JP2000331151A - 画像処理方法、画像歪み補正処理装置、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像歪み補正処理装置、及びそのプログラムを記録した記録媒体

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JP2000331151A
JP2000331151A JP11144333A JP14433399A JP2000331151A JP 2000331151 A JP2000331151 A JP 2000331151A JP 11144333 A JP11144333 A JP 11144333A JP 14433399 A JP14433399 A JP 14433399A JP 2000331151 A JP2000331151 A JP 2000331151A
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Nobutatsu Nakamura
暢達 中村
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便に画像から対象物体の領域を抽出し、ま
た一つの画像により全ての処理を行うことで複数画像を
用いることによる誤差を解消し、かつ物体平面の表面画
像を得ることができる画像処理方法、画像歪み補正処理
装置、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供す
る。 【解決手段】 パノラマ画像を読み込み、撮影対象物体
の幾何形状情報およびカメラ情報を読み込み、画像中の
物体の表面画像を抽出、表面画像領域と物体情報の関連
付けを保存処理することにより、パノラマ画像が同一地
点からその周囲を撮影した画像であるという条件を利用
して、容易にパノラマ画像中から平面の表面領域を抽出
し、幾何補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広角に撮影するこ
とにより生じる対象物体の歪みを補正する画像処理方
法、画像歪み補正処理装置、及びそのプログラムを記録
した記録媒体に関し、特に、パノラマ撮影した物体の幾
何形状情報を利用して、物体の表面画像情報を得ること
が可能な画像処理方法、画像歪み補正処理装置、及びそ
のプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディアの発達および普及
により、このマルチメディアを用いた産業や、個人レベ
ルでの活用が増えてきている。
【0003】特に、画像処理においては、ディジタルカ
メラなどにより取り込んだ画像を、コンピュータにより
映像化する機会が増えてきている。ホームページなどで
よく目にする映像も、その一つである。特にインタネッ
ト上の美術館などは、その最たるもので、現在では、個
人が創作した絵画などを、安価に、より多くの人々に閲
覧してもらえる手段として、たくさんのユーザを獲得し
ている。また、これは才能のある人に多くのチャンスを
あたえる手段として今注目されている。
【0004】このようなディジタルカメラなどで取り込
んだ画像は、特に広角に撮影した画像では、レンズなど
の性能により、全体を通して歪みが生じてしまう。
【0005】このような歪みを解消する従来技術とし
て、特開平9−69170号公報においては、物体の表
面模様を自動的に獲得するシステムの一例が開示されて
いる。この従来技術による三次元シーンの形状と表面模
様の再構成方法およびその装置は、図13に示すよう
に、三次元空間を複数視点から撮影して得られた複数画
像を読み込む手段と、前記複数画像群から三次元幾何形
状を再構成する手段と、前記複数画像群から平面形状の
表面模様画像(テクスチャ画像)を生成する手段と、前
記幾何形状と前記テクスチャ画像とを対応付けて記憶す
る手段とから構成されている。
【0006】上記図13のような構成を有する従来技術
による三次元シーン構成システムの動作の一実施形態を
図14を用いて詳細に説明する。
【0007】まず、複数の異なる視点から撮影して得ら
れた複数の画像より、適当な画像を選択し(ステップS
701)、画像中の物体の稜線位置を抽出する(ステッ
プS702)。この稜線における各辺の接続関係および
接続角度情報を与えることにより(ステップS70
3)、三角測量の原理により画像中の物体の三次元形状
情報を計算する(ステップS704)。さらに、一様な
平面または平面に近い領域全域が獲得されている他の画
像から、ステップS701により選択された物体の領域
と、同じ物体の該当する領域を切り出し、この2つの領
域の画像における形状を比較することで、この物体にお
ける切り出された領域内の表面模様に歪み補正や色及び
濃淡補正を行う(ステップS705)。
【0008】特に、切り出された領域における撮像面と
撮影領域とが平行でないことから生じる幾何歪みが存在
する場合に、幾何歪みを補正し、光源の位置や光量など
の影響で、均一な陰影及び明暗が得られていない場合
に、不均一な陰影及び明暗を補正し、また障害物等によ
って隠された部分がある場合に、その部分を内挿外挿に
より補正する。もし平面または平面に近い一様な領域
が、複数の画像にわたって獲得されている場合には、該
複数画像を融合してひとつの大きな画像を生成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この上
記従来技術には、幾つかの問題点を有している。まず、
第1の問題点は、カメラ画像から物体の表面画像を抽出
するのは手間のかかる作業であるということである。そ
の理由は、物体の表面となる平面を正面以外から撮影し
た画像から抽出した物体の表面画像には幾何歪みが含ま
れ、幾何歪みの補正を行うためには、カメラの位置と物
体の位置関係を計測し、各カメラ位置に対応した物体の
カメラからの距離や、物体の表面と撮像面とのなす角度
を計算する必要があるためである。
【0010】また、第2の問題点は、カメラ位置、カメ
ラレンズ焦点距離が不明な場合、カメラ画像から物体の
表面画像を抽出するのは手間のかかる作業であるという
ことである。その理由は、従来技術では、対象物体の画
像における稜線を抽出して、その稜線間の関係をユーザ
が指定し、カメラ座標系における物体の幾何形状を計算
しているが、画像のノイズや歪みのために稜線を正確に
抽出できなかったり、稜線間関係と角度の情報の入力作
業には、空間的な透視変換の知識が要求され、誤った情
報を入力する可能性があるためである。
【0011】さらに、第3の問題点は、画像における物
体領域の抽出誤差が離散的になり、きれいな画像を得る
には手間がかかるということである。その理由は、従来
手法にあるように、ある物体領域を複数画像から抽出
後、抽出領域を連結する方式では、各抽出領域を異なる
カメラ情報で算出するため、その誤差は離散的となり、
きれいな画像を得るには種々の後処理が必要となるから
である。
【0012】本発明は係る問題に鑑みなされたもので、
上記従来技術が有する諸問題を解決し、より簡便に画像
から対象物体の領域を抽出し、また一つの画像により全
ての処理を行うことで複数画像を用いることによる誤差
を解消し、かつ物体平面の表面画像を得ることができる
画像処理方法、画像歪み補正処理装置、及びそのプログ
ラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】係る問題を解決するにあ
たり、請求項1記載の発明は、光を集束させて撮影され
た一つの画像データ内、対象物体を構成する表面画像の
平面領域を抽出する平面領域抽出工程と、平面領域の幾
何歪みを、撮影位置と対象物体との間隔と、撮影時の焦
点距離と、対象物体の形状及び寸法とを基に、透視変換
により補正する補正工程を有する。
【0014】また、請求項2記載の発明は、光を集束さ
せ、周囲の情景を一つの画像データとして取り込む撮影
工程と、該撮影工程より取り込まれた画像データから、
対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を抽出
する綾線抽出工程と、綾線により囲まれた領域の内、対
象物体を構成する表面画像の平面領域を抽出する平面領
域抽出工程と、撮影工程が配置された位置と周囲の情景
に含まれる対象物体の位置との間隔を入手する対象距離
入手工程と、撮影工程における光が集束する焦点距離を
入手する焦点距離入手工程と、対象物体の形状及び寸法
の情報を入手する形状・寸法入手工程と、間隔と、焦点
距離と、対象物体の形状及び寸法とを基に、透視変換に
より、平面領域抽出工程により抽出された平面領域の幾
何歪みを補正する補正工程とを有する。
【0015】また、請求項3記載の発明は、光を集束さ
せ、周囲の情景を一つの画像データとして取り込む撮影
工程と、該撮影工程より取り込まれた画像データから、
対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を抽出
する綾線抽出工程と、綾線により囲まれた領域の内、対
象物体を構成する表面画像の平面領域を抽出する平面領
域抽出工程と、撮影工程における光が集束する焦点距離
を入手する焦点距離入手工程と、対象物体の形状及び寸
法の情報を入手する形状・寸法入手工程と、綾線抽出工
程により抽出された綾線の内、周囲の情景において平行
となる綾線を少なくとも1組選択する平行線選択工程
と、平行線選択工程により選択された綾線の内、画像デ
ータにおいて該綾線の接線が平行となる綾線上の2点を
算出する平行点算出工程と、平行点算出工程により算出
された2点間の距離を算出する2点間距離算出工程と、
2点間距離算出工程により算出された2点間の距離と、
焦点距離入手工程により入手した焦点距離と、形状・寸
法入手工程により入手した対象物体の寸法とにより、撮
影工程が配置された位置と周囲の情景に含まれる対象物
体の位置との間隔を算出する対象距離算出工程と、間隔
と、焦点距離と、対象物体の形状及び寸法とを基に、透
視変換により、平面領域抽出工程により抽出された平面
領域の幾何歪みを補正する補正工程とを有する。
【0016】また、請求項4記載の発明は、光を集束さ
せ、周囲の情景を一つの画像データとして取り込む撮影
工程と、 該撮影工程より取り込まれた画像データか
ら、対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を
抽出する綾線抽出工程と、綾線により囲まれた領域の
内、対象物体を構成する表面画像の平面領域を抽出する
平面領域抽出工程と、撮影工程が配置された位置と周囲
の情景に含まれる対象物体の位置との間隔を入手する対
象距離入手工程と、撮影工程における光が集束する焦点
距離を入手する焦点距離入手工程と、対象物体の形状及
び寸法の情報を入手する形状・寸法入手工程と、間隔
と、焦点距離と、対象物体の形状及び寸法とを基に、透
視変換により、平面領域抽出工程により抽出された平面
領域の幾何歪みを補正する補正工程と、平面抽出工程に
より抽出した対象物体の平面領域を有する平面上の位置
を2次元直交座標系で表すことにより、平面領域を2次
元座標で表す2次元表記工程と、2次元直交座標系の平
面を3次元直交座標により表すことにより、平面領域を
3次元直交座標により表す3次元変換工程とを有する。
【0017】また、請求項5記載の発明は、光を集束さ
せ、周囲の情景を一つの画像データとして取り込む撮影
工程と、該撮影工程より取り込まれた画像データから、
対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を抽出
する綾線抽出工程と、綾線により囲まれた領域の内、対
象物体を構成する表面画像の平面領域を抽出する平面領
域抽出工程と、撮影工程における光が集束する焦点距離
を入手する焦点距離入手工程と、対象物体の形状及び寸
法の情報を入手する形状・寸法入手工程と、綾線抽出工
程により抽出された綾線の内、周囲の情景において平行
となる綾線を少なくとも1組選択する平行線選択工程
と、平行線選択工程により選択された綾線の内、画像デ
ータにおいて該綾線の接線が平行となる綾線上の2点を
算出する平行点算出工程と、平行点算出工程により算出
された2点間の距離を算出する2点間距離算出工程と、
2点間距離算出工程により算出された2点間の距離と、
焦点距離入手工程により入手した焦点距離と、形状・寸
法入手工程により入手した対象物体の寸法とにより、撮
影工程が配置された位置と周囲の情景に含まれる対象物
体の位置との間隔を算出する対象距離算出工程と、平面
抽出工程により抽出した対象物体の平面領域を有する平
面上の位置を2次元直交座標系で表すことにより、平面
領域を2次元座標で表す2次元表記工程と、間隔と、焦
点距離と、対象物体の形状及び寸法とを基に、透視変換
により、平面領域抽出工程により抽出された平面領域の
幾何歪みを補正する補正工程と、2次元直交座標系の平
面を3次元直交座標により表すことにより、平面領域を
3次元直交座標により表す3次元変換工程とを有する。
【0018】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項1から5のいずれかに記載の画像処理方法において、
補正工程は、画像データの撮像面における点を、該点と
該点が対象物体において対応する点とを結ぶ直線が、所
定の平面に交わる点に変換する。
【0019】また、請求項7記載の発明によれば、請求
項6記載の画像処理方法において、所定の平面は、撮像
面の中心と、周囲の情景の中心とを結んだ直線に垂直に
交わる平面である。
【0020】また、請求項8記載の発明によれば、請求
項2から7のいずれかに記載の画像処理方法において、
補正工程により補正された平面領域を、形状・寸法入手
工程により入手した対象物体の形状に対応して記憶する
記憶工程をさらに有する。
【0021】また、請求項9記載の発明によれば、請求
項8記載の画像処理方法において、記憶工程は、3次元
変更工程により表記された3次元直交座標を、形状・寸
法工程により入手した対象物体の形状に対応して記憶す
る。
【0022】また、請求項10記載の発明によれば、請
求項8または9記載の画像処理方法において、記憶工程
は、平面領域と対象物体の形状との対応をHTML形式
のファイルに保存して記憶する。
【0023】また、請求項11記載の発明によれば、請
求項1から10のいずれかに記載の画像処理方法におい
て、平面領域抽出工程は、周囲の情景において平面領域
を有する物体を対象物体として選択し、該対象物体の平
面領域が画像データの内、どの領域と対応するかを算出
することで、平面領域を抽出する。
【0024】また、請求項12記載の発明によれば、請
求項1から11のいずれかに記載の画像処理方法におい
て、画像データは、周囲の情景を広角に撮影した画像デ
ータである。
【0025】また、請求項13記載の発明によれば、請
求項1から12のいずれかに記載の画像処理方法におい
て、画像データは、周囲の情景を所定の軸方向に広角に
撮影した画像データである。
【0026】また、請求項14記載の発明によれば、請
求項13記載の画像処理方法において、所定の軸は、水
平方向である。
【0027】また、請求項15記載の発明によれば、請
求項1から14のいずれかに記載の画像処理方法におい
て、画像データは、円筒型の撮像面に対象物体の写像を
陰影することで取り込まれた画像データである。
【0028】また、請求項16記載の発明によれば、請
求項1から14のいずれかに記載の画像処理方法におい
て、画像データは、複数の平面を連結した撮像面に対象
物体の写像を陰影することで取り込まれた画像データで
ある。
【0029】また、請求項17記載の発明は、請求項1
から16のいずれかに記載の画像処理方法において、画
像データが、円筒型の撮像面を用いて撮影されたもので
あるか、複数の平面を連結した撮像面を用いて撮影され
たものであるかを判別する撮像面判別工程をさらに有
し、補正工程は、撮像面判定工程により判別された撮像
面に応じて、補正を行う。
【0030】また、請求項18記載の発明によれば、請
求項2から17のいずれかに記載の画像処理方法におい
て、平面領域は、長方形平面領域であり、該長方形平面
領域は、所定の軸と平行な一組の線を有する。
【0031】また、請求項19記載の発明によれば、請
求項1または2または4または6から18のいずれかに
記載の画像処理方法において、撮影位置と周囲の情景に
含まれる対象物体の位置との間隔は予めユーザにより記
憶部に記憶されている。
【0032】また、請求項20記載の発明において、請
求項1から19のいずれかに記載の画像処理方法におい
て、対象物体の形状及び寸法の情報は、CADシステム
で設計された幾何形状情報である。
【0033】また、請求項21記載の発明において、請
求項1から19のいずれかに記載の画像処理方法におい
て、対象物体の形状及び寸法の情報は、設計図面を基に
した幾何形状情報である。
【0034】また、請求項22記載の発明によれば、請
求項1から19のいずれかに記載の画像処理方法におい
て、対象物体の形状及び寸法の情報は、ユーザにより測
定された対象物体の幾何形状情報である。
【0035】また、請求項23記載の発明によれば、請
求項1または2または4または6から22のいずれかに
記載の画像処理方法において、撮影位置と対象物体との
間隔は、予めユーザにより記憶部に記憶されている。
【0036】また、請求項24記載の発明によれば、請
求項1から23のいずれかに記載の画像処理方法におい
て、撮影時の焦点距離は、予めユーザにより記憶部に記
憶されている。
【0037】また、請求項25記載の発明によれば、請
求項1から24のいずれかに記載の画像処理方法におい
て、対象物体の形状及び寸法の情報は、予めユーザによ
り記憶部に記憶されている。
【0038】また、請求項26記載の発明は、光を集束
させて撮影された一つの画像データ内、対象物体を構成
する表面画像の平面領域を抽出する平面領域抽出手段
と、平面領域の幾何歪みを、撮影位置と対象物体との間
隔と、撮影時の焦点距離と、対象物体の形状及び寸法と
を基に、透視変換により補正する補正手段とを有する。
【0039】また、請求項27記載の発明は、光を集束
させ、周囲の情景を一つの画像データとして取り込む撮
影手段と、該撮影手段より取り込まれた画像データか
ら、対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を
抽出する綾線抽出手段と、綾線により囲まれた領域の
内、対象物体を構成する表面画像の平面領域を抽出する
平面領域抽出手段と、撮影手段が配置された位置と周囲
の情景に含まれる対象物体の位置との間隔を入手する対
象距離入手手段と、撮影手段における光が集束する焦点
距離を入手する焦点距離入手手段と、対象物体の形状及
び寸法の情報を入手する形状・寸法入手手段と、間隔
と、焦点距離と、対象物体の形状及び寸法とを基に、透
視変換により、平面領域抽出手段により抽出された平面
領域の幾何歪みを補正する補正手段とを有する。
【0040】また、請求項28記載の発明は、光を集束
させ、周囲の情景を一つの画像データとして取り込む撮
影手段と、該撮影手段より取り込まれた画像データか
ら、対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を
抽出する綾線抽出手段と、綾線により囲まれた領域の
内、対象物体を構成する表面画像の平面領域を抽出する
平面領域抽出手段と、撮影手段における光が集束する焦
点距離を入手する焦点距離入手手段と、対象物体の形状
及び寸法の情報を入手する形状・寸法入手手段と、綾線
抽出手段により抽出された綾線の内、周囲の情景におい
て平行となる綾線を少なくとも1組選択する平行線選択
手段と、平行線選択手段により選択された綾線の内、画
像データにおいて該綾線の接線が平行となる綾線上の2
点を算出する平行点算出手段と、平行点算出手段により
算出された2点間の距離を算出する2点間距離算出手段
と、2点間距離算出手段により算出された2点間の距離
と、焦点距離入手手段により入手した焦点距離と、形状
・寸法入手手段により入手した対象物体の寸法とによ
り、撮影手段が配置された位置と周囲の情景に含まれる
対象物体の位置との間隔を算出する対象距離算出手段
と、間隔と、焦点距離と、対象物体の形状及び寸法とを
基に、透視変換により、平面領域抽出手段により抽出さ
れた平面領域の幾何歪みを補正する補正手段とを有す
る。
【0041】また、請求項29記載の発明は、請求項2
6から28のいずれかに記載の画像歪み補正処理装置に
おいて、平面抽出手段により抽出した対象物体の平面領
域を有する平面上の位置を2次元直交座標系で表すこと
により、平面領域を2次元座標で表す2次元表記手段
と、2次元直交座標系の平面を3次元直交座標により表
すことにより、平面領域を3次元直交座標により表す3
次元変換手段とをさらに有する。
【0042】また、請求項30記載の発明は、請求項2
6から29のいずれかに記載の画像歪み補正処理装置に
おいて、補正手段は、画像データの撮像面における点
を、該点と該点が対象物体において対応する点とを結ぶ
直線が、所定の平面に交わる点に変換する。
【0043】また、請求項31記載の発明によれば、所
定の平面は、請求項30記載の画像歪み補正処理装置に
おいて、撮像面の中心と、周囲の情景の中心とを結んだ
直線に垂直に交わる平面である。
【0044】また、請求項32記載の発明は、請求項2
7から31のいずれかに記載の画像歪み補正処理装置に
おいて、補正手段により補正された平面領域を、形状・
寸法入手手段により入手した対象物体の形状に対応して
記憶する記憶手段をさらに有する。
【0045】また、請求項33記載の発明によれば、請
求項32記載の画像歪み補正処理装置において、記憶手
段は、3次元変更手段により表記された3次元直交座標
を、形状・寸法手段により入手した対象物体の形状に対
応して記憶する。
【0046】また、請求項34記載の発明によれば、請
求項32または33記載の画像歪み補正処理装置におい
て、記憶手段は、平面領域と対象物体の形状との対応を
HTML形式のファイルに保存して記憶する。
【0047】また、請求項35記載の発明によれば、請
求項26から34のいずれかに記載の画像歪み補正処理
装置において、平面領域抽出手段は、周囲の情景におい
て平面領域を有する物体を対象物体として選択し、該対
象物体の平面領域が画像データの内、どの領域と対応す
るかを算出することで、平面領域を抽出する。
【0048】また、請求項36記載の発明によれば、請
求項26から35のいずれかに記載の画像歪み補正処理
装置において、画像データは、周囲の情景を広角に撮影
した画像データである。
【0049】また、請求項37記載の発明によれば、請
求項26から36のいずれかに記載の画像歪み補正処理
装置において、画像データは、周囲の情景を所定の軸方
向に広角に撮影した画像データである。
【0050】また、請求項38記載の発明によれば、請
求項37記載の画像歪み補正処理装置において、所定の
軸は、水平方向である。
【0051】また、請求項39記載の発明によれば、請
求項26から38のいずれかに記載の画像歪み補正処理
装置において、画像データは、円筒型の撮像面に対象物
体の写像を陰影することで取り込まれた画像データであ
る。
【0052】また、請求項40記載の発明によれば、請
求項26から39のいずれかに記載の画像歪み補正処理
装置において、画像データは、複数の平面を連結した撮
像面に対象物体の写像を陰影することで取り込まれた画
像データである。
【0053】また、請求項41記載の発明は、請求項2
6から40のいずれかに記載の画像歪み補正処理装置に
おいて、画像データが、円筒型の撮像面を用いて撮影さ
れたものであるか、複数の平面を連結した撮像面を用い
て撮影されたものであるかを判別する撮像面判別手段を
さらに有し、補正手段は、撮像面判定手段により判別さ
れた撮像面に応じて、補正を行う。
【0054】また、請求項42記載の発明によれば、請
求項27から41のいずれかに記載の画像歪み補正処理
装置において、平面領域は、長方形平面領域であり、該
長方形平面領域は、所定の軸と平行な一組の線を有す
る。
【0055】また、請求項43記載の発明によれば、請
求項26または27または29から42のいずれかに記
載の画像歪み補正処理装置において、撮影位置と周囲の
情景に含まれる対象物体の位置との間隔は予めユーザに
より記憶手段に記憶されている。
【0056】また、請求項44記載の発明によれば、請
求項26から43のいずれかに記載の画像歪み補正処理
装置において、対象物体の形状及び寸法の情報は、CA
Dシステムで設計された幾何形状情報である。
【0057】また、請求項45記載の発明によれば、請
求項26から43のいずれかに記載の画像歪み補正処理
装置において、対象物体の形状及び寸法の情報は、設計
図面を基にした幾何形状情報である。
【0058】また、請求項46記載の発明によれば、請
求項26から43のいずれかに記載の画像歪み補正処理
装置において、対象物体の形状及び寸法の情報は、ユー
ザにより測定された対象物体の幾何形状情報である。
【0059】また、請求項47記載の発明によれば、請
求項26または27または29から46のいずれかに記
載の画像歪み補正処理装置において、撮影位置と対象物
体との間隔は、予めユーザにより記憶手段に記憶されて
いる。
【0060】また、請求項48記載の発明によれば、請
求項26から47のいずれかに記載の画像歪み補正処理
装置において、撮影時の焦点距離は、予めユーザにより
記憶手段に記憶されている。
【0061】また、請求項49記載の発明によれば、請
求項26から48のいずれかに記載の画像歪み補正処理
装置において、対象物体の形状及び寸法の情報は、予め
ユーザにより記憶手段に記憶されている。
【0062】また、請求項50記載の発明は、光を集束
させて撮影された一つの画像データ内、対象物体を構成
する表面画像の平面領域を抽出する平面領域抽出処理
と、平面領域の幾何歪みを、撮影位置と対象物体との間
隔と、撮影時の焦点距離と、対象物体の形状及び寸法と
を基に、透視変換により補正する補正処理とを実行させ
る。
【0063】また、請求項51記載の発明は、光を集束
させ、周囲の情景を一つの画像データとして取り込む撮
影処理と、該撮影処理より取り込まれた画像データか
ら、対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を
抽出する綾線抽出処理と、綾線により囲まれた領域の
内、対象物体を構成する表面画像の平面領域を抽出する
平面領域抽出処理と、撮影処理が配置された位置と周囲
の情景に含まれる対象物体の位置との間隔を入手する対
象距離入手処理と、撮影処理における光が集束する焦点
距離を入手する焦点距離入手処理と、対象物体の形状及
び寸法の情報を入手する形状・寸法入手処理と、間隔
と、焦点距離と、対象物体の形状及び寸法とを基に、透
視変換により、平面領域抽出処理により抽出された平面
領域の幾何歪みを補正する補正処理とを実行させる。
【0064】また、請求項52記載の発明は、光を集束
させ、周囲の情景を一つの画像データとして取り込む撮
影処理と、該撮影処理より取り込まれた画像データか
ら、対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を
抽出する綾線抽出処理と、綾線により囲まれた領域の
内、対象物体を構成する表面画像の平面領域を抽出する
平面領域抽出処理と、撮影処理における光が集束する焦
点距離を入手する焦点距離入手処理と、対象物体の形状
及び寸法の情報を入手する形状・寸法入手処理と、綾線
抽出処理により抽出された綾線の内、周囲の情景におい
て平行となる綾線を少なくとも1組選択する平行線選択
処理と、平行線選択処理により選択された綾線の内、画
像データにおいて該綾線の接線が平行となる綾線上の2
点を算出する平行点算出処理と、平行点算出処理により
算出された2点間の距離を算出する2点間距離算出処理
と、2点間距離算出処理により算出された2点間の距離
と、焦点距離入手処理により入手した焦点距離と、形状
・寸法入手処理により入手した対象物体の寸法とによ
り、撮影処理が配置された位置と周囲の情景に含まれる
対象物体の位置との間隔を算出する対象距離算出処理
と、間隔と、焦点距離と、対象物体の形状及び寸法とを
基に、透視変換により、平面領域抽出処理により抽出さ
れた平面領域の幾何歪みを補正する補正処理とを実行さ
せる。
【0065】また、請求項53記載の発明は、光を集束
させ、周囲の情景を一つの画像データとして取り込む撮
影処理と、該撮影処理より取り込まれた画像データか
ら、対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を
抽出する綾線抽出処理と、綾線により囲まれた領域の
内、対象物体を構成する表面画像の平面領域を抽出する
平面領域抽出処理と、撮影処理が配置された位置と周囲
の情景に含まれる対象物体の位置との間隔を入手する対
象距離入手処理と、撮影処理における光が集束する焦点
距離を入手する焦点距離入手処理と、対象物体の形状及
び寸法の情報を入手する形状・寸法入手処理と、間隔
と、焦点距離と、対象物体の形状及び寸法とを基に、透
視変換により、平面領域抽出処理により抽出された平面
領域の幾何歪みを補正する補正処理と、平面抽出処理に
より抽出した対象物体の平面領域を有する平面上の位置
を2次元直交座標系で表すことにより、平面領域を2次
元座標で表す2次元表記処理と、2次元直交座標系の平
面を3次元直交座標により表すことにより、平面領域を
3次元直交座標により表す3次元変換処理とを実行させ
る。
【0066】また、請求項54記載の発明は、光を集束
させ、周囲の情景を一つの画像データとして取り込む撮
影処理と、該撮影処理より取り込まれた画像データか
ら、対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を
抽出する綾線抽出処理と、綾線により囲まれた領域の
内、対象物体を構成する表面画像の平面領域を抽出する
平面領域抽出処理と、撮影処理における光が集束する焦
点距離を入手する焦点距離入手処理と、対象物体の形状
及び寸法の情報を入手する形状・寸法入手処理と、綾線
抽出処理により抽出された綾線の内、周囲の情景におい
て平行となる綾線を少なくとも1組選択する平行線選択
処理と、平行線選択処理により選択された綾線の内、画
像データにおいて該綾線の接線が平行となる綾線上の2
点を算出する平行点算出処理と、平行点算出処理により
算出された2点間の距離を算出する2点間距離算出処理
と、2点間距離算出処理により算出された2点間の距離
と、焦点距離入手処理により入手した焦点距離と、形状
・寸法入手処理により入手した対象物体の寸法とによ
り、撮影処理が配置された位置と周囲の情景に含まれる
対象物体の位置との間隔を算出する対象距離算出処理
と、平面抽出処理により抽出した対象物体の平面領域を
有する平面上の位置を2次元直交座標系で表すことによ
り、平面領域を2次元座標で表す2次元表記処理と、間
隔と、焦点距離と、対象物体の形状及び寸法とを基に、
透視変換により、平面領域抽出処理により抽出された平
面領域の幾何歪みを補正する補正処理と、2次元直交座
標系の平面を3次元直交座標により表すことにより、平
面領域を3次元直交座標により表す3次元変換処理とを
実行させる。
【0067】また、請求項55記載の発明は、請求項5
0から54のいずれかに記載のプログラムを記録した記
録媒体において、補正処理は、画像データの撮像面にお
ける点を、該点と該点が対象物体において対応する点と
を結ぶ直線が、所定の平面に交わる点に変換する。
【0068】また、請求項56記載の発明によれば、請
求項55記載のプログラムを記録した記録媒体におい
て、所定の平面は、撮像面の中心と、周囲の情景の中心
とを結んだ直線に垂直に交わる平面である。
【0069】また、請求項57記載の発明は、請求項5
1から56のいずれかに記載のプログラムを記録した記
録媒体において、補正処理により補正された平面領域
を、形状・寸法入手処理により入手した対象物体の形状
に対応して記憶する記憶処理をさらに実行させる。
【0070】また、請求項58記載の発明によれば、請
求項57記載のプログラムを記録した記録媒体におい
て、記憶処理は、3次元変更処理により表記された3次
元直交座標を、形状・寸法処理により入手した対象物体
の形状に対応して記憶する。
【0071】また、請求項59記載の発明によれば、請
求項57または58記載のプログラムを記録した記録媒
体において、記憶処理は、平面領域と対象物体の形状と
の対応をHTML形式のファイルに保存して記憶する。
【0072】また、請求項60記載の発明によれば、請
求項50から59のいずれかに記載のプログラムを記録
した記録媒体において、平面領域抽出処理は、周囲の情
景において平面領域を有する物体を対象物体として選択
し、該対象物体の平面領域が画像データの内、どの領域
と対応するかを算出することで、平面領域を抽出する。
【0073】また、請求項61記載の発明によれば、請
求項50から60のいずれかに記載のプログラムを記録
した記録媒体において、画像データは、周囲の情景を広
角に撮影した画像データである。
【0074】また、請求項62記載の発明によれば、請
求項50から61のいずれかに記載のプログラムを記録
した記録媒体において、画像データは、周囲の情景を所
定の軸方向に広角に撮影した画像データである。
【0075】また、請求項63記載の発明によれば、請
求項62記載のプログラムを記録した記録媒体におい
て、所定の軸は、水平方向である。
【0076】また、請求項64記載の発明によれば、請
求項50から63のいずれかに記載のプログラムを記録
した記録媒体において、画像データは、円筒型の撮像面
に対象物体の写像を陰影することで取り込まれた画像デ
ータである。
【0077】また、請求項65記載の発明によれば、請
求項50から63のいずれかに記載のプログラムを記録
した記録媒体において、画像データは、複数の平面を連
結した撮像面に対象物体の写像を陰影することで取り込
まれた画像データである。
【0078】また、請求項66記載の発明は、請求項5
0から65のいずれかに記載のプログラムを記録した記
録媒体において、画像データが、円筒型の撮像面を用い
て撮影されたものであるか、複数の平面を連結した撮像
面を用いて撮影されたものであるかを判別する撮像面判
別処理をさらに有し、補正処理は、撮像面判定処理によ
り判別された撮像面に応じて、補正を行う。
【0079】また、請求項67記載の発明によれば、請
求項51から66のいずれかに記載のプログラムを記録
した記録媒体において、平面領域は、長方形平面領域で
あり、該長方形平面領域は、所定の軸と平行な一組の線
を有する。
【0080】また、請求項68記載の発明によれば、請
求項50または51または53または55から67のい
ずれかに記載のプログラムを記録した記録媒体におい
て、撮影位置と周囲の情景に含まれる対象物体の位置と
の間隔は予めユーザにより記憶部に記憶されている。
【0081】また、請求項69記載の発明によれば、請
求項50から68のいずれかに記載のプログラムを記録
した記録媒体において、対象物体の形状及び寸法の情報
は、CADシステムで設計された幾何形状情報である。
【0082】また、請求項70記載の発明によれば、請
求項50から68のいずれかに記載のプログラムを記録
した記録媒体において、対象物体の形状及び寸法の情報
は、設計図面を基にした幾何形状情報である。
【0083】また、請求項71記載の発明によれば、請
求項50から68のいずれかに記載のプログラムを記録
した記録媒体において、対象物体の形状及び寸法の情報
は、ユーザにより測定された対象物体の幾何形状情報で
ある。
【0084】また、請求項72記載の発明によれば、請
求項50または51または53または55から71のい
ずれかに記載のプログラムを記録した記録媒体におい
て、撮影位置と対象物体との間隔は、予めユーザにより
記憶部に記憶されている。
【0085】また、請求項73記載の発明によれば、請
求項50から72のいずれかに記載のプログラムを記録
した記録媒体において、撮影時の焦点距離は、予めユー
ザにより記憶部に記憶されている。
【0086】また、請求項74記載の発明によれば、請
求項50から73のいずれかに記載のプログラムを記録
した記録媒体において、対象物体の形状及び寸法の情報
は、予めユーザにより記憶部に記憶されている。
【0087】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第
1及び第2及び第3の実施例における構成を示すブロッ
ク図である。図2は、本発明の第1及び第2及び第3の
実施例における全体の処理の流れを示すフローチャート
図である。図3は、図2のステップS120の処理の詳
細な流れを示すフローチャート図である。図4は、図2
のステップS130の処理の詳細な流れを示すフローチ
ャート図である。図5は、図2のステップS140の処
理の詳細な流れを示すフローチャート図である。図6
は、図4のステップS133の処理を説明するための図
である。図7は、図4のステップS135の処理を説明
するための図である。図8は、図4のステップS134
の処理を説明するための図である。図9は、図4のステ
ップS136の処理を説明するための図である。図10
は、本発明の第1及び第2の実施例における動作の具体
例の説明に用いられる図である。図11は、本発明の第
2の実施例における図3のステップ122の処理の流れ
を示すフローチャート図である。図12は、本発明の第
3の実施例における処理の流れを示すフローチャート図
である。
【0088】まず、図1を参照すると、本発明による第
1及び第2の実施例では、プログラム制御により動作す
るコンピュータ(中央処理装置;プロセッサ;データ処
理装置)100と、映像入力インタフェース101と、
パノラマ画像撮影装置102と、記憶装置103とから
構成されている。
【0089】ここで、図2を参照すると、コンピュータ
(中央処理装置;プロセッサ;データ処理装置)100
は、パノラマ画像を読み込む手段(ステップS110)
と、撮影対象物体の幾何形状情報およびカメラ情報を読
み込む手段(ステップS120)と、パノラマ画像と撮
影対象物体の幾何形状情報から物体の表面となる領域を
抽出する手段(ステップS130)と、前記画像を幾何
形状情報に対応して記憶する手段(ステップS140)
とを含む。
【0090】これらの手段は、それぞれ次のように動作
することにより、本発明が目的とする効果を奏する。ま
ず、ステップS110で示されるパノラマ画像を読み込
む手段では、パノラマ画像撮影装置102を用いて同一
地点からその周囲を撮影した画像を映像入力インタフェ
ース101を介して、コンピュータ100に読み込む。
この読み込まれるパノラマ画像は、円筒面投影型に撮影
される場合と、一定の角度間隔により連結投影型に撮影
される場合とがある、これらの場合における処理の説明
は後述する。
【0091】次に、ステップS120で示される撮影対
象物体の幾何形状情報およびカメラ情報を読み込む手段
では、物体の幾何形状情報と、カメラの位置関係および
カメラのレンズ情報とを記憶装置103から読み込む。
このカメラの位置関係およびカメラのレンズ情報は、予
め記憶されているものであり、ユーザによりその時々に
合わせて変更される。
【0092】さらに、ステップS130で示されるパノ
ラマ画像と撮影対象物体の幾何形状情報とから該物体の
表面となる領域を抽出する手段130では、該物体平面
とカメラの位置関係およびカメラのレンズ情報から該物
体のパノラマ画像中での領域を算出し、該領域を物体平
面の表面画像となるように幾何補正する。
【0093】最後に、ステップS140で示される前記
画像を幾何形状情報に対応して記憶する手段では、撮影
した物体の前記表面画像での領域を算出し、該物体情報
と、該表面画像と、その物体の画像領域とを関連付けて
記憶装置103に保存する。
【0094】この物体情報と表面画像とその物体の画像
領域との関連付けにより、取り込んだ画像の歪みを補正
することが可能となる。
【0095】次に、図1のブロック図、および図2のフ
ローチャートを参照して本発明の第1、及び第2の実施
例における全体の動作について詳細に説明する。
【0096】まず、パノラマ画像撮影装置102で撮影
したパノラマ画像を映像入力インタフェース101を介
してコンピュータ100に読み込む(図2のステップS
110)。次に、撮影対象物体の幾何形状情報およびカ
メラ情報を読み込む(図2のステップS120)。さら
に、カメラの位置、カメラレンズの焦点距離の情報から
撮影対象物体の幾何形状がパノラマ画像中にどのように
投影されるかを計算し、この計算されたパノラマ画像に
おける物体の領域を抽出し、その領域を物体の表面の画
像に補正変換する(図2のステップS130)。最後
に、得られた画像を物体の形状情報に対応して保存する
(図2のステップS140)。
【0097】図2のステップS120における、撮影対
象物体の幾何形状情報およびカメラ情報を読み込む動作
について、図1のブロック図、及び図3のフローチャー
トを参照して詳細に述べる。
【0098】まず、物体の幾何形状情報を読み込む(図
3のステップS121)。この幾何形状情報は、(1)
CADシステムで設計された幾何形状情報を転送した
り、(2)ユーザが設計図面から幾何形状情報を入力し
たり、(3)ユーザが撮影対象物体の幾何形状情報を計
測することで入力したり等の種々の手段で記憶装置10
3に保存されており、この記憶装置103からユーザの
指定により目的の物体の幾何形状情報をコンピュータ1
00に読み込む。次に、パノラマ画像を撮影した時のカ
メラ位置や焦点距離情報を設定、もしくは計測して入力
する(図3のステップS122)。
【0099】次に、図2のステップS130における、
カメラの位置、カメラレンズの焦点距離の情報から物体
の幾何形状がパノラマ画像中にどのように投影されるか
を計算し、パノラマ画像における物体の領域を抽出し、
その領域を物体の表面の画像に補正変換する動作につい
て、図1のブロック図、及び図4のフローチャート図及
び図6、図7、図8、図9を参照して詳細に述べる。
【0100】まず、取り込んだ対象物体の画像より、目
的の物体の表面画像となる平面を選択する(図4のステ
ップS131)。次にこの物体平面が対応するパノラマ
画像の領域を算出する。このとき、パノラマ画像の撮影
方式によって計算方法は異なるため、つまり、パノラマ
画像には図6に示すように撮像面が円筒面となるような
場合と、図7に示すように撮像面がある角度θごとにカ
メラを回転して撮影した画像を連結した場合とがあるた
め、このどちらの場合で撮影されたかを判定する(ステ
ップS132)。ここで、図7においてθが微小な角度
の場合、つまり、各撮像面を点に近似できる場合、撮像
面全体を図6のような円筒面投影に近似することができ
る。
【0101】コンピュータ100に記憶されたプログラ
ムによる処理は,図4のステップS132において、パ
ノラマ画像が円筒面投影型の場合、または、円筒面投影
型に近似できる場合(以降、円筒形投影型に含む)は
(ステップS132のはい)、ステップ133に処理が
進み、連結投影型の場合(ステップS123のいいえ)
は、ステップ135に処理が進むように分岐する。
【0102】ここで、図4のステップS133におけ
る、平面が対応するパノラマ画像の領域を計算する動作
の一実施形態を図6を用いて詳細に説明する。fはカメ
ラレンズの焦点距離、Lはカメラレンズの中心から対象
物体の平面までの距離、xは実座標系でのある水平方向
座標、uはxに対応する撮影画像中での座標、θはカメ
ラレンズ中心と実座標系のxとを結んだベクトルと光軸
とのなす角度である。便宜的に、実座標の座標中心をカ
メラレンズから平面に垂線を下ろした点とし、取り込ん
だ画像上の画像座標中心と実座標中心とが対応し、この
画像座標中心と実座標中心とを結んだ直線を光軸として
いるものとする。ここでu=fθであり、x=Ltan
θとなるので(数1)のような変換式で、実座標系にお
ける水平方向の撮影画像領域が求まる。
【0103】
【数1】
【0104】また、垂直方向の座標に関しては、一般的
な透視変換である。(数2)で、z=Lとして計算する
ことにより、垂直方向における座標を求めることができ
る。ここで、yは実座標系でのある垂直方向座標、vは
xに対応する撮影画像中での座標である。このとき、便
宜的に水平方向における撮像面は、垂直方向に対して広
角に撮影されていないため、幾何的歪みを含んでおら
ず、このため、補正を必要としていないものとする。
【0105】
【数2】
【0106】次に、ステップS134における、領域画
像の幾何歪みを補正する動作の一実施形態を図8を用い
て詳細に説明する。図8より補正後の水平方向の座標
u’は(数5)のようになる。ここで、fはカメラレン
ズの焦点距離、uはxに対応する撮影画像中での座標、
u’はuを補正面に変換したときの補正面上での座標、
θはカメラレンズ中心と実座標系のxとを結んだベクト
ルと光軸とのなす角度である。また、垂直方向の座標
v’はv’=v/cosφで求まる。ここで、vはyに
対応する撮影画像中での座標、φはカメラレンズ中心と
実座標系のyとを結んだベクトルと光軸とのなす角度で
ある。
【0107】
【数5】
【0108】また、ステップ135における、平面が対
応するパノラマ画像の領域を計算する動作の位置実施形
態を図7を用いて詳細に説明する。fはカメラレンズの
焦点距離、Lはカメラレンズの中心から平面までの距
離、xはある水平方向座標、uはxに対応する画像中で
の座標である。ここでカメラがθ度ごとに回転して撮像
した画像を連結してパノラマ画像を構成しているものと
し,物体の水平方向座標xは、壁を正面から撮像したカ
メラからθ(n)度だけ回転したカメラnから撮像した
画像中にあるとする.x(n)は実座標でのカメラnの
光軸の座標で、u(n)は画像座標におけるカメラnの
光軸と撮影面との交点の位置である。x=x(n)+x
(a)、u=u(n)+u(a)とすると、x(a)c
osθ:x(a)sinθ+L/cosθ=u(a):
fとなるので変換式は(数3)のようになる。
【0109】
【数3】
【0110】この場合の垂直方向に関する変換は、レン
ズ中心からの距離zは(数4)となるので、これを(数
2)に代入することによって得られる。
【0111】
【数4】
【0112】次に、ステップS136における、領域画
像の幾何歪みを補正する動作の位置実施形態を、図9を
用いて詳細に説明する。ある座標uが壁を正面から撮像
したカメラからθ(n)度だけ回転したカメラnから撮
影した画像中にある場合、u(n)は画像座標系におけ
るカメラnの光軸の座標で、u(a)はu(n)を中心
とした場合の水平座標で、u(n)がu’(n)に補正
されるとする。u=u(n)+u(a), u’=u’
(n)+u’(a)とすると、u(a)’cosθ:
u’(a)sinθ+f/cosθ=u(a):fとな
るので、補正後の水平方向の座標u’は(数6)のよう
になる。
【0113】
【数6】
【0114】また、垂直方向の座標v’は、v:v’=
f:(f/cosθ+u’(a)sinθ) となるの
で、(数7)で求まる。
【0115】
【数7】
【0116】次に図5のフローチャート図を参照して図
2のステップ140における動作の一実施形態を詳細に
述べる。まず、画像のある領域と関連付ける対象となる
目的の物体を実座標より選択する(ステップ141)。
さらにその物体がどの平面上にある物体かを、物体の幾
何形状情報から算出し、図2のステップ130で得られ
たどの表面画像に含まれているかを算出する(ステップ
143)。次に図2のステップ130と同じ手法で、物
体が画像中のどの領域にあるかを算出する(ステップ1
44)。物体の幾何形状情報が不明確な場合、ステップ
144の計算が不可能であるため、ユーザが取り込んだ
画像を基に、画像中の領域を指定する(ステップ15
0)。ステップ150の指定作業を支援するために、表
面画像に対して、稜線検出処理(ステップ146)、長
方形領域抽出処理を行い(ステップ147)、この長方
形領域を指定候補とする(ステップ149)。このよう
に、選択された目的の物体の情報と画像領域情報とを関
連付けて記憶装置103に保存する(ステップ14
5)。
【0117】次に、本発明による画像処理方法、画像歪
み補正処理装置、及びそのプログラムを記録した記録媒
体の第1の実施例による効果について、図10に示した
具体例を参照しながら、図2に沿うように詳細に説明す
る。
【0118】本発明の第1の実施例では、パノラマ画像
を読み込み、撮影対象物体の幾何形状情報およびカメラ
情報を読み込み、画像中の物体の表面画像を抽出、表面
画像領域と物体情報の関連付けを保存処理するように構
成されているため、パノラマ画像が同一地点からその周
囲を撮影した画像であるという条件を利用して、容易に
パノラマ画像中から平面の表面領域を抽出し、幾何補正
することが可能となっている。
【0119】ここで、本発明による画像処理方法、画像
歪み補正処理装置、及びそのプログラムを記録した記録
媒体の第1の実施例における動作の具体的な例を図1、
図2および図10を用いて詳細に説明する。
【0120】例えば、図10の(a)に示すような室内
でパノラマ画像を撮影すると、図10の(b)に示すよ
うなパノラマ画像が撮影される。この図1におけるパノ
ラマ画像撮影装置102で撮影した画像データは映像入
力インタフェース101を介してコンピュータ100に
読み込まれる(ステップS110)。
【0121】次にこの部屋の幾何形状情報およびカメラ
位置情報、カメラレンズ焦点距離情報を,図2のステッ
プS120において読み込む。この各情報は、CADな
どで作成された設計図面を取り込むか、もしくは設計図
面の値や測定した値をユーザが入力することによりコン
ピュータ100に読み込まれる。
【0122】ステップS130において、上記ステップ
S110およびステップS120で得た情報から壁のパ
ノラマ画像における画像領域を求めることができる。
【0123】さらにステップS140で、この領域に対
して幾何補正を行うことで、この壁の表面画像(図10
の(c))を得る。同様に前記表面画像におけるドアの
領域とドアの情報を関連付ける。ドアの幾何形状情報が
既知であれば、壁の表面画像を得るのと同じ手法を用い
て、表面画像中におけるドアの画像領域を算出できるこ
とは明らかである。また、ドアの幾何形状情報が既知で
ない場合、画像に対して、稜線検出、長方形領域抽出処
理を行うことで、ドアの領域候補が列挙される。ユーザ
が、その中からドアの領域を選択することで、ドアの画
像領域を決定できる。また、画像にノイズなどの問題が
あり、ドアの画像領域が長方形領域として候補にならな
い場合は、表面画像をコンピュータモニタに表示し、ユ
ーザがマウスなどの入力機器で領域を指定する。
【0124】ここで、領域情報と物体情報とを関連付け
て保存した一実施形態を図10の(d)に示す。図10
の(d)で示されたファイルは、HTML形式で保存さ
れたファイルであり、表面画像と画像領域とをクリッカ
ブルマップ方式で対応させている。図10の(c)に示
されたドアの画像領域を参照する場合、図10の(d)
に記載されたドアの画像領域を参照することにより、ド
アの物体情報が記述されているファイル(door.h
tml)を参照することが可能となる。
【0125】次に、本発明の第2の実施例について図面
を参照して詳細に説明する。本第2の実施例では第1の
実施例と同様に、全体の処理の流れを図2、図3、図
4、及び図5に示された流れにより動作する。また、こ
の第1の実施例と第2の実施例とにおける相違点は、図
11に示されるように、図3のステップ122で示され
たカメラ情報をコンピュータ100に読み込む処理にお
いて、カメラの位置やレンズの焦点距離などの情報がな
い場合に、パノラマ画像撮影装置102より取り込んだ
画像データの内、実際の物体における直線の画像中の歪
みにより補正を行うことで、本発明による独自の効果を
奏することが可能となる。
【0126】図11のフローチャートを用いて、本発明
による画像処理方法、画像歪み補正処理装置、及びその
プログラムを記録した記録媒体の第1の実施例と第2の
実施例との相違点である図3のステップS122の動作
の一実施形態を詳細に説明する。
【0127】まず、ステップS221において、カメラ
の位置および焦点距離が設定できたかどうかを調べ、設
定できていない場合は(ステップS221のいいえ)、
カメラの位置とカメラレンズ焦点距離測定の処理(ステ
ップ222以降)を実行する。
【0128】ステップS221のいいえを選択すると、
まずステップS222において、画像における稜線の抽
出を行う。この稜線検出は画像のピクセルごとに、その
ピクセルと周りのピクセルとの濃淡の差を演算すること
で綾線を決定する。この処理は、中間値処理、閾値処理
も含んだものである。
【0129】次に、この検出した綾線よりカメラ位置の
制約条件を求める。この処理においては、ステップS2
23において、ある物体を選択し、ステップS224に
おいて、その幾何形状と画像中でのその稜線を比較する
ことで、カメラ位置の範囲(制約条件)を求める。この
制約条件を複数の物体に対して求めることにより、カメ
ラ位置の推定が可能となる。すなわち、上記の処理を繰
り返すことによって、図3のステップS122で入力さ
れるべきカメラ情報を算出することが可能となる。
【0130】上記の本発明による画像処理方法、画像歪
み補正処理装置、及びそのプログラムを記録した記録媒
体の第2の実施例は、パノラマ画像において稜線を抽出
し、この綾線と撮影物体の既知の幾何形状情報とを比較
することでカメラ位置およびカメラレンズ焦点距離を算
出するというように構成されているため、実際にカメラ
位置やカメラレンズ焦点距離が不明確であっても、本発
明の第1の実施例による効果を奏することが可能とな
る。
【0131】次に、本第2の実施例の具体的な例を、第
1の実施例による具体例を説明するために用いた図10
を適用することで、詳細に説明する
【0132】図10において、図10の(a)で示され
た部屋の形状(直線で構成された部分)が既知であると
する。また、壁それぞれを壁1、壁2、壁3、壁4と
し、向かい合った壁の組を、壁1と壁3、及び壁2と壁
4とする。ここで、稜線として直線で構成された部分で
ある天井と壁1との稜線と、床と壁1との稜線とを図1
0の(b)より抽出する。この壁の上下の稜線は、実座
標上で平行な一組の稜線であり、補正後の画像上でも並
行となるはずのものである。この上下一組の直線を選択
することにより、画像上においてピクセルの点列から算
出される上下の綾線それぞれに接する直線式が互いに平
行となる上下綾線上の点を検出し、その点の水平方向に
おける座標(水平座標)を求め、この水平座標における
綾線間の距離h(上下の綾線上の点間の距離)を測定す
る。この水平座標がこの壁におけるカメラとの距離が最
短になる座標であるため、焦点距離f、部屋の高さH、
カメラとこの壁1との距離をz1 とすると、H:h=z
1 :fとなる。これを4つの壁に対して順次処理する
と、z1 +z3 およびz2 +z4 がそれぞれ部屋の幅、
奥行きとなる。このため、焦点距離およびカメラ位置を
算出することが可能となる。
【0133】また、本発明による画像処理方法、画像歪
み補正処理装置、及びそのプログラムを記録した記録媒
体の第3の実施例を図面を用いて詳細に説明する。本第
3の実施例では、取り込んだ一つの画像に空間内(部屋
内)の全ての映像が含まれている、すなわち、撮影画像
内に死角がない場合、仮想3次元空間を作成することが
可能であり、また、この仮想3次元空間内を視点が移動
することが可能である。
【0134】ここで、本発明の第1及び第2の実施例
と、第3の実施例との処理の相違点を、図12を用いる
ことにより詳細に説明する。本第3の実施例では第1及
び第2の実施例と同様に、全体の処理の流れを図2、図
3、図4、及び図5に示された流れにより動作する。ま
た、この第1及び第2の実施例と、第3の実施例とにお
ける相違点は、図12に示されるように、図5のステッ
プ145で示された、平面座標により取り込まれた画像
データを3次元座標に変換する処理を行う流れが新たに
加わる。
【0135】図12を参照すると、図5で示したステッ
プS145の対象物体情報、平面画像情報および領域情
報を保存する処理において、補正後の平面座標系で表さ
れた画像データを3次元座標系であるワールド座標系に
変換することにより、仮想3次元空間を実現している。
【0136】まず、図12のステップS501におい
て、仮想3次元空間を形成するためのファイルを作成す
るにあたり、このファイルの3次元データフォーマット
のヘッダを書き出す。
【0137】続いてステップS502において、部屋の
構造や寸法などの情報がリンク情報として記憶されてい
るか否かを判定し、リンク情報がある場合(ステップS
502のはい)は、ステップS503で、そのリンク情
報を3次元データフォーマットに書き出し、ステップS
504に移行する。また、リンク情報がない場合(ステ
ップS502のいいえ)は、ステップS504に移行す
る。
【0138】ステップS504においては、図5のステ
ップS144により算出された、またはステップS14
9により選択された、またはステップS150により指
定された対象物体の平面画像における画像領域が長方形
で記載されているか否かを判定する。長方形で記載され
ていない場合(ステップS504のいいえ)、ステップ
S507に移行し、長方形で記載されている場合(ステ
ップS504のはい)、ステップS505において、こ
の長方形領域の各頂点の座標を平面座標系で表されたも
のから、3次元座標系であるワールド座標系で表された
ものに変換し、3次元データフォーマットに書き出し、
ステップS506に移行する。
【0139】この平面座標系からワールド座標系への変
換は、部屋全体を3次元座標系により表すことで、ステ
ップS504で判定された長方形領域の各頂点の壁上で
の座標と、3次元座標系での壁上での座標とを対応させ
ることが可能となり、これにより仮想3次元空間が実現
される。
【0140】次にステップS506において、ステップ
S505で書き出された長方形領域と、別途出力されて
いる部屋内の画像データにおける長方形領域とを対応さ
せて3次元データフォーマットに書き出すことにより、
画像データのファイル(画像ファイル)をテクスチャイ
メージとして用いるようにする。
【0141】続いてステップS507において、ステッ
プS504またはステップS506で書き出された画像
領域の各頂点を3次元座標により表した座標値を形状デ
ータとして、ステップS506の長方形領域を対応させ
るように3次元データフォーマットに書き出す。
【0142】最後にステップS508において、3次元
データフォーマットのフッタを書き出し、図5のステッ
プS151に移行する。
【0143】上述のような処理により、一枚の取り込ん
だ画像により3次元画像を作成することが可能となり、
この作成された3次元画像データを基に、モニタなどの
画像出力装置を用いて、仮想3次元空間を出力すること
が可能となる。この出力においては、ボリュームレタリ
ング法などの種々の技法が存在するが、ここでは、その
説明を省略する。
【0144】尚、本発明は、図1にあるように、プログ
ラムおよびデータを保持する記憶装置103を備える。
この記憶装置103は磁気ディスク、半導体メモリその
他の記録媒体であってよく、また画像入力インタフェー
ス101は、パノラマ画像撮影装置102で記録された
画像を保持する記録媒体であってもよい。
【0145】また、本発明はシステムあるいは装置にプ
ログラム供給することによって達成される場合にも適用
できることはいうまでもない。プログラムは記憶装置1
03からコンピュータ(中央処理装置;プロセッサ;デ
ータ処理装置)100に読み込まれ、コンピュータ10
0の動作を制御する。コンピュータ100はプログラム
の制御により第1、第2、および第3の実施の形態と同
一の動作をする。
【0146】以上、第1及び第2及び第3の実施例を用
いて、本発明による画像処理方法、画像歪み補正処理装
置、及びそのプログラムを記録した記録媒体を説明した
が、本発明は、パノラマ画像だけにに対するものではな
く、レンズを用いて撮影された画像に認識できる幾何歪
みが存在する場合の画像データ全てに対して、応用する
ことが可能である。
【0147】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明による画
像処理方法、画像歪み補正処理装置、及びそのプログラ
ムを記録した記録媒体により、以下のような効果を得る
ことが可能となる。
【0148】まず、本発明の第1の効果として、カメラ
画像から容易に物体の表面画像を抽出できることであ
る。その理由は、カメラの位置が一定であり、一定の角
度間隔の連続画像であるパノラマ画像を処理するため、
物体のカメラ画像内における領域の計算が容易であり、
また幾何歪みの補正が容易になるためである。
【0149】また、本発明の第2の効果として、カメラ
位置、カメラレンズ焦点距離が不明でも、パノラマ画像
から容易に物体の表面画像を抽出することが可能とな
り、上記第1の効果をえることが可能となる。その理由
は、画像から稜線の抽出を行い、実際の物体の幾何形状
情報と照合することで、カメラ位置、カメラレンズ焦点
距離を算出することが可能となるためである。
【0150】また、本発明の第3の効果として、画像に
おける物体領域算出の誤差が離散的にならないことにあ
る。その理由は、本発明において処理対象となるパノラ
マ画像は一つであり、パノラマ画像はカメラの位置が一
定で、一定の角度間隔で撮影した連続画像であるからで
ある。
【0151】また、上記の効果は、パノラマ画像だけに
に対するものではなく、レンズを用いて撮影された画像
に認識できる幾何歪みが存在する場合の画像データ全て
に対して、応用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2及び第3の実施例におけ
る構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1及び第2及び第3の実施例におけ
る全体の処理の流れを示すフローチャート図である。
【図3】図2のステップS120の処理の詳細な流れを
示すフローチャート図である。
【図4】図2のステップS130の処理の詳細な流れを
示すフローチャート図である。
【図5】図2のステップS140の処理の詳細な流れを
示すフローチャート図である。
【図6】図4のステップS133の処理を説明するため
の図である。
【図7】図4のステップS135の処理を説明するため
の図である。
【図8】図4のステップS134の処理を説明するため
の図である。
【図9】図4のステップS136の処理を説明するため
の図である。
【図10】本発明の第1及び第2の実施例における動作
の具体例の説明に用いられる図である。
【図11】本発明の第2の実施例における図3のステッ
プ122の処理の流れを示すフローチャート図である。
【図12】本発明の第3の実施例における処理の流れを
示すフローチャート図である。
【図13】従来技術による三次元シーン構成システムの
動作の一実施形態を示すフローチャート図である。
【図14】従来技術による三次元シーン構成システムの
動作の一実施形態を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
100 コンピュータ(中央処理装置;プロセッサ;
データ処理装置) 101 映像入力インタフェース 102 パノラマ画像撮影装置 103 記憶装置

Claims (74)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を集束させて撮影された一つの画像デ
    ータ内、対象物体を構成する表面画像の平面領域を抽出
    する平面領域抽出工程と、 前記平面領域の幾何歪みを、撮影位置と対象物体との間
    隔と、撮影時の焦点距離と、対象物体の形状及び寸法と
    を基に、透視変換により補正する補正工程とを有するこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 光を集束させ、周囲の情景を一つの画像
    データとして取り込む撮影工程と、 該撮影工程より取り込まれた前記画像データから、前記
    対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を抽出
    する綾線抽出工程と、 前記綾線により囲まれた領域の内、対象物体を構成する
    表面画像の平面領域を抽出する平面領域抽出工程と、 前記撮影工程が配置された位置と前記周囲の情景に含ま
    れる前記対象物体の位置との間隔を入手する対象距離入
    手工程と、 前記撮影工程における光が集束する焦点距離を入手する
    焦点距離入手工程と、 前記対象物体の形状及び寸法の情報を入手する形状・寸
    法入手工程と、 前記間隔と、前記焦点距離と、前記対象物体の形状及び
    寸法とを基に、透視変換により、前記平面領域抽出工程
    により抽出された前記平面領域の幾何歪みを補正する補
    正工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】 光を集束させ、周囲の情景を一つの画像
    データとして取り込む撮影工程と、 該撮影工程より取り込まれた前記画像データから、前記
    対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を抽出
    する綾線抽出工程と、 前記綾線により囲まれた領域の内、対象物体を構成する
    表面画像の平面領域を抽出する平面領域抽出工程と、 前記撮影工程における光が集束する焦点距離を入手する
    焦点距離入手工程と、 前記対象物体の形状及び寸法の情報を入手する形状・寸
    法入手工程と、 前記綾線抽出工程により抽出された前記綾線の内、前記
    周囲の情景において平行となる綾線を少なくとも1組選
    択する平行線選択工程と、 前記平行線選択工程により選択された前記綾線の内、前
    記画像データにおいて該綾線の接線が平行となる前記綾
    線上の2点を算出する平行点算出工程と、 前記平行点算出工程により算出された前記2点間の距離
    を算出する2点間距離算出工程と、 前記2点間距離算出工程により算出された前記2点間の
    距離と、前記焦点距離入手工程により入手した前記焦点
    距離と、前記形状・寸法入手工程により入手した前記対
    象物体の前記寸法とにより、前記撮影工程が配置された
    位置と前記周囲の情景に含まれる前記対象物体の位置と
    の間隔を算出する対象距離算出工程と、 前記間隔と、前記焦点距離と、前記対象物体の形状及び
    寸法とを基に、透視変換により、前記平面領域抽出工程
    により抽出された前記平面領域の幾何歪みを補正する補
    正工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】 光を集束させ、周囲の情景を一つの画像
    データとして取り込む撮影工程と、 該撮影工程より取り込まれた前記画像データから、前記
    対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を抽出
    する綾線抽出工程と、 前記綾線により囲まれた領域の内、対象物体を構成する
    表面画像の平面領域を抽出する平面領域抽出工程と、 前記撮影工程が配置された位置と前記周囲の情景に含ま
    れる前記対象物体の位置との間隔を入手する対象距離入
    手工程と、 前記撮影工程における光が集束する焦点距離を入手する
    焦点距離入手工程と、 前記対象物体の形状及び寸法の情報を入手する形状・寸
    法入手工程と、 前記間隔と、前記焦点距離と、前記対象物体の形状及び
    寸法とを基に、透視変換により、前記平面領域抽出工程
    により抽出された前記平面領域の幾何歪みを補正する補
    正工程と、 前記平面抽出工程により抽出した前記対象物体の前記平
    面領域を有する平面上の位置を2次元直交座標系で表す
    ことにより、前記平面領域を2次元座標で表す2次元表
    記工程と、 前記2次元直交座標系の前記平面を3次元直交座標によ
    り表すことにより、前記平面領域を3次元直交座標によ
    り表す3次元変換工程とを有することを特徴とする画像
    処理方法。
  5. 【請求項5】 光を集束させ、周囲の情景を一つの画像
    データとして取り込む撮影工程と、 該撮影工程より取り込まれた前記画像データから、前記
    対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を抽出
    する綾線抽出工程と、 前記綾線により囲まれた領域の内、対象物体を構成する
    表面画像の平面領域を抽出する平面領域抽出工程と、 前記撮影工程における光が集束する焦点距離を入手する
    焦点距離入手工程と、 前記対象物体の形状及び寸法の情報を入手する形状・寸
    法入手工程と、 前記綾線抽出工程により抽出された前記綾線の内、前記
    周囲の情景において平行となる綾線を少なくとも1組選
    択する平行線選択工程と、 前記平行線選択工程により選択された前記綾線の内、前
    記画像データにおいて該綾線の接線が平行となる前記綾
    線上の2点を算出する平行点算出工程と、 前記平行点算出工程により算出された前記2点間の距離
    を算出する2点間距離算出工程と、 前記2点間距離算出工程により算出された前記2点間の
    距離と、前記焦点距離入手工程により入手した前記焦点
    距離と、前記形状・寸法入手工程により入手した前記対
    象物体の前記寸法とにより、前記撮影工程が配置された
    位置と前記周囲の情景に含まれる前記対象物体の位置と
    の間隔を算出する対象距離算出工程と、 前記平面抽出工程により抽出した前記対象物体の前記平
    面領域を有する平面上の位置を2次元直交座標系で表す
    ことにより、前記平面領域を2次元座標で表す2次元表
    記工程と、 前記間隔と、前記焦点距離と、前記対象物体の形状及び
    寸法とを基に、透視変換により、前記平面領域抽出工程
    により抽出された前記平面領域の幾何歪みを補正する補
    正工程と、 前記2次元直交座標系の前記平面を3次元直交座標によ
    り表すことにより、前記平面領域を3次元直交座標によ
    り表す3次元変換工程とを有することを特徴とする画像
    処理方法。
  6. 【請求項6】 前記補正工程は、前記画像データの撮像
    面における点を、該点と該点が前記対象物体において対
    応する点とを結ぶ直線が、所定の平面に交わる点に変換
    することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
    の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記所定の平面は、前記撮像面の中心
    と、前記周囲の情景の中心とを結んだ直線に垂直に交わ
    る平面であることを特徴とする請求項6記載の画像処理
    方法。
  8. 【請求項8】 前記補正工程により補正された前記平面
    領域を、前記形状・寸法入手工程により入手した前記対
    象物体の形状に対応して記憶する記憶工程をさらに有す
    ることを特徴とする請求項2から7のいずれかに記載の
    画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記記憶工程は、前記3次元変更工程に
    より表記された3次元直交座標を、前記形状・寸法工程
    により入手した前記対象物体の形状に対応して記憶する
    ことを特徴とする請求項8記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記記憶工程は、前記平面領域と前記
    対象物体の前記形状との対応をHTML形式のファイル
    に保存して記憶することを特徴とする請求項8または9
    記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記平面領域抽出工程は、前記周囲の
    情景において平面領域を有する物体を前記対象物体とし
    て選択し、該対象物体の前記平面領域が前記画像データ
    の内、どの領域と対応するかを算出することで、前記平
    面領域を抽出することを特徴とする請求項1から10の
    いずれかに記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記画像データは、前記周囲の情景を
    広角に撮影した画像データであることを特徴とする請求
    項1から11のいずれかに記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記画像データは、前記周囲の情景を
    所定の軸方向に広角に撮影した画像データであることを
    特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の画像処
    理方法。
  14. 【請求項14】 前記所定の軸は、水平方向であること
    を特徴とする請求項13記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記画像データは、円筒型の撮像面に
    前記対象物体の写像を陰影することで取り込まれた画像
    データであることを特徴とする請求項1から14のいず
    れかに記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記画像データは、複数の平面を連結
    した撮像面に前記対象物体の写像を陰影することで取り
    込まれた画像データであることを特徴とする請求項1か
    ら14のいずれかに記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記画像データが、前記円筒型の撮像
    面を用いて撮影されたものであるか、前記複数の平面を
    連結した撮像面を用いて撮影されたものであるかを判別
    する撮像面判別工程をさらに有し、 前記補正工程は、前記撮像面判定工程により判別された
    撮像面に応じて、補正を行うことを特徴とする請求項1
    から16のいずれかに記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記平面領域は、長方形平面領域であ
    り、 該長方形平面領域は、前記所定の軸と平行な一組の線を
    有することを特徴とする請求項2から17のいずれかに
    記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 前記撮影位置と前記周囲の情景に含ま
    れる前記対象物体の位置との前記間隔は予めユーザによ
    り記憶部に記憶されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2または4または6から18のいずれかに記載の画
    像処理方法。
  20. 【請求項20】 前記対象物体の前記形状及び寸法の情
    報は、CADシステムで設計された幾何形状情報である
    ことを特徴とする請求項1から19のいずれかに記載の
    画像処理方法。
  21. 【請求項21】 前記対象物体の前記形状及び寸法の情
    報は、設計図面を基にした幾何形状情報であることを特
    徴とする請求項1から19のいずれかに記載の画像処理
    方法。
  22. 【請求項22】 前記対象物体の前記形状及び寸法の情
    報は、ユーザにより測定された前記対象物体の幾何形状
    情報であることを特徴とする請求項1から19のいずれ
    かに記載の画像処理方法。
  23. 【請求項23】 前記撮影位置と前記対象物体との前記
    間隔は、予めユーザにより記憶部に記憶されていること
    を特徴とする請求項1または2または4または6から2
    2のいずれかに記載の画像処理方法。
  24. 【請求項24】 前記撮影時の前記焦点距離は、予めユ
    ーザにより記憶部に記憶されていることを特徴とする請
    求項1から23のいずれかに記載の画像処理方法。
  25. 【請求項25】 前記対象物体の形状及び寸法の情報
    は、予めユーザにより記憶部に記憶されていることを特
    徴とする請求項1から24のいずれかに記載の画像処理
    方法。
  26. 【請求項26】 光を集束させて撮影された一つの画像
    データ内、対象物体を構成する表面画像の平面領域を抽
    出する平面領域抽出手段と、 前記平面領域の幾何歪みを、撮影位置と対象物体との間
    隔と、撮影時の焦点距離と、対象物体の形状及び寸法と
    を基に、透視変換により補正する補正手段とを有するこ
    とを特徴とする画像歪み補正処理装置。
  27. 【請求項27】 光を集束させ、周囲の情景を一つの画
    像データとして取り込む撮影手段と、 該撮影手段より取り込まれた前記画像データから、前記
    対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を抽出
    する綾線抽出手段と、 前記綾線により囲まれた領域の内、対象物体を構成する
    表面画像の平面領域を抽出する平面領域抽出手段と、 前記撮影手段が配置された位置と前記周囲の情景に含ま
    れる前記対象物体の位置との間隔を入手する対象距離入
    手手段と、 前記撮影手段における光が集束する焦点距離を入手する
    焦点距離入手手段と、 前記対象物体の形状及び寸法の情報を入手する形状・寸
    法入手手段と、 前記間隔と、前記焦点距離と、前記対象物体の形状及び
    寸法とを基に、透視変換により、前記平面領域抽出手段
    により抽出された前記平面領域の幾何歪みを補正する補
    正手段とを有することを特徴とする画像歪み補正処理装
    置。
  28. 【請求項28】 光を集束させ、周囲の情景を一つの画
    像データとして取り込む撮影手段と、 該撮影手段より取り込まれた前記画像データから、前記
    対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を抽出
    する綾線抽出手段と、 前記綾線により囲まれた領域の内、対象物体を構成する
    表面画像の平面領域を抽出する平面領域抽出手段と、 前記撮影手段における光が集束する焦点距離を入手する
    焦点距離入手手段と、 前記対象物体の形状及び寸法の情報を入手する形状・寸
    法入手手段と、 前記綾線抽出手段により抽出された前記綾線の内、前記
    周囲の情景において平行となる綾線を少なくとも1組選
    択する平行線選択手段と、 前記平行線選択手段により選択された前記綾線の内、前
    記画像データにおいて該綾線の接線が平行となる前記綾
    線上の2点を算出する平行点算出手段と、 前記平行点算出手段により算出された前記2点間の距離
    を算出する2点間距離算出手段と、 前記2点間距離算出手段により算出された前記2点間の
    距離と、前記焦点距離入手手段により入手した前記焦点
    距離と、前記形状・寸法入手手段により入手した前記対
    象物体の前記寸法とにより、前記撮影手段が配置された
    位置と前記周囲の情景に含まれる前記対象物体の位置と
    の間隔を算出する対象距離算出手段と、 前記間隔と、前記焦点距離と、前記対象物体の形状及び
    寸法とを基に、透視変換により、前記平面領域抽出手段
    により抽出された前記平面領域の幾何歪みを補正する補
    正手段とを有することを特徴とする画像歪み補正処理装
    置。
  29. 【請求項29】 前記平面抽出手段により抽出した前記
    対象物体の前記平面領域を有する平面上の位置を2次元
    直交座標系で表すことにより、前記平面領域を2次元座
    標で表す2次元表記手段と、 前記2次元直交座標系の前記平面を3次元直交座標によ
    り表すことにより、前記平面領域を3次元直交座標によ
    り表す3次元変換手段とをさらに有することを特徴とす
    る請求項26から28のいずれかに記載の画像歪み補正
    処理装置。
  30. 【請求項30】 前記補正手段は、前記画像データの撮
    像面における点を、該点と該点が前記対象物体において
    対応する点とを結ぶ直線が、所定の平面に交わる点に変
    換することを特徴とする請求項26から29のいずれか
    に記載の画像歪み補正処理装置。
  31. 【請求項31】 前記所定の平面は、前記撮像面の中心
    と、前記周囲の情景の中心とを結んだ直線に垂直に交わ
    る平面であることを特徴とする請求項30記載の画像歪
    み補正処理装置。
  32. 【請求項32】 前記補正手段により補正された前記平
    面領域を、前記形状・寸法入手手段により入手した前記
    対象物体の形状に対応して記憶する記憶手段をさらに有
    することを特徴とする請求項27から31のいずれかに
    記載の画像歪み補正処理装置。
  33. 【請求項33】 前記記憶手段は、前記3次元変更手段
    により表記された3次元直交座標を、前記形状・寸法手
    段により入手した前記対象物体の形状に対応して記憶す
    ることを特徴とする請求項32記載の画像歪み補正処理
    装置。
  34. 【請求項34】 前記記憶手段は、前記平面領域と前記
    対象物体の前記形状との対応をHTML形式のファイル
    に保存して記憶することを特徴とする請求項32または
    33記載の画像歪み補正処理装置。
  35. 【請求項35】 前記平面領域抽出手段は、前記周囲の
    情景において平面領域を有する物体を前記対象物体とし
    て選択し、該対象物体の前記平面領域が前記画像データ
    の内、どの領域と対応するかを算出することで、前記平
    面領域を抽出することを特徴とする請求項26から34
    のいずれかに記載の画像歪み補正処理装置。
  36. 【請求項36】 前記画像データは、前記周囲の情景を
    広角に撮影した画像データであることを特徴とする請求
    項26から35のいずれかに記載の画像歪み補正処理装
    置。
  37. 【請求項37】 前記画像データは、前記周囲の情景を
    所定の軸方向に広角に撮影した画像データであることを
    特徴とする請求項26から36のいずれかに記載の画像
    歪み補正処理装置。
  38. 【請求項38】 前記所定の軸は、水平方向であること
    を特徴とする請求項37記載の画像歪み補正処理装置。
  39. 【請求項39】 前記画像データは、円筒型の撮像面に
    前記対象物体の写像を陰影することで取り込まれた画像
    データであることを特徴とする請求項26から38のい
    ずれかに記載の画像歪み補正処理装置。
  40. 【請求項40】 前記画像データは、複数の平面を連結
    した撮像面に前記対象物体の写像を陰影することで取り
    込まれた画像データであることを特徴とする請求項26
    から39のいずれかに記載の画像歪み補正処理装置。
  41. 【請求項41】 前記画像データが、前記円筒型の撮像
    面を用いて撮影されたものであるか、前記複数の平面を
    連結した撮像面を用いて撮影されたものであるかを判別
    する撮像面判別手段をさらに有し、 前記補正手段は、前記撮像面判定手段により判別された
    撮像面に応じて、補正を行うことを特徴とする請求項2
    6から40のいずれかに記載の画像歪み補正処理装置。
  42. 【請求項42】 前記平面領域は、長方形平面領域であ
    り、 該長方形平面領域は、前記所定の軸と平行な一組の線を
    有することを特徴とする請求項27から41のいずれか
    に記載の画像歪み補正処理装置。
  43. 【請求項43】 前記撮影位置と前記周囲の情景に含ま
    れる前記対象物体の位置との前記間隔は予めユーザによ
    り記憶手段に記憶されていることを特徴とする請求項2
    6または27または29から42のいずれかに記載の画
    像歪み補正処理装置。
  44. 【請求項44】 前記対象物体の前記形状及び寸法の情
    報は、CADシステムで設計された幾何形状情報である
    ことを特徴とする請求項26から43のいずれかに記載
    の画像歪み補正処理装置。
  45. 【請求項45】 前記対象物体の前記形状及び寸法の情
    報は、設計図面を基にした幾何形状情報であることを特
    徴とする請求項26から43のいずれかに記載の画像歪
    み補正処理装置。
  46. 【請求項46】 前記対象物体の前記形状及び寸法の情
    報は、ユーザにより測定された前記対象物体の幾何形状
    情報であることを特徴とする請求項26から43のいず
    れかに記載の画像歪み補正処理装置。
  47. 【請求項47】 前記撮影位置と前記対象物体との前記
    間隔は、予めユーザにより記憶手段に記憶されているこ
    とを特徴とする請求項26または27または29から4
    6のいずれかに記載の画像歪み補正処理装置。
  48. 【請求項48】 前記撮影時の前記焦点距離は、予めユ
    ーザにより記憶手段に記憶されていることを特徴とする
    請求項26から47のいずれかに記載の画像歪み補正処
    理装置。
  49. 【請求項49】 前記対象物体の形状及び寸法の情報
    は、予めユーザにより記憶手段に記憶されていることを
    特徴とする請求項26から48のいずれかに記載の画像
    歪み補正処理装置。
  50. 【請求項50】 光を集束させて撮影された一つの画像
    データ内、対象物体を構成する表面画像の平面領域を抽
    出する平面領域抽出処理と、 前記平面領域の幾何歪みを、撮影位置と対象物体との間
    隔と、撮影時の焦点距離と、対象物体の形状及び寸法と
    を基に、透視変換により補正する補正処理とを実行させ
    るためのプログラムを記録した記録媒体。
  51. 【請求項51】 光を集束させ、周囲の情景を一つの画
    像データとして取り込む撮影処理と、 該撮影処理より取り込まれた前記画像データから、前記
    対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を抽出
    する綾線抽出処理と、 前記綾線により囲まれた領域の内、対象物体を構成する
    表面画像の平面領域を抽出する平面領域抽出処理と、 前記撮影処理が配置された位置と前記周囲の情景に含ま
    れる前記対象物体の位置との間隔を入手する対象距離入
    手処理と、 前記撮影処理における光が集束する焦点距離を入手する
    焦点距離入手処理と、 前記対象物体の形状及び寸法の情報を入手する形状・寸
    法入手処理と、 前記間隔と、前記焦点距離と、前記対象物体の形状及び
    寸法とを基に、透視変換により、前記平面領域抽出処理
    により抽出された前記平面領域の幾何歪みを補正する補
    正処理とを実行させるためのプログラムを記録した記録
    媒体。
  52. 【請求項52】 光を集束させ、周囲の情景を一つの画
    像データとして取り込む撮影処理と、 該撮影処理より取り込まれた前記画像データから、前記
    対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を抽出
    する綾線抽出処理と、 前記綾線により囲まれた領域の内、対象物体を構成する
    表面画像の平面領域を抽出する平面領域抽出処理と、 前記撮影処理における光が集束する焦点距離を入手する
    焦点距離入手処理と、 前記対象物体の形状及び寸法の情報を入手する形状・寸
    法入手処理と、 前記綾線抽出処理により抽出された前記綾線の内、前記
    周囲の情景において平行となる綾線を少なくとも1組選
    択する平行線選択処理と、 前記平行線選択処理により選択された前記綾線の内、前
    記画像データにおいて該綾線の接線が平行となる前記綾
    線上の2点を算出する平行点算出処理と、 前記平行点算出処理により算出された前記2点間の距離
    を算出する2点間距離算出処理と、 前記2点間距離算出処理により算出された前記2点間の
    距離と、前記焦点距離入手処理により入手した前記焦点
    距離と、前記形状・寸法入手処理により入手した前記対
    象物体の前記寸法とにより、前記撮影処理が配置された
    位置と前記周囲の情景に含まれる前記対象物体の位置と
    の間隔を算出する対象距離算出処理と、 前記間隔と、前記焦点距離と、前記対象物体の形状及び
    寸法とを基に、透視変換により、前記平面領域抽出処理
    により抽出された前記平面領域の幾何歪みを補正する補
    正処理とを実行させるためのプログラムを記録した記録
    媒体。
  53. 【請求項53】 光を集束させ、周囲の情景を一つの画
    像データとして取り込む撮影処理と、 該撮影処理より取り込まれた前記画像データから、前記
    対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を抽出
    する綾線抽出処理と、 前記綾線により囲まれた領域の内、対象物体を構成する
    表面画像の平面領域を抽出する平面領域抽出処理と、 前記撮影処理が配置された位置と前記周囲の情景に含ま
    れる前記対象物体の位置との間隔を入手する対象距離入
    手処理と、 前記撮影処理における光が集束する焦点距離を入手する
    焦点距離入手処理と、 前記対象物体の形状及び寸法の情報を入手する形状・寸
    法入手処理と、 前記間隔と、前記焦点距離と、前記対象物体の形状及び
    寸法とを基に、透視変換により、前記平面領域抽出処理
    により抽出された前記平面領域の幾何歪みを補正する補
    正処理と、 前記平面抽出処理により抽出した前記対象物体の前記平
    面領域を有する平面上の位置を2次元直交座標系で表す
    ことにより、前記平面領域を2次元座標で表す2次元表
    記処理と、 前記2次元直交座標系の前記平面を3次元直交座標によ
    り表すことにより、前記平面領域を3次元直交座標によ
    り表す3次元変換処理とを実行させるためのプログラム
    を記録した記録媒体。
  54. 【請求項54】 光を集束させ、周囲の情景を一つの画
    像データとして取り込む撮影処理と、 該撮影処理より取り込まれた前記画像データから、前記
    対象物体の色彩の差および構成により生じる綾線を抽出
    する綾線抽出処理と、 前記綾線により囲まれた領域の内、対象物体を構成する
    表面画像の平面領域を抽出する平面領域抽出処理と、 前記撮影処理における光が集束する焦点距離を入手する
    焦点距離入手処理と、 前記対象物体の形状及び寸法の情報を入手する形状・寸
    法入手処理と、 前記綾線抽出処理により抽出された前記綾線の内、前記
    周囲の情景において平行となる綾線を少なくとも1組選
    択する平行線選択処理と、 前記平行線選択処理により選択された前記綾線の内、前
    記画像データにおいて該綾線の接線が平行となる前記綾
    線上の2点を算出する平行点算出処理と、 前記平行点算出処理により算出された前記2点間の距離
    を算出する2点間距離算出処理と、 前記2点間距離算出処理により算出された前記2点間の
    距離と、前記焦点距離入手処理により入手した前記焦点
    距離と、前記形状・寸法入手処理により入手した前記対
    象物体の前記寸法とにより、前記撮影処理が配置された
    位置と前記周囲の情景に含まれる前記対象物体の位置と
    の間隔を算出する対象距離算出処理と、 前記平面抽出処理により抽出した前記対象物体の前記平
    面領域を有する平面上の位置を2次元直交座標系で表す
    ことにより、前記平面領域を2次元座標で表す2次元表
    記処理と、 前記間隔と、前記焦点距離と、前記対象物体の形状及び
    寸法とを基に、透視変換により、前記平面領域抽出処理
    により抽出された前記平面領域の幾何歪みを補正する補
    正処理と、 前記2次元直交座標系の前記平面を3次元直交座標によ
    り表すことにより、前記平面領域を3次元直交座標によ
    り表す3次元変換処理とを実行させるためのプログラム
    を記録した記録媒体。
  55. 【請求項55】 前記補正処理は、前記画像データの撮
    像面における点を、該点と該点が前記対象物体において
    対応する点とを結ぶ直線が、所定の平面に交わる点に変
    換することを特徴とする請求項50から54のいずれか
    に記載のプログラムを記録した記録媒体。
  56. 【請求項56】 前記所定の平面は、前記撮像面の中心
    と、前記周囲の情景の中心とを結んだ直線に垂直に交わ
    る平面であることを特徴とする請求項55記載のプログ
    ラムを記録した記録媒体。
  57. 【請求項57】 前記補正処理により補正された前記平
    面領域を、前記形状・寸法入手処理により入手した前記
    対象物体の形状に対応して記憶する記憶処理をさらに実
    行させることを特徴とする請求項51から56のいずれ
    かに記載のプログラムを記録した記録媒体。
  58. 【請求項58】 前記記憶処理は、前記3次元変更処理
    により表記された3次元直交座標を、前記形状・寸法処
    理により入手した前記対象物体の形状に対応して記憶す
    ることを特徴とする請求項57記載のプログラムを記録
    した記録媒体。
  59. 【請求項59】 前記記憶処理は、前記平面領域と前記
    対象物体の前記形状との対応をHTML形式のファイル
    に保存して記憶することを特徴とする請求項57または
    58記載のプログラムを記録した記録媒体。
  60. 【請求項60】 前記平面領域抽出処理は、前記周囲の
    情景において平面領域を有する物体を前記対象物体とし
    て選択し、該対象物体の前記平面領域が前記画像データ
    の内、どの領域と対応するかを算出することで、前記平
    面領域を抽出することを特徴とする請求項50から59
    のいずれかに記載のプログラムを記録した記録媒体。
  61. 【請求項61】 前記画像データは、前記周囲の情景を
    広角に撮影した画像データであることを特徴とする請求
    項50から60のいずれかに記載のプログラムを記録し
    た記録媒体。
  62. 【請求項62】 前記画像データは、前記周囲の情景を
    所定の軸方向に広角に撮影した画像データであることを
    特徴とする請求項50から61のいずれかに記載のプロ
    グラムを記録した記録媒体。
  63. 【請求項63】 前記所定の軸は、水平方向であること
    を特徴とする請求項62記載のプログラムを記録した記
    録媒体。
  64. 【請求項64】 前記画像データは、円筒型の撮像面に
    前記対象物体の写像を陰影することで取り込まれた画像
    データであることを特徴とする請求項50から63のい
    ずれかに記載のプログラムを記録した記録媒体。
  65. 【請求項65】 前記画像データは、複数の平面を連結
    した撮像面に前記対象物体の写像を陰影することで取り
    込まれた画像データであることを特徴とする請求項50
    から63のいずれかに記載のプログラムを記録した記録
    媒体。
  66. 【請求項66】 前記画像データが、前記円筒型の撮像
    面を用いて撮影されたものであるか、前記複数の平面を
    連結した撮像面を用いて撮影されたものであるかを判別
    する撮像面判別処理をさらに有し、 前記補正処理は、前記撮像面判定処理により判別された
    撮像面に応じて、補正を行うことを特徴とする請求項5
    0から65のいずれかに記載のプログラムを記録した記
    録媒体。
  67. 【請求項67】 前記平面領域は、長方形平面領域であ
    り、 該長方形平面領域は、前記所定の軸と平行な一組の線を
    有することを特徴とする請求項51から66のいずれか
    に記載のプログラムを記録した記録媒体。
  68. 【請求項68】 前記撮影位置と前記周囲の情景に含ま
    れる前記対象物体の位置との前記間隔は予めユーザによ
    り記憶部に記憶されていることを特徴とする請求項50
    または51または53または55から67のいずれかに
    記載のプログラムを記録した記録媒体。
  69. 【請求項69】 前記対象物体の前記形状及び寸法の情
    報は、CADシステムで設計された幾何形状情報である
    ことを特徴とする請求項50から68のいずれかに記載
    のプログラムを記録した記録媒体。
  70. 【請求項70】 前記対象物体の前記形状及び寸法の情
    報は、設計図面を基にした幾何形状情報であることを特
    徴とする請求項50から68のいずれかに記載のプログ
    ラムを記録した記録媒体。
  71. 【請求項71】 前記対象物体の前記形状及び寸法の情
    報は、ユーザにより測定された前記対象物体の幾何形状
    情報であることを特徴とする請求項50から68のいず
    れかに記載のプログラムを記録した記録媒体。
  72. 【請求項72】 前記撮影位置と前記対象物体との前記
    間隔は、予めユーザにより記憶部に記憶されていること
    を特徴とする請求項50または51または53または5
    5から71のいずれかに記載のプログラムを記録した記
    録媒体。
  73. 【請求項73】 前記撮影時の前記焦点距離は、予めユ
    ーザにより記憶部に記憶されていることを特徴とする請
    求項50から72のいずれかに記載のプログラムを記録
    した記録媒体。
  74. 【請求項74】 前記対象物体の形状及び寸法の情報
    は、予めユーザにより記憶部に記憶されていることを特
    徴とする請求項50から73のいずれかに記載のプログ
    ラムを記録した記録媒体。
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