JP2000339602A - 磁気記録方法、磁気記録装置及び磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録方法、磁気記録装置及び磁気記録媒体

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JP2000339602A
JP2000339602A JP2000138167A JP2000138167A JP2000339602A JP 2000339602 A JP2000339602 A JP 2000339602A JP 2000138167 A JP2000138167 A JP 2000138167A JP 2000138167 A JP2000138167 A JP 2000138167A JP 2000339602 A JP2000339602 A JP 2000339602A
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recording
analog video
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JP2000138167A
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Seiji Higure
誠司 日暮
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数帯域をディジタル信号とアナログ映像
信号とで共用すると、それぞれのクロストークが無視で
きず、再生品質を著しく損なうため、従来はディジタル
信号は2.3MHz以上の周波数帯域で記録再生する。 【解決手段】 アナログ映像信号記録トラックTa1〜
Ta4はガードバンド無く形成されており、ディジタル
映像信号記録トラックTd1〜Td3はトラック幅のほ
ぼ中央部が、隣接する2本のアナログ映像信号記録トラ
ックの境界に位置するように記録形成されている。これ
らのディジタル映像信号記録トラックTd1〜Td3
は、アナログ映像信号記録トラックTa1〜Ta4の各
トラック境界を含んだ位置に上書きされて形成される。
磁気テープ11は、S−VHSテープであるため、通常
のVHSテープよりも記録電流を大として記録できる。
ディジタル映像信号は、記録波形の周期性が除去されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録方法、磁気
記録装置及び磁気記録媒体に係り、特にアナログ情報信
号とディジタル情報信号とを選択して記録し得る磁気記
録方法、磁気記録装置及び磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アナログ映像信号とディジタ
ル映像信号を同一の磁気テープ上に記録する磁気記録方
法が知られている(特開昭61−39784号公報、特
開平6−14343号公報)。これらの従来の磁気記録
方法では、アナログ映像信号用記録ヘッドにより磁気記
録媒体である磁気テープ上にアナログ映像トラックを形
成してアナログ映像信号を記録した後、アナログ映像信
号用記録ヘッドとは大きくアジマス角度の異なるディジ
タル映像信号用記録ヘッドによりアナログ映像トラック
の上にディジタル映像信号を記録しようとするものであ
る。
【0003】これらの従来の磁気記録方法に共通するのは、
アナログ映像信号に対しディジタル映像信号は記録電流
を小さくするか、若しくは記録ギャップ幅を小として記
録深さを浅くして、アナログ映像トラックの上にディジ
タル映像信号を記録しようとするものである。更に、こ
れらの従来の磁気記録方法では、アナログ映像信号とデ
ィジタル映像信号の共通周波数帯域の妨害を、アジマス
角が異なることによるアジマス損失により軽減するよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、アジマス損
失により妨害を低減する低域周波数領域を共通周波数領
域として利用する手段は、上記の2つの特許公開公報記
載の発明では述べられておらず、特開昭61−3978
4号公報には、6MHz〜8MHzの帯域でディジタル
信号を記録することが、また特開平6−14343号公
報には、2.3MHz〜12MHzの帯域でディジタル
画像信号を記録することが開示されているにすぎない。
実際、これ以下の周波数帯域をディジタル信号とアナロ
グ映像信号とで共用すると、それぞれのクロストークが
無視できず、特に低域変換色信号への妨害はカラーのビ
ート妨害となり、再生品質を著しく損なうことが知られ
ている。
【0005】かかる理由により、ディジタル信号は2.3M
Hz以上の周波数帯域で記録再生することとされている
わけであるが、この2.3MHzはディジタルデータ量
でいうならば、4.6Mbpsに相当し、記録下限周波
数の制約が記録容量を著しく低下させる結果をもたらし
ている。
【0006】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、アナ
ログ映像信号中の色信号への妨害を目立たなくし、か
つ、所定周波数以下の低周波数帯域でもディジタル信号
を記録できる磁気記録方法、磁気記録装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】また、本発明の他の目的は、既存のアナログ映
像信号記録再生装置により再生でき、かつ、ディジタル
対応衛星放送用セットトップボックス(IRD)やディ
ジタル対応テレビジョン受信装置(DTV)に切り換え
たときに、より高画質の映像信号を視聴できる磁気記録
媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る磁気記録方法は、回転体の回転面に相
対向して取り付けられた互いにアジマス角度の異なる第
1及び第2の回転ヘッドを交互に使用して、前記回転体
の外周側面に所定角度範囲にわたって斜めに巻回されて
一定速度で走行される磁気記録媒体に、周波数変調され
た被変調輝度信号と前記被変調輝度信号より低い周波数
帯域を有する低域色信号とを周波数分割多重して得たア
ナログ映像信号による第1のトラックを順次に形成して
アナログ映像信号を記録する磁気記録方法において、前
記回転体の回転面上で、前記第1及び第2の回転ヘッド
とは異なる位置に取り付けられた第3及び第4の回転ヘ
ッドにより、記録波形の周期性を除去したディジタル情
報信号による第2のトラックを、前記第1のトラック形
成後に上書き形成して前記ディジタル情報信号を記録す
る磁気記録方法であり、前記第2のトラックに記録され
るディジタル情報信号は、前記アナログ映像信号におけ
る被変調輝度信号と低域色信号との帯域を少なくとも含
む広帯域のディジタル情報信号であることを特徴とする
ものである。
【0009】また、本発明に係る磁気記録方法は、回転体の
回転面に相対向して取り付けられた互いにアジマス角度
の異なる第1及び第2の回転ヘッドを交互に使用して、
前記回転体の外周側面に所定角度範囲にわたって斜めに
巻回されて一定速度で走行される磁気記録媒体に、アナ
ログ映像信号による第1のトラックを順次に形成してア
ナログ映像信号を記録する磁気記録方法において、前記
回転体の回転面上で、前記第1及び第2の回転ヘッドと
は異なる位置に取り付けられた第3及び第4の回転ヘッ
ドにより、前記アナログ映像信号よりも広帯域で、か
つ、記録波形の周期性を除去したディジタル映像信号に
よる第2のトラックを、前記第1のトラック形成後に上
書き形成して前記ディジタル映像信号を記録する磁気記
録方法であり、前記第1のトラックに記録されるアナロ
グ映像信号と前記第2のトラックに記録されるディジタ
ル映像信号とは、同一内容の映像信号であることを特徴
とするものである。
【0010】また、本発明に係る磁気記録方法は、回転体の
回転面に相対向して取り付けられた互いにアジマス角度
の異なる第1及び第2の回転ヘッドを交互に使用して、
前記回転体の外周側面に所定角度範囲にわたって斜めに
巻回されて一定速度で走行される磁気記録媒体に、アナ
ログ映像信号による第1のトラックを順次に形成してア
ナログ映像信号を記録する磁気記録方法において、前記
回転体の回転面上で、前記第1及び第2の回転ヘッドと
は異なる位置に取り付けられた第3及び第4の回転ヘッ
ドにより、前記アナログ映像信号よりも広帯域で、か
つ、記録波形の周期性を除去したディジタル情報信号に
よる第2のトラックを、前記第1のトラック形成後に上
書き形成して前記ディジタル情報信号を記録する磁気記
録方法であり、隣接する前記第2のトラック間にはガー
ドバンドが設けられることを特徴とするものである。
【0011】また、本発明に係る磁気記録装置は、回転体の
回転面に相対向して取り付けられた互いにアジマス角度
の異なる第1及び第2の回転ヘッドを交互に使用して、
前記回転体の外周側面に所定角度範囲にわたって斜めに
巻回されて一定速度で走行される磁気記録媒体に、周波
数変調された被変調輝度信号と前記被変調輝度信号より
低い周波数帯域を有する低域色信号とを周波数分割多重
して得たアナログ映像信号による第1のトラックを順次
に形成して前記アナログ映像信号を記録する磁気記録装
置において、前記回転体の回転面上で、前記第1及び第
2の回転ヘッドとは異なる位置に取り付けられた第3及
び第4の回転ヘッドと、周期性を除去した波形のディジ
タル情報信号を生成する記録ディジタル信号生成手段と
を有し、前記記録ディジタル信号生成手段により生成さ
れたディジタル情報信号による第2のトラックを、前記
第1のトラック形成後に前記第3及び第4の回転ヘッド
により上書き形成しながら前記ディジタル情報信号を記
録し、前記第2のトラックに記録されるディジタル情報
信号には、前記アナログ映像信号における被変調輝度信
号と低域色信号との帯域を少なくとも含む広帯域のディ
ジタル情報信号が記録されることを特徴とするものであ
る。
【0012】また、本発明に係る磁気記録装置は、回転体の
回転面に相対向して取り付けられた互いにアジマス角度
の異なる第1及び第2の回転ヘッドを交互に使用して、
前記回転体の外周側面に所定角度範囲にわたって斜めに
巻回されて一定速度で走行される磁気記録媒体に、アナ
ログ映像信号による第1のトラックを順次に形成して前
記アナログ映像信号を記録する磁気記録装置において、
前記回転体の回転面上で、前記第1及び第2の回転ヘッ
ドとは異なる位置に取り付けられた第3及び第4の回転
ヘッドと、前記アナログ映像信号よりも広帯域で、か
つ、周期性を除去した波形のディジタル映像信号を生成
する記録ディジタル信号生成手段とを有し、前記記録デ
ィジタル信号生成手段により生成されたディジタル映像
信号による第2のトラックを、前記第1のトラック形成
後に前記第3及び第4の回転ヘッドにより上書き形成し
ながら前記ディジタル映像信号を記録し、前記第1のト
ラックに記録されるアナログ映像信号と前記第2のトラ
ックに記録されるディジタル映像信号とは、同一内容の
映像信号であることを特徴とするものである。
【0013】また、本発明に係る磁気記録装置は、回転体の
回転面に相対向して取り付けられた互いにアジマス角度
の異なる第1及び第2の回転ヘッドを交互に使用して、
前記回転体の外周側面に所定角度範囲にわたって斜めに
巻回されて一定速度で走行される磁気記録媒体に、アナ
ログ映像信号による第1のトラックを順次に形成して前
記アナログ映像信号を記録する磁気記録装置において、
前記回転体の回転面上で、前記第1及び第2の回転ヘッ
ドとは異なる位置に取り付けられた第3及び第4の回転
ヘッドと、前記アナログ映像信号よりも広帯域で、か
つ、周期性を除去した波形のディジタル情報信号を生成
する記録ディジタル信号生成手段とを有し、前記記録デ
ィジタル信号生成手段により生成されたディジタル情報
信号による第2のトラックを、前記第1のトラック形成
後に前記第3及び第4の回転ヘッドにより上書き形成し
ながら前記ディジタル情報信号を記録し、隣接する前記
第2のトラック間にはガードバンドが設けられることを
特徴とするものである。
【0014】また、本発明に係る磁気記録媒体は、長手方向
が媒体走行方向に対して傾斜しており、かつ、隣接する
トラックのアジマス角度が互いに異なるように形成され
る第1のトラックに、周波数変調された被変調輝度信号
と前記被変調輝度信号より低い周波数帯域を有する低域
色信号とを周波数分割多重したアナログ映像信号が順次
に記録され、前記第1のトラックの上に上書き形成され
る第2のトラックに、記録波形の周期性が除去され、前
記被変調輝度信号と前記低域色信号との帯域を少なくと
も含む広帯域のディジタル情報信号が記録されているテ
ープ状の磁気記録媒体であることを特徴とするものであ
る。
【0015】また、本発明に係る磁気記録媒体は、長手方向
が媒体走行方向に対して傾斜しており、かつ、隣接する
トラックのアジマス角度が互いに異なるように形成され
る第1のトラックに、周波数変調された被変調輝度信号
と前記被変調輝度信号より低い周波数帯域を有する低域
色信号とを周波数分割多重したアナログ映像信号が順次
に記録され、前記第1のトラックの上に上書き形成され
る第2のトラックに、前記第1のトラックに記録された
アナログ映像信号と同一内容の映像信号で、記録波形の
周期性が除去された広帯域のディジタル情報信号が記録
されているテープ状の磁気記録媒体であることを特徴と
するものである。
【0016】また、本発明に係る磁気記録媒体は、長手方向
が媒体走行方向に対して傾斜しており、かつ、隣接する
トラックのアジマス角度が互いに異なるように形成され
る第1のトラックに、周波数変調された被変調輝度信号
と前記被変調輝度信号より低い周波数帯域を有する低域
色信号とを周波数分割多重したアナログ映像信号が順次
に記録され、前記第1のトラックの上に上書き形成され
る第2のトラックに、記録波形の周期性が除去された広
帯域のディジタル情報信号が記録され、隣接する前記第
2のトラック間にはガードバンドが設けられているテー
プ状の磁気記録媒体であることを特徴とするものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0018】図1は本発明の一実施の形態の回転ヘッド配置
構成を示す。同図(A)の平面図に示すように、回転ド
ラム10は図中、反時計方向に図示しないモータによ
り、例えば30rps又は29.97rpsで回転する
円筒状の回転体で、周知のVHS(登録商標)方式で規
格化されている回転ドラムの直径と同一の直径である。
この回転ドラム10の外周側面には、回転ドラム10の
180°より若干大なる角度範囲にわたって、磁気テー
プ11が斜めにガイドポール12、13及び回転ドラム
の下方(紙面に垂直方向)に設けられた、回転ドラム1
0と近接離間対向配置された固定ドラム(図示せず)に
形成されたテープガイドにより案内されて巻回されてい
る。磁気テープ11は、この巻回状態を維持しつつ記録
時は、所定方向へ一定速度で走行される。
【0019】また、回転ドラム10の回転面には、互いにア
ジマス角度の異なるアナログ映像信号記録用回転ヘッド
A1及びA2が180°隣接して(すなわち、相対向し
て)取り付けられている。更に、回転ドラム10の回転
面には、互いにアジマス角度の異なるディジタル映像信
号記録用回転ヘッドD1及びD2が180°隣接して
(すなわち、相対向して)取り付けられている。回転ヘ
ッドA1は回転ヘッドD2に対して、また、回転ヘッド
A2は回転ヘッドD1に対してそれぞれ回転方向に角度
θ先行して取り付けられている。なお、回転ヘッドA1
及びA2のアジマス角度はVHS(登録商標)方式で規
格化されている+6°及び−6°であり、回転ヘッドD
1及びD2のそれは+30°及び−30°である。
【0020】また、図1(B)の回転ヘッド取り付け状態説
明用展開図に示すように、回転ヘッドA1及びA2はそ
れぞれトラック幅が58μmであり、同じ高さ位置で回
転ドラム10に取り付けられている。更に、回転ヘッド
D1及びD2はそれぞれトラック幅が29μmであり、
互いに同じ高さ位置で、かつ、回転ヘッドA1及びA2
に対しては、後述するトラックパターン形成のために所
定高さd分だけ下方の高さ位置で回転ドラム10に取り
付けられている。因みに、高さdは(58θ/180)
+(29/2)[μm]である。
【0021】図2は本発明の一実施の形態のトラックパター
ンを示す。同図において、磁気テープ11上にはテープ
走行方向aに対して傾斜したヘッド走査方向bに沿っ
て、前記2つのアナログ映像信号記録用回転ヘッドA1
及びA2により交互にアナログ映像信号記録トラックT
a1、Ta2、Ta3、Ta4、...が順次に形成さ
れ、また、前記2つのディジタル映像信号記録用回転ヘ
ッドD1及びD2により交互にディジタル映像信号記録
トラックTd1、Td2、Td3、...が順次に形成
される。なお、Td1、Td2、Td3、...には、
ディジタル映像信号だけでなく、音声信号やその他各種
情報が記録され得るが、少なくともディジタル映像信号
は記録されるので、便宜上、ディジタル映像信号記録ト
ラックというものとする。
【0022】また、図2からわかるように、アナログ映像信
号記録トラックTa1、Ta2、Ta3、Ta
4、...はガードバンド無く形成されており、ディジ
タル映像信号記録トラックTd1、Td2、Td
3、...はトラック幅のほぼ中央部が、隣接する2本
のアナログ映像信号記録トラックの境界に位置するよう
に記録形成されている。例えば、ディジタル映像信号記
録トラックTd1は、アナログ映像信号記録トラックT
a1とTa2とのトラック境界を含んだ位置に形成され
ている。
【0023】これらのディジタル映像信号記録トラックTd
1、Td2、Td3、...は、アナログ映像信号記録
トラックTa1、Ta2、Ta3、Ta4、...の各
トラック境界を含んだ位置に上書きされて形成される。
すなわち、回転ヘッドA1により例えばアナログ映像信
号記録トラックTa1が記録形成された後、回転ヘッド
A2によりアナログ映像信号記録トラックTa2がトラ
ックTa1に隣接して形成されていくが、トラックTa
2の形成途中から続いて回転ヘッドD1によりトラック
Ta1とTa2の境界部分をトラック幅のほぼ中央部分
とするトラックTd1が形成されていく。
【0024】アナログ映像信号記録トラックTa2形成後は
続いて回転ヘッドA1によりアナログ映像信号記録トラ
ックTa3がトラックTa2に隣接して記録形成され、
そのトラックTa3の記録途中から回転ヘッドD2によ
りトラックTa2とTa3の境界部分をトラック幅のほ
ぼ中央部分とするディジタルトラックTd2が形成され
ていく。他のディジタル映像信号記録トラックも同様に
して、隣接する2本のアナログ映像信号記録トラックの
トラック境界を含んだ位置に上書きされて形成される。
【0025】アナログ映像信号記録用回転ヘッドA1及びA
2が、アナログ映像信号記録トラックTa1、Ta2、
Ta3、Ta4、...に記録するアナログ映像信号
は、国際電気標準会議(IEC:International Electr
otechnical Commision)のIEC744−1で規定する
標準フォーマット、いわゆるVHSフォーマットで記録
される。このVHSフォーマットは、図3(A)の周波
数スペクトラムにIで示すように、搬送波偏移周波数が
3.4MHz〜4.4MHzとなるように周波数変調さ
れた輝度信号(すなわち、被周波数変調輝度信号)と、
色副搬送波周波数3.58MHzの搬送色信号が低域周
波数である629kHzに周波数変換された低域変換搬
送色信号IIとからなる周波数分割多重信号である。
【0026】また、ディジタル映像信号記録用回転ヘッドD
1及びD2が、ディジタル映像信号記録トラックTd
1、Td2、Td3、...に記録するディジタル映像
信号は、図3(B)に周波数スペクトラムを示すよう
な、9.6MHzの周波数帯域を有するディジタル信号
で、また、後述するようにスクランブルされたデータと
し、記録波形の周期性が除去された信号である。
【0027】ここで、上記のアナログ映像信号及びディジタ
ル映像信号が記録される記録媒体として使用される磁気
テープ11は、公知のIEC744−3に規定されてい
る高性能テープであり、いわゆるS−VHSテープであ
る。このS−VHSテープは、保磁力が通常のVHSテ
ープのそれの600Oeに比べて高い850Oeの磁気
テープであるため、通常のVHSテープよりも記録電流
を大として記録できるため、前記VHSフォーマットの
アナログ映像信号の再生出力を大とすることができると
共に、ディジタル映像信号の上書きによる出力低下を少
なくすることができる。
【0028】かかる本実施の形態によれば、特開平6−14
343号公報記載の発明よりもディジタル映像信号の再
生品質劣化を小とすることができる。すなわち、VTR
の互換再生においては、通常はトラック曲り及びヘッド
の取り付け偏差等により、何かしらのトラック偏差が生
じる。この場合、特開平6−14343号公報記載の発
明では、ディジタル映像信号記録トラックを、図4
(A)に51で示すようにアナログ映像信号記録トラッ
クの中央位置に上書き形成するようにしているので、上
書きされていないアナログ映像信号記録トラックのうち
回転ヘッドにより走査される部分は、トラック偏差によ
り同図(A)に一点鎖線で示すヘッド走査軌跡が描かれ
た場合、同図(A)に斜線52で示す部分であり、一部
走査されないアナログ映像信号記録トラック部分53が
生じるのに対し、ディジタル映像信号記録トラックはす
べて走査されることとなる。
【0029】これに対し、この実施の形態では、ディジタル
映像信号記録トラックを、図4(B)に54、55で示
すように、2本のアナログ映像信号記録トラックのトラ
ック境界を含む位置に形成するようにしているので、ア
ナログ映像信号記録トラックのうちディジタル映像信号
により上書きされていないトラック部分は、同図(B)
に斜線で示す部分56であり、トラック中央に位置す
る。このため、トラック偏差により一点鎖線で示すヘッ
ド走査軌跡を描いた場合でも、回転ヘッドにより上記部
分56は殆ど走査され、回転ヘッドが走査しないトラッ
ク部分をディジタル映像信号記録トラック部分とするこ
とができる。
【0030】従って、本実施の形態の方が従来に比べて回転
ヘッドが走査する、上書きされていないアナログ映像信
号記録トラック部分の面積を大にでき、しかもディジタ
ル映像信号は、後述するようにスクランブルされたデー
タとし、記録波形の周期性が除去されているので、ディ
ジタル映像信号によるビート妨害が少なくアナログ映像
品質劣化を少なくすることができるのである。
【0031】また、通常のVTRの多くは、VHS標準モー
ドでは、トラックピッチよりもトラック幅の小なるヘッ
ドを使用しており、この場合は特開平6−14343号
公報記載の従来の発明に比べてより一層再生品質の劣化
を小とすることができる。更に、アナログ映像信号記録
トラックの隣接するアナログ映像信号記録トラックとの
トラック境界を含む位置には、ディジタル映像信号記録
トラックが上書き形成されているため、上書き部分のア
ナログ映像信号記録トラックの再生出力が既存のアナロ
グVTRに比し低下し、その結果、アナログ映像信号記
録トラックからの再生アナログ映像信号に対する隣接ア
ナログ映像信号記録トラックのクロストーク再生出力が
低下し、よって、従来に比べて再生アナログ映像信号を
より高品質で再生できる。
【0032】次に、本発明になる磁気記録装置の一実施の形
態について説明する。本発明になる磁気記録装置の一実
施の形態は、図5のブロック図に示すアナログ映像信号
記録系と、図6のブロック図に示すディジタル映像信号
記録系とを有するものであり、これら2つの記録系が一
つの磁気記録装置内で同時に動作するものである。
【0033】まず、アナログ映像信号記録系について図5と
共に説明するに、端子20を介して入力された、ベース
バンド帯の輝度信号と色副搬送波周波数3.58MHz
の搬送色信号とが帯域共用多重化されているNTSC方
式カラー映像信号は、VHS信号処理回路21に供給さ
れ、ここで、輝度信号と搬送色信号とが分離され、輝度
信号は周波数変調されて図3(A)にIで示したよう
に、搬送波偏移周波数が3.4MHz〜4.4MHzの
被周波数変調輝度信号とされ、搬送色信号は同図(A)
にIIで示したように色副搬送波周波数が629kHzで
ある低域変換搬送色信号に周波数変換され、それぞれレ
ベルコントロール混合回路22に供給される。
【0034】レベルコントロール混合回路22は、端子23
を介して既存のVHS(登録商標)方式の記録か、本実
施の形態によるアナログ映像信号とディジタル映像信号
の同時記録かを示すモードコントロール信号が供給さ
れ、後者の場合は前者に比し入力された周波数変調輝度
信号及び搬送色信号をそれぞれ大なるレベルとして周波
数分割多重する。こうして、レベルコントロール混合回
路22から出力された図3(A)に示す周波数スペクト
ラムの周波数分割多重信号(すなわち、アナログ映像信
号)は、記録アンプ24で所要のレベルに増幅された
後、ロータリートランス25を介して回転ヘッドAによ
り磁気テープ26に記録される。
【0035】ここで、磁気テープ26はS−VHSテープで
あり、前記磁気テープ11に相当する。また、回転ヘッ
ドAは図1に示したアナログ映像信号記録用回転ヘッド
A1及びA2に相当し、図示の便宜上、ロータリートラ
ンス25と同様に一つで代表して図示してある。従っ
て、この回転ヘッドAにより図2に示したように、アナ
ログ映像信号記録トラックTa1、Ta2、Ta3、T
a4、...が順次に形成されていく。
【0036】次に、ディジタル映像信号記録系について説明
する。図6において、端子30を介してMPEG2エン
コーダ31に供給された映像信号(音声信号を含んでい
てもよい)は、公知のMPEG(Moving Picture Exper
ts Group)2規格に従った圧縮符号化が行われ、MPE
Gトランスポートストリームの信号形態でD−VHSエ
ンコーダ32に供給される。ここで、端子30に入力さ
れる映像信号は、図5の端子20に入力された映像信号
と同一内容の順次走査信号である。
【0037】D−VHSエンコーダ32において誤り訂正符
号(ECC)などが付加された後、順次のトラックに所
定数のデータブロック(後述のシンクブロック)を記録
するために所定フォーマットのデータブロック単位の信
号に変換されたディジタル映像信号は、排他的論理和回
路33に供給され、ここでM系列信号ジェネレータ34
よりの擬似ランダム符号であるM系列信号と対応するビ
ット同士で排他的論理和演算されることでスクランブル
処理される。これにより、データ内に存在する周期性が
除去される。この時、M系列信号ジェネレータ34の初
期値は、アドレスジェネレータ35から各データブロッ
クのアドレスがロードされ、たとえ同一データの場合で
あっても、データブロック毎に異なるデータとされるた
めに、周期性を除去できる。
【0038】排他的論理和回路33の出力ディジタルデータ
は、データセレクタ38に供給され、ここでシンクパタ
ーンジェネレータ36により発生されたシンクパターン
及びアンブルパターンジェネレータ37により発生され
たアンブルパターンと時系列的に合成された後、変調器
39に供給されて所定の変調方式で変調される。ここ
で、変調器39は例えばスクランブルインターリーブド
NRZI(ノン・リターン・ツウ・インバーテッド)処
理回路で構成されており、入力ディジタル信号をスクラ
ンブルインターリーブドNRZI処理を施して記録デー
タとする。これにより、入力ディジタル信号中のシンク
パターンのみは同一パターンであるが、シンクパターン
も周期性を除去される。
【0039】図7はスクランブルインターリーブドNRZI
処理回路の一例のブロック図を示す。同図中、入力デー
タは加算器43により1ビットのレジスタ45からの値
と排他的論理和演算されて出力される一方、1ビットの
レジスタ44を介してレジスタ45にフィードバックさ
れる。ここで、加算器43にシンクパターンの最初の1
ビットが入力されるときは、レジスタ45、44にはシ
ンクパターンの直前の2ビットT1とT2が保持されて
いることになる。この2ビットT1、T2の値の組合せ
は4種類あるので、出力パターンは、入力シンクパター
ンが例えば「1011」で同一であっても、2ビットT
1、T2の値に応じて表1に示すように4種類得られ
る。
【0040】
【表1】 シンクパターンの直前の2ビットの値は、常に同一とは
限らないので、シンクパターンは直前の2ビット値に応
じて、シンクパターンの周期性も除去される。なお、シ
ンクパターンの直前の2ビットの値を無効データとし2
ビットの値を制御することにより、積極的に周期性を除
去させることも可能である。
【0041】再び図6に戻って説明するに、変調器39によ
り上記のように変調されて取り出されたディジタル信号
は、記録アンプ40により所要のレベルに増幅された
後、ロータリートランス41を介して回転ヘッドDによ
り磁気テープ26に記録される。ここで、磁気テープ2
6は図5と共に説明したように、S−VHSテープであ
り、前記磁気テープ11に相当する。また、回転ヘッド
Dは図1に示したディジタル映像信号記録用回転ヘッド
D1及びD2に相当し、図示の便宜上、ロータリートラ
ンス41と同様に一つで代表して図示してある。従っ
て、この回転ヘッドDにより図2に示したように、ディ
ジタル映像信号記録トラックTd1、Td2、Td3、
Td4、...が順次に形成されていく。
【0042】ディジタル映像信号記録トラックのそれぞれに
は、データブロックに相当するシンクブロックと呼ばれ
る一定量のデータエリアを回転ヘッドD(D1,D2)
の走査に従って複数個配置することにより構成される。
図8はこのシンクブロックの一例のフォーマットを示
す。同図に示すように、シンクブロックはそのシンクブ
ロック再生のための2バイトの同期信号(Sync)の
領域61と、3バイトのアドレス情報(ID)の領域6
2と、様々な情報を格納する3バイトのヘッダ格納領域
63と、96バイトの実質的なデータ格納エリア64
と、このシンクブロックの情報の誤り訂正のための8バ
イトのパリティの領域65とが時系列的に合成された全
部で112バイトの構成である。
【0043】また、図9は磁気テープ26上のディジタル映
像信号記録トラックのそれぞれの一例のトラックフォー
マットを示す。同図に示すように、1本のトラックはマ
ージン領域71、プリアンブル領域72、サブコード領
域73、ポストアンブル領域74、IBG領域75、プ
リアンブル領域76、メインデータ領域77、誤り訂正
符号領域78、ポストアンブル領域79及びマージン領
域80からなり、全部で356シンクブロックから構成
されている。
【0044】メインデータ領域77及び誤り訂正符号領域7
8のうち、メインデータ領域77は例えば6シンクブロ
ックの倍数の306シンクブロックに設定される。ま
た、誤り訂正符号領域78は、誤り訂正のための外符号
(C2符号)が記録される領域で、30シンクブロック
からなる。ここで、磁気テープ26上のディジタル映像
信号記録トラックには1秒間当り60本記録形成され、
各傾斜トラックには前述したように、356シンクブロ
ックのディジタル情報信号がヘッダその他と共に記録さ
れ、各シンクブロックは112バイトであるから記録デ
ータレートは19.138560(=356×60×1
12×8÷106)Mbpsである。これは、周波数帯
域では図3(B)に示したように、約9.6(≒19.
138560/2)MHzに相当する。
【0045】図5及び図6の磁気テープ26には図1及び図
2と共に説明したように、回転ヘッドA(A1,A2)
により、図3(A)に示した周波数スペクトラムのアナ
ログ映像信号が、磁気テープ26の磁性層の深層部分に
までわたって記録されたアナログ映像信号記録トラック
が順次に記録されると共に、隣接する2本のアナログ映
像信号記録トラック形成後に、図3(B)に示した周波
数スペクトラムのディジタル映像信号が図9に示したト
ラックフォーマットで隣接する2本のアナログ映像信号
記録トラックのトラック境界をトラック幅のほぼ中央が
位置するように、磁気テープ26の表層部分に上書き記
録されたディジタル映像信号記録トラックが形成され
る。
【0046】従って、ディジタル映像信号記録トラックが形
成されたテープ部分の磁性層の深層部分には、アナログ
映像信号がディジタル映像信号の上書き記録により消去
されずに残っているため、再生時はアナログ映像信号再
生用回転ヘッドによりディジタル映像信号記録トラック
部分からもアナログ映像信号を再生することができる。
【0047】このようにして記録された磁気テープは、D−
VHSあるいは既存のVHS(登録商標)方式のVTR
で再生することができる。既存のVHS(登録商標)方
式のVTRの再生時には、ディジタル映像信号記録トラ
ックは、アジマス角度がアナログ映像信号再生用回転ヘ
ッドのそれと大きく異なるため、アジマス損失によりア
ナログ映像信号再生用回転ヘッドによってはディジタル
映像信号は殆ど再生されず、また、再生されたディジタ
ル映像信号も周期性が無くなるようにして記録されてい
るため、再生アナログ映像信号への妨害も殆ど無視で
き、しかもアナログ映像信号は記録電流を大として記録
されているので、アナログ映像信号自体の再生出力レベ
ルも大であるので、前記上書きによる再生出力低下も補
償することができる。
【0048】一方、D−VHSによる再生時は、ディジタル
映像信号記録トラックに記録されているディジタル映像
信号は、アナログ映像信号に対する妨害をほぼ抑圧でき
るために、図3(B)に周波数スペクトラムを示したよ
うに、従来に比べてはるかに広帯域にでき、よって情報
量が大であり、従来に比べてより高画質で高音質のアナ
ログ映像トラック記録情報と同一内容の情報再生ができ
る。
【0049】なお、本発明は上記の実施の形態に限定される
ものではなく、例えばディジタル映像信号記録トラック
は、隣接する2本のアナログ映像信号記録トラックのト
ラック境界をトラック幅のほぼ中央が位置するように、
上書き記録するように説明したが、上記のトラック境界
を少なくとも含んだ位置に上書き記録すればよく、必ず
しもトラック幅のほぼ中央に位置する必要はない。ま
た、ディジタル映像信号記録トラックに記録される映像
信号は、アナログ映像信号記録トラックに記録される映
像信号と同一内容の順次走査信号として説明したが、こ
れに限定されるものではなく、同一内容のインタレース
走査信号でもよく、また異なる内容の映像信号でもよ
い。
【0050】更に、ディジタル映像信号記録トラックの記録
ディジタル映像信号をメイン情報として再生する装置に
おいて、特殊再生時(例えば高速サーチ時)にアナログ
映像信号記録トラックからのアナログ映像信号を高速再
生して使用できるように、アナログ映像信号を記録する
こともできる。また、更に、磁気テープ11、26は、
少なくとも保磁力が通常のVHSテープのそれの600
Oeに比べて高い保磁力のテープであればよく、S−V
HSテープに限定されるものではない。
【0051】
【発明の効果】請求項1、4又は7に係る発明によれ
ば、ディジタル情報信号は周期性が除去され、かつアナ
ログ映像信号における被変調輝度信号と低域色信号との
帯域を少なくとも含む広帯域のディジタル情報信号とさ
れているため、非常に広帯域のディジタル情報記録でき
る。
【0052】また、ディジタル情報信号は周期性が除去され
ているため、第1のトラックからアナログ映像信号を再
生する際に、第2のトラックに記録されるディジタル情
報信号による妨害が少なく、アナログ映像品質劣化を少
なくすることができる。
【0053】また、ディジタル情報信号は周期性が除去され
ているため、第1のトラックと第2のトラックとの間の
アジマス損失だけではクロストークが無視できず、ビー
ト妨害が発生しやすい低域色信号の帯域をディジタル情
報信号とアナログ映像信号との共通周波数帯域とするこ
とができ、このように低域色信号の帯域をディジタル情
報信号の帯域の一部として利用してもカラービートの発
生を抑えることができる。
【0054】また、請求項2、5又は8に係る発明によれ
ば、第1のトラックにアナログ映像信号が記録され、第
2のトラックには、アナログ映像信号と同一内容のディ
ジタル映像信号が記録されるため、第2のトラックに記
録されるディジタル映像信号を再生できないVHS方式
等のVTRでの再生時には、第2のトラックからアナロ
グ映像信号を再生し、一方、第2のトラックに記録され
るディジタル映像信号を再生可能なD−VHS方式等の
VTRでの再生時には、アナログ映像信号と同一内容の
ディジタル映像信号を第1のトラックから再生できる。
【0055】また、請求項3、6又は9に係る発明によれ
ば、隣接する第2のトラック間にガードバンドが設けら
れているため、第1のトラックからアナログ映像信号を
再生する際に、第2のトラックに記録されるディジタル
情報信号による妨害が少なく、アナログ映像品質劣化を
少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の回転ヘッドの回転ドラ
ムへの取り付け状態を説明する図である。
【図2】本発明の一実施の形態により形成されるトラッ
クパターンを示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態により記録される信号の
周波数スペクトラムを示す図である。
【図4】トラック偏差による影響について従来方法と本
発明方法とを対比して説明する図である。
【図5】本発明になる磁気記録装置の一実施の形態のア
ナログ映像信号記録系のブロック図である。
【図6】本発明になる磁気記録装置の一実施の形態のデ
ィジタル映像信号記録系のブロック図である。
【図7】図6中の要部のスクランブルインターリーブド
NRZI回路の一例のブロック図である。
【図8】図6の記録系により記録されるシンクブロック
のフォーマットの一例を示す図である。
【図9】図6の記録系により記録されるディジタル信号
のトラックフォーマットの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 回転ドラム 11、26 磁気テープ 20 カラー映像信号入力端子 21 VHS信号処理回路 22 レベルコントロール混合回路 23 モードコントロール信号入力端子 30 情報信号入力端子 31 MPEG2エンコーダ 32 D−VHSエンコーダ 34 M系列信号ジェネレータ 35 アドレスジェネレータ 36 シンクパターンジェネレータ 37 アンブルパターンジェネレータ 38 データセレクタ A1、A2、A アナログ映像信号記録用回転ヘッド D1、D2、D ディジタル映像信号記録用回転ヘッド Ta1、Ta2、Ta3、Ta4 アナログ映像信号記
録トラック Td1、Td2、Td3 ディジタル映像信号記録トラ
ック

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体の回転面に相対向して取り付けられ
    た互いにアジマス角度の異なる第1及び第2の回転ヘッ
    ドを交互に使用して、前記回転体の外周側面に所定角度
    範囲にわたって斜めに巻回されて一定速度で走行される
    磁気記録媒体に、周波数変調された被変調輝度信号と前
    記被変調輝度信号より低い周波数帯域を有する低域色信
    号とを周波数分割多重して得たアナログ映像信号による
    第1のトラックを順次に形成してアナログ映像信号を記
    録する磁気記録方法において、 前記回転体の回転面上で、前記第1及び第2の回転ヘッ
    ドとは異なる位置に取り付けられた第3及び第4の回転
    ヘッドにより、記録波形の周期性を除去したディジタル
    情報信号による第2のトラックを、前記第1のトラック
    形成後に上書き形成して前記ディジタル情報信号を記録
    する磁気記録方法であり、 前記第2のトラックに記録されるディジタル情報信号
    は、前記アナログ映像信号における被変調輝度信号と低
    域色信号との帯域を少なくとも含む広帯域のディジタル
    情報信号であることを特徴とする磁気記録方法。
  2. 【請求項2】回転体の回転面に相対向して取り付けられ
    た互いにアジマス角度の異なる第1及び第2の回転ヘッ
    ドを交互に使用して、前記回転体の外周側面に所定角度
    範囲にわたって斜めに巻回されて一定速度で走行される
    磁気記録媒体に、アナログ映像信号による第1のトラッ
    クを順次に形成してアナログ映像信号を記録する磁気記
    録方法において、 前記回転体の回転面上で、前記第1及び第2の回転ヘッ
    ドとは異なる位置に取り付けられた第3及び第4の回転
    ヘッドにより、前記アナログ映像信号よりも広帯域で、
    かつ、記録波形の周期性を除去したディジタル映像信号
    による第2のトラックを、前記第1のトラック形成後に
    上書き形成して前記ディジタル映像信号を記録する磁気
    記録方法であり、 前記第1のトラックに記録されるアナログ映像信号と前
    記第2のトラックに記録されるディジタル映像信号と
    は、同一内容の映像信号であることを特徴とする磁気記
    録方法。
  3. 【請求項3】回転体の回転面に相対向して取り付けられ
    た互いにアジマス角度の異なる第1及び第2の回転ヘッ
    ドを交互に使用して、前記回転体の外周側面に所定角度
    範囲にわたって斜めに巻回されて一定速度で走行される
    磁気記録媒体に、アナログ映像信号による第1のトラッ
    クを順次に形成してアナログ映像信号を記録する磁気記
    録方法において、 前記回転体の回転面上で、前記第1及び第2の回転ヘッ
    ドとは異なる位置に取り付けられた第3及び第4の回転
    ヘッドにより、前記アナログ映像信号よりも広帯域で、
    かつ、記録波形の周期性を除去したディジタル情報信号
    による第2のトラックを、前記第1のトラック形成後に
    上書き形成して前記ディジタル情報信号を記録する磁気
    記録方法であり、 隣接する前記第2のトラック間にはガードバンドが設け
    られることを特徴とする磁気記録方法。
  4. 【請求項4】回転体の回転面に相対向して取り付けられ
    た互いにアジマス角度の異なる第1及び第2の回転ヘッ
    ドを交互に使用して、前記回転体の外周側面に所定角度
    範囲にわたって斜めに巻回されて一定速度で走行される
    磁気記録媒体に、周波数変調された被変調輝度信号と前
    記被変調輝度信号より低い周波数帯域を有する低域色信
    号とを周波数分割多重して得たアナログ映像信号による
    第1のトラックを順次に形成して前記アナログ映像信号
    を記録する磁気記録装置において、 前記回転体の回転面上で、前記第1及び第2の回転ヘッ
    ドとは異なる位置に取り付けられた第3及び第4の回転
    ヘッドと、 周期性を除去した波形のディジタル情報信号を生成する
    記録ディジタル信号生成手段とを有し、 前記記録ディジタル信号生成手段により生成されたディ
    ジタル情報信号による第2のトラックを、前記第1のト
    ラック形成後に前記第3及び第4の回転ヘッドにより上
    書き形成しながら前記ディジタル情報信号を記録し、前
    記第2のトラックに記録されるディジタル情報信号に
    は、前記アナログ映像信号における被変調輝度信号と低
    域色信号との帯域を少なくとも含む広帯域のディジタル
    情報信号が記録されることを特徴とする磁気記録装置。
  5. 【請求項5】回転体の回転面に相対向して取り付けられ
    た互いにアジマス角度の異なる第1及び第2の回転ヘッ
    ドを交互に使用して、前記回転体の外周側面に所定角度
    範囲にわたって斜めに巻回されて一定速度で走行される
    磁気記録媒体に、アナログ映像信号による第1のトラッ
    クを順次に形成して前記アナログ映像信号を記録する磁
    気記録装置において、 前記回転体の回転面上で、前記第1及び第2の回転ヘッ
    ドとは異なる位置に取り付けられた第3及び第4の回転
    ヘッドと、 前記アナログ映像信号よりも広帯域で、かつ、周期性を
    除去した波形のディジタル映像信号を生成する記録ディ
    ジタル信号生成手段とを有し、 前記記録ディジタル信号生成手段により生成されたディ
    ジタル映像信号による第2のトラックを、前記第1のト
    ラック形成後に前記第3及び第4の回転ヘッドにより上
    書き形成しながら前記ディジタル映像信号を記録し、前
    記第1のトラックに記録されるアナログ映像信号と前記
    第2のトラックに記録されるディジタル映像信号とは、
    同一内容の映像信号であることを特徴とする磁気記録装
    置。
  6. 【請求項6】回転体の回転面に相対向して取り付けられ
    た互いにアジマス角度の異なる第1及び第2の回転ヘッ
    ドを交互に使用して、前記回転体の外周側面に所定角度
    範囲にわたって斜めに巻回されて一定速度で走行される
    磁気記録媒体に、アナログ映像信号による第1のトラッ
    クを順次に形成して前記アナログ映像信号を記録する磁
    気記録装置において、 前記回転体の回転面上で、前記第1及び第2の回転ヘッ
    ドとは異なる位置に取り付けられた第3及び第4の回転
    ヘッドと、 前記アナログ映像信号よりも広帯域で、かつ、周期性を
    除去した波形のディジタル情報信号を生成する記録ディ
    ジタル信号生成手段とを有し、 前記記録ディジタル信号生成手段により生成されたディ
    ジタル情報信号による第2のトラックを、前記第1のト
    ラック形成後に前記第3及び第4の回転ヘッドにより上
    書き形成しながら前記ディジタル情報信号を記録し、隣
    接する前記第2のトラック間にはガードバンドが設けら
    れることを特徴とする磁気記録装置。
  7. 【請求項7】長手方向が媒体走行方向に対して傾斜して
    おり、かつ、隣接するトラックのアジマス角度が互いに
    異なるように形成される第1のトラックに、周波数変調
    された被変調輝度信号と前記被変調輝度信号より低い周
    波数帯域を有する低域色信号とを周波数分割多重したア
    ナログ映像信号が順次に記録され、前記第1のトラック
    の上に上書き形成される第2のトラックに、記録波形の
    周期性が除去され、前記被変調輝度信号と前記低域色信
    号との帯域を少なくとも含む広帯域のディジタル情報信
    号が記録されていることを特徴とするテープ状の磁気記
    録媒体。
  8. 【請求項8】長手方向が媒体走行方向に対して傾斜して
    おり、かつ、隣接するトラックのアジマス角度が互いに
    異なるように形成される第1のトラックに、周波数変調
    された被変調輝度信号と前記被変調輝度信号より低い周
    波数帯域を有する低域色信号とを周波数分割多重したア
    ナログ映像信号が順次に記録され、前記第1のトラック
    の上に上書き形成される第2のトラックに、前記第1の
    トラックに記録されたアナログ映像信号と同一内容の映
    像信号で、記録波形の周期性が除去された広帯域のディ
    ジタル情報信号が記録されていることを特徴とするテー
    プ状の磁気記録媒体。
  9. 【請求項9】長手方向が媒体走行方向に対して傾斜して
    おり、かつ、隣接するトラックのアジマス角度が互いに
    異なるように形成される第1のトラックに、周波数変調
    された被変調輝度信号と前記被変調輝度信号より低い周
    波数帯域を有する低域色信号とを周波数分割多重したア
    ナログ映像信号が順次に記録され、前記第1のトラック
    の上に上書き形成される第2のトラックに、記録波形の
    周期性が除去された広帯域のディジタル情報信号が記録
    され、隣接する前記第2のトラック間にはガードバンド
    が設けられていることを特徴とするテープ状の磁気記録
    媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008533637A (ja) * 2005-03-09 2008-08-21 タンベルグ・データ・コーポレーション 記録再生装置における再書き込みのためのデータランダム化

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