JP2000343388A - 生産計画立案方法、生産計画立案装置、及び記録媒体 - Google Patents

生産計画立案方法、生産計画立案装置、及び記録媒体

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JP2000343388A
JP2000343388A JP16168099A JP16168099A JP2000343388A JP 2000343388 A JP2000343388 A JP 2000343388A JP 16168099 A JP16168099 A JP 16168099A JP 16168099 A JP16168099 A JP 16168099A JP 2000343388 A JP2000343388 A JP 2000343388A
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JP
Japan
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time
production
determined
production plan
order
Prior art date
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JP16168099A
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Yasuhiro Sakurai
靖泰 櫻井
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 納期を厳守しながらも納期に対して生産完了
日が早くなり過ぎることがなく時宜に適し、効率的な生
産計画を立案することができる生産計画立案方法及び生
産計画立案装置を提供する。 【解決手段】 各注文に対し最終工程の日程から遡って
開始工程の期限及び各工程の仮日程を算出する生産計画
仮決定処理を行い(ステップS1)、算出された開始工
程の期限に基づいて開始工程から最終工程までの日程を
順送りで決定する(ステップS2)。このとき最大作業
量及び作業機会等の制約条件を満たさない製造工程を含
む注文については、当該製造工程及び当該製造工程より
上流側の製造工程の日程を早める生産計画調整処理を実
行する(ステップS3)。このようなステップ2及びス
テップ3を繰り返し、生産計画を立案する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の工程を経て生
産される生産物の生産計画を立案する生産計画立案方
法、その方法を実施するための生産計画立案装置、及び
その方法を実現するためのプログラムが記録されてある
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄鋼業等の製造業において、複数の品種
を注文納期に合わせて生産する生産計画の立案にコンピ
ュータを用いる方法が普及している。コンピュータを用
いた生産計画の立案では、生産計画立案担当者の作業工
数を低減するという効果以外にも、LAN(Local Area
Network)等の通信ネットワークに接続することで、生産
関係の担当者と営業関係の担当者とが注文内容及び生産
開始日等の情報を共有化することができ、これらの情報
の更新及び閲覧を容易に行えるので、関係部署全体での
作業量の低減及び作業の迅速化をすることができるとい
う効果がある。
【0003】本願出願人が出願した特開平8-147366号公
報に示される生産計画立案方法は、各品種の生産に必要
な製造工程、及び各製造工程の所要時間等のデータベー
ス化された操業基本情報に基づいて生産計画を立案する
方法である。この生産計画立案方法では、注文納期、注
文数量、及び注文品種等の情報を含む複数の注文情報を
注文レコードとして注文管理データベースに記録し、記
録した各注文レコードに対し所定の規則に従って優先順
位を付ける。そして優先順位の高い注文レコードから順
に、注文納期に基づいて、生産完了となる終了期限及び
最終工程の日程を決定し、各製造工程の作業所要時間を
考慮して上流側の工程に遡り各製造工程の作業日程を決
定していく。このとき各製造工程を実行する日より前
に、当該製造工程を実行することが可能な日がある場
合、当該製造工程に対する処理能力を超えない限り日程
を早めるように各製造工程を調整することにより生産計
画の立案を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
生産計画立案方法では、製造工程を実行する日程を可能
な限り早めるように調整するため、注文納期に対して生
産完了日が早くなり過ぎ、時宜に適した生産を行えない
という問題が生じる。時宜に適した生産を行えない場
合、例えば在庫量が増加するために、倉庫の格納能力の
超過、及び注文情報の変更に伴う不良在庫の発生等の問
題が生じる。また化学薬品等の経時変化する生産品の場
合は、経時劣化による不良品の出荷につながる恐れがあ
る。
【0005】また決定された日程で製造工程を実行する
ことが困難な場合で、製造工程の実行に使用する生産設
備と同等の機能を備える代替設備を使用することにより
当該製造工程の実行が可能となるときでも、代替設備を
使用することが考慮されていないため、代替設備に負荷
を分散させることができず非効率的な生産計画になると
いう問題がある。
【0006】さらに同じ製造工程でも生産する品種によ
り必要な母材及び作業人員等の操業要素が異なるため、
品種により操業要素が好適な状態になる製造機会が異な
るが、従来の生産計画立案方法では製造機会の調整が考
慮されていないため、非効率的で現実の生産にそぐわな
い生産計画になるという問題がある。例えばメッキ品を
生産する場合、メッキ溶液の交換回数低減等の作業効率
化を考慮して、同一品種を連続して生産するのが望まし
く、頻繁に生産品種を変更する生産計画では生産コスト
及び作業工数の見地から実際に実行するのは非常に困難
である。
【0007】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、納期に基づいて求められた最終工程の終了期限
から遡って開始工程の開始期限を算出し、算出された開
始工程の開始期限に基づいて開始工程から最終工程まで
を実行する日程を順送りで決定し、決定された日程での
各製造工程の実行が処理能力等の制約条件を満たしてい
ない場合、制約条件を満たしていない製造工程及び該製
造工程より上流側の製造工程を実行する日程を早めるよ
うに調整することにより、時宜に適した生産を行える生
産計画を立案する生産計画立案方法及び生産計画立案装
置の提供を主たる目的とする。
【0008】また当該製造工程の実行に使用できる代替
設備が存在するときに、代替設備を使用して当該製造工
程を実行するように調整することにより、効率的な生産
計画を立案できる生産計画立案方法、生産計画立案装
置、及び記録媒体の提供を他の目的とする。
【0009】さらに所定の製造工程を実行する日程を品
種毎に制限する製造機会についての制約条件を設けるこ
とにより、効率的な生産計画を立案できる生産計画立案
方法、生産計画立案装置、及び記録媒体の提供をさらに
他の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る生産計画
立案方法は、品種及び納期を含む複数の注文の情報に基
づき複数の工程を経て生産される生産物の生産計画を立
案する生産計画立案方法において、納期に基づいて各注
文に対応する生産物を生産する最終工程の終了期限を求
め、求められた最終工程の終了期限から、予め設定され
ている各工程の所要時間に基づいて各注文に対応する生
産物を生産する開始工程の開始期限を算出し、各注文に
対して、算出された開始工程の開始期限に基づいて開始
工程を実行する時期を決定し、決定された開始工程を実
行する時期から、各工程の所要時間に基づいて最終工程
までの各工程を実行する時期を夫々決定し、決定された
時期での各工程の実行が、予め設定されている一又は複
数の制約条件を満たしているか否かを判別し、制約条件
を満たしていない工程があると判別した場合に、当該工
程及び当該工程より上流側の工程を実行する時期を制約
条件を満たすまで早める調整をすることを特徴とする。
【0011】第2発明に係る生産計画立案方法は、複数
の工程を夫々に対応する生産手段を使用して実行するこ
とにより生産される生産物の生産計画を、品種及び納期
を含む複数の注文の情報に基づいて立案する生産計画立
案方法において、納期に基づいて各注文に対応する生産
物を生産する最終工程の終了期限を求め、求められた最
終工程の終了期限から、予め設定されている各工程の所
要時間に基づいて各注文に対応する生産物を生産する開
始工程の開始期限を算出し、各注文に対して、算出され
た開始工程の開始期限に基づいて開始工程を実行する時
期を決定し、決定された開始工程を実行する時期から、
各工程の所要時間に基づいて最終工程までの各工程を実
行する時期を夫々決定し、決定された時期に各工程を夫
々の生産手段を使用して実行することが、予め設定され
てある一又は複数の制約条件を満たしているか否かを判
別し、制約条件を満たしていない工程があると判別した
場合に、当該工程を実行できる代替生産手段を検索し、
該代替生産手段が存在するときに、該代替生産手段を使
用して当該工程を決定された時期に実行するように調整
し、代替生産手段が存在しないときに、当該工程及び当
該工程より上流側の工程を実行する時期を、制約条件を
満たすまで早める調整をすることを特徴とする。
【0012】第3発明に係る生産計画立案方法は、第1
発明又は第2発明において、前記制約条件は、所定の工
程を実行する時期を、品種毎に制限する制約条件である
ことを特徴とする。
【0013】第4発明に係る生産計画立案装置は、品種
及び納期を含む複数の注文の情報に基づき複数の工程を
経て生産される生産物の生産計画を立案する生産計画立
案装置において、各工程の所要時間を記録している所要
時間テーブルと、各工程の実行を制限する制約条件を記
録している一又は複数の制約条件テーブルと、納期に基
づいて各注文に対応する生産物を生産する最終工程の終
了期限を求める手段と、求められた最終工程の終了期限
から、所要時間テーブルに記録している各工程の所要時
間に基づいて各注文に対応する生産物を生産する開始工
程の開始期限を算出する手段と、各注文に対して、算出
された開始工程の開始期限に基づいて開始工程を実行す
る時期を決定する手段と、決定された開始工程を実行す
る時期から、所要時間テーブルに記録している各工程の
所要時間に基づいて最終工程までの各工程を実行する時
期を夫々決定する手段と、決定された時期での各工程の
実行が、制約条件テーブルに記録している制約条件を満
たしているか否かを判別する手段と、制約条件を満たし
ていない工程があると判別した場合に、当該工程及び当
該工程より上流側の工程を実行する時期を、制約条件テ
ーブルに記録している制約条件を満たすまで早める調整
をする手段とを備えることを特徴とする。
【0014】第5発明に係る生産計画立案装置は、複数
の工程を夫々に対応する生産手段を使用して実行するこ
とにより生産される生産物の生産計画を、品種及び納期
を含む複数の注文の情報に基づいて立案する生産計画立
案装置において、各工程の所要時間を記録している所要
時間テーブルと、各工程の実行を制限する制約条件を記
録している一又は複数の制約条件テーブルと、各工程に
対応する生産手段以外で、各工程の実行に使用すること
ができる夫々の代替生産手段を記録している代替生産手
段テーブルと、納期に基づいて各注文に対応する生産物
を生産する最終工程の終了期限を求める手段と、求めら
れた最終工程の終了期限から、所要時間テーブルに記録
している各工程の所要時間に基づいて各注文に対応する
生産物を生産する開始工程の開始期限を算出する手段
と、各注文に対して、算出された開始工程の開始期限に
基づいて開始工程を実行する時期を決定する手段と、決
定された開始工程を実行する時期から、所要時間テーブ
ルに記録している各工程の所要時間に基づいて最終工程
までの各工程を実行する時期を夫々決定する手段と、決
定された時期に各工程を夫々の生産手段を使用して実行
することが、制約条件テーブルに記録している制約条件
を満たしているか否かを判別する手段と、制約条件を満
たしていない工程があると判別した場合に、代替生産手
段テーブルに記録している代替生産手段から当該工程を
実行できる代替生産手段を検索する手段と、当該工程を
実行できる代替生産手段が存在するときに、該代替生産
手段を使用して当該工程を決定された時期に実行するよ
うに調整する手段と、当該工程を実行できる代替生産手
段が存在しないときに、当該工程及び当該工程より上流
側の工程を実行する時期を、制約条件テーブルに記録し
ている制約条件を満たすまで早める調整をする手段とを
備えることを特徴とする。
【0015】第6発明に係る生産計画立案装置は、第4
発明又は第5発明において、前記制約条件テーブルに
は、所定の工程を実行する時期を、品種毎に制限する制
約条件が記録されていることを特徴とする。
【0016】第7発明に係るコンピュータでの読み取り
が可能な記録媒体は、品種及び納期を含む複数の注文の
情報に基づき複数の工程を経て生産される生産物の生産
計画を、コンピュータに立案させるプログラムを記録し
てあるコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体にお
いて、コンピュータに、納期に基づいて各注文に対応す
る生産物を生産する最終工程の終了期限を求めさせるプ
ログラムコード手段と、コンピュータに、求められた最
終工程の終了期限から、各工程の所要時間に基づいて各
注文に対応する生産物を生産する開始工程の開始期限を
算出させるプログラムコード手段と、各注文に対して、
コンピュータに、算出された開始工程の開始期限に基づ
いて開始工程を実行する時期を決定させるプログラムコ
ード手段と、コンピュータに、決定された開始工程を実
行する時期から、各工程の所要時間に基づいて最終工程
までの各工程を実行する時期を夫々決定させるプログラ
ムコード手段と、コンピュータに、決定された時期での
各工程の実行が、各工程の実行を制限する制約条件を満
たしているか否かを判別させるプログラムコード手段
と、コンピュータに、制約条件を満たしていない工程が
あると判別した場合に、当該工程及び当該工程より上流
側の工程を実行する時期を、制約条件テーブルに記録し
ている制約条件を満たすまで早める調整をさせるプログ
ラムコード手段とを含むコンピュータプログラムを記録
してあることを特徴とする。
【0017】第1発明、第4発明、及び第7発明では、
最終工程の終了期限から遡って算出された開始工程の開
始期限に基づいて、開始工程から最終工程までを実行す
る時期を決定し、決定された時期での各工程の実行が処
理能力等の制約条件を満たしていない場合、関係する工
程の実行を制約条件を満たすまで早めるように調整する
ことにより、納期に対して生産完了日が早くなり過ぎる
ことがなく、在庫量を減少させる時宜に適した生産を行
える生産計画を立案することが可能である。
【0018】第2発明及び第5発明では、制約条件を満
たしていない工程がある場合で、当該工程の実行に使用
する生産手段と同等の機能を備え、当該工程の実行に使
用できる代替生産手段が存在するときに、代替生産手段
を使用して当該工程を実行するように調整することによ
り、負荷を分散し効率的な生産計画を立案することが可
能である。
【0019】第3発明及び第6発明では、所定の工程を
実行する時期を品種毎に制限する制約条件を設けて、操
業要素が好適な状態になる製造機会に生産を行うように
調整することにより、効率的な生産計画を立案すること
が可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明の生産計画
立案装置の構成及び通信ネットワークを介して接続され
る端末装置を示すブロック図である。図中10は生産計
画立案装置として用いるホストコンピュータ(以下ホス
トという)であり、ホスト10は本発明のCD−ROM
等の記録媒体50からプログラム及びデータ等の情報を
読み取るCD−ROMドライブ等の外部記憶装置12を
備え、外部記憶装置12に読み取られた情報はハードデ
ィスク13に記録される。
【0021】またハードディスク13には、注文納期、
注文数量、及び注文品種等の情報を含む複数の注文情報
を注文レコードとして記録する注文管理データベース1
01、並びに夫々の注文における各製造工程の作業開始
日等の生産計画データを記録する生産計画管理データベ
ース102を有し、さらに各製造工程の標準所要時間を
管理するための所要時間管理テーブル201、各製造工
程における処理能力を生産重量で管理するための製造工
程処理能力管理テーブル202、各製造工程における品
種別の処理能力を生産重量で管理するための品種別処理
能力管理テーブル203、各製造工程における品種別の
製造機会を管理するための製造機会管理テーブル20
4、及び各製造工程の実行に使用する生産設備と同等の
機能を有する代替設備の情報を管理するための代替設備
管理テーブル205を有している。
【0022】そしてプログラム及びデータ等の情報をハ
ードディスク13から読み取り、一時的に情報を記憶す
るRAM14に記憶させて、ホスト10が備えるOS上
でCPU11により実行することで、ホスト10は本発
明の生産計画立案装置として動作する。
【0023】さらにホスト10はマウス及びキーボード
などの入力手段15、モニタ及びプリンタ等の出力手段
16、並びにLAN等の通信ネットワーク20に接続す
る通信インターフェース17を備え、通信ネットワーク
20に接続している営業用端末装置30及び生産用端末
装置40等の端末装置と情報の送受信を行う。これによ
り例えば営業担当者は、新しい注文が入った場合に営業
用端末装置30から通信ネットワーク20を介して注文
管理データベース101の記録内容を更新することが可
能であり、さらに生産計画管理データベース102を閲
覧し、生産の進捗状況を把握することが可能である。ま
た生産担当者は生産用端末装置40へ送信される生産計
画管理データベース102の内容に従い生産を行う。
【0024】図2は注文管理データベース101の記録
内容を示す概念図である。注文管理データベース101
は、客先からの注文に基づいて営業用端末装置30から
入力された注文情報を格納するデータベースであり、夫
々の注文情報が注文番号、注文重量、注文納期、注文作
業日指定有無区分、経由製造工程、及び品種等の各項目
にデータを有する注文番号単位の注文レコードとして記
録されている。なお注文作業日とは、母材供給日の限定
及び製造設備の点検日程等の制約により、作業可能な日
程が限定されている場合に指定される作業日であり、例
えば図2では、注文番号3の注文は、第4製造工程の作
業を3/6に行わなければならない。
【0025】図3は生産計画管理データベース102の
記録内容を示す概念図である。生産計画管理データベー
ス102は、本発明の生産計画立案方法により各製造工
程の実行日程を記録している生産計画を参照するための
データベースであり、夫々の注文における各製造工程の
作業開始日等の生産計画データが記録されている。例え
ば図3では、注文番号1の注文は、3/1に第1製造工
程が開始され、3/6に第3製造工程、さらに3/8の
第4製造工程と続く。
【0026】図4は所要時間管理テーブル201の内容
を示す概念図である。所要時間管理テーブル201には
各製造工程の標準所要時間が記録されている。
【0027】図5は製造工程処理能力管理テーブル20
2の内容を示す概念図である。製造工程処理能力管理テ
ーブル202には制約条件として各製造工程の日別の処
理能力が生産重量として記録されている。この日別の処
理能力は、生産計画及び設備のメンテナンスを考慮した
製造実績評価に基づいて予め設定された月単位の生産計
画を、設備を稼働させる日数で日割りすることにより求
められている。
【0028】図6は品種別処理能力管理テーブル203
の内容を示す概念図である。品種別処理能力管理テーブ
ル203には制約条件として各製造工程で生産される品
種別の処理能力が生産重量として日別に記録されてお
り、各品種の日別の生産重量は品種別処理能力管理テー
ブル203に記録されている重量を超えないように決定
されている。
【0029】図7は製造機会管理テーブル204の内容
を示す概念図である。製造機会管理テーブル204には
制約条件として各製造工程において製造機会を有する品
種が日別に記録されている。例えば図7では、第1製造
工程がメッキ工程であり、該第1製造工程において、3
/1〜3/3は品種Pを製造するためのメッキ液が準備
されており、品種Pの第1製造工程を3日間連続して実
行する製造機会があり、3/5〜3/7は品種Qを製造
するためのメッキ液が準備されており、品種Qの第1製
造工程を3日間連続して実行する製造機会がある。
【0030】図8は代替設備管理テーブル205の内容
を示す概念図である。代替設備管理テーブル205には
各製造工程に使用する生産設備と同等の機能を備え作業
を分散させることが可能な代替設備の情報が製造工程別
に記録されている。例えば図6では生産重量が標準の生
産設備Aの処理能力を超える場合、第1代替設備である
設備A1、そして第2代替設備である設備A2へ順に作
業を分散させることができる。
【0031】次に本発明の生産計画立案装置10の処理
を図10に示す全体の流れを示すフローチャート、図1
1に示す生産計画仮決定処理を示すフローチャート、図
12に示す生産計画本決定処理を示すフローチャート、
及び図13に示す生産計画調整処理を示すフローチャー
トを用いて説明する。生産計画立案装置10では、注文
管理データベース101若しくは何れかのテーブルが更
新された場合、又は月末及び期末等の定期的な指定期日
に生産計画立案処理が行われる。
【0032】まず生産計画仮決定処理を行う(ステップ
S1)。注文管理データベース101に記録されている
注文レコード毎の注文情報を全て読み込み(S10
1)、読み込んだ注文レコードを所定の規則に従って優
先度の高い順に並び替え(S102)、並び替えた順に
優先度番号を付与する。そして仮決定カウンタNを初期
化してN=1に設定する(S103)。
【0033】図9は本発明の生産計画装置における注文
管理データベース101に記録された注文レコードの優
先度を決定する規則を示す説明図である。図9に示すよ
うに優先度は大きい項目から順に注文作業日指定区分、
品種、経由工程数、そして納期の順番である。各項目の
中での優先度としては、注文作業日指定区分では指定作
業日が有るものは高く、無いものは低くなる。品種では
例えば月1回生産の様に生産回数が少ないものは高く、
毎日生産の様に多いものは低くなる。経由工程数では生
産に必要な工程が多いものは高く、少ないものは低くな
る。そして納期では早いものは高く、遅いものは低くな
る。
【0034】すなわち全注文レコードは注文作業日指定
区分の有るグループ(優先度の高いグループ)と、注文
作業日指定区分の無いグループ(優先度の低いグルー
プ)とに分けられ、それらの中で品種に基づくグループ
分けが行われ、さらに経由工程数、そして納期の順番で
グループ分けが行われ、分けられたグループに基づいて
優先度を決定する。なお全ての項目において優先度が一
致する注文レコード同士は、注文番号が若い順に優先度
を高くする。
【0035】そして優先度番号がNである注文レコード
について、注文作業日指定有無区分の項目が”有”であ
るか否かを判定する(S104)。最初の段階では優先
度番号が1である優先度が最も高い注文レコードについ
て判定が行われる。ステップS104において優先度番
号が”N”である注文レコードの注文作業日指定有無区
分が”有”である場合(S104:Y)、注文作業日と
して指定されている日を注文工程仮作業日として仮決定
し(S105)、さらに所要時間管理テーブル201に
記録している各工程所要時間に基づいて、当該工程より
前の工程を開始工程まで遡り、開始工程の開始期限の算
出及び開始工程までの各工程を実行する日程を仮決定す
る(S107)。なおこの段階では処理能力を超える日
がある場合でもそのまま仮決定を行う。
【0036】ステップS104において優先度番号が”
N”である注文レコードの注文作業日指定有無区分が”
無”である場合(S104:N)、注文納期に基づいて
注文レコードの最終工程の終了期限の算出及び最終工程
を実行する日程の仮決定を行い(S106)、さらに所
要時間管理テーブル201に記録している各工程の所要
時間に基づいて、開始工程まで遡り、開始工程の開始期
限の算出及び開始工程までの各工程を実行する日程を仮
決定する(S107)。なおこの段階では処理能力を超
える日がある場合でもそのまま仮決定を行う。
【0037】ステップS107での仮決定完了後、全て
の注文レコードについての仮決定が完了したか否かを判
別し(S108)、まだ仮決定が行われていない注文レ
コードがある場合(S108:N)、仮決定カウンタN
に1を加えて(S109)、ステップS104に戻りス
テップS104〜ステップS109の処理を繰り返す。
ステップS108において全ての注文レコードの仮決定
が完了した場合(S108:Y)、生産計画仮決定処理
を完了する。
【0038】次に生産計画本決定処理を行う(ステップ
S2)。ステップS1の生産計画仮決定処理で仮決定し
た開始工程の開始期限が速い注文レコードから順に処理
順序を決定し(S201)、該処理順序の順に処理番号
を付与する。但し作業日指定有無区分の項目が“有”で
あるレコードの処理は最優先する。
【0039】そして計画決定カウンタMを初期化してM
=1に設定し(S202)、処理番号がMである注文レ
コードについて開始工程の開始期限に基づき開始工程を
実行する日程を決定し(S203)、決定された開始工
程を実行する日程から所要時間管理テーブル201に記
録している各製造工程の所要時間に基づいて最終工程ま
での各工程を実行する日程を順送りに決定する(S20
4)。最初の段階では処理番号が1である注文レコード
についての日程の決定が行われる。
【0040】決定された各製造工程での生産重量が製造
工程処理能力管理テーブル202に記録されている処理
能力、及び当該品種の重量が品種別処理能力管理テーブ
ル203に記録されている品種別の処理能力を超えるか
否かを判別する(S205)。
【0041】ステップS205において処理能力を超え
ている製造工程があると判別した場合(S205:
Y)、代替設備管理テーブル205に記録されている代
替設備の情報を参照して、代替設備の使用による当該製
造工程の日程を決定し(S206)、この日程の決定に
より処理能力を超えるか否かの判別を再度行う(S20
7)。
【0042】ステップS205において全ての製造工程
が処理能力を超えていない場合、又はステップS207
において代替設備の使用により全ての製造工程が処理能
力を超えることがない場合、製造機会管理テーブル20
4に記録されている品種別の製造機会を参照して、決定
された日程で当該品種の当該製造工程が製造機会から外
れているか否かを判別する(S208)。
【0043】ステップS207において処理能力を超え
ると判別した場合、使用できる代替設備が存在しない場
合(S207:Y)、又はステップS208において製
造機会から外れている場合(S208:Y)、生産計画
調整処理を行う(ステップS3)。
【0044】ステップS208において製造機会から外
れていない場合(S208:N)、各製造工程を実行す
る日程を本決定し、当該注文レコードの注文番号及び各
製造工程作業開始日等の生産計画データを生産計画管理
データベース102に記録する(S209)。
【0045】ステップS209での記録完了後、全ての
注文レコードについて日程の決定、及び生産計画管理デ
ータベース102への記録が完了したか否かを判別し
(S210)、まだ日程の決定及び記録が行われていな
い注文レコードがある場合(S210:N)、計画決定
カウンタMに1を加えて(S211)、ステップS20
3に戻りステップS203〜ステップS211の処理を
繰り返す。ステップS210において全ての注文レコー
ドについて日程の決定、及び生産計画管理データベース
102への記録が完了した場合(S210:Y)、生産
計画立案処理を完了する。
【0046】ステップS207又はステップS208に
おいて生産計画調整処理が必要と判別した場合、生産計
画調整処理を行う(ステップS3)。まず日程調整カウ
ンタDを初期化してD=1に設定する(S301)。
【0047】処理能力を超える製造工程及び製造機会を
外れる製造工程の中で、最下流の製造工程及び該製造工
程から上流側の製造工程を、ステップS203及びステ
ップS204で決定した日程からD日早めた日程に調整
する(S302)。最初の段階では夫々の製造工程を1
日早めた日程に調整することになる。
【0048】そして調整した製造工程に対してステップ
S205と同様に、製造工程処理能力管理テーブル20
2に記録されている処理能力、及び当該品種の重量が品
種別処理能力管理テーブル203に記録されている品種
別の処理能力を超えるか否かを判別する(S303)。
【0049】ステップS303において処理能力を超え
ている製造工程があると判別した場合(S303:
Y)、代替設備管理テーブル205に記録されている同
等の機能を備える代替設備の情報を参照して、代替設備
の使用による当該製造工程の日程調整を行い(S30
4)、この調整より処理能力を超えるか否かの判別を再
度行う(S305)。
【0050】ステップS303において調整した製造工
程が処理能力を超えていない場合、又はステップS30
5において代替設備の使用により調整した製造工程が処
理能力を超えることが無い場合、製造機会管理テーブル
204に記録されている製造機会を参照して、調整した
日に当該品種の当該製造工程が製造機会から外れている
か否かを判別する(S306)。
【0051】ステップS305において処理能力を超え
ると判別した場合、使用できる代替設備が存在しない場
合(S305:Y)、又はステップS306において製
造機会から外れている場合(S306:Y)、日程調整
カウンタDに1を加えて(S307)、ステップS30
2に戻り、ステップS302〜ステップS307の処理
を繰り返す。
【0052】ステップS306において製造機会から外
れていない場合(S306:N)、当該製造工程から開
始工程までの作業日程で問題が無いことを確認して(S
308)、生産計画調整処理を完了し、ステップS20
9に進んで各製造工程を実行する日程を本決定し、当該
注文レコードの注文番号及び各製造工程作業開始日等の
生産計画データを生産計画管理データベース102に記
録する(S209)。
【0053】上記ステップS301〜ステップS308
の生産計画調整処理は、処理能力を超える又は作業機会
を外れることにより実行できない製造工程、及び該製造
工程より上流側の製造工程のみに行われ、実行できない
製造工程より下流側の製造工程については、日程の調整
を行わない。また生産計画調整処理により、新たに実行
できない製造工程が発生した場合、新たに実行できなく
なった製造工程、及び該製造工程より上流側の製造工程
について生産計画調整処理を行う。
【0054】例えば第1製造工程から第5製造工程まで
の5つの製造工程により構成される品種の生産計画を立
案する場合で、当初第4製造工程が実行できないとき
は、第5製造工程の日程は変更せずに、第1製造工程か
ら第4製造工程までの生産計画調整処理を行う。そして
新たに第3製造工程が実行できなくなった場合、第4製
造工程及び第5製造工程の日程は変更せずに、第1製造
工程から第3製造工程までの生産計画調整処理を行う。
【0055】このように本発明の生産計画立案方法は図
10に示すように、注文管理データベース101に記録
している各注文レコードに対し、最終工程の日程から遡
って開始工程の期限を算出し(ステップS1)、算出さ
れた開始工程の期限に基づいて開始工程から最終工程ま
での日程を決定する(ステップS2)。このとき最大作
業量及び作業機会等の制約条件を満たさない製造工程を
含む注文については、当該製造工程及び当該製造工程よ
り上流側の製造工程の日程を前倒しする生産計画調整処
理を実行する(ステップS3)。そしてステップ2及び
ステップ3を繰り返し、決定及び調整した日程に基づい
て生産計画管理データベース102を更新して(ステッ
プS4)、生産計画を立案する方法である。
【0056】前記実施の形態では、日を単位として各工
程を実行する時期を決定する形態を示したが、これに限
らず、例えば生産担当者が8時間毎の3交替勤務で作業
を行う場合、8時間を単位として各工程を実行する時期
を決定するようにしてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明の生産計画立案
方法、生産計画立案装置、及び記録媒体においては、納
期より求めた最終工程の終了期限から遡って算出された
開始工程の開始期限に基づいて、開始工程から最終工程
までを実行する時期を順送りで決定し、決定された時期
での各工程の実行が処理能力等の制約条件を満たしてい
ない場合、関係する工程を実行する時期を制約条件を満
たすまで早めるように調整することにより、納期に対し
て生産完了日が早くなり過ぎることがなく、在庫量を減
少させる時宜に適した生産を行える生産計画を立案する
ことが可能である等、優れた効果を奏する。
【0058】また本発明の生産計画立案方法及び生産計
画立案装置では、制約条件を満たしていない工程がある
場合で、当該工程の実行に使用できる代替設備が存在す
るときに、代替設備を使用して当該工程を実行するよう
に調整することにより、負荷を分散し効率的な生産計画
を立案することが可能である等、優れた効果を奏する。
【0059】さらに本発明の生産計画立案方法及び生産
計画立案装置では、所定の工程を実行する日程を品種毎
に制限する制約条件を設けることにより、操業要素が好
適な状態になる製造機会に生産を行うように調整するの
で、効率的な生産計画を立案することが可能である等、
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生産計画立案装置の構成及び通信ネッ
トワークを介して接続される端末装置を示すブロック図
である。
【図2】注文管理データベースの記録内容を示す概念図
である。
【図3】生産計画管理データベースの記録内容を示す概
念図である。
【図4】所要時間管理テーブルの内容を示す概念図であ
る。
【図5】製造工程処理能力管理テーブルの内容を示す概
念図である。
【図6】品種別処理能力管理テーブルの内容を示す概念
図である。
【図7】製造機会管理テーブルの内容を示す概念図であ
る。
【図8】代替設備管理テーブルの内容を示す概念図であ
る。
【図9】本発明の生産計画立案装置における注文管理デ
ータベースに記録された注文レコードの優先度を決定す
る規則を示す説明図である。
【図10】本発明の生産計画立案装置の処理における全
体の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の生産計画立案装置の処理における生
産計画仮決定処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の生産計画立案装置の処理における生
産計画本決定処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の生産計画立案装置の処理における生
産計画調整処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 生産計画立案装置(ホストコンピュータ) 11 CPU 12 外部記憶装置 13 ハードディスク 14 RAM 15 入力手段 16 出力手段 17 通信インターフェース 20 通信ネットワーク 30 営業用端末装置 40 生産用端末装置 50 記録媒体 101 注文管理データベース 102 生産計画管理データベース 201 所要時間管理テーブル 202 製造工程処理能力管理テーブル 203 品種別処理能力管理テーブル 204 製造機会管理テーブル 205 代替設備管理テーブル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 品種及び納期を含む複数の注文の情報に
    基づき複数の工程を経て生産される生産物の生産計画を
    立案する生産計画立案方法において、 納期に基づいて各注文に対応する生産物を生産する最終
    工程の終了期限を求め、 求められた最終工程の終了期限から、予め設定されてい
    る各工程の所要時間に基づいて各注文に対応する生産物
    を生産する開始工程の開始期限を算出し、 各注文に対して、 算出された開始工程の開始期限に基づいて開始工程を実
    行する時期を決定し、 決定された開始工程を実行する時期から、各工程の所要
    時間に基づいて最終工程までの各工程を実行する時期を
    夫々決定し、 決定された時期での各工程の実行が、予め設定されてい
    る一又は複数の制約条件を満たしているか否かを判別
    し、 制約条件を満たしていない工程があると判別した場合
    に、当該工程及び当該工程より上流側の工程を実行する
    時期を制約条件を満たすまで早める調整をすることを特
    徴とする生産計画立案方法。
  2. 【請求項2】 複数の工程を夫々に対応する生産手段を
    使用して実行することにより生産される生産物の生産計
    画を、品種及び納期を含む複数の注文の情報に基づいて
    立案する生産計画立案方法において、 納期に基づいて各注文に対応する生産物を生産する最終
    工程の終了期限を求め、 求められた最終工程の終了期限から、予め設定されてい
    る各工程の所要時間に基づいて各注文に対応する生産物
    を生産する開始工程の開始期限を算出し、 各注文に対して、 算出された開始工程の開始期限に基づいて開始工程を実
    行する時期を決定し決定された開始工程を実行する時期
    から、各工程の所要時間に基づいて最終工程までの各工
    程を実行する時期を夫々決定し、 決定された時期に各工程を夫々の生産手段を使用して実
    行することが、予め設定されてある一又は複数の制約条
    件を満たしているか否かを判別し、 制約条件を満たしていない工程があると判別した場合
    に、当該工程を実行できる代替生産手段を検索し、 該代替生産手段が存在するときに、該代替生産手段を使
    用して当該工程を決定された時期に実行するように調整
    し、 代替生産手段が存在しないときに、当該工程及び当該工
    程より上流側の工程を実行する時期を、制約条件を満た
    すまで早める調整をすることを特徴とする生産計画立案
    方法。
  3. 【請求項3】 前記制約条件は、所定の工程を実行する
    時期を、品種毎に制限する制約条件であることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の生産計画立案方法。
  4. 【請求項4】 品種及び納期を含む複数の注文の情報に
    基づき複数の工程を経て生産される生産物の生産計画を
    立案する生産計画立案装置において、 各工程の所要時間を記録している所要時間テーブルと、 各工程の実行を制限する制約条件を記録している一又は
    複数の制約条件テーブルと、 納期に基づいて各注文に対応する生産物を生産する最終
    工程の終了期限を求める手段と、 求められた最終工程の終了期限から、所要時間テーブル
    に記録している各工程の所要時間に基づいて各注文に対
    応する生産物を生産する開始工程の開始期限を算出する
    手段と、 各注文に対して、 算出された開始工程の開始期限に基づいて開始工程を実
    行する時期を決定する手段と、 決定された開始工程を実行する時期から、所要時間テー
    ブルに記録している各工程の所要時間に基づいて最終工
    程までの各工程を実行する時期を夫々決定する手段と、 決定された時期での各工程の実行が、制約条件テーブル
    に記録している制約条件を満たしているか否かを判別す
    る手段と、 制約条件を満たしていない工程があると判別した場合
    に、当該工程及び当該工程より上流側の工程を実行する
    時期を、制約条件テーブルに記録している制約条件を満
    たすまで早める調整をする手段とを備えることを特徴と
    する生産計画立案装置。
  5. 【請求項5】 複数の工程を夫々に対応する生産手段を
    使用して実行することにより生産される生産物の生産計
    画を、品種及び納期を含む複数の注文の情報に基づいて
    立案する生産計画立案装置において、 各工程の所要時間を記録している所要時間テーブルと、 各工程の実行を制限する制約条件を記録している一又は
    複数の制約条件テーブルと、 各工程に対応する生産手段以外で、各工程の実行に使用
    することができる夫々の代替生産手段を記録している代
    替生産手段テーブルと、 納期に基づいて各注文に対応する生産物を生産する最終
    工程の終了期限を求める手段と、 求められた最終工程の終了期限から、所要時間テーブル
    に記録している各工程の所要時間に基づいて各注文に対
    応する生産物を生産する開始工程の開始期限を算出する
    手段と、 各注文に対して、 算出された開始工程の開始期限に基づいて開始工程を実
    行する時期を決定する手段と、 決定された開始工程を実行する時期から、所要時間テー
    ブルに記録している各工程の所要時間に基づいて最終工
    程までの各工程を実行する時期を夫々決定する手段と、 決定された時期に各工程を夫々の生産手段を使用して実
    行することが、制約条件テーブルに記録している制約条
    件を満たしているか否かを判別する手段と、 制約条件を満たしていない工程があると判別した場合
    に、代替生産手段テーブルに記録している代替生産手段
    から当該工程を実行できる代替生産手段を検索する手段
    と、 当該工程を実行できる代替生産手段が存在するときに、
    該代替生産手段を使用して当該工程を決定された時期に
    実行するように調整する手段と、 当該工程を実行できる代替生産手段が存在しないとき
    に、当該工程及び当該工程より上流側の工程を実行する
    時期を、制約条件テーブルに記録している制約条件を満
    たすまで早める調整をする手段とを備えることを特徴と
    する生産計画立案装置。
  6. 【請求項6】 前記制約条件テーブルには、所定の工程
    を実行する時期を、品種毎に制限する制約条件が記録さ
    れていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載
    の生産計画立案装置。
  7. 【請求項7】 品種及び納期を含む複数の注文の情報に
    基づき複数の工程を経て生産される生産物の生産計画
    を、コンピュータに立案させるプログラムを記録してあ
    るコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体におい
    て、 コンピュータに、納期に基づいて各注文に対応する生産
    物を生産する最終工程の終了期限を求めさせるプログラ
    ムコード手段と、 コンピュータに、求められた最終工程の終了期限から、
    各工程の所要時間に基づいて各注文に対応する生産物を
    生産する開始工程の開始期限を算出させるプログラムコ
    ード手段と、 各注文に対して、 コンピュータに、算出された開始工程の開始期限に基づ
    いて開始工程を実行する時期を決定させるプログラムコ
    ード手段と、 コンピュータに、決定された開始工程を実行する時期か
    ら、各工程の所要時間に基づいて最終工程までの各工程
    を実行する時期を夫々決定させるプログラムコード手段
    と、 コンピュータに、決定された時期での各工程の実行が、
    各工程の実行を制限する制約条件を満たしているか否か
    を判別させるプログラムコード手段と、 コンピュータに、制約条件を満たしていない工程がある
    と判別した場合に、当該工程及び当該工程より上流側の
    工程を実行する時期を、制約条件テーブルに記録してい
    る制約条件を満たすまで早める調整をさせるプログラム
    コード手段とを含むコンピュータプログラムを記録して
    あることを特徴とするコンピュータでの読み取りが可能
    な記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030024538A (ko) * 2001-09-17 2003-03-26 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 생산관리시스템
JP2003256739A (ja) * 2002-02-28 2003-09-12 Fujitsu Ltd 一括精算・管理システム
JP2011107882A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Sumco Corp シリコンウェーハの工程計画立案システム、工程計画立案方法及びプログラム
JP6978570B1 (ja) * 2020-09-30 2021-12-08 PayPay株式会社 設定装置、設定方法及び設定プログラム

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