ部分(可動基盤部
4)にて研磨を行うが、可動基盤部4にはある程度の幅
があるため、線状の研磨動作でありながら、安定して研
磨作業を行うことができる。また、可動基盤部4のパテ
面に対する押付力は、大きめの基盤部3から小さめの可
動基盤部4に伝達されて作用するため、可動基盤部4は
むらなく均一にパテ面に押しつけられる。 なお、研磨
にあたっては研磨紙の種類を80番から180番程度ま
で数段階で替え、無理な急速研磨を行わないのが原則で
ある。
【0041】そして、このように平滑化したパテ面1上
に、プライマサーフェサ層を形成する。この際、パテと
旧塗膜の境界周辺部分についてもプライマサーフェサ層
が形成されることが好ましい。プライマサーフェサ層
は、より好ましくは、パテ上およびパテと旧塗膜の境界
付近が一定の厚さで最も厚く、境界付近から遠ざかるに
従って層の厚さが徐々に薄くなるように形成する。
【0042】プライマサーフェサ層は、上記パテ表出面
を含む塗装面に、紫外線重合性組成物からなりスプレー
塗布が可能な粘度のプライマサーフェサ原料を均一にス
プレー塗布し、得られた原料塗膜を紫外線硬化させるこ
とにより得られる。
【0043】そしてさらに、プライマサーフェサ層上に
塗料を塗布し、損傷部の修理が終了する。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、基盤部の端部に可動基
盤部を設け、この可動基盤部を押圧することで、基盤部
に対して可動基盤部が上方に屈曲するように構成したの
で、屈曲させた状態ではエッジの部分を面として補修面
に当てることができる。
【0045】このため、補修面が微妙な凸面になってし
まってもこれを能率的に研磨でき、比較的容易な操作で
補修面を平面に研磨することができる。また、安定した
操作感を供すると共に短時間にて補修面を平面に研磨す
ることができる研磨具を提供することが可能となる。
【0046】しかも研磨紙が面で当接するため、研磨紙
が局部的に過剰摩耗してしまうことを抑制でき、研磨紙
の寿命を延ばすこともできる。また、操作性の良い研磨
具を低コストにて提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態の研磨具を示す全体の斜視図
である。
【図2】実施形態における研磨具を一部分解した正面図
である。
【図3】実施形態における研磨具の屈曲部分の断面図で
ある。
【図4】実施形態における研磨具の部分的に拡大した側
面図である。
【図5】実施形態における研磨具の横断面図である。
【図6】実施形態における研磨具の内部構造の平面図で
ある。
【図7】実施形態における研磨具の全体の側面図であ
る。
【図8】実施形態における研磨具の使用状態での断面図
である。
【図9】実施形態における研磨具の使用状態を説明する
平面図である。
【図10】車両に施したパテ面を示す断面図である。
【図11】車両に施したパテ面の一般的な研磨状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 パテ面(補修面) 2 研磨紙 3 基盤部 4 可動基盤部 5 ボルト 6 コイルスプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】補修面の表面を所定の形状に研磨するため
    の研磨具であって、 表面側に研磨紙を張着可能な基盤部と、この基盤部の端
    部に屈曲可能に蝶着し、表面側に研磨紙を張着可能な可
    動基盤部とを備え、 前記可動基盤部は、前記基盤部の表面と可動基板部の表
    面が同一面となる方向に弾発的に付勢されていることを
    特徴とする研磨具。
  2. 【請求項2】前記可動基盤部の可動範囲は、基盤部に対
    して同一平面から、10度の範囲にて、予め設定された
    角度で屈曲するよう構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の研磨具。
  3. 【請求項3】前記可動基盤部と基盤部との間に弾発手段
    が設けられていることを特徴とする請求項1または2の
    いずれかに記載の研磨具。
JP15581699A 1999-06-02 1999-06-02 研磨具 Expired - Fee Related JP4301350B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15581699A JP4301350B2 (ja) 1999-06-02 1999-06-02 研磨具
EP00111017A EP1059144A3 (en) 1999-06-02 2000-05-30 Sanding tool
US09/584,214 US6406365B1 (en) 1999-06-02 2000-05-31 Sanding tool
CA002310392A CA2310392A1 (en) 1999-06-02 2000-05-31 Sanding tool
KR1020000029939A KR20010049463A (ko) 1999-06-02 2000-06-01 연마 공구

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15581699A JP4301350B2 (ja) 1999-06-02 1999-06-02 研磨具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000343441A true JP2000343441A (ja) 2000-12-12
JP4301350B2 JP4301350B2 (ja) 2009-07-22

Family

ID=15614115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15581699A Expired - Fee Related JP4301350B2 (ja) 1999-06-02 1999-06-02 研磨具

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6406365B1 (ja)
EP (1) EP1059144A3 (ja)
JP (1) JP4301350B2 (ja)
KR (1) KR20010049463A (ja)
CA (1) CA2310392A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002026446A1 (fr) * 2000-09-28 2002-04-04 Uegaki, Tateo Dispositif de polissage

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7011570B1 (en) * 2001-07-20 2006-03-14 Earl John Mac Leod Set of profiled sanding pads
US7780506B2 (en) * 2002-08-05 2010-08-24 Brad R. Wettstein Sanding block
US20080020688A1 (en) * 2003-05-16 2008-01-24 Annis Kent V Tool for working on a surface
US20070184765A1 (en) * 2003-05-16 2007-08-09 Annis Kent V Tool for working on a surface
US6991529B2 (en) * 2003-05-16 2006-01-31 Full Circle International, Inc Hand manipulated tool
US7077737B2 (en) * 2003-05-23 2006-07-18 Guenter Manigel Flexible file and file dispenser system
DE602005012283D1 (de) * 2005-11-03 2009-02-26 Financ Et De Realisations Sfir Handschleifwerkzeug
US7670210B2 (en) * 2006-03-09 2010-03-02 Full Circle International, Inc. Tool for working on a surface
US7927192B2 (en) * 2007-10-17 2011-04-19 Full Circle International, Inc Tool for working on a surface
US20130045668A1 (en) * 2011-05-25 2013-02-21 Saint-Gobain Abrasifs Multi-sided shaped abrasive sanding aid
EP3558585A4 (en) * 2016-12-23 2020-08-19 Dimar Ltd MANUAL SANDER

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1724661A (en) * 1926-07-28 1929-08-13 Ingman J Johnson Block for sheets of abrasive material
US2235446A (en) * 1939-07-10 1941-03-18 Milton H Birger Surfacing means
US2445599A (en) * 1947-01-20 1948-07-20 Rayner V Bowen Sander
US2446183A (en) * 1947-02-27 1948-08-03 George A Larson Sanding device
US3704559A (en) * 1971-02-11 1972-12-05 Andrew Morgan Power sander attachment
FR2635672B1 (fr) * 1988-08-31 1991-09-13 Minnesota Mining & Mfg Bloc composite polyfonctionnel pour le traitement manuel de surfaces
US6120365A (en) * 1996-03-07 2000-09-19 Johnson; Bryan T. Formable spreader/sander
US5690547A (en) * 1996-08-26 1997-11-25 Holland, Jr.; Wayne H. Corner sander for manually sanding an outside corner of a wall structure
EP0919337A1 (de) * 1997-11-20 1999-06-02 SIA Schweizer Schmirgel- und Schleifindustrie AG Flexibles Schleifwerkzeug

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002026446A1 (fr) * 2000-09-28 2002-04-04 Uegaki, Tateo Dispositif de polissage
US7094137B2 (en) 2000-09-28 2006-08-22 Tateo Uegaki Polishing device

Also Published As

Publication number Publication date
EP1059144A3 (en) 2003-05-02
US6406365B1 (en) 2002-06-18
EP1059144A2 (en) 2000-12-13
CA2310392A1 (en) 2000-12-02
KR20010049463A (ko) 2001-06-15
JP4301350B2 (ja) 2009-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8758089B2 (en) Abrasive articles, rotationally reciprocating tools, and methods
CA2681316C (en) Methods of removing defects in surfaces
JP4301350B2 (ja) 研磨具
EP3148746A1 (en) Finishing method and polishing material for painted surface
JP2001198839A (ja) 研磨具
KR101890194B1 (ko) 손톱 손질도구의 제조방법 및 이에 의해 제조된 손톱 손질도구
AU2011213837B2 (en) Abrasive articles, rotationally reciprocating tools, and methods
JP4086215B2 (ja) 車体の修理方法及び修理作業量算出方法
JP4042935B2 (ja) 車体の修理作業用シート
DK1525947T3 (da) Fremgangsmåde ved slutpolering
JP3344911B2 (ja) 塗装下地処理用パテ整形具
JPH11128821A (ja) 塗装下地処理用パテ整形具
JP2005161846A (ja) 印鑑修復方法および印鑑修復装置
KR20170027004A (ko) 음각 연마기구

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040702

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040831

A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20050705

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090317

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090414

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees