JP2000336369A - コークス炉のベンド管シール構造 - Google Patents

コークス炉のベンド管シール構造

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JP2000336369A
JP2000336369A JP11148327A JP14832799A JP2000336369A JP 2000336369 A JP2000336369 A JP 2000336369A JP 11148327 A JP11148327 A JP 11148327A JP 14832799 A JP14832799 A JP 14832799A JP 2000336369 A JP2000336369 A JP 2000336369A
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JP
Japan
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pipe
bend pipe
water
collecting
sealing
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JP11148327A
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English (en)
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Takehiko Takayama
武彦 高山
Hideki Sato
秀樹 佐藤
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長寿命で補修頻度が低く、補修が簡便であ
り、かつ乾留ガスに対するシール性に優れるために環境
保全の点からも有利である、ベンド管シール構造につい
て提案する。 【解決手段】 コークス炉の発生ガスを上昇管から集合
管へ導くベンド管と集合管の入口に設けたコレクチング
バルブとの接続部におけるシール構造であって、コレク
チングバルブのベンド管側にシール材を介して水封座を
設置し、該水封座の貯水部にベンド管の端部を浸漬しベ
ンド管の内部と外部との間を水封により隔絶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コークス炉の発生
ガスを上昇管から集合管へ導くベンド管と集合管の入口
に設けたコレクチングバルブとの接続部におけるベンド
管のシール構造に関し、特に該接続部におけるガスシー
ル性を向上したベンド管シール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】コークス炉の炭化室内で石炭が乾留され
る際に発生するコークス炉ガスは、炭化室から上方に延
びる上昇管を介して、集合管へ回収するのが一般的であ
る。このコークス炉ガスの上昇管から集合管に到る回収
経路について、その概略を図1に示す。まず、上昇管1
はコークス炉の炭化室から立ち上がる直管2と、その上
端に連結されたT管3とから成り、このT管3の上部に
トップカバー3aを設置し、また水平方向へ延びる枝管
3bにベンド管4の一端を接続する一方、このベンド管
4の他端を集合管5と接続することによって、炭化室か
ら集合管へ至る、コークス炉ガスの回収経路が形成され
る。さらに、ベンド管4と接続する集合管5の入口にコ
レクチングバルブ6を配置し、このコレクチングバルブ
6の開放(点線で示す)および閉鎖(実線で示す)を行
うことによって、炭化室と集合管との間の連結および遮
断がはかられている。
【0003】ここに、コークス炉では、多数並設された
炭化室毎に、石炭の装入、乾留そして乾留で生成したコ
ークスの排出の工程をバッチ式に繰り返すため、コーク
スの排出時に炭化室に侵入した外気が集合管に流入して
集合管内の乾留ガスと反応するおそれがある。そこで、
この事態を避けるために、コレクチングバルブを設け
て、その閉止にて集合管の入側でコークス炉ガスの回収
経路を遮断しているのである。
【0004】このように、上昇管1からコレクチングバ
ルブ6までの経路は、コークスの排出時に外気に曝さ
れ、一方石炭の乾留時には1000℃近辺の高温に曝さ
れるという、熱的な変動の激しい環境にあり、また形状
も上昇管からベンド管まで曲管部となっているため、温
度変動による歪みが起きやすく内面に設置された耐火物
の損傷が起きやすい。
【0005】従って、ベンド管とコレクチングバルブと
の接続部には、温度変動による上昇管並びにベンド管の
伸縮を吸収し、またそれら補修時の交換を容易にするた
めに、図1に示すように、ベンド管4の開口端周りに巻
き付けた、ヤーンロープ7によるシール構造が採用され
ている。また、この接続部では可燃性の乾留ガスと外気
との遮断が必須であることから、さらにシール性を向上
させるためにヤーンロープ7の上にタイボンドを流し込
んで密着性を上げるとともに、その上からリークオフカ
バー8を被せて洩れ防止に万全を期していた。なお、符
号9は、石炭装入時および乾留時のガス吸引と乾留ガス
冷却のために安水を吹き込む安水ノズルである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように上昇管並びにベンド管での温度変動等によっ
て、このシール構造においてベンド管とコレクチングバ
ルブとの変位が常時生じるため、ヤーンロープによるガ
スシール部に徐々に緩みが生じるのを避けることができ
ない。また、タイボンドも長期の使用にあたっては経時
劣化によりひび割れが進行するため、乾留ガスが漏れる
出ることもある。さらに、乾留ガスの漏れによりリーク
オフカバーが乾留ガスに曝されて腐食劣化することも問
題になる。従って、前記接続部におけるシール構造で
は、その補修を頻繁に行うことが不可避であり、しかも
この補修は多大の工数を伴うものであった。
【0007】本発明は、長寿命で補修頻度が低く、しか
も比較的簡便に補修でき、かつ乾留ガスに対するシール
性に優れるために環境保全の点からも有利である、ベン
ド管シール構造について提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、コ
ークス炉の発生ガスを上昇管から集合管へ導くベンド管
と、集合管の入口に設けたコレクチングバルブとの接続
部におけるベンド管シール構造であって、コレクチング
バルブのベンド管側にシール材を介して水封座が設置さ
れ、該水封座の貯水部にベンド管の端部が浸漬されベン
ド管の内部と外部との間が水封により隔絶されたことを
特徴とするコークス炉のベンド管シール構造である。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明のベンド管シール構
造について、図2を参照して詳しく説明する。このシー
ル構造は、ベンド管4と集合管5の入口に配置したコレ
クチングバルブ6との間に水封座10を設けるところに
特徴がある。この水封座10は、コレクチングバルブ6
のケース6aの内側に、シール材となるヤーンロープ7
aを介して固定する。なお、水封座10とベンド管4外
周との間に配置したヤーンロープ7bは、水封座10内
への粉塵の混入を防止するためのものである。従って、
水封座10は、これらヤーンロープ7aおよび7bを取
り除くことによって、容易にコレクチングバルブ6のケ
ース6aから外すことが可能であり、同様に取り付ける
ことも容易であり、つまり水封座10を独立して着脱す
ることが可能であるから、水封座10の保守点検は極め
て簡便である。
【0010】ここに、水封座10は、ベンド管4端部の
開口径をほぼ中心とする内径および外径の環状貯水部1
0aを有し、この環状貯水部10a内の水中にベンド管
4の端縁を浸漬することによって、ベンド管4とコレク
チングバルブ6との間を確実に水封する。
【0011】また、水封座10の環状貯水部10aに
は、上述した安水ノズル9から水を供給することができ
る。その際、ベンド管4の開口内側に、水封カバー11
を設置することが好ましい。この水封カバー11は、図
3に示すように、漏斗状の円盤の中心孔から径方向に延
びるスリット12を、例えば円周を等分4方向に形成し
た構造であり、安水ノズル9からベンド管4内へ供給さ
れる安水がベンド管4の内周全域から多量に直接水封座
内へ入るのを防ぐことができる。なお、水封カバー11
のスリット12は、15〜20mm幅で4箇所に設けることが
好ましい。
【0012】すなわち、水封座10の環状貯水部10a
に多量に直接安水が入ると、水封座10内の水がはじき
出されて貯水量が減少し、水封の役目を果たさなくなる
場合がある。水封カバー11を用いることによって、安
水ノズル9から供給される安水の一部を水封カバー11
のスリット12から水封座10へ間接的に供給すること
によって、水封座10中の水を安定して供給することが
可能になる。なお、水封座10の水は内側へオーバーフ
ローすることになるが、通常の安水の供給量と変わると
ころはないので、とくに問題はない。
【0013】
【発明の効果】本発明のシール構造は、水封によるガス
シールであるため、上昇管並びにベンド管の伸縮による
シール性の悪化は回避され、また安水の一部を水封に使
用できるため、常時安定して水封を保つことができる結
果、極めて安定したシール性能を発揮できる。また、水
封座をコレクチングバルブおよびベンド管と独立して設
置することが可能であるから、水封座の腐食損傷などに
対して容易に交換が可能であるとともに、水封座とコレ
クチングバルブとの相対的な位置変動がないので、この
間のシール材となるヤーンロープ7aに余分な力がかか
ることがなく、経時的な緩みは殆どない。さらに、水を
用いたシール構造であるから、材料劣化によるシール性
の低下がないため、シール構造の補修頻度が飛躍的に減
少でき、かつ効果的にガス漏れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のベンド管のシール構造を示す図である。
【図2】本発明のベンド管のシール構造を示す図であ
る。
【図3】水封カバーの構造を示す図である。
【符号の説明】
1 上昇管 2 直管 3 T管 4 ベンド管 5 集合管 6 コレクチングバルブ 7a,7b ヤーンロープ 10 水封座 10a 水封座の環状貯水部 11 水封カバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コークス炉の発生ガスを上昇管から集合
    管へ導くベンド管と、集合管の入口に設けたコレクチン
    グバルブとの接続部におけるベンド管シール構造であっ
    て、コレクチングバルブのベンド管側にシール材を介し
    て水封座が設置され、該水封座の貯水部にベンド管の端
    部が浸漬されベンド管の内部と外部との間が水封により
    隔絶されたことを特徴とするコークス炉のベンド管シー
    ル構造。
JP11148327A 1999-05-27 1999-05-27 コークス炉のベンド管シール構造 Pending JP2000336369A (ja)

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