JP2000343308A - 穴あけ装置および穴あけ方法 - Google Patents

穴あけ装置および穴あけ方法

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JP2000343308A
JP2000343308A JP11153939A JP15393999A JP2000343308A JP 2000343308 A JP2000343308 A JP 2000343308A JP 11153939 A JP11153939 A JP 11153939A JP 15393999 A JP15393999 A JP 15393999A JP 2000343308 A JP2000343308 A JP 2000343308A
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drilling
screen
drill
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JP11153939A
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Fumio Toyoda
文夫 豊田
Eitaro Ito
英太郎 伊藤
Yoshifumi Kawasaki
宜史 河▲崎▼
Takahiko Yamashita
孝彦 山下
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Via Mechanics Ltd
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Hitachi Via Mechanics Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリント基板の穴あけに使用される穴ドリルの
穴あけ条件設定を画面上で確認しながら行って条件設定
の効率向上を行うことのできるプリント基板穴あけ装置
および穴あけ方法を提供する。 【解決手段】穴あけ方法および穴あけ条件を設定する画
面の第1の画面に、穴とドリルの運動を示す複数の穴あ
けステップを表示すると共に、穴あけステップに対応し
てドリルの運動をラベル分けし、ラベル毎に深穴ドリル
の穴あけ条件を設定するラベル設定項目を表示し、第2
の画面に、複数の穴あけ方法と、ラベル毎の穴あけ仕様
をX−Yテーブルによって比較表示し、第2の画面に表
示された一つの穴あけ方法を第1の画面上で決定するこ
とに基づいて、前記ラベル設定項目に穴あけ条件を設定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板穴あ
け装置および穴あけ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭62−297045号公報には、
所定の加工プログラムに従って加工機械を駆動し、ワー
クの複数所定位置に順次加工を施す加工機械の制御装置
において、当該加工の経路中における前記各所定位置の
座標を記憶する記憶手段と、前記加工機械に機械停止要
因が見出されたとき前記経路中における復帰すべき前記
所定位置を指示する入力装置と、この入力装置で指示さ
れた前記所定位置の座標を前記記憶手段から取出しこれ
に基づいて前記加工機械を復帰させる復帰手段とを設け
た加工機械の制御装置が記載されている。
【0003】特開昭63−156603号公報には、1
個の穴を複数回に分けて加工する加工方法が開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プリント基
板の穴あけに使用されるドリルの穴あけ条件設定を画面
上で確認しながら行って条件設定の効率向上を行うこと
のできるプリント基板穴あけ装置および穴あけ方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、具体的には次
に掲げる装置および方法を提供する。
【0006】本発明は、プリント基板を保持するテーブ
ルと、プリント基板に穴、例えば深穴を穴あけするドリ
ルとおよびドリルによる穴あけ作業を指示する制御装置
とを含んで構成される穴あけ装置において、前記制御装
置は、複数の穴あけ方法およびその穴あけ仕様を記憶す
る記憶装置を含み、および穴あけ方法および穴あけ条件
を設定する画面表示装置を備え、該画面表示装置の画面
部には、第1の画面に、穴とドリルの往復運動を示す穴
あけステップを表示すると共に、穴あけステップに対応
してドリルの運動を要素毎に種類分け、すなわちラベル
分けし、ラベル毎にドリルの穴あけ条件を設定するラベ
ル設定項目を表示し、第2の画面に、複数の穴あけ方法
と、ラベル毎の穴あけ仕様をX−Yテーブルによって比
較表示し、第2の画面に表示された一つの穴あけ方法を
第1の画面上で決定することに基づいて、前記ラベル設
定項目に穴あけ条件を設定する穴あけ装置を提供する。
【0007】本発明では、前述のように、穴あけステッ
プに対応してドリルの運動を要素毎に種類分けを行って
おり、この要素毎に種類分けすることを「ラベル分け」
と呼び、各要素を「ラベル」と呼ぶ。
【0008】本発明は、更に第2の画面に、複数の穴あ
け方法と穴あけ仕様に対応して複数の穴あけステップに
ついてドリル移動量をグラフ表示する穴あけ装置を提供
する。
【0009】本発明は、更に各ラベルについて穴ドリル
のドリル移動量を含むドリル運動を表示する穴あけ装置
を提供する。
【0010】本発明は、更に穴あけ条件は、ドリル移動
量およびドリル速さを含むことを特徴とする穴あけ装置
を提供する。
【0011】本発明は、更に穴あけ方法は、標準方法,
速度優先方法,品質優先方法およびテスト方法を含む穴
あけ装置を提供する。
【0012】本発明は、プリント基板を保持するテーブ
ルと、プリント基板に穴あけするドリルと、ドリル交換
装置と、およびドリルによる穴あけ作業を指示する制御
装置とを含んで構成される穴あけ装置において、前記制
御装置は、複数の穴あけ方法およびその穴あけ仕様を記
憶する記憶装置を含み、および穴あけ方法および穴あけ
条件を設定する画面表示装置を備え、該画面表示装置の
画面部には、第1の画面に、穴とドリルの往復運動を示
す穴あけステップを表示すると共に、穴あけステップに
対応してドリルの運動をラベル分けし、ラベル毎にドリ
ルの穴あけ条件を設定するラベル設定項目を表示し、第
2の画面に、複数の穴あけ方法とラベル毎の穴あけ仕様
をX−Yテーブルによって比較表示し、第3の画面に、
ドリルについての工具番号と、加工番号,工具径,穴
数,寿命,切込み量,回転数,切速速度,上昇速度など
の工具条件および深穴についての穴あけ方法とをX−Y
テーブルによって比較表示し、第2の画面におよび第3
の画面に表示された一つの穴あけ方法を第1の画面上で
決定することに基づいて、前記ラベル設定項目に穴あけ
条件を設定する穴あけ装置を提供する。
【0013】本発明は、プリント基板に、ドリルサイク
ルによって多数穴を穴あけする方法において、穴あけ方
法および穴あけ条件を設定する画面の第1の画面に、穴
とドリルの運動を示す複数の穴あけステップを表示する
と共に、穴あけステップに対応してドリルの運動をラベ
ル分けし、ラベル毎にドリルの穴あけ条件を設定するラ
ベル設定項目を表示し、第2の画面に、複数の穴あけ方
法とラベル毎の穴あけ仕様をX−Yテーブルによって比
較表示し、第2の画面に表示された一つの穴あけ方法を
第1の画面上で決定することに基づいて、前記ラベル設
定項目に穴あけ条件を設定する穴あけ方法を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる一実施例を
図面に基づいて説明する。
【0015】図1において、プリント穴あけ装置は、穴
あけ装置本体1,穴あけ装置本体制御のための処理装置
(CPU)2および画面処理装置3から構成される。
【0016】穴あけ装置本体1は、ベッド4,コラム5
およびプリント基板6を位置決めして保持するX−Yテ
ーブル7,ドリル8,ドリル8を保持するハウジング
9,ハウジング9に回転可能に支持され、内部に組込ま
れたコレット(図示せず)によってドリル8を保持する
スピンドル10,ドリル11を収納するカセット12,
ドリル保持装置13,ドリル装着装置14等から構成さ
れる。ハウジング9はZ方向に移動可能とされ、X−Y
テーブル7はX−Y方向に移動可能とされ、図示しない
駆動装置の作動により移動される。
【0017】図2は、制御のためのブロック図である。
【0018】21X,21YはそれぞれX−Yテーブル
7をX軸方向,Y軸方向に駆動する駆動装置であり、2
1Zはハウジング9をZ軸方向に駆動する駆動装置であ
る。22および23はプリント基板上の穴あけすべき位
置の機械原点,加工原点などの原点に対する座標、その
他の所要データを記録するハードディスク(HD)およ
びフロッピーディスク(FD)であり、24は必要デー
タを入力するためのキーボードおよびカーソルである。
これらの情報は処理装置2、例えばパソコンに組込まれ
たドリル管理装置25に入力される。ドリル管理装置は
後述する方法によって入力情報に基づいて穴あけ本体1
に所定の制御信号を出力する。また、その制御信号は記
憶装置26に随時記録される。
【0019】図3は、ハードウエア構成図である。
【0020】CNC(Computerized numerical Controll
er)ボード31はメインプロセッサ32,サブプロセッ
サ33,シーケンスプロセッサ34を有し、共有RAM
35の情報を使用してその出力をメインプロセッサ32
を介して処理装置としての画面表示装置(パソコン)25
に伝達する。
【0021】工具寿命管理機能本機能は各工具寿命を管
理する機能であり、本機能を使用することにより、工具
寿命による工具折れによる未加工又は穴洩れを未然に防
ぐことができる。
【0022】使用方法について予め工具寿命を工具条件
画面の寿命項目に設定しておく。すると加工中にそのド
リルがヒット数に達すると、自動ドリル交換機能により
同一グループのドリルと交換し、加工を続行する。この
とき同一グループ内に、すでに寿命等により交換すべき
ドリルがない場合は、画面下部に下記メッセージを表示
する。
【0023】No.250全ポスト寿命です。新しいツー
ルと交換して下さい。STARTT=×××× ST=
××,×××,××× START (×=ドリル寿命オーバーステーション番号) 〈例1〉TOOL1,2,3がドリル寿命となった場合 No.250全ポスト寿命です。新しいツールと交換して
下さい。START T=0001 ST=1,2,3 STAR
T 〈例2〉TOOL1,2,3,4,5,6がドリル寿命
となった場合 No.250全ポスト寿命です。新しいツールと交換して
下さい。STARTT=0001 ST=1,2,3,
4,〜 START
【0024】自動工具交換機能 本機能は、T命令および使用回数制限超過による工具交
換を自動的に行うもので、加工前に各種工具のTコード
との対応,工具の寿命値を工具条件画面にて設定してお
くと パートプログラムの指令により、Tコードが指定され
るとそのTコードに対応する工具を探して、工具の格納
および取り出しを自動的に行う。 工具の使用実績が設定値に達すると、使用済み工具の
格納および、新工具の取り出しを自動的に行う。
【0025】パラメータの設定について 工具条件の設定 工具条件画面より、工具グループ番号に対応する各工具
を、T指令に対応するように加工グループ番号を指定す
る。また各工具グループの工具条件(工具寿命,工具
径,切削送り速度,スピンドルの回転数等)を設定す
る。 工具寿命におけるX軸の退避位置の設定 工具寿命により停止したスピンドルを、ATCゾーンよ
り退避するX軸の位置をパラメータ番号629(ATC LO
RET X)に機械座標系にて設定する。 工具指定TO時の戻り位置の設定 工具指定TOによりドリル排出(格納)時のX,Y軸の
戻り位置をパラメータにて設定できる。
【0026】図3において、CNCボード31はメイン
プロセッサ32,サーボプロセッサ33,シーケンサプ
ロセッサ34を有し、共有RAM35の情報を使用して
表示操作のための装置、すなわち画面表示装置(パソコ
ン)25からの指令をメインプロセッサ32を介して受
領する。パソコン25は、穴あけすべき位置情報をハー
ドディスク22,フロッピーディスク23から受領す
る。パソコン25は位置情報をメインプロセッサ32を
経由してメインプロセッサ32に伝達する。メインプロ
セッサ32は位置情報を、位置決めのためのサーボ指令
と、機械制御のためシーケンサ指令とに分け、それぞれ
サーボプロセッサ32およびシーケンスプロセッサ34
に共有RAM31を介してのパソコン25との間で情報
のやりとりがなされる。
【0027】位置決めのためのサーボ指令はサーボプロ
セッサ33から、軸ごとに駆動装置21へ伝達される。
シーケンス指令も同様にシーケンスプロセッサ34から
機械側へ伝達される。
【0028】一方、それらの指令内容は逆の経路でパソ
コン25へ伝達され、内容が表示位置24に表示され
る。
【0029】CNCボード31は記憶装置36を備え
る。この記憶装置36は、穴あけ方法,ラベル毎の穴あ
け仕様および工具条件を記録する。これらの内容は、後
述する画面として画面表示装置(パソコン)25に表示
される。
【0030】図4は、穴設定画面を使用して機械操作の
ための指令出力処理するためのブロック図を示す。
【0031】記憶装置36(図3)には、穴条件テーブ
ル102およびラベル管理テーブル103が記憶され、
これらが穴設定画面1に表示処理され、穴設定画面1上
で設定処理がなされる。穴条件テーブルには穴の仕様に
対応した切込速度F1、切込ステップにおける切込深さ
が記憶されている。ラベル管理テーブル103には穴あ
け方法である、1:標準、2:速度優先、3:品質優
先、4;テスト1、5:テスト2が記憶される。これら
の穴あけ方法は、ユーザのニーズに従って変更可能であ
る。
【0032】これらの方法が設定される以前には0が記
録される。
【0033】一方、工具テーブル105には回転数、速
度、穴あけ方法が記録される。これによって工具
(T、T、T、T)毎に回転数に対応した穴あ
け方法がラベル管理されてドリル条件画面104に表示
処理され、この画面上で設定処理がなされる。穴設定画
面101による穴についての設定処理およびドリル条件
画面104によるドリルについての設定処理により指令
作成処理がなされ、機械指令テーブル106からXY移
動、回転数設定、F速度設定、下降(例えば、Z0.
5mm)、最高速度設定、上昇(例えばZ0.5m
m)、切込速度設定、下降(例えば、Z1.0mm下
降)等が指令出力処理される。
【0034】このように、画面表示装置25の画面部に
は、一つの画面に、穴とドリルの往復運動を示す穴あけ
ステップを表示すると共に、穴あけステップに対応して
穴ドリルの運動をラベル分けし、ラベル毎にドリルの穴
あけ条件を設定するラベル設定項目を表示し、第2の画
面に、複数の穴あけ方法と、ラベル毎の穴あけ仕様を比
較表示し、第2の画面に表示された一つの穴あけ方法を
第1の画面で上で決定することに基づいて、前記ラベル
設定項目に穴あけ条件を設定することがなされる。
【0035】図5から図10までは、画面表示とその操
作方法を示す。
【0036】図5は、メイン画面を示す。中央にサブ画
面表示エリア41があり、その上方にアクションキーの
設定,ファイル・編集等を配置するメニューバー42,
数値入力の時のアドレス表示エリア43,コマンド・数
値入力エリア44が形成される。そして、その下方にガ
イダンス等表示エリア45,加工進行状況種類の設定・
表示46,加工進行状況表示47,動作確認のためのデ
ジタル表示を行う穴あけ数表示48によって進行状況を
示す。進行状況エリア49および状態表示エリア50が
形成される。
【0037】51はコマンドを再入力するためのプルダ
ウンで、コマンド来歴選択ボタンである。
【0038】サブ画面表示エリア41の下方に構成され
た進行状況エリア49には、作業時間とか、穴あけ数と
か、ショット数とかの加工進行状況種類を加工進行状況
種類の設定・表示46で選択すると、選択した種類の状
況をデジタルで進行状況表示47で表示されるので、作
業者が所望する情報を速やかに視覚を通じて把握するこ
とができる。
【0039】以下、画面によるドリルサイクル設定につ
いて説明する。
【0040】ドリルサイクルとは、通常Z軸の1往復運
動によって1個の穴あけを行うのに対して数回の往復運
動によって1個の穴あけを行うドリルサイクルのことで
ある。このような動きをすることによって工具への切り
粉詰まり、銅の切り屑詰まりによる工具折れや穴品質低
下(スミヤ,内壁粗さ)を抑制したり、ワークへの工具
の食い付きを改善し、穴位置精度の向上をはかることが
できる。
【0041】図6および図7は、穴設定を行うための画
面であり、それぞれ条件設定およびラベル設定のために
表示される。条件設定とラベル設定がタブで選択でき
る。
【0042】図6は、条件設定画面(第1の画面)であ
り、条件設定がクリックされると画面部61には、穴6
2とドリル63の運動を示す複数の穴あけステップがラ
ベル64として表示される。ラベル64は、 F1:1回目のドリルの速さm/min L1:1回目の深さmm L2:2回目の深さmm L3:3回目以降のステップmm L4:最後のドリル移動mm が5種類設定とされている。
【0043】ドリル63の表示は、Z軸原点,深穴ドリ
ルを早送り速度で移動する点であるR点,ワーク上面,
Z軸原点からワーク上面までの距離L0,1回目の深
さ,2回目の深さ,3回目以降の深さおよび最終面深さ
Z点と共になされる。当該ドリル表示の側方に条件設定
エリア65が設けられる。この条件設定エリア65には
前述したラベル64が1回目のドリル深さF1,1回目
の深さL1,2回目の深さL2,3回目以降の深さL
3,最後のドリル移動が前述したドリルの穴あけステッ
プに対応関係が示されて表示される。各ラベルには設定
値項目66が「単位」68と共に表示され、穴あけの条
件を設定,登録できるように入力エリア67を構成す
る。また、これらの更に側方には「内容」69が図示の
ようにそれぞれの設定項目の意味を簡単に表示してお
り、ガイダンスエリア70を構成する。また、条件設定
エリア65には穴あけ方法を設定する穴あけ方法設定項
目72についてのコメント表示エリアであるコメントエ
リア73が設けてある。図にあっては「標準的な設定で
す。」として標準穴あけ方法が設定されている状態を示
している。
【0044】ラベル設定がクリックされると図7が表示
される。図7は、ラベル設定画面(第2の画面)であ
り、画面部81には、条件設定エリア82およびグラフ
ィック表示エリア83が設けてある。条件設定エリア8
2には、ラベルとそれに対応した穴あけ仕様84とが、
穴あけ方法85に対しX−Yテーブル表示方式によって
表示されている。穴あけ方法は、標準穴あけ方法,速度
優先方法,品質優先方法,テスト1あるいはテスト2方
法とを含み、他の優先方法を採用してもよい。また、数
値直接入力により設定を行ったり、仕様を設定値に変更
することも可能である。このようにX−Yテーブル方式
で穴あけ方法及びラベル・仕様を表示することによって
各種穴あけ方法とその仕様を並記せしめ、それらの間の
比較を容易ならしめ、以って第1の画面における穴あけ
方法設定項目72における設定項目の選択・決定を容易
なものとしている。第2の画面上で穴あけ方法を選択
し、第1の画面に表示し、決定するようにしてもよい。
X−Yテーブルである条件設定エリア82の側方にはヘ
ルプガイダンスエリア86が設けてあって、R点につい
ての内容「水平移動時におけるドリル位置」,F0の内
容(原点からワーク上面までの距離,F1,L1,L
2,L3,L4、更にS3「L3ステップ数」がガイダ
ンスとして説明されている。
【0045】条件設定エリア82の下部にはグラフィッ
ク表示エリア83が設けられ、各穴あけ方法について、
1回目の深さL1,2回目の深さL2,3回目以降の深
さL3,最後のドリル移動L4が色別表示されており、
設定状態を簡易的に表示し、これによって直感的に条件
の比較が可能となるようにしている。
【0046】基本的には、第1の画面および第2の画面
で充分であるが、図8に示す画面を併用することができ
る。図8は、工具条件画面であり、工具番号Tと、加工
番号n,工具径C,穴数A,寿命H,切込み量Z,回転
数S,切込速度F,上昇速度UとがX−Yテーブルで表
示される。その最左側に穴Nとして穴あけ方法が表示さ
れ、2:速度優先,4:テスト1あるいは0等が表示さ
れる。0は穴あけ方法未定を示す。標準の場合は1、品
質優先の場合は3、テスト2の場合は5が表示される。
【0047】図9は、ドリルのオーバラップ表示図であ
る。
【0048】画面部61に、1回目,2回目,3回目以
降,最終回についてドリルの往復運動に伴うZ軸方向の
移動量を表示する。第2R点は、ドリルの戻り点を示
す。
【0049】ドリルのZ軸の動きは図10に示すように
なる。この図で使用する記号が示す意味は下記の通りで
ある。
【0050】 L0 :ワーク上面位置(原点からワーク上面までの距離) L1 :ワーク上面からの1ステップ目最下点位置までの距離 L2 :1ステップ目最下点位置からの2ステップ目最下点位置までの距離 L3 :3ステップ目以降の切込み量 L4 :Z点距離−L0−L1−L2−(L3×n)<L3以下時の切込み量 D0 :2ステップ目以降の速度切り替え位置補正量 D1 :1ステップ目の速度切り替え位置補正量 D2 :第2R点位置設定補正量 INF:切込み速度 RTR:上昇速度 F1 :1ステップ目送り速度
【0051】ここで、切込み速度,上昇速度は、工具条
件画面の現在選択されているポストのデータを使用す
る。また、L1,L2,L3,F1,D0,D1および
D2は画面で設定された値が使用される。
【0052】1ステップ目は、食い付き用で送り速度を
下げて穴位置精度の向上,工具折れの抑制をはかるため
のものである。
【0053】2ステップ目以降にて切削を行い所定移動
量毎に工具を第2R点まで上昇させて、工具に付いてい
る切り粉や銅の切り屑を排除する。尚、第2R点はR点
まで戻すと上板のずれによる工具折れを抑制するために
設けてある。
【0054】図11は、条件設定を行って加工を行うた
めのフローチャートを示す。図に示すように、電源投入
S1,初期メニュー設定S2,条件設定要否判定S3,
穴設定選択S4を行い、穴設定画面(第1画面および第
2画面)で5つのラベル設定S5,各ラベルの条件入力
S6,試し加工結果OK判定S7を行い、OKの場合
に、工具条件画面の使用S8,穴ラベル選択S9,加工
状況画面の使用S10,プログラム呼出S11および加
工開始S12を行う。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ドリルサ
イクルの実施に当って穴設定画面を使用してラベル毎の
ドリル条件を設定するようにしているので、ドリル条件
の設定を短時間にかつ誤りがなく確実に、しかもドリル
方法を的確に決定することができるので効率向上に有効
な装置および方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】穴あけ装置の概略構成図。
【図2】ブロック図。
【図3】ハード構成図。
【図4】ブロック図。
【図5】初期画面図。
【図6】設定に当っての条件設定図。
【図7】深穴設定に当ってのラベル設定図。
【図8】工具条件設定図。
【図9】オーバーラップ表示図。
【図10】ドリルのZ軸動き図。
【図11】フローチャート図。
【符号の説明】
25…画面表示装置(パソコン)、31…CNCボー
ド、36…記憶装置、61…画面部、62…穴、63…
ドリル、64…ラベル、65…条件設定エリア、66…
設定値項目、67…入力エリア、68…単位、69…内
容、70…ガイダンスエリア、72…穴あけ方法設定項
目、73…コメントエリア、82…条件設定エリア、8
3…グラフィック表示エリア、84…ラベルとそれに対
応した穴あけ仕様、85…穴あけ方法、86…ヘルプガ
イダンスエリア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河▲崎▼ 宜史 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 山下 孝彦 神奈川県海老名市上今泉2100番地 日立ビ アメカニクス株式会社内 Fターム(参考) 3C036 AA01 FF01 LL02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント基板を保持するテーブルと、プリ
    ント基板に穴あけする穴ドリルと、およびドリルによる
    穴あけ作業を指示する制御装置とを含んで構成される穴
    あけ装置において、 前記制御装置は、複数の穴あけ方法およびその穴あけ仕
    様を記憶する記憶装置を含み、および穴あけ方法および
    穴あけ条件を設定する画面表示装置を備え、 該画面表示装置の画面部には、第1の画面に、穴とドリ
    ルの往復運動を示す穴あけステップを表示すると共に、
    穴あけステップに対応してドリルの運動を要素毎に種類
    分け(ラベル分け)し、ラベル毎にドリルの穴あけ条件
    を設定するラベル設定項目を表示し、第2の画面に、複
    数の穴あけ方法と、ラベル毎の穴あけ仕様をX−Yテー
    ブルによって比較表示し、第2の画面に表示された一つ
    の穴あけ方法を第1の画面上で決定することに基づい
    て、前記ラベル設定項目に穴あけ条件を設定することを
    特徴とする穴あけ装置。
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JP (1) JP2000343308A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6857828B2 (en) * 2001-01-09 2005-02-22 Excellon Automation Company Incremental step drilling system and method
WO2022045162A1 (ja) * 2020-08-31 2022-03-03 ファナック株式会社 数値制御装置

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