JP2000338783A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
けやキャリア付着などの異常画像の発生を防止する。 【解決手段】 現像スリーブ32に内蔵された現像主磁
石34は2つの磁力ピークを有しており、これによって
現像領域に穂立ちされる磁気ブラシJBは2つのピーク
を形成している。そして、磁気ブラシJBの2つのピー
クのうち一方のピークのみを感光体ドラム1に接触させ
て現像を行う。
Description
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、さらに詳し
く言えば、磁気ブラシ方式により現像を行う画像形成装
置に関する。
画像形成方法において、一成分または二成分現像剤を用
いた磁気ブラシ現像は周知であり、複写機、プリンタ、
ファクシミリ等の画像形成装置において広く利用されて
いる。
る、内部に磁石を設置した非磁性スリーブの表面に現像
剤を搬送し、現像剤をブラシ状(磁気ブラシ)に保持させ
て像担持体に接触させ、静電潜像が形成された像担持体
と電気的バイアスが印加されたスリーブとの間の電界に
よってトナーが潜像面に選択的に付着することにより、
現像が行われる。
させる技術として、特開平6−167887号公報に開
示されたものがある。この公報に記載の画像形成装置で
は、現像スリーブの主極に磁力の高い2つの山を有する
磁気パターンを形成し、現像スリーブと像担持体との間
で2つのニップ部を形成するとともに、表面が平滑な現
像スリーブを用いて現像剤の搬送力を弱くしている。こ
れにより、上流側のニップでは磁気ブラシが像担持体上
の静電潜像に柔らかく接触し、下流側のニップでは現像
スリーブの搬送力が低下する分、滞留する現像剤の量が
増加するため、磁気ブラシと静電潜像との接触面積が広
くなり、その分現像能力が向上する。
記載の画像形成装置では、現像主極の上流と下流にほぼ
同じ大きさの磁力のピークを形成し、そのピークの双方
(の磁力により穂立ちされた現像剤)を像担持体に接触
させて現像を行うという方法を用いている。この方法に
よれば、2つの現像ニップにより現像を行うか、あるい
は現像ギャップが狭い場合にはピーク間の磁気ブラシ
(谷間の部分)も像担持体に接触し、実質的にニップ領
域を増加させ画像濃度を安定させるという効果がある。
現像ニップ領域の増加はベタ画像部など潜像のポテンシ
ャルが大きい場合には画像濃度を増加させ、安定させる
というメリットがあり効果的である。
部は、ベタ画像と比較して、もともと潜像のポテンシャ
ルが小さく、そのため像担持体へのトナーの付着力も小
さくなり、ニップ領域の下流側では逆にカウンターチャ
ージにより像担持体に付着したトナーが取り去られて、
後端白抜けなどの弊害が発生するという問題があった。
なお、ここでいうカウンターチャージとは、トナーを静
電潜像に付与して磁気ブラシに残ったキャリアにトナー
とは逆極性の電荷が発生することである。
現像剤の滞留が生じ、それにより現像能力の向上が達成
できると記載されているが、下流側に現像剤の滞留部が
存在し現像剤密度が増加すると、カウンターチャージに
加えてスキャベンジ力も発生し、さらに後端白抜けなど
の異常画像の発生を助長するという問題がある。なお、
ここでいうスキャベンジとは、磁気ブラシによる像担持
体上のトナー像の擦りである。この現象はトナー像に掃
きムラなどの異常画像を発生させる。
は、現像スリーブの表面粗さが0.5μm以下の比較的
滑らかなものを使用しているため、現像剤の汲み上げ不
良が起こる可能性が高い。汲み上げ不良が発生した場
合、画像全体にムラが生じることとなる。また、現像剤
搬送力が小さいため、ニップ領域では像担持体との接触
により磁気ブラシがすべり、画像のエッジ部がぼやける
といった現象が起こる可能性も高い。特に下流側では滞
留しているためブラシのすべりが大きくなり、異常画像
を発生させやすいという問題もある。また、その滞留部
では余剰にキャリアが存在しており、磁気的拘束力を失
ったキャリアやカウンターチャージを持ったキャリアが
像担持体に付着し、出力画像にキャリア付着をもたらす
という問題もある。
ターンにより形成される2つの(2山の)磁気ブラシの
両方を像担持体に接触させているため、2ピーク間に存
在する現像剤は、上流側ピークから下流側ピークに移動
する際、像担持体表面に接触しながら移動しなければな
らない。したがって、キャリア付着や像担持体上のトナ
ー像の乱れを発生させるという問題がある。また、2ピ
ーク間の現像剤は像担持体と上下2つのピークにより閉
じ込められた状態となるため、過剰に密になり、キャリ
ア付着を助長する恐れもある。
述の問題を解決し、画像濃度を常に安定させるとともに
後端白抜けやキャリア付着などの異常画像の発生を防止
できる画像形成装置を提供することを課題とする。
より、磁気ブラシ現像装置を備える画像形成装置におい
て、前記現像装置は現像剤担持体を有し、該現像剤担持
体に内包される磁石の現像極が複数の磁力ピークを持つ
とともに該ピーク間に磁力の低い谷部を持つように磁力
分布し、且つ前記複数の磁力ピークのいずれか一つの磁
力ピークを用いて現像を行うことを提案する。
は、前記複数の磁力ピークのうち最大の磁力ピークによ
って形成される磁気ブラシにより現像を行うことを提案
する。また、前記の課題を解決するため、本発明は、前
記複数の磁力ピークのうち最大の磁力ピークの前記現像
剤担持体回転方向の下流側に、該最大の磁力ピークより
も小さい少なくとも1つの磁力ピークが形成されること
を提案する。
は、前記最大の磁力ピークによって形成される磁気ブラ
シを潜像担持体と前記現像剤担持体の最近接点よりも現
像剤担持体回転方向の上流側に配置するとともに、前記
最大の磁力ピークよりも小さい少なくとも1つの磁力ピ
ークを前記最近接点よりも現像剤担持体回転方向の下流
側に配置することを提案する。
は、前記現像極の複数の磁力ピークが全て同極であるこ
とを提案する。
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る画像形成装
置の一例における作像部付近の概略を示す構成図であ
る。この図において、静電潜像担持体である感光体ドラ
ム1の周囲には、帯電装置2、現像装置3、転写装置
4、クリーニング装置5、除電装置6等が配設されてい
る。また、帯電装置2と現像装置3の間には、露光光L
が感光体ドラム1の表面に照射される書き込み位置が設
けられている。さらに、現像装置3の下方にはレジスト
ローラ7が配設されている。
時計回りに回転される感光体ドラム1の表面が帯電装置
2によって一様に帯電され、露光光Lが照射されて感光
体ドラム1上に静電潜像が形成される。その静電潜像に
対し、現像装置3よりトナーが付与され、潜像はトナー
像として可視化される。感光体ドラム1上に形成された
トナー像は、図示しない給紙装置より給送されレジスト
ローラ7によりタイミングを取って送り出された記録紙
P上に、転写装置4の作用によって転写される。その記
録紙Pは、図示しない定着装置へと搬送され、用紙上に
トナー像が定着されて機外に排出される。一方、トナー
像転写後の感光体ドラム1は、クリーニング装置5によ
って残留トナーを除去され、除電装置6によって残留電
位を除去されて次回の画像形成に備える。
像ローラ31、攪拌部材33のほか、ドクターブレード
等が設けられている。現像ローラ31は感光体ドラム1
に近接して配置され、両者が対向する部分に現像領域が
形成される。攪拌部材33は、現像装置内の現像剤を攪
拌しながら現像ローラ31へ汲み上げる。
成した現像スリーブ32(図4参照)が図中反時計回り
に回転駆動されるものである。その現像スリーブ32内
には、スリーブ表面に現像剤を穂立ちさせるための磁界
を形成する磁石ローラ(図示せず)が内蔵されている。
スリーブ32内に固定状態で備えられた磁石ローラに
は、現像領域部分に現像剤を穂立ちさせるための現像主
磁石、スリーブ上に現像剤を汲み上げるための磁石、汲
み上げられた現像剤を現像領域まで搬送する磁石、現像
後の領域で現像剤を搬送するための磁石等が配設されて
いる。
り、現像剤を構成する磁性キャリアは磁石ローラの磁力
線に沿ってスリーブ32上で穂立ちする。現像スリーブ
32は、前述のように回転駆動され、その回転に伴って
スリーブ上の現像剤も図1において反時計回りに搬送さ
れる。
の大きさを示す図である。後述する現像主磁石によって
形成される現像主極P1は、P1aとP1bの2つのピ
ーク(磁力の大きい山)を有している。現像領域におい
て、現像主磁石の磁力線P1に沿って現像剤が穂立ちす
るため、図3に示すようにスリーブ32上の穂立ち(磁
気ブラシJB)も2つの山を有することとなる。なお、
本実施形態では現像主極P1の2つのピークP1aとP
1bの磁力の大きさが異なっており、この例ではP1a
>P1bとなっている。また、図2において、実線で示
す磁力分布はY方向磁力成分であり、破線で示す磁力分
布はX方向磁力成分である。
された現像主磁石34は、「コ」の字形状の断面を有し
て(現像ローラ31の軸方向に長い形状となって)お
り、図において「コ」の字の下辺34aの高さが「コ」
の字の上辺34bの高さよりも大きくなっている。ま
た、両者の間は凹部34cとなっている。現像主磁石3
4の部分斜視図を図4に示す。このような形状の現像主
磁石34による図2に示す磁力線P1(現像主極)に沿
って、図3のように2つの山を有する磁気ブラシJBが
現像領域に形成される。なお、ここでは、現像領域に隣
接して存在する同極性(この例では、N極)の磁極P1
aとP1bを、まとめて現像極P1と呼ぶ。
500〜1500G(ガウス)とし、ピーク間の谷部
(現像主磁石34の凹部34c)の磁力はピーク値の約
50〜70%程度が適当である。現像主磁石34は、
「コ」の字形断面の部材に着磁して作成してもよいし、
着磁してある角柱(四角柱)材料を切削して「コ」の字
形状に成形して作成してもよい。
数の磁力ピークを有しており、その複数の磁力ピークの
いずれか一つの磁極ピークによって潜像を現像するもの
であるが、ここで、“複数の磁力ピークのいずれか一つ
の磁極ピーク”の定義について説明する。
合を例にとって説明する。現像スリーブが高速回転する
と上流側から下流側(スリーブ回転方向)の磁気ブラシ
に現像剤が移動していくため、磁力ピーク間の磁気ブラ
シの谷の深さが浅くなり、一つのピーク磁力で形成され
る磁気ブラシを判別することは困難となる。そのため、
静止状態で上流、下流のどちらか一方の磁気ブラシが感
光体ドラムに接触している状態を“いずれか一つの磁極
ピーク”で現像することの定義とする。
つのピークを有する磁気ブラシJBにおいて、一方の
(ここでは下流側の)ピークのみが感光体ドラム1に接
触するように構成されている。従来の、現像極が2つの
ピークを有するものにおいては、2ピークの両方を感光
体ドラムに接触させて現像を行っていたため、上流側か
ら下流側の磁気ブラシに現像剤が移動する際、現像剤が
攪乱して感光体に接触しトナー象を乱す恐れがあった。
また、上流側と下流側とで感光体への磁気ブラシの穂当
たり力が変化しやすく、これを適切に設定することが困
難であった。しかし、本発明によれば、一方のピークの
みを感光体ドラムに接触させることによって、2ピーク
間の現像剤は速やかに下流側の磁気ブラシに移動するた
め、ピーク間の現像剤の挙動に左右されることなく、常
に安定して高画質を得ることができるようになった。
ル)でトナーを付着させた画像濃度の低い感光体上のト
ナー像を摺擦する磁気ブラシが減少する為、感光体上画
像に影響を及ぼすカウンターチャージ発生量が減少す
る。結果として、カウンターチャージをもったキャリア
がトナー像を引き付けることによる画像後端部が白く抜
ける現象を抑えることが可能となる。
ちどちらか一方のピークのみが感光体に接触しているた
め2ピーク間の現像剤は感光体に接触することなく下流
の磁気ブラシに移動できる。そのため従来技術のように
感光体にキャリア付着させたり、トナー像を乱したりす
ることがなくなる。図5に、本実施形態における、2ピ
ーク間の現像剤の移動の様子を示す。この図において、
スリーブ32上の磁気ブラシJBの上流側ピークから下
流側ピークに現像剤が移動する際、移動する現像剤(図
中2点鎖線)は感光体に接触することなく移動してい
る。
うち下流側のピークが感光体ドラム1に接触するものを
示したが、図6に示すように、2ピークのうちどちらか
一方のピークのみが感光体に接触すれば良い。図6
(a)は図3と同じであり、図6(b)には上流側のピ
ークが感光体ドラム1に接触するものを示した。それぞ
れの構成による特質について次に説明する。
体ドラム1に接触するものは、特に画像濃度を安定化す
るために有効である。現像に直接関与する下流側磁気ブ
ラシのすぐ上流に、同極性の補助的磁気ブラシ(ピー
ク)があるため、現像剤の動きが活性化され、現像剤の
凝集が解除され、トナーが適度に帯電される。その結
果、現像特性が安定化する。
体ドラム1に接触するものは、特に中間調を重視する場
合に有効となる。現像に直接関与する磁気ブラシが即座
に下流側の磁気ブラシに移動しやすいため、カウンター
チャージ及びスキャベンジの影響がさらに少ないので良
好な中間調が得られる。
なることによって、感光体に接触する現像剤が減少する
ので、感光体の劣化が少なくなり寿命が伸びるという効
果もある。
非磁性トナーと磁性キャリア、磁性トナーと磁性キャリ
アを組み合わせたもののどちらでも、後端白抜けがなく
ドットの均一感に優れた画像が得られる。使用するキャ
リアとしては、フェライト芯材、マグネタイト芯材、鉄
粉、磁性粉を樹脂に練り込んだバインダキャリアのいず
れを用いてもよい。さらに、1成分現像剤の場合にも本
願発明は有効である。
ピークとして2ピークのもので説明したが、3つ以上の
ピークを有する構成とすることもできる。その場合も、
3つ以上のピークのうちのいずれか1つのみのピークに
よって現像するものとする。
磁力ピーク(により形成される磁気ブラシ)によって現
像することについて説明する。ここでは、2ピークの場
合で説明する。
磁気ブラシJBはPLとPSの2つのピークを有してい
る。各ピークの磁力の大きさは、PL>PSとなってお
り、最大のピークPLを用いて現像を行うようになって
いる。ここでは、2ピークの場合で説明したが、3ピー
ク以上の場合でも最大のピークを用いて現像を行うもの
とする。
力ピークにより形成される磁気ブラシにより現像するこ
とによって、磁気ブラシの現像剤保持力が向上する。そ
れに加えて、一つの磁力ピークで形成された磁気ブラシ
により現像を行うので、上流側の磁気ブラシから下流の
磁気ブラシに現像剤が移動する際、現像剤が感光体に接
触せず、そのためキャリア付着が発生しない。また、従
来技術で下流側の穂のカウンターチャージにより発生し
ていたハーフトーン部の後端白抜けを抑制することがで
きる。
(磁石)の作成方法について説明すると、一極の磁極磁
石に切り欠きをいれる方法が簡単である。切り欠きを入
れる位置によって上流側と下流側の磁力ピーク高さが変
化する(図6参照)。また切り込む幅と深さによって、
上流および下流の磁力の半値幅、またピーク間の谷の磁
力を調整することができる。もちろん磁力の異なる磁石
を組み合わせて上流、下流の磁力を調整してもよいし、
着磁によって作製してもよい。
磁力ピークより下流側に少なくとも1つの小さい磁力ピ
ークを有することについて説明する。上記と同じ図7に
より説明を行う。図7において、現像極によって形成さ
れる磁気ブラシJBは最大ピークPLの下流側に1つの
小さい磁力ピークPSを有している。上流側のピークを
大きくすることによって、上流側の磁気ブラシのみが現
像を行いやすくなり、画像の安定・後端白抜け現象の抑
制・キャリア付着抑制・トナー像かく乱防止等の効果が
得やすくなる。また、現像剤の変更などによる主磁極角
度の調整を行う場合にも、調整範囲が広く対応しやす
い。
ち上流側のピークのみが感光体に接触していればよく、
下流側は感光体に接触しないのが望ましい。このように
設定することによって、現像に直接関与する上流側の磁
気ブラシを形成する現像剤はトナーを感光体に付着させ
た後、すみやかに下流側の磁極に移動し磁気ブラシを形
成する。したがって上流側の現像ニップ領域中の現像剤
は過剰に密な状態とならないため自由度が増し、感光体
上の静電潜像への穂当たり力がソフトになるため、がさ
つきのない均一な中間調が得られる。また二成分現像方
式で発生しやすい現象として中間調後端部の白抜けが考
えられる。この現象は現像スリーブの対感光体線速比が
高い場合、現像ニップ幅が広い場合に多く発生する。現
像ニップ幅が広い場合、そのニップの上流に位置する現
像剤はトナーを感光体に付着させるが、下流に位置する
側の現像剤はカウンターチャージとスキャベンジによっ
て感光体に付着したトナーを磁気ブラシに再付着させて
しまうことが原因とされている。本発明ではトナーを感
光体に付着させたキャリアが現像に直接関与しない下流
側磁極に即座に移動するので、カウンターチャージによ
る中間調後端部の白抜けも発生しない。
ように、現像ニップでの現像剤密度が過剰にならず、且
つトナーを感光体に付着させて、カウンターチャージを
受けたキャリアがすばやく現像極下流側の磁極に移動す
るため感光体上へのキャリア付着は抑えられる。また、
下流側に形成される磁気ブラシは現像中に落下するキャ
リアを捕らえるキャリアキャッチャーとしての役目も兼
ね備えており、これによってもキャリア付着等の異常画
像のない高画質な画像が得られる。さらに、上流側の磁
気ブラシから下流側の磁気ブラシに現像剤が移動する際
に現像剤が感光体に接触しない。これによってもキャリ
ア付着は少なくなる。
磁力ピークを感光体ドラム1と現像スリーブ32(現像
ローラ31)との最近接点より上流側に配置し、かつ、
それより小さいピークを上記最近接点より下流側に配置
する構成について説明する。
現像スリーブ32(現像ローラ31)との最近接点を示
している。この図に示すように、現像極によって形成さ
れた磁気ブラシJBは最大ピークPLとそれより小さい
ピークPSの2つのピークを有している。最大ピークP
Lは感光体ドラム1と現像スリーブ32との最近接点X
よりも上流側に位置するように構成されている。また、
下流側の小ピークPSは最近接点Xよりも下流側に位置
するように構成されている。もちろん、現像は最大ピー
クPLによって行う。
磁気ブラシが形成する狭い現像ニップ幅でも現像電界が
最も効率的に印加され、現像能力の高い画像を得ること
ができる。同時に画像の安定・後端白抜け現象の抑制・
キャリア付着抑制・トナー像かく乱防止等の効果が得や
すくなる。
ークは、図9に示すようにすべて同一極性とすることに
よって、磁気ブラシが回転を伴わずに上流極から下流極
へ移動するため、スムーズに現像剤が移動する。そのた
め、カウンターチャージの影響を受けにくく、良好な画
像を得ることができる。図9では、2つのピークを有す
るものを例に上げ、その磁気ブラシJBの下流側(a)
または上流側(b)に最大ピークがあるものを例示し
た。
本発明は1成分現像剤または2成分現像剤を用いる場合
のどちらにも有効である。また、現像極の複数の磁力ピ
ークは2ピークに限らず、3ピーク以上であっても良
い。
装置によれば、複数の磁力ピークのうちのいずれか一つ
のピークを用いて現像することによって、従来技術で下
流側の穂のカウンターチャージにより発生していたハー
フトーン部の後端白抜けを抑制することができる。ま
た、上流側の磁気ブラシ(ピーク)から下流の磁気ブラ
シ(ピーク)に現像剤が移動する際、感光体に接触しな
い。そのためキャリア付着が発生しない。
力ピークのうち最大の磁力ピークにより形成される磁気
ブラシにより現像することによって、磁気ブラシの現像
剤保持力が向上する。それに加えて、一つの磁力ピーク
で形成された磁気ブラシにより現像を行うので、上流側
の磁気ブラシから下流の磁気ブラシに現像剤が移動する
際、現像剤が感光体に接触せず、そのためキャリア付着
が発生しない。また、従来技術で下流側の穂のカウンタ
ーチャージにより発生していたハーフトーン部の後端白
抜けを抑制することができる。
が下流側のピークに即座に移動するため、カウンターチ
ャージの影響が少なくなり、後端白抜けがない画像が得
られる。また、上流のピークから下流のピークに現像剤
が移動する際、現像剤が感光体に接触せず、そのためキ
ャリア付着が発生しない。
剤担持体との最近接部において上流側のピークを感光体
に接触させることができる。そのため現像電界が最も効
率的に印加され、現像能力の高い画像を得ることができ
る。また、上流のピークから下流のピークに現像剤が移
動する際、現像剤が感光体に接触せずキャリア付着が発
生しない。さらに、従来技術で下流側の穂のカウンター
チャージにより発生していたハーフトーン部の後端白抜
けを抑制することができる。
クをすべて同極にすることによって、磁気ブラシが回転
を伴わず上流極から下流極へ移動するため、スムーズに
現像剤が移動する。そのため、カウンターチャージの影
響を受けにくく、良好な画像が得られる。
部付近の概略構成図である。
された磁気ブラシの様子を示す模式図である。
磁力の大きさを示す図である。
の部分斜視図である。
動の様子を示す模式図である。
流側のピークが感光体ドラムに接触する様子を示す模式
図である。
によって現像する様子を示す模式図である。
を感光体ドラムと現像スリーブとの最近接点より上流側
に配置し、かつ、それより小さいピークを上記最近接点
より下流側に配置する構成を説明する模式図である。
を示す模式図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 磁気ブラシ現像装置を備える画像形成装
置において、 前記現像装置は現像剤担持体を有し、該現像剤担持体に
内包される磁石の現像極が複数の磁力ピークを持つとと
もに該ピーク間に磁力の低い谷部を持つように磁力分布
し、且つ前記複数の磁力ピークのいずれか一つの磁力ピ
ークを用いて現像を行うことを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項2】 前記複数の磁力ピークのうち最大の磁力
ピークによって形成される磁気ブラシにより現像を行う
ことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記複数の磁力ピークのうち最大の磁力
ピークの前記現像剤担持体回転方向の下流側に、該最大
の磁力ピークよりも小さい少なくとも1つの磁力ピーク
が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の画像
形成装置。 - 【請求項4】 前記最大の磁力ピークによって形成され
る磁気ブラシを潜像担持体と前記現像剤担持体の最近接
点よりも現像剤担持体回転方向の上流側に配置するとと
もに、前記最大の磁力ピークよりも小さい少なくとも1
つの磁力ピークを前記最近接点よりも現像剤担持体回転
方向の下流側に配置することを特徴とする、請求項3に
記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記現像極の複数の磁力ピークが全て同
極であることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11152876A JP2000338783A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11152876A JP2000338783A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000338783A true JP2000338783A (ja) | 2000-12-08 |
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ID=15550061
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000338783A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018079860A1 (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-03 | キヤノン株式会社 | 現像装置 |
-
1999
- 1999-05-31 JP JP11152876A patent/JP2000338783A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018079860A1 (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-03 | キヤノン株式会社 | 現像装置 |
US10705452B2 (en) | 2016-10-28 | 2020-07-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing device having magnetic flux density distribution |
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