JP2000332525A - 一次放射器 - Google Patents
一次放射器Info
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- JP2000332525A JP2000332525A JP11139470A JP13947099A JP2000332525A JP 2000332525 A JP2000332525 A JP 2000332525A JP 11139470 A JP11139470 A JP 11139470A JP 13947099 A JP13947099 A JP 13947099A JP 2000332525 A JP2000332525 A JP 2000332525A
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- primary radiator
- waveguide
- wavelength
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 導波管にフィルタの代わりになる構造を設
け、基板上のフィルタを削減して信号処理基板の小型化
を図った一次放射器を提供することを目的としている。 【解決手段】 前方を開口１ａし、後方に終端面１ｂを
有する導波管１の、前記終端面より所定の距離離間した
管壁に、管軸方向に長いスロット２を設けると共に、同
スロットの略中央、同スロットと対向する位置に給電導
体４を設け、同スロットをフィルタとして利用するよう
にしたので、基板上のフィルタを削減して信号処理基板
３の小型化を図った一次放射器を提供することができ
る。
け、基板上のフィルタを削減して信号処理基板の小型化
を図った一次放射器を提供することを目的としている。 【解決手段】 前方を開口１ａし、後方に終端面１ｂを
有する導波管１の、前記終端面より所定の距離離間した
管壁に、管軸方向に長いスロット２を設けると共に、同
スロットの略中央、同スロットと対向する位置に給電導
体４を設け、同スロットをフィルタとして利用するよう
にしたので、基板上のフィルタを削減して信号処理基板
３の小型化を図った一次放射器を提供することができ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一次放射器に係わ
り、とくに、放送衛星、通信衛星からのマイクロ波受信
装置に使用されるものに関する。
り、とくに、放送衛星、通信衛星からのマイクロ波受信
装置に使用されるものに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、一次放射器は図５に示すように、
前方を開口１ａし、後方に終端面１ｂを有する導波管１
の、前記終端面１ｂより受信電波の１／４波長の位置に
プローブ２０（導体アンテナ）を設け、導波管モードか
ら同軸モードに変換して信号処理基板３に伝送し、ＲＦ
帯からＩＦ帯にダウンコンバートするようにしていた。
図４はＲＦ周波数ｆRFと、ＩＦ周波数ｆIFとの関係を示
す図で、ｆLOはLocal周波数、ｆIMはＩmage周波数であ
る。図４に示すように、ＲＦ周波数ｆRFとＩＦ周波数ｆ
IFとの関係を、Local 周波数ｆLOを用いて表すと、 ｆIF＝ｆRF−ｆLO 式１ となる。また、ＩＦ周波数ｆIFは図３から判るように、 ｆIF＝ｆLO−ｆIM 式２ でもある。即ち、ＲＦ周波数ｆRFが前記一次放射器に入
力されると、ＩＦ周波数ｆIFにダウンコンバートされる
と共に、Ｉmage周波数ｆImが前記一次放射器に入力され
ても、ＩＦ周波数ｆIFにダウンコンバートされ受信特性
の劣化を生じることになる。このため、受信特性の劣化
を防止するため、通常、前記信号処理基板３にはＲＦ周
波数ｆRFを通過させ、Ｉmage周波数ｆImを遮断するよう
な定域通過フィルタを設けている。しかし、この定域通
過フィルタはＫｕ帯のように周波数が高くなると、単純
な集中定数のＬ、Ｃ、Ｒフィルタでは効果が悪いため、
基板上にマイクロストリップラインのフィルタを形成す
ることが一般的になっており、基板の面積が大きくなる
という問題があった。
前方を開口１ａし、後方に終端面１ｂを有する導波管１
の、前記終端面１ｂより受信電波の１／４波長の位置に
プローブ２０（導体アンテナ）を設け、導波管モードか
ら同軸モードに変換して信号処理基板３に伝送し、ＲＦ
帯からＩＦ帯にダウンコンバートするようにしていた。
図４はＲＦ周波数ｆRFと、ＩＦ周波数ｆIFとの関係を示
す図で、ｆLOはLocal周波数、ｆIMはＩmage周波数であ
る。図４に示すように、ＲＦ周波数ｆRFとＩＦ周波数ｆ
IFとの関係を、Local 周波数ｆLOを用いて表すと、 ｆIF＝ｆRF−ｆLO 式１ となる。また、ＩＦ周波数ｆIFは図３から判るように、 ｆIF＝ｆLO−ｆIM 式２ でもある。即ち、ＲＦ周波数ｆRFが前記一次放射器に入
力されると、ＩＦ周波数ｆIFにダウンコンバートされる
と共に、Ｉmage周波数ｆImが前記一次放射器に入力され
ても、ＩＦ周波数ｆIFにダウンコンバートされ受信特性
の劣化を生じることになる。このため、受信特性の劣化
を防止するため、通常、前記信号処理基板３にはＲＦ周
波数ｆRFを通過させ、Ｉmage周波数ｆImを遮断するよう
な定域通過フィルタを設けている。しかし、この定域通
過フィルタはＫｕ帯のように周波数が高くなると、単純
な集中定数のＬ、Ｃ、Ｒフィルタでは効果が悪いため、
基板上にマイクロストリップラインのフィルタを形成す
ることが一般的になっており、基板の面積が大きくなる
という問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上述べた問
題点を解決し、導波管にフィルタの代わりになる構造を
設け、基板上のフィルタを削減して信号処理基板の小型
化を図った一次放射器を提供することを目的としてい
る。
題点を解決し、導波管にフィルタの代わりになる構造を
設け、基板上のフィルタを削減して信号処理基板の小型
化を図った一次放射器を提供することを目的としてい
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、前方を開口し、後方に終端面を有する導波
管の、前記終端面より所定の距離離間した管壁に、管軸
方向に長いスロットを設けると共に、同スロットの略中
央、同スロットと対向する位置に給電導体を設けてな
り、同スロットをフィルタとして利用するようにした一
次放射器としている。
決するため、前方を開口し、後方に終端面を有する導波
管の、前記終端面より所定の距離離間した管壁に、管軸
方向に長いスロットを設けると共に、同スロットの略中
央、同スロットと対向する位置に給電導体を設けてな
り、同スロットをフィルタとして利用するようにした一
次放射器としている。
【０００５】前記スロットの中心が、前記終端面から受
信電波の３／４波長の位置に設けられてなる一次放射器
としている。
信電波の３／４波長の位置に設けられてなる一次放射器
としている。
【０００６】前記スロットの中心が、前記終端面から受
信電波の５／４波長の位置に設けられてなる一次放射器
としている。
信電波の５／４波長の位置に設けられてなる一次放射器
としている。
【０００７】前記スロットの形状を長円形とし、その長
径を受信電波の１／２波長とした一次放射器としてい
る。
径を受信電波の１／２波長とした一次放射器としてい
る。
【０００８】前記給電導体が、前記スロットと交差する
長方形状に形成されてなる一次放射器としている。
長方形状に形成されてなる一次放射器としている。
【０００９】前記導波管の外側の前記スロットに対応す
る位置に、前記給電導体を形成した信号処理基板を配置
し、同信号処理基板を覆う箱体状のシールドケースを設
けると共に、同シールドケース内に前記スロットを囲む
方形状の壁部を立設してなり、同壁部の前記給電導体か
らの高さを受信電波の１／４波長とした一次放射器とし
ている。
る位置に、前記給電導体を形成した信号処理基板を配置
し、同信号処理基板を覆う箱体状のシールドケースを設
けると共に、同シールドケース内に前記スロットを囲む
方形状の壁部を立設してなり、同壁部の前記給電導体か
らの高さを受信電波の１／４波長とした一次放射器とし
ている。
【００１０】
【発明の実施の形態】以上のように、本発明の一次放射
器においては、前方を開口し、後方に終端面を有する導
波管の、前記終端面より所定の距離離間した管壁に、管
軸方向に長いスロットを設けると共に、同スロットの略
中央、同スロットと対向する位置に給電導体を設け、同
スロットをフィルタとして利用するようにしたので、基
板上のフィルタを削減して信号処理基板の小型化を図っ
た一次放射器を提供することができる。
器においては、前方を開口し、後方に終端面を有する導
波管の、前記終端面より所定の距離離間した管壁に、管
軸方向に長いスロットを設けると共に、同スロットの略
中央、同スロットと対向する位置に給電導体を設け、同
スロットをフィルタとして利用するようにしたので、基
板上のフィルタを削減して信号処理基板の小型化を図っ
た一次放射器を提供することができる。
【００１１】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による一次放射
器を詳細に説明する。図１は本発明による一次放射器の
一実施例を示す要部断面図で、（Ａ）は側断面図、
（Ｂ）は（Ａ）のＡ−Ａ矢視図、（Ｃ）は（Ａ）のＢ−
Ｂ矢視図である。図において、１は前方を開口１ａし、
終端面１ｂを有する導波管である。２は終端面１ｂから
受信電波の３／４波長手前の位置の管壁にその中心を配
置して設けられたスロットである。このスロット２は、
小判型に形成され、その長径を受信電波の１／２波長と
している。３は信号処理基板で、前記導波管１の外側の
前記スロット２に対応する位置に、給電導体４を形成し
ている。この給電導体４は前記スロット２と交差する長
方形状に形成されている。５はシールドケースで、前記
信号処理基板３全体を覆うと共に、内部に前記スロット
２を囲む方形状の壁部５ａが立設されている。この壁部
５ａの前記給電導体４からの高さを受信電波の１／４波
長としている。
器を詳細に説明する。図１は本発明による一次放射器の
一実施例を示す要部断面図で、（Ａ）は側断面図、
（Ｂ）は（Ａ）のＡ−Ａ矢視図、（Ｃ）は（Ａ）のＢ−
Ｂ矢視図である。図において、１は前方を開口１ａし、
終端面１ｂを有する導波管である。２は終端面１ｂから
受信電波の３／４波長手前の位置の管壁にその中心を配
置して設けられたスロットである。このスロット２は、
小判型に形成され、その長径を受信電波の１／２波長と
している。３は信号処理基板で、前記導波管１の外側の
前記スロット２に対応する位置に、給電導体４を形成し
ている。この給電導体４は前記スロット２と交差する長
方形状に形成されている。５はシールドケースで、前記
信号処理基板３全体を覆うと共に、内部に前記スロット
２を囲む方形状の壁部５ａが立設されている。この壁部
５ａの前記給電導体４からの高さを受信電波の１／４波
長としている。
【００１２】以上の構成において、つぎにその動作を説
明する。図２は本発明による一次放射器の動作を説明す
るための図で、導波管内のＲＦ信号とＩmage信号の定在
波の様子を示している。図に示すように、スロットの中
心の位置（３／４波長）における各信号の振幅（ＲＦ信
号の振幅ＶRFとＩmage信号の振幅ＶIm）は、 となる。従って、各々の電力比は、 となる。
明する。図２は本発明による一次放射器の動作を説明す
るための図で、導波管内のＲＦ信号とＩmage信号の定在
波の様子を示している。図に示すように、スロットの中
心の位置（３／４波長）における各信号の振幅（ＲＦ信
号の振幅ＶRFとＩmage信号の振幅ＶIm）は、 となる。従って、各々の電力比は、 となる。
【００１３】例えば、図３に、 ＢＳ（ｆRF＝11.7 〜12.0GHZ 、ｆIm＝10.678GHz 、ｆ
IF＝1022〜13 22MHz ） と、 ＣＳ（ｆRF＝12.25 〜12.0GHZ 、ｆIm＝11.2GHz 、ｆIF
＝1050〜1550MHz ） との場合について、図１におけるスロット２の中心の位
置を終端面１ｂから３／４波長、または、５／４波長に
した場合と、従来の図５の場合とについて、ＲＦ信号と
Ｉmage信号の電力比を示す。図に示すように、ＢＳ、Ｃ
Ｓの場合、スロット２の中心の位置を導波管の終端面か
ら３／４波長、または５／４波長にした場合、従来より
も略８ｄＢ〜８０ｄＢ改善され、ＩMage信号の遮断フィ
ルタとして充分な能力を有していることが判る。従っ
て、本発明によれば、従来、信号処理基板に搭載してい
たフィルタを削減、削除することができ、信号処理基板
の小型化を図ることが可能である。
IF＝1022〜13 22MHz ） と、 ＣＳ（ｆRF＝12.25 〜12.0GHZ 、ｆIm＝11.2GHz 、ｆIF
＝1050〜1550MHz ） との場合について、図１におけるスロット２の中心の位
置を終端面１ｂから３／４波長、または、５／４波長に
した場合と、従来の図５の場合とについて、ＲＦ信号と
Ｉmage信号の電力比を示す。図に示すように、ＢＳ、Ｃ
Ｓの場合、スロット２の中心の位置を導波管の終端面か
ら３／４波長、または５／４波長にした場合、従来より
も略８ｄＢ〜８０ｄＢ改善され、ＩMage信号の遮断フィ
ルタとして充分な能力を有していることが判る。従っ
て、本発明によれば、従来、信号処理基板に搭載してい
たフィルタを削減、削除することができ、信号処理基板
の小型化を図ることが可能である。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による一次
放射器によれば、前方を開口し、後方に終端面を有する
導波管の、前記終端面より所定の距離離間した管壁に、
管軸方向に長いスロットを設けると共に、同スロットの
略中央、同スロットと対向する位置に給電導体を設け、
同スロットをフィルタとして利用するようにしたので、
基板上のフィルタを削減して信号処理基板の小型化を図
った一次放射器を提供することができる。
放射器によれば、前方を開口し、後方に終端面を有する
導波管の、前記終端面より所定の距離離間した管壁に、
管軸方向に長いスロットを設けると共に、同スロットの
略中央、同スロットと対向する位置に給電導体を設け、
同スロットをフィルタとして利用するようにしたので、
基板上のフィルタを削減して信号処理基板の小型化を図
った一次放射器を提供することができる。
【図１】本発明による一次放射器の一実施例を示す要部
断面図で、（Ａ）は側断面図、、（Ｂ）は（Ａ）のＡ−
Ａ矢視図、（Ｃ）は（Ａ）のＢ−Ｂ矢視図である。
断面図で、（Ａ）は側断面図、、（Ｂ）は（Ａ）のＡ−
Ａ矢視図、（Ｃ）は（Ａ）のＢ−Ｂ矢視図である。
【図２】本発明による一次放射器の動作を説明するため
の図で、導波管内のＲＦ信号とＩmage信号の定在波の様
子を示している。
の図で、導波管内のＲＦ信号とＩmage信号の定在波の様
子を示している。
【図３】本発明の一次放射器のフィルタとしての能力を
示す図で、ＲＦ信号とＩmage信号の電力比を示す。
示す図で、ＲＦ信号とＩmage信号の電力比を示す。
【図４】ＲＦ周波数ｆRFと、ＩＦ周波数ｆIFとの関係を
示す図で、ｆLOはLocal 周波数、ｆIMはＩmage周波数で
ある。
示す図で、ｆLOはLocal 周波数、ｆIMはＩmage周波数で
ある。
【図５】従来の一次放射器を示す要部側断面図である。
１ 導波管 １ａ 開口 １ｂ 終端面 ２ スロット ３ 信号処理基板 ４ 給電導体 ５ シールドケース ５ａ 壁部
Claims (6)
- 【請求項１】 前方を開口し、後方に終端面を有する導
波管の、前記終端面より所定の距離離間した管壁に、管
軸方向に長いスロットを設けると共に、同スロットの略
中央、同スロットと対向する位置に給電導体を設けてな
り、同スロットをフィルタとして利用するようにしたこ
とを特徴とする一次放射器。 - 【請求項２】 前記スロットの中心が、前記終端面から
受信電波の３／４波長の位置に設けられてなることを特
徴とする請求項１記載の一次放射器。 - 【請求項３】 前記スロットの中心が、前記終端面から
受信電波の５／４波長の位置に設けられてなることを特
徴とする請求項１記載の一次放射器。 - 【請求項４】 前記スロットの形状を長円形とし、その
長径を受信電波の１／２波長としたことを特徴とする請
求項１、請求項２または請求項３記載の一次放射器。 - 【請求項５】 前記給電導体が、前記スロットと交差す
る長方形状に形成されてなることを特徴とする請求項１
乃至請求項４記載の一次放射器。 - 【請求項６】 前記導波管の外側の前記スロットに対応
する位置に、前記給電導体を形成した信号処理基板を配
置し、同信号処理基板を覆う箱体状のシールドケースを
設けると共に、同シールドケース内に前記スロットを囲
む方形状の壁部を立設してなり、同壁部の前記給電導体
からの高さを受信電波の１／４波長としたことを特徴と
する請求項１乃至請求項５記載の一次放射器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11139470A JP2000332525A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 一次放射器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11139470A JP2000332525A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 一次放射器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000332525A true JP2000332525A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15246000
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11139470A Pending JP2000332525A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 一次放射器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000332525A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003218627A (ja) * | 2002-01-28 | 2003-07-31 | Nef:Kk | 導波管アンテナ |
| JP2006191179A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-20 | Maspro Denkoh Corp | Ｅｍｃ試験用アンテナ装置及びｅｍｃ試験装置 |
| KR100997469B1 (ko) | 2003-01-31 | 2010-12-01 | 톰슨 라이센싱 | 마이크로스트립 회로와 도파관 사이에 있는 트랜지션과 이트랜지션을 포함하는 외부 송신 수신 유닛 |
-
1999
- 1999-05-20 JP JP11139470A patent/JP2000332525A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003218627A (ja) * | 2002-01-28 | 2003-07-31 | Nef:Kk | 導波管アンテナ |
| KR100997469B1 (ko) | 2003-01-31 | 2010-12-01 | 톰슨 라이센싱 | 마이크로스트립 회로와 도파관 사이에 있는 트랜지션과 이트랜지션을 포함하는 외부 송신 수신 유닛 |
| JP2006191179A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-20 | Maspro Denkoh Corp | Ｅｍｃ試験用アンテナ装置及びｅｍｃ試験装置 |
| JP4526945B2 (ja) * | 2004-12-28 | 2010-08-18 | マスプロ電工株式会社 | Ｅｍｃ試験用アンテナ装置及びｅｍｃ試験装置 |
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