JP2000330694A - ハンドレスト及びその製造方法 - Google Patents

ハンドレスト及びその製造方法

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JP2000330694A
JP2000330694A JP11174475A JP17447599A JP2000330694A JP 2000330694 A JP2000330694 A JP 2000330694A JP 11174475 A JP11174475 A JP 11174475A JP 17447599 A JP17447599 A JP 17447599A JP 2000330694 A JP2000330694 A JP 2000330694A
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JP
Japan
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fiber
hand rest
foamed body
polyethylene
handrest
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Pending
Application number
JP11174475A
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English (en)
Inventor
Junji Ueda
純司 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Kako Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Kako Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観美麗で、クッション性、滑り止め性に優
れるハンドレスト及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 メタロセン触媒をにより重合したポリエ
チレン系樹脂を基材とする発泡体シート4の一面にホッ
トメルト接着剤を塗布又はポリエチレン系フィルム3を
積層しその上に伸張性の繊維2を積層し、内面が最終製
品の形状である一対の金型の間に挟んで加熱成形するこ
とを特徴とするハンドレスト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子媒体のキーボ
ードの入力の際に使用するハンドレスト及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピューター、ワープロの普及
により、キーボードを使用して長時間データを入力する
作業が多くなっている。キーボードの入力作業時は、手
首が疲労する為、ハンドレストの上に手首を置いて、疲
労を軽減している。従来のハンドレストは、ゴムスポン
ジやプラスチックフォームにジャージ生地を接着、打ち
抜きにて製品化している。又は、ゴムスポンジやプラス
チックフォームを適当なサイズにカットし、生地を巻い
て接着し、製品化している。しかし、このような従来の
ハンドレストは、打ち抜き周辺部やカット面からゴムス
ポンジやプラスチックフォームが見えており、外観が悪
かった。さらに、プラスチックフォームは、一般に滑り
止め効果に劣り、ハンドレストとして不向きであり、ク
ロロプレンゴム等のゴムスポンジは、滑り止め効果に優
れるが、塩素原子を含有している為、焼却時にダイオキ
シンを発生するという重大な問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、前記従来技術の欠点を解消し、滑り止め効果に優
れ、ダイオキシン発生の問題がなく、外観の美麗なハン
ドレスト及びその製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のハンドレスト
は、前記目的を達成するため、メタロセン触媒により重
合したポリエチレン系樹脂を基材とする発泡体の上面及
び側面を繊維で被覆せしめることを特徴とする。本発明
のハンドレストの製造方法は、メタロセン系触媒により
重合したポリエチレン系樹脂を基材とする発泡体シート
の一面にホットメルト接着剤を塗布又はポリエチレン系
フィルムを積層し、その上に伸張性の繊維を積層し、内
面が最終製品の形状である一対の金型の間に挟んで加熱
成形することを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のハンドレストの下面は滑
りにくい発泡体が好ましく、メタロセン触媒を使用して
重合したポリエチレン系樹脂にアゾジカルボンアミド等
の有機発泡剤、発泡助剤及び架橋剤を添加、混練し、プ
レス中の金型に充填し、加圧下に加熱後除圧する所謂加
圧一段発泡法等の従来公知の方法で発泡倍率5〜20倍
に発泡させたものが、ノンスリップ性及びクッション性
に優れる為好ましい。ハンドレストの上面は、手首の汗
を吸い、且つ感触の良い繊維で被覆され、熱成時の繊維
の裂けを避ける為、伸張性の繊維が好ましく、例えば、
綿100%のパイル生地等が好適に使用される。本発明
において、ホットメルト接着剤は、ポリ酢酸ビニル等の
熱可塑性樹脂が使用できる。本発明において、ポエチレ
ン系フィルムは、低密度ポリエチレンのフィルムが、接
着性、伸び、強度の面で好ましい。本発明においては、
前記発泡体シート、ホットメルト接着剤又はポリエチレ
ン系フィルム及び伸張性の繊維を積層して、一面の金型
又は一対の金型の下金型に仕込み、金型を密閉して圧縮
状態を維持しながら、金型が油圧プレスの熱盤に固定さ
れている場合は、熱盤中の熱媒の流路に加熱蒸気を流
し、好ましくは、90〜200℃で1分〜40分間加熱
した後、冷却し、成形品を金型から取り出す。上記熱圧
成形において、メリヤス生地のジャージ等の布を金型と
発泡体の間に挟んで仕込むことが好ましい。これによ
り、成形時の空気溜りを除去出来るし、ハンドレストの
下面に布目模様が形成され、滑り止め効果を促進する。
【0006】
【実施例】以下、本発明のハンドレストについて図面に
基づいてその好適な態様を具体的に説明する。図1は、
本発明のハンドレストを示す斜視図、図2は、図1のA
−A線断面図、図3は、本発明のハンドレストを一対の
金型の間に挟む概略説明図である。図1中、1は本発明
のハンドレスト、2は繊維、図2中、3は、ホットメル
ト接着剤又は溶融したポリエチレンフィルム、4はメタ
ロセン触媒によって重合したポリエチレン系樹脂を基材
とする発泡体、5は発泡体4の下面で、布目模様が形成
されている。図3中、6は伸張性の繊維、7は低密度ポ
リエチレンフィルム、8はメタロセン触媒によって重合
したポリエチレン系樹脂を基材とする発泡体シート、9
はメリヤス生地のジャージ、10,11は、成形用の一
対の金型で、内面が最終製品の形状を有している。1
2、13はプレスの熱盤であり、その中には加熱蒸気の
流路が設けられている。次に、製造方法の好ましい実施
例を記載する。 実施例1 メタロセン触媒によって重合したポリエチレン系樹脂を
基材とする発泡体シート(商品名:G−15、発泡倍率
15倍、三和化工株式会社製)の下にメリヤス生地のジ
ャージ9、発泡体シート8の上に高圧法低密度ポリエチ
レンフィルム7(厚み約40μm)、その上に、伸張性
の繊維6を積層し、一対の成形金型10,11の間に挟
み、プレスを閉じて、熱盤内部に加熱蒸気を流し続け、
150℃で15分間加熱し、冷却後金型を開放して、ハ
ンドレストを取り出す。得られたハンドレストは、上面
及び側面が繊維で被覆され、手首の汗を吸い、肌触りが
良く、外観が美麗で、適度のクッション性があり、下面
5にジャージ模様が形成され、滑り止め効果に優れてい
た。
【0007】
【発明の効果】上述の様に、本発明のハンドレスト及び
その製造方法によれば、メタロセン触媒により重合した
ポリエチレン系樹脂を基材とする発泡体の上面及び下面
が繊維で被覆されている為、手首の汗を吸い、肌触りが
良く、外観が美麗であり、発泡体が適度のクッション性
を有し、下面にジャージ模様が形成されているため、滑
り止め効果に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハンドレストを示す斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明のハンドレストの製造方法を示す概略説
明図である。
【符号の説明】
1 ハンドレスト 2 繊維 3 ホットメルト接着剤又はポリエチレンフィルム 4 メタロセン触媒によって重合したポリエチレン系
樹脂を基材とする発泡体 5 発泡体5の下面 6 伸張性の繊維 7 低密度ポリエチレンフィルム 8 メタロセン触媒によって重合したポリエチレン系
樹脂を基材とする発泡体シート 9 メリヤス生地のジャージ 10,11 成形用の一対の金型 12,13 プレスの熱盤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタロセン触媒により重合したポリエチ
    レン系樹脂を基材とする発泡体の上面及び側面を繊維で
    被覆せしめることを特徴とするハンドレスト。
  2. 【請求項2】 メタロセン系触媒により重合したポリエ
    チレン系樹脂を基材とする発泡体シートの一面にホット
    メルト接着剤を塗布又はポリエチレン系フィルムを積層
    し、その上に伸張性の繊維を積層し、内面が最終製品の
    形状である一対の金型の間に挟んで加熱成形することを
    特徴とするハンドレストの製造方法。
JP11174475A 1999-05-18 1999-05-18 ハンドレスト及びその製造方法 Pending JP2000330694A (ja)

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