JP2000341738A - ロケーションシステム - Google Patents

ロケーションシステム

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JP2000341738A
JP2000341738A JP14573099A JP14573099A JP2000341738A JP 2000341738 A JP2000341738 A JP 2000341738A JP 14573099 A JP14573099 A JP 14573099A JP 14573099 A JP14573099 A JP 14573099A JP 2000341738 A JP2000341738 A JP 2000341738A
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Japan
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unit
center station
phs
positioning
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JP14573099A
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English (en)
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Kazunari Maeda
一成 前田
Akira Oya
晃 大矢
Kazuyasu Yamane
一泰 山根
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PHS端末の位置をセンター局側で特定するロ
ケーションシステムであって、PHS端末とセンター局
との間の通信費用を低減し、且つ、長時間にわたってP
HS端末の位置の特定を可能にしたロケーションシステ
ムを提供する。 【解決手段】PHS端末1では、複数のGPS衛星5よ
り送信された測位電波信号を受信し、受信した測位電波
信号から自己の位置情報を一定時間毎に算出して、算出
した位置情報をバッファに格納している。そして、所定
の通知時間間隔毎にPHS端末1はバッファ内に格納さ
れた位置情報をPHS基地局2及び公衆回線網3を介し
てセンター局4に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PHS(Personal
Handyphone System)及びGPS(Global Positioning
System)を利用し、PHS端末の位置情報をセンタ局
で特定するロケーションシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、GPS衛星から送信される測
位電波信号を受信する測位電波信号受信部、測位電波信
号受信部の受信した測位電波信号から自己の位置情報を
算出するGPS測位部及びPHS基地局との間で電波信
号により通信を行う通信回路部を備えたPHS端末と、
複数のPHS基地局が公衆回線網を介して接続されたセ
ンター局とで構成されるロケーションシステムが提供さ
れていた。このロケーションシステムでは、PHS端末
の測位電波信号受信部がGPS衛星から送信された測位
電波信号を受信しており、GPS測位部は複数のGPS
衛星からの測位電波信号に基づいて自己の位置情報を一
定の測位時間間隔で算出している。そして、GPS測位
部が位置情報を算出すると、通信回路部はPHS基地局
及び公衆回線網を介してセンター局に自己の位置情報を
送信し、センター局側で当該PHS端末の現在位置の特
定が完了すると、PHS端末とセンター局との間の回線
を切断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のロケーショ
ンシステムでは、PHS端末の電源に蓄電池を使用する
場合、蓄電池の容量が有限であるからセンター局側でP
HS端末の現在位置を長時間にわたって特定することが
困難であり、且つ、PHS端末とセンター局との間で長
時間回線を接続する必要があるから、通信コストが増加
するという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、PHS端末の位置を
長時間にわたって特定でき、且つ、通信コストを低減し
たロケーションシステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、GPS衛星から送信される測
位電波信号を受信する測位電波信号受信部、測位電波信
号受信部が受信した複数のGPS衛星の測位電波信号か
ら自己の位置情報を一定の測定時間間隔で算出するGP
S測位部及びPHS基地局との間で電波信号により通信
を行う通信回路部を備えたPHS端末と、複数のPHS
基地局が公衆回線網を介して接続されたセンター局とで
構成され、PHS端末が自己の位置情報をPHS基地局
及び公衆回線網を介してセンター局に送信することによ
り、当該PHS端末の位置をセンター局で特定するロケ
ーションシステムにおいて、PHS端末にGPS測位部
の算出した位置情報を逐次蓄積する位置情報記憶部を設
け、通信回路部は位置情報記憶部に蓄積された位置情報
を上記測定時間間隔よりも長い所定の通知時間間隔でP
HS基地局及び公衆回線網を介してセンター局に送信す
ることを特徴とし、PHS端末では一定の測位時間間隔
で算出した位置情報を位置情報格納部に蓄積しており、
通信回路部は、測位時間間隔よりも長い通知時間間隔で
位置情報記憶部に蓄積された位置情報をまとめてセンタ
ー局に送信しているので、位置情報を算出する毎に算出
した位置情報をセンター局に送信する場合に比べて、P
HS端末とセンター局との間の通信回数が少なくなるか
ら、通信コストを低減することができ、且つ、PHS端
末の消費電力を低減して、PHS端末の位置を長時間に
わたって特定することができる。
【0006】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、GPS測位部により算出された自己の位置情報か
ら一定時間当たりの自己の移動距離を逐次算出する移動
距離算出部と、移動距離算出部の算出した一定時間当た
りの移動距離に応じて上記通知時間間隔を変化させる通
信制御部とをPHS端末に設けたことを特徴とし、移動
距離算出部は自己の位置情報から一定時間あたりの移動
距離を算出し、算出した一定時間あたりの移動距離に応
じて通信制御部は通知時間間隔を変化させているので、
通知時間間隔をGPS端末の移動速度に応じて変化させ
ることができる。
【0007】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、移動距離算出部の算出した一定時間当たりの移動
距離が、GPS測位部により算出される位置情報の誤差
よりも短い場合、通信制御部は上記通知時間間隔を長く
することを特徴とし、一定時間当たりの移動距離がGP
S測位部による誤差より短い場合は、PHS端末の移動
速度が非常に遅いと考えられるので、PHS端末の位置
情報を頻繁にセンター局へ送信する必要がなく、通信制
御部が通知時間間隔を長くすることによって、PHS端
末とセンター局との間の通信回数を少なくし、通信コス
トを低減することができ、且つ、PHS端末の消費電力
を低減して、PHS端末の位置を長時間にわたって特定
することができる。
【0008】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、前回センター局に位置情報を送信した時点での位
置から少なくとも所定距離以上離れるまでは、通信回路
部が位置情報をセンター局へ送信するのを停止させる通
信制御部を設けたことを特徴とし、前回センター局に位
置情報を送信した時点での位置から所定距離以上離れる
までは、通信制御部が通信回路部からセンター局への位
置情報の送信を停止させているので、PHS端末の移動
距離が短い場合はPHS端末とセンター局との通信回数
が少なくなって、通信コストを低減することができ、且
つ、PHS端末の消費電力を低減して、PHS端末の位
置を長時間にわたって特定することができる。
【0009】請求項5の発明では、請求項4の発明にお
いて、上記所定距離は、GPS測位部により算出される
位置情報の誤差に相当する距離であることを特徴とし、
前回センター局に位置情報を送信した時点での位置と現
在の位置との間の距離がGPS測位部による誤差よりも
短い場合は、PHS端末が殆ど移動していないか又は停
止していると考えられ、この場合PHS端末からセンタ
ー局へ位置情報が送信されることはないので、通知時間
間隔を長くすることができ、PHS端末とセンター局と
の通信回数を少なくすることにより、通信コストを低減
することができ、且つ、PHS端末の消費電力を低減し
て、PHS端末の位置を長時間にわたって特定すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。
【0011】(実施形態1)図1は本実施形態のロケー
ションシステムの概略構成図である。このロケーション
システムは、複数のPHS基地局2と、PHS基地局2
との間で電波信号により通信を行うPHS端末1と、複
数のPHS基地局2が公衆回線網3を介して接続された
センター局4とで構成され、PHS端末1が自己の位置
情報をPHS基地局2及び公衆回線網3を介してセンタ
ー局4へ送信することにより、センター局4でPHS端
末1の位置を特定することができる。
【0012】また、図2はPHS端末1のブロック図で
あり、PHS端末1は、PHS用アンテナ11を介して
PHS基地局2との間で電波信号により通信を行う通信
回路部たるPHS送受信部12と、GPS用アンテナ1
3を介してGPS衛星5から送信される測位電波信号を
受信する測位電波信号受信部たるGPS受信部14と、
PHS送受信部12及びGPS受信部の動作を制御する
例えばマイクロコンピュータからなる制御回路部15
と、蓄電池16から電源供給され各部の動作電源を生成
する電源回路部17とを備えている。ここに、制御回路
部15から通信制御部が構成される。
【0013】ここで、GPS受信部14はGPSアンテ
ナ13を介してGPS衛星5から送信される測位電波信
号を受信しており、GPS測位部としての制御回路部1
5はGPS受信部の受信した測位電波信号から、自己の
位置情報を一定の測位時間間隔で算出し、算出した位置
情報を位置情報記憶部としてのバッファ15aに格納す
る。表1はバッファ15aの内部に格納されるデータを
示しており、測位電波信号から位置情報を測定した測位
時刻T1,T2…と、測定した緯度B1,B2…及び経
度C1,C2…からなる位置情報とがバッファ15aの
バッファ領域A1,A2…に格納されている。
【0014】
【表1】
【0015】制御回路部15は、GPS受信部14の受
信した複数のGPS衛星5の測位電波信号からその時点
での自己の位置情報を算出し、位置情報を算出する毎に
測位時刻と算出した位置情報とをバッファ領域A1,A
2…の順に格納する。ここで、制御回路部15はバッフ
ァ領域Ax(尚、xはバッファ領域の番号を示す。)に
新たに格納した位置情報の測位時刻Txと、最初にバッ
ファ領域A1に格納した位置情報の測位時刻T1とを比
較し、その時間差(=Tx−T1)が測位時間間隔より
も長い所定の通知時間間隔Taを越えると、PHS送受
信部12を制御し、PHS送受信部12からPHS基地
局2及び公衆回線網3を介してセンター局4へバッファ
15aに格納された位置情報をまとめて送信させ、位置
情報の送信が終了すると回線を切断する。
【0016】例えば、制御回路部15がバッファ領域A
nに新たに格納した位置情報の測位時刻Tnと、最初に
バッファ領域A1に格納した位置情報の測位時刻T1と
を比較した結果、その時間差(=Tn−T1)が通知時
間間隔Taを越えると、制御回路部15はPHS送受信
部12を制御し、PHS基地局2及び公衆回線網3を介
してセンター局4との間で通信を行う。この時、制御回
路部15は、バッファ領域A1〜Amに格納されている
全ての位置情報をPHS送受信部12からセンター局4
に送信させ、送信終了後回線を切断する。そして、制御
回路部15は、バッファ領域Anに格納されている測位
時刻及び位置情報のデータをバッファ領域A1に格納す
るとともに、バッファ領域A2〜Anに格納された測位
時刻及び位置情報のデータを消去し、バッファ領域A1
以外のバッファ領域A2,A3…を全て初期化する。そ
の後、制御回路部15は、一定の測位時間間隔が経過す
る毎に、数のGPS衛星の測位電波信号から現在の位置
情報を算出し、算出した位置情報と測位時刻とをバッフ
ァ領域A2,A3…の順番に格納して、上述と同様の動
作を行う。
【0017】このように、本実施形態のロケーションシ
ステムでは、制御回路部15は、複数のGPS衛星5か
ら受信した測位電波信号に基づいて一定の測位時間間隔
で自己の位置情報を算出し、算出した位置情報をバッフ
ァ15aに格納しており、測位時間間隔よりも長い所定
の通知時間間隔でバッファ15aに格納された位置情報
をまとめてPHS送受信部12からセンター局4に送信
させているので、位置情報を算出する毎に算出した位置
情報をセンター局4に送信する場合に比べて、センター
局4との通信回数を少なくでき、通信コストを低減する
ことができる。また、通信回数が少なくなるのでPHS
端末1の消費電力を低減でき、蓄電池16の消耗が少な
くなるからPHS端末1を長時間動作させることがで
き、PHS端末1の位置をセンター局4側で長時間にわ
たって特定することができる。
【0018】(実施形態2)本実施形態のロケーション
システムでは、実施形態1のロケーションシステムにお
いて、移動距離算出部としての制御回路部15が自己の
位置情報から一定時間当たりの移動距離を算出し、通信
制御部としての制御回路部15が算出した移動距離に応
じて通知時間間隔を変化させている。尚、ロケーション
システムの構成は実施形態1と同様であるので、その説
明は省略する。
【0019】表2はバッファ15aに格納される位置情
報を示しており、複数のGPS衛星5の測位電波信号か
ら位置情報を測定した測位時刻T1,T2…と、今回測
定した緯度B1,B2…及び経度C1,C2…と、緯度
変化量dB1,dB2…及び経度変化量dC1,dC2
…とからなる位置情報とがバッファ領域A1,A2…に
格納されている。尚、緯度変化量dB1,dB2…は、
前回測定した緯度の測定値と今回の測定値との差分を示
し、経度変化量dCxは、前回測定した経度の測定値と
今回の測定値との差分を示している。
【0020】
【表2】
【0021】制御回路部15は、一定の測位時間間隔で
複数のGPS衛星5の測位電波信号からその時点での位
置情報を算出する毎に、算出した位置情報をバッファ領
域A1,A2…の順に格納している。そして、制御回路
部15はバッファ領域Ax(尚、xはバッファ領域の番
号を示す)に新たに格納した位置情報の測位時刻Tx
と、最初にバッファ領域A1に格納した位置情報の測位
時刻T1とを比較し、その時間差(=Tx−T1)が測
位時間間隔よりも長い所定の通知時間間隔Taを越える
と、PHS送受信部12を制御し、PHS基地局2及び
公衆回線網3を介してセンター局4との間で通信を行
う。
【0022】例えば、制御回路部15がバッファ領域A
nに新たに格納した位置情報の測位時刻Tnと、最初に
バッファ領域A1に格納した位置情報の測位時刻T1と
を比較した結果、その時間差(=Tn−T1)が所定の
通知時間間隔Taを越えると、制御回路部15はPHS
送受信部12を制御し、PHS基地局2及び公衆回線網
3を介してセンター局4との間で通信を行う。この時、
制御回路部15は、バッファ領域A1〜Amに格納され
ている緯度変化量dB1…及び経度変化量dC1…以外
の位置情報(すなわち緯度B1…及び経度C1…)をP
HS送受信部12からセンター局4に送信させ、送信終
了後回線を切断する。そして、制御回路部15は、バッ
ファ領域Anに格納された測位時刻及び位置情報のデー
タをバッファ領域A1に格納するとともに、バッファ領
域A2〜Anに格納された測位時刻及び位置情報のデー
タを消去し、バッファ領域A1以外のバッファ領域A
2,A3…を全て初期化する。その後、制御回路部15
では、一定の測位時間間隔が経過する毎に複数のGPS
衛星5の測位電波信号から現在の位置情報を算出し、算
出した位置情報と測位時刻とをバッファ領域A2,A3
…に順番に格納し、上述と同様の動作を行う。
【0023】ところで、緯度変化量dB1,dB2…及
び経度変化量dC1,dC2…がそれぞれ予め設定され
た距離に対応する緯度及び経度の基準値dBref,dC
refよりも小さい場合、制御回路部15は通知時間間隔
Taに所定の時間Ta1を設定し、緯度変化量dB1,
dB2…及び経度変化量dC1,dC2…がそれぞれ緯
度及び経度の基準値dBref,dCref以上となる場合、
制御回路部15は通知時間間隔Taに時間Ta1よりも
短い所定の時間Ta2を設定している(Ta1>Ta
2)。すなわち、制御回路部15はPHS端末1の一定
時間当たりの移動距離が所定距離以上となる場合は通知
時間間隔Taを短くし、一定時間当たりの移動距離が所
定距離よりも短い場合は通知時間間隔Taを長くしてい
る。つまり、PHS端末1の一定時間当たりの移動距離
が所定距離よりも短い場合は、PHS端末1の位置情報
を頻繁にセンター局4へ送信する必要がないから、通知
時間間隔Taを長くすることによって、PHS端末1と
センター局4との間の通信回数をさらに低減し、通信コ
ストを低減することができる。また、通信回数が少なく
なるのでPHS端末1の消費電力を低減でき、蓄電池1
6の消耗が少なくなるからPHS端末1を長時間動作さ
せることができ、PHS端末1の位置をセンター局4側
で長時間にわたって特定することができる。
【0024】ここで、制御回路部15が複数のGPS衛
星5より送信された測位電波信号から算出した自己の位
置情報(緯度及び経度)の真の位置に対する経度及び緯
度の誤差をそれぞれ±GB,±GCとした場合、緯度及
び経度の基準値dBref,dCrefをGB,GCにそれぞ
れ設定しても良い。すなわち、制御回路部15は、PH
S端末1の一定時間当たりの移動距離がGPS衛星5に
よる測位情報の誤差に相当する距離以上となる場合は通
知時間間隔Taを短くし、一定時間当たりの移動距離が
GPS衛星5による測位情報の誤差に相当する距離より
も短い場合は通知時間間隔Taを長くする。つまり、P
HS端末1の一定時間当たりの移動距離がGPS衛星5
による測位情報の誤差よりも短い場合、PHS端末1の
移動速度が遅いので、PHS端末1の位置情報を頻繁に
センター局4へ送信する必要がなく、制御回路部15が
通知時間間隔Taを長くすることによって、PHS端末
1とセンター局4との間の通信回数をさらに低減し、通
信コストを低減することができる。また、通信回数が少
なくなるのでPHS端末1の消費電力を低減でき、蓄電
池16の消耗が少なくなってPHS端末1を長時間動作
させることがでるから、PHS端末1の位置を長時間に
わたって特定することができる。
【0025】(実施形態3)実施形態1のロケーション
システムでは、所定の通知時間間隔が経過すると、制御
回路部15がバッファ15aに格納された位置情報をま
とめてPHS送受信部12からセンター局4へ送信させ
ているが、本実施形態では、PHS端末1が所定距離を
移動するまで、制御回路部15はPHS送受信部12か
らセンター局4への位置情報の送信を停止させている。
尚、ロケーションシステムの構成は実施形態1と同様で
あるので、その説明は省略する。
【0026】制御回路部15は、複数のGPS衛星5よ
り送信された測位電波信号から自己の位置情報を一定の
測位時間間隔で算出しており、測位時刻T1,T2…と
算出した位置情報(緯度B1,B2…及び経度C1,C
2…)とをバッファ領域A1,A2…に順番に格納して
いる。そして、制御回路部15はバッファ領域Ax
(尚、xはバッファ領域の番号を示す。)に新たに格納
した緯度Bxとバッファ領域A1に格納した緯度B1と
の差DB(=Bx−B1)、バッファ領域Axに新たに
格納した経度Cxとバッファ領域A1に格納した経度C
1との差DC(=Cx−C1)をそれぞれ算出し、それ
らの差DB,DCから夫々求めた距離K,Iの何れかが
予め設定された距離よりも長くなるまで(すなわち前回
位置情報を送信した時点での位置から所定距離以上離れ
るまで)、PHS送受信部12からセンター局4への位
置情報の送信を停止させている。そして、前回位置情報
を送信した時点での位置から所定距離以上離れると、制
御回路部15はバッファ15aに格納されている位置情
報をPHS送受信部12からセンター局4に送信させ、
送信終了後回線を切断する。
【0027】この時、制御回路部15は、今回測定した
測位時刻及び位置情報のデータをバッファ領域A1に格
納するとともに、バッファ領域A2,A3…に格納され
た測位時刻及び位置情報のデータを消去し、バッファ領
域A1以外のバッファ領域A2,A3…を全て初期化す
る。その後、制御回路部15では、一定の測位時間間隔
が経過する毎に複数のGPS衛星5の測位電波信号から
現在の位置情報を算出し、算出した位置情報と測位時刻
とをバッファ領域A2,A3…に順番に格納し、上述と
同様の動作を行う。
【0028】このように、制御回路部15は、前回セン
ター局4に位置情報を送信したPHS端末1の位置か
ら、少なくとも所定距離以上離れるまではセンター局4
への位置情報の送信を停止させており、PHS端末1が
前回送信した位置からあまり移動していない場合、PH
S端末1からセンター局4へ位置情報を送信することが
ないので、PHS端末1とセンター局1との間の通信回
数を低減でき、通信コストを低減することができる。ま
た、通信回数が少なくなるのでPHS端末1の消費電力
を低減でき、蓄電池16の消耗が少なくなってPHS端
末1を長時間動作させることができ、PHS端末1の位
置を長時間にわたって特定することができる。
【0029】ここで、制御回路部15が複数のGPS衛
星5より送信された測位電波信号から算出した自己の位
置情報(緯度及び経度)の真の位置に対する経度及び緯
度の誤差をそれぞれ±GB,±GCとした場合、制御回
路部15がバッファ領域Axに新たに格納した緯度Bx
とバッファ領域A1に格納した緯度B1との差DB、又
は、バッファ領域Axに新たに格納した経度Cxとバッ
ファ領域A1に格納した経度C1との差DCの何れかが
誤差GB又はGCよりも大きくなるまでは、制御回路部
15がPHS送受信部12からセンター局4への位置情
報の送信を停止させるようにしても良い。このように、
PHS端末1の移動距離がGPS衛星5による測位情報
の誤差量に相当する距離よりも短い場合は、PHS端末
1は殆ど移動していないか、又は、停止していると判断
されるので、センター局4へ位置情報を送信する必要が
なく、制御回路部15がセンター局4への位置情報の送
信を停止させることにより、PHS端末1とセンター局
4との間の通信回数を低減して、通信コストを低減する
ことができる。また、通信回数が少なくなるのでPHS
端末1の消費電力を低減でき、蓄電池16の消耗が少な
くなってPHS端末1を長時間動作させることができ、
PHS端末1の位置を長時間にわたって特定することが
できる。
【0030】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、GP
S衛星から送信される測位電波信号を受信する測位電波
信号受信部、測位電波信号受信部が受信した複数のGP
S衛星の測位電波信号から自己の位置情報を一定の測定
時間間隔で算出するGPS測位部及びPHS基地局との
間で電波信号により通信を行う通信回路部を備えたPH
S端末と、複数のPHS基地局が公衆回線網を介して接
続されたセンター局とで構成され、PHS端末が自己の
位置情報をPHS基地局及び公衆回線網を介してセンタ
ー局に送信することにより、当該PHS端末の位置をセ
ンター局で特定するロケーションシステムにおいて、P
HS端末にGPS測位部の算出した位置情報を逐次蓄積
する位置情報記憶部を設け、通信回路部は位置情報記憶
部に蓄積された位置情報を上記測定時間間隔よりも長い
所定の通知時間間隔でPHS基地局及び公衆回線網を介
してセンター局に送信することを特徴とし、PHS端末
では一定の測位時間間隔で算出した位置情報を位置情報
格納部に蓄積しており、通信回路部は、測位時間間隔よ
りも長い通知時間間隔で位置情報記憶部に蓄積された位
置情報をまとめてセンター局に送信しているので、位置
情報を算出する毎に算出した位置情報をセンター局に送
信する場合に比べて、PHS端末とセンター局との間の
通信回数が少なくなるから、通信コストを低減すること
ができ、且つ、PHS端末の消費電力を低減して、PH
S端末の位置を長時間にわたって特定できるという効果
がある。
【0031】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、GPS測位部により算出された自己の位置情報から
一定時間当たりの自己の移動距離を逐次算出する移動距
離算出部と、移動距離算出部の算出した一定時間当たり
の移動距離に応じて上記通知時間間隔を変化させる通信
制御部とをPHS端末に設けたことを特徴とし、移動距
離算出部は自己の位置情報から一定時間あたりの移動距
離を算出し、算出した一定時間あたりの移動距離に応じ
て通信制御部は通知時間間隔を変化させているので、通
知時間間隔をGPS端末の移動速度に応じて変化させる
ことができるという効果がある。
【0032】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、移動距離算出部の算出した一定時間当たりの移動距
離が、GPS測位部により算出される位置情報の誤差よ
りも短い場合、通信制御部は上記通知時間間隔を長くす
ることを特徴とし、一定時間当たりの移動距離がGPS
測位部による誤差より短い場合は、PHS端末の移動速
度が非常に遅いと考えられるので、PHS端末の位置情
報を頻繁にセンター局へ送信する必要がなく、通信制御
部が通知時間間隔を長くすることによって、PHS端末
とセンター局との間の通信回数を少なくし、通信コスト
を低減することができ、且つ、PHS端末の消費電力を
低減して、PHS端末の位置を長時間にわたって特定で
きるという効果がある。
【0033】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前回センター局に位置情報を送信した時点での位置
から少なくとも所定距離以上離れるまでは、通信回路部
が位置情報をセンター局へ送信するのを停止させる通信
制御部を設けたことを特徴とし、前回センター局に位置
情報を送信した時点での位置から所定距離以上離れるま
では、通信制御部が通信回路部からセンター局への位置
情報の送信を停止させているので、PHS端末の移動距
離が短い場合はPHS端末とセンター局との通信回数が
少なくなって、通信コストを低減することができ、且
つ、PHS端末の消費電力を低減して、PHS端末の位
置を長時間にわたって特定できるという効果がある。
【0034】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、上記所定距離は、GPS測位部により算出される位
置情報の誤差に相当する距離であることを特徴とし、前
回センター局に位置情報を送信した時点での位置と現在
の位置との間の距離がGPS測位部による誤差よりも短
い場合は、PHS端末が殆ど移動していないか又は停止
していると考えられ、この場合PHS端末からセンター
局へ位置情報が送信されることはないので、通知時間間
隔を長くすることができ、PHS端末とセンター局との
通信回数を少なくすることにより、通信コストを低減す
ることができ、且つ、PHS端末の消費電力を低減し
て、PHS端末の位置を長時間にわたって特定できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のロケーションシステムを示す概略
構成図である。
【図2】同上のロケーションシステムに用いるPHS端
末のブロック図である。
【符号の説明】
1 PHS端末 2 PHS基地局 3 公衆回線網 4 センター局 5 GPS衛星
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 301 H04M 11/00 301 5K101 H04Q 7/04 C 9A001 (72)発明者 山根 一泰 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2F029 AA07 AB07 AC02 AC06 5H180 AA21 BB05 BB15 FF05 FF27 5J062 AA08 BB05 CC07 HH05 5K024 AA14 AA79 BB00 CC11 DD01 GG00 GG01 GG10 HH00 5K067 AA21 BB04 EE02 EE16 FF03 GG02 HH23 JJ52 JJ56 5K101 KK13 LL12 MM00 MM07 NN21 RR13 RR27 TT04 9A001 CC05 JZ11 JZ78

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】GPS衛星から送信される測位電波信号を
    受信する測位電波信号受信部、測位電波信号受信部が受
    信した複数のGPS衛星の測位電波信号から自己の位置
    情報を一定の測定時間間隔で算出するGPS測位部及び
    PHS基地局との間で電波信号により通信を行う通信回
    路部を備えたPHS端末と、複数のPHS基地局が公衆
    回線網を介して接続されたセンター局とで構成され、P
    HS端末が自己の位置情報をPHS基地局及び公衆回線
    網を介してセンター局に送信することにより、当該PH
    S端末の位置をセンター局で特定するロケーションシス
    テムにおいて、PHS端末にGPS測位部の算出した位
    置情報を逐次蓄積する位置情報記憶部を設け、通信回路
    部は位置情報記憶部に蓄積された位置情報を上記測定時
    間間隔よりも長い所定の通知時間間隔でPHS基地局及
    び公衆回線網を介してセンター局に送信することを特徴
    とするロケーションシステム。
  2. 【請求項2】GPS測位部により算出された自己の位置
    情報から一定時間当たりの自己の移動距離を逐次算出す
    る移動距離算出部と、移動距離算出部の算出した一定時
    間当たりの移動距離に応じて上記通知時間間隔を変化さ
    せる通信制御部とをPHS端末に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のロケーションシステム。
  3. 【請求項3】移動距離算出部の算出した一定時間当たり
    の移動距離が、GPS測位部により算出される位置情報
    の誤差よりも短い場合、通信制御部は上記通知時間間隔
    を長くすることを特徴とする請求項2記載のロケーショ
    ンシステム。
  4. 【請求項4】前回センター局に位置情報を送信した時点
    での位置から少なくとも所定距離以上離れるまでは、通
    信回路部が位置情報をセンター局へ送信するのを停止さ
    せる通信制御部を設けたことを特徴とする請求項1記載
    のロケーションシステム。
  5. 【請求項5】上記所定距離は、GPS測位部により算出
    される位置情報の誤差に相当する距離であることを特徴
    とする請求項4記載のロケーションシステム。
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