JP2000336010A - 有害生物防除方法 - Google Patents

有害生物防除方法

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JP2000336010A
JP2000336010A JP11148305A JP14830599A JP2000336010A JP 2000336010 A JP2000336010 A JP 2000336010A JP 11148305 A JP11148305 A JP 11148305A JP 14830599 A JP14830599 A JP 14830599A JP 2000336010 A JP2000336010 A JP 2000336010A
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allyl isothiocyanate
emulsion
pests
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JP11148305A
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Yuji Yanase
勇次 柳瀬
Junro Kishi
淳郎 貴志
Masaru Arai
優 荒井
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は従来使用されている土壌くん蒸剤の
不都合を解決し、かつ毒性が低く地球環境にも優しい有
害作用を残さない有害生物の防除方法を提供する 【解決手段】 イソチオシアン酸アリルを土壌中でガス
化させ、ガス状活性成分を土壌表面又は土壌中の有害生
物と接触させて有害生物を防除する。 【効果】 本発明の有害防除方法および有害生物防除剤
は、安全性が高く、施用に際してもまた施用後において
も、人体、有用生物、及び地球環境にも害を残さないた
め、連作障害回避のための土壌病原菌、線虫類の防除に
有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土壌表面、土壌
中、または作物の茎葉部の有害生物の防除方法に関し、
詳しくは土壌中でイソチオシアン酸アリルガスを生成
し、土壌中または土壌表面に生息する有害生物と接触す
ること、あるいは茎葉部の有害生物に直接接触すること
により効果を発揮する新規な液状もしくは固形状の有害
生物防除剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、作物の栽培団地化、特産化に伴い
連作障害が多発し、それらは栽培農家にとって大きな問
題となっている。かかる問題の防止手段としては、土壌
くん蒸剤の利用、輪作等による耕種的防除、生物的防
除、太陽熱消毒、薬剤による防除等様々な方法が行われ
ているが、中でも特に土壌くん蒸剤の利用が拡大する傾
向にある。土壌くん蒸剤の利用においては燻蒸剤として
臭化メチル、クロロピクリン、1,3−ジクロロプロペ
ン、イソチオシアン酸メチル、カーバム、ダゾメットな
どが幅広く使用されている。しかしこれら薬剤はいずれ
も一長一短があり、栽培農家の要望及び社会的要請を完
全に満足させ得る薬剤はないと言ってよい。即ち、臭化
メチルはオゾン層破壊物質として既に国際的に使用の規
制がなされている。クロロピクリンは土壌病原菌に対し
て極めて優れた効果を有する反面、線虫類に対する効果
にやや不安があり、さらに強い刺激性を有するため特別
な処理器具を用いなければならず農家にとって必ずしも
使用し易いとはいえない。1,3−ジクロロプロペンは
線虫類に対して優れた効果を示すが土壌病原菌に対して
ほとんど効果がなく、処理に際してクロロピクリン同様
特別な灌注器を必要とする。イソチオシアン酸メチルは
線虫類に対してはある程度の効果を示すが土壌病原菌に
対しての効果が弱く、さらに強い刺激性を有するため特
別な灌注器を必要とし農家によっては必ずしも使用し易
いとはいえない。カーバム及びダゾメットは土壌中で分
解されイソチオシアン酸メチルガスを生成することによ
り効果を示すが、有効成分の土壌中での分解に時間がか
かるため、このことが処理期間が長期化したり薬害発生
の原因となったりする問題点が挙げられる。
【0003】ところで、イソチオシアン酸アリルは、カ
ラシに由来する天然の抗菌成分であり、毒劇物取締法上
普通物に分類され、魚類に対する毒性も低く、安全な化
合物であり、食品分野では保存剤としても使用されてい
る。とはいえ、下記に述べるような方法でイソチオシア
ン酸アリルを土壌に施用した例は知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来使用され
ている土壌くん蒸剤の不都合を解決し、かつ毒性が低く
地球環境にも優しい有害作用を残さない有害生物の防除
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは製剤化した
イソチオシアン酸アリルを水で希釈懸濁し施用すれば、
ジョロ等の簡単な器具を用いるだけで土壌に処理でき、
上記の課題を解決することが可能であり、土壌中または
土壌表面に生息する有害生物を安全且つ簡便に防除でき
ることを見出し本発明を完成するに至った。即ち、本発
明は土壌中でイソチオシアン酸アリルをガス化させて有
害生物と接触させるための簡単な処理方法及びそのため
の有害生物防除剤を提供するものである。
【0006】則ち本発明は以下のとおりである。 [1]土壌中でイソチオシアン酸アリルをガス化させて
有害生物と接触させることを特徴とする有害生物防除方
法。 [2]イソチオシアン酸アリルと乳化剤を含有する乳剤
であることを特徴とする、水に希釈して土壌表面に処理
し、土壌中に浸透したイソチオシアン酸アリルをガス化
させ有害生物と接触させるための有害生物防除剤。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において使用されるイソチ
オシアン酸アリルは天然由来のもの、また合成によるも
ののいずれでも使用することが出来る。
【0008】イソチオシアン酸アリルをガス化させるた
めに土壌に処理するためには、イソチオシアン酸アリル
そのものまたはイソチオシアン酸アリルを有効成分とし
て含有する製剤そのもの、さらにそれらを水に希釈した
乳化液、マイクロカプセル液等の水性処理液のいずれの
形態でも施用することができる。イソチオシアン酸アリ
ルまたはイソチオシアン酸アリルを含有する液体あるい
は固体状の製剤をそのまま、もしくはイソチオシアン酸
アリルを含有する液体あるいは固体状の製剤の水希釈液
などの液状処理液を土壌に処理する場合は、土壌表面散
布、土壌中潅注等の土壌くん蒸剤に通常用いられる処理
方法を用いてもよい。土壌表面散布した場合は有効成分
は土壌中に浸透する。
【0009】イソチオシアン酸アリルを含有する、粉末
製剤、ゲル化錠剤、半固形製剤などの固体製剤をそのま
ま処理する場合は、土壌表面散布した後鋤き込みするか
または埋め込み等の処理方法による。
【0010】これらの施用形態のなかでも特に油剤の直
接散布、乳剤、乳濁剤を希釈した乳化液散布、マイクロ
カプセル剤または粉末製剤の水希釈液散布は従来の土壌
くん蒸剤の様な特別な施用器具を使用する必要がなく、
施用作業の省力化の点で有利である。さらに有効成分が
土壌に均一に施用できるという点とイソチオシアン酸ア
リルの刺激臭が施用時に緩和されるという点で、乳剤、
乳濁剤を希釈した乳化液散布、マイクロカプセル剤の水
希釈液散布が、即効性、処理後の残留防止の点から乳
剤、乳濁剤を希釈した乳化液散布がそれぞれ好ましい。
これらの中では製剤の安定性が優れる乳剤を水で希釈し
て乳化液とし、土壌表面に散布する方法が特に好まし
い。イソチオシアン酸アリルを有効成分として含有する
製剤を調製するには、混合、溶解、乳化、マイクロカプ
セル化、吸収、ゲル化、混練り等の通常の製剤化技術を
応用することができる。油剤はイソチオシアン酸アリル
を例えばケロセン等の鉱物性油や大豆油等の植物性油等
のような疎水性溶媒に溶解することにより調製できる。
乳剤はイソチオシアン酸アリルにケロセン等の鉱物性油
や大豆油等の植物性油等のような疎水性溶媒と乳化剤を
混合することにより調製することができる。イソチオシ
アン酸アリルが比重が約1.0の常温で液体の物質であ
るので、有利には単に乳化剤を混合するだけで良い。乳
化液として散布する際の水希釈率は1倍ないし100倍
好ましくは2倍ないし20倍程度であり、乳化剤の含有
量は0.1重量%ないし50重量%、好ましくは1重量
%ないし20重量%である。乳化剤はポリオキシアルキ
レンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレン
アルキルエーテル等の非イオン界面活性剤から選ばれ
る。ポリオキシエチレンヒマシ油エーテルは特に好まし
い。乳濁製剤は上記乳剤を水で希釈して調製することが
でき、乳濁製剤にメラミン系膜生成物質等のカプセル化
剤を加えてカプセル化処理しマイクロカプセル剤とする
ことができる。粉末剤はイソチオシアン酸アリルを例え
ば活性炭のような水不溶性の、またはデキストリンのよ
うな水溶性の高吸油能の担体に吸収させて調製する。ゲ
ル化製剤はイソチオシアン酸アリルを例えばジベンジリ
デンソルビトールのようなゲル化剤と混合処理すること
によって調製でき、成型すれば錠剤とすることもでき
る。ペースト製剤はイソチオシアン酸アリルを多糖類等
と混練りすることにより調製する。
【0011】本発明の化合物が防除可能な土壌病害虫の
例としては、アブラナ科野菜、トマト、ピーマン、ナ
ス、イチゴ、ホウレンソウ、レタス、セロリ、アスパラ
ガス、ニンジン、ゴボウ、ネギ、ジャガイモ、サツマイ
モ、コンニャク、タバコ、カーネーション、ショウガ、
メロン、スイカ、ストック等各種作物の立枯病、つる割
れ病、萎ちょう病、青枯病、萎黄病、黄化病、半身萎ち
ょう病、根こぶ病、根こぶ線虫、根腐れ線虫、ハリガネ
ムシ、ネキリムシ、ケラ等があるが、これらに限定され
るものではない。本発明の化合物が防除可能な雑草の例
としては各種イネ科、カヤツリグサ科、および広葉雑草
があるが、これらに限定されるものではない。
【0012】本発明の化合物は、一般に10アール当た
り約1〜30リットル、好ましくは2〜20リットル、
更に好ましくは4〜10リットル施用する。施用の方法
としては大きく分けて2つの方法があり、1つは既存の
土壌くん蒸剤で一般的に用いられている方法である。つ
まり、十分に耕耘、砕土した土壌に、所定量の薬剤を均
一になるように一定間隔で土壌中に注入する、その後、
直ちに土壌表面をプラスチックフィルム等で被覆し、約
2週間後にガス抜きをし、更に1週間後に播種、植え付
けをする。処理からガス抜きまでの期間とガス抜きから
播種、植え付けまでの期間は温度や土の状態などに影響
を受けるために、これに限定されるものではない。2つ
めは、乳剤等に製剤したものを水で希釈して、ジョロ等
を用いて土壌に処理する方法である。製剤型は散布剤と
して使用できるものならば乳剤に限定されるものではな
い。
【0013】
【実施例】本発明をさらに詳細に説明するために実施例
を挙げるが、本発明はこれらによって何ら限定されるも
のではない。次に製剤例を示す。なお、部は重量部を表
す。 製剤例1 油剤 イソチオシアン酸アリル20部と灯油80部を混合して
油剤100部を得た。
【0014】製剤例2 乳剤 イソチオシアン酸アリル90部とポリオキシエチレンヒ
マシ油エーテル10部を混合して乳剤100部を得た。 (乳剤原液の安定性)得られた乳剤を−5℃の恒温器中
に72時間静置したところ液の分離、沈殿の生成などは
なかった。 (乳剤の安定性)得られた乳剤10mlを硬度3度の水
で10倍にうすめ、この液100mlを250mlの有
栓メスシリンダーに移し、1分間に30回はげしく倒立
してふりまぜ、20℃の恒温器中に静置したところ、乳
濁液は均一であり、油状物の分離はなかった。
【0015】製剤例3 乳濁剤 イソチオシアン酸アリル20部にポリオキシエチレンス
チリルフェニルエーテル2部を溶解し、水 78部に乳
化混合させて乳濁剤 100部を得た。
【0016】製剤例4 マイクロカプセル剤 水15部に、アニオン性高分子界面活性剤(アクリル
酸、アクリロニトリル、アクリルアミドメチルプロパン
スルホン酸重合物)3部を溶解し、水酸化ナトリウムに
よりpH4に調製した。この溶液にメチル化メチロール
メラミン0.1部を加え、さらにイソチオシアン酸アリ
ルの50%大豆油溶液を11部加え乳化分散させた。6
0℃に3時間処理した後水を加えて100部のマイクロ
カプセル剤とした。
【0017】製剤例5 粉末状製剤 イソチオシアン酸アリル20部が均一に吸収されるよう
に乳棒で混合しながらを乳鉢中のデキストリン(DE1
0)80部に徐々に加えた。
【0018】試験例1 施用方法の違いによる作業時
間の違い 製剤例2に準じて調製した乳剤を15倍に水で希釈し、
1.8m×11m(約0.2a)の面積にジョロで処理
した。一方、対照とするクロロピクリンは専用の土壌灌
注器を用いて同じ面積に30cm間隔千鳥に1穴当たり
3mlを注入した。それぞれの処理方法による時間を計
測した結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】試験例2トマト萎ちょう病菌に対する効果 1/5,000アールのワグネルポットに半風乾した畑
土砕土(砂壌土)をいっぱいに詰め、オオムギ種子上で
予め培養したトマト萎ちょう病菌(Fusarium oxysporum
f.sp. lycopersici)を10粒ずつガーゼで包み、土壌
中の所定の位置に埋設した。製剤例1に準じて調製した
油剤および対照とする土壌くん蒸剤の所定量を深さ15
cmのところに注入し覆土した。薬剤処理後、土壌表面
を厚さ0.03mmのポリエチレンフィルムで被覆し
た。処理14日後にポリエチレンフィルムをはずし、埋
設したオオムギ種子を掘り起こし、中に含まれるトマト
萎ちょう病菌の死滅の程度を駒田培地を用いてシャーレ
上にて判別した。結果を表2に示した。尚、表中の数値
は無処理区に対するそれぞれの薬剤区の阻害率(%)を
示し、対照剤Aはクロロピクリン(99.5%)を使用
した。
【0021】
【表2】
【0022】試験例3 サツマイモ根こぶ線虫に対する
効果 1/5,000アールのワグネルポットに半風乾した畑
土砕土(砂壌土)をいっぱいに詰め、サツマイモ根こぶ
線虫に汚染された土壌を50gずつガーゼで包み、土壌
中の所定の位置に埋設した。製剤例2に準じて調製した
乳剤の所定量を水で希釈して100mlにしたものを土
壌表面にまき、土壌表面を厚さ0.03mmのポリエチ
レンフィルムで被覆した。一方、対照とする土壌くん蒸
剤の所定量を深さ15cmのところに注入し覆土した。
薬剤処理後、土壌表面を厚さ0.03mmのポリエチレ
ンフィルムで被覆した。処理14日後にポリエチレンフ
ィルムをはずし、埋設したサツマイモ根こぶ線虫に汚染
された土壌を掘り起こし、ベールマン法にて線虫を遊離
させ、実体顕微鏡にて、生存するサツマイモ根こぶ線虫
数を測定した。結果を表3に示した。尚、表中の数値は
無処理区に対するそれぞれの薬剤区の阻害率(%)を示
し、対照剤Aはトラペックサイド油剤(20%)を使用
した。
【0023】
【表3】
【0024】試験例4 キュウリつる割れ病に対する効
果 キュウリつる割れ病菌(Fusarium oxysporum f.sp. cu
cumerinum)に汚染された圃場をトラクターにて耕耘砕
土し、幅120cm、長さ600cmを1つの試験区と
し、製剤例2に準じて調製した乳剤の所定量を水で15
倍に希釈した後、ジョロで土壌表面に散布した。直ちに
土壌表面を厚さ0.03mmのポリエチレンフィルムで
被覆した。一方、対照とする土壌くん蒸剤は所定量を深
さ15cmのところに30cm間隔で、1穴当たり30
mlずつ注入し覆土した。薬剤処理後、土壌表面を厚さ
0.03mmのポリエチレンフィルムで被覆した。処理
14日後にポリエチレンフィルムを除去し、キュウリ苗
を1区当たり30本植え付けた。移植40日後に地際部
の道管の褐変程度を調査し、キュウリつる割れ病の発病
の有無を調べた。結果を表4に示した。表中、数値は発
病株率(%)を示し、対照剤Aはクロロピクリン(9
9.5%)を使用した。
【0025】
【表4】
【0026】試験例5 殺草効果 トラクターにて耕耘砕土し、幅120cm、長さ600
cmを1つの試験区とした圃場に、メヒシバ種子(Digi
taria ciliaris Koeler)およびアオビユ種子(Amara
nthus viridis L.)を土壌表面に均一に播種した。製
剤例1に準じて調製した油剤および対照とする土壌くん
蒸剤の所定量を深さ15cmのところに30cm間隔
で、1穴当たり30mlずつ注入し覆土した。薬剤処理
後、土壌表面を厚さ0.03mmのポリエチレンフィル
ムで被覆した。処理14日後にポリエチレンフィルムを
除去し、さらに14日後にメヒシバおよびアオビユの残
草率を調査した。結果を表5に示した。表中数値はそれ
ぞれの薬剤区の残草率(%)を示し、対照剤AはNCS
(50%)を、対照剤Bはクロロピクリン(99.5
%)をそれぞれ使用した。
【0027】
【表5】
【0028】
【発明の効果】本発明はイソチオシアン酸アリルを土壌
に施用した後でガス化させることに特徴があり、このこ
とにより従来土壌燻蒸剤が有していた各種の欠点を克服
した土壌処理剤が提供できる。本発明の有害防除方法お
よび有害生物防除剤は、安全性が高く、施用に際しても
また施用後においても、人体、有用生物、および地球環
境にも害を残さないため、連作障害回避のための土壌病
原菌、線虫類、及び雑草の防除に有効である。本発明の
方法は特殊な器具を使用しないため、安全且つ簡便であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 25/28 A01N 25/28 Fターム(参考) 4H011 AA01 AB01 AC01 BB11 BC18 DA02 DA06 DA14 DA15 DA16 DD04 DG05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土壌中でイソチオシアン酸アリルをガス
    化させて有害生物と接触させることを特徴とする有害生
    物防除方法。
  2. 【請求項2】 イソチオシアン酸アリルまたはイソチオ
    シアン酸アリルを含有する液状もしくは固形状の製剤を
    そのまま或いは水に希釈して土壌処理することを特徴と
    する請求項1記載の有害生物防除方法。
  3. 【請求項3】 イソチオシアン酸アリルを含有する液状
    の製剤が油剤、乳剤又は乳濁製剤であることを特徴とす
    る請求項2記載の有害生物防除方法。
  4. 【請求項4】 イソチオシアン酸アリルを含有する固形
    状の製剤がマイクロカプセル剤又は粉末製剤であること
    を特徴とする請求項2記載の有害生物防除方法。
  5. 【請求項5】 イソチオシアン酸アリルと乳化剤を含有
    する乳剤であることを特徴とする、水に希釈して土壌表
    面に処理し、土壌中に浸透したイソチオシアン酸アリル
    をガス化させ有害生物と接触させるための有害生物防除
    剤。
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JP2009280551A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Mc Labo Corp カプセル化燻蒸剤とその製造方法及び病害虫防除方法

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