JP2000341189A - 建屋内無電源電波中継器 - Google Patents

建屋内無電源電波中継器

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JP2000341189A
JP2000341189A JP14584299A JP14584299A JP2000341189A JP 2000341189 A JP2000341189 A JP 2000341189A JP 14584299 A JP14584299 A JP 14584299A JP 14584299 A JP14584299 A JP 14584299A JP 2000341189 A JP2000341189 A JP 2000341189A
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JP
Japan
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side antenna
radio wave
base station
electric field
building
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Application number
JP14584299A
Other languages
English (en)
Inventor
Norikazu Yamagishi
令和 山岸
Kazuyuki Ogata
一幸 尾形
Tadahiko Akinaga
孚彦 秋永
Mutsuharu Takesada
睦治 武貞
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Electronics Services Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Electronics Services Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相互に通信しようとする2個所のうち、少な
くとも一方の部屋が、そのままでは無線通信用電波を遮
蔽して交信不能にする電波遮蔽物に囲まれている場合で
も、遮蔽物に防げられずに無線通信を可能にするととも
に、複数の基地局であっても最大ゲインを得ることがで
きる建屋内無電源電波中継器を提供する。 【解決手段】 複数の基地局11と交信する基地局側ア
ンテナ部4と、弱電界側と交信する弱電界側アンテナ部
5と、基地局側アンテナ4と弱電界側アンテナ5とを接
続するケーブル6と、を具備する建屋内無電源電波中継
器において、基地局側アンテナ部4は、複数個のアンテ
ナ素子41を備える。基地局側アンテナ部4は、弱電界
側アンテナ部5のインピーダンスにマッチングするため
の回路42を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建屋内無電源電波
中継器であり、特に電波を遮蔽する床、鉄壁、間仕切、
金属ドア等を有する大きなビルディング内で、少なくと
も一方が移動する2者間で無線通信を行う際に、電波遮
蔽物の存在に関係なく無線通信を可能とするために建内
で使用することができる無電源電波中継器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年益々大型な建物が建てられ、その内
部で多数の情報処理装置又はOA機器を相互に結合させ
所謂システムにして使用する例が増えてきたが、これら
の装置又は機器よりなるシステムは、常に注意深く保守
して、良好な稼動状態を保持させなければならない。
【0003】上記保守作業では、例えば、据付時の現場
調整を始め、障害対策等の際、保守作業者が複数個所そ
れぞれに居て相互に連絡を取りながら作業しなければな
らないことが多い。このような場合に、既設の建屋内の
電話施設を利用できる場合も有るが、電話を設置してい
ない個所もあるし、他の業務のために設置した電話を保
守作業のために専用することは、たとえ一時的にせよ不
可能な場合も多い。したがって、保守作業者は、不特定
の複数個所の間で相互に連絡する必要があるから、それ
ぞれ、専用の無線通信機によって連絡をとるようにする
ことが望ましい。通常、この目的には、電波法上、簡易
無線と分類され、例えば150MHz帯や450MHz
帯で、地区ごとに、互いに送受する少数の固定、移動無
線の組に対して、無線従事者の視覚がなくても認可され
る代りに、空中線電力や空中線高さ、その他、通話時間
等に、電波を共同で効率的に利用するために種々の規制
を受ける方式の無線通信機が適当と思われる。
【0004】しかし、今日の建物中にある鉄骨や鉄筋が
埋め込まれたコンクリートの厚い床面や壁面は電波を殆
ど通さないし、移設可能な仕切壁も、遮音等のために床
から天井まで密閉している場合等は、材料として、通
常、鋼板を用いているためもあって電波を遮蔽する。通
常のガラス窓は比較的電波を良く通過させるので、建屋
内の外部に面する部屋同士では、遠く離れた階の間で
も、近くに隣接する建屋との間でも、無線交信可能であ
るが、建屋内部の壁面、金属製仕切壁等に囲まれた部屋
の間では、これらの電波遮蔽物によって減衰し、簡易無
線では通信不能となる。なお、用途から考えても判るよ
うに、高性能でも大きく重い無線装置は、このような目
的には使用し難く、無線通信装置自体の性能改善では解
決し難い。
【0005】また、携帯電話システムでは、複数の会社
がそれぞれのシステムを構築しているため、基地局は複
数の場所に設置されている。そのため、基地局と交信す
る建屋内無電源電波中継器の基地局側アンテナ部に要求
される性能は、指向性と複数の基地局との良好な交信で
あり、1つのアンテナ素子によっては達成することが難
しいという問題が生じている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、相互
に通信しようとする2個所のうち、少なくとも一方の部
屋が、そのままでは無線通信用電波を遮蔽して交信不能
にする電波遮蔽物に囲まれている場合でも、遮蔽物に防
げられずに無線通信を可能にするとともに、複数の基地
局であっても最大ゲインを得ることができる建屋内無電
源電波中継器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の基地局
と交信する基地局側アンテナ部と、弱電界側と交信する
弱電界側アンテナ部と、基地局側アンテナと弱電界側ア
ンテナとを接続するケーブルと、を具備する建屋内無電
源電波中継器において、基地局側アンテナ部は、複数個
のアンテナ素子を備える建屋内無電源電波中継器であ
る。
【0008】また、本発明は、アンテナ素子は、指向性
を有する建屋内無電源電波中継器である。
【0009】そして、本発明は、基地局側アンテナ部
は、弱電界側アンテナ部のインピーダンスにマッチング
するための回路を備える建屋内無電源電波中継器であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の発明の実施の形態を説明
する。本発明の建屋内無電源電波中継器の一実施例につ
いて、図1〜図2を用いて説明する。図1は、実施例の
建屋内無電源電波中継器の使用例の説明図である。図2
は、実施例の建屋内無電源電波中継器の構造の説明図で
ある。
【0011】実施例を説明する。本実施例の無電源電波
中継器3は、図1に示すように、複数の携帯電話の基地
局11a〜11c又は建屋2内の通信相手22からの無
線電波を中継することにより、遮蔽物に囲まれた建屋2
内の使用者21でも交信可能とすることができる。各基
地局11a〜11cとの交信には、例えばPHSシステ
ムでは、1875〜1917MHzの周波数が使用され
る。
【0012】本実施例の建屋内無電源電波中継器3は、
図2に示すように、基地局側アンテナ部4と、弱電界ア
ンテナ部5と、ケーブル6とからなる。基地局側アンテ
ナ部4は、複数個のアンテナ素子41a〜41dと、マ
ッチング回路42a〜42cとを備えている。各アンテ
ナ素子41a〜41dは、指向性を有しており、そし
て、それぞれ基地局11a〜11c又は建屋2内の通信
相手22の方向に向いている。マッチング回路42a〜
42cは、例えば所定値のインピーダンスからなり、ア
ンテナ素子41a〜41dについて、弱電界側アンテナ
のインピーダンス、例えば50Ω、にマッチングするよ
う調整している。そのため、基地局側アンテナ部4は、
複数の基地局11a〜11c又は通信相手22からの電
波をすべて良好に受信することができる。弱電界側アン
テナ部5は、基地局側アンテナ部4が受信した電波を、
弱電界側に放射する。ケーブル6は、基地局側アンテナ
4と弱電界側アンテナ5とを接続している。
【0013】本実施例の建屋内無電源電波中継器3は、
簡単な構造であり、そして、建屋内で弱電波の場所であ
っても、そして、複数の基地局からの電波をすべて良好
に交信することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、相互に通信しようとす
る2個所のうち、少なくとも一方の部屋が、そのままで
は無線通信用電波を遮蔽して交信不能にする電波遮蔽物
に囲まれている場合でも、遮蔽物に防げられずに無線通
信を可能にするとともに、複数の基地局であっても最大
ゲインを得ることができる建屋内無電源電波中継器を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の建屋内無電源電波中継器の使用例の説
明図。
【図2】実施例の建屋内無電源電波中継器の構造の説明
図。
【符号の説明】
11 基地局 2 建屋 21 使用者 22 建屋内の通信相手 3 建屋内無電源電波中継器 4 基地局側アンテナ部 41 アンテナ素子 42 マッチング回路 5 弱電波側アンテナ部 6 ケーブル
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月30日(2000.3.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の基地局
と交信する基地局側アンテナ部と、弱電界側と交信する
弱電界側アンテナ部と、基地局側アンテナと弱電界側ア
ンテナとを接続するケーブルと、を具備する建屋内無電
源電波中継器において、基地局側アンテナ部は、複数個
、指向性を有するアンテナ素子を備える建屋内無電源
電波中継器である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、本発明は、アンテナ素子は、基地局
の方向又は建屋内の方向に向いている建屋内無電源電波
中継器である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋永 孚彦 神奈川県横浜市戸塚区品濃町504番地2 日立電子サービス株式会社内 (72)発明者 武貞 睦治 神奈川県横浜市戸塚区品濃町504番地2 日立電子サービス株式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA01 AA22 EE02 EE06 EE10 KK02 KK03 5K072 AA01 AA29 BB25 BB27 CC33 DD11 DD16 GG02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局と交信する基地局側アンテ
    ナ部と、弱電界側と交信する弱電界側アンテナ部と、基
    地局側アンテナと弱電界側アンテナとを接続するケーブ
    ルと、を具備する建屋内無電源電波中継器において、 基地局側アンテナ部は、複数個のアンテナ素子を備える
    ことを特徴とする建屋内無電源電波中継器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建屋内無電源電波中継器
    において、 アンテナ素子は、指向性を有することを特徴とする建屋
    内無電源電波中継器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の建屋内無電源電
    波中継器において、 基地局側アンテナ部は、弱電界側アンテナ部のインピー
    ダンスにマッチングするための回路を備えることを特徴
    とする建屋内無電源電波中継器。
JP14584299A 1999-05-26 1999-05-26 建屋内無電源電波中継器 Pending JP2000341189A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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