JP2000341419A - インターホン装置 - Google Patents

インターホン装置

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JP2000341419A
JP2000341419A JP11147792A JP14779299A JP2000341419A JP 2000341419 A JP2000341419 A JP 2000341419A JP 11147792 A JP11147792 A JP 11147792A JP 14779299 A JP14779299 A JP 14779299A JP 2000341419 A JP2000341419 A JP 2000341419A
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Japan
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iris
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JP11147792A
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English (en)
Inventor
Noboru Takada
登 高田
Shinji Nakamura
真二 中村
Yasushi Omura
裕史 大村
Hitoshi Sato
均 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11147792A priority Critical patent/JP2000341419A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 来訪者の人物を虹彩データから特定すること
により、セキュリティとしての安全性及び信頼性を向上
させる。 【解決手段】 屋外に設置された子機2のテレビカメラ
6より送られてきた来訪者の虹彩映像より来訪者の虹彩
データを作成し、この来訪者の虹彩データと、屋内に設
置された親機1のデータ記憶手段25に予め登録された
虹彩データとをCPU24により比較して、その比較結
果により来訪者の人物を特定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は来訪者の虹彩から入
手し作成した虹彩データを用いて、当該来訪者を特定す
るインターホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドアを開けずに来訪者と応対でき
るシステムとしてインターホン装置がある。このインタ
ーホン装置には、屋内に設置された親機と、屋外に設置
された子機などから構成されていて、来訪者が屋外の子
機を使用して、来訪したことを親機に通知することによ
り、親機と子機の間で通話ができるように構成されてお
り、玄関などのドアを開けずに来訪者と通話ができるた
め、セキュリティとしても広く使用されている。
【0003】また、近年では親機側にテレビモニタを、
そして子機側にテレビカメラを設置して、来訪者の映像
を親機のテレビモニタに写し出すようにしたインターホ
ン装置も実用化されており、映像から来訪者を特定する
ことができるため、通話のみのインターホン装置に比べ
て安全性がさらに向上している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、テレビカメラ
やテレビモニタを使用して来訪者の映像を親機側へ写し
出せるようにしても、来訪者の善し悪しの判断は人が映
像を見て行わなければならず、判断を誤ればセキュリテ
ィとして安全性が著しく損なわれるという問題点があっ
た。
【0005】本発明は、上記した問題点に着目してなさ
れたものであって、その目的とするところは、来訪者の
虹彩から入手し作成した虹彩データを用いて、当該来訪
者の特定を行い、セキュリティとしての安全性及び信頼
性を一段と向上させるインターホン装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るインターホン装置は、屋外に設置さ
れた子機より送られてきた来訪者の虹彩映像より来訪者
の虹彩データを作成し、この得られた来訪者の虹彩デー
タと予め登録された虹彩データとを比較して当該来訪者
の人物を特定するようにしたものである。
【0007】したがって、来訪者の映像より判断する場
合に比べて、来訪者の認識精度が格段に向上し、セキュ
リティとしての安全性及び信頼性を一段と向上させるこ
とができるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1の発明に係るインターホ
ン装置は、屋外に設置された子機のテレビカメラより送
られてきた来訪者の虹彩映像より当該来訪者の虹彩デー
タを作成する虹彩データ作成手段と、屋内に設置された
親機に設けられ且つ予め人の虹彩データを登録するデー
タ記憶手段と、虹彩データ作成手段により作成された来
訪者の虹彩データとデータ記憶手段に登録された虹彩デ
ータとを比較して、その比較結果により来訪者の人物を
特定する来訪者特定手段とを備えたものである。
【0009】かかる構成により、虹彩データ作成手段に
より来訪者の虹彩データを作成し、来訪者特定手段によ
り、来訪者の虹彩データと登録された虹彩データとを比
較して、その比較結果により来訪者の人物を特定するこ
とができる。このために、来訪者の映像より判断する場
合に比べて来訪者の認識精度が格段に向上し、セキュリ
ティとしての安全性及び信頼性を一段と向上させること
ができるようになる。例えば、一般家庭において、保
険、新聞、化粧品の勧誘等があり、うっかりドアを開け
ると、主婦や子供が対応できない状態もあるために、虹
彩認識によりセキュリティの確度を高くし、不要な人物
とはインターホーンでも会話しなくてもすむようにする
ことができる。
【0010】請求項2の発明に係るインターホン装置
は、請求項1に記載のインターホン装置において、来訪
者特定手段が特定した人物の来訪を音声により告げる音
声手段を親機に設けたものである。
【0011】かかる構成により、請求項1の発明の作用
効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、親機のモニ
タ画面を見なくても誰が来訪したかを確認することがで
きる。
【0012】請求項3の発明に係るインターホン装置
は、請求項1又は請求項2に記載のインターホン装置に
おいて、来訪者特定手段が特定した人物のうち入室を予
め許可する人物を設定する設定手段と、来訪者特定手段
により特定した人物が設定手段により設定した特定人物
と一致した場合にドアの錠を自動的に解錠する自動解錠
手段とを備えたものである。
【0013】かかる構成により、請求項1の発明の作用
効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、来訪者特定
手段により特定した人物が設定手段により設定した特定
人物と一致した場合に、自動解錠手段によりドアの錠を
自動的に解錠することができて、例えば、家族などが帰
宅した場合、鍵を使用せずに入室することが可能にな
る。
【0014】請求項4の発明に係るインターホン装置
は、請求項1に記載のインターホン装置において、来訪
者特定手段が特定した人物の来訪を音声により告げる親
機の音声手段と、来訪者特定手段が特定した人物のうち
入室を予め許可する人物を設定する設定手段と、来訪者
特定手段により特定した人物が前記設定手段により設定
した特定人物と一致した場合にドアの錠を遠隔操作によ
り解錠する遠隔解錠手段とを備えたものである。
【0015】かかる構成により、請求項1の発明の作用
効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、来訪者特定
手段が特定した人物の来訪を、親機の音声手段より音声
で室内者に知らしめ、当該人物が入室許可者である場合
に、すなわち、来訪者特定手段により特定した人物が設
定手段により設定した特定人物と一致した場合に、遠隔
解錠手段によりドアの錠を遠隔操作により解錠すること
ができる。このために、来訪者を入室させる場合、玄関
などに行くことなく、ドアの錠を解錠することができ
る。
【0016】請求項5の発明に係るインターホン装置
は、請求項1に記載のインターホン装置において、来訪
者特定手段が特定した人物のうち入室を予め許可する人
物を設定する設定手段を有し、来訪者特定手段により特
定した人物が設定手段により設定した特定人物と一致し
ない場合に、この人物が再来訪した際、この人物の来訪
した旨を音声により告げる音声手段を親機に設けたもの
である。
【0017】かかる構成により、請求項1の発明の作用
効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、来訪者特定
手段により特定された人物が再度来訪されたくない来訪
者である場合、この人物が再来訪した際、この人物の来
訪した旨を親機の音声手段より音声で室内者に知らしめ
ることができる。このために、再度来訪されたくない人
物と応対せずにすむようになる。
【0018】請求項6の発明に係るインターホン装置
は、請求項1に記載のインターホン装置において、来訪
者特定手段が特定した人物のうち入室を予め許可する人
物を設定する設定手段を有し、来訪者特定手段により特
定した人物が設定手段により設定した特定人物と一致し
ない場合に、この人物が再来訪した際、音声で前記人物
に来訪を断る音声手段を子機に設けたものである。
【0019】かかる構成により、請求項1の発明の作用
効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、来訪者特定
手段により特定された人物が再度来訪されたくない来訪
者である場合、この人物が再来訪した際、子機に設けた
音声手段により音声で人物に来訪を断ることができて、
再度来訪されたくない人物と応対せずにすむようにな
る。
【0020】請求項7の発明に係るインターホン装置
は、請求項5又は請求項6に記載のインターホン装置に
おいて、来訪者特定手段により特定した人物が設定手段
により設定した特定人物と一致しない場合に、この人物
が再来訪した際、人物の顔を録画する録画手段とを備え
たものである。
【0021】かかる構成により、請求項1の発明の作用
効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、来訪者特定
手段により特定された人物が再度来訪されたくない来訪
者である場合、この人物が再来訪した際、人物の顔を録
画手段により録画して、この人物の次の来訪に備えるこ
とができる。
【0022】請求項8の発明に係るインターホン装置
は、請求項1に記載のインターホン装置において、デー
タ記憶手段に虹彩データが登録されていない来訪者が来
訪した場合、その来訪者の虹彩データをデータ記憶手段
へ新たに登録し、来訪者の次回以降の訪問時に、この人
物が来訪した旨を親機の音声手段より音声で室内者に知
らしめるようにした。
【0023】かかる構成により、請求項1の発明の作用
効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、虹彩データ
のない来訪者が来訪した場合、来訪者の虹彩データをデ
ータ記憶手段へ登録(記憶)させて、この人物の次の来
訪に備えることができる。また、来訪者の虹彩データの
データ記憶手段への登録(記憶)とともに、家族の称呼
などの識別データを付与するようにすれば、後から虹彩
データに識別データを付与するなどの面倒な手間が省け
るようになる。
【0024】請求項9の発明に係るインターホン装置
は、請求項1乃至請求項8に記載のインターホン装置に
おいて、親機に設けられたテンキーの番号に特定の呼称
を付した虹彩データ記憶モードを有し、この虹彩データ
記憶モードの設定で虹彩データの登録を行うようにした
ものである。
【0025】かかる構成により、請求項1の発明の作用
効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、虹彩データ
の記憶モードに設定することにより、虹彩データがテン
キーにより簡単に入力できるようになる。
【0026】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て詳述する。
【0027】図1は本発明に係るインターホン装置の実
施の形態例の構成図、図2は同インターホン装置の回路
を示すブロック図である。
【0028】これら図において1は家庭などの屋内に設
置された親機であり、2は玄関などの屋外に設置された
子機である。そして、これら親機1と子機2との間は通
信回線3により接続されている。親機1には、子機2と
通話するハンドセット4と、子機2側と通信を行うため
の操作などを行うテンキー5と、子機2に設けられたテ
レビカメラ6が撮影した映像を写し出すテレビモニタ7
と、音声を拡声するスピーカ(音声手段)8と、玄関な
どのドアの錠(図示せず)を解錠する解錠ボタン9とが
設けられている。
【0029】また、子機2にはテレビカメラ6の他に、
親機1側と通話するためのスピーカ(音声手段)10や
マイクロホン(音声手段)11、親機1を呼び出す呼び
出しボタン12などが設けられていると共に、親機1側
には遠隔操作(リモートコントロール)でドアの錠を解
錠及び施錠できる施解錠送信機13が付属されている。
【0030】また、図2に示すように子機2内にはテレ
ビカメラ6が撮影した映像を画像処理する画像処理手段
15と、親機1と通話する音声を処理する音声処理手段
16とが設けられていて、これら処理手段15,16に
より処理された信号は、伝送回路17より通信回線3を
経由して親機1へ伝送される。
【0031】また、図2に示すように、親機1は、通信
回線3により子機2から伝送されてきた信号を取り込む
伝送回路18を有していて、この伝送回路18に、子機
2より送られてきた来訪者の虹彩映像から来訪者の虹彩
データを作成する虹彩データ作成手段である虹彩データ
処理手段19と、子機2より送られてきた映像を画像処
理してテレビモニタ7に写し出し且つ訪問者の顔を録画
する画像処理手段(録画手段)20と、子機2より送ら
れてきた音声信号を処理してスピーカ8ヘ出力したり、
マイクロホン11より取込んだ音声を処理して子機2側
へ送信する音声処理手段21と、施解錠送信機13から
の電波を受信する受信機22などが設けられている。
【0032】そして、前記音声処理手段21には音声合
成手段21aが設けられていて、合成した音声により不
在などのアナウンスを子機2側へ伝送できるようになっ
ている。
【0033】さらに、前記親機1内には、虹彩データ処
理手段19が作成した虹彩データより来訪者を認定した
り、音声処理手段21や受信機22の動作を制御するC
PU24が設けられている。また、CPU24には、予
め知人や来訪者、家族などから採取した虹彩データが登
録(記憶)されたデータ記憶手段(メモリ)25が接続
されている。
【0034】そして、CPU24は、虹彩データ処理手
段19により作成された虹彩データと、データ記憶手段
25に登録された虹彩データとを比較して、その比較結
果により来訪者の人物を特定する来訪者特定手段を構成
している。
【0035】また、CPU24は、来訪者特定手段が特
定した人物のうち入室を予め許可する人物を設定する設
定手段と、来訪者特定手段により特定した人物が設定手
段により設定した特定人物と一致した場合にドアの錠を
自動的に解錠する自動解錠手段(解錠ボタン9の制御操
作部)と、来訪者特定手段により特定した人物が設定手
段により設定した特定人物と一致した場合にドアの錠を
遠隔操作により解錠する遠隔解錠手段(施解錠送信機1
3の制御操作部)とを備えている。
【0036】次に、上記のように構成されたインターホ
ン装置の作用を説明する。来訪者が屋外に設置された子
機2の呼び出しボタン12を押して親機1を呼び出し、
親機1と通話すべく子機2のマイクロホン11に顔を近
づけると、子機2に設けられたテレビカメラ6が来訪者
の顔(虹彩映像を含む)を撮像して、画像処理手段15
により画像処理した後、通信回線3を経由して親機1へ
映像信号を伝送する。
【0037】親機1は、子機2より伝送されてきた映像
信号を虹彩データ処理手段19へ取込んで、来訪者の虹
彩映像から虹彩データを作成し、CPU24へ出力す
る。CPU24は虹彩データ処理手段19より入力され
た虹彩データと、予めデータ記憶手段25に登録されて
いる虹彩データとを比較し、来訪者を特定する。
【0038】すなわち、予めデータ記憶手段25に登録
されている虹彩データには、虹彩データ記憶モードで名
前などの識別データがテンキー5により登録されている
ため、来訪者の虹彩データとデータ記憶手段25に登録
されている虹彩データが一致する場合は、その識別デー
タを呼び出し、親機1のスピーカ8より音声で出力され
る。例えば、識別データが名前の場合は、親機1のスピ
ーカ8より来訪者の名前が音声で出力される。
【0039】これによって親機1で来訪者と応対する人
は、来訪者の名前を確認してから、ハンドセット4によ
り来訪者と通話ができるため、来訪者に失礼のない対応
が可能になる。
【0040】また、来訪者の入室を許可する場合は、施
解錠ボタン9を押すか、施解錠送信機13を操作してド
アの錠を解錠することにより、来訪者の入室を許可する
ことができる。また、一般家庭において、保険、新聞、
化粧品の勧誘等があり、うっかりドアを開けると、主婦
や子供が対応できない状態もあるために、虹彩認識によ
りセキュリティの確度を高くし、不要な人物とはインタ
ーホーンでも会話しなくてもすむようにすることができ
る。
【0041】また、設定手段により予め特定人物の入室
を許可するように設定しておけば、CPU24が人物を
特定すると同時に、ドアの錠が自動的に解錠される。
【0042】すなわち、来訪者特定手段により特定した
人物が設定手段により設定した特定人物と一致した場合
に、自動解錠手段によりドアの錠が自動的に解錠され
る。このために、家族などが帰宅した場合、鍵を使用せ
ずに入室することが可能になる。
【0043】また、施解錠送信機13を使用することに
より、親機1より離れた場所でも、ドアの錠を解錠する
ことができる。
【0044】すなわち、来訪者特定手段が特定した人物
の来訪を、親機1の音声手段より音声で室内者に知らし
め、当該人物が入室許可者である場合に、すなわち、来
訪者特定手段により特定した人物が設定手段により設定
した特定人物と一致した場合に、遠隔解錠手段(施解錠
送信機13の制御操作部)でドアの錠を遠隔操作により
解錠することができる。このために、来訪者を入室させ
る場合、玄関などに行くことなく、ドアの錠を解錠する
ことができる。
【0045】また、来訪者の虹彩データが予めデータ記
憶手段25に登録(記憶)されていない場合は、来訪者
との通話と、テレビモニタ7に写し出される映像から来
訪者の認定を行うことになるが、来訪者に再度来訪して
欲しくないときには、虹彩データ記憶モードにして、テ
ンキー5よりその旨を入力する。
【0046】これによってCPU24は、来訪者の虹彩
データと顔の映像を来訪拒否データとしてデータ記憶手
段25に登録するため、以後、その来訪者が来訪した場
合、音声合成手段21aより「ただいま留守にしていま
す」などのアナウンスが子機2へ送られるようになる。
【0047】これによって、来訪されたくない人物との
応対の手間が省けると共に、自動応対したにもかかわら
ず、子機2を操作したりする人に対しては、CPU24
が不審者と判別するため、予め不審者の場合は、スピー
カ8より不審者がいることを通知するように設定してお
くことにより、電話などによって不審者がいることを警
察などに連絡することができるなど、セキュリティシス
テムとしての安全性及び信頼性が一段と向上する。
【0048】また、親機1は、来訪者特定手段により特
定した人物が設定手段により設定した特定人物と一致し
ない場合に、この人物が再来訪した際、この人物の来訪
した旨を音声により告げる音声手段を有するために、来
訪者特定手段により特定された人物が再度来訪されたく
ない来訪者である場合、この人物が再来訪した際、この
人物の来訪した旨を親機の音声手段より音声で室内者に
知らしめることができる。このために、再度来訪された
くない人物と応対せずにすむようになる。
【0049】また、子機2は、来訪者特定手段により特
定した人物が設定手段により設定した特定人物と一致し
ない場合に、この人物が再来訪した際、音声で人物に来
訪を断る音声手段を有するために、来訪者特定手段によ
り特定された人物が再度来訪されたくない来訪者である
場合、この人物が再来訪した際、子機に設けた音声手段
により音声で人物に来訪を断ることができて、再度来訪
されたくない人物と応対せずにすむようになる。
【0050】また、別の使用方法としては、予め家族の
虹彩データを採取する際、虹彩データとともに虹彩デー
タ記憶モードで家族の呼称などを識別データとして登録
しておく。
【0051】これによって、家族が帰宅して子機2の前
に立つと、子機2より送られる映像より虹彩データが作
成された後、CPU24によりデータ記憶手段25に登
録されている虹彩データと比較され、帰宅した家族が例
えば父と認定されると、親機1のスピーカ8より「お父
さんが帰宅しました」とのアナウンスが出力されるた
め、屋内にいる家族はハンドセット4を取って通話する
ことなく、家族の帰宅が確認でき、施解錠ボタン9によ
りドアの錠を解錠することにより、帰宅した家族は鍵を
使用せずに入室することができるようになる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るイン
ターホン装置によれば、虹彩データ作成手段により来訪
者の虹彩データを作成し、来訪者特定手段により、作成
した虹彩データと記憶された虹彩データとを比較して、
その比較結果により来訪者の人物を特定することができ
る。このために、来訪者の映像より判断する場合に比べ
て来訪者の認識精度が格段に向上し、セキュリティとし
ての安全性及び信頼性を一段と向上させることができる
ようになる。例えば、一般家庭において、保険、新聞、
化粧品の勧誘等があり、うっかりドアを開けると、主婦
や子供が対応できない状態もあるために、虹彩認識によ
りセキュリティの確実度を高くし、不要な人物とはイン
ターホーンでも会話しなくてもすむようにすることがで
きる。
【0053】また、本発明に係るインターホン装置によ
れば、来訪者特定手段が特定した人物の来訪を、親機の
音声手段より音声で室内者に知らしめるようにすること
により、親機のモニタ画面を見なくても、誰が来訪した
かを確認することができる。
【0054】また、本発明に係るインターホン装置によ
れば、来訪者特定手段により特定した人物が設定手段に
より設定した特定人物と一致した場合に、ドアの錠を自
動的に解錠することにより、家族などが帰宅した場合、
鍵を使用せずに入室することが可能になる。
【0055】また、本発明に係るインターホン装置によ
れば、来訪者特定手段が特定した人物の来訪を、親機の
音声手段より音声で室内者に知らしめるようにして、当
該人物が入室許可者である場合に、ドアの錠を遠隔操作
により解錠するようにすることにより、来訪者を入室さ
せる場合、玄関などに行くことなく、ドアの錠を解錠す
ることができる。
【0056】また、本発明に係るインターホン装置によ
れば、来訪者特定手段により特定された人物が再度来訪
されたくない来訪者である場合、この人物が再来訪した
際、この人物の来訪した旨を親機の音声手段より音声で
室内者に知らしめるようにすることにより、再度来訪さ
れたくない人物と応対せずに、来訪者の来訪を室内者に
知らしめることができる。
【0057】また、本発明に係るインターホン装置によ
れば、来訪者特定手段により特定された人物が再度来訪
されたくない来訪者である場合、この人物が再来訪した
際、子機に設けた音声手段により音声で前記人物に来訪
を断るようにすることにより、再度来訪されたくない人
物と応対せずに、この人物の来訪を断ることができる。
【0058】また、本発明に係るインターホン装置によ
れば、来訪者特定手段により特定された人物が再度来訪
されたくない来訪者である場合、この人物が再来訪した
際、前記人物の顔を録画するようにすることにより、再
度来訪されたくない人物の顔を録画して、この人物の次
の来訪に備えることができる。
【0059】また、本発明に係るインターホン装置によ
れば、虹彩データ記憶手段に虹彩データが記憶されてい
ない来訪者が来訪した場合、その来訪者の虹彩データを
虹彩データ記憶手段へ新たに記憶し、来訪者の次回以降
の訪問時に、この人物が来訪した旨を親機の音声手段よ
り音声で室内者に知らしめるようにすることにより、虹
彩データのない来訪者が来訪した場合、来訪者の虹彩デ
ータをデータ記憶手段へ記憶させて、この人物の次の来
訪に備えることができる。また、来訪者の虹彩データの
データ記憶手段への記憶とともに、識別データを付与す
るようにすれば、後から虹彩データに識別データを付与
するなどの面倒な手間が省けるようになる。
【0060】また、本発明に係るインターホン装置によ
れば、親機に設けられたテンキーの番号に特定の呼称を
付した虹彩データ記憶モードを有し、この虹彩データ記
憶モードの設定で虹彩データの登録を行うようにしたこ
とにより、虹彩データ記憶モードに設定することによ
り、虹彩データがテンキーにより簡単に入力できるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインターホン装置の実施の形態例
の構成図
【図2】同インターホン装置の回路を示すブロック図
【符号の説明】
1 親機 2 子機 3 通信回線 4 ハンドセット 5 テンキー 6 テレビカメラ 7 テレビモニタ 8 スピーカ(音声手段) 9 解錠ボタン 10 スピーカ(音声手段) 11 マイクロホン(音声手段) 12 呼び出しボタン 13 施解錠送信機 15 画像処理手段 16 音声処理手段 17 伝送回路 18 伝送回路 19 虹彩データ処理手段(虹彩データ作成手段) 20 画像処理手段 21 音声処理手段 21a 音声合成手段 22 受信機 24 CPU(来訪者特定手段)(設定手段)(自動
解錠手段)(遠隔解錠手段) 25 データ記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大村 裕史 石川県金沢市彦三町二丁目1番45号 株式 会社松下通信金沢研究所内 (72)発明者 佐藤 均 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K038 AA05 AA06 CC02 DD15 DD16 DD23 FF01 FF04 GG00 GG03 GG06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外に設置された子機のテレビカメラよ
    り送られてきた来訪者の虹彩映像より当該来訪者の虹彩
    データを作成する虹彩データ作成手段と、 屋内に設置された親機に設けられ且つ予め人の虹彩デー
    タを登録するデータ記憶手段と、 前記虹彩データ作成手段により作成された前記来訪者の
    前記虹彩データと前記データ記憶手段に登録された前記
    虹彩データとを比較して、その比較結果により前記来訪
    者の人物を特定する来訪者特定手段とを備えたことを特
    徴とするインターホン装置。
  2. 【請求項2】 来訪者特定手段が特定した人物の来訪を
    音声により告げる音声手段を親機に設けた請求項1に記
    載のインターホン装置。
  3. 【請求項3】 来訪者特定手段が特定した人物のうち入
    室を予め許可する人物を設定する設定手段と、前記来訪
    者特定手段により特定した人物が前記設定手段により設
    定した特定人物と一致した場合にドアの錠を自動的に解
    錠する自動解錠手段とを備えた請求項1又は請求項2に
    記載のインターホン装置。
  4. 【請求項4】 来訪者特定手段が特定した人物の来訪を
    音声により告げる親機の音声手段と、前記来訪者特定手
    段が特定した人物のうち入室を予め許可する人物を設定
    する設定手段と、前記来訪者特定手段により特定した人
    物が前記設定手段により設定した特定人物と一致した場
    合にドアの錠を遠隔操作により解錠する遠隔解錠手段と
    を備えた請求項1に記載のインターホン装置。
  5. 【請求項5】 来訪者特定手段が特定した人物のうち入
    室を予め許可する人物を設定する設定手段を有し、前記
    来訪者特定手段により特定した人物が前記設定手段によ
    り設定した特定人物と一致しない場合に、この人物が再
    来訪した際、この人物の来訪した旨を音声により告げる
    音声手段を親機に設けた請求項1に記載のインターホン
    装置。
  6. 【請求項6】 来訪者特定手段が特定した人物のうち入
    室を予め許可する人物を設定する設定手段を有し、前記
    来訪者特定手段により特定した人物が前記設定手段によ
    り設定した特定人物と一致しない場合に、この人物が再
    来訪した際、音声で前記人物に来訪を断る音声手段を子
    機に設けた請求項1に記載のインターホン装置。
  7. 【請求項7】 来訪者特定手段により特定した人物が設
    定手段により設定した特定人物と一致しない場合に、こ
    の人物が再来訪した際、前記人物の顔を録画する録画手
    段を備えた請求項5又は請求項6に記載のインターホン
    装置。
  8. 【請求項8】 データ記憶手段に虹彩データが登録され
    ていない来訪者が来訪した場合、その来訪者の虹彩デー
    タを前記データ記憶手段へ新たに登録し、前記来訪者の
    次回以降の訪問時に、この人物が来訪した旨を親機の音
    声手段より音声で室内に知らしめるようにした請求項1
    に記載のインターホン装置。
  9. 【請求項9】 親機に設けられたテンキーの番号に特定
    の呼称を付した虹彩データ記憶モードを有し、この虹彩
    データ記憶モードの設定で虹彩データの登録を行うよう
    にした請求項1乃至請求項8に記載のインターホン装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003114923A (ja) * 2001-10-02 2003-04-18 Oki Electric Ind Co Ltd 訪問者認証システム
JP2014506034A (ja) * 2011-11-10 2014-03-06 ムーン チョ,ヒー ドアロック装置

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