JP2000336254A - ポリエステル樹脂組成物、並びにこれを用いてなる成形品 - Google Patents
ポリエステル樹脂組成物、並びにこれを用いてなる成形品Info
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- JP2000336254A JP2000336254A JP11146487A JP14648799A JP2000336254A JP 2000336254 A JP2000336254 A JP 2000336254A JP 11146487 A JP11146487 A JP 11146487A JP 14648799 A JP14648799 A JP 14648799A JP 2000336254 A JP2000336254 A JP 2000336254A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 曲げ強度や圧縮強度等の機械的強度に優れ、
建材部品等の成形品として好適に利用できるポリエステ
ル樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 ポリエステル樹脂30〜99重量部とフ
ライアッシュ70〜1重量部とからなるポリエステル樹
脂組成物であって、前記フライアッシュの比表面積が1
000〜8000cm2 /gであるポリエステル樹脂組
成物。
建材部品等の成形品として好適に利用できるポリエステ
ル樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 ポリエステル樹脂30〜99重量部とフ
ライアッシュ70〜1重量部とからなるポリエステル樹
脂組成物であって、前記フライアッシュの比表面積が1
000〜8000cm2 /gであるポリエステル樹脂組
成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火力発電所で発生
するフライアッシュの有効利用に関するものであり、さ
らに詳しくは、特定の比表面積を有するフライアッシュ
を含有するポリエステル樹脂組成物、並びにこれを用い
てなる成形品に関するものである。
するフライアッシュの有効利用に関するものであり、さ
らに詳しくは、特定の比表面積を有するフライアッシュ
を含有するポリエステル樹脂組成物、並びにこれを用い
てなる成形品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フライアッシュを含有するプラス
チックとしては、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂に比
表面積9000cm2/g 以上の燃焼灰(フライアッシュ)と化
学発泡剤とを特定量配合させた発泡用樹脂組成物(特許
第 2589222号公報)や、比表面積2〜30cm2/g のフライ
アッシュと無機繊維状物とを含有する硯用熱可塑性樹脂
組成物(特開平8−104775号公報)等が提案されてい
る。しかしながら、前記公報に記載の樹脂組成物を、止
水ボルトやセグメントボルトボックスカバーやグレーチ
ング等の建材部品として利用するには、機械的強度の点
で満足できるものではなかった。
チックとしては、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂に比
表面積9000cm2/g 以上の燃焼灰(フライアッシュ)と化
学発泡剤とを特定量配合させた発泡用樹脂組成物(特許
第 2589222号公報)や、比表面積2〜30cm2/g のフライ
アッシュと無機繊維状物とを含有する硯用熱可塑性樹脂
組成物(特開平8−104775号公報)等が提案されてい
る。しかしながら、前記公報に記載の樹脂組成物を、止
水ボルトやセグメントボルトボックスカバーやグレーチ
ング等の建材部品として利用するには、機械的強度の点
で満足できるものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解消し、曲げ強度や圧縮強度等の機械的強度に優れ、
建材部品等の成形品として好適に利用できるポリエステ
ル樹脂組成物を提供するものである。
を解消し、曲げ強度や圧縮強度等の機械的強度に優れ、
建材部品等の成形品として好適に利用できるポリエステ
ル樹脂組成物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、そこで鋭意
研究を重ねた結果、特定の比表面積を有するフライアッ
シュを熱可塑性ポリエステル樹脂に特定の割合で配合さ
せると、前記課題が解決できることを見出し、本発明に
到達した。
研究を重ねた結果、特定の比表面積を有するフライアッ
シュを熱可塑性ポリエステル樹脂に特定の割合で配合さ
せると、前記課題が解決できることを見出し、本発明に
到達した。
【0005】すなわち、本発明の要旨は次の通りであ
る。 (1) 熱可塑性ポリエステル樹脂30〜99重量部とフライア
ッシュ70〜1重量部とからなるポリエステル樹脂組成物
であって、前記フライアッシュの比表面積が1000〜8000
cm2/g であることを特徴とするポリエステル樹脂組成
物。 (2) 上記(1) 記載のポリエステル樹脂組成物 100重量部
に対して、さらに強化材が 100重量部以下の割合で配合
されていることを特徴とするポリエステル樹脂組成物。 (3) 上記(1) 又は(2) 記載のポリエステル樹脂組成物を
用いてなる成形品。 (4) 止水ボルト、セグメントボルトボックスカバー、鉄
塔型枠、グレーチングのいずれかである上記(3) 記載の
成形品。
る。 (1) 熱可塑性ポリエステル樹脂30〜99重量部とフライア
ッシュ70〜1重量部とからなるポリエステル樹脂組成物
であって、前記フライアッシュの比表面積が1000〜8000
cm2/g であることを特徴とするポリエステル樹脂組成
物。 (2) 上記(1) 記載のポリエステル樹脂組成物 100重量部
に対して、さらに強化材が 100重量部以下の割合で配合
されていることを特徴とするポリエステル樹脂組成物。 (3) 上記(1) 又は(2) 記載のポリエステル樹脂組成物を
用いてなる成形品。 (4) 止水ボルト、セグメントボルトボックスカバー、鉄
塔型枠、グレーチングのいずれかである上記(3) 記載の
成形品。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明に用いる熱可塑性ポリエステルとしては、
主鎖にエステル結合を有する熱可塑性ポリエステルなら
特に制限はなく、結晶性ポリエステルであっても非晶性
ポリエステルであってもよい。具体的には、ジカルボン
酸又はそのエステル誘導体からなるジカルボン酸成分と
ジオール成分との重縮合体、ヒドロキシカルボン酸の重
縮合体、環状ラクトン化合物の開環重合体等が挙げられ
る。
する。本発明に用いる熱可塑性ポリエステルとしては、
主鎖にエステル結合を有する熱可塑性ポリエステルなら
特に制限はなく、結晶性ポリエステルであっても非晶性
ポリエステルであってもよい。具体的には、ジカルボン
酸又はそのエステル誘導体からなるジカルボン酸成分と
ジオール成分との重縮合体、ヒドロキシカルボン酸の重
縮合体、環状ラクトン化合物の開環重合体等が挙げられ
る。
【0007】ジカルボン酸成分としてはテレフタル酸、
イソフタル酸、オルトフタル酸、クロルフタル酸、ニト
ロフタル酸、2,5-ナフタレンジカルボン酸、2,6-ナフタ
レンジカルボン酸、2,7-ナフタレンジカルボン酸、1,5-
ナフタレンジカルボン酸、メチルテレフタル酸、4,4'-
ビフェニルジカルボン酸、2,2'- ビフェニルジカルボン
酸、4,4'- ビフェニルエーテルジカルボン酸、4,4'- ジ
フェニルメタンジカルボン酸、4,4'- ジフェニルスルホ
ンジカルボン酸、4,4'- ジフェニルイソプロピリデンジ
カルボン酸、1,2-ビス(4ーカルボキシフェノキシ)エタ
ン、5-ナトリウムスルホイソフタル酸等の芳香族ジカル
ボン酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸、オ
クタデカンジカルボン酸、ダイマー酸、マレイン酸、フ
マル酸等の脂肪族ジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジ
カルボン酸等の脂環式ジカルボン酸等が挙げられる。
イソフタル酸、オルトフタル酸、クロルフタル酸、ニト
ロフタル酸、2,5-ナフタレンジカルボン酸、2,6-ナフタ
レンジカルボン酸、2,7-ナフタレンジカルボン酸、1,5-
ナフタレンジカルボン酸、メチルテレフタル酸、4,4'-
ビフェニルジカルボン酸、2,2'- ビフェニルジカルボン
酸、4,4'- ビフェニルエーテルジカルボン酸、4,4'- ジ
フェニルメタンジカルボン酸、4,4'- ジフェニルスルホ
ンジカルボン酸、4,4'- ジフェニルイソプロピリデンジ
カルボン酸、1,2-ビス(4ーカルボキシフェノキシ)エタ
ン、5-ナトリウムスルホイソフタル酸等の芳香族ジカル
ボン酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸、オ
クタデカンジカルボン酸、ダイマー酸、マレイン酸、フ
マル酸等の脂肪族ジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジ
カルボン酸等の脂環式ジカルボン酸等が挙げられる。
【0008】ジオール成分としては、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、1,4-
ブタンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチル
グリコール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオ
ール、1,8-オクタンジオール、1,10- デカンジオール等
の脂肪族ジオール、1,4-シクロヘキサンジメタノール、
1,3-シクロヘキサンジメタノール、1,2-シクロヘキサン
ジメタノール等の脂環式ジオール、ビスフェノールAや
ビスフェノールS等のビスフェノール類又はそれらのエ
チレンオキサイド付加体、ハイドロキノン、レゾルシノ
ール等の芳香族ジオール等が挙げられる。
ル、プロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、1,4-
ブタンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチル
グリコール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオ
ール、1,8-オクタンジオール、1,10- デカンジオール等
の脂肪族ジオール、1,4-シクロヘキサンジメタノール、
1,3-シクロヘキサンジメタノール、1,2-シクロヘキサン
ジメタノール等の脂環式ジオール、ビスフェノールAや
ビスフェノールS等のビスフェノール類又はそれらのエ
チレンオキサイド付加体、ハイドロキノン、レゾルシノ
ール等の芳香族ジオール等が挙げられる。
【0009】ヒドロキシカルボン酸としては、p-ヒドロ
キシ安息香酸、p-(2-ヒドロキシエトキシ)安息香酸、
6-ヒドロキシカプロン酸等のヒドロキシカルボン酸が挙
げられ、ラクトン化合物としては、δ−バレロラクト
ン、γ−ブチロラクトン、ε−カプロラクトン等が挙げ
られる。
キシ安息香酸、p-(2-ヒドロキシエトキシ)安息香酸、
6-ヒドロキシカプロン酸等のヒドロキシカルボン酸が挙
げられ、ラクトン化合物としては、δ−バレロラクト
ン、γ−ブチロラクトン、ε−カプロラクトン等が挙げ
られる。
【0010】熱可塑性ポリエステルの具体的な例として
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタ
レート、ポリエチレンイソフタレート/テレフタレー
ト、ポリブチレンイソフタレート/テレフタレート、ポ
リシクロヘキシレンジメチレンイソフタレート/テレフ
タレート、ポリ(p-ヒドロキシ安息香酸/エチレンテレ
フタレート)等が挙げられるが、中でもポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレートが特に好ま
しい。
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタ
レート、ポリエチレンイソフタレート/テレフタレー
ト、ポリブチレンイソフタレート/テレフタレート、ポ
リシクロヘキシレンジメチレンイソフタレート/テレフ
タレート、ポリ(p-ヒドロキシ安息香酸/エチレンテレ
フタレート)等が挙げられるが、中でもポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレートが特に好ま
しい。
【0011】熱可塑性ポリエステル樹脂の相対粘度は、
溶媒としてフェノール/テトラクロロエタン混合溶媒
(重量比 1/1)を用い、温度25℃、濃度1g/dlの条件で
求めた値で 1.2〜2.0 の範囲にあるものが好ましい。こ
の相対粘度が 1.2未満のものでは、成形品にしたときの
機械的強度が低下する。一方、この相対粘度が 2.0を超
えるものでは、成形性が急速に低下するので好ましくな
い。
溶媒としてフェノール/テトラクロロエタン混合溶媒
(重量比 1/1)を用い、温度25℃、濃度1g/dlの条件で
求めた値で 1.2〜2.0 の範囲にあるものが好ましい。こ
の相対粘度が 1.2未満のものでは、成形品にしたときの
機械的強度が低下する。一方、この相対粘度が 2.0を超
えるものでは、成形性が急速に低下するので好ましくな
い。
【0012】本発明におけるフライアッシュは、石炭を
微粉炭燃焼方式で燃焼させる火力発電所等で生成される
石炭灰のことであり、シリカやアルミナを主成分とし、
酸化第二鉄、酸化カルシウム、酸化マグネシウム等を副
成分として含有するものである。
微粉炭燃焼方式で燃焼させる火力発電所等で生成される
石炭灰のことであり、シリカやアルミナを主成分とし、
酸化第二鉄、酸化カルシウム、酸化マグネシウム等を副
成分として含有するものである。
【0013】フライアッシュは、様々の比表面積を有す
るものが知られているが、本発明においては、その比表
面積が1000〜8000cm2/g であることが必要であり、2000
〜5000cm2/g であることがより好ましい。この比表面積
が1000cm2/g 未満のものでは、ポリエステル樹脂との馴
染みが悪くなって分散状態が良好な樹脂組成物が得られ
ず、機械的強度に優れた成形品が得られない。一方、こ
の比表面積が8000cm2/g を超えるものでは、凝集しやす
くなって分散状態が良好な樹脂組成物が得られず、機械
的強度に優れた成形品が得られない。
るものが知られているが、本発明においては、その比表
面積が1000〜8000cm2/g であることが必要であり、2000
〜5000cm2/g であることがより好ましい。この比表面積
が1000cm2/g 未満のものでは、ポリエステル樹脂との馴
染みが悪くなって分散状態が良好な樹脂組成物が得られ
ず、機械的強度に優れた成形品が得られない。一方、こ
の比表面積が8000cm2/g を超えるものでは、凝集しやす
くなって分散状態が良好な樹脂組成物が得られず、機械
的強度に優れた成形品が得られない。
【0014】熱可塑性ポリエステル樹脂とフライアッシ
ュとの配合割合は、熱可塑性ポリエステル樹脂/フライ
アッシュ=30/70〜99/1(重量比)とすることが必要
である。この配合割合が30/70未満では、ポリエステル
樹脂成分が少なくなり成形品が得られない。一方、この
配合割合が99/1を超えると、フライアッシュを有効利
用しているとは言えない。
ュとの配合割合は、熱可塑性ポリエステル樹脂/フライ
アッシュ=30/70〜99/1(重量比)とすることが必要
である。この配合割合が30/70未満では、ポリエステル
樹脂成分が少なくなり成形品が得られない。一方、この
配合割合が99/1を超えると、フライアッシュを有効利
用しているとは言えない。
【0015】本発明においては、成形品の機械的強度を
さらに向上させるために、前記ポリエステル樹脂組成物
100重量部に対して、さらに強化材を 100重量部以下の
割合で配合することが好ましい。この配合割合が 100重
量部を超えると、成形品にすることが難しくなる。
さらに向上させるために、前記ポリエステル樹脂組成物
100重量部に対して、さらに強化材を 100重量部以下の
割合で配合することが好ましい。この配合割合が 100重
量部を超えると、成形品にすることが難しくなる。
【0016】このような強化材としては、繊維状、板
状、粒状、粉末状のいずれでもよいが、通常は、繊維
状、板状もしくは粒状のものが用いられる。
状、粒状、粉末状のいずれでもよいが、通常は、繊維
状、板状もしくは粒状のものが用いられる。
【0017】繊維状強化材としては、耐熱性を有し、弾
性率、強度、弾性回復率等の力学特性に優れた短繊維、
ウィスカー、フィブリッド等の繊維状のものであり、例
えばガラス繊維、炭素繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素
繊維、チタン酸カリウムやホウ酸アルミニウム等のウイ
スカー、ボロン繊維やチタン繊維等の金属繊維、アラミ
ド繊維等の有機繊維を挙げることができるが、ガラス繊
維が特に好ましい。
性率、強度、弾性回復率等の力学特性に優れた短繊維、
ウィスカー、フィブリッド等の繊維状のものであり、例
えばガラス繊維、炭素繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素
繊維、チタン酸カリウムやホウ酸アルミニウム等のウイ
スカー、ボロン繊維やチタン繊維等の金属繊維、アラミ
ド繊維等の有機繊維を挙げることができるが、ガラス繊
維が特に好ましい。
【0018】繊維状強化材の直径や長さについては、繊
維長が長すぎるとポリエステル樹脂やフライアッシュと
均一に混合・分散させることが難しく、逆に短かすぎる
と強化材としての効果が不十分となるため、通常は、繊
維長が 0.1〜10mmで、直径が9〜15μmの範囲にあるも
のが好ましい。中でも、繊維状強化材がガラス繊維であ
る場合には、繊維長が 0.1〜7mmのものが好ましく、0.
3 〜5mmのものが特に好ましい。この繊維長が 0.1mm未
満ものでは、曲げ強度等の機械的強度に優れた成形品が
得られにくい。一方、この繊維長が10mmを超えるもので
は、成形品にしたとき、繊維状強化材が表面に浮き出
し、外観に劣るものとなる。
維長が長すぎるとポリエステル樹脂やフライアッシュと
均一に混合・分散させることが難しく、逆に短かすぎる
と強化材としての効果が不十分となるため、通常は、繊
維長が 0.1〜10mmで、直径が9〜15μmの範囲にあるも
のが好ましい。中でも、繊維状強化材がガラス繊維であ
る場合には、繊維長が 0.1〜7mmのものが好ましく、0.
3 〜5mmのものが特に好ましい。この繊維長が 0.1mm未
満ものでは、曲げ強度等の機械的強度に優れた成形品が
得られにくい。一方、この繊維長が10mmを超えるもので
は、成形品にしたとき、繊維状強化材が表面に浮き出
し、外観に劣るものとなる。
【0019】また、板状もしくは粒状の強化材として
は、例えばタルク、ワラストナイト、シリカ、炭酸カル
シウム、合成ケイ酸又はそのケイ酸塩、亜鉛華、ハロサ
イトクレー、カオリン、塩基性炭酸マグネシウム、石英
粉、酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、アル
ミナ等を挙げることができ、中でも、板状のマイカが特
に好ましい。また、前記強化材は、その平均粒径が 500
μm以下のものが好ましく、その平均粒径が 100μm以
下のものが特に好ましい。この平均粒径が 500μmを超
えるものでは、機械的強度に優れた成形品が得られにく
い。
は、例えばタルク、ワラストナイト、シリカ、炭酸カル
シウム、合成ケイ酸又はそのケイ酸塩、亜鉛華、ハロサ
イトクレー、カオリン、塩基性炭酸マグネシウム、石英
粉、酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、アル
ミナ等を挙げることができ、中でも、板状のマイカが特
に好ましい。また、前記強化材は、その平均粒径が 500
μm以下のものが好ましく、その平均粒径が 100μm以
下のものが特に好ましい。この平均粒径が 500μmを超
えるものでは、機械的強度に優れた成形品が得られにく
い。
【0020】本発明のポリエステル樹脂組成物には、上
記した強化材の他に、必要に応じて、熱安定剤、光安定
剤、酸化防止剤、可塑剤、滑剤、着色剤、発泡剤、離型
剤、耐衝撃改良剤等の添加剤が配合されていてもよい。
記した強化材の他に、必要に応じて、熱安定剤、光安定
剤、酸化防止剤、可塑剤、滑剤、着色剤、発泡剤、離型
剤、耐衝撃改良剤等の添加剤が配合されていてもよい。
【0021】本発明のポリエステル樹脂組成物は、通常
の成形加工方法で目的の成形品とすることができ、例え
ば射出成形や押出成形によって各種の成形品にすること
ができる。
の成形加工方法で目的の成形品とすることができ、例え
ば射出成形や押出成形によって各種の成形品にすること
ができる。
【0022】本発明のポリエステル樹脂組成物を用いて
得られる成形品は、機械的強度が優れており、その特性
を利用して各種の成形品とすることができ、例えば止水
ボルト、セグメントボルトボックスカバー、鉄塔型枠、
グレーチング等の建材部品に好適に利用できる。
得られる成形品は、機械的強度が優れており、その特性
を利用して各種の成形品とすることができ、例えば止水
ボルト、セグメントボルトボックスカバー、鉄塔型枠、
グレーチング等の建材部品に好適に利用できる。
【0023】ここで、止水ボルトとは、水道配管の盲ボ
ルトのことであり、従来は鉄製のものが使用されていた
が、錆びやすいために樹脂化されたものである。また、
セグメントボルトボックスカバーとは、トンネルを構成
するコンクリートブロックをボルトで締結する際に、露
出している鉄製のボルトの錆びを防ぐためのカバーであ
る。鉄塔内枠とは、鉄塔の土台を作るコンクリートブロ
ック作製用の型枠である。グレーチングとは、トンネル
の側溝に敷き詰める板もしくは溝蓋のようなものであ
る。
ルトのことであり、従来は鉄製のものが使用されていた
が、錆びやすいために樹脂化されたものである。また、
セグメントボルトボックスカバーとは、トンネルを構成
するコンクリートブロックをボルトで締結する際に、露
出している鉄製のボルトの錆びを防ぐためのカバーであ
る。鉄塔内枠とは、鉄塔の土台を作るコンクリートブロ
ック作製用の型枠である。グレーチングとは、トンネル
の側溝に敷き詰める板もしくは溝蓋のようなものであ
る。
【0024】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。なお、実施例における各種物性試験の測定法
は、次の通りである。 (a)相対粘度 フェノール/テトラクロロエタン混合溶媒(重量比 1/
1)を用い、濃度1g/dl、温度25℃の条件で測定した。 (b) 曲げ強度(MPa)及び曲げ弾性率(GPa) ASTM-790に基づいて測定した。 (c) 圧縮強度(MPa) ASTM-D695 に基づいて測定した。
説明する。なお、実施例における各種物性試験の測定法
は、次の通りである。 (a)相対粘度 フェノール/テトラクロロエタン混合溶媒(重量比 1/
1)を用い、濃度1g/dl、温度25℃の条件で測定した。 (b) 曲げ強度(MPa)及び曲げ弾性率(GPa) ASTM-790に基づいて測定した。 (c) 圧縮強度(MPa) ASTM-D695 に基づいて測定した。
【0025】実施例1 ポリエステル樹脂として相対粘度1.4 のポリエチレンテ
レフタレート(ユニチカ社製、MA-2101 )90重量部と、
比表面積が4000cm2/g のフライアッシュ(関電化工社
製)10重量部とをブレンダーで混合し、シリンダー温度
を 280℃に設定した35mmφの2軸押出機(東芝機械社
製、TEM-35)で均一に溶融混錬してからストランド状に
押出し、切断、乾燥することによりペレットを得た。こ
のペレットをシリンダー温度を 270℃に設定した射出成
形機(東芝機械社製、IS-80)に供給して各種の試験片を
作製し、物性試験を行った。
レフタレート(ユニチカ社製、MA-2101 )90重量部と、
比表面積が4000cm2/g のフライアッシュ(関電化工社
製)10重量部とをブレンダーで混合し、シリンダー温度
を 280℃に設定した35mmφの2軸押出機(東芝機械社
製、TEM-35)で均一に溶融混錬してからストランド状に
押出し、切断、乾燥することによりペレットを得た。こ
のペレットをシリンダー温度を 270℃に設定した射出成
形機(東芝機械社製、IS-80)に供給して各種の試験片を
作製し、物性試験を行った。
【0026】実施例2 ポリエステル樹脂として相対粘度1.4 のポリエチレンテ
レフタレート(ユニチカ社製、MA-2101 )70重量部と、
比表面積が4000cm2/g のフライアッシュ(関電化工社
製)30重量部とを用いた以外は、実施例1と同様にして
各種の試験片を作製し、物性試験を行った。
レフタレート(ユニチカ社製、MA-2101 )70重量部と、
比表面積が4000cm2/g のフライアッシュ(関電化工社
製)30重量部とを用いた以外は、実施例1と同様にして
各種の試験片を作製し、物性試験を行った。
【0027】実施例3 ポリエステル樹脂として相対粘度1.4 のポリエチレンテ
レフタレート(ユニチカ社製、MA-2101 )50重量部と、
比表面積が4000cm2/g のフライアッシュ(関電化工社
製)50重量部とを用いた以外は、実施例1と同様にして
各種の試験片を作製し、物性試験を行った。
レフタレート(ユニチカ社製、MA-2101 )50重量部と、
比表面積が4000cm2/g のフライアッシュ(関電化工社
製)50重量部とを用いた以外は、実施例1と同様にして
各種の試験片を作製し、物性試験を行った。
【0028】実施例4 ポリエステル樹脂として相対粘度1.7 のポリブチレンテ
レフタレート(三菱エンジニアリングプラスチック社
製、ノバドゥール5010R5)90重量部と、比表面積が4000
cm2/g のフライアッシュ(関電化工社製)10重量部とを
ブレンダーで混合し、シリンダー温度を 270℃に設定し
た35mmφの2軸押出機(東芝機械社製、TEM-35)で均一
に溶融混錬してからストランド状に押出し、切断、乾燥
することによりペレットを得た。このペレットをシリン
ダー温度を 260℃に設定した射出成形機(東芝機械社
製、IS-80)に供給して各種の試験片を作製し、物性試験
を行った。
レフタレート(三菱エンジニアリングプラスチック社
製、ノバドゥール5010R5)90重量部と、比表面積が4000
cm2/g のフライアッシュ(関電化工社製)10重量部とを
ブレンダーで混合し、シリンダー温度を 270℃に設定し
た35mmφの2軸押出機(東芝機械社製、TEM-35)で均一
に溶融混錬してからストランド状に押出し、切断、乾燥
することによりペレットを得た。このペレットをシリン
ダー温度を 260℃に設定した射出成形機(東芝機械社
製、IS-80)に供給して各種の試験片を作製し、物性試験
を行った。
【0029】実施例5 ポリエステル樹脂として相対粘度1.7 のポリブチレンテ
レフタレート(三菱エンジニアリングプラスチック社
製、ノバドゥール5010R5)70重量部と、比表面積が4000
cm2/g のフライアッシュ(関電化工社製)30重量部とを
用いた以外は、実施例4と同様にして各種の試験片を作
製し、物性試験を行った。
レフタレート(三菱エンジニアリングプラスチック社
製、ノバドゥール5010R5)70重量部と、比表面積が4000
cm2/g のフライアッシュ(関電化工社製)30重量部とを
用いた以外は、実施例4と同様にして各種の試験片を作
製し、物性試験を行った。
【0030】実施例6 ポリエステル樹脂として相対粘度1.7 のポリブチレンテ
レフタレート(三菱エンジニアリングプラスチック社
製、ノバドゥール5010R5)50重量部と、比表面積が4000
cm2/g のフライアッシュ(関電化工社製)50重量部とを
用いた以外は、実施例4と同様にして各種の試験片を作
製し、物性試験を行った。
レフタレート(三菱エンジニアリングプラスチック社
製、ノバドゥール5010R5)50重量部と、比表面積が4000
cm2/g のフライアッシュ(関電化工社製)50重量部とを
用いた以外は、実施例4と同様にして各種の試験片を作
製し、物性試験を行った。
【0031】実施例7 ポリエステル樹脂として相対粘度1.4 のポリエチレンテ
レフタレート(ユニチカ社製、MA-2101 )70重量部、比
表面積が4000cm2/g のフライアッシュ(関電化工社製)
30重量部、及び強化材としてガラス繊維(日本電気硝子
社製、T-121H、繊維長3mm)30重量部を用いた以外は、
実施例1と同様にして各種の試験片を作製し、物性試験
を行った。
レフタレート(ユニチカ社製、MA-2101 )70重量部、比
表面積が4000cm2/g のフライアッシュ(関電化工社製)
30重量部、及び強化材としてガラス繊維(日本電気硝子
社製、T-121H、繊維長3mm)30重量部を用いた以外は、
実施例1と同様にして各種の試験片を作製し、物性試験
を行った。
【0032】実施例8 ポリエステル樹脂として相対粘度1.7 のポリブチレンテ
レフタレート(三菱エンジニアリングプラスチック社
製、ノバドゥール5010R5)70重量部と、比表面積が4000
cm2/g のフライアッシュ(関電化工社製)30重量部、及
び強化材としてガラス繊維(日本電気硝子社製、T-121
H、繊維長3mm)30重量部を用いた以外は、実施例4と
同様にして各種の試験片を作製し、物性試験を行った。
レフタレート(三菱エンジニアリングプラスチック社
製、ノバドゥール5010R5)70重量部と、比表面積が4000
cm2/g のフライアッシュ(関電化工社製)30重量部、及
び強化材としてガラス繊維(日本電気硝子社製、T-121
H、繊維長3mm)30重量部を用いた以外は、実施例4と
同様にして各種の試験片を作製し、物性試験を行った。
【0033】実施例9 ポリエステル樹脂として相対粘度1.4 のポリエチレンテ
レフタレート(ユニチカ社製、MA-2101 )70重量部、比
表面積が4000cm2/g のフライアッシュ(関電化工社製)
30重量部、及び強化材として板状マイカ(レプコ社製、
平均粒径40μm)30重量部を用いた以外は、実施例1と
同様にして各種の試験片を作製し、物性試験を行った。
レフタレート(ユニチカ社製、MA-2101 )70重量部、比
表面積が4000cm2/g のフライアッシュ(関電化工社製)
30重量部、及び強化材として板状マイカ(レプコ社製、
平均粒径40μm)30重量部を用いた以外は、実施例1と
同様にして各種の試験片を作製し、物性試験を行った。
【0034】実施例10 ポリエステル樹脂として相対粘度1.7 のポリブチレンテ
レフタレート(三菱エンジニアリングプラスチック社
製、ノバドゥール5010R5)70重量部と、比表面積が4000
cm2/g のフライアッシュ(関電化工社製)30重量部、及
び強化材として板状マイカ(レプコ社製、平均粒径40μ
m)30重量部を用いた以外は、実施例4と同様にして各
種の試験片を作製し、物性試験を行った。
レフタレート(三菱エンジニアリングプラスチック社
製、ノバドゥール5010R5)70重量部と、比表面積が4000
cm2/g のフライアッシュ(関電化工社製)30重量部、及
び強化材として板状マイカ(レプコ社製、平均粒径40μ
m)30重量部を用いた以外は、実施例4と同様にして各
種の試験片を作製し、物性試験を行った。
【0035】比較例1 ポリエステル樹脂として相対粘度1.4 のポリエチレンテ
レフタレート(ユニチカ社製、MA-2101 )70重量部と、
比表面積が 100cm2/g のフライアッシュ(関電化工社
製)30重量部とを用いた以外は、実施例1と同様にして
各種の試験片を作製し、物性試験を行った。
レフタレート(ユニチカ社製、MA-2101 )70重量部と、
比表面積が 100cm2/g のフライアッシュ(関電化工社
製)30重量部とを用いた以外は、実施例1と同様にして
各種の試験片を作製し、物性試験を行った。
【0036】比較例2 ポリエステル樹脂として相対粘度1.4 のポリエチレンテ
レフタレート(ユニチカ社製、MA-2101 )70重量部と、
比表面積が9000cm2/g のフライアッシュ(関電化工社
製)30重量部とを用いた以外は、実施例1と同様にして
各種の試験片を作製し、物性試験を行った。
レフタレート(ユニチカ社製、MA-2101 )70重量部と、
比表面積が9000cm2/g のフライアッシュ(関電化工社
製)30重量部とを用いた以外は、実施例1と同様にして
各種の試験片を作製し、物性試験を行った。
【0037】比較例3 ポリエステル樹脂として相対粘度1.4 のポリエチレンテ
レフタレート(ユニチカ社製、MA-2101 )20重量部と、
比表面積が4000cm2/g のフライアッシュ(関電化工社
製)80重量部とを用いた以外は、実施例1と同様にして
各種の試験片を作製しようとしたところ、試験片を得る
ことができなかった。
レフタレート(ユニチカ社製、MA-2101 )20重量部と、
比表面積が4000cm2/g のフライアッシュ(関電化工社
製)80重量部とを用いた以外は、実施例1と同様にして
各種の試験片を作製しようとしたところ、試験片を得る
ことができなかった。
【0038】実施例1〜10及び比較例1〜2における
物性試験の結果を表1に示す。
物性試験の結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】実施例1〜6においては、いずれの場合
も、試験片の曲げ強度と圧縮強度が優れたものであっ
た。実施例7〜8においては、ガラス繊維が本発明の範
囲内で配合されていたため、試験片の曲げ強度と圧縮強
度がさらに向上し、曲げ弾性率も優れたものであった。
実施例9〜10においては、マイカが本発明の範囲内で
配合されていたため、試験片の曲げ強度と圧縮強度がさ
らに向上し、曲げ弾性率も優れたものであった。比較例
1においては、フライアッシュの比表面積が本発明の下
限より小さくしたため、試験片の曲げ強度と圧縮強度が
低いものであった。比較例2においては、フライアッシ
ュの比表面積が本発明の上限より大きくしたため、試験
片の曲げ強度と圧縮強度が低いものであった。比較例3
においては、フライアッシュの配合割合が本発明の上限
より大きくしたため、試験片の作製が不能であった。
も、試験片の曲げ強度と圧縮強度が優れたものであっ
た。実施例7〜8においては、ガラス繊維が本発明の範
囲内で配合されていたため、試験片の曲げ強度と圧縮強
度がさらに向上し、曲げ弾性率も優れたものであった。
実施例9〜10においては、マイカが本発明の範囲内で
配合されていたため、試験片の曲げ強度と圧縮強度がさ
らに向上し、曲げ弾性率も優れたものであった。比較例
1においては、フライアッシュの比表面積が本発明の下
限より小さくしたため、試験片の曲げ強度と圧縮強度が
低いものであった。比較例2においては、フライアッシ
ュの比表面積が本発明の上限より大きくしたため、試験
片の曲げ強度と圧縮強度が低いものであった。比較例3
においては、フライアッシュの配合割合が本発明の上限
より大きくしたため、試験片の作製が不能であった。
【0041】実施例11〜20 実施例1〜10で得られたペレットを用い、射出成形に
より平均肉厚5mm、幅50cm、長さ1m のグレーチングの
成形品を成形した。この成形品の中央部に1トンの負荷
をかけたところ、いずれの場合にも破損がみられなかっ
た。
より平均肉厚5mm、幅50cm、長さ1m のグレーチングの
成形品を成形した。この成形品の中央部に1トンの負荷
をかけたところ、いずれの場合にも破損がみられなかっ
た。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、曲げ強度と圧縮強度に
優れた成形試験片を得ることができる。さらに強化材を
特定量配合することにより、曲げ弾性率がより良好な成
形試験片とすることができる。また、これらの特性を利
用して、グレーチング等の建材部品を得ることができ
る。
優れた成形試験片を得ることができる。さらに強化材を
特定量配合することにより、曲げ弾性率がより良好な成
形試験片とすることができる。また、これらの特性を利
用して、グレーチング等の建材部品を得ることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04C 2/42 E04C 2/42 C Fターム(参考) 2E162 FA00 FA14 FA20 FB07 FD04 FD07 4F071 AA43 AB18 AB26 AB28 AD01 AD06 AE17 AH03 BA01 BB05 BC07 4J002 CF001 CF031 CF061 CF071 CF181 CL062 DA017 DA117 DE147 DE187 DJ006 DJ007 DK007 DL007 FA042 FA047 FA067 FD012 FD016 FD017 GL00 GM00
Claims (4)
- 【請求項1】 熱可塑性ポリエステル樹脂30〜99重量部
とフライアッシュ70〜1重量部とからなるポリエステル
樹脂組成物であって、前記フライアッシュの比表面積が
1000〜8000cm2/g であることを特徴とするポリエステル
樹脂組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載のポリエステル樹脂組成物
100重量部に対して、さらに強化材が 100重量部以下の
割合で配合されていることを特徴とするポリエステル樹
脂組成物。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のポリエステル樹脂
組成物を用いてなる成形品。 - 【請求項4】 止水ボルト、セグメントボルトボックス
カバー、鉄塔型枠、グレーチングのいずれかである請求
項3記載の成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11146487A JP2000336254A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | ポリエステル樹脂組成物、並びにこれを用いてなる成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11146487A JP2000336254A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | ポリエステル樹脂組成物、並びにこれを用いてなる成形品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000336254A true JP2000336254A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=15408753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11146487A Pending JP2000336254A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | ポリエステル樹脂組成物、並びにこれを用いてなる成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000336254A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006193591A (ja) * | 2005-01-12 | 2006-07-27 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 石炭灰混入熱可塑性樹脂材料、および石炭灰混入熱可塑性樹脂材料の製造方法 |
US8138256B2 (en) | 2004-02-27 | 2012-03-20 | Nec Corporation | Flame-retardant resin composition |
CN115058104A (zh) * | 2022-05-07 | 2022-09-16 | 万华化学(宁波)有限公司 | 一种pla合金,一种发泡片材的制备方法 |
-
1999
- 1999-05-26 JP JP11146487A patent/JP2000336254A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8138256B2 (en) | 2004-02-27 | 2012-03-20 | Nec Corporation | Flame-retardant resin composition |
JP2006193591A (ja) * | 2005-01-12 | 2006-07-27 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 石炭灰混入熱可塑性樹脂材料、および石炭灰混入熱可塑性樹脂材料の製造方法 |
CN115058104A (zh) * | 2022-05-07 | 2022-09-16 | 万华化学(宁波)有限公司 | 一种pla合金,一种发泡片材的制备方法 |
CN115058104B (zh) * | 2022-05-07 | 2023-09-19 | 万华化学(宁波)有限公司 | 一种pla合金,一种发泡片材的制备方法 |
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