JP2000334722A - コンクリート連続製造装置及びコンクリート連続製造方法 - Google Patents

コンクリート連続製造装置及びコンクリート連続製造方法

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JP2000334722A
JP2000334722A JP11154198A JP15419899A JP2000334722A JP 2000334722 A JP2000334722 A JP 2000334722A JP 11154198 A JP11154198 A JP 11154198A JP 15419899 A JP15419899 A JP 15419899A JP 2000334722 A JP2000334722 A JP 2000334722A
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kneaded
kneading
concrete
continuously
conveying
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JP11154198A
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Kazutaka Yamada
一宇 山田
Akira Uchida
明 内田
Hidehisa Makino
英久 牧野
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Maeda Corp
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Maeda Corp
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量のコンクリートを連続して、かつ、効率
よく生産することができるコンクリートの連続製造装置
を提供すること。品質の安定したコンクリートを連続し
て、かつ、効率よく製造できるコンクリートの連続製造
方法を提供すること。 【解決手段】 被混練材料を混練する混練装置と、その
混練装置に対し被混練材料を連続的に搬送する搬送装置
と、その搬送装置に被混練材料を供給する複数の供給装
置とを備えたコンクリート連続製造装置であって、その
各供給装置を前記搬送装置の搬送経路に沿って配置し、
かつ、搬送経路の途中に水の供給装置を間隔をあけて複
数配置した。コンクリートの連続製造方法としては、被
混練材料を混練する混練装置に対し連続的に被混練材料
を搬送する搬送工程を設け、その搬送工程の途中の複数
箇所で、コンクリートの混練に必要な水量を順次供給す
る方法とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートを連
続的に製造する装置およびコンクリートを連続的に製造
する方法に関する。
【0002】
【従来技術】土木工事等の作業現場内でコンクリートを
製造する技術として、従来はバッチ式コンクリート生産
設備を利用していた。このバッチ式コンクリート生産設
備とは、大型トラックで作業現場内に搬入可能な移動式
簡易プラントシステムで、その構成は、コンクリート用
の被混練材料(以下、被混練材料と示す)を供給する供
給装置と、撹拌翼を備えた回転式撹拌装置(以下、撹拌
槽と示す)とを有する。
【0003】その使用方法については、作業現場内で調
達可能な水及び骨材と、セメント工場から運び込むセメ
ント及び混和材とを撹拌槽に一括に投入し、その後、撹
拌層内の撹拌翼を回転させて混練し、コンクリートを得
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このバッチ式コンクリ
ート生産設備を利用した場合、混練済コンクリートをコ
ンクリートの製造工場から作業現場へ運ぶ手間が省け、
その輸送に費やされる費用を減らすことができるため、
コンクリートの製造工場から遠く離れたダム建設現場等
において広く好適に使用されている。しかしながら、本
発明者等はさらなる技術の向上を図るためいくつかの解
決すべき課題を見いだした。
【0005】第1の点として、大量のコンクリートを連
続的に生産する場合、バッチ式コンクリート生産設備で
はその構造上、撹拌槽内の混練済コンクリートと被混練
材料との入れ替え作業が必要となり、必ずしも時間の面
で効率が良いとはいえなかった。
【0006】第2の点として、回転式撹拌装置を使用し
ての混練に関し、その混練に要するエネルギーや時間を
検討した場合、あまり効率的でないことが知られてい
る。この要因としては、撹拌翼の回転による混練に依存
するためである。より詳しくは赤尾洋二、新藤久和、ア
ンヘル・エルナンの研究報告による「混合システムの合
成とその最適層形成」〔粉体工学会誌Vol.19、N
o11(1982)〕を参照すると理解し易い。
【0007】この研究報告によれば、最も早く完全混合
状態に到達するような供給層(最適層)は、移動混合の
基本モデルの積み重ね操作により得られる層状混合物、
すなわち、圧縮して二分し、半分を上積みするという操
作を繰り返して得られる層状混合物に対応していると記
載されている。
【0008】すなわち、昔から行われている手法、例え
ば手打ちそばの練り作業のように被混練材料を圧延して
引き延ばし、それを折り返して積み重ね、さらに圧縮し
て引き延ばすという混練方法は極めて効率的であると理
解できる。仮に、その折り返しと圧縮の工程を30回行
うとしても、2の30乗回、すなわち10億回前後も混
練したことに相当する。
【0009】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
ので、大量のコンクリートを連続的かつ効率よく生産す
ることができるコンクリートの連続製造装置の提供、並
びに、品質の安定したコンクリートを連続的かつ効率よ
く製造できるコンクリートの連続製造方法を提供する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】被混練材料を混練する
混練装置と、その混練装置に対し被混練材料を連続的に
搬送する搬送装置と、その搬送装置に被混練材料を供給
する複数の供給装置とを備えたコンクリート連続製造装
置であって、その各供給装置は、前記搬送装置の搬送経
路に沿って配置され、かつ、搬送経路の途中に水の供給
装置が間隔をおいて複数配置されている構成とした。
【0011】前記混練装置は、入口から出口に向かって
断面形状が連続的に変化した複数の変形通路内を被混練
材料の自重を利用して通過させることにより混練する機
能を備えている構成とした。
【0012】前記搬送装置は、ベルトコンベアとするこ
ともできる。
【0013】前記供給装置は、セメントの供給装置と、
粗骨材の供給装置と、細骨材の供給装置と、水の供給装
置とを有する構成とすることもできる。
【0014】コンクリートを連続的に製造する方法とし
ては、被混練材料を混練する混練装置に対し連続的に被
混練材料を搬送する搬送工程を設け、その搬送工程の途
中の複数箇所で、コンクリートの混練に必要な水量を順
次供給する方法とした。
【0015】前記被混練材料の搬送工程をコンベア装置
で行い、そのコンベア装置の搬送方向に間隔をおいた複
数箇所で前記水の供給を行う方法とすることもできる。
【0016】前記搬送工程における被混練材料の搬送速
度を一定に制御し、前記コンベア装置に対する被混練材
料の供給を、一定の割合で連続して行う方法とすること
もできる。このように品質の安定したコンクリートを連
続してかつ効率よく製造する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
に付いて図1〜6を参照して説明する。まず、図1に示
す概略構成図を参照し概略を説明すると、被混練材料を
混練する混練装置1があり、その混練装置1には一定の
速度で稼動する搬送装置2が配置されている。また、そ
の搬送装置2における搬送経路に沿ってコンクリート用
の被混練材料(以下、被混練材料と示す)を供給する供
給装置4、5、6、7が配置されている。被混練材料
は、供給装置4、5、6、7から搬送装置2上へ供給さ
れ、その搬送装置2を介して混練装置1に連続的に供給
される。なお、図中における矢印は被混練材料の流れを
示している。
【0018】搬送装置2は、コンベア装置とすると大変
好適である。本発明では複数の支柱32(図示せず)に
より支持される3連のベルトコンベア2を適用してい
る。3連のベルトコンベア2の内、前記混練装置1から
最も遠くに配置される第1コンベア2aには、その搬送
経路に沿って被混練材料の供給装置が複数設けられてい
る。具体的には粗骨材8の供給装置4と、細骨材9の供
給装置5と、セメントの供給装置6が備えられる。な
お、これらの供給装置4、5、6には、ホッパ10並び
に定量供給用の振動フィーダ11またはスクリューフィ
ーダ12が備えられる。13は各供給装置4、5に骨材
8、9を投入するバックフォーである。
【0019】また、各コンベア2a、2b、2cのそれ
ぞれには、水の供給装置7が各1機設けられている。た
だし、その数は1機に限定されるものではなく2機、3
機、と多数設けることもできる。すなわち、コンベア装
置(搬送装置)2の搬送方向に間隔をおいて水の供給装
置7が複数配置されている。
【0020】水の供給装置7は水タンク14、自吸式過
流ポンプ17、インバータ18、三方切替弁19、流量
計20、散水ノズル21で構成されており、コンベア装
置2上を一定の速度で移動する被混練材料に対し一定の
割合で順次、水を供給することができる。なお、この水
にはあらかじめ混和剤が混入されおり、被混練材料に対
して水を供給すると同時に混和剤の供給も行えるように
している。
【0021】混練装置1は、被混練材料に対し圧縮と引
き延ばしを繰り返し作用させて混練する機能を備えてい
る。この混練装置1の構成としては、内部に複数の変形
通路を備える複数のエレメント40と、ホッパ30と、
レジュサー31とによって構成され、図4に示すよう複
数の支柱32により縦型に設置される。そして被混練材
料は、この混練装置1内を被混練材料自らの自重によっ
て流下し、複数の変形通路内で混練されて装置1下部か
ら吐出される。
【0022】この混練装置2における複数の変型通路
は、いくつかの混練用エレメント40で構成されてい
る。基本的には2種類の混練用エレメント41、42を
計5つ交互に縦方向に接続して構成している。各エレメ
ント41、42の具体的構成に付いて説明すると、各エ
レメント41、42は共に正方形をした両端部を備え、
これら両端部には当該エレメントを相互に接続するため
のフランジFが形成されている。
【0023】このフランジFには、複数のボルト穴f1
が形成されており、隣接するエレメント同士はこのボル
ト穴f1を利用して端部同士がボルト止めされ接続され
る。エレメント41は、同じ方向に並んで配置された2
つの変型通路43、44を備えている。このエレメント
41の一方の端部には、縦長の開口を左右に形成するよ
うに中央に仕切り壁45が設けられている。
【0024】この縦長の左右の開口が2つの変型通路4
3、44の各入口部43a、44aとなる。エレメント
41の他方の端部には、横長の開口を上下に形成するよ
うに中央に仕切り壁46が設けられている。この横長の
上下の開口が2つの変型通路43、44の各出口部43
b、44bとなる。すなわち、エレメント41の入口側
端部における仕切り壁45と出口側端部における仕切り
壁46とは互いに90度方向を異にして配置されてい
る。
【0025】従って、変型通路43、44の2つの入口
部43a、44aの配列パターンは、長方形状の開口が
左右に並んで形成され、また2つの出口部43b、44
bの配列パターンは、長方形状の開口が上下に並んで形
成されている。変型通路43、44の具体的形状につい
て説明すると、各変型通路43、44は、その断面形状
が入口部43a、44aから出口部43b、44bに向
かって連続的に変化している。
【0026】その変化の態様については、各変型通路4
3、44とも、任意の位置での断面積は入口部43a、
44aから出口部43b、44bまで同じであり、断面
の形状のみが連続的に変化している。つまり、入口部4
3a、44aはX方向に長い長方形であり、入口部43
a、44aと出口部43b、44bの中間部においては
その断面形状が正方形となり、出口部43b、44bに
おいてはX方向に対して直交するY方向に長い長方形と
なるように形成されている(図5参照)。そして、変型
通路43、44の長さは同じである(相違させても良
い)。
【0027】なお前述のエレメント41における各変形
通路は、その任意の位置での断面形状のみが変形し、断
面積は変化しないタイプのエレメントを例に説明した
が、断面形状のみならず断面積をも積極的に変化させた
エレメントを使用しても良い。このエレメントに関して
は、前述のエレメントにおける各変形通路の中間部の寸
法変更のみで可能である。より具体的には各変形通路に
おける中間部分の断面積を、その経路の中で最小となる
ように設計している。
【0028】従って、各変型通路43、44を通る被混
練材料は、その断面形状がX方向に長い長方形から徐々
に正方形に変化させられ、そこから更にY方向に長い長
方形に徐々に変化させられることになる。このエレメン
ト41では、図5に示す入口部43aと出口部43bと
が変型通路43で連通し、入口部44aと出口部44b
とが変型通路44で連通している。
【0029】次に、もう1つの種類のエレメント42
は、基本的には前述したエレメント41と同じである
が、このエレメント42では図5に示す入口部47aと
出口部47bとが変型通路47で連通し、入口部48a
と出口部48bとが変型通路48で連通している。すな
わち、このエレメント42は、エレメント41と各変型
通路の各入口部と各出口部との連通態様を異にしてい
る。
【0030】このような2種類のエレメント41、42
を交互に接続した状態を示す図が図5である。すなわ
ち、前述した2種類のエレメント41、42は、一方の
エレメント41の出口側端部に他方のエレメント42の
入口側端部を密接させてボルトで接続されている。
【0031】従って、2種類のエレメント41、42の
接続部では、一方のエレメント41における変型通路4
3の出口部43bが、他方のエレメント42における変
型通路47の入口部47aの半分と他の変型通路48の
入口部48aの半分とに連通し、また一方のエレメント
41における変型通路44の出口部44bは、他方のエ
レメント42における変型通路47の入口部47aの残
りの半分と他の変型通路48の入口部48aの残りの半
分とに連通することになる。
【0032】そのため、一方のエレメント41における
各変型通路43、44を通過した被混練材料の半分づつ
が、他方のエレメント42のそれぞれの変型通路47、
48内に入ることにより実質的に合流することになり、
しかし、1つの変型通路を通った被混練材料についてみ
ると2つのエレメントの接続部で半分づつに分流し分割
されることになる。
【0033】従って、2つのエレメント41、42の接
続部である出口側端部と入口側端部とに形成されている
各変型通路の各出口部と各入口部とが被混練材料の分割
合流手段を構成することになる。このようなエレメント
41、42を図5に示すように交互に直列に接続すれ
ば、それぞれの接続部に被混練材料の分割と合流による
撹拌手段が構成されることになる。
【0034】次に、この混練装置1を通過する被混練材
料の混合過程について、その工程図を示す図6を参照し
ながら以下に説明する。なお、この工程図は、エレメン
ト41、42を2個(2段)接続した場合における被混
練材料の変化態様を各エレメント41、42の入口側端
部、中間部、出口側端部の領域についてモデル図的に示
している。
【0035】この図6から理解できるように、ホッパ3
0から混練装置1内へと流下する被混練材料は、1段目
のエレメント41における入口側端部で2つの変型通路
43、44に入り、その流れは結果的にA、Bの二つに
分割される。この分割された被混練材料の各流状体断面
形状は共にX方向に長い長方形である。
【0036】次に、この1段目の中間部においては、被
混練材料はA、Bの流状体断面形状は共に正方形に変化
し、さらに、1段目の出口側端部においては、共に入口
側の長手方向Xとは90度異にするY方向に長い長方形
に変化する。従って、被混練材料A、Bの各流状体断面
形状は、X方向に長い長方形→正方形→Y方向に長い長
方形、と変化する。
【0037】この変化する過程において、各変型通路4
3、44の内壁面によって連続的な圧縮作用を受けるこ
とになる。その結果、被混練材料の流状体自体に、特に
断面の径方向についての連続的な対流現象が発生し、こ
れにより第1次の混練作用が行われる。
【0038】次に、2段目のエレメント42の入口側端
部における仕切り壁49は、1段目のエレメント41の
出口側端部の仕切り壁46と直角に交差しているため、
一段目エレメント41の出口端部から出た被混練材料
A、Bは、図6に示されるようにそれぞれ左右に分割さ
れてA/Bと、A/Bとに分けられる。
【0039】そして、各変型通路47、48のそれぞれ
について、被混練材料A/Bが流れることになる。すな
わち、2段目のエレメント42の入口側端部では、被混
練材料A、Bの一部がそれぞれ各変型通路47、48内
で合流し、各変型通路内の被混練材料における流状体断
面形状は共にX方向に長い長方形となる
【0040】次に、2段目の中間部においては、被混練
材料A/Bの流状体断面形状が全体として正方形状に変
化させられ、そして出口側端部においては共にY方向に
長い長方形に変化させられる。この2段目においても、
被混練材料A/Bは、X方向に長い長方形→正方形→Y
方向に長い長方形と変化する。
【0041】そして、その変化過程において各変型通路
47、48の内壁面によって連続的な圧縮作用を受ける
ことになる。その結果、被混練材料の流状体自体に、特
に断面の内外方向について連続的な対流現象が発生し、
これにより第2次の混練作用が行われる。
【0042】このように混練装置1は、赤尾洋二、新藤
久和、アンヘル・エルナンの研究報告における最も早く
完全混合状態に到達するような最適層を得ることができ
る。さらに、この混練装置1は連続して混練を行うこと
ができるため、大量の被混練材料を連続して、かつ、効
率よく混練する混練装置として大変好適である。
【0043】なお、前述の混練装置1は、2つの変型通
路43、44または47、48を備えたものであった
が、3以上の変型通路を備えるエレメントを接続して複
数の変型通路を構成してもよい。
【0044】混練装置1の上部には上部ホッパ30が設
けられ、コンベア2cから搬送されてくる被混練材料が
このホッパ30を介し混練装置1に投入される。また混
練装置1の下部には被混練材料の吐出方向に向かうに従
い内径の小さくなったレジューサ31が備えられる。
【0045】このレジューサ31は、混練装置1の吐出
量に規制を加え、被混練材料自らの自重を利用し混練装
置1内の内圧を高めるものである。すなわち、混練装置
1内での被混練材料の対流現象を積極的に行なわせ、混
練効率をさらに向上させるものである。
【0046】混練装置1の直下には混練されたコンクリ
ートを装置外へと送り出す搬送用コンベア2dが配置さ
れている。16はその搬送用コンベア2dにより装置外
へ送り出されたコンクリートを運び出すトラックミキサ
ーである。
【0047】次に、本発明に関するコンクリートの連続
製造方法を、コンクリート連続製造装置の使用方法も兼
ねて説明する。図1に示すように粗骨材及び細骨材は、
そのストックヤード8、9からバックフォー13により
それぞれに対応した供給装置4、5へ供給される。さら
に、その供給装置4、5に供給された骨材8、9は、一
定の速度で稼動する第1コンベア2a上にホッパ10及
び振動フィダー11を介し順次供給される。なお、第1
コンベア2aに対するその供給量は振動フィダー11に
より定量に調節されている。
【0048】セメントは、セメントタンク15からホッ
パ10及びスクリューフィーダ12を介して第1コンベ
ア2a上に順次供給される。なお、第1コンベア2aに
対するセメントの供給量も骨材と同様に、スクリューフ
ィーダ12で定量に調整されている。
【0049】コンクリートの混練に必要な水は、各コン
ベア2a、2b、2cにそれぞれ配置された水の供給装
置7により、順次供給される。
【0050】すなわち、本発明における水の供給方法は
被混練材料を搬送する過程において、その被混練材料に
含まれる水の量を徐々に増やしていく。このように被混
練材料の搬送工程の途中における複数箇所で、コンクリ
ートの混練に必要な水を順次供給していく方法はコンク
リートを連続して製造する上で有効である。
【0051】本発明における水の供給方法では、被混練
材料の混練に必要な水量を複数回に分けて供給するた
め、その水を被混練材に対し完全に浸透させることがで
きる。したがって、コンベア装置等の搬送装置2上で被
混練材料に対し連続して、かつ、適切な量の水を供給す
ることができる。また、これと同時に被混練材料に対す
る混和材の供給量も適切な量とすることができる。
【0052】さらに、前述の複数の変形通路を備える混
練装置1を大変好適に使用できる。前述した混練装置1
は、その構造上粘性の高い被混練材料どうしの混練に対
しては高い混練効率を示すものの、液体と固体との混練
に関しては、固体に対し液体が混練装置1内を先に流下
してしまうため、必ずしも良好な混練層がえられるとは
限らなかった。
【0053】しかしながら、本発明では被混練材料を混
練装置1に投入する前の過程、即ち、搬送工程において
水を十分に浸透させておくことができる。よって、被混
練材料にあらかじめ粘性を持たせることができるため、
前述の複数の変形通路を備えた混練装置1を大変好適に
使用することができる。
【0054】本実施の形態によれば、被混練材料を連続
して混練できる混練装置1と、その混練装置1に対し被
混練材料を連続的かつ適切に供給できる供給装置及び供
給方法を適用することによって、大量のコンクリートを
粗骨材、細骨材、セメント、水等から直接かつ連続して
製造することができる。
【0055】しかも、コンクリートを製造する上で欠か
せない混練装置1には、被混練材料自らの自重を動力源
とする混練装置1を使用するため、他の動力源を用いる
ことなく混練可能であり非常に経済的である。さらに
は、その混練装置1は粘性のある被混練材料に対し高い
混練効率をもつため、品質の安定したコンクリートを製
造できる。
【0056】また、本発明における必要最小限の構成
は、コンベア装置2と、縦型の混練装置1と、被混練材
料の供給装置4、5、6、7とで構成されるため、組立
及び解体が極めて簡単である。よって、護岸工事さらに
はダム建設現場などの作業現場にトラック等で搬送可能
であり、その作業現場内でコンクリートを製造すること
ができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、大量の
コンクリートを連続してかつ効率よく生産することがで
きるコンクリート連続製造装置を提供できる。さらに、
品質の安定したコンクリートを連続してかつ効率よく製
造できるコンクリートの連続製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るモデル図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る全体構成を示す正面
図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る全体構成を示す平面
図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る混練装置1を示す正
面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る混練装置1のエレメ
ントを示す斜視図である。
【図6】図5における混練装置内での被混練材料の混練
状態をモデル図的に示した図である。
【符号の説明】
1 混練装置 2 搬送装置(コンベア装置) 2a 第1コンベア 2b 第2コンベア 2c 第3コンベア 2d 搬送用ベルトコンベア 4 粗骨材の供給装置 5 細骨材の供給装置 6 セメントの供給装置 7 水の供給装置 8 粗骨材のストック 9 細骨材のストック 10 ホッパ 11 計量用振動フィダー 12 計量用スクリューフィダー 13 バックフォー 14 水タンク 15 セメントタンク 16 トラックミキサ 17 自吸式過流ポンプ 18 インバータ 19 三方切替弁 20 流量計 21 散水ノズル 30 上部ホッパ 31 レジューサ 32 支柱 33 被混練材料 34 足場 40 エレメント 41、42 エレメント 43、44、47、48 変形通路 43a、44a、47a、48a 各エレメントの入口
部 43b、44b、47b、48b 各エレメントの出口
部 45、46、49、50 仕切り F フランジ f1 ボルト穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 英久 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 Fターム(参考) 4G056 AA06 CB01 CB07 CB15 CB23 CC01 CC31 CC39 CD01 DA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被混練材料を混練する混練装置と、その
    混練装置に対し被混練材料を連続的に搬送する搬送装置
    と、その搬送装置に被混練材料を供給する複数の供給装
    置とを備えたコンクリート連続製造装置であって、 前記各供給装置は、前記搬送装置の搬送経路に沿って配
    置され、かつ、搬送経路の途中に水の供給装置が間隔を
    おいて複数配置されていることを特徴とするコンクリー
    ト連続製造装置。
  2. 【請求項2】 前記混練装置は、入口から出口に向かっ
    て断面形状が連続的に変化した複数の変形通路内を被混
    練材料の自重を利用して通過させることにより混練する
    機能を備えていることを特徴とする請求項1記載のコン
    クリート連続製造装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送装置は、ベルトコンベアである
    ことを特徴とする請求項1記載のコンクリート連続製造
    装置。
  4. 【請求項4】 前記供給装置は、セメントの供給装置
    と、粗骨材の供給装置と、細骨材の供給装置と、水の供
    給装置とを有することを特徴とする請求項1記載のコン
    クリート連続製造装置。
  5. 【請求項5】 被混練材料を混練する混練装置に対し連
    続的に被混練材料を搬送する搬送工程を有するコンクリ
    ート連続製造方法であって、 その搬送工程の途中の複数箇所で、コンクリートの混練
    に必要な水量を順次供給することを特徴とするコンクリ
    ート連続製造方法。
  6. 【請求項6】 前記被混練材料の搬送工程をコンベア装
    置で行い、そのコンベア装置の搬送方向に間隔をおいた
    複数箇所で前記水の供給を行うことを特徴とする請求項
    5記載のコンクリート連続製造方法。
  7. 【請求項7】 前記搬送工程における被混練材料の搬送
    速度を一定に制御し、 前記コンベア装置に対する被混練材料の供給を、一定の
    割合で連続して行うことを特徴とする請求項5又は6の
    何れかに記載のコンクリート連続製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014173284A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Penta Ocean Construction Co Ltd 混合装置及び軟弱土に対する製鋼スラグ混合方法

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