JP2000330687A - カーソル移動システム - Google Patents

カーソル移動システム

Info

Publication number
JP2000330687A
JP2000330687A JP14329499A JP14329499A JP2000330687A JP 2000330687 A JP2000330687 A JP 2000330687A JP 14329499 A JP14329499 A JP 14329499A JP 14329499 A JP14329499 A JP 14329499A JP 2000330687 A JP2000330687 A JP 2000330687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display screen
cursor
display
input device
auxiliary input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14329499A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kakihana
哲也 垣花
Tetsuya Nakasone
哲也 仲宗根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Software Okinawa Ltd
Original Assignee
NEC Software Okinawa Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Software Okinawa Ltd filed Critical NEC Software Okinawa Ltd
Priority to JP14329499A priority Critical patent/JP2000330687A/ja
Publication of JP2000330687A publication Critical patent/JP2000330687A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの作業効率を低下することのないカー
ソル移動システムを提供することを課題とする。 【解決手段】 補助入力装置と複数の画面を備える表示
装置とを接続するカーソル移動システムにおいて、前記
補助入力装置から入力される指示が、カーソルを表示し
ている画面を他の画面に切り替えるものであるか否かを
判定する判定手段と、前記判定の結果、前記指示が前記
カーソルを表示している画面を他の画面に切り替えるも
のである場合には、前記複数の画面の少なくともいずれ
かに該複数の画面の各々に付されている識別番号を表示
する表示手段と、前記表示されている前記識別番号のい
ずれかが選択されると、該識別番号が付されている他の
画面へ前記カーソルを移動させる移動手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マウスなどの補助
入力装置の表示画面上のカーソル(ポインタ)を、使用
中の表示画面から他の画面に移動するカーソル移動シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CRTディスプレイ、液晶ディス
プレイ、プラズマディスプレイなどのモニタを、CPU
(中央処理装置)に複数接続して、各モニタの表示画面
ごとにシステム操作する、所謂、マルチモニタシステム
が存在する。また、近年、表示画面上のカーソル(ポイ
ンタ)の移動には、マウス、トラックボール、ジョイス
ティックなどのポインティングデバイスを補助入力装置
として使用することが多い。これは、マウスなどのポイ
ンティングデバイスの移動と表示画面上のカーソルの移
動とが、一対一で対応しているために、操作性がよいと
いう利点があるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マルチモニタ
システムの下では、マウスなどのポインティングデバイ
ス(補助入力装置)を使用すると、ポインティングデバ
イスの操作性の良さを維持するため、逆に、ユーザの作
業性を低下させるという場合がある。すなわち、マウス
などの移動と表示画面上のカーソルの移動とが対応して
いるために、ユーザが使用中のモニタの表示画面から、
他のモニタの表示画面に、カーソルを移動しようとする
と、仮想画面上で離れた領域に設定されている両表示画
面については、長い距離、ディバイスを移動(ドラッグ
操作)させる必要があり、この場合には、ユーザがマウ
スなどを操作する際に要する時間が長くなり、そのた
め、使用者の作業効率が低下する。
【0004】この発明は、上記事情に基づいてなされた
もので、複数の表示画面を用いて、システム操作を行う
場合に、ポインティングデバイス(補助入力装置)の通
常の操作性を損なわずに、しかも、カーソルを所要表示
画面に容易に移動させることができ、ユーザの作業効率
を低下することのない、カーソル移動システムを提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明では、マウスなどの補助入力装置の操作に
よって、複数の表示画面について、使用中の表示画面か
ら他の表示画面にカーソルを移動するカーソル移動シス
テムにおいて、前記補助入力装置の操作開始からの一定
位置での保持時間が一定値を越える条件で、他の表示画
面への移動操作が指示されたと判定する判定手段と、表
示画面に、表示画面の識別子を表示する識別子表示手段
と、前記識別子の選択で、指定された他の表示画面にカ
ーソルを移動する表示画面切替手段とを備える。
【0006】この場合、本発明の実施の形態として、前
記識別子は、予め設定された順序で、各表示画面に、所
要時間で、順次、表示され、前記補助入力装置の操作終
了で、表示画面の選択がなされること、あるいは、前記
識別子は、カーソルが使用されている表示画面上におい
て、所要時間で、順次、各表示画面の識別番号として、
表示され、前記補助入力装置の操作終了で、表示画面の
選択がなされることが好ましい。また、他の実施の形態
として、前記識別子は、カーソルが使用されている表示
画面上において、プルダウンメニューで、各表示画面の
識別番号として、表示され、前記補助入力装置のポイン
ティング操作で、表示画面の選択がなされることが好ま
しい。
【0007】また、本発明では、マウスなどの補助入力
装置の操作によって、複数の表示画面について、使用中
の表示画面から他の表示画面にカーソルを移動するカー
ソル移動システムにおいて、前記補助入力装置の、操作
開始からの保持時間が一定値を越えない条件で、所定量
以上のドラッグ操作がなされた場合に、他の表示画面へ
の移動操作が指示されたと判定する判定手段と、前記判
定の結果、その後の前記補助入力装置のカーソルのドロ
ップまでの時間に対応して、使用中の表示画面から、ド
ラッグ操作の方向で指定された移動先の表示画面へとカ
ーソルを順次、移動し、前記カーソルのドロップで、移
動先の表示画面を選択する表示画面切替手段とを備え
る。
【0008】なお、上述の発明において、前記補助入力
装置のドラッグ操作の所定量とは、操作開始からの保持
時間内での、位置ずれが所定範囲を越える場合であるこ
とが、手振れによる判定ミスを回避する上で有効であ
る。また、この発明の実施の形態として、複数の表示画
面は、それぞれに対応する複数のモニタの表示画面であ
ること、あるいは、複数の表示画面は、単一のモニタで
選択的に表示される表示画面であることが好ましく、更
に、前記補助入力装置は、ポインティングが可能な、マ
ウスなどのポインティングデバイスであることが最適で
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図面を参照して具体的に説明する。なお、図1ないし図
3は、この発明の第1の実施の形態に係わるものであ
り、図4ないし図8は第2の実施の形態におけるプルダ
ウンメニューを示し、図9ないし図12は、第3の実施
の形態に係わるものである。
【0010】(実施形態1)図1には、この発明の第1
の実施形態に係わるカーソル移動システムの概略構成が
示されている。図1において、符号10はマウス、トラ
ックボール、ジョイスティックなどのポインティングデ
バイス(補助入力装置)、20はこの発明のカーソル移
動システムの中枢を担うCPU、30は出力部としての
複数の表示画面、この実施の形態では、複数のモニタに
おける表示画面、40はキーボードなどの主入力装置で
ある。CPU20におけるカーソル移動システムは、補
助入力装置10の操作開始からの一定位置での保持時間
が一定値を越える条件で、他の表示画面への移動操作が
指示されたと判定する判定手段2と、表示画面に、表示
画面の識別子を表示する識別子表示手段3と、前記識別
子の選択で、指定された他の表示画面にカーソル(ポイ
ンタ)を移動する表示画面切替手段4と、OS(オペレ
ーティングシステム)5とを備えている。
【0011】即ち、判定手段2は、使用中の表示画面上
でのカーソルの通常のドラッグ操作、ドロップにて、ポ
インティングする場合について、カーソル移動システム
の稼動を排除する判定をなし、それが、上述の条件の際
のみ、前記識別子表示手段3を動作させる。
【0012】この処理手順を、図2に示すフローチャー
トを参照して説明する。判定手段2は、使用中の表示画
面での、通常のポインティングデバイス10の操作と、
この発明のカーソル移動システムのための操作とを判別
するために、例えば、前記デバイスとして、マウスを使
用する場合、先ず、マウスの左ボタンが押されたか否か
の判断をステップS1で行う。左ボタンが押されていれ
ば、表示画面上のカーソルの現在位置を、位置記録部2
1(CPUにおけるバッファ領域A)に記録する(ステ
ップS2)。
【0013】次いで、所定時間、例えば、n秒後、マウ
スの左ボタンが押されているかの判断をステップS3で
行い、押された状態が維持されていると判断されれば、
表示画面上のカーソルの現在位置を、再び、位置記録部
21(CPUにおけるバッファ領域B)にステップS4
で記録し、両者の比較で、その数値誤差を算出し、その
誤差(ドラッグ操作量)が一定値(手振れの範囲)を越
えたか否かの判断をステップS5で行う(この検出は、
予め各モニタの表示画面に対して設定されている、例え
ば、絶対座標系としてのX−Y座標から、カーソルのク
リック位置を(X1、Y1)の点として検出し、その座
標値を位置記録部21に格納し、n秒後のカーソルの位
置(X2、Y2)の点として検出することで、その比較
により得られる)。越えていなければ、次の識別子表示
手段3の動作に移行するため、このルーチンを出る(符
号Aで示す)。
【0014】別言すれば、表示画面上での、マウスの通
常の操作の場合に、カーソルが、それがドロップされる
までの間、表示画面の縁など、特定の個所にあれば、画
面スクロールがなされるが、上述の操作開始(クリッ
ク)後のカーソルの位置が表示画面内にあり、その状態
(一定位置)のままで、所定時間、ドロップされない際
には、識別子表示手段3を動作して、表示画面に識別子
を表示する。
【0015】この識別子の表示は、例えば、次のような
形態で、実施される。即ち、補助入力装置10から入力
されたユーザの指示(上述)が、他のモニタの表示画面
へのカーソル移動処理であると、判定手段2が判定した
場合、予め、CPU側で、各モニタの表示画面に割り当
てたモニタ番号を、前記識別子とすると、前記モニタ番
号は、OS(オペレーティングシステム)5によって、
予め設定された順序で、各表示画面に、所要時間(間
隔)で、順次、表示され(その後、消去され)、ユーザ
は、これを目視して、所要モニタの表示画面で、モニタ
番号が表示されている間に、補助入力装置10の操作を
終了させる(ドロップする)。これによって、表示画面
切替手段4を動作し、その選択された表示画面の所定位
置、例えば、画面中央位置に、カーソルを移動するので
ある。
【0016】これは、図3に示すフローチャートで図解
されている。即ち、CPU20ではOS5によって、予
め、現在使用している接続モニタ台数(T)を情報とし
て入手しており(ステップS11)、マウスの左ボタン
をクリックし、一定位置(手振れ範囲内)で一定時間
(例えば、2ないし3秒)、保持された際、現在、カー
ソルが表示されているモニタ(モニタ番号m)の表示画
面に、識別子表示手段3を操作して、前記モニタ番号を
所定時間(例えば、S秒)、表示し(ステップS1
2)、表示されている間に、判定手段2で、前記クリッ
クが解除されたか否かを判断する(ステップS13)。
【0017】そして、解除されていれば、通常のクリッ
ク操作へ移行するため、モニタ移動システムから出る
が、解除されていなければ、表示画面切替手段4を稼動
して、次のモニタ番号m+1のモニタの表示画面に移行
して(ステップS14)、これに対して、カーソルを移
動する。そして、そのモニタ番号m+1が、接続モニタ
台数(T)を越えれば(ステップS15)、モニタ番号
を0に初期化し(ステップS16)、そうでなければ、
上述同様に、所定時間(S秒)モニタ番号m+1を表示
し、その間に、前記クリックが解除されたか否かを判断
する(ステップS13)。このようにして、一定位置で
のマウスのクリック操作後の時間経過の間に、順次、カ
ーソルが表示される表示画面を切り替えるのである。
【0018】なお、この実施の形態では、各モニタの表
示画面は、予め、OS5によって、仮想画面(絶対座標
系)上に割り付けられ、CPU20側のメモリに記憶さ
れている。そして、この様子は、図4に示されている。
ここでは、各モニタには、ユーザにより指定された、上
述のモニタ番号が割り当てられており、上述のマウスの
操作で、カーソルを所要のモニタの表示画面に移動す
る。例えば、現在使用している表示画面(選択実行画
面)Line 3,3から、接続モニタの他の表示画面、例
えば、Line 4,3 …へのカーソル移動を、上述のカ
ーソル移動システムで実現するのである。
【0019】(実施形態2)この実施の形態は、先の実
施形態におけるカーソル移動システムとは異なり、プル
ダウンメニュー選択方式が採用される。即ち、ここで
は、補助入力装置としてのマウス10の操作開始からの
一定位置での保持時間が一定値を越える条件で、他の表
示画面への移動操作が指示されたと判定手段2で判定し
(ここまでは、先述の実施形態における図2のフロート
同じ操作)、その判定結果に基づいて、識別子表示手段
3により、現在使用されている表示画面(ポインティン
グが行える表示画面)に、全ての接続モニタの表示画面
の識別子、ここでは、モニタ番号を、プルダウンメニュ
ーの形式で表示する。
【0020】そして、ユーザは、マウス10を用いて、
メニュー選択を行い、その選択結果に基づいて、表示画
面切替手段4によって、指定されたモニタ番号の、他の
表示画面にカーソルを移動するのである。
【0021】上述のプルダウンメニューは、図4の表示
画面の配置パターンをそのまま、表示する形式でもよい
が、図5あるいは図6に示す一般的な表示形式を採用し
てもよい。
【0022】次に、図7を参照して、この実施の形態に
おける処理手順を説明する。ここでは、先ず、判定手段
2により、マウスの左ボタンがクリックされたか否かを
判定する(ステップS21)。クリックされていれば、
カーソルの位置を位置記録部21に記録し(ステップ2
2)、OS5からモニタの接続台数(T)の情報を入手
する(ステップS23)。
【0023】次に、判定手段2で、表示画面の切り替え
が指示された(即ち、クリック位置で、マウスが操作状
態を、一定時間、例えば、n秒以上、保持した)と判断
されると、使用されているモニタの表示画面に、識別子
としてのモニタ番号のプルダウンリストが表示される
(ステップS24)。
【0024】ユーザは、この段階で、マウスを操作し
て、前記プルダウンリストから所要のモニタ表示画面の
モニタ番号をポインティングする。その結果で、表示画
面選択手段3により、モニタ選択がなされると(ステッ
プS25)、表示画面切替手段4により、選択されたモ
ニタ番号の表示画面へ、特に、その中央位置に、カーソ
ルを移動する(ステップS26)。勿論、この後で、あ
るいは、同時に、異動元の表示画面からカーソルを消去
する(ステップS27)。このようにして、カーソルの
移動を実現するのである。
【0025】なお、この実施の形態では、複数のモニタ
の表示画面を選択し、カーソルの移動を行うが、単一の
モニタを使用するパーソナルコンピュータのユーザに
も、この発明のカーソル移動システムを採用できるよう
に、OS5を構成することもできる。即ち、多数のファ
イルをオープンした状態で、単一のモニタにより、ファ
イルを選択し、その画面を表示する場合、この発明のカ
ーソル移動システムが、各ファイルに対応する表示画面
の選択に使用できるのである。
【0026】ここでは、マウス10の上述の操作(図2
のフローを参照)によって、判定手段2が表示画面の選
択意志を確認すると、識別子表示手段3により、プルダ
ウンメニューに、オープンファイルの識別子が表示され
る。これをポインティングすることで、表示画面切替手
段4を動作し、モニタの画面を、所要のファイルに関す
る表示画面へと切り替えるのである。これを図解したの
が図8である。
【0027】(実施形態3)この発明の実施形態1及び
2は、補助入力装置10、例えば、マウスをクリックし
た後、n秒を経過するまで、その状態を保持したこと
で、この発明のカーソル移動システムを実施するか否か
を、判定手段2で判定しているが、この実施の形態で
は、マウスの、クリック後のドラッグ操作の方向で、仮
想画面上でのカーソルの移動方向を捕捉し、ドラッグ操
作後の、マウスの停止時間(ドロップまでの時間)で、
表示画面切替手段4を自動的に機能させている(図9を
参照)。
【0028】即ち、この実施形態では、マウスなどの補
助入力装置10の操作によって、複数の表示画面30、
例えば、複数のモニタの各表示画面について、使用中の
表示画面から他の表示画面にカーソルを移動するカーソ
ル移動システムにおいて、マウスなどの補助入力装置1
0の、操作開始からの保持時間が一定値(例えば、n
秒)を越えない条件で、所定量(手振れの許容範囲)以
上のドラッグ操作がなされた場合(図10を参照)に、
判定手段2で、他の表示画面への移動操作が指示された
と判定し、前記判定の結果、その後の補助入力装置10
のカーソルのドロップまでの時間に対応して、表示画面
切替手段により、使用中の表示画面から、ドラッグ操作
の方向で指定された移動先の表示画面へと、カーソルを
順次、移動し、カーソルのドロップで、移動先の表示画
面を選択・表示するのである。
【0029】更に具体的に詳述すると、この実施の形態
では、図11のフローチャートで示すように、まず、ユ
ーザがマウス10の右ボタンをクリックすると、マウス
10から判定手段2に指示信号が出力される。判定手段
2では、ユーザの操作が、マウスの右ボタンを押下した
ものであるか否かを判定する(ステップS31)。マウ
スの右ボタンを押下したと判定した場合には、ステップ
S32に移行するが、一方、そうでない場合には、この
カーソル移動システムから離脱する。
【0030】ステップS32では、マウスの右ボタンを
押下されたとき(クリック)から、CPU20のクロッ
ク22により、右ボタンの押下時間の算出を始める。次
に、判定手段2では、ステップS33において、マウス
10の右ボタンが押された位置を取得して、記録部21
に記憶する。その後、ユーザは、マウス10の所定量の
ドラッグ操作により、カーソルを、絶対座標系におい
て、所望の方向へ移動する。
【0031】次に、ステップS34では、判定手段2に
よって、マウス10の右ボタンが押下された状態にある
か否か、押下時間がn秒を越えているか否か、更に、マ
ウスのドラッグ操作によりカーソルの移動距離が所定の
範囲(手振れ範囲)を越えたか否かを判定する。その結
果、何れも満足する際には、カーソル移動システムの自
動処理を行うと判断し、また、何れかが満足されない際
には、この操作系から出ることになる。
【0032】次のステップS35では、判定手段で判定
したカーソルの移動位置を第2の位置として、位置記録
部21に記録し、ステップS36で、最初のクリック位
置との、絶対座標系(X、Y)上の差から、移動方向を
決定する。そして、その方向でのカーソルの移動を行い
(ステップS37)、ステップS38で、判定手段2に
より、マウスの右ボタンクリックが解除されたか否かを
判定する。解除されていなければ、ステップS37に戻
って、カーソルの移動(X、Y座標上の移動)を継続し
(実際には、所定のドラッグ操作後にマウスの移動はな
されていない)、解除されていれば、次のカーソルの、
表示画面切り替えへ、処理を渡して(ステップS3
9)、終了する。
【0033】図12は、上述のステップS34における
処理の手順を、更に詳細に示すフローチャートである。
まず、ステップS41では、マウスの右ボタンの押下が
解除されたか否かを判定する。右ボタンの押下は解除さ
れていないと判定した場合には、ステップS42に移行
する。一方、右ボタンの押下が解除されたと判定した場
合には、カーソルの移動処理を終了する(この場合、図
11に示すルーチンも終了)。
【0034】ステップS42では、ステップS32にお
いて開始した、右ボタンの押下時間がどのくらい経過し
ているかを検出する。そして、所定のしきい値を経過し
ている場合には、処理を終了するが、一方、所定のしき
い値を経過していない場合には、ステップS43に移行
する。このステップS42の処理により、ユーザの指示
がカーソルを他のモニタに移動させる意図を示している
か否かを判定する。なお、しきい値は、判定手段2の記
録部21に記憶されている。
【0035】ステップS43では、カーソルの移動距離
が所定のズレ量以上であるか否か判定する。所定のズレ
量以上の移動と判定された場合には、ステップS44に
移行する。一方、そうでない場合には、実施形態1と同
様に、マウスの移動をユーザの手振れとみなして、ステ
ップS41に戻る。
【0036】ステップS44では、例えば、カーソル
を、スイッチ表示から矢印表示に切り換えて、使用者へ
処理の開始を視覚的に報知する。また、ステップS45
では、マウスの右ボタンの押下が解除されたか否かを判
定する。右ボタンの押下が解除されていないと判定した
場合には、ステップS46に移行する。一方、右ボタン
の押下が解除されたと判定した場合には、例えば、カー
ソルを矢印表示からスイッチ表示に戻して(ステップS
47)、ここでの処理を終了する。
【0037】このようにして、マウスのドラッグ操作の
量が僅かでも、絶対座標系でのカーソルの大幅な移動を
実現し、その移動方向、移動量に対応して、選択モニタ
の表示画面に、カーソルの移動を実現するのである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、補助
入力装置の操作の仕方で(補助入力装置の操作量を節約
し、その操作時間が一定値を越えることで)、その画面
表示されたカーソルを、他の表示画面に切り替えるもの
であると判定して、その判定結果から、現にカーソルが
表示されている画面から、他の所望の表示画面に、カー
ソルを移動することができる。
【0039】従って、例えば、ポインティングデバイス
を補助入力装置としてを使用しても、ユーザの作業効率
を低下することのないカーソル移動システムを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカーソル移動システムに係わる第1
の実施の形態の概略構成図である。
【図2】同じく、前記システムの前段を示すフローチャ
ートである。
【図3】同じく、前記システムの後段を示すフローチャ
ートである。
【図4】この発明の、第2の実施の形態での、仮想画面
上の各モニタの表示画面の割付を示す概念図である。
【図5】同じく、表示画面上のプルダウンリストの一例
を示す図である。
【図6】同じく、他のプルダウンリストの事例を示す図
である。
【図7】同じく、この実施の形態でのカーソル移動シス
テムのフローチャートである。
【図8】この実施の形態の変形例を示すカーソル移動シ
ステムの概略構成図である。
【図9】この発明の、第3の実施の形態を示す概略構成
図である。
【図10】同じく、カーソルの移動操作の状態を示す説
明図である。
【図11】同じく、この実施の形態でのカーソル移動シ
ステムのフローチャートである。
【図12】同じく、一部を詳細に示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
2 判定手段 3 表示画面選択手段 4 表示画面切替手段 5 OS 10 補助入力装置(マウス) 20 中央処理装置(CPU) 21 記録部 22 クロック 30 表示画面(モニタ) 40 主入力装置(キーボード)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B087 AA09 BB01 BB29 BC02 DD06 DE03 DE09 5E501 AC37 BA05 CB02 CB04 CB09 CB10 EA08 EA33 EB05 FA02 FA05 FA06 FB22

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マウスなどの補助入力装置の操作によっ
    て、複数の表示画面について、使用中の表示画面から他
    の表示画面にカーソルを移動するカーソル移動システム
    において、 前記補助入力装置の操作開始からの一定位置での保持時
    間が一定値を越える条件で、他の表示画面への移動操作
    が指示されたと判定する判定手段と、 表示画面に、表示画面の識別子を表示する識別子表示手
    段と、 前記識別子の選択で、指定された他の表示画面にカーソ
    ルを移動する表示画面切替手段とを備えることを特徴と
    するカーソル移動システム。
  2. 【請求項2】 前記識別子は、予め設定された順序で、
    各表示画面に、所要時間で、順次、表示され、前記補助
    入力装置の操作終了で、表示画面の選択がなされること
    を特徴とする請求項1に記載のカーソル移動システム。
  3. 【請求項3】 前記識別子は、カーソルが使用されてい
    る表示画面上において、所要時間で、順次、各表示画面
    の識別番号として、表示され、前記補助入力装置の操作
    終了で、表示画面の選択がなされることを特徴とする請
    求項1に記載のカーソル移動システム。
  4. 【請求項4】 前記識別子は、カーソルが使用されてい
    る表示画面上において、プルダウンメニューで、各表示
    画面の識別番号として、表示され、前記補助入力装置の
    ポインティング操作で、表示画面の選択がなされること
    を特徴とする請求項1に記載のカーソル移動システム。
  5. 【請求項5】 マウスなどの補助入力装置の操作によっ
    て、複数の表示画面について、使用中の表示画面から他
    の表示画面にカーソルを移動するカーソル移動システム
    において、 前記補助入力装置の、操作開始からの保持時間が一定値
    を越えない条件で、所定量以上のドラッグ操作がなされ
    た場合に、他の表示画面への移動操作が指示されたと判
    定する判定手段と、 前記判定の結果、その後の前記補助入力装置のカーソル
    のドロップまでの時間に対応して、使用中の表示画面か
    ら、ドラッグ操作の方向で指定された移動先の表示画面
    へとカーソルを順次、移動し、前記カーソルのドロップ
    で、移動先の表示画面を選択する表示画面選択手段とを
    備えることを特徴とするカーソル移動システム。
  6. 【請求項6】 前記補助入力装置のドラッグ操作の所定
    量とは、操作開始からの保持時間内での、位置ずれが所
    定範囲を越える場合であることを特徴とする請求項1な
    いし5の何れかに記載のカーソル移動システム。
  7. 【請求項7】 複数の表示画面は、それぞれに対応する
    複数のモニタの表示画面であることを特徴とする請求項
    1ないし5の何れかに記載のカーソル移動システム。
  8. 【請求項8】 複数の表示画面は、単一のモニタで選択
    的に表示される表示画面であることを特徴とする請求項
    1あるいは3ないし6の何れかに記載のカーソル移動シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記補助入力装置は、ポインティングが
    可能な、マウスなどのポインティングデバイスであるこ
    とを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載のカー
    ソル移動システム。
JP14329499A 1999-05-24 1999-05-24 カーソル移動システム Pending JP2000330687A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14329499A JP2000330687A (ja) 1999-05-24 1999-05-24 カーソル移動システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14329499A JP2000330687A (ja) 1999-05-24 1999-05-24 カーソル移動システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000330687A true JP2000330687A (ja) 2000-11-30

Family

ID=15335399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14329499A Pending JP2000330687A (ja) 1999-05-24 1999-05-24 カーソル移動システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000330687A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100370396C (zh) * 2005-12-30 2008-02-20 珠海金山软件股份有限公司 智能计算及显示标记位置的装置及播放幻灯片的播放装置
US7573462B2 (en) 2004-06-04 2009-08-11 Canon Kabushiki Kaisha Image display apparatus, multi display system, coordinate information output method, and program for implementing the method
JP2011257801A (ja) * 2010-06-04 2011-12-22 Fujitsu Advanced Engineering Ltd カーソル制御プログラム及び該装置
KR101359177B1 (ko) 2012-09-07 2014-02-06 한국수력원자력 주식회사 복수 개의 모니터에서 커서 제어를 위한 포인팅 장치
JP2020052776A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 情報処理装置及びポインタ表示制御方法並びにプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7573462B2 (en) 2004-06-04 2009-08-11 Canon Kabushiki Kaisha Image display apparatus, multi display system, coordinate information output method, and program for implementing the method
CN100370396C (zh) * 2005-12-30 2008-02-20 珠海金山软件股份有限公司 智能计算及显示标记位置的装置及播放幻灯片的播放装置
JP2011257801A (ja) * 2010-06-04 2011-12-22 Fujitsu Advanced Engineering Ltd カーソル制御プログラム及び該装置
KR101359177B1 (ko) 2012-09-07 2014-02-06 한국수력원자력 주식회사 복수 개의 모니터에서 커서 제어를 위한 포인팅 장치
JP2020052776A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 情報処理装置及びポインタ表示制御方法並びにプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2530050B2 (ja) カ―ソル移動制御装置
JP5230733B2 (ja) ポインター制御装置
JP4044255B2 (ja) 情報処理装置、及び画面表示方法
US20130212523A1 (en) Information processing apparatus, control method of information processing apparatus, and storage medium
JP5516882B2 (ja) プログラム、情報記憶媒体、端末装置、表示システムおよび画像生成方法
JP2009104268A (ja) 座標検出装置、及びタッチパネルを用いた操作方法
JP2001134382A (ja) 図形処理装置
EP2530573A2 (en) Touch control method and electronic apparatus
JPH11203044A (ja) 情報処理システム
US8947464B2 (en) Display control apparatus, display control method, and non-transitory computer readable storage medium
CN106020473A (zh) 界面操作方法及系统
JPH0764749A (ja) コマンド実行処理装置
JP2006330912A (ja) 情報処理装置およびプログラム
US20090315807A1 (en) Multi-display operating system and method thereof
JP2014059637A (ja) 入力表示制御装置、シンクライアントシステム、入力表示制御方法およびプログラム
JPH0454630A (ja) 項目入力制御方法および装置
US6018336A (en) Computer system having digitizing tablet
US7091994B2 (en) Method, system, and computer program for displaying screen information
JP4717098B2 (ja) 表示操作装置
JP5875262B2 (ja) 表示制御装置
JP2000330687A (ja) カーソル移動システム
WO2002046899A1 (fr) Procede de commande d'affichage de fenetre et dispositif correspondant, et support d'information lisible par ordinateur a programme enregistre
JP4869172B2 (ja) 情報処理装置、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2003345511A (ja) タッチパネル付き画像記録再生装置
JP2002341990A (ja) 情報処理装置,情報処理装置の制御プログラム,同制御プログラムを格納した記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040323