JP2000340040A - 波付き鋼管外装ケーブル - Google Patents

波付き鋼管外装ケーブル

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JP2000340040A
JP2000340040A JP11149183A JP14918399A JP2000340040A JP 2000340040 A JP2000340040 A JP 2000340040A JP 11149183 A JP11149183 A JP 11149183A JP 14918399 A JP14918399 A JP 14918399A JP 2000340040 A JP2000340040 A JP 2000340040A
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JP
Japan
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steel pipe
corrugated steel
corrugated
cable
steel tube
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JP11149183A
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Takashi Mori
隆司 森
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波付き鋼管の外表面にアスファルト塗装をせ
ず、波付き鋼管の内側に気化性防錆紙を嵌装させなくて
も十分な防錆性を得られ、温度上昇することによるアス
ファルトの軟化及び流出をなくし、外部温度の状況や波
付き鋼管外装ケーブルの布設の方向に関わりなく使用す
ることができるようにし、端末処理に当たって波付き鋼
管を取り外すときに気化性防錆紙がケーブル線心・波付
き鋼管の間に詰まって作業性を損なうことがないように
する。 【解決手段】 Niを含み、残部がFeと、Cr以外の
金属元素とによって構成される内層部材と,Niを含
み、残部がFeと、Cr以外の金属元素とによって構成
され前記内層部材とは配合組成を異にする表層部材とを
連続鋳造で製造した複層鋳片を板状に圧延加工してなる
鋼帯を波付き加工してケーブル線心の上に外装して構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル線心の上
に波付き鋼管を施してなる波付き鋼管外装ケーブルに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、送電線からの電磁界の影響の防
止、ケーブル線心を外部からの衝撃に対する保護、風雨
に晒されることに対する電線・ケーブルの導体の腐食を
防止するため、あるいは、ケーブルを地中に直接埋設す
る際の外傷防止のために、ケーブル線心の上に保護用と
して鋼管を、さらに可撓性を持たせるために波付き鋼管
を外装することが行われている。このように波付き鋼管
の外装された波付き鋼管外装ケーブルは、一般の深絞り
用鋼材を加工して、波付き鋼管を製造していた。このよ
うなケーブル線心の上に鋼帯等の波付き鋼管を施してな
る波付き鋼管外装ケーブルにおいては、波付き鋼管外装
に対して何等の防錆処理が施されていないと、その波付
き鋼管が腐食して、機械的な保護強度が劣化し、波付き
鋼管外装ケーブルの本来の要求特性が満たされなくなる
ため、波付き鋼管に対して防錆処理を施すことが不可欠
となる。防錆性を有する材料としてステンレスやアルミ
ニウムがあるが、ステンレスは通常11%以上のCrを
含有しているため耐食性に優れるが硬度が高いため波付
き管に加工する加工性が悪く、アルミニウムは硬度が低
く十分な強度が得られないためケーブルを保護する波付
き管としては適さない。さらに、ステンレスは、コスト
が高く、ケーブル全体のコストを押し上げることになり
適当でない。
【0003】そこで、従来は、波付き管に鋼を用いてい
る。この従来の波付き鋼管外装ケーブルは、図2に示す
如き構成を有している。すなわち、波付き鋼管外装ケー
ブル1は、中空な管の波付き鋼管2を有している。この
波付き鋼管2内には、気化性防錆紙3が嵌装されてお
り、この気化性防錆紙3の中には、ケーブル線心(図示
していない)が収容されている。このケーブルは、詳細
な図示はしていないが、銅又は銅合金によって構成され
る導体の上にポリエチレン等の合成樹脂によって構成さ
れる絶縁体を被覆した電線を複数本撚り合わせ、この電
線の撚り合わせ面の凹凸を整形するためのジュート等の
介在物を充填し、その外表面に押え巻きテープを巻き付
け、さらに、その巻き付けた押え巻きテープの上にゴム
又は合成樹脂製のシースを被覆して構成されている。
【0004】このような波付き鋼管外装ケーブル1は、
このままの状態で直埋すると、外部から湿気を受け波付
き鋼管2の外周面が腐食する。そこで、波付き鋼管外装
ケーブル1の波付き鋼管2の外周面には、防湿材料4が
塗布されている。この防湿材料4は、アスファルトによ
って構成されている。この波付き鋼管2の外周面に防湿
材料4を塗装し、このアスファルトを塗装後にビニル混
和物などのシース5が施されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
波付き鋼管外装ケーブル1は、ケーブル温度及び外部温
度が上昇すると、波付き鋼管2の外周面に塗布されてい
る防湿材料4(アスファルト)が軟化し、ケーブル温度
及び外部温度の上昇如何によってはケーブル端末から流
出することがあり、ケーブル温度や外部温度が上昇する
場所ではケーブルを垂直に布設することができないとい
う問題を有している。
【0006】さらに、従来の波付き鋼管外装ケーブル1
は、波付き鋼管2内に気化性防錆紙3を嵌装しているた
め、端末処理に当たって波付き鋼管2を取り外すときに
気化性防錆紙3がケーブル線心と波付き鋼管2の間に詰
まり、作業性を損なうという問題を有している。
【0007】本発明の目的は、波付き鋼管の外表面にア
スファルト塗装をせず、波付き鋼管の内側に気化性防錆
紙を嵌装させなくても十分な防錆性を得られ、温度上昇
することによるアスファルトの軟化及び流出をなくし、
外部温度の状況や波付き鋼管外装ケーブルの布設の方向
に関わりなく使用することができるようにし、端末処理
に当たって波付き鋼管を取り外すときに気化性防錆紙が
ケーブル線心・波付き鋼管の間に詰まって作業性を損な
うことがないようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の波付き鋼管外装ケーブルは、Ni
を含み、残部がFeと、Cr以外の金属元素とによって
構成される鋼帯を波付き加工して波付き鋼管を形成し、
この波付き鋼管をケーブル線心の上に外装して構成した
ものである。このような波付き鋼管は、自らが腐食によ
り生成した錆が緻密な錆層を形成し以後の腐食を抑制す
る作用を有しており、ステンレス鋼、アルミ鋼を用いな
くても、波付き鋼管そのものに十分な防錆性を持たせる
ことができる。この波付き鋼管は、通常の波付き鋼管の
製造方法と同様の方法で製造ができ、Niを含み、残部
がFeと、Cr以外の金属元素とによって構成される板
状の鋼帯を円筒形に成形加工し、円筒形に成形加工した
後、イナートガスアーク溶接法によって溶接し、溶接
後、深絞り加工でスパイラル状の波付けを行い製造して
いる。したがって、請求項1に記載の波付き鋼管外装ケ
ーブルによると、波付き鋼管の外表面にアスファルト塗
装をせず、波付き鋼管の内側に気化性防錆紙を嵌装させ
なくても十分な防錆性を得られ、温度上昇することによ
るアスファルトの軟化及び流出をなくし、外部温度の状
況や波付き鋼管外装ケーブルの布設の方向に関わりなく
使用することができるようにし、端末処理に当たって波
付き鋼管を取り外すときに気化性防錆紙がケーブル線心
・波付き鋼管の間に詰まって作業性を損なうのを防止す
ることができる。
【0009】上記目的を達成するために、請求項2に記
載の波付き鋼管外装ケーブルは、上記鋼帯を、Niを含
み、残部がFeと、Cr以外の金属元素とによって構成
される内層部材と,Niを含み、残部がFeと、Cr以
外の金属元素とによって構成され前記内層部材とは配合
組成を異にする表層部材とを連続鋳造で製造した複層鋳
片を板状に圧延加工して構成したものである。このよう
な波付き鋼管は、表層部を耐全面腐食性に優れた含Ni
鋼を用いることにより表層部に錆被膜が形成され、この
錆被膜が高い防食機能を有する安定錆となり、この安定
錆の形成によって内部への腐食が食い止められる。ま
た、内層部を各種強度、靭性に優れた含C鋼を用いるこ
とにより外部から加えられる衝撃に対し十分な強度を保
つことができる。そして、この波付き鋼管は、Niを含
み、残部がFeと、Cr以外の金属元素とによって構成
される内層部材と、Niを含み、残部がFeと、Cr以
外の金属元素とによって構成され内層部材とは配合組成
を異にする表層部材とを連続鋳造で製造し、この連続鋳
造で製造した複層鋳片を熱間圧延によって鋼帯を形成
し、この鋼帯を円筒形に成形加工し、円筒形に成形加工
した後、イナートガスアーク溶接法によって溶接し、溶
接後、深絞り加工でスパイラル状の波付けを行い製造し
ている。したがって、請求項2に記載の波付き鋼管外装
ケーブルによると、波付き鋼管の外表面にアスファルト
塗装をせず、波付き鋼管の内側に気化性防錆紙を嵌装さ
せなくても十分な防錆性を得られ、温度上昇することに
よるアスファルトの軟化及び流出をなくし、外部温度の
状況や波付き鋼管外装ケーブルの布設の方向に関わりな
く使用することができるようにし、端末処理に当たって
波付き鋼管を取り外すときに気化性防錆紙がケーブル線
心・波付き鋼管の間に詰まって作業性を損なうのを防止
することができる。
【0010】上記目的を達成するために、請求項3に記
載の波付き鋼管外装ケーブルは、上記鋼帯を、表層部と
内層部の2層構造で構成し、表層部をCが0.08%以
下,Siが0.03〜0.35%,Mnが1.5%以
下,Niが3.0〜7.0%,Alが0.005〜0.
070%を含み、残部Fe及び不純物からなり、内層部
をCが0.20%以下,Siが0.03〜0.35%,
Mnが1.8%以下,Alが0.005〜0.070%
を含み、残部Fe及び不純物からなる鋼で構成したもの
である。このような波付き鋼管は、表層部を耐全面腐食
性に優れた含Ni鋼を用いることにより表層部に錆被膜
が形成され、この錆被膜が高い防食機能を有する安定錆
となり、この安定錆の形成によって内部への腐食が食い
止められる。また、内層部を各種強度、靭性に優れた含
C鋼を用いることにより外部から加えられる衝撃に対し
十分な強度を保つことができる。したがって、請求項3
に記載の波付き鋼管外装ケーブルによると、波付き鋼管
の外表面にアスファルト塗装をせず、波付き鋼管の内側
に気化性防錆紙を嵌装させなくても十分な防錆性を得ら
れ、温度上昇することによるアスファルトの軟化及び流
出をなくし、外部温度の状況や波付き鋼管外装ケーブル
の布設の方向に関わりなく使用することができるように
し、端末処理に当たって波付き鋼管を取り外すときに気
化性防錆紙がケーブル線心・波付き鋼管の間に詰まって
作業性を損なうのを防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態の一例
に係る波付き鋼管外装ケーブルを示す斜視図である。
【0012】図において、波付き鋼管外装ケーブル6
は、銅又は銅合金によって構成される導体の上にポリエ
チレン等の合成樹脂によって構成される絶縁体を被覆し
た電線を複数本撚り合わせ、この電線の撚り合わせ面の
凹凸を整形するためのジュート等の介在物を充填し、そ
の外表面に押え巻きテープを巻き付け、さらに、その巻
き付けた押え巻きテープの上にゴム又は合成樹脂製のシ
ースを被覆して構成されケーブル線心(図示していな
い)を収容する中空な管の波付き鋼管7を有している。
この波付き鋼管7は、鋼自らが腐食することにより生成
した錆が緻密な錆層を形成し、それ以降の腐食を抑える
鋼材(いわゆる海浜耐候性鋼)で、Niを含み、残部が
Feと、Cr以外の金属元素とによって構成される内層
部材と,Niを含み、残部がFeと、Cr以外の金属元
素とによって構成され前記内層部材とは配合組成を異に
する表層部材とを連続鋳造で製造した複層鋳片によって
構成されている。このように波付き鋼管7は、表層部と
内層部の2層構造で構成されており、表層部が大気に晒
された際に腐食し、表面に錆被膜が形成され、この表層
部に形成される錆被膜が高い防食機能を有する安定錆と
なって、内層部の腐食が食い止められるようになってい
る。
【0013】この波付き鋼管7の表層部は、Cが0.0
8%以下,Siが0.03〜0.35%,Mnが1.5
%以下,Niが3.0〜7.0%,Alが0.005〜
0.070%を含み、残部Fe及び不純物から構成され
ている。すなわち、表層部は、Niを含有する耐全面腐
食性に優れた鋼となっており、大気に晒された際に腐食
し表面に錆被膜が形成される。
【0014】次に、この波付き鋼管7の表層部を構成す
る成分について説明する。 C:Cは0.08%を超えると耐食牲が劣化するので
0.08%以下に限定した。 Si:Siは脱酸のために0.03%以上を必要とする
が、0.35%を超えると耐食牲が劣化するので0.3
5%を上限とした。 Mn:Mnは脱酸・脱硫効果のために添加するが、1.
50%を超えると溶接性が劣化するので1.50%を上
限とした。 Ni:Niは耐食牲を向上させる上で有効な元素である
が、添加量が3.0%未満では効果がなく、確実な効果
を得るためには3.5%以上の添加が望ましい。一方、
7.0%を超えると加工性の劣化を招くとともにコスト
アップの原因となるので7.0%を上限とした。 Al:Alは通常脱酸元素として用いられている0.0
05〜0.070%の範囲とした。
【0015】また、波付き鋼管7の内層部は、Cが0.
20%以下,Siが0.03〜0.35%,Mnが1.
8%以下,Alが0.005〜0.070%を含み、残
部Fe及び不純物から構成されている。すなわち、内層
部は、Cの高含有量が硬度を大きくし、外部からの衝撃
に対する強度を持たせている。
【0016】また、波付き鋼管7は、前記表層部の組成
成分に基づく耐候性を有する鋼を前記内層部の組成成分
に基づく各種強度、靭性に応じた鋼に被覆する被層鋳片
を連続鋳造で製造し、熱間圧延することにより厚さ0,
05〜0.20mm、幅10〜80mmに製造される。
【0017】波付き鋼管7の内層部を構成する成分につ
いて説明する。 C:Cは強度確保のために添加するが、0.20%を超
えると鋼材の靭性と溶接性が劣化するので0.20%を
上限とした。 Si:Siは強度確保と脱酸のために0.03%以上を
必要とするが0.35%を超えると靭牲が劣化するので
これを上限とした。 Mn:Mnは強度確保のために添加するが、1.8%を
超えると溶接性が劣化するのでこれを上限とした。 Al:Alは通常脱酸元素として用いられでいる0.0
05〜0.070%の範囲とした。
【0018】波付き鋼管7の製造方法については、先に
説明したが、連続鋳造により複層鋳片を製造し、該鋳片
に熱間圧延を施すため、従来の大型鋼板の製造方法とプ
ロセス的には相違がない。すなわち、この波付き鋼管7
は、通常の波付き鋼管の製造方法と同様の方法で製造が
でき、Niを含み、残部がFeと、Cr以外の金属元素
とによって構成される内層部材と、Niを含み、残部が
Feと、Cr以外の金属元素とによって構成され内層部
材とは配合組成を異にする表層部材とを連続鋳造で製造
し、この連続鋳造で製造した複層鋳片を熱間圧延によっ
て鋼帯を形成し、この鋼帯を円筒形に成形加工し、円筒
形に成形加工した後、イナートガスアーク溶接法によっ
て溶接し、溶接後、深絞り加工でスパイラル状の波付け
を行い製造している。さらに詳細には、Cが0.20%
以下,Siが0.03〜0.35%,Mnが1.8%以
下,Alが0.005〜0.070%を含み、残部Fe
及び不純物によって構成される内層部に、Cが0.08
%以下,Siが0.03〜0.35%,Mnが1.5%
以下,Niが3.0〜7.0%,Alが0.005〜
0.070%を含み、残部Fe及び不純物によって構成
される表層部を合わせ、連続鋳造により複層鋳片を製造
し、この複層鋳片に熱間圧延を施して板状の鋼帯を形成
する。この熱間圧延によって形成された鋼帯を円筒形に
成形加工し、この鋼帯を円筒形に成形加工した後、イナ
ートガスアーク溶接法によって剥ぎ合せ部を溶接し、こ
の溶接後、深絞り加工でスパイラル状の波付けを行って
製造する。
【0019】このように複層鋳片を熱間圧延によって得
た内層部材と表層部材の2層構造の板状の鋼帯を円筒形
に成形加工し溶接した後、深絞り加工でスパイラル状の
波付けを行って製造されている波付き鋼管7の上にビニ
ル混和物などのシース8が施されている。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下に述べる効果を奏する。
【0021】請求項1に係る発明によれば、波付き鋼管
の外表面にアスファルト塗装をせず、波付き鋼管の内側
に気化性防錆紙を嵌装させなくても十分な防錆性を得ら
れ、温度上昇することによるアスファルトの軟化及び流
出をなくし、外部温度の状況や波付き鋼管外装ケーブル
の布設の方向に関わりなく使用することができるように
し、端末処理に当たって波付き鋼管を取り外すときに気
化性防錆紙がケーブル線心・波付き鋼管の間に詰まって
作業性を損なうのを防止することができる。
【0022】請求項2に係る発明によれば、波付き鋼管
の外表面にアスファルト塗装をせず、波付き鋼管の内側
に気化性防錆紙を嵌装させなくても十分な防錆性を得ら
れ、温度上昇することによるアスファルトの軟化及び流
出をなくし、外部温度の状況や波付き鋼管外装ケーブル
の布設の方向に関わりなく使用することができるように
し、端末処理に当たって波付き鋼管を取り外すときに気
化性防錆紙がケーブル線心・波付き鋼管の間に詰まって
作業性を損なうのを防止することができる。
【0023】請求項3に係る発明によれば、波付き鋼管
の外表面にアスファルト塗装をせず、波付き鋼管の内側
に気化性防錆紙を嵌装させなくても十分な防錆性を得ら
れ、温度上昇することによるアスファルトの軟化及び流
出をなくし、外部温度の状況や波付き鋼管外装ケーブル
の布設の方向に関わりなく使用することができるように
し、端末処理に当たって波付き鋼管を取り外すときに気
化性防錆紙がケーブル線心・波付き鋼管の間に詰まって
作業性を損なうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す波付き鋼管外装ケー
ブルの斜視図である。
【図2】従来の波付き鋼管外装ケーブルを示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
6…………………波付き鋼管外装ケーブル 7…………………波付き鋼管 8…………………シース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル線心の上にNiを含み、残部が
    Feと、Cr以外の金属元素とによって構成される鋼帯
    を波付き加工して外装してなる波付き鋼管外装ケーブ
    ル。
  2. 【請求項2】 上記鋼帯は、Niを含み、残部がFe
    と、Cr以外の金属元素とによって構成される内層部材
    と,Niを含み、残部がFeと、Cr以外の金属元素と
    によって構成され前記内層部材とは配合組成を異にする
    表層部材とを連続鋳造で製造した複層鋳片を板状に圧延
    加工したものである請求項1に記載の波付き鋼管外装ケ
    ーブル。
  3. 【請求項3】 上記鋼帯は、表層部と内層部の2層構造
    で構成され、表層部はCが0.08%以下,Siが0.
    03〜0.35%,Mnが1.5%以下,Niが3.0
    〜7.0%,Alが0.005〜0.070%を含み、
    残部Fe及び不純物からなり、内層部はCが0.20%
    以下,Siが0.03〜0.35%,Mnが1.8%以
    下,Alが0.005〜0.070%を含み、残部Fe
    及び不純物からなる鋼で構成したものである請求項1又
    は2に記載の波付き鋼管外装ケーブル。
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