JP2000333207A - 3次元電子カメラ - Google Patents

3次元電子カメラ

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JP2000333207A
JP2000333207A JP11140214A JP14021499A JP2000333207A JP 2000333207 A JP2000333207 A JP 2000333207A JP 11140214 A JP11140214 A JP 11140214A JP 14021499 A JP14021499 A JP 14021499A JP 2000333207 A JP2000333207 A JP 2000333207A
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frequency
dimensional
sensitivity
modulation
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JP11140214A
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Masahiko Kato
正彦 加藤
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低い感度変調周波数でも等価的に高い距離分解
能を得ることのできる3次元電子カメラを提供する。 【解決手段】照明部101により第1の周波数で輝度変
調された光を物体100に照射したときの物体光と、参
照光生成部108によって生成された第2の周波数で輝
度変調された参照光とをハーフミラー105により重畳
して感度変調型2次元撮像素子106上に結像させる。
この感度変調型2次元撮像素子106を第1の周波数と
第2の周波数との差分周波数で感度変調する。これによ
り、第1の周波数で輝度変調された照明光を用いて得ら
れる物体100の位相情報を差分周波数での位相情報と
して取得することができ、感度変調型2次元撮像素子1
06の感度変調周波数を低くしても、等価的に高い距離
分解能を維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブな照明
光を利用した3次元(3D)物体の撮像カメラに係り、
特に3D物体の距離情報をリアルタイムに記録可能な3
D電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】物体の3次元情報を把握する手段とし
て、特開平8−313215号公報に記載されている感
度変調型2次元撮像素子を用いる方法が知られている。
これは、所定の周波数ωで輝度変調された照明光を測定
対象とする物体に照射し、物体からの散乱光(物体光と
いう)を撮像光学系を介して、上記周波数ωで感度変調
された感度変調型2次元撮像素子上に結像し、3D物体
の距離情報を撮像素子上の電荷分布の濃淡に変換させる
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した感度変調型2
次元撮像素子の感度変調は、ゲート電位あるいは基板電
位などを変調することによって得られる。しかしなが
ら、この変調周波数はゲートあるいは基板が持つ浮遊容
量や抵抗値のために上限があり、これを越えて駆動する
ことは信号のSNの低下や素子の寿命の短縮につなが
り、好ましくない。一方、3D物体の距離の分解能は変
調周波数の高い程、高くなる性質を持つ。このように、
両者は相反する性格を持つため、設計の自由度を制限す
る課題となっていた。
【0004】そこで、本発明は上記のような点に鑑みな
されたもので、低い感度変調周波数でも等価的に高い距
離分解能を得ることのできる3次元電子カメラを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、物体に光を照
射して、物体で反射された物体光を撮像光学系で2次元
受光素子上に結像させる3次元電子カメラであり、上記
物体に照射する光に第1の周波数で輝度変調をかける輝
度変調手段と、上記2次元受光素子に結像前の物体光
に、上記第1の周波数とは異なる第2の周波数で輝度変
調された参照光を重畳する重畳手段と、上記2次元受光
素子に、上記第1の周波数と上記第2の周波数との差分
周波数で感度変調をかける感度変調手段とを具備して構
成される。
【0006】このような構成によれば、輝度変調手段に
よって第1の周波数で輝度変調された光が測定対象とな
る物体に照射される。この照射光が物体に反射して帰還
したときの物体光は、重畳手段にて第2の周波数で輝度
変調された参照光と重畳された後、2次元受光素子上に
結像される。この2次元受光素子は、感度変調可能な固
体撮像素子からなり、第1の周波数と第2の周波数との
差分周波数で感度変調される。この2次元受光素子を第
1の周波数と第2の周波数との差分周波数で感度変調し
て検波すると、第1の周波数で輝度変調された照明光を
用いて得られる物体の位相情報が差分周波数での位相情
報として得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0008】図1は本発明の第1の実施形態に係る3次
元電子カメラの構成を示す概念図である。本発明の3次
元電子カメラは、物体100(被測定物)に対して光を
照射し、その物体で反射された物体光を撮像光学系で2
次元受光素子上に結像させるカメラであって、図1に示
すように、照明部101、光源駆動部102、コントロ
ーラ103、撮像光学系104、ハーフミラー105、
感度変調型2次元撮像素子106、参照光源駆動部10
7、参照光生成部108、受光素子109を有して構成
される。
【0009】照明部101は、光源と送光光学系からな
り、物体100に対してコヒーレント光を照射する。光
源駆動部102は、コントローラ103の制御の下で照
明部101の光源を駆動する。コントローラ103は、
周波数が僅かに異なる2つの周波数ν1とν2およびこれ
らの差分周波数Δν(ν1−ν2)を生成し、導線110
を介して周波数ν1を光源駆動部102に供給すると共
に、導線111を介して周波数ν2を参照光源駆動部1
07に供給する。更に、コントローラ103は導線11
2を介して差分周波数Δνを感度変調型2次元撮像素子
106に供給する。
【0010】撮像光学系104は、照明部101によっ
て照射した光が物体100に反射して帰還した帰還光
(物体光)を結像することで、物体100の像を感度変
調型2次元撮像素子106上に形成する。ハーフミラー
105は、撮像光学系104と感度変調型2次元撮像素
子106との間に設置され、撮像光学系104によって
結像された帰還光と参照光生成部108によって生成さ
れた参照光とを合成するための光学系である。感度変調
型2次元撮像素子106は、所定の周波数で感度変調可
能な固体撮像素子からなり、撮像光学系104の焦点位
置に受光面が配設され、ハーフミラー105にて合成さ
れた物体光と参照光との合成光を受光する。
【0011】なお、感度変調された2次元撮像素子10
6については、例えば特開平8−313215号公報に
開示されている、CMD(Charge Modulation Device)
あるいはAMI(Amplified MOS intelligent Imager)
などの増幅型固体撮像素子のゲート電極あるいは基板な
どの電位を変調することによる感度変調方式を利用する
ことができる。
【0012】参照光源駆動部107は、参照光生成部1
08を駆動して周波数ν2で輝度変調された参照光をハ
ーフミラー105を介して感度変調型2次元撮像素子1
06に供給する。このハーフミラー105で反射された
物体光の一部は、受光素子109に与えられ、該物体光
の光量が検出される(光量検出手段)。また、参照光生
成部108は、受光素子109の出力に応じて参照光の
強度を調節したり、感度変調型2次元撮像素子106上
の参照光の強度分布を調節する機能を持つ(参照光調整
手段)。
【0013】このような構成において、照明部101に
より周波数ν1で輝度変調された物体光と、参照光生成
部108によって生成された周波数ν2で輝度変調され
た参照光とがハーフミラー105にて重畳され、感度変
調型2次元撮像素子106上に結像される。ここで、物
体光の周波数ν1と参照光の周波数ν2との差分周波数Δ
ν=ν1−ν2で感度変調型2次元撮像素子106を感度
変調して検波すると、物体100の位相情報が感度変調
型2次元撮像素子106の濃淡情報として得られる。こ
のときの原理を以下に述べる。
【0014】感度変調型2次元撮像素子106上での物
体100からの散乱光成分(つまり物体100に反射し
て帰還した物体光の成分)をFoとすると、次のように
表せる。 Fo=a{1+sin(2πν1 t+φ(x,y))} …(1) 但し、a:振幅、φ(x,y):物体の位相情報、t:
時間、(x,y):感度変調型2次元撮像素子上の一点
である。
【0015】また、参照光成分をFrとすると、次のよ
うに表せる。 Fr=b{1+sin 2πν2 t} …(2) 但し、b:振幅、ν2=ν1−Δν、ν1≫Δνとする。
【0016】感度変調型2次元撮像素子106上での光
強度Iは、上記式(1)および(2)を用いて次のよう
に表せる。 I=Fo+Fr =a+b+√(A2+B2)sin 2π(ν1 t+α) …(3) 但し、α=tan-1(B/A)、 A=a cosφ(x,y)+b cos2πΔνt、 B=a sinφ(x,y)+b sin2πΔνt であり、上記式(3)中のA2+B2は以下のように表せ
る。
【0017】 A2+B2=a2+b2+2ab cos{2πΔνt+φ(x,y)}…(4) 上記(3)式と(4)式とが意味するところは、感度変
調型2次元撮像素子106上での光強度Iは、差分周波
数Δνで定まるゆっくりした振幅の変化をし、物体10
0の位相情報φ(x,y)によりその位相が定められて
いることがわかる。したがって、この光強度Iを感度変
調型2次元撮像素子106を用いて周波数Δνで検波す
ると、光強度Iの位相と感度変調型2次元撮像素子10
6の感度変調の位相とが合えば、多くの電荷が撮像素子
に蓄積され、位相が合わなければ蓄積されない。
【0018】この場合、sin2π(ν1 t+α)の因
子はν1≫Δνのため、平均化されて無視され、物体の
位相情報φ(x,y)に応じて各画素(x,y)におけ
る蓄積された電荷の濃淡が生じ、これから物体100の
位相情報φ(x,y)を得ることができる。すなわち、
周波数ν1で輝度変調された照明光を用いて得られる位
相情報を、差分周波数Δν≪ν1での位相情報として測
定できたことになる。
【0019】例えば、ν1=100MHz、Δν=1M
Hzとすれば、周波数ν1での等価的波長(往復するこ
とを考慮して)1.5mを用いた場合の物体100の位
相情報φ(x,y)を、Δν=1MHzでの感度変調で
得られることになる。言い換えれると、感度変調型2次
元撮像素子106の変調周波数を低くしても、高い距離
分解能を得ることできることになる。
【0020】上記式(1)および式(2)によれば、差
分周波数Δνでの振幅は、 a+b−|a−b| となり、b≧aとすれば、振幅の値は2aとなり、振幅
2bのベースの上に周波数Δνで振幅2aの振動が加算
されている形となる。信号のSNの観点からすれば、で
きるだけa≒bに近づける配慮が好ましい。
【0021】なお、物体光の強度は物体までの距離や反
射率で変化するため、その平均の強度を知って、参照光
の強度を調節する機能を持つことが好ましい。このため
には、最初に参照光は点灯せずに照明部101のみを点
灯し、受光素子109で物体光の平均強度を予備測定
し、参照光の必要強度を定めた後、両者を点灯し、物体
の3D情報を取得すれば良い。本実施形態の特徴は、コ
ントローラ103により、照明光と参照光、および感度
変調型2次元撮像素子106の3者につき、それらの変
調周波数間の同期が安定してとれることにある。
【0022】上記実施形態には種々の変更が可能であ
る。
【0023】例えば、必要に応じて照明光以外の自然光
をカットするフィルタを挿入することができる。具体的
には、照明光として赤外光線を用い、可視光カットのフ
ィルタを併用することにより、信号のSNを向上させる
ことができる。あるいは、照明光として半導体レーザを
用いるならば、該照明光に対する干渉フィルタを用いる
ことができる。
【0024】また、周波数が僅かに異なる2つの周波数
ν1,ν2を供給する装置が市販されており、これをコン
トローラ103として利用することができる。あるい
は、僅かに発振周波数の異なる2つの水晶発振子を用い
ることもできる。
【0025】また、照明光は被写体として人物を撮るこ
とも考慮して、眼への安全性からパルス状に照明するこ
とが好ましい。例えば、1msの持続パルスを考え、ν
1=100MHzとすると、1個の光パルスに105の波
が入っており、Δν=1MHzとして1000のビート
波が入っており、感度変調による検波に十分な数の波が
入っている。
【0026】また、周波数が僅かに異なる2つの周波数
ν1,ν2を供給する装置としては、図2に示すような実
施形態も考えられる。
【0027】図2は本発明の第2の実施形態に係る3次
元電子カメラの構成を示す概念図である。図1と同じ部
分については説明を省略する。図1と異なる点は、光源
駆動部200にて物体100に照射する光の輝度変調周
波数を所定周期で線形的に変化させると共に、その光の
一部を分割し、導通路201により所定の光路差を与え
て参照光を生成して参照光学系202に与えている点で
ある。
【0028】すなわち、図2において、光源駆動部20
0は、図3に示すように持続時間T 1の間だけパルス的
に照明部101の光源を駆動する。これは眼への安全性
を考慮したことによるものである。このときの繰り返し
周波数はT2で与えられる。光源からの光量の一部は一
定長の光ファイバ等からなる導通路201を経て参照光
学系202に与えられる。
【0029】ここで、物体光と参照光において、物体1
00までの距離を往復する時間と一定長の導通路201
を通過するのに要する時間との差Δτに対応した輝度変
調の周波数の相異(Δf/T1)Δτを生じる。この値
は受光素子109に入射する物体光と参照光とから検出
することができる。これが感度変調型2次元撮像素子1
06を駆動する変調周波数Δνと等しくなるように、Δ
fあるいはT1のいずれかを変えて達成される。本実施
形態の特徴は、光源が1つで物体の照明光と参照光の両
方を兼ねていることにある。
【0030】上述した式(3)および式(4)によれ
ば、感度変調型2次元撮像素子106による検波から得
られる各画素の濃淡は振幅aが関与しており、物体10
0の反射率分布の影響を受ける。これを軽減するために
は、物体100の反射率分布を予め知る必要がある。こ
の場合、感度変調型2次元撮像素子106の感度変調を
行わなければ、通常のモノクロ画像が得られることか
ら、これを別途測定しておくことにより達成される。
【0031】例えば、最初の照明パルスで輝度変調の周
波数の相異(Δf/T1)Δτと感度変調型2次元撮像
素子106を駆動する変調周波数Δτとを等しくして、
次の2つ目のパルスで物体の3D位相情報を得、3つ目
のパルスでモノクロ画像を得て、必要に応じて補正に用
いる。あるいは、感度変調型2次元撮像素子106のあ
る画素に対しては感度変調をかけ、残りは感度変調をか
けないとし、両者をミックスさせておくことにより、一
度の露光で位相と振幅の両方の情報を取得することも可
能である。
【0032】なお、本発明について、別の観点から捕ら
えた場合の要旨を以下に付記しておく。
【0033】(1) 第1の周波数で輝度変調された光
を生成して、物体に照射する送光手段と、上記第1の周
波数とは異なる第2の周波数で輝度変調された参照光を
生成する参照光生成手段と、上記送光手段よりの光が上
記物体で反射された物体光を受光する結像光学系と、上
記物体光と上記参照光を重畳する重畳手段と、上記結像
光学系の焦点位置に受光面が配設された2次元受光素子
と、上記2次元受光素子に、上記第1の周波数と上記第
2の周波数の差分周波数で感度変調をかける感度変調手
段とを具備することを特徴とする3次元電子カメラ。
【0034】上記(1)に記載の3次元電子カメラは、
上記第1および第2の実施形態に対応しており、照明部
101により第1の周波数で輝度変調された光を物体1
00に照射したときの物体光(照射光が物体に反射して
帰還した光)と、第2の周波数で輝度変調された参照光
とを重畳して感度変調型2次元撮像素子106(2次元
受光素子)上に結像させ、この感度変調型2次元撮像素
子106を第1の周波数と第2の周波数との差分周波数
で感度変調することを特徴としている。この場合、上記
参照光生成手段とは、第1の実施形態では図1に示すコ
ントローラ103、参照光源駆動部107、参照光生成
部108に相当し、第2の実施形態では図2に示す光源
駆動部200、導通路201、参照光学系202に相当
する。
【0035】(2) 第1の周波数で輝度変調された光
を生成して、物体に照射する送光手段と、上記第1の周
波数とは異なる第2の周波数で輝度変調された参照光を
生成する参照光生成手段と、上記送光手段よりの光が上
記物体で反射された物体光を受光する結像光学系と、上
記結像光学系の焦点位置に受光面が配設された2次元受
光素子と、上記結像光学系と上記2次元受光素子間の光
路中に置かれ、上記物体光と上記参照光を重畳する重畳
手段と、上記2次元受光素子に、上記第1の周波数と上
記第2の周波数の差分周波数で感度変調をかける感度変
調手段とを具備することを特徴とする3次元電子カメ
ラ。
【0036】上記(2)に記載の3次元電子カメラは、
上記第1および第2の実施形態に対応しており、撮像光
学系104(結像光学系)と感度変調型2次元撮像素子
106との間の光路中にハーフミラー105を設けて、
照明部101により第1の周波数で輝度変調された光を
物体100に照射したときの物体光(照射光が物体に反
射して帰還した光)と、第2の周波数で輝度変調された
参照光とをハーフミラー105により重畳した後に感度
変調型2次元撮像素子106(2次元受光素子)上に結
像させ、この感度変調型2次元撮像素子106を第1の
周波数と第2の周波数との差分周波数で感度変調するこ
とを特徴としている。この場合、上記参照光生成手段と
は、第1の実施形態では図1に示すコントローラ10
3、参照光源駆動部107、参照光生成部108に相当
し、第2の実施形態では図2に示す光源駆動部200、
導通路201、参照光学系202に相当する。
【0037】(3) 物体に光を照射し、反射された光
より物体の3次元情報を得る方法であり、第1の周波数
で輝度変調された光を物体に照射する工程と、上記照射
された光が物体で反射された物体光を受光して、上記第
1の周波数とは異なる第2の周波数で輝度変調された参
照光を重畳後、2次元受光素子上に結像させる工程と、
上記2次元受光素子に、上記第1の周波数と上記第2の
周波数の差分周波数で感度変調をかける工程と、を具備
することを特徴とする物体の3次元情報獲得方法。
【0038】(4) 物体光の光量を検出する工程と、
上記物体光の光量に応じて、上記参照光の光量を変化さ
せる工程とをさらに具備することを特徴とする(3)記
載の3次元情報獲得方法。
【0039】上記(3)および(4)に記載の3次元情
報獲得方法は、上記第1および第2の実施形態で説明し
た3次元電子カメラを用いて物体の3次元情報を得るた
めの方法について記載したものである。
【0040】(5) 対象とする物体を照明する周波数
ν1で輝度変調された光源とこれを送光する送光光学系
と、上記周波数ν1と僅かに異なる周波数ν2で輝度変調
された参照光を生成・照射する参照光生成手段と、上記
物体の像を感度変調型2次元撮像素子面上に形成する撮
像光学系と、上記2周波数の差の周波数Δν=ν1−ν2
で上記感度変調型2次元撮像素子を感度変調する感度調
整手段とを具備することを特徴とする3次元電子カメ
ラ。
【0041】(6) 物体光の一部を分割して、その光
量を検出する光量検出手段と、上記光量検出手段の出力
信号により参照光の強度を調整する参照光調整手段とを
さらに具備することを特徴とする上記(5)記載の3次
元電子カメラ。
【0042】(7) 照明光源を所定の持続時間の間、
輝度変調するとともに、該輝度変調の周波数を線形的に
所定の幅だけ増大または減少させる光源駆動手段を具備
し、上記参照光生成手段は、上記照明光源の一部を分割
し、所定の光路差を与えて参照光とすることを特徴とす
る上記(5)記載の3次元電子カメラ。
【0043】(8) 物体光と参照光との輝度変調周波
数の差を検出する受光手段を具備し、上記光源駆動手段
は、上記輝度変調周波数の差と上記感度変調型2次元撮
像素子の感度変調周波数とが一致するように上記輝度変
調周波数を調整することを特徴とする上記(7)記載の
3次元電子カメラ。
【0044】上記(5)に記載の3次元電子カメラは、
上記第1および第2の実施形態に対応しており、照明部
101により周波数ν1で輝度変調された光を物体10
0に照射したときの物体光(照射光が物体に反射して帰
還した光)と、周波数ν2で輝度変調された参照光とを
感度変調型2次元撮像素子106に結像させ、この感度
変調型2次元撮像素子106を上記2周波数の差の周波
数Δν=ν1−ν2で感度変調することを特徴としてい
る。
【0045】上記(6)に記載の3次元電子カメラは、
上記第1および第2の実施形態に対応しており、ハーフ
ミラー105を介して物体光の一部を受光素子109に
与えて物体光の光量を検出し、その光量に応じて参照光
の強度を調整することを特徴としている。
【0046】上記(7)に記載の3次元電子カメラは、
上記第2の実施形態に対応しており、光源駆動部102
によって照明部101の光源を所定の持続時間の間、輝
度変調し、その輝度変調の周波数を線形的に所定の幅だ
け増大または減少させ、そのときの光の一部を導通路2
01に通して所定の光路差を与えることで参照光を生成
することを特徴としている。
【0047】上記(8)に記載の3次元電子カメラは、
上記第2の実施形態に対応しており、受光素子109に
て物体光と参照光との輝度変調周波数の差を検出するこ
とで光源駆動部102がその輝度変調周波数の差と感度
変調型2次元撮像素子106の感度変調周波数とが一致
するように輝度変調周波数を調整することを特徴として
いる。
【0048】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、第
1の周波数で輝度変調された光を物体に照射したときの
物体光と、第2の周波数で輝度変調された参照光とを重
畳して2次元受光素子上に結像させ、この2次元受光素
子を第1の周波数と第2の周波数との差分周波数で感度
変調することにより、第1の周波数で輝度変調された照
明光を用いて得られる物体の位相情報を差分周波数での
位相情報として取得することができ、2次元受光素子の
感度変調周波数を低くしても、等価的に高い距離分解能
を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る3次元電子カメ
ラの構成を示す概念図。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る3次元電子カメ
ラの構成を示す概念図。
【図3】上記図2の3次元電子カメラに用いられる光源
駆動部の光源駆動動作を説明するための図。
【符号の説明】
100…物体 101…照明部 102…光源駆動部 103…コントローラ 104…撮像光学系 105…ハーフミラー 106…感度変調型2次元撮像素子 107…参照光源駆動部 108…参照光生成部 109…受光素子 110,111…導線 200…光源駆動部 201…導通路 202…参照光学系

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体に光を照射して、物体で反射された
    物体光を撮像光学系で2次元受光素子上に結像させる3
    次元電子カメラであり、 上記物体に照射する光に第1の周波数で輝度変調をかけ
    る輝度変調手段と、 上記2次元受光素子に結像前の物体光に、上記第1の周
    波数とは異なる第2の周波数で輝度変調された参照光を
    重畳する重畳手段と、 上記2次元受光素子に、上記第1の周波数と上記第2の
    周波数との差分周波数で感度変調をかける感度変調手段
    とを具備することを特徴とする3次元電子カメラ。
  2. 【請求項2】 物体光の光量を検出する物体光光量検出
    手段と、 上記物体光光量検出手段の出力に応じて、上記参照光の
    光量を変化させる参照光光量変化手段とをさらに具備す
    ることを特徴とする請求項1記載の3次元電子カメラ。
  3. 【請求項3】 上記物体に照射する光の輝度変調周波数
    を所定周期で線形的に変化させる輝度変調周波数変更手
    段と、 上記物体に照射する光の一部を獲得し、この光に所定の
    光路差を与えて参照光を生成する参照光生成手段とをさ
    らに具備することを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の3次元電子カメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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