JP2000342052A - 脱穀機の処理胴伝動構造 - Google Patents

脱穀機の処理胴伝動構造

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JP2000342052A
JP2000342052A JP11153758A JP15375899A JP2000342052A JP 2000342052 A JP2000342052 A JP 2000342052A JP 11153758 A JP11153758 A JP 11153758A JP 15375899 A JP15375899 A JP 15375899A JP 2000342052 A JP2000342052 A JP 2000342052A
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JP
Japan
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shaft
processing
cylinder
threshing
chamber
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JP11153758A
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English (en)
Inventor
Toru Itamochi
透 板持
Rikiya Tsuda
力也 都田
Noboru Ito
昇 伊藤
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝動ケース5から処理胴3の伝動を良好に行
うとともに、処理室3aのメンテナンス作業を能率よく
簡単に行うことができる脱穀機の処理胴伝動構造を提供
する。 【解決手段】 扱胴2を回転可能に軸支するとともに受
網20を配設した扱室2aと、この扱室2aの終端部奥
側に形成される送塵口21を介して連通する処理胴3を
軸支するとともに処理網30を張設した処理室3aを備
えた脱穀機において、扱胴2の扱胴軸22及び処理胴3
の処理胴軸32を伝動する伝動ケース5を、扱室2aの
始端部奥側に固定するとともに、この伝動ケース5の出
力軸50と入力軸52を連結軸6を介して連結し、この
連結軸6の中途にこの連結軸6を伸縮可能に接続するジ
ョイント7を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱穀機の処理胴伝
動構造に関し、処理胴の交換やメンテナンスを容易にで
きる装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、扱胴に処理胴を併設した脱穀機
は、扱室の始端部奥側に設けた伝動ケースから連結軸を
介して処理胴軸を連結して処理胴を回転伝動させるよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の構成による脱穀機の処理胴伝動構造は、処理胴を
取外して交換や修理等のメンテナンス作業を行うとき、
処理胴と伝動ケースは連結軸によって連結されているの
で、この処理胴の取外し作業は伝動ケースと一体的に同
時に行われねばならず、そのためにメンテナンス作業が
煩雑で困難である等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の脱穀機の処理胴伝動構造は次のように構成し
ている。
【0005】扱胴2を回転可能に軸支し、その周囲の一
部に受網20を配設した扱室2aと、この扱室2aの一
側に処理胴3を回転可能に軸支し、その周囲に一部に処
理網30を配設した処理室3aを備えた脱穀機におい
て、前記処理胴3の処理胴軸32を伝動する伝動ケース
5を、扱室2aの始端部奥側に固定するとともに、この
伝動ケース5の出力軸50と処理胴軸32を連結軸6を
介して伝動連結し、この連結軸6の中途にこの連結軸6
を伸縮可能に接続するジョイント7を設けている。
【0006】また、前記ジョイント7は伝動ケース5の
出力軸50側と係脱可能に止着される第1連結軸60
と、処理胴3の処理胴軸32側と係脱可能に止着される
第2連結軸61とをスライド可能に連結する固定具72
を有する構造としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の脱
穀機の処理胴伝動構造につき説明する。
【0008】1はコンバイン等の収穫機に搭載可能な脱
穀機であり、この脱穀機1は、その機枠1a内に扱胴2
を回転可能に軸支するとともに下部の一部に受網20を
配設した扱室2aと、この扱室2aの終端部奥側に形成
される送塵口21を介して連通する処理胴3を回転可能
に軸支するとともに、下部の一部に処理網30を張設し
た処理室3aを備えている。そしてこれらの下方に、前
記受網20及び処理網30から漏下した脱穀物を揺動運
と選別風によって選別する選別装置4を備えている。
【0009】また、この脱穀機1は処理胴3の伝動構造
を前記扱胴2の扱胴軸22及び処理胴3の処理胴軸32
を伝動する伝動ケース5を、扱室2aの始端部奥側に取
付するとともに、この伝動ケース5の出力軸50と処理
胴軸32を連結軸6を介して伝動可能に連結し、この連
結軸6の中途に、この連結軸6を伸縮可能に接続するジ
ョイント7を設けた構成にしている。
【0010】上記伝動ケース5は、エンジン動力をベル
ト掛けによって入力する入力プーリ51を有する入力軸
52から扱胴軸22及び連結軸6を伝動する出力軸50
をベベルギヤ等を介して直交状に軸支するとともに、機
枠1aに対して取付ネジ等で着脱可能に固定している。
【0011】また、上記出力軸50は、その前側端に設
けた出力プーリ53と扱胴軸22の端部に設けた扱胴プ
ーリ23とに伝動ベルト25を掛けて扱胴2を所定回転
で回転させるとともに、後側端には前記連結軸6の前側
接手62をスライド可能に嵌挿させるスプライン加工を
施した接手部を有する出力軸50aを形成している。
【0012】また前記処理室3aはカバー3bを開閉可
能に設けており、ここから処理胴3を取り出すことがで
きるようになっている。また扱室2aの扱口2bにはフ
ィードチェン25と押圧レールとを設けて、穀稈を順次
挟持して搬送するようにしている。
【0013】次に前記処理胴3の伝動構造について説明
する。前記ジョイント7は伝動ケース5の出力軸50a
と係脱可能に止着される第1連結軸60と、処理胴3の
処理胴軸32側と係脱可能に止着される第2連結軸61
とをスライド可能に連結する固定具72を有する構造に
している。
【0014】即ち、ジョイント7はその両端に第1連結
軸60と第2連結軸61の軸端をスライド可能に嵌入さ
せることができる支持孔を形成しており、この支持孔に
嵌入された両軸60,61の端部を取付する押ネジ等か
らなる固定具72,72を設け、適正な伝動状態に固定
したとき、両軸の端面の間に前記接手部を形成した出力
軸50aと処理胴軸32の接手部32aの長さに相当す
る長さ以上のスライド空間73を設けている。
【0015】また、第2連結軸61はその他端に前記第
1連結軸60のものと同様な後側接手63を一体的に形
成して処理胴軸32の接手部32aにスライド係脱可能
に嵌挿させ、第1連結軸60及び第2連結軸61の軸長
は上記適正伝動状態においてジョイント7内にスライド
空間73を形成することができる長さにしている。
【0016】以上のように構成したことにより、脱穀機
1は入力プーリ51から図示しないエンジンの動力が入
力されると、伝動ケース5の出力軸50からベルト2
5、扱胴プーリ23を介して扱胴2が回転され、また、
接手部を有する出力軸50aから第1連結軸60、ジョ
イント7、第2連結軸61、接手部32aを有する処理
胴軸32を介して処理胴3が回転されることにより、フ
ィードチェン25で挟持搬送される穀稈の脱穀を良好に
行うことができる。
【0017】そして、脱穀機1の長期の使用において、
処理網30や処理胴3に摩損が生じたりしてその交換や
修理を行いたい場合に、第2連結軸61を処理胴3から
分離して行うことにより処理胴3を処理室3a内から容
易に取り出すことができて上記のようなメンテナンス作
業を簡単且つ能率よく行うことができるものである。
【0018】即ち、上記のようなメンテナンス作業にお
いて第2連結軸61は、一方(後方)の固定具72を緩
めて伝動ケース5側にスライドさせると、後側接手63
を接手部32aから離脱させることができる。そして第
1連結軸60側にジョイント7を介して仮支持させるこ
とができ、その間に処理室3a内のメンテナンス作業を
行ない、処理胴軸32と第2連結軸61の後側接手63
は上記と逆の動作によって簡単且つ能率的に組付けをす
ることができる。
【0019】一方、伝動ケース5のメンテナンス作業を
要する場合には、第1連結軸60の前端部を前記第2連
結軸61の場合と同様な操作によって接手部を有する出
力軸50aから離脱することによって連結軸6と伝動ケ
ース5とを分離することができる。
【0020】また、上記の様に構成した伝動構造は、脱
穀機1の組立時に伝動ケース5と処理室3aを機枠1a
内の所定の位置に固定したのち、この連結軸6を後付け
することによって簡単に組付けることができる。そして
両軸60、61の間に加工誤差があっても、第1連結軸
60と第2連結軸61に分割されてジョイント7で伸縮
可能に接続している連結軸6によって誤差を適切に調節
吸収しながら、伝動を良好に行うことができる等の利点
がある。
【0021】なお、図示例の脱穀機1は、送塵口21の
上方に、図2に示すように仕切板8を垂設しており、こ
の仕切板8の下端縁を処理胴3中心近傍まで延長させる
ことにより、送塵物の扱室2a側への逆戻し(吹き出
し)を防止するとともに処理室3a内での処理を良好に
促進させることができるようにしている。
【0022】また、扱室2a内の上方に複数個の藁切刃
9の組立体91を固定しているが、この組立体91は1
枚の取付部材90に複数個(例えば4個)の藁切刃9を
ボルトで固定したアッシ刃体91とすることにって、藁
切刃9の取付け構造を簡略化して組立て易くすると共
に、メンテナンス作業を能率良く行うことができる。
【0023】また、扱室2aと処理室3bとの間を案内
板3cによって連結しているが、この案内他3cを扱室
2a側が低く、処理室3b側を高くして扱胴2の扱刃の
外周円と処理胴3の外周円との間に三角形の空間Kを形
成している。即ち、この斜め上方に向かい、処理胴軸3
2より下方で、処理室3aの底面より上がった位置に案
内板3cの先端部を配置することにより、扱室2aより
処理室3b内へ脱穀屑(送廃物)の移送効率を向上させ
ることができる。また、案内板3cを点線で示すように
上方に膨出させて前記三角形の空間Kの断面形状を調節
することによって移送効率を調節することができる。
【0024】
【発明の効果】処理胴3を取外すとき、ジョイント7を
介して連結軸6を短くすることにより、伝動ケース5側
と連結している連結軸6を処理胴軸32から簡単に離脱
させることができるから処理室3aのメンテナンス作業
を能率よく容易に行うことができる。
【0025】また伝動ケース5と処理室3aとの加工誤
差をジョイント7を介して調整することができるので、
処理胴3等の組付作業を容易に行うことができるととも
に伝動を良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀機の処理胴伝動構造の構成を示す平断面図
である。
【図2】脱穀機の側断面図である。
【符号の説明】
1 脱穀機 1a 機枠 2 扱胴 2a 扱室 3 処理胴 3a 処理室 5 伝動ケース 6 連結軸 7 ジョイント 20 受網 22 扱胴軸 30 処理網 32 処理胴軸 50 出力軸 60 第1連結軸 61 第2連結軸 72 固定具 73 スライド空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 昇 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 Fターム(参考) 2B092 AA01 AB04 CA12 CA52 2B094 AA07 AA08 AA11 AB02 AB07 AB12 AC03 AC14 AC16 AD06 AD11 AE02 BA01 EA05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱胴2を回転可能に軸支し、その周囲の
    一部に受網20を配設した扱室2aと、この扱室2aの
    一側処理胴3を回転可能に軸支し、その周囲に一部に処
    理網30を配設した処理室3aを備えた脱穀機におい
    て、前記処理胴3の処理胴軸32を伝動する伝動ケース
    5を、扱室2aの始端部奥側に固定するとともに、この
    伝動ケース5の出力軸50と処理胴軸32を連結軸6を
    介して伝動連結し、この連結軸6の中途にこの連結軸6
    を伸縮可能に接続するジョイント7を設けた脱穀機の処
    理胴伝動構造。
  2. 【請求項2】 ジョイント7は、伝動ケース5の出力軸
    50a側と係脱可能に止着される第1連結軸60と、処
    理胴3の処理胴軸32側と係脱可能に止着される第2連
    結軸61とをスライド可能に連結する固定具72を有す
    る構造に形成した請求項1の脱穀機の処理胴伝動構造。
JP11153758A 1999-06-01 1999-06-01 脱穀機の処理胴伝動構造 Pending JP2000342052A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102860183A (zh) * 2012-10-09 2013-01-09 无锡联合收割机有限公司 全喂入联合收割机切纵流型脱粒滚筒动力传动结构
CN108142109A (zh) * 2018-03-12 2018-06-12 郭明月 一种干菥蓂花的取籽设备

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