JP2000341707A - 方向性平滑化演算を用いた画像のモザイク解除方法 - Google Patents
方向性平滑化演算を用いた画像のモザイク解除方法Info
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- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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- G06T3/00—Geometric image transformations in the plane of the image
- G06T3/40—Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
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- H04N23/00—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
- H04N23/80—Camera processing pipelines; Components thereof
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- H—ELECTRICITY
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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- H04N25/13—Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements
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Abstract
(57)【要約】
【課題】センサが重なっていない画素アレイからのデー
タを、完全に抽出されたデジタル画像に変換する画像処
理を改良し.、アーティファクトのない変換、対象物同
士の境界付近、テクスチャ領域内での解像度の向上を図
る。 【解決手段】原画像を補間して欠如した画素強度に始点
値を与えるステップ(31)と、画像を輝度帯域Yと2
つのクロミナンス帯域I、Qに分け、輝度帯域に対し
て、周知の任意の方向性平滑化を用いることで方向性の
平滑化を行い、クロミナンス帯域を、ガウス核によるコ
ンボルーションにより等方的に平滑化させるステップ
(38)と、この結果得られた値を、RGB表現に再び
変換するステップ(39)と、各帯域において実際に測
定されたこれらの位置における画素値を、その元の値に
リセットさせるステップ(36)と、この結果得られた
画像が収束するまで、反復させるステップ(37)と、
を含む方法を提供する。
タを、完全に抽出されたデジタル画像に変換する画像処
理を改良し.、アーティファクトのない変換、対象物同
士の境界付近、テクスチャ領域内での解像度の向上を図
る。 【解決手段】原画像を補間して欠如した画素強度に始点
値を与えるステップ(31)と、画像を輝度帯域Yと2
つのクロミナンス帯域I、Qに分け、輝度帯域に対し
て、周知の任意の方向性平滑化を用いることで方向性の
平滑化を行い、クロミナンス帯域を、ガウス核によるコ
ンボルーションにより等方的に平滑化させるステップ
(38)と、この結果得られた値を、RGB表現に再び
変換するステップ(39)と、各帯域において実際に測
定されたこれらの位置における画素値を、その元の値に
リセットさせるステップ(36)と、この結果得られた
画像が収束するまで、反復させるステップ(37)と、
を含む方法を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラお
よび同様の装置に関し、より詳細には、カメラセンサか
らのデータをカラー画像に変換する改良方法に関する。
よび同様の装置に関し、より詳細には、カメラセンサか
らのデータをカラー画像に変換する改良方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、デジタルカラー画像は、通常の格
子上の各点における画像の強度を表す画素値のアレイか
らなる。画像生成には通常、三色が使用される。格子上
の各点では、それぞれの色の強度が特定され、これによ
りその格子点における画像の強度と色とが特定される。
子上の各点における画像の強度を表す画素値のアレイか
らなる。画像生成には通常、三色が使用される。格子上
の各点では、それぞれの色の強度が特定され、これによ
りその格子点における画像の強度と色とが特定される。
【0003】従来のカラー写真は、スペクトルの領域
(通常、赤、緑、青)ごとに感度が異なる3つの重なり
合うカラーセンシングレイヤを利用することによって相
応しい画像データを記録する。これに対して、デジタル
カメラおよびスキャナは通常、単一「レイヤ」に対して
センサアレイを1つ用いる。
(通常、赤、緑、青)ごとに感度が異なる3つの重なり
合うカラーセンシングレイヤを利用することによって相
応しい画像データを記録する。これに対して、デジタル
カメラおよびスキャナは通常、単一「レイヤ」に対して
センサアレイを1つ用いる。
【0004】カラー画像を検出するためにセンサアレイ
を1つしか使用しない場合、いずれのセンサ位置におい
ても、一色しか検出されない。その結果、これらのセン
サは、従来の考え方ではカラー画像を生成することがで
きず、カラーフィルタの各センサに対する割り当てに依
存する個々のカラーサンプルの集合を生成する。この割
り当てをカラーフィルタアレイ(CFA)、またはカラ
ーモザイクパターンと称する。精確なカラー画像を生成
する際、各サンプリング位置にフルセットのカラーサン
プル(通常、赤、緑、青)があると、アレイの各位置で
はもともと単一色しか検知できなかったため、欠如情報
の推定には相当量の計算が必要となる。この演算を通常
「モザイク解除(demosaicing)」と呼ぶ。
を1つしか使用しない場合、いずれのセンサ位置におい
ても、一色しか検出されない。その結果、これらのセン
サは、従来の考え方ではカラー画像を生成することがで
きず、カラーフィルタの各センサに対する割り当てに依
存する個々のカラーサンプルの集合を生成する。この割
り当てをカラーフィルタアレイ(CFA)、またはカラ
ーモザイクパターンと称する。精確なカラー画像を生成
する際、各サンプリング位置にフルセットのカラーサン
プル(通常、赤、緑、青)があると、アレイの各位置で
はもともと単一色しか検知できなかったため、欠如情報
の推定には相当量の計算が必要となる。この演算を通常
「モザイク解除(demosaicing)」と呼ぶ。
【0005】欠如情報を生成するためには、画像センサ
における隣接画素からの情報を使用する必要がある。さ
らに、測定された色値を生成することができた可能性の
ある画像が無限数存在することから、基礎的な画像の構
造について若干の仮定を加えなければならない。通常、
基礎的な画像はスムースであるとすると、補間アルゴリ
ズムを利用して隣接の測定された色値から欠如した色値
を計算する。
における隣接画素からの情報を使用する必要がある。さ
らに、測定された色値を生成することができた可能性の
ある画像が無限数存在することから、基礎的な画像の構
造について若干の仮定を加えなければならない。通常、
基礎的な画像はスムースであるとすると、補間アルゴリ
ズムを利用して隣接の測定された色値から欠如した色値
を計算する。
【0006】人間の観察者にとって関心のある画像の大
部分は、主にスムースであるが、対象物のエッジに沿っ
たもの、および画像のテクスチャ(texture)領域内にあ
るものについては、スムースであるとの仮定は該当しな
い。これらの領域では、スムースであるとの仮定を用い
て補間により生成される画像には、解像度の損失が見ら
れる。さらに、赤色センサを緑色センサと無関係である
(他についても同様)とするアルゴリズムは、通常、再
構築された画像にアーティファクト(人為的な夾雑物)
を作り出す。このアーティファクトは、画像のクロミナ
ンス部分に組み込まれており、クロミナンス成分が不整
合であることに起因する。これらのアーティファクト
は、それ自体、復元画像における不正確な色の縞として
現れ、特に、画像における異なる対象物同士の境界周辺
およびテクスチャ領域内において見られる。
部分は、主にスムースであるが、対象物のエッジに沿っ
たもの、および画像のテクスチャ(texture)領域内にあ
るものについては、スムースであるとの仮定は該当しな
い。これらの領域では、スムースであるとの仮定を用い
て補間により生成される画像には、解像度の損失が見ら
れる。さらに、赤色センサを緑色センサと無関係である
(他についても同様)とするアルゴリズムは、通常、再
構築された画像にアーティファクト(人為的な夾雑物)
を作り出す。このアーティファクトは、画像のクロミナ
ンス部分に組み込まれており、クロミナンス成分が不整
合であることに起因する。これらのアーティファクト
は、それ自体、復元画像における不正確な色の縞として
現れ、特に、画像における異なる対象物同士の境界周辺
およびテクスチャ領域内において見られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】広義には、重なりのな
いセンサを有する画素アレイからのデータを、完全にサ
ンプリングされたデジタル画像に変換する改良した画像
処理方法を提供することを本発明の目的とする。
いセンサを有する画素アレイからのデータを、完全にサ
ンプリングされたデジタル画像に変換する改良した画像
処理方法を提供することを本発明の目的とする。
【0008】また、上述のアーティファクトを作り出さ
ない変換方法を提供することを本発明のさらなる目的と
する。
ない変換方法を提供することを本発明のさらなる目的と
する。
【0009】また、対象物同士の境界付近、およびテク
スチャ領域内での解像度を高める変換方法を提供するこ
とを本発明のさらに別の目的とする。
スチャ領域内での解像度を高める変換方法を提供するこ
とを本発明のさらに別の目的とする。
【0010】本発明のこれらおよび他の目的について
は、以下の発明の詳細な説明および添付図面から当業者
には明らかとなるであろう。
は、以下の発明の詳細な説明および添付図面から当業者
には明らかとなるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像の部分抽
出したものからフルカラー画像を生成するためのデータ
処理システムの演算方法である。フルカラー画像は、第
1の二次元アレイのベクトルを含む。第1の二次元アレ
イにおける各ベクトルは第1、第2および第3の各強度
値を含み、それぞれの強度値は、第1の二次元アレイに
おけるベクトルの位置により決定される、フルカラー画
像内の位置における対応スペクトル帯域でのフルカラー
画像の画素の強度を表す。本方法は、第1の二次元アレ
イを二次元アレイのスカラー量から生成し、各スカラー
量は第1の二次元アレイにおけるベクトルの1つと対応
している。スカラー量は、二次元アレイのベクトル中の
対応位置における第1、第2または第3の強度値の1つ
を決定する。スカラー量は、通常、デジタルカメラ等の
センサアレイからの測定された画素値である。本発明の
方法は、第1、第2および第3の強度値の残りを決定す
る。本方法は、第1の二次元アレイのベクトルにおける
ベクトル成分の1つ1つに、スカラー量の1つにより決
定されない値を割り当てることで開始する。次に、第1
の二次元アレイのベクトルから、輝度画像ならびに第1
および第2のクロミナンス画像を生成する。輝度画像の
各画素は、第1の二次元アレイにおける対応画素からの
光の強度により決定され、第1および第2のクロミナン
ス画像の各画素は、第1の二次元アレイにおける画素の
色を表している。第1および第2のクロミナンス画像
は、等方性ローパス空間フィルタによりフィルタリング
され、第1および第2のフィルタリング済みクロミナン
ス画像を生成する。二次元アレイのベクトルは、輝度画
像ならびに第1および第2のフィルタリング済みクロミ
ナンス画像から再生される。分解、フィルタリング、再
生の各工程を反復することで、最終的にフルカラー画像
が提供される。反復するごとに、実際に測定された二次
元アレイのベクトルの成分をその測定値にリセットす
る。本発明の好ましい実施形態において、輝度画像も同
様にフィルタリングされる。しかしながら、輝度画像の
フィルタリングには、輝度画像における位置により変化
する異方性を有するローパス空間フィルタが用いられ
る。フィルタリング済み輝度画像により、再生工程が実
行される。本発明の好ましい実施形態において、輝度画
像のフィルタリングはまず、輝度画像を複数の成分画像
に分解することによって実行される。各成分画像は、異
なる大きさにおける輝度画像の情報を表している。次
に、成分画像における位置により変化する異方性を有す
るローパス空間フィルタにより各成分画像がフィルタリ
ングされる。そして、フィルタリング済み成分画像を再
結合して、フィルタリング済み輝度画像を生成する。
出したものからフルカラー画像を生成するためのデータ
処理システムの演算方法である。フルカラー画像は、第
1の二次元アレイのベクトルを含む。第1の二次元アレ
イにおける各ベクトルは第1、第2および第3の各強度
値を含み、それぞれの強度値は、第1の二次元アレイに
おけるベクトルの位置により決定される、フルカラー画
像内の位置における対応スペクトル帯域でのフルカラー
画像の画素の強度を表す。本方法は、第1の二次元アレ
イを二次元アレイのスカラー量から生成し、各スカラー
量は第1の二次元アレイにおけるベクトルの1つと対応
している。スカラー量は、二次元アレイのベクトル中の
対応位置における第1、第2または第3の強度値の1つ
を決定する。スカラー量は、通常、デジタルカメラ等の
センサアレイからの測定された画素値である。本発明の
方法は、第1、第2および第3の強度値の残りを決定す
る。本方法は、第1の二次元アレイのベクトルにおける
ベクトル成分の1つ1つに、スカラー量の1つにより決
定されない値を割り当てることで開始する。次に、第1
の二次元アレイのベクトルから、輝度画像ならびに第1
および第2のクロミナンス画像を生成する。輝度画像の
各画素は、第1の二次元アレイにおける対応画素からの
光の強度により決定され、第1および第2のクロミナン
ス画像の各画素は、第1の二次元アレイにおける画素の
色を表している。第1および第2のクロミナンス画像
は、等方性ローパス空間フィルタによりフィルタリング
され、第1および第2のフィルタリング済みクロミナン
ス画像を生成する。二次元アレイのベクトルは、輝度画
像ならびに第1および第2のフィルタリング済みクロミ
ナンス画像から再生される。分解、フィルタリング、再
生の各工程を反復することで、最終的にフルカラー画像
が提供される。反復するごとに、実際に測定された二次
元アレイのベクトルの成分をその測定値にリセットす
る。本発明の好ましい実施形態において、輝度画像も同
様にフィルタリングされる。しかしながら、輝度画像の
フィルタリングには、輝度画像における位置により変化
する異方性を有するローパス空間フィルタが用いられ
る。フィルタリング済み輝度画像により、再生工程が実
行される。本発明の好ましい実施形態において、輝度画
像のフィルタリングはまず、輝度画像を複数の成分画像
に分解することによって実行される。各成分画像は、異
なる大きさにおける輝度画像の情報を表している。次
に、成分画像における位置により変化する異方性を有す
るローパス空間フィルタにより各成分画像がフィルタリ
ングされる。そして、フィルタリング済み成分画像を再
結合して、フィルタリング済み輝度画像を生成する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の方法は、いずれのカラー
サンプリング装置にも適用可能であるが、以下の説明を
簡略にするために、センシング素子の核(kernel)を繰
り返すことによって構成されるセンサパターンを有する
画像センサについて、本発明の方法を説明していく。た
とえば、ある共通の画像センサアレイは、緑色センサを
2個、赤色センサを1個、青色センサを1個有する2×
2センサアレイ核を繰り返すことによって生成されるバ
イエルパターンをベースにしている。このパターンを図
1に10で示す。核を12で示す。
サンプリング装置にも適用可能であるが、以下の説明を
簡略にするために、センシング素子の核(kernel)を繰
り返すことによって構成されるセンサパターンを有する
画像センサについて、本発明の方法を説明していく。た
とえば、ある共通の画像センサアレイは、緑色センサを
2個、赤色センサを1個、青色センサを1個有する2×
2センサアレイ核を繰り返すことによって生成されるバ
イエルパターンをベースにしている。このパターンを図
1に10で示す。核を12で示す。
【0013】本発明では、かかるアレイからのデータを
増補されたアレイに変換したものを10’で示し、ここ
で各画素は、三色をそれぞれ表す強度値を有する。本発
明において、各位置における欠如の色は、その色の近く
のセンサ値から判定される。図面において、欠如の色は
より小さい活字で示す。個々のセンサ位置は、形式のア
ドレス(n,m)が割り当てられ、ここで、nは、セン
サが配置される行数、mは、列数である。
増補されたアレイに変換したものを10’で示し、ここ
で各画素は、三色をそれぞれ表す強度値を有する。本発
明において、各位置における欠如の色は、その色の近く
のセンサ値から判定される。図面において、欠如の色は
より小さい活字で示す。個々のセンサ位置は、形式のア
ドレス(n,m)が割り当てられ、ここで、nは、セン
サが配置される行数、mは、列数である。
【0014】測定値が10で図示したものであるという
制限条件を満たすパターン10’は無限数存在する。こ
のため、センサ値を生成する際には、制限条件をいくつ
か追加して適用する必要がある。本発明では、エッジま
たはテクスチャにより支配される領域を除いて画像がス
ムースであると仮定する。鋭いエッジを有する対象物を
含む画像を想定する。対象物は、エッジ付近ではスムー
スであるとする。すなわち、エッジと平行方向の画素を
辿ると、連続した強度値はスムースに変化する。これに
対して、エッジと垂直方向の画素値を辿ると、連続した
強度値はエッジ部分で急激に変化する。
制限条件を満たすパターン10’は無限数存在する。こ
のため、センサ値を生成する際には、制限条件をいくつ
か追加して適用する必要がある。本発明では、エッジま
たはテクスチャにより支配される領域を除いて画像がス
ムースであると仮定する。鋭いエッジを有する対象物を
含む画像を想定する。対象物は、エッジ付近ではスムー
スであるとする。すなわち、エッジと平行方向の画素を
辿ると、連続した強度値はスムースに変化する。これに
対して、エッジと垂直方向の画素値を辿ると、連続した
強度値はエッジ部分で急激に変化する。
【0015】上述したように、再構築された画像には主
に2つの問題がある。すなわち、エッジ沿いのアーティ
ファクトとエッジ平滑化による解像度の損失である。ま
ず、エッジ平滑化による解像度の損失に本発明が対処す
る方法について説明する。欠如している画素強度が計算
される、欠如した画素値を有するモノクロ画像を想定す
る。この問題は、他のカラーセンサからの画素値を考慮
することなく一色の欠如カラー画素を計算する問題と基
本的に同一である。本発明では、測定された画素値を変
更しないものとする。さらに、画像は区分的に(piecewi
se)スムースであり、かつエッジが鋭いものであるとす
る。
に2つの問題がある。すなわち、エッジ沿いのアーティ
ファクトとエッジ平滑化による解像度の損失である。ま
ず、エッジ平滑化による解像度の損失に本発明が対処す
る方法について説明する。欠如している画素強度が計算
される、欠如した画素値を有するモノクロ画像を想定す
る。この問題は、他のカラーセンサからの画素値を考慮
することなく一色の欠如カラー画素を計算する問題と基
本的に同一である。本発明では、測定された画素値を変
更しないものとする。さらに、画像は区分的に(piecewi
se)スムースであり、かつエッジが鋭いものであるとす
る。
【0016】この本発明の簡略化した態様は以下のよう
にはたらく。まず、欠如画素それぞれについて推測す
る。たとえば、問題の画素の周りに最も近接する4つの
既知の画素を補間することによって欠如画素値をまず設
定する。初めの推定を得るための具体的な方法は重要で
はないため、いずれの便利な方法を利用してもよい。
にはたらく。まず、欠如画素それぞれについて推測す
る。たとえば、問題の画素の周りに最も近接する4つの
既知の画素を補間することによって欠如画素値をまず設
定する。初めの推定を得るための具体的な方法は重要で
はないため、いずれの便利な方法を利用してもよい。
【0017】次に、画素を以下のように一度に1つ処理
する。まず、処理中の画素における画像の最大下降の方
向および大きさを決定する。この決定を行う最も単純な
アルゴリズムは、処理中の画素とその隣接画素の画素強
度の差の加重和を用いるものであるが、より複雑な方法
を利用してもよい。問題の画素にエッジがあるとき、エ
ッジは、最大下降の方向と垂直である。最大下降の大き
さにより、エッジがこの画素を通過したかどうかを決定
できる。したがって、画素ごとに2次元ベクトルが定義
され、その方向はエッジの向きを与え、その長さはエッ
ジの強度を与える。以下の説明では、このベクトルを
「優性方向ベクトル(dominant orientation vector)」
と称する。問題の画素は、隣接する画素の値の加重和を
計算することによって補間される。この和の重み付け
は、この画素と関連づけられた「優性方向ベクトル」に
よって決定される。優性方向ベクトルの長さが長けれ
ば、優性方向に沿った画素値のみが合計される。優性方
向の長さが短い、またはゼロ(すなわち、エッジなし)
であれば、すべての隣接する画素からの隣り合う画素値
が合計される。
する。まず、処理中の画素における画像の最大下降の方
向および大きさを決定する。この決定を行う最も単純な
アルゴリズムは、処理中の画素とその隣接画素の画素強
度の差の加重和を用いるものであるが、より複雑な方法
を利用してもよい。問題の画素にエッジがあるとき、エ
ッジは、最大下降の方向と垂直である。最大下降の大き
さにより、エッジがこの画素を通過したかどうかを決定
できる。したがって、画素ごとに2次元ベクトルが定義
され、その方向はエッジの向きを与え、その長さはエッ
ジの強度を与える。以下の説明では、このベクトルを
「優性方向ベクトル(dominant orientation vector)」
と称する。問題の画素は、隣接する画素の値の加重和を
計算することによって補間される。この和の重み付け
は、この画素と関連づけられた「優性方向ベクトル」に
よって決定される。優性方向ベクトルの長さが長けれ
ば、優性方向に沿った画素値のみが合計される。優性方
向の長さが短い、またはゼロ(すなわち、エッジなし)
であれば、すべての隣接する画素からの隣り合う画素値
が合計される。
【0018】画像点すべての処理を完了した後、測定画
素に対応する画素を測定値にリセットする。連続する画
像の差が所定のエラー値を下回るまで、本プロセスを繰
り返す。
素に対応する画素を測定値にリセットする。連続する画
像の差が所定のエラー値を下回るまで、本プロセスを繰
り返す。
【0019】最大下降の方向を決定し、かつ画像をスム
ース化する際に使用される点の数は理想的には、画像の
対象物の大きさに依存する。たとえば、平滑化演算のた
めに点を選択する距離があまりに短いと、不十分な平滑
化が発生し、この結果得られた画像には、エッジ付近に
アーティファクトがある。距離が長すぎると、対象物に
おける構造上の細目がぼけてしまう。上述した簡略化さ
れた手順は、画像における対象物の大きさを測定するも
のではないため、一般的に点の処理にともなって変化す
る最適距離を与えることはできない。したがって、上記
のプロセスをマルチスケールで適用することが好ましい
が、上述したように、単一スケール手順もまた同様に可
能である。
ース化する際に使用される点の数は理想的には、画像の
対象物の大きさに依存する。たとえば、平滑化演算のた
めに点を選択する距離があまりに短いと、不十分な平滑
化が発生し、この結果得られた画像には、エッジ付近に
アーティファクトがある。距離が長すぎると、対象物に
おける構造上の細目がぼけてしまう。上述した簡略化さ
れた手順は、画像における対象物の大きさを測定するも
のではないため、一般的に点の処理にともなって変化す
る最適距離を与えることはできない。したがって、上記
のプロセスをマルチスケールで適用することが好ましい
が、上述したように、単一スケール手順もまた同様に可
能である。
【0020】次に、本発明に係る、単一色帯域を有する
画像に欠如画素値を当てはめる方法のブロック図であ
る、図2を参照する。まず原画像を補間して、22で示
すように、欠如画素の始点値を与える。本発明の好まし
い実施形態において、画像における対象物の大きさは、
画像を、23で示す各種レベルの大きさで画像を表す多
数の「成分」画像に分解することにより考慮される。次
に、上述した平滑化演算を24で示す成分画像のそれぞ
れに適用する。そして、成分画像を再結合して25で示
す新たな画像を回復する。実際に強度値を測定した位置
にある新たな画像の画素を、次に26で示す測定値にリ
セットする。連続する回復された画像同士の差が所定の
エラー値を幾分下回るまで、27で示すように本プロセ
スを反復する。
画像に欠如画素値を当てはめる方法のブロック図であ
る、図2を参照する。まず原画像を補間して、22で示
すように、欠如画素の始点値を与える。本発明の好まし
い実施形態において、画像における対象物の大きさは、
画像を、23で示す各種レベルの大きさで画像を表す多
数の「成分」画像に分解することにより考慮される。次
に、上述した平滑化演算を24で示す成分画像のそれぞ
れに適用する。そして、成分画像を再結合して25で示
す新たな画像を回復する。実際に強度値を測定した位置
にある新たな画像の画素を、次に26で示す測定値にリ
セットする。連続する回復された画像同士の差が所定の
エラー値を幾分下回るまで、27で示すように本プロセ
スを反復する。
【0021】画像を異なる大きさの細目を含む複数の成
分画像に分解する好ましい方法は、ラプラシアンピラミ
ッドを生成することである。このアプローチを用いた画
像分解は、画像処理技術において周知であるため、ここ
では詳述しない。該方法を詳述した、P.J. BurtとE.H.
Adelsonの「コンパクト画像コードとしてのラプラシア
ンピラミッド(The laplacian pyramid as a compact im
age code)」 IEEE Trans. Communications 31(4): 532-
540, 1983(引用することにより本明細書中に組み込
む)を参照されたい。本説明の目的において、以下のよ
うにして原画像から一連の画像を獲得することに留意す
ればよい。まず、原画像を、ガウスぼかし演算子(Gauss
ian blurring operator)を画像に適用することでぼか
す。ぼかした画像を次に原画像から引き算し(subtrac
t)、最大空間周波数における詳細を有する、すなわち、
スケールが最も小さい成分画像を形成する。次に、ぼか
した画像をダウンサンプリング(down-sampling)し、本
プロセスを繰り返して、原画像の代わりにこのダウンサ
ンプリングした画像により上述したプロセスを繰り返す
ことによって、次に大きい大きさで成分画像を生成す
る。様々な成分画像を結合することで、原画像を再生す
ることができる。
分画像に分解する好ましい方法は、ラプラシアンピラミ
ッドを生成することである。このアプローチを用いた画
像分解は、画像処理技術において周知であるため、ここ
では詳述しない。該方法を詳述した、P.J. BurtとE.H.
Adelsonの「コンパクト画像コードとしてのラプラシア
ンピラミッド(The laplacian pyramid as a compact im
age code)」 IEEE Trans. Communications 31(4): 532-
540, 1983(引用することにより本明細書中に組み込
む)を参照されたい。本説明の目的において、以下のよ
うにして原画像から一連の画像を獲得することに留意す
ればよい。まず、原画像を、ガウスぼかし演算子(Gauss
ian blurring operator)を画像に適用することでぼか
す。ぼかした画像を次に原画像から引き算し(subtrac
t)、最大空間周波数における詳細を有する、すなわち、
スケールが最も小さい成分画像を形成する。次に、ぼか
した画像をダウンサンプリング(down-sampling)し、本
プロセスを繰り返して、原画像の代わりにこのダウンサ
ンプリングした画像により上述したプロセスを繰り返す
ことによって、次に大きい大きさで成分画像を生成す
る。様々な成分画像を結合することで、原画像を再生す
ることができる。
【0022】ピラミッドの各レベルにおいて、平滑化演
算を別個に適用する。成分画像の画素ごとに、上述のよ
うに方向を定義する。次に、処理中の画素を、その方向
に沿った隣接する画素を平滑化した結果と交換する。
算を別個に適用する。成分画像の画素ごとに、上述のよ
うに方向を定義する。次に、処理中の画素を、その方向
に沿った隣接する画素を平滑化した結果と交換する。
【0023】成分画像の平滑化をすべて完了した後、成
分画像を再結合して新たな画像を生成する。原画像を実
際に測定した位置における画素値を測定値にリセット
し、所定の程度の収束が得られるまで本プロセスを繰り
返す。
分画像を再結合して新たな画像を生成する。原画像を実
際に測定した位置における画素値を測定値にリセット
し、所定の程度の収束が得られるまで本プロセスを繰り
返す。
【0024】平滑化演算子にとって好ましい向きを定義
する好ましい方法は、ステアラブル(steerable)フィル
タである。かかるフィルタを使用して画像の局所的向き
を決定することは、画像処理技術において周知であるた
め、ここでは詳述しない。W.T. FreedmanとE.H. Adelso
nの「早期観察、画像解析、小波分解のためのステアラ
ブルフィルタ (Steerable filters for early vision,
image analysis, andwavelet decomposition)」Interna
tional Conf. On Computer Vision, 1990, pp. 406-415
(引用することにより本明細書に組み込む)を参照され
たい。この説明の目的において、画像の「方向エネルギ
ー」を所定方向で測定するフィルタのセットを定義する
ことができることに留意すればよい。フィルタの出力を
結合することで、最大エネルギーを有する方向を決定す
ることができる。最大エネルギーは、「優性方向」ベク
トルを決定し、その長さおよび向きを最大エネルギー値
とその方向にしたがって決定する。
する好ましい方法は、ステアラブル(steerable)フィル
タである。かかるフィルタを使用して画像の局所的向き
を決定することは、画像処理技術において周知であるた
め、ここでは詳述しない。W.T. FreedmanとE.H. Adelso
nの「早期観察、画像解析、小波分解のためのステアラ
ブルフィルタ (Steerable filters for early vision,
image analysis, andwavelet decomposition)」Interna
tional Conf. On Computer Vision, 1990, pp. 406-415
(引用することにより本明細書に組み込む)を参照され
たい。この説明の目的において、画像の「方向エネルギ
ー」を所定方向で測定するフィルタのセットを定義する
ことができることに留意すればよい。フィルタの出力を
結合することで、最大エネルギーを有する方向を決定す
ることができる。最大エネルギーは、「優性方向」ベク
トルを決定し、その長さおよび向きを最大エネルギー値
とその方向にしたがって決定する。
【0025】画素(i,j)の優性方向をベクトルD
(i,j)で表す。画素(i,j)の局部的隣接画素N
(i,j)における画素I(k,l)の加重和を計算し
て、画素(i,j)の補間値I(i,j)を求める。合
計の重み付けは、優性方向D(i,j)により決定され
る。(i,j)からの方向がD(i,j)と平行である
画素は、D(i,j)と垂直の画素よりも大きく重み付
けされる。本発明の好ましい実施形態において、
(i,j)で表す。画素(i,j)の局部的隣接画素N
(i,j)における画素I(k,l)の加重和を計算し
て、画素(i,j)の補間値I(i,j)を求める。合
計の重み付けは、優性方向D(i,j)により決定され
る。(i,j)からの方向がD(i,j)と平行である
画素は、D(i,j)と垂直の画素よりも大きく重み付
けされる。本発明の好ましい実施形態において、
【数1】 式中、合計は、N(i,j)のすべての画素(k,l)
を合計したものである。ここでは、重み付けW(k,
l)は、以下のように定義される。
を合計したものである。ここでは、重み付けW(k,
l)は、以下のように定義される。
【数2】 式中、D・Vは内積であり、V(i,j,k,l)は、
(i,j)から(k,l)に向かう単位ベクトルとして
定義される。
(i,j)から(k,l)に向かう単位ベクトルとして
定義される。
【0026】上述の本発明の実施形態は、単一色帯域に
対して演算した。原理上、カラー画像のモザイク解除
は、上述した方向性の平滑化を各色帯域(赤、緑、青)
に別個に適用することによって実行可能である。しかし
ながら、かかるアプローチは、色帯域において不整合が
生じたことから、特に、対象物のエッジでは、アーティ
ファクトをもたらすことになる。
対して演算した。原理上、カラー画像のモザイク解除
は、上述した方向性の平滑化を各色帯域(赤、緑、青)
に別個に適用することによって実行可能である。しかし
ながら、かかるアプローチは、色帯域において不整合が
生じたことから、特に、対象物のエッジでは、アーティ
ファクトをもたらすことになる。
【0027】画像のRGB表現ではなくYIQにおいて
平滑化計算を行うことによって、アーティファクトを軽
減することができる。YIQ表現において、Y成分は、
画像の輝度(強度・輝度)を表し、IおよびQの各成分
は、クロミナンスを表す。輝度・クロミナンス表現は、
相関されない色表現であるため、各色帯域を別個に処理
することができる。さらに、人間の視覚系は、クロミナ
ンス帯域(IQ)に比べて輝度帯域(Y)の高空間周波
数の方により敏感である。実際、クロミナンス帯域で
は、人間の視覚系は、低空間周波数に敏感であるだけに
過ぎない。
平滑化計算を行うことによって、アーティファクトを軽
減することができる。YIQ表現において、Y成分は、
画像の輝度(強度・輝度)を表し、IおよびQの各成分
は、クロミナンスを表す。輝度・クロミナンス表現は、
相関されない色表現であるため、各色帯域を別個に処理
することができる。さらに、人間の視覚系は、クロミナ
ンス帯域(IQ)に比べて輝度帯域(Y)の高空間周波
数の方により敏感である。実際、クロミナンス帯域で
は、人間の視覚系は、低空間周波数に敏感であるだけに
過ぎない。
【0028】YIQ表現は、単純な線形変換によりRG
B表現から計算が可能である。
B表現から計算が可能である。
【数3】
【0029】エッジ、ラインおよびテクスチャは、高周
波数で構成されるため、その外観は、主に輝度成分に左
右される。したがって、輝度帯域では等方性平滑化が行
われ、一方、輝度帯域には、方向性の平滑化が用いられ
る。等方性平滑化は、方向性平滑化が、エッジ等の高周
波数構造を保持しているときアーティファクトを実質的
に軽減する。本発明の好ましい実施形態において、等方
性平滑化は、ガウス核(Gaussian kernel)によるコンボ
ルーション(畳み込み)によりIおよびQの各帯域を平
滑化することによって提供される。ラプラシアンピラミ
ッドを生成するために使用される同一の核をここで利用
してもよい。
波数で構成されるため、その外観は、主に輝度成分に左
右される。したがって、輝度帯域では等方性平滑化が行
われ、一方、輝度帯域には、方向性の平滑化が用いられ
る。等方性平滑化は、方向性平滑化が、エッジ等の高周
波数構造を保持しているときアーティファクトを実質的
に軽減する。本発明の好ましい実施形態において、等方
性平滑化は、ガウス核(Gaussian kernel)によるコンボ
ルーション(畳み込み)によりIおよびQの各帯域を平
滑化することによって提供される。ラプラシアンピラミ
ッドを生成するために使用される同一の核をここで利用
してもよい。
【0030】このように、カラー画像をモザイク解除す
る本発明の好ましい実施形態は、本発明に係るモザイク
解除方法の好ましい実施形態のブロック図である図3に
示すように2つの経路がある。まず、原画像を補間して
31で示すように欠如した画素強度に始点値を与える。
次に、38で示すように、画像を輝度帯域Yと2つのク
ロミナンス帯域I、Qに分ける。輝度帯域は、上述の方
法または文献において周知の任意の方向性平滑化を用い
ることで方向性平滑化される。クロミナンス帯域は、3
8で示すように、ガウス核によるコンボルーションによ
り等方的に平滑化される。この結果得られた値を、39
で示すようにRGB表現に再び変換する。各帯域におい
て実際に測定されたこれらの位置における画素値は、3
6で示すように、その元の値にリセットされる。37で
示すように、この結果得られた画像が収束するまで、本
プロセスを反復する。
る本発明の好ましい実施形態は、本発明に係るモザイク
解除方法の好ましい実施形態のブロック図である図3に
示すように2つの経路がある。まず、原画像を補間して
31で示すように欠如した画素強度に始点値を与える。
次に、38で示すように、画像を輝度帯域Yと2つのク
ロミナンス帯域I、Qに分ける。輝度帯域は、上述の方
法または文献において周知の任意の方向性平滑化を用い
ることで方向性平滑化される。クロミナンス帯域は、3
8で示すように、ガウス核によるコンボルーションによ
り等方的に平滑化される。この結果得られた値を、39
で示すようにRGB表現に再び変換する。各帯域におい
て実際に測定されたこれらの位置における画素値は、3
6で示すように、その元の値にリセットされる。37で
示すように、この結果得られた画像が収束するまで、本
プロセスを反復する。
【0031】クロミナンス帯域における等方性平滑化を
輝度帯域における任意の補間方法と併用することで、エ
ッジの細目を保持しながらエッジにおいてアーティファ
クトを抑えることについて、現行のモザイク解除アルゴ
リズムを上回る改良を与えることに留意されたい。上述
した方向性平滑化技術は、輝度帯域において性能の改善
を果たし、このため、本発明の好ましい実施形態は両方
の技術を利用する。
輝度帯域における任意の補間方法と併用することで、エ
ッジの細目を保持しながらエッジにおいてアーティファ
クトを抑えることについて、現行のモザイク解除アルゴ
リズムを上回る改良を与えることに留意されたい。上述
した方向性平滑化技術は、輝度帯域において性能の改善
を果たし、このため、本発明の好ましい実施形態は両方
の技術を利用する。
【0032】RGBからYIQへの変換および平滑化演
算は、いずれも線形演算であることに留意されたい。し
たがって、RGB画像について演算する同様のアルゴリ
ズムを生成してもよい。かかるアルゴリズムは、各反復
において、RGBからYIQおよびその逆の変換の必要
をなくし、このため、本発明の方法を実践する計算プラ
ットフォームに対する計算の負荷を軽減する。
算は、いずれも線形演算であることに留意されたい。し
たがって、RGB画像について演算する同様のアルゴリ
ズムを生成してもよい。かかるアルゴリズムは、各反復
において、RGBからYIQおよびその逆の変換の必要
をなくし、このため、本発明の方法を実践する計算プラ
ットフォームに対する計算の負荷を軽減する。
【0033】本発明は、汎用コンピュータにおいて実施
することが好ましい。しかしながら、線形変換によりか
かる計算の負荷を軽減するために専用ハードウェアを有
する計算プラットフォームにおいて本発明を好適に実施
し得ることが上記から当業者には自明であろう。
することが好ましい。しかしながら、線形変換によりか
かる計算の負荷を軽減するために専用ハードウェアを有
する計算プラットフォームにおいて本発明を好適に実施
し得ることが上記から当業者には自明であろう。
【0034】本発明を各種変形し得ることが、上記の説
明および添付図面から当業者に明らかとなろう。したが
って、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ制
限されるべきである。
明および添付図面から当業者に明らかとなろう。したが
って、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ制
限されるべきである。
【図1】2×2パターンを繰り返す画像センサにより撮
像された典型的な画像に適用されるモザイク解除問題の
図示である。
像された典型的な画像に適用されるモザイク解除問題の
図示である。
【図2】本発明に係る単色帯域を有する画像に、欠如し
た画素値を当てはめる方法のフローチャートである。
た画素値を当てはめる方法のフローチャートである。
【図3】本発明に係るモザイク解除方法の好ましい実施
形態のフローチャートである。
形態のフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・ケレン イスラエル国36100, キルバット−ティ ボン, マーレ−ティボン, ゴメ 32
Claims (9)
- 【請求項1】 第1の二次元アレイのベクトルを含むフ
ルカラー画像を生成するためのデータ処理システムの演
算方法であって、 前記第1の二次元アレイのベクトルにおけるそれぞれの
ベクトルは、第1の強度値、第2の強度値、および第3
の強度値を含み、 それぞれの強度値は、前記第1の二次元アレイにおける
前記ベクトルの位置により決定される、前記フルカラー
画像内の位置における対応スペクトル帯域での前記フル
カラー画像の画素の強度をそれぞれ示し、 前記方法は、二次元アレイのスカラー量から前記第1の
二次元アレイのベクトルを生成し、 前記二次元アレイのスカラー量におけるそれぞれのスカ
ラー量は、前記第1の二次元アレイのベクトル中の前記
ベクトルのひとつに対応し、 前記スカラー量は、前記二次元アレイのベクトル中の対
応位置における前記第1、第2または第3の強度値のう
ちの1つを決定し、 前記方法は、残っている前記第1、第2および第3の強
度値を決定し、 (a) 前記スカラー量の1つにより決定されない、前
記第1の二次元アレイのベクトルにおける前記ベクトル
の前記成分のそれぞれにある値を割り当てるステップ
と、 (b) 輝度画像ならびに第1および第2のクロミナン
ス画像を前記第1の二次元アレイのベクトルから生成す
るステップと、ここで、輝度画像の各画素は、第1の二
次元アレイにおける対応画素からの光の強度により決定
され、前記第1および第2のクロミナンス画像の各画素
は、前記第1の二次元アレイにおける前記画素の色を表
し、 (c) 前記第1および第2のクロミナンス画像を等方
性ローパス空間フィルタによりフィルタリングして、第
1および第2のフィルタリング済みクロミナンス画像を
生成するステップと、 (d) 第2の二次元アレイのベクトルを、前記輝度画
像ならびに前記第1および第2のフィルタリング済みク
ロミナンス画像から生成するステップと、ここで、前記
第2の二次元アレイにおける各ベクトルは、第1、第2
および第3の強度値を含み、各強度値は、前記第1の二
次元アレイにおける前記ベクトルの位置により決定され
る、前記フルカラー画像内の位置における対応スペクト
ル帯域での前記フルカラー画像の画素の強度を表し、 (e) 前記第2の二次元アレイにおける各ベクトルの
成分を、前記二次元アレイのスカラー量における前記ス
カラー値に設定するステップと、 (f) 前記第1の二次元アレイのベクトルを前記第2
の二次元アレイのベクトルと交換するステップと、 (g) 上記ステップ(b)乃至(f)を繰り返すステ
ップと、を含む前記データ処理システムの演算方法。 - 【請求項2】 前記輝度画像における位置により変化す
る異方性を有するローパス空間フィルタにより該輝度画
像をフィルタリングするステップをさらに含み、該フィ
ルタリングは、前記第2の二次元アレイのベクトルの生
成に先立って適用されることを特徴とする、請求項1記
載のデータ処理システムの演算方法。 - 【請求項3】 前記輝度画像をフィルタリングする前記
ステップは、 異なる大きさのレベルにおける該輝度画像の情報をそれ
ぞれ表す複数の成分画像に該輝度画像を分解するステッ
プと、 前記成分画像における位置により変化する異方性を有す
るローパス空間フィルタを、該成分画像のそれぞれに適
用するステップと、 前記フィルタリング済み成分画像を結合して新たな輝度
画像を再生するステップと、ここで、該新たな輝度画像
が、上記ステップ(d)乃至(f)において該輝度画像
を置換し、 を含む、請求項2記載のデータ処理システムの演算方
法。 - 【請求項4】 前記輝度画像を分解する前記ステップ
は、該輝度画像からラプラシアンピラミッドを生成する
ことを含む、請求項3記載のデータ処理システムの演算
方法。 - 【請求項5】 前記フィルタの異方性は、前記輝度画像
での前記位置における該輝度画像の勾配により決定され
る、請求項2記載のデータ処理システムの演算方法。 - 【請求項6】 二次元アレイの画素値を含んでなる画像
を補間する方法であって、各画素値は該画像中の対応点
における該画像のための強度値を表し、該画像は1以上
の未知の画素値と既知の値を有する測定された画素値を
複数含んでなり、 (a) 前記未知の画素値のそれぞれにある値を割り当
てるステップと、 (b) 前記画像における位置により変化する異方性を
有するローパス空間フィルタにより該画像をフィルタリ
ングするステップと、 (c) それぞれの測定された画素値を前記既知の値に
リセットするステップと、 (d) 上記ステップ(a)乃至(c)を繰り返すステ
ップと、を含む画像補間方法。 - 【請求項7】 前記画像をフィルタリングする前記ステ
ップは、 各成分画像が異なる大きさにおける該画像の情報を表
す、複数の成分画像に該画像を分解するステップと、 前記成分画像での位置により変化する異方性を有するロ
ーパス空間フィルタを、該成分画像のそれぞれに適用す
るステップと、 前記フィルタリング済み成分画像を結合して新たな画像
を再生し、該新たな画像が、上記ステップ(c)乃至
(d)において該画像を置換するステップと、 を含む、請求項6記載の画像補間方法。 - 【請求項8】 前記画像を分解する該ステップは、前記
画像からラプラシアンピラミッドを生成することを含
む、請求項7記載の画像補間方法。 - 【請求項9】 前記フィルタの異方性は、前記画像での
前記位置における該画像の勾配により決定される、請求
項7記載の画像補間方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/303,772 US6404918B1 (en) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | Image demosaicing method utilizing directional smoothing |
US09/303772 | 1999-04-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000341707A true JP2000341707A (ja) | 2000-12-08 |
JP3663112B2 JP3663112B2 (ja) | 2005-06-22 |
Family
ID=23173620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000132821A Expired - Fee Related JP3663112B2 (ja) | 1999-04-30 | 2000-05-01 | 方向性平滑化演算を用いた画像のモザイク解除方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6404918B1 (ja) |
EP (1) | EP1050847A3 (ja) |
JP (1) | JP3663112B2 (ja) |
KR (1) | KR20010020797A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010033209A (ja) * | 2008-07-28 | 2010-02-12 | Hitachi Ltd | 画像信号処理装置、表示装置、録画再生装置、画像信号処理方法 |
US7684615B2 (en) | 2003-06-30 | 2010-03-23 | Nikon Corporation | Signal correcting method |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4077120B2 (ja) * | 1999-07-01 | 2008-04-16 | 富士フイルム株式会社 | 固体撮像装置および信号処理方法 |
JP4162111B2 (ja) * | 1999-07-27 | 2008-10-08 | 富士フイルム株式会社 | 画像処理方法および装置並びに記録媒体 |
US6625305B1 (en) * | 1999-08-16 | 2003-09-23 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Image demosaicing method |
JP4134456B2 (ja) * | 1999-09-17 | 2008-08-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 多色画像形成装置 |
US6809765B1 (en) * | 1999-10-05 | 2004-10-26 | Sony Corporation | Demosaicing for digital imaging device using perceptually uniform color space |
AUPQ377899A0 (en) * | 1999-10-29 | 1999-11-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Phase three kernel selection |
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