JP7474741B2 - 電力伝送ケーブル - Google Patents

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Description

本発明は、高電圧電力伝送ケーブルに、及びより詳細には、交流(AC)高電圧電力伝送ケーブルに関する。本発明の電力伝送ケーブルの特定の用途は陸に向かう海底ケーブルにおけるものである。
AC電力伝送のための典型的な海底ケーブルは1つ又は複数の導体を含む。ケーブルは渦巻き状に巻かれた金属ワイヤ又はテープの円周方向の外装を含む。外装はポリマーシースにより、又はヤーンの1つ又は複数の層により覆われ得る。薄いポリマーシースもまた個々の外装ワイヤに施され得る。
外装には、外部損傷に対する抵抗を提供するとともにケーブルの機械的特徴及び性能を向上させる機能がある。典型的には、外装は、低~中程度の炭素量の鋼でできている円形又は扁平の形状のワイヤの1つ又は2つの層でできている。一般に鋼が、その低コスト、入手可能性及び良好な機械的特性のために使用される。腐食に対するより良好な耐性を確保するために、-特に、しかし限定するものではないが-外装ワイヤがポリマーシースもヤーン層も無しに環境にさらされる場合、亜鉛めっきした鋼が好ましくは使用される。
AC電力ケーブルにおいて、導体における電流フローにより生じた磁場は、強磁性材料、例えば、外装ワイヤとして使用される低~中程度の炭素鋼における損失を誘導する。「強磁性材料」で意味するのは、高い透磁性を有する材料、すなわち、磁気束を10倍超に集中させることができる材料を意味する。強磁性材料の磁区は交流ケーブルにおける磁場とともに回転する。材料における磁区のこの回転は摩擦及び熱を引き起こす。この摩擦により生じる熱は磁気ヒステリシス損失と呼ばれる。このような誘導熱は、電流搬送を原因として導体により生じたものに加えられ、特にケーブルの放熱性能が低いかゼロである環境において展開されるときにケーブルの通電能力全体を妨げ得る。
使用の際、海底ケーブルは一般に水より下に設置され、典型的には底部地盤より下に埋められているが、その一部は異なる環境に置かれており、それは、例えば、海底リンクの陸地端、中間にある島の横断、途切れのない陸部分、運河の端の場合及び同様の状況である。これらの環境の重要な側面は、しばしば沖合の主なルートにおける状況と比べて悪い熱的特性及び/又は高い温度である。
米国特許出願公開第2012/0024565A1号は、電力伝送ケーブルであって、第1金属材料でできているケーブル外装が設けられた少なくとも1つの第1セクションと、第2金属材料でできているケーブル外装が設けられた少なくとも1つの第2セクションとを含む電力伝送ケーブルを開示する。第2金属材料は、第1金属材料のものより実質的に低い強磁性特性を有する。
欧州特許第0173402A1号は、水中に様々な深さで置かれるよう設計された外装付海底電力ケーブルを開示する。ケーブルは浅水セクションにおいては重くて強い外装(鋼ワイヤ)を有する。水の極めて深いところでは鋼外装の重量はひどく重く、そのためこれらのセクションにおいて外装は合成の軽量材料でできている。2つのタイプの外装間の移行部は物理的に集中して作られるが、ケーブル敷設機をケーブルが通過する際のケーブルコアの鋭い屈曲を防ぐために十分にフレキシブルである。外装接合部はケーブルコアの関節部から変位されてもよく、ケーブルにおける全ての長手方向ひずみを実質的に効果的に移動させる。
本発明は、電力導体と複数の平行ならせん状外装ワイヤとを含む電力伝送ケーブルである。好ましくは、電力導体は連続的な電力導体である。電力伝送ケーブルはその長さに沿って、第1セクションと、第2セクションと、移行セクションとを含む。移行セクションは第1セクションと第2セクションとの間に提供される。第1セクションにおける複数の平行ならせん状外装ワイヤは第1外装ワイヤを含むか第1外装ワイヤからなる。第1外装ワイヤは金属の耐食性コーティングを含む炭素鋼ワイヤである。第2セクションにおける複数の平行ならせん状外装ワイヤの少なくとも一部は、オーステナイト系鋼ワイヤを含む。移行セクションにおいて、第1外装ワイヤの端部は、第2セクションのオーステナイト系鋼ワイヤの端部に別個に溶接される。移行セクションは第1外装ワイヤとオーステナイト系鋼ワイヤとの間の最初の溶接部で始まる。移行セクションは、第1外装ワイヤとオーステナイト系鋼ワイヤとの間の最後の溶接部で終端する。移行セクションは少なくとも10メートルの長さ、好ましくは少なくとも25メートルの長さ、より好ましくは少なくとも40メートルの長さである。
異なるタイプのらせん状外装ワイヤの使用を原因として、電力伝送ケーブルの第1セクションにおける及び第2セクションにおける熱生成は全く異なる。第1セクションは第1外装ワイヤを含み、これは金属の耐食性コーティングを含む炭素鋼ワイヤであり、したがって強磁性である。第1セクションにおける強磁性外装ワイヤを原因としてかなりの熱発生が起きる。第2セクションはオーステナイト系鋼ワイヤを含み、これは実質的に非磁気である。導体を流れる電流により生じた磁場により、事実上にゼロの又は限られた熱がこれらのオーステナイト系鋼ワイヤにおいて生じることになる。少なくとも10メートルの長さ-及び好ましくは少なくとも25メートルの長さ、より好ましくは少なくとも40メートルの長さ-である移行セクションの提供が、ケーブルの長さに沿って、磁場によりらせん状外装ワイヤにおいて生じた熱の、急激な変化ではなく、漸進的な変化を提供するということは利益である。
好ましくは、炭素鋼はフェライト又はフェライト/パーライト微細構造を有する。
好ましくは、炭素鋼は低合金鋼であり、低合金鋼とは5重量%未満の合金要素を有する鋼合金を意味する。
好ましくは、炭素鋼は低炭素鋼である。
好ましくは、連続的な電力導体は撚り合された銅ワイヤを含む。
好ましくは、連続的な電力導体-例えば撚り合された銅ワイヤ-は、連続的な電力導体を互いから絶縁するために絶縁層を含む。絶縁層は例えば架橋ポリエチレン(XLPE)から作られ得る。
好ましくは、電力伝送ケーブルは、下地-例えばポリ塩化ビニル(PVC)によるもの-を連続的な電力導体と平行ならせん状外装ワイヤとの間に含む。下地はケーブルの内層と外層との間に保護境界を提供する。
好ましくは、電力伝送ケーブルは平行ならせん状外装ワイヤを囲む外部シースを含む。シース-例えば黒色PVCから作られ得るもの-はケーブルを一緒に保持するとともに外部ストレスに対する追加的な保護を提供する。
好ましくは、移行セクションにおける第1外装ワイヤとオーステナイト系鋼ワイヤとの間の溶接部は、移行セクションの長さに沿って均一に分布する。
好ましくは、第1外装ワイヤ及びオーステナイト系鋼ワイヤは円形断面を有するか、扁平断面を有するか、又はz形断面を有する。
本発明の実施形態において、第1外装ワイヤの直径はオーステナイト系鋼ワイヤの直径とは異なる。より好ましい実施形態において、オーステナイト系鋼ワイヤの直径は炭素鋼ワイヤの直径よりも大きい。より好ましくは、電力導体の量(ケーブル断面における電力導体の表面積として表される)は、第1セクションにおいてよりも第2セクションにおいて多い。そのような状況は、第1セクションがより暖かい環境において提供され、結果として銅導体の比導電率がより低くなる場合に必要とされ得る。したがって、第1セクションにおける総導体の断面積がより大きく、また外装ワイヤの直径がより大きいことから、第1セクションにおいてより多くの伝導性を提供することが有用であり得る。
好ましくは、第1外装ワイヤの金属の耐食性コーティングは溶融亜鉛コーティングにより、又は溶融亜鉛合金コーティングにより、又はアルミニウムコーティングにより、又はアルミニウム合金コーティングにより提供される。アルミニウムコーティング又はアルミニウム合金コーティングは例えば、クラッディング又は押出加工プロセスにより第1外装ワイヤに施され得る。
好ましくは、金属の耐食性コーティングは溶接作業の前に第1外装ワイヤの端部で除去されている。より好ましくは、溶接後に保護コーティングがワイヤ端部に施される。より好ましくは、保護コーティングはバインダ中に亜鉛粒子を含む。保護コーティングは例えば、亜鉛系エナメルコーティングであり得る。
好ましくは、第1外装ワイヤの一部は第1セクションから、移行セクションを通って、第2セクション内へと続く。より好ましくは、第1外装ワイヤは第2セクションにおける外装ワイヤの総数の30%~70%を提供する。
第1外装ワイヤの一部が第1セクションから移行セクションを通って第2セクション内へ続く実施形態において、好ましくは、第1外装ワイヤ-これは金属の耐食性コーティングを含む炭素鋼ワイヤである-及びオーステナイト系鋼ワイヤは第2セクションにおいて、電力移行ケーブルの円周の周りに規則的パターンに従って提供される。
好ましくは、第2セクションにおける全ての平行ならせん状外装ワイヤはオーステナイト系鋼ワイヤである。
好ましくは、第2セクションのオーステナイト系鋼ワイヤに金属の耐食性コーティングが提供される。より好ましくは、オーステナイト系鋼ワイヤの金属の耐食性コーティングは、溶融亜鉛コーティングにより、溶融亜鉛合金コーティングにより、アルミニウムコーティングにより、又はアルミニウム合金コーティングにより提供される。アルミニウムコーティング又はアルミニウム合金コーティングは例えば、クラッディング又は押出加工プロセスによりオーステナイト系鋼ワイヤに施され得る。
第2セクションのオーステナイト系鋼ワイヤに金属の腐食コーティングが設けられるとき、好ましくは、溶接部における両ワイヤ端部で金属の腐食コーティングが溶接作業の前に特定の長さにわたって除去される。より好ましくは、溶接後に、金属の腐食コーティングが除去された位置を覆うために、保護コーティングが溶接されたワイヤ端部に施される。より好ましくは、保護コーティングはバインダ中に亜鉛粒子を含む。施され得る保護コーティングの例は亜鉛系エナメルである。
好ましくは、溶接は突き合わせ溶接又は重ね溶接である。重ね溶接が使用される場合、好ましくは、充填材が溶接部において使用され、より好ましくは、充填材は、オーステナイト系鋼ワイヤのオーステナイト系鋼よりも重量ベースでより多くの合金要素を含むオーステナイト系ステンレス鋼グレードである。
好ましくは、オーステナイト系鋼はオーステナイト系ステンレス鋼である、又はオーステナイト系鋼はハッドフィールド鋼である、又はオーステナイト系鋼はTWIP鋼である。ハッドフィールド鋼は0.8~1.25重量%の炭素と11~15重量%のマンガンとを含む鋼合金である。TWIP鋼(又は双晶誘起塑性鋼(Twinning-Induced Plasticity steel))は、20重量%超のMn、1重量%未満の炭素、3重量%未満のSi、及び好ましくは3重量%未満のアルミニウムを含む鋼合金である。
好ましい電力伝送ケーブルは三相電力伝送ケーブルである。
本発明による電力伝送ケーブルの例を示す。 図1の電力伝送ケーブルの詳細を示す。 本発明において使用され得る第1外装ワイヤとオーステナイト系鋼ワイヤとの間の突き合わせ溶接部の詳細を示す。 本発明において使用され得る第1外装ワイヤとオーステナイト系鋼ワイヤとの間の重ね溶接部の詳細を示す。
図1は三相電力伝送ケーブル10の例を示す。連続的な電力導体12は撚り合された銅ワイヤででき得る。ケーブルにおける絶縁体14は導体が互いとも他の金属部品とも接触しないことを確実にする。-例えば架橋ポリエチレン(XLPE)でできている-導体上の絶縁体14は良好な防水性及び優れた絶縁特性を有する。例えばポリ塩化ビニル(PVC)でできている下地16が、ケーブルの内層と外層の間に保護境界を提供するために使用される。鋼ワイヤでできている複数の平行ならせん状外装ワイヤ18が、機械的保護、特に外部の衝撃に対する保護を提供する。加えて、外装ワイヤ18は設置中の張力を弛めることができ、したがって銅導体が延びるのを防ぐ。例えば黒色PVCでできているシース19がケーブルの全てのコンポーネントを一緒に保持するために、及び外部ストレスに対して追加的な保護を提供するために提供され得る。
図2は、シースが除去された図1の例示的な本発明の電力伝送ケーブルの詳細を示す。電力伝送ケーブルはその長さに沿って第1セクションIと、第2セクションIIIと、移行セクションIIとを含む。移行セクションは第1セクションと第2セクションとの間に提供される。第1セクションにおける複数の平行ならせん状外装ワイヤ121は第1外装ワイヤからなり、炭素鋼ワイヤに耐腐食性を提供するために溶融亜鉛コーティングを含む炭素鋼ワイヤである。第2セクションにおいて、平行ならせん状外装ワイヤは、オーステナイト系ステンレス鋼ワイヤ123(例えば、6mmの直径を有するAISI202オーステナイト系ステンレス鋼によるもの)及び炭素鋼ワイヤ124(例えば、6mmの直径を有するEN10257-2による炭素鋼によるもの)により交互に提供される。炭素鋼ワイヤは第1セクションから、移行セクションを通って、第2セクション内へと続く第1外装ワイヤである。このようにして、第2セクションにおける外装ワイヤの50%がオーステナイト系ステンレス鋼ワイヤにより提供され、他の50%が炭素鋼ワイヤにより提供される。第2セクションのオーステナイト系ステンレス鋼ワイヤには、オーステナイト系ステンレス鋼ワイヤに耐腐食性を提供するために溶融亜鉛コーティングが設けられる。移行セクションにおいて、第1外装ワイヤ121の端部は第2セクションのオーステナイト系ステンレス鋼ワイヤ123の端部に別個に突き合わせ溶接(突き合わせ溶接部130)される。移行セクションIIは第1外装ワイヤとオーステナイト系ステンレス鋼ワイヤとの間の最初の突き合わせ溶接部(137)で始まり、第1外装ワイヤとオーステナイト系ステンレス鋼ワイヤとの間の最後の突き合わせ溶接部(130)で終端する。例において、炭素鋼ワイヤとオーステナイト系鋼ワイヤとの間の突き合わせ溶接部は移行セクションの長さに沿って均一に分布する。移行ゾーンIIは例えば14メートルの長さである。
図3は図2のケーブルにおける第1外装ワイヤとオーステナイト系鋼ワイヤとの間の突き合わせ溶接部の詳細を示す。炭素鋼ワイヤ321の端部は移行セクションにおいてオーステナイト系鋼ワイヤ323の端部に突き合わせ溶接される。突き合わせ溶接部330における両ワイヤ端部で、溶融亜鉛コーティング331、333は溶接作業の前に特定の長さにわたって除去される。保護コーティング340が、金属の腐食コーティングが除去された位置で突き合わせ溶接後にワイヤ端部に施される。保護コーティングは例えば、亜鉛粒子を含むエナメルであり得る。
図4は突き合わせ溶接の代替として本発明において使用され得る重ね溶接を示す。炭素鋼ワイヤ421の端部は、充填材444を使用してオーステナイト系鋼ワイヤ423の端部に移行セクションにおいて重ね溶接される。溶接する前に、金属の腐食コーティング-例えば溶融亜鉛コーティング-331、333が両ワイヤ端部から特定の長さにわたって除去される。保護コーティング440が、金属の腐食コーティングが両ワイヤ端部から除去されている位置で溶接作業後に施される。保護コーティングは例えば亜鉛粒子を含むエナメルであり得る。

Claims (14)

  1. 電力導体と、
    複数の平行ならせん状外装ワイヤと
    を含む電力伝送ケーブルであって、
    前記電力伝送ケーブルがその長さに沿って、第1セクション(I)と、第2セクション(III)と、移行セクション(II)とを含み、
    前記移行セクション(II)が前記第1セクション(I)と前記第2セクション(III)との間に提供され、
    前記第1セクション(I)における前記複数の平行ならせん状外装ワイヤが第1外装ワイヤ(121)を含むか第1外装ワイヤ(121)からなり、前記第1外装ワイヤ(121)が金属の耐食性コーティングを含む炭素鋼ワイヤであり、
    前記第2セクション(III)における前記複数の平行ならせん状外装ワイヤの少なくとも一部がオーステナイト系鋼ワイヤ(123)を含み、
    前記移行セクション(II)において、第1外装ワイヤ(121)の端部が前記第2セクション(III)のオーステナイト系鋼ワイヤ(123)の端部に別個に溶接され、
    前記移行セクション(II)が第1外装ワイヤ(121)とオーステナイト系鋼ワイヤ(123)との間の最初の溶接部(137)で始まり、
    前記移行セクション(II)が、第1外装ワイヤ(121)とオーステナイト系鋼ワイヤ(123)との間の最後の溶接部で終端し、
    前記移行セクション(II)が少なくとも10メートルの長さであり、
    前記第1外装ワイヤの一部が前記第1セクションから、前記移行セクションを通って、前記第2セクション内へと続く、
    電力伝送ケーブル。
  2. 前記第1外装ワイヤが、前記第2セクションにおける外装ワイヤの総数の30%~70%を提供する、請求項1に記載の電力伝送ケーブル。
  3. 前記第1外装ワイヤ(121)と前記オーステナイト系鋼ワイヤ(123)との間の前記移行セクション(II)における前記溶接部が前記移行セクション(II)の長さに沿って均一に分布する、請求項1又は2に記載の電力伝送ケーブル。
  4. 前記第1外装ワイヤ(121)及び前記オーステナイト系鋼ワイヤ(123)が円形断面を有するか、扁平断面を有するか、又はz形断面を有する、請求項1~3のいずれかに記載の電力伝送ケーブル。
  5. 前記第1外装ワイヤ(121)の前記金属の耐食性コーティングが、溶融亜鉛コーティングにより、又は溶融亜鉛合金コーティングにより、又はアルミニウムコーティングにより、又はアルミニウム合金コーティングにより提供される、請求項1~のいずれか一項に記載の電力伝送ケーブル。
  6. 溶接作業の前に、前記金属の耐食性コーティングが前記第1外装ワイヤ(121)の前記端部で除去される、請求項1~のいずれか一項に記載の電力伝送ケーブル。
  7. 溶接後に保護コーティングが前記ワイヤ端部に施される、請求項に記載の電力伝送ケーブル。
  8. 前記第2セクション(III)の前記オーステナイト系鋼ワイヤ(123)に金属の耐食性コーティングが提供される、請求項1~のいずれか一項に記載の電力伝送ケーブル。
  9. 前記オーステナイト系鋼ワイヤ(123)の前記金属の耐食性コーティングが、溶融亜鉛コーティングにより、又は溶融亜鉛合金コーティングにより、又はアルミニウムコーティングにより、又はアルミニウム合金コーティングにより提供される、請求項に記載の電力伝送ケーブル。
  10. 前記溶接部における両ワイヤ端部で、前記金属の腐食コーティングが前記溶接作業の前に特定の長さにわたって除去され、溶接後、保護コーティング(340)が、前記金属の腐食コーティングが除去された前記ワイヤ端部に施される、請求項5~9のいずれか一項に記載の電力伝送ケーブル。
  11. 前記保護コーティング(340)がバインダ中に亜鉛粒子を含む、請求項10に記載の電力伝送ケーブル。
  12. 前記溶接が突き合わせ溶接又は重ね溶接である、請求項1~11のいずれか一項に記載の電力伝送ケーブル。
  13. 前記オーステナイト系鋼がオーステナイト系ステンレス鋼である、又は前記オーステナイト系鋼がハッドフィールド鋼である、又は前記オーステナイト系鋼がTWIP鋼である、請求項1~12のいずれか一項に記載の電力伝送ケーブル。
  14. 前記ケーブルが三相電力伝送ケーブルである、請求項1~13のいずれか一項に記載の電力伝送ケーブル。
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