JP2000342732A - 卓球用ラケットのブレード - Google Patents
卓球用ラケットのブレードInfo
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- JP2000342732A JP2000342732A JP11156068A JP15606899A JP2000342732A JP 2000342732 A JP2000342732 A JP 2000342732A JP 11156068 A JP11156068 A JP 11156068A JP 15606899 A JP15606899 A JP 15606899A JP 2000342732 A JP2000342732 A JP 2000342732A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 木質板を使用することなく、木質ブレードと
同様もしくは、それ以上のヤング率となすことが可能
で、優れた打球感及び打球速度を得ることができる卓球
用ラケットのブレード構造の提供。 【解決手段】 卓球用ブレードを多孔質構造の高分子材
料及び又は繊維又は粒子で強化した多孔質構造の複合高
分子材料を用いて構成した。
同様もしくは、それ以上のヤング率となすことが可能
で、優れた打球感及び打球速度を得ることができる卓球
用ラケットのブレード構造の提供。 【解決手段】 卓球用ブレードを多孔質構造の高分子材
料及び又は繊維又は粒子で強化した多孔質構造の複合高
分子材料を用いて構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、卓球用ラケットの
ブレード構成に係り、特に木質板を使用することなく、
木質ブレードと同様もしくは、それ以上のヤング率とな
すことが可能で、優れた打球感及び打球速度を得ること
ができる卓球用ラケットのブレード構造に関するもので
ある。
ブレード構成に係り、特に木質板を使用することなく、
木質ブレードと同様もしくは、それ以上のヤング率とな
すことが可能で、優れた打球感及び打球速度を得ること
ができる卓球用ラケットのブレード構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】卓球用ラケットとして要求される性能
は、第1に軽量であるということ、第2にそのラケット
のブレードにおける固有ヤング率が可及的に大であるこ
とである。つまり卓球用ラケットとしての性能は、軽く
て強い弾き力(高打球速度)が得られることが要求され
ている。
は、第1に軽量であるということ、第2にそのラケット
のブレードにおける固有ヤング率が可及的に大であるこ
とである。つまり卓球用ラケットとしての性能は、軽く
て強い弾き力(高打球速度)が得られることが要求され
ている。
【0003】球の弾きを強くして打球のスピードを高め
ることのみに着目すれば、その卓球用ラケットの製作時
において、該卓球用ラケットを重くすれば良いことにな
るが、そのラケットがあまりにも重過ぎると使用者はラ
ケットを速く振り切ることが困難となり、かえって打球
のスピードを減殺させてしまう結果となる。
ることのみに着目すれば、その卓球用ラケットの製作時
において、該卓球用ラケットを重くすれば良いことにな
るが、そのラケットがあまりにも重過ぎると使用者はラ
ケットを速く振り切ることが困難となり、かえって打球
のスピードを減殺させてしまう結果となる。
【0004】このような背景の下で比較的軽量となし、
しかもヤング率を大とすることが、期待することができ
る従来使用可能な卓球用ラケットのブレードの構成材料
として、単一種の木質板を用いるか、あるいは単一種の
木質薄板又は複数種の木質薄板を用いると共に、それら
の木質薄板の繊維方向が同一方向又は交叉方向に重るよ
うにして、それら複数の木質薄板を貼り合せてなる積層
木質合板を用いるか、さらには上記積層木質合板にカー
ボン繊維等による強化素材シートをラミネートせしめて
なる強化積層合板を用いるかによってブレードを構成し
ているものであって、いずれのブレードも木質板が主体
であった。
しかもヤング率を大とすることが、期待することができ
る従来使用可能な卓球用ラケットのブレードの構成材料
として、単一種の木質板を用いるか、あるいは単一種の
木質薄板又は複数種の木質薄板を用いると共に、それら
の木質薄板の繊維方向が同一方向又は交叉方向に重るよ
うにして、それら複数の木質薄板を貼り合せてなる積層
木質合板を用いるか、さらには上記積層木質合板にカー
ボン繊維等による強化素材シートをラミネートせしめて
なる強化積層合板を用いるかによってブレードを構成し
ているものであって、いずれのブレードも木質板が主体
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように木質板を
主体とすることで前記性能を満しバランスのとれた卓球
用ラケットを構成することができたが、上記木質板にあ
っては、強度の点で限界があり、また昇温、湿度の影響
を受けやすく、これが原因でブレードに曲り(反り)や
捩れ等による変形が生じやすいという欠点があった。
主体とすることで前記性能を満しバランスのとれた卓球
用ラケットを構成することができたが、上記木質板にあ
っては、強度の点で限界があり、また昇温、湿度の影響
を受けやすく、これが原因でブレードに曲り(反り)や
捩れ等による変形が生じやすいという欠点があった。
【0006】本発明はかかる欠点に着目してなされたも
ので、気温や湿度の変化により変形や変質を生じること
がなく、しかも木材と同等かもしくはそれ以上の反撥力
を得ること、さらには、十分な打球スピードを得るため
の軽量化と、優れた打球感を得るためのヤング率を設定
することが可能である卓球用ラケットのブレード構造の
提供を目的とする。
ので、気温や湿度の変化により変形や変質を生じること
がなく、しかも木材と同等かもしくはそれ以上の反撥力
を得ること、さらには、十分な打球スピードを得るため
の軽量化と、優れた打球感を得るためのヤング率を設定
することが可能である卓球用ラケットのブレード構造の
提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1では、多孔質構造の高分子材料に
より形成された卓球用ラケットのブレードであることを
特徴としている。
に、本発明の請求項1では、多孔質構造の高分子材料に
より形成された卓球用ラケットのブレードであることを
特徴としている。
【0008】また請求項2では繊維又は粒子で強化した
多孔質構造の複合高分子材料で形成された卓球用ラケッ
トのブレードであることを特徴としている。
多孔質構造の複合高分子材料で形成された卓球用ラケッ
トのブレードであることを特徴としている。
【0009】また請求項3では、高分子材料により成形
した成形板材に、ハニカム形状等による多数の中空部を
形成した卓球用ラケットのブレードであることを特徴と
している。
した成形板材に、ハニカム形状等による多数の中空部を
形成した卓球用ラケットのブレードであることを特徴と
している。
【0010】また請求項4では、多孔質構造の高分子材
料で形成された芯材の両面又は片面に、繊維、粒子等で
強化した高剛性の複合高分子材料、高剛性高分子材料、
金属、又はセラミックス等からなるいずれかの薄板を積
層した卓球用ラケットのブレードであることを特徴とし
ている。
料で形成された芯材の両面又は片面に、繊維、粒子等で
強化した高剛性の複合高分子材料、高剛性高分子材料、
金属、又はセラミックス等からなるいずれかの薄板を積
層した卓球用ラケットのブレードであることを特徴とし
ている。
【0011】また請求項5では繊維又は粒子で強化され
た多孔質構造の複合高分子材料で形成された芯材の両面
又は片面に、繊維、粒子等で強化した高剛性の複合高分
子材料、高剛性高分子材料、金属、又はセラミックス等
からなるいずれかの薄板を積層してなる卓球用ラケット
のブレードであることを特徴としている。
た多孔質構造の複合高分子材料で形成された芯材の両面
又は片面に、繊維、粒子等で強化した高剛性の複合高分
子材料、高剛性高分子材料、金属、又はセラミックス等
からなるいずれかの薄板を積層してなる卓球用ラケット
のブレードであることを特徴としている。
【0012】また請求項6では高分子材料により成形し
た成形板材に、ハニカム形状等による多数の中空部を形
成した芯材の両面又は片面に、繊維粒子等で強化した高
剛性の複合高分子材料、高剛性高分子材料、金属又はセ
ラミックス等からなるいずれかの薄板を積層してなる卓
球用ラケットのブレードであることを特徴としている。
た成形板材に、ハニカム形状等による多数の中空部を形
成した芯材の両面又は片面に、繊維粒子等で強化した高
剛性の複合高分子材料、高剛性高分子材料、金属又はセ
ラミックス等からなるいずれかの薄板を積層してなる卓
球用ラケットのブレードであることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の各実施の形態を図
面に基いて詳細に説明する。なおいずれの実施の形態も
卓球用ラケットのブレード構成を示し、またそれらブレ
ードの形状はシェークハンドタイプを示すものである
が、該ブレード形状はシェークハンドタイプのみに限定
されるのではなくペンホルダータイプのブレードにも応
用できることは言うまでもないことである。
面に基いて詳細に説明する。なおいずれの実施の形態も
卓球用ラケットのブレード構成を示し、またそれらブレ
ードの形状はシェークハンドタイプを示すものである
が、該ブレード形状はシェークハンドタイプのみに限定
されるのではなくペンホルダータイプのブレードにも応
用できることは言うまでもないことである。
【0014】第1の実施の形態 図1(イ)、(ロ)において、A1はブレードの全体形
状を示し、このブレードA1の構成は、該ブレードA1
の比重を可及的に低く設定するために多孔1構造の高分
子材料、例えばプラスチックフォーム、シンタクチック
フォーム等の多孔質高分子材料2で、厚さが約5〜10
mmであるブレード形状に成形したものである。
状を示し、このブレードA1の構成は、該ブレードA1
の比重を可及的に低く設定するために多孔1構造の高分
子材料、例えばプラスチックフォーム、シンタクチック
フォーム等の多孔質高分子材料2で、厚さが約5〜10
mmであるブレード形状に成形したものである。
【0015】第2の実施の形態 図2(イ)、(ロ)において、A2はブレードの全体形
状を示し、このブレードA2の構成は、例えば多孔構造
の高分子材料、例えばプラスチックフォーム、シンタク
チックフォーム等の多孔質高分子材料2に、炭素繊維、
ガラス繊維、アラミド繊維等からなる短繊維又は長繊維
である強化繊維3を混入して強化した強化多孔質高分子
材料2を用いて厚さが約5〜10mmのブレードA2を
成形したものである。なお高分子材料又は多孔質高分子
材料2に混入される強化繊維3の繊維方向は、図2
(ハ)で示すように、一次元方向、図2(ニ)で示すよ
うに二次元方向、図2(ホ)で示すように三次元方向、
及び図2(ヘ)で示すようにランダム方向のいずれであ
ってもよい。
状を示し、このブレードA2の構成は、例えば多孔構造
の高分子材料、例えばプラスチックフォーム、シンタク
チックフォーム等の多孔質高分子材料2に、炭素繊維、
ガラス繊維、アラミド繊維等からなる短繊維又は長繊維
である強化繊維3を混入して強化した強化多孔質高分子
材料2を用いて厚さが約5〜10mmのブレードA2を
成形したものである。なお高分子材料又は多孔質高分子
材料2に混入される強化繊維3の繊維方向は、図2
(ハ)で示すように、一次元方向、図2(ニ)で示すよ
うに二次元方向、図2(ホ)で示すように三次元方向、
及び図2(ヘ)で示すようにランダム方向のいずれであ
ってもよい。
【0016】第3の実施の形態 図3(イ)、(ロ)において、A3はブレードの全体形
状を示しこのブレードA3の構成は、例えば多孔構造の
高分子材料、例えばプラスチックフォーム、シンタクチ
ックフォーム等の多孔質高分子材料2にカーボンブラッ
ク等の例えば粒径が約0.2〜0.6μmである粒子4
を混入して強化した強化多孔質高分子材料2を用いて例
えば厚さが約5〜10mmであるブレードA3を形成し
たものである。
状を示しこのブレードA3の構成は、例えば多孔構造の
高分子材料、例えばプラスチックフォーム、シンタクチ
ックフォーム等の多孔質高分子材料2にカーボンブラッ
ク等の例えば粒径が約0.2〜0.6μmである粒子4
を混入して強化した強化多孔質高分子材料2を用いて例
えば厚さが約5〜10mmであるブレードA3を形成し
たものである。
【0017】第4の実施の形態 図4(イ)、(ロ)において、A4はブレードの全体構
造を示し、このブレードA4の構成は、高分子材料を基
材としてハニカム形状の例えば径が約1mmである多数
の中空孔5を形成して軽量化したものであって、例えば
厚さが約5〜10mmであるブレードA4を形成したも
のである。
造を示し、このブレードA4の構成は、高分子材料を基
材としてハニカム形状の例えば径が約1mmである多数
の中空孔5を形成して軽量化したものであって、例えば
厚さが約5〜10mmであるブレードA4を形成したも
のである。
【0018】第5の実施の形態 図5(イ)、(ロ)、(ハ)において、この実施の形態
のブレードA5は、プラスチックフォーム、シンタクチ
ックフォーム等の多孔質高分子材料により厚さが約3〜
8mmに形成した芯材6の片面又は両面(本実施の形態
では両面)に、高剛性高分子材料又は金属又はセラミッ
クス等からなる薄板7を積層一体化したものである。
のブレードA5は、プラスチックフォーム、シンタクチ
ックフォーム等の多孔質高分子材料により厚さが約3〜
8mmに形成した芯材6の片面又は両面(本実施の形態
では両面)に、高剛性高分子材料又は金属又はセラミッ
クス等からなる薄板7を積層一体化したものである。
【0019】第6の実施の形態 図6(イ)、(ロ)、(ハ)において、この実施の形態
のブレードA6は、プラスチックフォーム、シンタクチ
ックフォーム等の多孔質高分子材料に、炭素繊維、ガラ
ス繊維、アラミド繊維等の短繊維又は長繊維である強化
繊維を混入して強化した強化多孔質高分子材料により厚
さが約3〜8mmに形成した芯材8の片面又は両面(本
実施の形態では両面)に、高剛性高分子材料又は金属又
はセラミックス等からなる薄板7を積層一体化したもの
である。
のブレードA6は、プラスチックフォーム、シンタクチ
ックフォーム等の多孔質高分子材料に、炭素繊維、ガラ
ス繊維、アラミド繊維等の短繊維又は長繊維である強化
繊維を混入して強化した強化多孔質高分子材料により厚
さが約3〜8mmに形成した芯材8の片面又は両面(本
実施の形態では両面)に、高剛性高分子材料又は金属又
はセラミックス等からなる薄板7を積層一体化したもの
である。
【0020】第7の実施の形態 図7(イ)、(ロ)、(ハ)において、この実施の形態
のブレードA7は、プラスチックフォーム、シンタクチ
ックフォーム等の多孔質高分子材料に、炭素繊維、ガラ
ス繊維、アラミド繊維等の短繊維又は長繊維である強化
繊維を混入し強化した強化多孔質高分子材料により厚さ
が約3〜8mmに形成した芯材8の片面又は両面(本実
施の形態では両面)に、プラスチックフォーム、シンタ
クチックフォーム等の多孔質高分子材料に、炭素繊維、
ガラス繊維、アラミド繊維等の長繊維である強化繊維を
混入し強化した強化多孔質高分子材料からなる薄板9
を、積層一体化したものである。なおこのときの薄板9
の繊維方向を、ブレードA7の軸方向と平行となるよう
に設定することで、ブレードA7のヤング率を高めるこ
とができる。
のブレードA7は、プラスチックフォーム、シンタクチ
ックフォーム等の多孔質高分子材料に、炭素繊維、ガラ
ス繊維、アラミド繊維等の短繊維又は長繊維である強化
繊維を混入し強化した強化多孔質高分子材料により厚さ
が約3〜8mmに形成した芯材8の片面又は両面(本実
施の形態では両面)に、プラスチックフォーム、シンタ
クチックフォーム等の多孔質高分子材料に、炭素繊維、
ガラス繊維、アラミド繊維等の長繊維である強化繊維を
混入し強化した強化多孔質高分子材料からなる薄板9
を、積層一体化したものである。なおこのときの薄板9
の繊維方向を、ブレードA7の軸方向と平行となるよう
に設定することで、ブレードA7のヤング率を高めるこ
とができる。
【0021】第8の実施の形態 図8(イ)、(ロ)、(ハ)において、この実施の形態
のブレードA8は、プラスチックフォーム、シンタクチ
ックフォーム等の多孔質高分子材料により厚さが約3〜
8mmに形成した芯材6の片面又は両面(本実施の形態
では両面)に、高分子材料に、炭素繊維、ガラス繊維、
アラミド繊維等の長繊維である強化繊維を混入し強化し
た強化高分子材料からなる薄板10を、積層一体化した
ものである。なおこのときの薄板10の繊維方向を、ブ
レードA8の軸方向と平行となるように設定すること
で、ブレードA8のヤング率を高めることができる。
のブレードA8は、プラスチックフォーム、シンタクチ
ックフォーム等の多孔質高分子材料により厚さが約3〜
8mmに形成した芯材6の片面又は両面(本実施の形態
では両面)に、高分子材料に、炭素繊維、ガラス繊維、
アラミド繊維等の長繊維である強化繊維を混入し強化し
た強化高分子材料からなる薄板10を、積層一体化した
ものである。なおこのときの薄板10の繊維方向を、ブ
レードA8の軸方向と平行となるように設定すること
で、ブレードA8のヤング率を高めることができる。
【0022】第9の実施の形態 図9(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)において、A9は
ブレードの全体構造を示し、このブレードA9の構成
は、高分子材料を基材としてハニカム形状に形成した例
えば厚さが約3〜8mmである芯材11の片面又は両面
(本実施の形態では両面)に、高分子材料に、炭素繊
維、ガラス繊維、アラミド繊維等の長繊維である強化繊
維を混入し強化した強化高分子材料からなる薄板10
を、積層一体化したものである。なおこのときの薄板1
0の繊維方向を、ブレードA9の軸方向と平行となるよ
うに設定することで、ブレードA9のヤング率を高める
ことができる。
ブレードの全体構造を示し、このブレードA9の構成
は、高分子材料を基材としてハニカム形状に形成した例
えば厚さが約3〜8mmである芯材11の片面又は両面
(本実施の形態では両面)に、高分子材料に、炭素繊
維、ガラス繊維、アラミド繊維等の長繊維である強化繊
維を混入し強化した強化高分子材料からなる薄板10
を、積層一体化したものである。なおこのときの薄板1
0の繊維方向を、ブレードA9の軸方向と平行となるよ
うに設定することで、ブレードA9のヤング率を高める
ことができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明よりなる卓球用ラケ
ットのブレード構造によれば、木製のブレードと比較し
て気温の変化、及び湿度の変化に伴ないラケットとして
の特性の変化や曲げ(反り)捩れ等の変形を生じること
がなく品質に優れた卓球用ラケットを得ることができ
る。
ットのブレード構造によれば、木製のブレードと比較し
て気温の変化、及び湿度の変化に伴ないラケットとして
の特性の変化や曲げ(反り)捩れ等の変形を生じること
がなく品質に優れた卓球用ラケットを得ることができ
る。
【0024】さらにブレードを構成する芯材及びこの芯
材の表裏両面又はその片面に層成される薄板の厚さ、材
質等を適宜設定し、さらには多孔密度、繊維混入量を調
整することにより、木材と同等程度の比重のブレードを
構成すること、あるいはヤング率を大きくさせて木材と
同等もしくはそれ以上の反撥力を得ることができるラケ
ットの構成が可能となる。
材の表裏両面又はその片面に層成される薄板の厚さ、材
質等を適宜設定し、さらには多孔密度、繊維混入量を調
整することにより、木材と同等程度の比重のブレードを
構成すること、あるいはヤング率を大きくさせて木材と
同等もしくはそれ以上の反撥力を得ることができるラケ
ットの構成が可能となる。
【図1】本発明よりなるブレードの第1の実施の形態を
示し、(イ)はその平面図、(ロ)はその材質説明図。
示し、(イ)はその平面図、(ロ)はその材質説明図。
【図2】本発明よりなるブレードの第2の実施の形態を
示し、(イ)はその平面図、(ロ)、(ハ)、(ニ)、
(ホ)、(ヘ)はいずれも材質説明図。
示し、(イ)はその平面図、(ロ)、(ハ)、(ニ)、
(ホ)、(ヘ)はいずれも材質説明図。
【図3】本発明よりなるブレードの第3の実施の形態を
示し、(イ)はその平面図、(ロ)はその材質説明図。
示し、(イ)はその平面図、(ロ)はその材質説明図。
【図4】本発明よりなるブレードの第4の実施の形態を
示し、(イ)はその平面図、(ロ)はその材質説明図。
示し、(イ)はその平面図、(ロ)はその材質説明図。
【図5】本発明よりなるブレードの第5の実施の形態を
示し、(イ)はその平面図、(ロ)はその側面図、
(ハ)はその芯材の材質説明図。
示し、(イ)はその平面図、(ロ)はその側面図、
(ハ)はその芯材の材質説明図。
【図6】本発明よりなるブレードの第6の実施の形態を
示し、(イ)はその平面図、(ロ)はその側面図、
(ハ)はその芯材の材質説明図。
示し、(イ)はその平面図、(ロ)はその側面図、
(ハ)はその芯材の材質説明図。
【図7】本発明よりなるブレードの第7の実施の形態を
示し、(イ)はその平面図、(ロ)はその側面図、
(ハ)はその芯材及び薄板の材質説明図。
示し、(イ)はその平面図、(ロ)はその側面図、
(ハ)はその芯材及び薄板の材質説明図。
【図8】本発明よりなるブレードの第8の実施の形態を
示し、(イ)はその平面図、(ロ)はその側面図、
(ハ)は芯材の材質説明図、(ニ)は薄板の材質説明
図。
示し、(イ)はその平面図、(ロ)はその側面図、
(ハ)は芯材の材質説明図、(ニ)は薄板の材質説明
図。
【図9】本発明よりなるブレードの第9の実施の形態を
示し、(イ)はその平面図、(ロ)はその側面図、
(ハ)は芯材の材質説明図、(ニ)は薄板の材質説明
図。
示し、(イ)はその平面図、(ロ)はその側面図、
(ハ)は芯材の材質説明図、(ニ)は薄板の材質説明
図。
1…多孔 2…多孔質高分子材料 3…強化繊維 4…粒子 5…中空孔 6…芯材 7…薄板 8…芯材 9…薄板 10…薄板
Claims (6)
- 【請求項1】 多孔質構造の高分子材料により形成され
ていることを特徴とする卓球用ラケットのブレード。 - 【請求項2】 繊維又は粒子で強化した多孔質構造の複
合高分子材料で形成されていることを特徴とする卓球用
ラケットのブレード。 - 【請求項3】 高分子材料により成形した成形板材に、
ハニカム形状等による多数の中空孔を形成したことを特
徴とする卓球用ラケットのブレード。 - 【請求項4】 多孔質構造の高分子材料で形成された芯
材の両面又は片面に、繊維、粒子等で強化した高剛性の
複合高分子材料、高剛性高分子材料、金属、又はセラミ
ックス等からなるいずれかの薄板を積層してなることを
特徴とする卓球用ラケットのブレード。 - 【請求項5】 繊維、又は粒子で強化された多孔質構造
の複合高分子材料で形成された芯材の両面又は片面に、
繊維、粒子等で強化した高剛性の複合高分子材料、高剛
性高分子材料、金属、又はセラミックス等からなるいず
れかの薄板を積層してなることを特徴とする卓球用ラケ
ットのブレード。 - 【請求項6】 高分子材料により成形した成形板材に、
ハニカム形状等による多数の中空孔を形成した芯材の両
面又は片面に、繊維粒子等で強化した高剛性の複合高分
子材料、高剛性高分子材料、金属又はセラミックス等か
らなるいずれかの薄板を積層してなることを特徴とする
卓球用ラケットのブレード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11156068A JP2000342732A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 卓球用ラケットのブレード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11156068A JP2000342732A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 卓球用ラケットのブレード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000342732A true JP2000342732A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15619611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11156068A Pending JP2000342732A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 卓球用ラケットのブレード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000342732A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009006008A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Yamato Takkyu Kk | 卓球ラケット |
KR20190124711A (ko) * | 2017-03-13 | 2019-11-05 | 가부시키가이샤 다마스 | 탁구 라켓 구성 부재 |
-
1999
- 1999-06-03 JP JP11156068A patent/JP2000342732A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009006008A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Yamato Takkyu Kk | 卓球ラケット |
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KR102313688B1 (ko) * | 2017-03-13 | 2021-10-18 | 가부시키가이샤 다마스 | 탁구 라켓 구성 부재 |
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