JP2000343299A - 多段プレス成形方法 - Google Patents
多段プレス成形方法Info
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- JP2000343299A JP2000343299A JP11153138A JP15313899A JP2000343299A JP 2000343299 A JP2000343299 A JP 2000343299A JP 11153138 A JP11153138 A JP 11153138A JP 15313899 A JP15313899 A JP 15313899A JP 2000343299 A JP2000343299 A JP 2000343299A
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- fluid
- heated
- temperature
- conduction path
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/06—Platens or press rams
- B30B15/062—Press plates
- B30B15/064—Press plates with heating or cooling means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 成形材料を上型および下型からなるプレス金
型ではさみ込んで金型ブロックを形成し、この金型ブロ
ックを上下のプレス体間に上下に複数積み重ねて配置
し、成形材料を加熱した状態で少なくとも一方のプレス
体4を両プレス体4,4間の距離が狭まる方向に移動さ
せることにより、成形材料の加熱加圧成形を行う多段プ
レス成形方法において、小ロットで多品種の成形材料を
効率的にプレス成形できる多段プレス成形方法を提供す
ること。 【解決手段】 上下に隣接する金型ブロック3を断熱体
5で仕切り、各金型ブロック3に熱伝導体6を接触さ
せ、この熱伝導体6をそれぞれ所定温度に加熱すること
により、各成形材料1をそれぞれ所望温度に加熱する。
型ではさみ込んで金型ブロックを形成し、この金型ブロ
ックを上下のプレス体間に上下に複数積み重ねて配置
し、成形材料を加熱した状態で少なくとも一方のプレス
体4を両プレス体4,4間の距離が狭まる方向に移動さ
せることにより、成形材料の加熱加圧成形を行う多段プ
レス成形方法において、小ロットで多品種の成形材料を
効率的にプレス成形できる多段プレス成形方法を提供す
ること。 【解決手段】 上下に隣接する金型ブロック3を断熱体
5で仕切り、各金型ブロック3に熱伝導体6を接触さ
せ、この熱伝導体6をそれぞれ所定温度に加熱すること
により、各成形材料1をそれぞれ所望温度に加熱する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下に複数積み重
ねたプレス成形用の金型をプレス体間に配置して加熱加
圧成形を行う多段プレス成形方法に関する。
ねたプレス成形用の金型をプレス体間に配置して加熱加
圧成形を行う多段プレス成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多段プレス成形方法は、成形材料
を上型および下型ではさみ込んで金型ブロックを形成
し、この金型ブロックを上下のプレス体間に上下に複数
積み重ねて配置し、成形材料を加熱した状態で上側のプ
レス体を下方に降下させることにより、成形材料の加熱
加圧成形を行うものである。
を上型および下型ではさみ込んで金型ブロックを形成
し、この金型ブロックを上下のプレス体間に上下に複数
積み重ねて配置し、成形材料を加熱した状態で上側のプ
レス体を下方に降下させることにより、成形材料の加熱
加圧成形を行うものである。
【0003】このような多段プレス成形方法は、1対の
上下動するプレス体を備えたプレス装置を用いて多数の
成形材料が同一の加熱加圧条件で行えるため、生産性が
向上している。
上下動するプレス体を備えたプレス装置を用いて多数の
成形材料が同一の加熱加圧条件で行えるため、生産性が
向上している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の多段プレス成形方法においては、同一の加熱加圧条
件でプレス成形を行うため、加熱温度が異なる成形材料
を同時にプレス成形できず、プレス装置でプレス成形で
きる個数よりも小ロットで多品種の成形材料をプレス成
形する場合には、プレス装置に余裕があっても各ロット
ごとにプレス成形を行う必要があり、製造効率が低下す
るという問題がある。
来の多段プレス成形方法においては、同一の加熱加圧条
件でプレス成形を行うため、加熱温度が異なる成形材料
を同時にプレス成形できず、プレス装置でプレス成形で
きる個数よりも小ロットで多品種の成形材料をプレス成
形する場合には、プレス装置に余裕があっても各ロット
ごとにプレス成形を行う必要があり、製造効率が低下す
るという問題がある。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、小ロットで多品種の成形
材料を効率的にプレス成形できる多段プレス成形方法を
提供することにある。
で、その目的とするところは、小ロットで多品種の成形
材料を効率的にプレス成形できる多段プレス成形方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、成形材料を上型および下型
からなるプレス金型ではさみ込んで金型ブロックを形成
し、この金型ブロックを上下のプレス体間に上下に複数
積み重ねて配置し、成形材料を加熱した状態で少なくと
も一方のプレス体を両プレス体間の距離が狭まる方向に
移動させることにより、成形材料の加熱加圧成形を行う
多段プレス成形方法において、上下に隣接する金型ブロ
ックを断熱体で仕切り、各プレス金型に熱伝導体を接触
させ、この熱伝導体をそれぞれ所定温度に加熱すること
により、各成形材料をそれぞれ所望温度に加熱すること
を特徴として構成している。
に、請求項1記載の発明は、成形材料を上型および下型
からなるプレス金型ではさみ込んで金型ブロックを形成
し、この金型ブロックを上下のプレス体間に上下に複数
積み重ねて配置し、成形材料を加熱した状態で少なくと
も一方のプレス体を両プレス体間の距離が狭まる方向に
移動させることにより、成形材料の加熱加圧成形を行う
多段プレス成形方法において、上下に隣接する金型ブロ
ックを断熱体で仕切り、各プレス金型に熱伝導体を接触
させ、この熱伝導体をそれぞれ所定温度に加熱すること
により、各成形材料をそれぞれ所望温度に加熱すること
を特徴として構成している。
【0007】このような多段プレス成形方法では、それ
ぞれ異なる温度に加熱制御された熱伝導体が接触した金
型ブロックに伝熱し、伝熱により加熱された金型ブロッ
クにより各成形材料がそれぞれ所望温度に加熱されるの
で、成形温度条件の異なる成形材料を同時にプレス成形
できる。
ぞれ異なる温度に加熱制御された熱伝導体が接触した金
型ブロックに伝熱し、伝熱により加熱された金型ブロッ
クにより各成形材料がそれぞれ所望温度に加熱されるの
で、成形温度条件の異なる成形材料を同時にプレス成形
できる。
【0008】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の発明において、各熱伝導体に熱伝導路を設け、加
熱した流体を流体管を介してこの熱伝導路に流通させる
とともに、流体管の熱伝導路近傍に設けた温度センサに
より熱伝導路に流通する流体の温度検出を行い、この温
度センサの検出温度に基づいて流体管から各熱伝導路に
流入する流体の流量を調節することによって、熱伝導体
をそれぞれ所定温度に加熱するようになしたことを特徴
として構成している。
記載の発明において、各熱伝導体に熱伝導路を設け、加
熱した流体を流体管を介してこの熱伝導路に流通させる
とともに、流体管の熱伝導路近傍に設けた温度センサに
より熱伝導路に流通する流体の温度検出を行い、この温
度センサの検出温度に基づいて流体管から各熱伝導路に
流入する流体の流量を調節することによって、熱伝導体
をそれぞれ所定温度に加熱するようになしたことを特徴
として構成している。
【0009】このような多段プレス成形方法では、加熱
した流体を流体管を介して熱伝導体に設けた熱伝導路に
流通させて熱伝導体を加熱しているとともに、流体管の
熱伝導路近傍に設けた温度センサにより流体の温度を検
出し、この温度センサの検出温度に基づいて流体管から
各熱伝導路に流入する流体の流量を調節しているため、
熱伝導体をそれぞれ所定温度に加熱できる。したがっ
て、複数の熱伝導体を流れる流体を一つの加熱源および
循環装置を用いて加熱、流通でき、装置構成が簡単にで
きる。
した流体を流体管を介して熱伝導体に設けた熱伝導路に
流通させて熱伝導体を加熱しているとともに、流体管の
熱伝導路近傍に設けた温度センサにより流体の温度を検
出し、この温度センサの検出温度に基づいて流体管から
各熱伝導路に流入する流体の流量を調節しているため、
熱伝導体をそれぞれ所定温度に加熱できる。したがっ
て、複数の熱伝導体を流れる流体を一つの加熱源および
循環装置を用いて加熱、流通でき、装置構成が簡単にで
きる。
【0010】また、請求項3記載の発明では、請求項1
記載の発明において、各熱伝導体に熱伝導路を設け、加
熱した流体を流体管を介してこの熱伝導路に流通させる
とともに、熱容量が調節された熱伝導体を用いることに
より、熱伝導体を所望温度に加熱するようになしたこと
を特徴として構成している。
記載の発明において、各熱伝導体に熱伝導路を設け、加
熱した流体を流体管を介してこの熱伝導路に流通させる
とともに、熱容量が調節された熱伝導体を用いることに
より、熱伝導体を所望温度に加熱するようになしたこと
を特徴として構成している。
【0011】このような多段プレス成形方法では、熱容
量が調節された熱伝導体を用いているため、同温度、同
流量の流体を熱伝導体の熱伝導路に流通させても、金型
ブロックへの伝熱量がそれぞれの所望温度になるように
異ならせることができる。したがって、複数の熱伝導体
を流れる流体を一つの加熱源および循環装置を用いて加
熱、流通でき、装置構成が簡単にできる。
量が調節された熱伝導体を用いているため、同温度、同
流量の流体を熱伝導体の熱伝導路に流通させても、金型
ブロックへの伝熱量がそれぞれの所望温度になるように
異ならせることができる。したがって、複数の熱伝導体
を流れる流体を一つの加熱源および循環装置を用いて加
熱、流通でき、装置構成が簡単にできる。
【0012】また、請求項4記載の発明では、請求項1
記載の発明において、各熱伝導体に熱伝導路および冷媒
路を設け、加熱した流体を流体管を介してこの熱伝導路
に流通させるとともに、流体管に設けた温度センサによ
り熱伝導路に流通する流体の温度検出を行い、この温度
センサの検出温度に基づいて各冷媒路を流れる冷媒の流
量を調節することによって、熱伝導体をそれぞれ所定温
度に加熱するようになしたことを特徴として構成してい
る。
記載の発明において、各熱伝導体に熱伝導路および冷媒
路を設け、加熱した流体を流体管を介してこの熱伝導路
に流通させるとともに、流体管に設けた温度センサによ
り熱伝導路に流通する流体の温度検出を行い、この温度
センサの検出温度に基づいて各冷媒路を流れる冷媒の流
量を調節することによって、熱伝導体をそれぞれ所定温
度に加熱するようになしたことを特徴として構成してい
る。
【0013】このような多段プレス成形方法では、熱伝
導路に加熱した流体を流通させて熱伝導体を加熱すると
ともに、温度センサにより検出した流体温度に基づい
て、冷媒路に流量調節して冷媒を流通させて熱伝導体を
冷やしているため、同温度、同流量の流体を熱伝導体の
熱伝導路に流通させても、金型ブロックへの伝熱量がそ
れぞれの所望温度になるように異ならせることができ
る。したがって、複数の熱伝導体を流れる流体を一つの
加熱源および循環装置を用いて加熱、流通でき、装置構
成が簡単にできる。
導路に加熱した流体を流通させて熱伝導体を加熱すると
ともに、温度センサにより検出した流体温度に基づい
て、冷媒路に流量調節して冷媒を流通させて熱伝導体を
冷やしているため、同温度、同流量の流体を熱伝導体の
熱伝導路に流通させても、金型ブロックへの伝熱量がそ
れぞれの所望温度になるように異ならせることができ
る。したがって、複数の熱伝導体を流れる流体を一つの
加熱源および循環装置を用いて加熱、流通でき、装置構
成が簡単にできる。
【0014】また、請求項5記載の発明では、請求項2
乃至4記載の発明において、流体としてオイルを用いる
ことを特徴として構成している。
乃至4記載の発明において、流体としてオイルを用いる
ことを特徴として構成している。
【0015】このような多段プレス成形方法では、流体
としてオイルを用いているため、流体の温度を高温に加
熱できる。
としてオイルを用いているため、流体の温度を高温に加
熱できる。
【0016】また、請求項6記載の発明では、請求項1
記載の発明において、熱伝導体に電気抵抗体を設け、こ
の電気抵抗体に通電して電気抵抗体を発熱させるととも
に、発熱量を調節することによって、熱伝導体をそれぞ
れ所定温度に加熱するようになしたことを特徴として構
成している。
記載の発明において、熱伝導体に電気抵抗体を設け、こ
の電気抵抗体に通電して電気抵抗体を発熱させるととも
に、発熱量を調節することによって、熱伝導体をそれぞ
れ所定温度に加熱するようになしたことを特徴として構
成している。
【0017】このような多段プレス成形方法では、熱伝
導体に設けた電気抵抗体に通電して電気抵抗体を発熱さ
せるとともに、発熱量を調節することによって、熱伝導
体をそれぞれ所定温度に加熱しているため、金型ブロッ
クへの伝熱量がそれぞれの所望温度になるように異なら
せることができる。
導体に設けた電気抵抗体に通電して電気抵抗体を発熱さ
せるとともに、発熱量を調節することによって、熱伝導
体をそれぞれ所定温度に加熱しているため、金型ブロッ
クへの伝熱量がそれぞれの所望温度になるように異なら
せることができる。
【0018】また、請求項7記載の発明では、請求項1
乃至6記載の発明において、プレス金型と一体に形成し
た熱伝導体を用いることを特徴として構成している。
乃至6記載の発明において、プレス金型と一体に形成し
た熱伝導体を用いることを特徴として構成している。
【0019】このような多段プレス成形方法では、プレ
ス金型と一体に形成した熱伝導体を用いているため、特
別に熱伝導体を設ける必要がなく部材が低減できる。
ス金型と一体に形成した熱伝導体を用いているため、特
別に熱伝導体を設ける必要がなく部材が低減できる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の多段プレス成
形方法を図1乃至図5に基づいて以下に説明する。
形方法を図1乃至図5に基づいて以下に説明する。
【0021】図1は、本発明の実施形態の多段プレス成
形方法を説明する説明図である。また、図2は、同上の
多段プレス成形方法を実施するのに用いる熱伝導体6を
示す斜視図である。
形方法を説明する説明図である。また、図2は、同上の
多段プレス成形方法を実施するのに用いる熱伝導体6を
示す斜視図である。
【0022】図1乃至図2に示すように、この多段プレ
ス成形方法は、成形材料の加熱加圧成形を行う多段プレ
ス成形方法成形材料1を上型2aおよび下型2bからな
るプレス金型2ではさみ込んで金型ブロック3を形成
し、この金型ブロック3を上下のプレス体4間に上下に
複数積み重ねて配置し、成形材料1を加熱した状態で少
なくとも一方のプレス体4を両プレス体4,4間の距離
が狭まる方向に移動させることにより、成形材料1の加
熱加圧成形を行うものである。そして、上下に隣接する
金型ブロック3を断熱体5で仕切り、各金型ブロック3
に熱伝導体6を接触させ、この熱伝導体6をそれぞれ所
定温度に加熱することにより、各成形材料1をそれぞれ
所望温度に加熱している。また、各熱伝導体6に熱伝導
路6aを設け、加熱した流体8を流体管7を介してこの
熱伝導路6aに流通させるとともに、流体管7の熱伝導
路6a近傍に設けた温度センサ9により熱伝導路6aに
流通する流体8の温度検出を行い、この温度センサ9の
検出温度に基づいて流体管7から各熱伝導路6aに流入
する流体8の流量を調節することによって、熱伝導体6
をそれぞれ所定温度に加熱するようにしている。
ス成形方法は、成形材料の加熱加圧成形を行う多段プレ
ス成形方法成形材料1を上型2aおよび下型2bからな
るプレス金型2ではさみ込んで金型ブロック3を形成
し、この金型ブロック3を上下のプレス体4間に上下に
複数積み重ねて配置し、成形材料1を加熱した状態で少
なくとも一方のプレス体4を両プレス体4,4間の距離
が狭まる方向に移動させることにより、成形材料1の加
熱加圧成形を行うものである。そして、上下に隣接する
金型ブロック3を断熱体5で仕切り、各金型ブロック3
に熱伝導体6を接触させ、この熱伝導体6をそれぞれ所
定温度に加熱することにより、各成形材料1をそれぞれ
所望温度に加熱している。また、各熱伝導体6に熱伝導
路6aを設け、加熱した流体8を流体管7を介してこの
熱伝導路6aに流通させるとともに、流体管7の熱伝導
路6a近傍に設けた温度センサ9により熱伝導路6aに
流通する流体8の温度検出を行い、この温度センサ9の
検出温度に基づいて流体管7から各熱伝導路6aに流入
する流体8の流量を調節することによって、熱伝導体6
をそれぞれ所定温度に加熱するようにしている。
【0023】成形材料1は、複数の外形略矩型のレジン
クロスを積み重ねた積層体1aの上下面に銅箔1bを配
して構成され、プレス成形により積層基板を形成する。
プレス金型2は、レジンクロスよりも外形がやや大きい
矩型板状の上型2aおよび下型2bから形成されてい
る。
クロスを積み重ねた積層体1aの上下面に銅箔1bを配
して構成され、プレス成形により積層基板を形成する。
プレス金型2は、レジンクロスよりも外形がやや大きい
矩型板状の上型2aおよび下型2bから形成されてい
る。
【0024】プレス成形装置としては、上下にプレス金
型2よりも外形が大きい角体状のプレス体4と、上下プ
レス体4の間に上下に複数個並設された断熱体5と、断
熱体5の上下面に固着された角板状の熱伝導体6と、熱
伝導体6に設けた熱伝導路6aに連通して設けた流体管
7と、各流体管7に加熱した流体8を流通させる加熱循
環機12と、を備えている。また、温度センサ9は、流
体管7の熱伝導路6a入口近傍に設けられている。ま
た、流体管7の温度センサ9よりも上流側に電磁バルブ
10が設けられ、温度センサ9の検出温度に基づいて電
磁バルブ10の開閉を行う開閉制御部11が温度センサ
9と電磁バルブ10との間に介設されている。開閉制御
部11は、各熱伝導体6に応じた所定温度を基準値とし
て記憶しており、温度センサ9による検出温度が基準値
と等しくなるように、電磁バルブ10を開閉操作して流
体8の流量を調節するものである。また、上側のプレス
体4、各断熱体5は、連動して上昇および下降を行うよ
うに上昇下降制御部(図示せず)により制御されてい
る。
型2よりも外形が大きい角体状のプレス体4と、上下プ
レス体4の間に上下に複数個並設された断熱体5と、断
熱体5の上下面に固着された角板状の熱伝導体6と、熱
伝導体6に設けた熱伝導路6aに連通して設けた流体管
7と、各流体管7に加熱した流体8を流通させる加熱循
環機12と、を備えている。また、温度センサ9は、流
体管7の熱伝導路6a入口近傍に設けられている。ま
た、流体管7の温度センサ9よりも上流側に電磁バルブ
10が設けられ、温度センサ9の検出温度に基づいて電
磁バルブ10の開閉を行う開閉制御部11が温度センサ
9と電磁バルブ10との間に介設されている。開閉制御
部11は、各熱伝導体6に応じた所定温度を基準値とし
て記憶しており、温度センサ9による検出温度が基準値
と等しくなるように、電磁バルブ10を開閉操作して流
体8の流量を調節するものである。また、上側のプレス
体4、各断熱体5は、連動して上昇および下降を行うよ
うに上昇下降制御部(図示せず)により制御されてい
る。
【0025】熱伝導路6aは、熱伝導体6の対向する端
面に入口および出口が開設され、熱伝導体6内部の入
口、出口間に蛇行するように形成されている。この熱伝
導路6aを有する熱伝導体6は例えば次のようにして形
成される。上下2枚の熱伝導板18を設け、この上板下
面および下板上面に熱伝導路6aを上下に分割したよう
な凹溝18aをそれぞれ形成し、下板側の凹溝18a両
端部にそれぞれ連結管15を収納した状態で上下板を貼
着することにより行う。このようにすれば上下板の凹溝
18aが対向して配置され熱伝導路6aを形成できる。
面に入口および出口が開設され、熱伝導体6内部の入
口、出口間に蛇行するように形成されている。この熱伝
導路6aを有する熱伝導体6は例えば次のようにして形
成される。上下2枚の熱伝導板18を設け、この上板下
面および下板上面に熱伝導路6aを上下に分割したよう
な凹溝18aをそれぞれ形成し、下板側の凹溝18a両
端部にそれぞれ連結管15を収納した状態で上下板を貼
着することにより行う。このようにすれば上下板の凹溝
18aが対向して配置され熱伝導路6aを形成できる。
【0026】加熱循環機12の流入部12aに接続され
た流入本管16と流出部12bに接続された流出本管1
7との間で複数の流体管7に分岐されており、この流体
管7の端部を各熱伝導体6の連結管15に接続してい
る。これらの流体管7は、通常フレキシブルパイプなど
により形成され、上下動する熱伝導体6に伴って上下動
可能としている。また、流体8として、オイルなどの液
体や水蒸気などの気体、あるいは液体と気体との混合物
などが挙げられる。流体8としてオイルを用いると、流
体8の温度を高温に加熱できる。
た流入本管16と流出部12bに接続された流出本管1
7との間で複数の流体管7に分岐されており、この流体
管7の端部を各熱伝導体6の連結管15に接続してい
る。これらの流体管7は、通常フレキシブルパイプなど
により形成され、上下動する熱伝導体6に伴って上下動
可能としている。また、流体8として、オイルなどの液
体や水蒸気などの気体、あるいは液体と気体との混合物
などが挙げられる。流体8としてオイルを用いると、流
体8の温度を高温に加熱できる。
【0027】このようなプレス成形装置を用い以下のよ
うにして多段プレス成形を行う。
うにして多段プレス成形を行う。
【0028】まず、上昇下降制御部によりプレス体4お
よび断熱体5を上方位置に上昇保持させ、上下の熱伝導
体6間に金型ブロック3の収納場所を開ける。次に、こ
の収納場所に成形材料1を上型2aおよび下型2bから
なるプレス金型2ではさみ込んだ金型ブロック3を収納
する。このとき、同じ温度条件で成形する成形材料1を
有する金型ブロック3は、同一の収納場所に上下に積み
重ねて収納し、異なる温度条件で成形する成形材料1を
有する金型ブロック3は、異なる収納場所に上下に積み
重ねて収納するようにする。次に、各収納場所に収納さ
れた金型ブロック3の所定の加熱温度条件を基準値とし
て各対応する開閉制御部11に記憶させる。次に、加熱
循環機12を操作して加熱循環機12内の流体8を加熱
し、各流体管7に加熱した流体8を流通させる。そし
て、上昇下降制御部を操作してプレス体4および断熱体
5を上方位置から下降させて金型ブロック3を所定圧力
で加圧する。
よび断熱体5を上方位置に上昇保持させ、上下の熱伝導
体6間に金型ブロック3の収納場所を開ける。次に、こ
の収納場所に成形材料1を上型2aおよび下型2bから
なるプレス金型2ではさみ込んだ金型ブロック3を収納
する。このとき、同じ温度条件で成形する成形材料1を
有する金型ブロック3は、同一の収納場所に上下に積み
重ねて収納し、異なる温度条件で成形する成形材料1を
有する金型ブロック3は、異なる収納場所に上下に積み
重ねて収納するようにする。次に、各収納場所に収納さ
れた金型ブロック3の所定の加熱温度条件を基準値とし
て各対応する開閉制御部11に記憶させる。次に、加熱
循環機12を操作して加熱循環機12内の流体8を加熱
し、各流体管7に加熱した流体8を流通させる。そし
て、上昇下降制御部を操作してプレス体4および断熱体
5を上方位置から下降させて金型ブロック3を所定圧力
で加圧する。
【0029】このとき、温度センサ9の検出温度に基づ
いて流体管7から各熱伝導路6aに流入する流体8の流
量を調節することによって、熱伝導体6をそれぞれ所定
温度に加熱し、加熱された熱伝導体6が接触した金型ブ
ロック3のプレス金型2に伝熱し、加熱されたプレス金
型2が成形材料1を加熱する。各成形材料1は、適した
成形温度に加熱されてプレス成形され、積層基板ができ
上がる。
いて流体管7から各熱伝導路6aに流入する流体8の流
量を調節することによって、熱伝導体6をそれぞれ所定
温度に加熱し、加熱された熱伝導体6が接触した金型ブ
ロック3のプレス金型2に伝熱し、加熱されたプレス金
型2が成形材料1を加熱する。各成形材料1は、適した
成形温度に加熱されてプレス成形され、積層基板ができ
上がる。
【0030】このような多段プレス成形方法では、それ
ぞれ異なる温度に加熱制御された熱伝導体6が接触した
金型ブロック3に伝熱し、伝熱により加熱された金型ブ
ロック3により各成形材料1がそれぞれ所望温度に加熱
されるので、成形温度条件の異なる成形材料1を同時に
プレス成形できる。また、加熱した流体8を流体管7を
介して熱伝導体6に設けた熱伝導路6aに流通させて熱
伝導体6を加熱しているとともに、流体管7の熱伝導路
6a近傍に設けた温度センサ9により流体8の温度を検
出し、この温度センサ9の検出温度に基づいて流体管7
から各熱伝導路6aに流入する流体8の流量を調節して
いるため、熱伝導体6をそれぞれ所定温度に加熱できる
ので、複数の熱伝導体6を流れる流体8を一つの加熱源
および循環装置を用いて加熱、流通でき、装置構成が簡
単にできる。
ぞれ異なる温度に加熱制御された熱伝導体6が接触した
金型ブロック3に伝熱し、伝熱により加熱された金型ブ
ロック3により各成形材料1がそれぞれ所望温度に加熱
されるので、成形温度条件の異なる成形材料1を同時に
プレス成形できる。また、加熱した流体8を流体管7を
介して熱伝導体6に設けた熱伝導路6aに流通させて熱
伝導体6を加熱しているとともに、流体管7の熱伝導路
6a近傍に設けた温度センサ9により流体8の温度を検
出し、この温度センサ9の検出温度に基づいて流体管7
から各熱伝導路6aに流入する流体8の流量を調節して
いるため、熱伝導体6をそれぞれ所定温度に加熱できる
ので、複数の熱伝導体6を流れる流体8を一つの加熱源
および循環装置を用いて加熱、流通でき、装置構成が簡
単にできる。
【0031】図3は、本発明の実施形態の同上と異なる
多段プレス成形方法を説明する説明図である。
多段プレス成形方法を説明する説明図である。
【0032】図3に示すように、この多段プレス成形方
法は、同上の多段プレス成形方法と同様に、成形材料1
を上型2aおよび下型2bからなるプレス金型2ではさ
み込んで金型ブロック3を形成し、この金型ブロック3
を上下のプレス体4間に上下に複数積み重ねて配置し、
成形材料1を加熱した状態で少なくとも一方のプレス体
4を両プレス体4,4間の距離が狭まる方向に移動させ
ることにより、成形材料1の加熱加圧成形を行うもので
ある。そして、上下に隣接する金型ブロック3を断熱体
5で仕切り、各金型ブロック3に熱伝導体6を接触さ
せ、この熱伝導体6をそれぞれ所定温度に加熱すること
により、各成形材料1をそれぞれ所望温度に加熱してい
る。また、各熱伝導体6に熱伝導路6aを設け、加熱し
た流体8を流体管7を介してこの熱伝導路6aに流通さ
せている。異なる点は、熱容量が調節された熱伝導体6
を用いることにより、熱伝導体6を所望温度に加熱する
ようにしていることである。
法は、同上の多段プレス成形方法と同様に、成形材料1
を上型2aおよび下型2bからなるプレス金型2ではさ
み込んで金型ブロック3を形成し、この金型ブロック3
を上下のプレス体4間に上下に複数積み重ねて配置し、
成形材料1を加熱した状態で少なくとも一方のプレス体
4を両プレス体4,4間の距離が狭まる方向に移動させ
ることにより、成形材料1の加熱加圧成形を行うもので
ある。そして、上下に隣接する金型ブロック3を断熱体
5で仕切り、各金型ブロック3に熱伝導体6を接触さ
せ、この熱伝導体6をそれぞれ所定温度に加熱すること
により、各成形材料1をそれぞれ所望温度に加熱してい
る。また、各熱伝導体6に熱伝導路6aを設け、加熱し
た流体8を流体管7を介してこの熱伝導路6aに流通さ
せている。異なる点は、熱容量が調節された熱伝導体6
を用いることにより、熱伝導体6を所望温度に加熱する
ようにしていることである。
【0033】熱伝導体6の熱容量は、熱伝導体6の質量
と比熱の積によって表わされる。例えば熱伝導体6とし
て同じ外形を有するアルミ板を用い、アルミ板の厚みを
変えて熱容量の異なる熱伝導体6を形成する。また、特
に温度センサ9や電磁バルブ10を用いず、各熱伝導路
6aを流通する流体8の流量、温度を略等しくしてお
く。
と比熱の積によって表わされる。例えば熱伝導体6とし
て同じ外形を有するアルミ板を用い、アルミ板の厚みを
変えて熱容量の異なる熱伝導体6を形成する。また、特
に温度センサ9や電磁バルブ10を用いず、各熱伝導路
6aを流通する流体8の流量、温度を略等しくしてお
く。
【0034】このような多段プレス成形方法では、板厚
の厚い熱伝導体6では、熱伝導体6表面から外気に放熱
する熱量が熱容量に比例して大きくなるため、板厚の薄
い熱伝導体6に比べて熱伝導体6の温度が低くなって成
形材料1の加熱温度が低くなる。したがって、成形材料
1の温度条件が低いほど板厚の厚い熱伝導体6を用いる
様にする。
の厚い熱伝導体6では、熱伝導体6表面から外気に放熱
する熱量が熱容量に比例して大きくなるため、板厚の薄
い熱伝導体6に比べて熱伝導体6の温度が低くなって成
形材料1の加熱温度が低くなる。したがって、成形材料
1の温度条件が低いほど板厚の厚い熱伝導体6を用いる
様にする。
【0035】このような多段プレス成形方法では、熱容
量が調節された熱伝導体6を用いているため、同温度、
同流量の流体8を熱伝導体6の熱伝導路6aに流通させ
ても、金型ブロック3への伝熱量がそれぞれの所望温度
になるように異ならせることができる。したがって、複
数の熱伝導体6を流れる流体8を一つの加熱源および循
環装置を用いて加熱、流通でき、装置構成が簡単にでき
る。
量が調節された熱伝導体6を用いているため、同温度、
同流量の流体8を熱伝導体6の熱伝導路6aに流通させ
ても、金型ブロック3への伝熱量がそれぞれの所望温度
になるように異ならせることができる。したがって、複
数の熱伝導体6を流れる流体8を一つの加熱源および循
環装置を用いて加熱、流通でき、装置構成が簡単にでき
る。
【0036】図4は、本発明の実施形態の同上と異なる
多段プレス成形方法を説明する説明図である。
多段プレス成形方法を説明する説明図である。
【0037】図4に示すように、この多段プレス成形方
法は、図1に示す多段プレス成形方法と同様に、成形材
料1を上型2aおよび下型2bからなるプレス金型2で
はさみ込んで金型ブロック3を形成し、この金型ブロッ
ク3を上下のプレス体4間に上下に複数積み重ねて配置
し、成形材料1を加熱した状態で少なくとも一方のプレ
ス体4を両プレス体4,4間の距離が狭まる方向に移動
させることにより、成形材料1の加熱加圧成形を行うも
のである。そして、上下に隣接する金型ブロック3を断
熱体5で仕切り、各金型ブロック3に熱伝導体6を接触
させ、この熱伝導体6をそれぞれ所定温度に加熱するこ
とにより、各成形材料1をそれぞれ所望温度に加熱して
いる。また、各熱伝導体6を熱伝導路6aを設け、加熱
した流体8を流体管7を介してこの熱伝導路6aに流通
させている。異なる点は、各熱伝導体6に冷媒路13を
設け、流体管7に設けた温度センサ9により熱伝導路6
aに流通する流体8の温度検出を行い、この温度センサ
9の検出温度に基づいて各冷媒路13を流れる冷媒14
の流量を調節することによって、熱伝導体6をそれぞれ
所定温度に加熱するようにしていることである。
法は、図1に示す多段プレス成形方法と同様に、成形材
料1を上型2aおよび下型2bからなるプレス金型2で
はさみ込んで金型ブロック3を形成し、この金型ブロッ
ク3を上下のプレス体4間に上下に複数積み重ねて配置
し、成形材料1を加熱した状態で少なくとも一方のプレ
ス体4を両プレス体4,4間の距離が狭まる方向に移動
させることにより、成形材料1の加熱加圧成形を行うも
のである。そして、上下に隣接する金型ブロック3を断
熱体5で仕切り、各金型ブロック3に熱伝導体6を接触
させ、この熱伝導体6をそれぞれ所定温度に加熱するこ
とにより、各成形材料1をそれぞれ所望温度に加熱して
いる。また、各熱伝導体6を熱伝導路6aを設け、加熱
した流体8を流体管7を介してこの熱伝導路6aに流通
させている。異なる点は、各熱伝導体6に冷媒路13を
設け、流体管7に設けた温度センサ9により熱伝導路6
aに流通する流体8の温度検出を行い、この温度センサ
9の検出温度に基づいて各冷媒路13を流れる冷媒14
の流量を調節することによって、熱伝導体6をそれぞれ
所定温度に加熱するようにしていることである。
【0038】冷媒路13は、熱伝導体6内部の熱伝導路
6aに近接して略平行に設けられている。各冷媒路13
に連通する冷媒管21がそれぞれ設けられ、冷媒循環機
23によって冷媒管21内の例えば水などの冷媒14が
冷媒路13に流通するようにしている。冷媒管21の冷
媒路13上流側には電磁バルブ10が設けられている。
この電磁バルブ10は、熱伝導路6a入口近傍に設けた
温度センサ9と冷媒制御部22を介して電気接続されて
いる。冷媒制御部22は、各熱伝導体6に応じた所定温
度を基準値として記憶しており、温度センサ9による検
出温度が基準値と等しくなるように、電磁バルブ10を
開閉操作して冷媒14の流量を調節するものである。
6aに近接して略平行に設けられている。各冷媒路13
に連通する冷媒管21がそれぞれ設けられ、冷媒循環機
23によって冷媒管21内の例えば水などの冷媒14が
冷媒路13に流通するようにしている。冷媒管21の冷
媒路13上流側には電磁バルブ10が設けられている。
この電磁バルブ10は、熱伝導路6a入口近傍に設けた
温度センサ9と冷媒制御部22を介して電気接続されて
いる。冷媒制御部22は、各熱伝導体6に応じた所定温
度を基準値として記憶しており、温度センサ9による検
出温度が基準値と等しくなるように、電磁バルブ10を
開閉操作して冷媒14の流量を調節するものである。
【0039】このような多段プレス成形方法では、熱伝
導路6aに加熱した流体8を流通させて熱伝導体6を加
熱するとともに、温度センサ9により検出した流体8温
度に基づいて、冷媒路13に流量調節して冷媒14を流
通させて熱伝導体6を冷やしているため、同温度、同流
量の流体8を熱伝導体6の熱伝導路6aに流通させて
も、金型ブロック3への伝熱量がそれぞれの所望温度に
なるように異ならせることができる。したがって、複数
の熱伝導体6を流れる流体8を一つの加熱源および循環
装置を用いて加熱、流通でき、装置構成が簡単にでき
る。
導路6aに加熱した流体8を流通させて熱伝導体6を加
熱するとともに、温度センサ9により検出した流体8温
度に基づいて、冷媒路13に流量調節して冷媒14を流
通させて熱伝導体6を冷やしているため、同温度、同流
量の流体8を熱伝導体6の熱伝導路6aに流通させて
も、金型ブロック3への伝熱量がそれぞれの所望温度に
なるように異ならせることができる。したがって、複数
の熱伝導体6を流れる流体8を一つの加熱源および循環
装置を用いて加熱、流通でき、装置構成が簡単にでき
る。
【0040】図5は、本発明の実施形態の同上と異なる
多段プレス成形方法を説明する説明図である。
多段プレス成形方法を説明する説明図である。
【0041】図5に示すように、この多段プレス成形方
法は、図1に示す多段プレス成形方法と同様に、成形材
料1を上型2aおよび下型2bからなるプレス金型2で
はさみ込んで金型ブロック3を形成し、この金型ブロッ
ク3を上下のプレス体4間に上下に複数積み重ねて配置
し、成形材料1を加熱した状態で少なくとも一方のプレ
ス体4を両プレス体4,4間の距離が狭まる方向に移動
させることにより、成形材料1の加熱加圧成形を行うも
のである。そして、上下に隣接する金型ブロック3を断
熱体5で仕切り、各金型ブロック3に熱伝導体6を接触
させ、この熱伝導体6をそれぞれ所定温度に加熱するこ
とにより、各成形材料1をそれぞれ所望温度に加熱して
いる。また、各熱伝導体6を熱伝導路6aを設け、加熱
した流体8を流体管7を介してこの熱伝導路6aに流通
させている。異なる点は、流体管7に連通可能なバッフ
ァ19を複数段設け、バッファ19を含む流体管7の容
積を変えることにより、熱伝導体6をそれぞれ所望温度
に加熱するようにしていることである。
法は、図1に示す多段プレス成形方法と同様に、成形材
料1を上型2aおよび下型2bからなるプレス金型2で
はさみ込んで金型ブロック3を形成し、この金型ブロッ
ク3を上下のプレス体4間に上下に複数積み重ねて配置
し、成形材料1を加熱した状態で少なくとも一方のプレ
ス体4を両プレス体4,4間の距離が狭まる方向に移動
させることにより、成形材料1の加熱加圧成形を行うも
のである。そして、上下に隣接する金型ブロック3を断
熱体5で仕切り、各金型ブロック3に熱伝導体6を接触
させ、この熱伝導体6をそれぞれ所定温度に加熱するこ
とにより、各成形材料1をそれぞれ所望温度に加熱して
いる。また、各熱伝導体6を熱伝導路6aを設け、加熱
した流体8を流体管7を介してこの熱伝導路6aに流通
させている。異なる点は、流体管7に連通可能なバッフ
ァ19を複数段設け、バッファ19を含む流体管7の容
積を変えることにより、熱伝導体6をそれぞれ所望温度
に加熱するようにしていることである。
【0042】バッファ19は、真空バルブ25を介して
真空吸引機24に接続され、使用時にバッファ19内空
間が真空にできるように形成されている。また、バッフ
ァ19は、電磁バルブ10を介して流体管7と連通可能
に設けられている。温度センサ9が流体管7の熱伝導路
6a入口近傍に設けられている。温度センサ9の検出温
度に基づいて電磁バルブ10の開閉を行うバッファ開閉
制御部20が温度センサ9と電磁バルブ10との間に介
設されている。バッファ開閉制御部20は、各熱伝導体
6に応じた所定温度を基準値として記憶しており、温度
センサ9による検出温度が基準値と等しくなるように、
電磁バルブ10を開閉操作して流体管7とバッファ19
とを連通させる。電磁バルブ10が開いて流体管7内の
流体8がバッファ19内に吸引される。
真空吸引機24に接続され、使用時にバッファ19内空
間が真空にできるように形成されている。また、バッフ
ァ19は、電磁バルブ10を介して流体管7と連通可能
に設けられている。温度センサ9が流体管7の熱伝導路
6a入口近傍に設けられている。温度センサ9の検出温
度に基づいて電磁バルブ10の開閉を行うバッファ開閉
制御部20が温度センサ9と電磁バルブ10との間に介
設されている。バッファ開閉制御部20は、各熱伝導体
6に応じた所定温度を基準値として記憶しており、温度
センサ9による検出温度が基準値と等しくなるように、
電磁バルブ10を開閉操作して流体管7とバッファ19
とを連通させる。電磁バルブ10が開いて流体管7内の
流体8がバッファ19内に吸引される。
【0043】このような多段プレス成形方法では、電磁
バルブ10を開閉させてバッファ19を含む流体管7の
容積を変えることにより、流体管7および各バッファ1
9から外気に放熱させて流体8の温度を変えている。
バルブ10を開閉させてバッファ19を含む流体管7の
容積を変えることにより、流体管7および各バッファ1
9から外気に放熱させて流体8の温度を変えている。
【0044】なお、加熱した流体8を用いる代わりに、
熱伝導体6に電気抵抗体を設け、この電気抵抗体に通電
して電気抵抗体を発熱させるとともに、発熱量を調節す
ることによって、熱伝導体6をそれぞれ所定温度に加熱
するようにしてもよい。発熱量は、電熱線の抵抗値や電
熱線に流れる電流を調節することによって調節できる。
この場合、熱伝導体6そのものを自己温度制御機能を有
する材料で形成すれば、熱伝導体6が所定の一定温度に
保持される。このような熱伝導体6は、樹脂に異なる比
率のカーボンを混在させて成形することによって、所定
の一定温度が異なる自己温度制御機能を有するように形
成できる。
熱伝導体6に電気抵抗体を設け、この電気抵抗体に通電
して電気抵抗体を発熱させるとともに、発熱量を調節す
ることによって、熱伝導体6をそれぞれ所定温度に加熱
するようにしてもよい。発熱量は、電熱線の抵抗値や電
熱線に流れる電流を調節することによって調節できる。
この場合、熱伝導体6そのものを自己温度制御機能を有
する材料で形成すれば、熱伝導体6が所定の一定温度に
保持される。このような熱伝導体6は、樹脂に異なる比
率のカーボンを混在させて成形することによって、所定
の一定温度が異なる自己温度制御機能を有するように形
成できる。
【0045】また、プレス金型2と一体に形成した熱伝
導体6を用いてもよい。このような多段プレス成形方法
では、プレス金型2と一体に形成した熱伝導体6を用い
ているため、特別に熱伝導体6を設ける必要がなく部材
が低減できる。
導体6を用いてもよい。このような多段プレス成形方法
では、プレス金型2と一体に形成した熱伝導体6を用い
ているため、特別に熱伝導体6を設ける必要がなく部材
が低減できる。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、それぞれ異な
る温度に加熱制御された熱伝導体が接触した金型ブロッ
クに伝熱し、伝熱により加熱された金型ブロックにより
各成形材料がそれぞれ所望温度に加熱されるので、成形
温度条件の異なる成形材料を同時にプレス成形できる。
る温度に加熱制御された熱伝導体が接触した金型ブロッ
クに伝熱し、伝熱により加熱された金型ブロックにより
各成形材料がそれぞれ所望温度に加熱されるので、成形
温度条件の異なる成形材料を同時にプレス成形できる。
【0047】また、請求項2記載の発明では、加熱した
流体を流体管を介して熱伝導体に設けた熱伝導路に流通
させて熱伝導体を加熱しているとともに、流体管の熱伝
導路近傍に設けた温度センサにより流体の温度を検出
し、この温度センサの検出温度に基づいて流体管から各
熱伝導路に流入する流体の流量を調節しているため、熱
伝導体をそれぞれ所定温度に加熱できる。したがって、
複数の熱伝導体を流れる流体を一つの加熱源および循環
装置を用いて加熱、流通でき、装置構成が簡単にでき
る。
流体を流体管を介して熱伝導体に設けた熱伝導路に流通
させて熱伝導体を加熱しているとともに、流体管の熱伝
導路近傍に設けた温度センサにより流体の温度を検出
し、この温度センサの検出温度に基づいて流体管から各
熱伝導路に流入する流体の流量を調節しているため、熱
伝導体をそれぞれ所定温度に加熱できる。したがって、
複数の熱伝導体を流れる流体を一つの加熱源および循環
装置を用いて加熱、流通でき、装置構成が簡単にでき
る。
【0048】また、請求項3記載の発明では、熱容量が
調節された熱伝導体を用いているため、同温度、同流量
の流体を熱伝導体の熱伝導路に流通させても、金型ブロ
ックへの伝熱量がそれぞれの所望温度になるように異な
らせることができる。したがって、複数の熱伝導体を流
れる流体を一つの加熱源および循環装置を用いて加熱、
流通でき、装置構成が簡単にできる。
調節された熱伝導体を用いているため、同温度、同流量
の流体を熱伝導体の熱伝導路に流通させても、金型ブロ
ックへの伝熱量がそれぞれの所望温度になるように異な
らせることができる。したがって、複数の熱伝導体を流
れる流体を一つの加熱源および循環装置を用いて加熱、
流通でき、装置構成が簡単にできる。
【0049】また、請求項4記載の発明では、熱伝導路
に加熱した流体を流通させて熱伝導体を加熱するととも
に、温度センサにより検出した流体温度に基づいて、冷
媒路に流量調節して冷媒を流通させて熱伝導体を冷やし
ているため、同温度、同流量の流体を熱伝導体の熱伝導
路に流通させても、金型ブロックへの伝熱量がそれぞれ
の所望温度になるように異ならせることができる。した
がって、複数の熱伝導体を流れる流体を一つの加熱源お
よび循環装置を用いて加熱、流通でき、装置構成が簡単
にできる。
に加熱した流体を流通させて熱伝導体を加熱するととも
に、温度センサにより検出した流体温度に基づいて、冷
媒路に流量調節して冷媒を流通させて熱伝導体を冷やし
ているため、同温度、同流量の流体を熱伝導体の熱伝導
路に流通させても、金型ブロックへの伝熱量がそれぞれ
の所望温度になるように異ならせることができる。した
がって、複数の熱伝導体を流れる流体を一つの加熱源お
よび循環装置を用いて加熱、流通でき、装置構成が簡単
にできる。
【0050】また、請求項5記載の発明では、流体とし
てオイルを用いているため、流体の温度を高温に加熱で
きる。
てオイルを用いているため、流体の温度を高温に加熱で
きる。
【0051】また、請求項6記載の発明では、熱伝導体
に設けた電気抵抗体に通電して電気抵抗体を発熱させる
とともに、発熱量を調節することによって、熱伝導体を
それぞれ所定温度に加熱しているため、金型ブロックへ
の伝熱量がそれぞれの所望温度になるように異ならせる
ことができる。
に設けた電気抵抗体に通電して電気抵抗体を発熱させる
とともに、発熱量を調節することによって、熱伝導体を
それぞれ所定温度に加熱しているため、金型ブロックへ
の伝熱量がそれぞれの所望温度になるように異ならせる
ことができる。
【0052】また、請求項7記載の発明では、プレス金
型と一体に形成した熱伝導体を用いているため、特別に
熱伝導体を設ける必要がなく部材が低減できる。
型と一体に形成した熱伝導体を用いているため、特別に
熱伝導体を設ける必要がなく部材が低減できる。
【図1】本発明の実施形態の多段プレス成形方法を説明
する説明図である。
する説明図である。
【図2】同上の多段プレス成形方法を実施するのに用い
る熱伝導体を示す斜視図である。
る熱伝導体を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態の同上と異なる多段プレス成
形方法を説明する説明図である。
形方法を説明する説明図である。
【図4】本発明の実施形態の同上と異なる多段プレス成
形方法を説明する説明図である。
形方法を説明する説明図である。
【図5】本発明の実施形態の同上と異なる多段プレス成
形方法を説明する説明図である。
形方法を説明する説明図である。
1 成形材料 1a 積層体 1b 銅箔 2 プレス金型 2a 上型 2b 下型 3 金型ブロック 4 プレス体 5 断熱体 6 熱伝導体 6a 熱伝導路 7 流体管 8 流体 9 温度センサ 10 電磁バルブ 11 開閉制御部 12 加熱循環機 12a 流入部 12b 流出部 13 冷媒路 14 冷媒 15 連結管 16 流入本管 17 流出本管 18 熱伝導板 18a 凹溝 19 バッファ 20 バッファ開閉制御部 21 冷媒管 22 冷媒制御部 23 冷媒循環機 24 真空吸引機 25 真空バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 31:34 (72)発明者 荒木 宏嗣 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4E090 AB01 AB10 DA02 DA03 DA07 DA09 4F202 AD03 AD16 AD20 AK01 AK02 AK07 AK08 AK14 AP05 AR06 AR14 CA09 CB01 CB22 CK41 CN01 CN05 CN12 CN18 CN21 4F204 AD03 AD16 AD20 AK01 AK02 AK07 AK08 AK14 AP05 AR06 AR14 FA01 FB01 FB22 FG02 FN11 FN15 FQ01 FQ08 FQ14 FQ15
Claims (7)
- 【請求項1】 成形材料を上型および下型からなるプレ
ス金型ではさみ込んで金型ブロックを形成し、この金型
ブロックを上下のプレス体間に上下に複数積み重ねて配
置し、成形材料を加熱した状態で少なくとも一方のプレ
ス体を両プレス体間の距離が狭まる方向に移動させるこ
とにより、成形材料の加熱加圧成形を行う多段プレス成
形方法において、上下に隣接する金型ブロックを断熱体
で仕切り、各金型ブロックに熱伝導体を接触させ、この
熱伝導体をそれぞれ所定温度に加熱することにより、各
成形材料をそれぞれ所望温度に加熱することを特徴とす
る多段プレス成形方法。 - 【請求項2】 各熱伝導体に熱伝導路を設け、加熱した
流体を流体管を介してこの熱伝導路に流通させるととも
に、流体管の熱伝導路近傍に設けた温度センサにより熱
伝導路に流通する流体の温度検出を行い、この温度セン
サの検出温度に基づいて流体管から各熱伝導路に流入す
る流体の流量を調節することによって、熱伝導体をそれ
ぞれ所定温度に加熱するようになしたことを特徴とする
請求項1記載の多段プレス成形方法。 - 【請求項3】 各熱伝導体を熱伝導路を設け、加熱した
流体を流体管を介してこの熱伝導路に流通させるととも
に、熱容量が調節された熱伝導体を用いることにより、
熱伝導体を所望温度に加熱するようになしたことを特徴
とする請求項1記載の多段プレス成形方法。 - 【請求項4】 各熱伝導体に熱伝導路および冷媒路を設
け、加熱した流体を流体管を介してこの熱伝導路に流通
させるとともに、流体管に設けた温度センサにより熱伝
導路に流通する流体の温度検出を行い、この温度センサ
の検出温度に基づいて各冷媒路を流れる冷媒の流量を調
節することによって、熱伝導体をそれぞれ所定温度に加
熱するようになしたことを特徴とする請求項1記載の多
段プレス成形方法。 - 【請求項5】 流体としてオイルを用いることを特徴と
する請求項2乃至4記載の多段プレス成形方法。 - 【請求項6】 熱伝導体に電気抵抗体を設け、この電気
抵抗体に通電して電気抵抗体を発熱させるとともに、発
熱量を調節することによって、熱伝導体をそれぞれ所定
温度に加熱するようになしたことを特徴とする請求項1
記載の多段プレス成形方法。 - 【請求項7】 プレス金型と一体に形成した熱伝導体を
用いることを特徴とする請求項1乃至6記載の多段プレ
ス成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11153138A JP2000343299A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 多段プレス成形方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001353741A (ja) * | 2000-06-16 | 2001-12-25 | Meiki Co Ltd | ホットプレスの熱板温度制御方法 |
CN100460196C (zh) * | 2001-11-06 | 2009-02-11 | 北川精机株式会社 | 压制装置及压制装置的控制方法 |
JP2014076548A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Meiki Co Ltd | 炭素繊維複合成形品のプレス成形装置、炭素繊維複合成形品のプレス成形システム、および炭素繊維複合成形品のプレス方法 |
KR101940525B1 (ko) * | 2018-07-06 | 2019-04-10 | 한용운 | 열간 프레스용 히팅 시스템 |
-
1999
- 1999-05-31 JP JP11153138A patent/JP2000343299A/ja active Pending
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