JP2000338118A - 走査型近接場顕微鏡 - Google Patents

走査型近接場顕微鏡

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JP2000338118A
JP2000338118A JP11146518A JP14651899A JP2000338118A JP 2000338118 A JP2000338118 A JP 2000338118A JP 11146518 A JP11146518 A JP 11146518A JP 14651899 A JP14651899 A JP 14651899A JP 2000338118 A JP2000338118 A JP 2000338118A
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Takeshi Onada
毅 小灘
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高いS/N比で試料を高分解能に測定すること
が可能な走査型近接場顕微鏡を提供する。 【解決手段】光源8からの光を所定の偏光状態にする偏
光手段10と、この偏光手段10を経由した光を試料3
表面に入射させる入射手段9と、光が入射する試料3表
面に近接して先端部2が位置したプローブ1と、このプ
ローブ1の先端部2で散乱した散乱光を集光する集光手
段11と、この集光手段11で集光された光の異なる2
方向の偏光成分について、振幅の差分を検出する差分手
段とを備えている。差分手段は、プローブ1の先端部2
で散乱した散乱光のP偏光成分とS偏光成分との間に位
相差を与える位相差手段18と、位相差が与えられた偏
光成分同士を干渉させる干渉手段19とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料に近接したプ
ローブを試料に対して相対的に走査しながら、試料の近
傍にあるプローブの先端部に光を照射し、その散乱光を
検出することにって試料の光学的特性を測定する走査型
近接場光学顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の走査型近接場光学顕微鏡(SN
OM:Scanning Near-Field OpticalMicroscope)とし
ては、光の波長よりも小さい径の開口を先端部に有する
プローブを備えた開口型SNOMや、光の波長よりも小
さい曲率半径で且つ先鋭化された無開口の先端部を有す
るプローブを備えた散乱型SNOMが知られているが、
いずれのSNOMにおいても、プローブを試料近傍に位
置付けた状態で試料に対して相対的に走査させることに
よって、上述した開口径若しくは曲率半径程度の分解能
で、試料の微少領域に対する光学情報を測定することが
できるようになっている。
【0003】具体的には、開口型SNOMは、プローブ
の先端部の開口を通して光を試料に照射するか、若しく
は、他の手段によって光を照射された試料からの光を開
口を通して検出することによって、試料の微少領域に対
する光学情報を測定するようになっている。これに対し
て、散乱型SNOMは、外部から試料に光を入射させて
試料表面に局所電場を発生させた状態において、先鋭化
したプローブの先端部によって局所電場を散乱させ、そ
のとき生じる散乱光を検出することによって、試料の微
少領域に対する光学情報を測定するようになっている。
【0004】開口型SNOM及び散乱型SNOMは、そ
れぞれに長所短所があり、いずれが優れているかは一概
に言えないが、検出光量の大きさという観点では、散乱
型SNOMが良いと見られている。これは、高分解にな
るに従って必然的に検出光量が少なくなることを考慮す
ると重要なポイントと言える。
【0005】即ち、開口型SNOMでは、プローブの先
端部の開口から導波路を介して光を導くようになってい
るが、開口近辺の導波路部分は、その径がカットオフ径
よりも細くなるため、導波路内に光を閉じ込めておくこ
とができずに、導波路を覆う遮光用の金属被膜に光が漏
れて吸収され、光損失が大きくなってしまう。これに対
して、散乱型SNOMでは、プローブの先端部での散乱
光は、そのまま集光光学系に取り込まれるため、光の吸
収は殆ど起きず光損失が少なくて済む。
【0006】例えば特開平6−137847号公報に
は、散乱型SNOMが示されており、この散乱型SNO
Mは、試料表面に発生させた非伝搬光であるエバネッセ
ント波をプローブの先端部によって散乱させ、そのとき
生じる散乱光を検出することによって、試料の光学情報
を測定している。また、これ以外の方法としては、例え
ば、試料に近接させたプローブの先端部に外部から光を
照射した際に、プローブの先端部と試料との間で生じる
双極子放射の相互作用による散乱光を検出することによ
って、試料の光学情報を測定する方法も知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】散乱型SNOMは、上
述したように検出光量を大きく確保できるという利点は
あるものの、同時に、以下のような問題が存在する。
【0008】即ち、開口型SNOMは、プローブの先端
部の開口によって検出される試料の測定領域を制限して
いるため、開口径程度の領域からの光のみを検出してい
るのに対して、散乱型SNOMは、プローブの先端部の
周辺からの光がノイズとして同時に検出光に乗ってしま
う場合があり、検出光量は大きいものの、ノイズの乗る
量も増えるため、結果的に、検出のS/N比を低下させ
てしまうといった問題が存在する。この問題は、特に凹
凸の多い表面(乱反射の多い表面)を有する試料を測定
する際に顕著な問題となる。
【0009】この問題に対して、これまで幾つかの解決
策が考えられてきた。まず、一般的な解決策としては、
集光光学系と、プローブの先端部に対して光学的に共役
な位置に介在したピンホールとを有する共焦点検出光学
系を構成し、集光光学系によって限定される回折限界程
度の寸法の領域(おおよそ、使用波長程度の寸法の領
域)の光のみを検出する方法が提案されている。
【0010】しかしながら、数十nm程度の曲率半径を
有するプローブの先端部近傍からの散乱光を検出する際
に、波長程度(数100〜1000nm程度)の寸法の
領域からの光が混入してしまうことになるため、S/N
比の向上に対して一定の制限が課せられてしまう。
【0011】他の解決策としては、例えば特開平9−4
9849号公報に示されているように、入射光の一部を
参照光として利用した干渉計を構成し、参照光と散乱光
とを干渉させることによって、S/N比の向上を図る方
法が提案されている。この方法では、干渉計として、例
えばマイケルソン干渉計やノマルスキー対物レンズを利
用することが可能である。特に、ノマルスキー対物レン
ズを利用した干渉計では、試料面上のプローブの先端位
置、及び、そこから離間した試料面上の離間位置の2つ
の位置に夫々光を集光させ、先端位置からの散乱光(信
号光)と離間位置からの反射光(参照光)とを干渉させ
ることによって、S/N比の向上を図っている。
【0012】干渉計の一般的な問題としては、信号光と
参照光の光路が互いに異なっている場合、各々の光路に
別々の外乱光がノイズとして乗ってしまうと言った問題
があるが、ノマルスキー対物レンズを利用した干渉計で
は、信号光と参照光が殆ど同じ光路を伝搬されるため、
外乱光の影響を防ぐことができる。
【0013】しかしながら、ノマルスキー対物レンズを
利用した干渉計では、プローブの先端位置から離間した
離間位置からの反射光を参照光として利用しているた
め、試料面が均一でない場合、参照光の光学的特性(例
えば、光量など)が変化して、その結果、高分解能で試
料を測定することができなくなってしまう。例えば、2
つの異なる材質の境界を測定する際に、プローブの先端
位置とこの先端から離れた位置にある参照光とが、境界
を跨いで夫々異なる材質上に位置している状態と、プロ
ーブの先端位置とこの先端から離れた位置にある参照光
が、同一の材質上に位置している状態では、参照光の光
学的特性が変化するため、その参照光の変化が干渉に影
響して、試料測定に対する分解能が低下してしまう。
【0014】本発明は、このような問題を解決するため
に成されており、その目的は、高いS/N比で試料を高
分解能に測定することが可能な走査型近接場顕微鏡を提
供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、プローブを試料表面と相対的に移
動させることで走査する走査型近接場顕微鏡であり、光
源からの光を所定の偏光状態にする偏光手段と、上記偏
光手段を経由した上記光源からの光を、試料表面に入射
させる入射手段と、上記光が入射する試料表面に近接し
て先端部が位置したプローブと、上記プローブの先端部
で散乱した光を集光する集光手段と、上記集光手段で集
光された光の異なる2方向の偏光成分について、振幅の
差分を検出する差分手段とを具備する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下の説明では、まず、本発明の
原理について説明した後、この原理を利用した各実施の
形態に係る走査型近接場光学顕微鏡について、添付図面
を参照して説明する。
【0017】試料表面に近接して位置付けられたプロー
ブの先端部に光を入射すると、プローブの先端部及びこ
の先端部近傍の試料表面との間で双極子放射が生じ、そ
の相互作用によって散乱光が発生する。この場合、散乱
光は、入射光の偏光方向によって、その強度を大きく変
える。
【0018】具体的には、入射光がP偏光(光の電気ベ
クトルの振動方向が入射面に平行な光)の場合の散乱光
の強度は、S偏光(光の電気ベクトルの振動方向が入射
面に垂直な光)の場合の散乱光の強度に比べて、数10
倍から数100倍大きくなることが報告されている。例
えば、Martin,O.J.F. , Girard,C.“ Controlling and
tuning strong optical field gradients at a local
probe microscope tipapex ”Appl.Phys.Lett.70(6),1
0 February 1997 pp.705-707では、2000倍近い強度
比があるという結果を報告している。
【0019】これに対して、試料表面から直接反射した
反射光では、ノイズとなり得る光の強度が、P偏光及び
S偏光の場合において、大きな強度比となることは無
い。
【0020】本発明の原理は、このような光学的特性の
相違に着目して成されており、試料表面に近接した位置
付けられたプローブの先端部に光を入射した際に、集光
光学系を介して取り込まれた光のうち、偏光方向の異な
る偏光成分の振幅の差をとることによって、ほぼ一定の
光量を有する試料表面からの反射光に含まれているノイ
ズを相殺する。この場合、振幅の差をとる方法として
は、後述の実施の形態で説明するように偏光方向の異な
る偏光成分に位相差を与えて干渉させる方法を用いるこ
とができる。このように偏光方向の異なる偏光成分の振
幅の差をとることによって、プローブの先端部及びこの
先端部近傍の試料表面との間で生じる散乱光の検出光量
を減少させること無く、高いS/N比で試料を高分解能
に測定することができる。
【0021】更に、本発明の原理では、プローブの先端
部に向けて光を入射させるだけの構成であるため、上述
したノマルスキー対物レンズを用いた干渉計のようにプ
ローブの先端から離れた位置からの反射光を参照光とし
て利用する必要は無い。この結果、従来よりも装置構成
を簡略化させることが可能となる。
【0022】次に、上述した本発明の原理を利用した第
1の実施の形態に係る走査型近接場光学顕微鏡につい
て、図1を参照して説明する。
【0023】図1(a)に示すように、走査型近接場光
学顕微鏡は、光源(例えば、半導体レーザ等)8からの
光を所定の偏光状態にする偏光手段10と、この偏光手
段10を経由した光を試料3表面に入射させる入射手段
9と、光が入射する試料3表面に近接して先端部2が位
置したプローブ1と、このプローブ1の先端部2で散乱
した散乱光を集光する集光手段11と、この集光手段1
1で集光された光の異なる2方向の偏光成分について、
振幅の差分を検出する差分手段とを備える。
【0024】偏光手段10は、回転式の偏光板を備えて
おり、この偏光板10を所定方向に所定量だけ回転する
ことによって、偏光成分間の強度比を変更することがで
きるように構成されている。例えば図1(b)に示すよ
うに、偏光板10の透過方向をΨ=45°若しくは13
5°に設定することによって、光源8からの光のP偏光
成分とS偏光成分とが同程度の強度比になるように調整
することができる。
【0025】入射手段9は、入射光学系(例えば、入射
用レンズ等)を備えており、プローブ1の先端部2への
光の入射の方向(入射角)を変更することができるよう
に構成されている。入射光の入射角は、前述の Martin,
O.J.F. , Girard,C. “Controlling and tuning s
trong optical field gradients at a local probemicr
oscope tip apex”Appl.Phys.Lett.70(6),10 Februar
y 1997 pp.705-707によれば、60°程度でP偏光の散
乱強度が最高となるが、プローブ1の先端部2と試料3
との間の距離変化によって、P偏光の散乱強度が変化す
ることが記述されている。本実施の形態では、このよう
な距離依存性の問題と、散乱光の指向性に応じた集光手
段との最適な角度関係を考慮しつつ、信号強度を最適に
維持できるように、入射手段9の入射角を変えられるよ
うになっている。
【0026】集光手段11としては、プローブ1の先端
部2で散乱した散乱光を多く取り込むことができるよう
に、光学顕微鏡の対物レンズを使用している。
【0027】差分手段は、プローブ1の先端部2で散乱
した散乱光のP偏光成分とS偏光成分との間に位相差を
与える位相差手段18と、位相差が与えられた偏光成分
同士を干渉させる干渉手段19とを備えている。
【0028】本実施の形態では、位相差手段18とし
て、1/2波長板を適用しており、プローブ1の先端部
2で散乱した散乱光のP偏光成分とS偏光成分との間に
1/2波長の位相差を与えるようになっている。
【0029】また、本実施の形態では、干渉手段19と
して、回転式の偏光板を適用しており、1/2波長の位
相差が与えられたP偏光成分とS偏光成分とは、偏光板
19の透過方向に対する夫々の成分比で足し合わされ
る。この場合、例えば図1(c)に示すように、偏光板
19の透過方向を所定の角度θ(P偏光成分とS偏光成
分のノイズの振幅が同じになる角度θ)に設定すること
によって、P偏光成分とS偏光成分とは、1/2波長の
位相差を持って足し合わせれる。このとき、偏光方向に
あまり依存しない試料3表面からの反射光等は、その強
度(光量)が小さくなり、結果的に、ノイズが相殺さ
れ、ノイズ量を減少させることができる。
【0030】仮に、試料3表面からの反射光等の反射率
の差が比較的大きく生じてしまうような場合には、例え
ば、2つの偏光板10,19を選択的に回転して、P偏
光成分とS偏光成分の強度比を調整することによって、
P偏光成分とS偏光成分のノイズの振幅を同程度にする
ことができるため、これにより2つの偏光成分の差をと
れば、ノイズを相殺することができる。
【0031】なお、P偏光成分とS偏光成分を合成する
際の振幅比を変更する方法としては、上述したような偏
光板10,19を回転させる方法の他に、例えば強度変
調素子(図示しない)によって、2つの偏光成分の夫々
に相対的な強度比を与える方法を適用しても良い。この
場合、例えば偏光ビームスプリッタ等(図示しない)に
よって光を2つの偏光成分(P偏光成分とS偏光成分)
に分けた後、強度変調素子を介して強度比を与え、その
後、再び2つの偏光成分を1つに合わせれば良い。
【0032】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。
【0033】本実施の形態の走査型近接場光学顕微鏡
は、試料3の表面情報(例えば、凹凸情報)と、近接場
光に基づく試料3の光学情報とを同時に測定することが
できるようになっている。
【0034】まず、試料3の表面(凹凸)情報を測定す
る方法について説明する。
【0035】この測定方法では、例えば原子間力顕微鏡
の原理が利用されている。即ち、走査型近接場光学顕微
鏡には、プローブ1の先端部2と試料3とを相対的に三
次元方向(XYZ方向)に移動させるアクチュエータ4
(例えば、ピエゾスキャナ等の圧電体スキャナ)と、プ
ローブ1の先端部2の変位を光学的に検出可能な変位セ
ンサ(例えば、光てこ式変位センサ)5とを備えてい
る。なお、試料3は、アクチュエータ4上にセットされ
ており、コントローラ7によってアクチュエータ4を制
御することによって、試料3をXYZ方向に移動させる
ことができるようになっている。
【0036】このような構成において、アクチュエータ
4を制御して試料3をプローブ1の先端部2に近接させ
ると、プローブ1の先端部2と試料3表面との間に働く
相互作用(例えば、原子間力、分子間力、磁気力等)に
よって、プローブ1の先端部2が変位する。そして、こ
のとき生じる変位量を変位センサ5によって光学的に検
出し、その検出信号に基づいて、プローブ1の先端部2
の変位量を一定に維持するように、コントローラ7によ
ってアクチュエータ4をZ方向にフィードバック制御し
ながら、プローブ1の先端部2を試料3表面に沿ってX
Y方向にラスタ走査する。この場合、アクチュエータ4
をZ方向にフィードバック制御するために、コントロー
ラ7からアクチュエータ4に出力される制御信号は、試
料3の表面情報を含んだ信号となる。従って、この制御
信号をコンピュータ16によって画像化処理することに
よって、試料3の表面情報(例えば、凹凸情報)をモニ
タ17上に三次元的に表示させることができる。
【0037】このように試料3の表面(凹凸)情報を測
定している間に、同時に、近接場光に基づく試料3の光
学情報が測定される。
【0038】光源8から出射された光(レーザー光)
は、偏光手段(偏光板)10を介してP偏光成分及びS
偏光成分を有する所定の直線偏光にされた後、入射手段
9によって、試料3表面に近接して位置付けられたプロ
ーブ1の先端部2に入射する。なお、入射領域は、プロ
ーブ1の先端部2と、この先端部2の近傍の試料3表面
とを含めたサブミクロンオーダの微小領域となる。
【0039】このとき、試料3表面に近接して位置付け
られたプローブ1の先端部2から近接場光が発生する。
この近接場光には、プローブ1の先端部2とこの先端部
2の近傍の試料3表面との間で双極子放射が生じた際の
相互作用によって生じる散乱光の他に、試料3表面の凹
凸形状に対応した反射光等が含まれている。
【0040】このような近接場光は、集光手段(対物レ
ンズ)11によって集光された後、位相差手段(1/2
波長板)18を介してP偏光成分とS偏光成分との間に
1/2波長の位相差が与えられ、位相差が与えられたP
偏光成分とS偏光成分は、干渉手段(偏光板)19の透
過方向に対する夫々の成分比で足し合わされる。
【0041】このとき、偏光方向にあまり依存しない試
料3表面からの反射光等は、その強度(光量)が小さく
なり、結果的に、ノイズが相殺(減少)される。この場
合、例えば2つの偏光板10,19を選択的に回転し
て、P偏光成分とS偏光成分のノイズの振幅を同程度に
調整することによって、ノイズを更に減少させることが
できる。
【0042】このようにノイズを減少させた近接場光
は、続いて、結像レンズ12によって一旦集光された
後、集光点に置かれたピンホール13を通過して、光電
変換素子14に入射する。この場合、ピンホール13を
通過させることによって、近接場光は、共焦点効果に基
づいて更にノイズが除去された状態となる。
【0043】このとき、光電変換素子14は、入射光量
に対応した電気信号を出力し、その電気信号は、アンプ
15を介して増幅された後、コンピュータ16に入力さ
れて所定の画像化処理が施される。この結果、モニタ1
7上に、近接場光に基づく試料3の光学情報が表示され
る。
【0044】このように本実施の形態によれば、集光手
段(対物レンズ11)で集光された光の異なる2方向の
偏光成分(P偏光成分、S偏光成分)について、上述し
た差分手段(1/2波長板18、偏光板19)を介して
振幅の差分をとったことによって、ノイズが軽減された
高いS/N比で試料3を高分解能に測定することが可能
な走査型近接場顕微鏡を実現することができる。
【0045】なお、本発明は、上述した実施の形態の構
成に限定されることは無く、以下のように種々変更する
ことが可能である。
【0046】上述した実施の形態では、試料3表面に近
接して位置付けられたプローブ1の先端部2への入射光
を直線偏光としているが、これに限定されることは無
く、偏光手段(偏光板)10の後に位相差板(図示しな
い)を挿入配置して、入射光を円偏光(P偏光とS偏光
の位相差が1/4波長の光)としても良い。この場合、
集光手段(対物レンズ)11の後に、位相差手段18と
して1/4波長板を挿入配置することによって、上述し
た実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0047】また、上述した実施の形態では、プローブ
1を励振させない方式によって試料3の表面情報を測定
しているが、これに限定されることは無く、プローブ1
に加振器6を取り付けて、この加振器6によってプロー
ブ1の先端部2を所定の共振周波数で励振させながら試
料3の表面情報及び光学情報を測定することも可能であ
る。この場合、プローブ1の励振周期に同期してロック
イン検出をアンプ15を介して行うことによって、試料
3の表面情報と同時に近接場光に基づく試料3の光学情
報を測定することができる。
【0048】また、上述した実施の形態において、原子
間力顕微鏡観察との便宜を図るために、一般的なシリコ
ン製などの半導体によるプローブを用いる他に、金属製
の先端を持つプローブ1、ないしは、プローブ1の先端
部2に、例えば金属コートを施すことによって、高い散
乱効率による試料3の光学情報をS/N良く測定するこ
とも可能である。
【0049】次に、本発明の第2の実施の形態に係る走
査型近接場光学顕微鏡について、図2を参照して説明す
る。なお、本実施の形態の説明に際し、上述した第1の
実施の形態と同一の構成には同一符号を付して、その説
明を省略する。
【0050】図2(a)に示すように、本実施の形態の
走査型近接場光学顕微鏡は、上述した実施の形態の改良
に係り、位相差手段18(図1参照)を用いないで構成
されている。その他の構成は、上述した第1の実施の形
態の構成と同一であるため、その説明は省略する。
【0051】本実施の形態では、図2(b),(c)に
示すように、干渉手段としての偏光板19の偏光方向
(角度θ)と、偏光手段としての偏光板10の偏光方向
(角度Ψ)との関係をθ〜Ψ+90°に設定することに
よって、プローブ1の先端部2への入射光のP偏光成分
とS偏光成分との差を求めることができるようになって
いる。勿論、試料3表面からの反射光等の反射率の差が
比較的大きく生じてしまうような場合には、上述した第
1の実施の形態と同様に、2つの偏光板10,19を選
択的に回転することによって、P偏光成分とS偏光成分
の強度比を調整することもできる。その他の作用効果
は、上述した第1の実施の形態と同一であるため、その
説明は省略する。
【0052】次に、本発明の第3の実施の形態に係る走
査型近接場光学顕微鏡について、図3を参照して説明す
る。なお、本実施の形態の説明に際し、上述した第1の
実施の形態と同一の構成には同一符号を付して、その説
明を省略する。
【0053】図3に示すように、本実施の形態の走査型
近接場光学顕微鏡は、上述した実施の形態の改良に係
り、位相差手段(例えば、1/4波長板)18と結像レ
ンズ12との間の光路中にハーフミラー20及び偏光手
段(偏光板)10を挿入配置することによって、入射光
学系と集光光学系とを共用して構成されている。その他
の構成は、上述した第1の実施の形態の構成と同一であ
るため、その説明は省略する。
【0054】このような構成において、上述した実施の
形態と同様に試料3の表面(凹凸)情報を測定している
間、光源(レーザ)8から出射された光(レーザー光)
は、ハーフミラー20から集光手段11方向に反射され
た後、偏光手段(偏光板)10及び位相差手段(1/4
波長板)18を経由し、この位相差手段18によって所
定の偏光状態(円偏光)となって集光手段11を介して
プローブ1の先端部2に入射する。
【0055】なお、本実施の形態では、ハーフミラー2
0への入射光は、集光手段11の光軸からの位置を変え
られるようになっており、これによりプローブ1の先端
部2への入射角を調整することができる。
【0056】このようにプローブ1の先端部2に光が入
射したとき、試料3表面に近接して位置付けられたプロ
ーブ1の先端部2から近接場光が発生する。そして、こ
の近接場光は、集光手段11によって集光された後、位
相差手段(1/4波長板)18を介してP偏光成分とS
偏光成分との間に1/4波長の位相差が与えられ、位相
差が与えられたP偏光成分とS偏光成分は、偏光手段
(偏光板)10の透過方向に対する夫々の成分比で足し
合わされる。このとき、偏光方向にあまり依存しない試
料3表面からの反射光等は、その強度(光量)が小さく
なり、結果的に、ノイズが相殺(減少)される。
【0057】この場合、光源8からハーフミラー20を
介して入射した入射光は、位相差手段(1/4波長板)
18から偏光手段(偏光板)10を通過することによっ
て、半波長分の位相差が与えられた後、再び、偏光手段
(偏光板)10を通過する際にカットされる。
【0058】このような本実施の形態によれば、装置全
体をコンパクトに構成することが可能となる。なお、そ
の他の作用効果は、上述した第1の実施の形態と同一で
あるため、その説明は省略する。
【0059】次に、本発明の第4の実施の形態に係る走
査型近接場光学顕微鏡について、図4を参照して説明す
る。なお、本実施の形態の説明に際し、上述した第1の
実施の形態と同一の構成には同一符号を付して、その説
明を省略する。
【0060】ところで、試料3の物性が例えば金属等の
導体である場合、試料3表面からの反射光には、試料3
表面に垂直に光を入射させた場合を除いて、その入射角
に基づいて偏光方向に起因した位相差が付いてしまう。
この場合、位相差量が固定である位相差手段18を用い
たのでは、厳密な意味で1/2波長の位相差は付かな
い。
【0061】そこで、図4(a)に示すように、本実施
の形態の走査型近接場光学顕微鏡には、位相差量が可変
な位相差手段18が設けられており、位相差量を適宜変
化させることによって、可能な限りノイズを減少させる
ことができるように構成されている。なお、この位相差
手段18としては、位相変調素子(例えば、応答性に優
れたポッケルス素子等)を適用することが可能である。
【0062】なお、その他の構成は、上述した第1の実
施の形態と同一であるため、その説明は省略する。
【0063】次に、本実施の形態の動作について説明す
るが、試料3の表面(凹凸)情報の測定動作、並びに、
この測定と同時に行われる近接場光に基づく試料3の光
学情報の測定動作は、上述した第1の実施の形態と同様
であるため、その説明は省略し、以下では、位相差量が
可変な位相差手段18の動作説明に止める。
【0064】試料3表面に近接して位置付けられたプロ
ーブ1の先端部2に光を入射させると、プローブ1の先
端部2から近接場光が発生する。この近接場光には、プ
ローブ1の先端部2とこの先端部2の近傍の試料3表面
との間で双極子放射が生じた際の相互作用によって生じ
る散乱光の他に、試料3表面の凹凸形状に対応した反射
光等が含まれている。
【0065】この場合、散乱光は、距離依存性が大き
く、例えばプローブ1の先端部2と試料3表面との間の
距離が少しでも離れると急激に、その散乱光の強度が低
下してしまう。一方、試料3表面からの反射光等の強度
は、プローブ1の先端部2と試料3表面との間の距離を
変化させてもそれほど敏感に変化しない。例えばプロー
ブ1の先端部2を加振器6で励振させて測定すると、図
4(b)に示すように、散乱光が得られるのは、プロー
ブ1の先端部2が試料3表面に接近したときのみであ
り、その他の測定時間では、散乱光成分は、無視できる
ほど小さく、試料3表面からの反射光に含まれるノイズ
成分が殆どを占めている。
【0066】そこで、本実施の形態では、プローブ1の
先端部2の励振に同期して、プローブ1の先端部2が試
料3表面から所定距離だけ離間している間に、位相差手
段18の位相差量をスイープし、そのとき光電変換素子
14から出力される電気信号に基づいて、コンピュータ
16によって位相差手段18の位相差量を適宜変化させ
て、最もノイズレベルが小さくなるように調整する。こ
の結果、高いS/N比で試料3を高分解能に測定するこ
とができる。
【0067】なお、試料3表面での反射により発生する
位相差がそれほど大きくない場合、ノイズを低減するた
めに加える位相差量は、1/2波長前後となるため、1
/2波長板と位相差手段18を組み合わせて使用するこ
とも可能である。また、位相差手段18は、集光手段1
1の後でなくても、入射手段9及び偏光手段10を含む
入射光学系の光路中に組み込んでも良い。
【0068】なお、本明細書には、以下の発明が含まれ
る。
【0069】(付記1)プローブを試料表面と相対的に
移動させることで走査する走査型近接場顕微鏡であり、
光源からの光を所定の偏光状態にする偏光手段と、上記
偏光手段を経由した上記光源からの光を、試料表面に入
射させる入射手段と、上記光が入射する試料表面に近接
して先端部が位置したプローブと、上記プローブの先端
部で散乱した光を集光する集光手段と、上記集光手段で
集光された光の異なる2方向の偏光成分について、振幅
の差分を検出する差分手段とを具備することを特徴とす
る走査型近接場顕微鏡。
【0070】(付記2)上記偏光手段は、偏光成分間の
強度比を変更可能であることを特徴とする付記1に記載
の走査型近接場顕微鏡。
【0071】(付記3)前記差分手段は、各偏光成分間
に位相差を与える位相差手段と、位相差を与えられた偏
光成分同士を干渉させる干渉手段とを具備することを特
徴とする付記1又は2に記載の走査型近接場顕微鏡。
【0072】(付記4)上記入射手段は、入射の方向を
変更可能であることを特徴とする付記1〜3のいずれか
1に記載の走査型近接場顕微鏡。
【0073】(付記5)プローブを試料表面と相対的に
移動させることで走査する走査型近接場顕微鏡であり、
光源からの光を所定の偏光状態にする偏光手段と、上記
偏光手段を経由した上記光源からの光を、試料表面に入
射させる入射手段と、上記光が入射する試料表面に近接
して先端部が位置したプローブと、上記プローブの先端
部で散乱した光を集光する集光手段と、上記集光手段で
集光された光のS偏光成分とP偏光成分の振幅の差分を
求める差分手段とを具備することを特徴とする走査型近
接場顕微鏡。
【0074】(付記6)プローブを試料表面と相対的に
移動させることで走査する走査型近接場顕微鏡で試料を
観察する方法あり、光源からの光を所定の偏光状態にす
る偏光工程と、上記偏光工程を経由した上記光源からの
光を、試料表面に入射させる入射工程と、上記光が入射
する試料表面に近接して先端部が配設されたプローブで
散乱された光を集光する集光工程と、上記集光工程で集
光された光の異なる2方向の偏光成分について、振幅の
差分を求める差分工程とを有することを特徴とする走査
型近接場顕微鏡での試料観察方法。
【0075】(付記7)上記差分工程は、光の偏光成分
間に位相差を付与する工程と、上記位相差を付与された
光の偏光成分同士を干渉させる工程とを有することを特
徴とする付記6に記載の試料観察方法。
【0076】(付記8)先端部に散乱効率の高い部分を
持つプローブと、前記プローブの先端部を試料に近接し
て設置する機構と、前記試料と前記プローブの先端部を
相対的に前記試料表面と略平行に走査させる機構と、光
源と、前記光源からの光を集光する光入射機構と、前記
プローブの先端部と前記試料との間で前記光入射機構か
らの照射により発生した光を集光する集光光学系を持
ち、前記集光光学系からの光束を光検出機構によって検
出して画像化する、いわゆる散乱型の走査型近接場光学
顕微鏡において、前記光入射機構には、特定の偏光状態
とならしむ機構が付与されており、前記集光光学系から
の光束のうち、異なる2方向の偏光について、各々の振
幅の特定方向成分の差を検出する機構を更に持つことを
特徴とする走査型近接場光学顕微鏡。
【0077】(付記9)前記異なる2方向の偏光の強度
比を変化させる機構を更に持つことを特徴とした付記8
に記載の走査型近接場光学顕微鏡。
【0078】(付記10)前記異なる2方向の偏光につ
いて、各々の振幅の特定方向成分の差を検出する機構
は、各々の偏光の間に位相差を与えて干渉させる機構で
あることを特徴とする付記8又は9に記載の走査型近接
場光学顕微鏡。
【0079】(付記11)前記位相差は、前記光源の光
の波長の半波長分とした付記10に記載の走査型近接場
光学顕微鏡。
【0080】(付記12)前記位相差を可変とさせる機
構を持つ付記10に記載の走査型近接場光学顕微鏡。
【0081】(付記13)前記プローブを試料と略垂直
方向に励振させることを特徴とする付記8〜12のいず
れか1に記載の走査型近接場光学顕微鏡。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、高いS/N比で試料を
高分解能に測定することが可能な走査型近接場顕微鏡を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る走
査型近接場光学顕微鏡の構成を示す図、(b)は、偏光
手段(偏光板)の透過方向を示す図、(c)は、干渉手
段(偏光板)の透過方向を示す図。
【図2】(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る走
査型近接場光学顕微鏡の構成を示す図、(b)は、偏光
手段(偏光板)の透過方向を示す図、(c)は、干渉手
段(偏光板)の透過方向を示す図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る走査型近接場
光学顕微鏡の構成を示す図。
【図4】(a)は、本発明の第4の実施の形態に係る走
査型近接場光学顕微鏡の構成を示す図、(b)は、プロ
ーブの先端部を励振させて測定した際に得られる散乱光
成分とノイズ成分とを示す図。
【符号の説明】
1 プローブ 2 先端部 3 試料 8 光源 9 入射手段 10 偏光手段 11 集光手段 18 位相差手段 19 干渉手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プローブを試料表面と相対的に移動させ
    ることで走査する走査型近接場顕微鏡であり、 光源からの光を所定の偏光状態にする偏光手段と、 上記偏光手段を経由した上記光源からの光を、試料表面
    に入射させる入射手段と、 上記光が入射する試料表面に近接して先端部が位置した
    プローブと、 上記プローブの先端部で散乱した光を集光する集光手段
    と、 上記集光手段で集光された光の異なる2方向の偏光成分
    について、振幅の差分を検出する差分手段とを具備する
    ことを特徴とする走査型近接場顕微鏡。
  2. 【請求項2】 上記偏光手段は、偏光成分間の強度比を
    変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の走査
    型近接場顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記差分手段は、各偏光成分間に位相差
    を与える位相差手段と、位相差を与えられた偏光成分同
    士を干渉させる干渉手段とを具備することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の走査型近接場顕微鏡。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006098386A (ja) * 2004-08-31 2006-04-13 National Univ Corp Shizuoka Univ 散乱光検出方法、偏光変調装置及び走査型プローブ顕微鏡
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WO2015033681A1 (ja) * 2013-09-05 2015-03-12 株式会社日立製作所 走査プローブ顕微鏡およびこれを用いた試料の観察方法

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