JP2000329805A - エネルギ消費性向診断方法、装置、システム及び記録媒体 - Google Patents

エネルギ消費性向診断方法、装置、システム及び記録媒体

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JP2000329805A
JP2000329805A JP14075499A JP14075499A JP2000329805A JP 2000329805 A JP2000329805 A JP 2000329805A JP 14075499 A JP14075499 A JP 14075499A JP 14075499 A JP14075499 A JP 14075499A JP 2000329805 A JP2000329805 A JP 2000329805A
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energy
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Hiroaki Izuma
弘昭 出馬
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 社会全体規模での省エネルギを促進させるエ
ネルギ消費性向診断方法、装置、システム及び記録媒体
の提供。 【解決手段】 複数種のエネルギそれぞれの単位期間毎
の実績消費量を取得し(S1,S5,S9) 、エネルギそれぞれ
の毎月の実績消費量を用途別消費量に分解し(S2,S6,S1
0) 、エネルギそれぞれの毎月の用途別の標準消費量を
取得し(S3,S7,S11) 、エネルギそれぞれの毎月の用途別
の実績消費量及び標準消費量を共通する単位の消費量に
それぞれ換算し(S4,S8,S12) 、各エネルギの毎月の換算
後の実績消費量を用途別に合算し、また毎月の換算後の
標準消費量を用途別に合算し(S13)、月毎及び用途別に
合算した用途別の実績消費量を、月毎及び用途別に合算
した用途別の標準消費量と比較して診断対象のエネルギ
消費性向を診断する(S14) 。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、診断対象が消費し
た電気,ガス,灯油,温水等、複数種のエネルギの消費
量を、厨房用,給湯用,暖房用,冷房用,照明・動力用
といった用途別に統合してエネルギ消費性向を診断する
方法、エネルギ消費性向診断に用いる装置及びシステ
ム、並びに診断対象のエネルギ消費性向をコンピュータ
に診断させるコンピュータプログラムが記録されている
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】エネルギ事業者がエネルギの供給計画,
機器の販売計画等を立てるためにエネルギ需要を予測す
る場合、また消費者が省エネルギを図る場合には過去の
エネルギ消費の傾向を分析する必要がある。家庭,小規
模事業所等でのガスの用途としては、一般的に厨房用,
給湯用,暖房用があり、電力の用途としては厨房用,給
湯用,暖房用,冷房用、照明・動力用等がある。
【0003】これらの用途のうち、厨房用のエネルギ消
費量は気象要因にほとんど影響を受けず、年間を通して
ほぼ一定である。しかし給湯用のエネルギ消費量は、気
温、水温等の季節要因に影響を受ける。また暖房用,冷
房用のエネルギ消費量は季節によってゼロになる。
【0004】このようにエネルギ消費量は用途によって
異なる変化の傾向を示す。従って、エネルギ消費の傾向
を高精度に分析するために、ガス消費量を厨房用,給湯
用,暖房用の用途別に分解する方法(特願平10-68027号
公報等)、また単一のエネルギ種の消費量、例えば電力
消費量を厨房用,暖房用,冷房用、照明・動力用の用途
別に分解してその消費性向を診断する方法(特願平10-3
40691 号公報等)が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、家庭,小規
模事業所等では、厨房用機器としてガスコンロ,電子レ
ンジ,電気炊飯器等を使用し、また暖房用機器としてガ
スストーブ,電気こたつ,石油ストーブ等を使用すると
いったように、同一の用途に異なる種類のエネルギ機器
を使用している場合がある。
【0006】このような場合に、例えば暖房用機器を電
気ストーブからガスストーブに買い換えたとき、暖房用
の電力消費量は減少し、一方暖房用のガス消費量は増加
する。しかし、買い換えにより暖房用全体のエネルギ料
金が減少して経費を節減できたのか、又は増加して経費
が増したのかは、個々のエネルギ種の料金の中から暖房
用のエネルギ料金を割り出して、それらを合算しなけれ
ば判定できない。
【0007】また、買い換えにより暖房用全体のエネル
ギ消費量が減少して省エネルギを図ることができたの
か、又は増加して省エネルギにならなかったのかは、個
々のエネルギ種の消費量の中から暖房用の消費量を割り
出して、それらを合算しなければ判定できない。さらに
エネルギの種類によって消費量の単位が異なるため、こ
れらを容易に合算することができない。
【0008】しかし、前述のようなエネルギ消費量の用
途別分解方法は、ガス又は電力といった単一のエネルギ
種に関して用途別に分解し、その消費性向を診断する方
法を提供してはいるが、複数種のエネルギの用途別消費
量を統合して消費者に提示してその消費性向を診断する
手段は提供していない。
【0009】従って、前述のように一つの用途に複数種
のエネルギ機器を使用している場合、ある種類のエネル
ギ機器を他の種類のエネルギ機器に換えることでエネル
ギ消費量が減る、即ちその用途のエネルギ料金が低減す
るといった具体的な効果が消費者の目に見えにくいの
で、消費者の高効率のエネルギ機器への買い換えを促進
することが難しく、社会全体の規模での省エネルギが図
りにくい。
【0010】また、ある用途のエネルギ消費量が、家族
構成,エネルギ機器の所有台数,住居形態等が同様であ
る消費者の標準的な消費量より多いか否かといったこと
を消費者が判断できないので、例えば暖房用,冷房用の
エネルギ消費量が標準より多い消費者の断熱リフォーム
への関心を惹起するといった省エネルギ対策の促進が難
しく、社会全体の規模での省エネルギが図りにくい。
【0011】また消費者の省エネルギの意識が高くて
も、具体的にどの機器をどのような状態で使用するとど
の程度の消費量、又はエネルギ料金を節減できるかとい
った節減手法が明確でないと、具体的な行動に結びつき
にくい。さらに節減手法が明確になっても、実際に機器
の設定温度を下げるといった動作を行わない限り、エネ
ルギ節減にはならない。
【0012】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであって、診断対象が消費したガス,電
力,灯油,温水等の複数種のエネルギの単位期間毎、例
えば月毎の厨房用,給湯用,暖房用,冷房用,照明・動
力用等の用途別の実績消費量を、複数種のエネルギに共
通の calのような消費量単位で換算して統合し、診断対
象の家族構成,エネルギ機器の所有台数, 住居形態等の
属性に応じた単位期間毎の用途別の標準消費量と比較し
て診断対象のエネルギ消費性向を診断して消費者に提示
することにより、個々の消費者の高効率のエネルギ機器
への買い換えを促進し、また断熱リフォームのような省
エネルギ対策への消費者の関心を惹起して、社会全体の
規模での省エネルギを促進させるエネルギ消費性向診断
方法、エネルギ消費性向診断に用いる装置、システム及
びコンピュータにエネルギ消費性向を診断させるコンピ
ュータプログラムが記録されている記録媒体の提供を目
的とする。
【0013】また本発明は、消費者の用途別のエネルギ
消費性向に応じた具体的な節減手法を提示することによ
り消費者の省エネルギ行動を促進し、さらに提示した節
減手法に応じて、例えばホームコントローラの画面のア
イコンボタンを消費者が押すと機器の温度設定が変わる
といったように、消費者の簡単な操作でエネルギ機器を
制御することにより省エネルギに関する消費者の負担を
軽減し、社会全体の規模での省エネルギを促進させるエ
ネルギ消費性向診断装置、方法、システム及びコンピュ
ータにエネルギ消費性向を診断させるコンピュータプロ
グラムが記録されている記録媒体の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1発明のエネルギ消費
性向診断方法は、診断対象の単位期間毎の複数種のエネ
ルギの実績消費量を、該診断対象の属性に応じた単位期
間毎の該複数種のエネルギの標準消費量と比較して該診
断対象のエネルギ消費性向を診断する方法において、診
断対象が消費した複数種のエネルギそれぞれの単位期間
毎の実績消費量を取得し、取得した複数種のエネルギそ
れぞれの単位期間毎の実績消費量を用途別の実績消費量
に分解し、診断対象の属性に応じた前記複数種のエネル
ギそれぞれの単位期間毎の用途別の標準消費量を取得
し、複数種のエネルギそれぞれの単位期間毎の用途別の
実績消費量及び標準消費量を該複数種のエネルギに共通
する単位の消費量にそれぞれ換算し、単位期間毎の複数
種のエネルギの換算後の実績消費量を用途別に合算し、
また単位期間毎の複数種のエネルギの標準消費量を用途
別に合算し、単位期間毎及び用途別に合算した複数種の
エネルギの用途別の実績消費量を、単位期間毎及び用途
別に合算した複数種のエネルギの用途別の標準消費量と
比較して、前記診断対象のエネルギ消費性向を診断する
ことを特徴とする。
【0015】第2発明のエネルギ消費性向診断装置は、
診断対象の単位期間毎の複数種のエネルギの実績消費量
を、該診断対象の属性に応じた単位期間毎の該複数種の
エネルギの標準消費量と比較して該診断対象のエネルギ
消費性向を診断する装置において、診断対象が消費した
複数種のエネルギそれぞれの単位期間毎の実績消費量を
取得する手段と、取得した複数種のエネルギそれぞれの
単位期間毎の実績消費量を用途別の実績消費量に分解す
る手段と、診断対象の属性を取得する手段と、診断対象
の属性に応じた前記複数種のエネルギそれぞれの単位期
間毎の用途別の標準消費量を取得する手段と、複数種の
エネルギそれぞれの単位期間毎の用途別の実績消費量及
び標準消費量を該複数種のエネルギに共通する単位の消
費量にそれぞれ換算し、単位期間毎の複数種のエネルギ
の換算後の実績消費量を用途別に合算し、また単位期間
毎の複数種のエネルギの標準消費量を用途別に合算する
手段と、単位期間毎及び用途別に合算した複数種のエネ
ルギの用途別の実績消費量を、単位期間毎及び用途別に
合算した複数種のエネルギの用途別の標準消費量と比較
して、前記診断対象のエネルギ消費性向を診断する手段
と、診断結果を出力する手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0016】第3発明のエネルギ消費性向診断装置は、
第2発明に加えて、エネルギ節減手法を記憶する手段
と、前記診断結果に応じたエネルギ節減手法の情報を該
手段から読み出して出力する手段とを備えたことを特徴
とする。
【0017】第4発明のエネルギ消費性向診断システム
は、診断対象の属性の入力を受け付ける手段、及び入力
された属性の情報を転送する手段を備えた端末装置と、
診断対象が消費した複数種のエネルギそれぞれの単位期
間毎の実績消費量を取得する手段、取得した複数種のエ
ネルギそれぞれの単位期間毎の実績消費量を用途別の実
績消費量に分解する手段、端末装置から転送された診断
対象の属性の情報を入力して、該属性に応じた前記複数
種のエネルギそれぞれの単位期間毎の用途別の標準消費
量を取得する手段、複数種のエネルギそれぞれの単位期
間毎の用途別の実績消費量及び標準消費量を該複数種の
エネルギに共通する単位の消費量にそれぞれ換算し、単
位期間毎の複数種のエネルギの換算後の実績消費量を用
途別に合算し、また単位期間毎の複数種のエネルギの標
準消費量を用途別に合算する手段、単位期間毎及び用途
別に合算した複数種のエネルギの用途別の実績消費量
を、単位期間毎及び用途別に合算した複数種のエネルギ
の用途別の標準消費量と比較して、前記診断対象のエネ
ルギ消費性向を診断する手段、及び診断結果の情報を端
末装置へ転送する手段を備えた中央装置とを備え、前記
端末装置は、中央装置から転送された診断結果の情報を
出力する手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0018】第5発明のエネルギ消費性向診断システム
は、第4発明の中央装置が、エネルギ節減手法の情報を
記憶する手段と、前記診断結果に応じたエネルギ節減手
法の情報を該手段から読み出して端末装置へ転送する手
段とを備え、端末装置は、中央装置から転送された節減
手法の情報を出力する手段を備えたことを特徴とする。
【0019】第6発明のエネルギ消費性向診断システム
は、第4発明の端末装置が、中央装置から転送された節
減手法の情報に関連する機器のエネルギ消費量を制御す
る手段を備えることを特徴とする。
【0020】第7発明の記録媒体は、コンピュータに、
診断対象のエネルギ消費性向を診断させるためのコンピ
ュータプログラムが記録されており、コンピュータでの
読み取りが可能な記録媒体において、コンピュータに、
診断対象の属性の入力を受け付けさせるプログラムコー
ド手段と、コンピュータに、入力された属性の情報を他
のコンピュータへ転送させるプログラムコード手段と、
コンピュータに、他のコンピュータから転送された診断
結果の情報を出力させるプログラムコード手段とを含む
コンピュータプログラムが記録されていることを特徴と
する。
【0021】第8発明の記録媒体は、コンピュータに、
診断対象のエネルギ消費性向を診断させるためのコンピ
ュータプログラムが記録されており、コンピュータでの
読み取りが可能な記録媒体において、コンピュータに、
診断対象が消費した複数種のエネルギそれぞれの単位期
間毎の実績消費量を取得させるプログラムコード手段
と、コンピュータに、取得した複数種のエネルギそれぞ
れの単位期間毎の実績消費量を用途別の実績消費量に分
解させるプログラムコード手段と、コンピュータに、所
得した診断対象の属性に応じた前記複数種のエネルギそ
れぞれの単位期間毎の用途別の標準消費量を取得させる
プログラムコード手段と、コンピュータに、複数種のエ
ネルギそれぞれの単位期間毎の用途別の実績消費量及び
標準消費量を該複数種のエネルギに共通する単位の消費
量にそれぞれ換算させ、単位期間毎の複数種のエネルギ
の換算後の実績消費量を用途別に合算させ、また単位期
間毎の複数種のエネルギの標準消費量を用途別に合算さ
せるプログラムコード手段と、コンピュータに、単位期
間毎及び用途別に合算した複数種のエネルギの用途別の
実績消費量を、単位期間毎及び用途別に合算した複数種
のエネルギの用途別の標準消費量と比較させて、前記診
断対象のエネルギ消費性向を診断させるプログラムコー
ド手段と、コンピュータに、診断結果の情報を他のコン
ピュータへ転送させるプログラムコード手段とを含むコ
ンピュータプログラムが記録されていることを特徴とす
る。
【0022】本発明では、診断対象が消費したガス,電
力,灯油,温水等の複数種のエネルギそれぞれの単位期
間毎、例えば月毎の実績消費量を、キー入力,回線経
由,ファイルからの読み出し等で取得し、取得した複数
種のエネルギそれぞれの単位期間毎の実績消費量を、厨
房用,給湯用,暖房用,冷房用,照明・動力用等の用途
別の実績消費量に分解し、診断対象の家族構成,エネル
ギ機器の所有台数,住居形態等の属性に応じた複数種の
エネルギそれぞれの単位期間毎の用途別の標準消費量を
ファイルからの読み出し,所定の計算式による算出等で
取得し、複数種のエネルギそれぞれの単位期間毎の用途
別の実績消費量及び標準消費量を、これら複数種のエネ
ルギに共通する calのような単位の消費量にそれぞれ換
算し、単位期間毎の複数種のエネルギの換算後の実績消
費量を用途別に合算し、また単位期間毎の複数種のエネ
ルギの標準消費量を用途別に合算し、単位期間毎及び用
途別に合算した複数種のエネルギの用途別の実績消費量
を、単位期間毎及び用途別に合算した複数種のエネルギ
の用途別の標準消費量と比較して、各用途の消費量が標
準より多い,標準である,標準より少ないといった用途
別のエネルギ消費性向を診断する。
【0023】これにより、個々の消費者の高効率のエネ
ルギ機器への買い換えが促進され、また断熱リフォーム
のような省エネルギ対策への消費者の関心を惹起して、
結果的に社会全体の規模での省エネルギを促進する。
【0024】また本発明では、消費者の複数種のエネル
ギの用途別エネルギ消費量の診断結果に応じて、例えば
暖房用のエネルギ消費量が標準に比べて多い消費者に対
して、暖房用の電気器具の設定温度を「高」から「中」
に、一日何時間下げると消費量が何KWH 削減でき、また
エネルギ料金が何円節約できるといったような具体的な
エネルギ節減手法を消費者に提示する。これにより消費
者の省エネルギ行動が促進され、社会全体の規模での省
エネルギが促進される。
【0025】また本発明では、消費者の複数種のエネル
ギの用途別消費量の診断結果に応じた節減手法に対し
て、例えばホームコントローラの画面のアイコンボタン
を消費者が押すと機器の温度設定が変わるといったよう
に、消費者の簡単な操作でエネルギ機器を制御する。こ
れにより省エネルギに関する消費者の負担が軽減され、
社会全体の規模での省エネルギが促進される。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明のエネルギ消費性向
診断システムの一例の構成を示す模式図である。複数種
のエネルギを供給するエネルギ供給会社のコンピュータ
1は中央装置として働くものであり、ここに構築してあ
るホームページにエネルギ消費性向診断のための情報入
力用のページが設けられている。このページは12ヶ月の
ガス消費量,電力消費量の月次検針結果,毎月の検針
日,灯油の消費実績量とともに、家族構成,エネルギ機
器の所有台数,住居形態等の家庭の属性を入力させるよ
うに構成してある。
【0027】なお、これらのガス消費量、電力消費量の
月次検針結果,毎月の検針日,灯油の実績消費量,家庭
の属性等のデータの全部又は一部が予めコンピュータ1
のハードディスクに蓄積されている場合、コンピュータ
1はハードディスクからデータを読み出すことでこれら
のデータを取得する。
【0028】コンピュータ1のハードディスクには、複
数種のエネルギの月毎及び用途別の、家庭の属性に応じ
た標準消費量のデータファイル,消費性向の診断結果に
対応する節減手法を記録したファイル等が格納されてい
る。そして、ガス消費量,電力消費量等、複数種のエネ
ルギのそれぞれの実績消費量を用途別に分解する手順の
コンピュータプログラム、エネルギ消費性向の診断手順
のコンピュータプログラム等がCD-ROM 13 からインスト
ールされている。
【0029】家庭に設置されたパーソナルコンピュータ
(以下PCと略記する)2はインターネットを介して、ま
たエネルギ供給会社の営業所窓口のPC3はイントラネッ
トを介してそれぞれコンピュータ1にアクセスできるよ
うになっている。これらのPC2, 3は消費性向診断のため
に、12ヶ月のガス消費量・電力消費量の月次検針結果,
毎月の検針日,灯油の実績消費量,家庭の属性の全種の
データ又は一部の種類のデータを入力させ、またコンピ
ュータ1にこれらのデータが蓄積されている場合はユー
ザIDのようなデータを入力させることにより該当するデ
ータを取得させるコンピュータプログラム,またコンピ
ュータ1から転送された診断結果、節減手法等を表示さ
せるためのコンピュータプログラム等がCD-ROM 21, 31
からインストールされている。診断を希望する者は家庭
内のPC2又は営業所にあるPC3からこのサービスを受け
ることが出来る。
【0030】消費者がインターネットに接続し、エネル
ギ供給会社のホームページにアクセスして必要なデータ
を入力すると、これらのデータはコンピュータ1に転送
され、コンピュータ1は複数種のエネルギそれぞれの毎
月の実績消費量の用途別分解,毎月の実績消費量及び標
準消費量の用途別統合,及び統合結果に基づくエネルギ
消費性向の診断を行って、複数種のエネルギの毎月の実
績消費量の用途別統合消費量、及び同様の属性を有する
家庭における複数種のエネルギの毎月の標準消費量の用
途別統合消費量を表,グラフ形式等の診断結果として転
送する。PC2はこれを受信して、ディスプレイに表示し
たり、またプリンタに出力したりする。PC3においては
イントラネットを利用する点がPC2の場合と相違する。
【0031】さらにコンピュータ1のハードディスクに
は、エネルギの用途と、多消費タイプであるとされた月
とを検索キーワードとし、節減量(月当たり),節約料
金(月額),CO2 低減量,制御の目安(冷暖房設定温度
の変更量等)を情報とするエネルギ節減手法のファイル
が格納されている。コンピュータ1は診断結果に応じた
節減手法をこのファイルから読み出してPC2へ転送し、
PC2は節減手法を表示する。
【0032】図2は本発明のエネルギ消費性向診断シス
テムの他の例の構成を示す模式図であって、同等部分に
は同一符号を付してその説明を省略する。この例は、コ
ンピュータ1から提案された節減手法をホームオートメ
ーションに連携させるものである。PC2はホームコント
ローラ4に接続され、ホームコントローラ4にはエアコ
ン, 電気カーペット等のエネルギ機器41, 42夫々の制御
部41a, 42aが接続されている。PC2は節減手法を消費者
が検討して、例えば設定温度を下げるアイコンボタンを
押した場合、その指示に応じた信号を制御部41a, 42aに
与えてエネルギ機器41,42の温度設定を制御する。
【0033】次に、本発明のエネルギ消費性向診断シス
テムにおける診断手順を、複数のエネルギ種がガス, 電
力, 灯油の場合を例に、図3のフローチャートに基づい
て説明する。消費者の端末装置からの入力又は蓄積され
ているデータの読み出しによって、診断対象のガス月別
実績消費量を取得し(ステップS1)、毎月のガス実績消
費量を、厨房用, 給湯用, 暖房用等の用途別に分解する
(ステップS2)。消費者の端末装置からの入力又は蓄積
されているデータの読み出しによって、消費者の家族構
成,ガス器具の所有台数,住居形態等の属性を取得し、
消費者の属性に応じた毎月の用途別のガス標準消費量を
所定の計算式を用いて算出する等して取得する(ステッ
プS3)。毎月の用途別のガス実績消費量及びガス標準消
費量(単位:Nm 3 )を、ガス・電力・灯油に共通の単位
(例えば cal)に換算する(ステップS4)。
【0034】消費者の端末装置からの入力又は蓄積され
ているデータからの読み出しによって、診断対象の電力
月別実績消費量を取得し(ステップS5)、毎月の電力実
績消費量を、厨房用,暖房用,冷房用,照明・動力用等
の用途別に分解する(ステップS6)。消費者の端末装置
からの入力又は蓄積されているデータの読み出しによっ
て、消費者の家族構成,電気器具の所有台数,住居形態
等の属性を取得し、消費者の属性に応じた毎月の用途別
の電力標準消費量をファイルから読み出す等して取得す
る(ステップS7)。毎月の用途別の電力実績消費量及び
電力標準消費量(単位:KWH )を、ガス・電力・灯油に
共通の単位(例えば cal)に換算する(ステップS8)。
【0035】消費者の端末装置からの入力又は蓄積され
ているデータの読み出しによって、診断対象の灯油月別
実績消費量を取得し(ステップS9) 、毎月の灯油実績消
費量を分解するが、用途が単一であるので暖房用とする
(ステップS10)。消費者の端末装置からの入力又は蓄積
されているデータの読み出しによって、消費者の家族構
成,灯油暖房器具の所有台数,住居形態等の属性を取得
し、消費者の属性に応じた毎月の灯油消費量をファイル
から読み出す等して取得する(ステップS11)。毎月の灯
油実績消費量及び灯油標準消費量(単位:リットル)
を、ガス・電力・灯油に共通の単位(例えば cal)に換
算する(ステップS12)。
【0036】ガス・電力・灯油の実績消費量及び標準消
費量それぞれについて、換算後の毎月の用途別の消費量
を合計した統合データを算出し、実績消費量及び標準消
費量のそれぞれの統合データを表,グラフ形式等で表示
する(ステップS13)。次に毎月の実績消費量の用途別統
合データの、対応する月の標準消費量の用途別統合デー
タに対する比率を算出し、この比率が例えば0.8 以下の
場合はその用途の消費性向が標準より少ない(省エネタ
イプ)と診断し、0.8 〜1.2 の場合は標準的(標準タイ
プ)であると診断し、また1.2 以上の場合は標準より多
い(多消費タイプ)と診断し(ステップS14)、診断結果
を表示したり、プリンタの印字によって出力する(ステ
ップS15)。さらに、診断結果に応じたエネルギ節減手法
の情報をファイルから読み出して消費者に提示する(ス
テップS16)。
【0037】図1の構成のシステムはステップS16 で処
理を終了する。図2の構成のシステムでは、提示された
エネルギ節減手法を検討した消費者が、例えば画面のア
イコンボタンを押す等して機器の設定温度を下げる指示
を与えた場合、指示に応じた信号を対応するエネルギ機
器の制御部に与えて、このエネルギ機器の温度設定を制
御する(ステップS17)。
【0038】
【実施例】次に、ガス・電力・灯油の複数種のエネルギ
の消費者に対する本発明のエネルギ性向診断の手順を具
体的な数値例を導入して説明する。表1は、この消費者
の12カ月のガス・電力・灯油の実績消費量を示してい
る。
【0039】
【表1】
【0040】このうち、毎月のガス実績消費量を、例え
ば本発明者等が特願平10-68027号で提案しているような
方法で厨房用,給湯用,暖房用の用途別に分解する。図
4はその方法の原理の説明図である。図4において、横
軸は気温、縦軸はガス消費量を表している。図中の●は
消費者の夏期(暖房を使用しない月、例えば4月〜10月
の7カ月)の各月のガス実績使用量を、その月の平均気
温とともにプロットしたものであって、太線は●を回帰
した直線である。
【0041】厨房用ガス消費量が気温に関わらず実質的
に一定であることが経験的に確認されているので、夏期
における総ガス消費量は給湯用と厨房用との和である。
従って、上述の7カ月の給湯用ガス消費量と気温との関
係は、太線に平行な点線で表され、この点線は消費者の
条件の如何に関わらず、横軸と実質的に気温T0 (図4
では37.4度)で交差する。またこの給湯用ガス消費量と
気温との関係は暖房の使用/不使用に関わらず実質的に
同一直線で近似されることも確認されている。即ち、図
中の点線が示す気温と給湯用ガス消費量との関係から、
冬期(暖房を使用する月、例えば11月〜3月の5カ月)
の月の平均気温に応じた、その月の給湯用ガス消費量を
求める。
【0042】冬期のガス総消費量から、上述のようにし
て求めた給湯用ガス消費量と、年間を通して実質的に一
定である厨房用ガス消費量とを差し引くことによって、
冬期の各月の暖房用ガス消費量が求められる。表2は毎
月のガス実績消費量を厨房用,給湯用,暖房用の用途別
に分解した結果を示している。
【0043】
【表2】
【0044】また、毎月の電力実績消費量を、例えば本
発明者らが特願平10-340691 号で提案しているような方
法で厨房用,照明・動力他用,暖房用,冷房用の用途別
に分解する。この方法では、消費者の属性としての家族
構成を、一般単身(65才未満の単身世帯)、高齢単身
(65才以上の単身世帯)、一般夫婦(65才未満の世帯主
がいる夫婦世帯)、高齢夫婦(65才以上の世帯主がいる
夫婦世帯)、一般同居(65才未満の世帯主に加えて1又
は複数の同居人がいる世帯)、高齢同居(65才以上の世
帯主に加えて1又は複数の同居人がいる世帯)の6形態
の類型家庭に分類し、多数のサンプル消費者のデータを
集積して分析した類型家庭毎の、厨房用消費量及び照明
・動力他用の消費量のウエイト表(厨房用と照明・動力
他用の12カ月分の合計消費量を1とした相対値)に基づ
いて、毎月の電力消費量から厨房用と照明・動力他用の
電力消費量を求める。
【0045】次に、暖房機器を使用する時期の各月の電
力総消費量から厨房用及び照明・動力他用の消費量を差
し引いて暖房用の電力消費量を求め、冷房機器を使用す
る時期の各月の電力総消費量から厨房用及び照明・動力
他用の消費量を差し引いて冷房用の電力消費量を求め
る。表3は、毎月の電力実績消費量を厨房用,照明・動
力他用,暖房用,冷房用の用途別に分解した結果を示し
ている。
【0046】
【表3】
【0047】なお、上述のガス・電力の毎月の実績消費
量は暦月別に補正されているものとする。即ち検針日は
月末日又は月初日ではなく、また検針日間隔もまちまち
であるので、日数のずれに応じた比例計算によりそのず
れ分に応じた消費量を前月又は翌月へ移す補正処理が行
われている。
【0048】また、灯油は用途が暖房用だけであるの
で、暖房機器を使用する冬期に消費者が購入した灯油の
総量を冬期の月数で割った平均値を毎月の灯油実績消費
量とする(表4)。
【0049】
【表4】
【0050】次に、例えば本発明者等が特願平10-68027
号において提案している方法によって、消費者の属性に
応じたガス消費量の毎月の用途別標準消費量を求める。
この方法では、信頼性の高い統計が得られる数の消費者
に対して、前述のような用途別分解方法で月毎の用途別
実績消費量を算出し、算出した各用途の実績消費量に対
してこれらの消費者の属性についての重回帰分析を行っ
て、各用途の標準消費量の最適な回帰式を選定し、これ
を各用途のガス標準消費量の推定式とする。
【0051】また、例えば本発明者等が特願平10-34069
1 号において提案しているように、前述のような6種類
の類型家庭毎の用途別に分解した電力消費量の通年パタ
ーンのファイルから、診断対象の家庭の属性に対応する
標準パターンを読み出す。さらに、信頼性の高い統計が
得られる数の消費者が、暖房機器を使用する冬期におい
て購入した灯油の総量を冬期の月数で割った平均値を毎
月の灯油標準消費量とする。なお、このとき診断対象が
所有している灯油暖房機器の台数等の属性に応じて標準
消費量を調整する。表5乃至7は、消費者の属性に応じ
た、ガス・電力・灯油それぞれの毎月の用途別標準消費
量を示している。
【0052】
【表5】
【0053】
【表6】
【0054】
【表7】
【0055】以上のようにして求めたエネルギ種別の毎
月の用途別実績消費量と用途別標準消費量とを、ガス・
電力・灯油に共通する単位の消費量、例えば calに単位
換算する。ガスの単位換算には1Nm3 =11000 Kcal、電
力には1KWH =860 Kcal、灯油には1リットル=8900 K
cal の値を用いた。表8乃至10はガス・電力・灯油それ
ぞれの毎月の用途別実績消費量を単位換算した結果を示
し、表11乃至13はガス・電力・灯油それぞれの毎月の用
途別標準消費量を単位換算した結果を示している。
【0056】
【表8】
【0057】
【表9】
【0058】
【表10】
【0059】
【表11】
【0060】
【表12】
【0061】
【表13】
【0062】このようにして単位換算した、ガス・電力
・灯油の毎月の実績消費量を用途別に合算し、また毎月
の標準消費量も用途別に合算して、実績消費量及び標準
消費量それぞれの毎月の用途別の統合データを算出す
る。表14は実績消費量の毎月の用途別の統合データ、表
15は標準消費量の毎月の用途別の統合データを表してい
る。
【0063】
【表14】
【0064】
【表15】
【0065】なお、以上のようにして求めた統合データ
は、消費者の用途別エネルギ消費性向を示すデータとし
て、表14,表15のような表形式で、又は図5,図6に示
すようなグラフ形式で消費者に送信してもよい。以上の
ようにして求めた用途別の統合データを用いて、診断対
象の家庭の毎月の各用途の統合実績を、この家庭と同属
性の家庭の毎月の各用途の統合標準で除した評価指数を
算出する。表16は算出結果を示している。
【0066】
【表16】
【0067】この評価指数が0.8 以下の場合はその消費
性向が標準より少ない(省エネタイプ)であると診断
し、0.8 〜1.2 の場合は標準的(標準タイプ)であると
診断し、1.2 以上の場合は標準より多い(多消費タイ
プ)と診断する。表17は診断結果を示しており、表にお
いて、(×)(○)(◎)は、それぞれ消費量が多い、
標準的、少ないを示している。このようにして得られた
診断結果を表形式にして各家庭に送信する。
【0068】
【表17】
【0069】更に、以下のような節減手法の提案を行
う。図7は節減手法の提案の例である。このような節減
手法の提案において、ホームオートメーションと連携さ
せるように、節減手法に応じたエネルギ機器の温度設定
のメッセージとともにアイコンボタン等を表示させるよ
うにしても良い。
【0070】なお、上述の実施例では、ガス・電力・灯
油の消費量を calに単位変換する例について説明した
が、単位はこれに限るものではなく、複数のエネルギ種
に共通の単位であればよく、例えばエネルギ料金(円)
であってもよい。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明では、診断対象が
消費したガス,電力,灯油,温水等の複数種のエネルギ
の単位期間毎、例えば月毎の厨房用,給湯用,暖房用,
冷房用,照明・動力用等の用途別の実績消費量を、複数
種のエネルギに共通の calのような消費量単位で換算し
て統合し、診断対象の家族構成,エネルギ機器の所有台
数, 住居形態等の属性に応じた単位期間毎の用途別の標
準消費量と比較して診断対象のエネルギ消費性向を診断
して消費者に提示するので、個々の消費者の高効率のエ
ネルギ機器への買い換えを促進し、また断熱リフォーム
のような省エネルギ対策への消費者の関心を惹起して、
社会全体の規模での省エネルギを促進させるという優れ
た効果を奏する。
【0072】また本発明では、消費者の用途別のエネル
ギ消費性向に応じた具体的な節減手法を提示するので、
消費者の省エネルギ行動を促進して社会全体の規模での
省エネルギを促進させるという優れた効果を奏する。
【0073】さらに本発明では、提示した節減手法に応
じて、例えばホームコントローラの画面のアイコンボタ
ンを消費者が押すと機器の温度設定が変わるといったよ
うに、消費者の簡単な操作でエネルギ機器を制御するの
で、省エネルギに関する消費者の負担を軽減し、社会全
体の規模での省エネルギを促進させるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエネルギ消費性向診断システムの一
例の模式図である。
【図2】 本発明のエネルギ消費性向診断システムの他
の例の模式図である。
【図3】 本発明のエネルギ消費性向診断の手順のフロ
ーチャートである。
【図4】 ガスの用途別分解方法の一例の原理を説明す
る図である。
【図5】 本発明の統合実績消費量の出力例の図であ
る。
【図6】 本発明の統合標準消費量の出力例の図であ
る。
【図7】 エネルギ節減手法の提案例の図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ、2,3 PC、4 ホームコントロー
ラ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 診断対象の単位期間毎の複数種のエネル
    ギの実績消費量を、該診断対象の属性に応じた単位期間
    毎の該複数種のエネルギの標準消費量と比較して該診断
    対象のエネルギ消費性向を診断する方法において、 診断対象が消費した複数種のエネルギそれぞれの単位期
    間毎の実績消費量を取得し、 取得した複数種のエネルギそれぞれの単位期間毎の実績
    消費量を用途別の実績消費量に分解し、 診断対象の属性に応じた前記複数種のエネルギそれぞれ
    の単位期間毎の用途別の標準消費量を取得し、 複数種のエネルギそれぞれの単位期間毎の用途別の実績
    消費量及び標準消費量を該複数種のエネルギに共通する
    単位の消費量にそれぞれ換算し、 単位期間毎の複数種のエネルギの換算後の実績消費量を
    用途別に合算し、また単位期間毎の複数種のエネルギの
    標準消費量を用途別に合算し、 単位期間毎及び用途別に合算した複数種のエネルギの用
    途別の実績消費量を、単位期間毎及び用途別に合算した
    複数種のエネルギの用途別の標準消費量と比較して、前
    記診断対象のエネルギ消費性向を診断することを特徴と
    するエネルギ消費性向診断方法。
  2. 【請求項2】 診断対象の単位期間毎の複数種のエネル
    ギの実績消費量を、該診断対象の属性に応じた単位期間
    毎の該複数種のエネルギの標準消費量と比較して該診断
    対象のエネルギ消費性向を診断する装置において、 診断対象が消費した複数種のエネルギそれぞれの単位期
    間毎の実績消費量を取得する手段と、 取得した複数種のエネルギそれぞれの単位期間毎の実績
    消費量を用途別の実績消費量に分解する手段と、 診断対象の属性を取得する手段と、 診断対象の属性に応じた前記複数種のエネルギそれぞれ
    の単位期間毎の用途別の標準消費量を取得する手段と、 複数種のエネルギそれぞれの単位期間毎の用途別の実績
    消費量及び標準消費量を該複数種のエネルギに共通する
    単位の消費量にそれぞれ換算し、単位期間毎の複数種の
    エネルギの換算後の実績消費量を用途別に合算し、また
    単位期間毎の複数種のエネルギの標準消費量を用途別に
    合算する手段と、 単位期間毎及び用途別に合算した複数種のエネルギの用
    途別の実績消費量を、単位期間毎及び用途別に合算した
    複数種のエネルギの用途別の標準消費量と比較して、前
    記診断対象のエネルギ消費性向を診断する手段と、 診断結果を出力する手段とを備えたことを特徴とするエ
    ネルギ消費性向診断装置。
  3. 【請求項3】 エネルギ節減手法を記憶する手段と、前
    記診断結果に応じたエネルギ節減手法の情報を該手段か
    ら読み出して出力する手段とを備えたことを特徴とする
    請求項2記載のエネルギ消費性向診断装置。
  4. 【請求項4】 診断対象の属性の入力を受け付ける手
    段、及び入力された属性の情報を転送する手段を備えた
    端末装置と、 診断対象が消費した複数種のエネルギそれぞれの単位期
    間毎の実績消費量を取得する手段、 取得した複数種のエネルギそれぞれの単位期間毎の実績
    消費量を用途別の実績消費量に分解する手段、 端末装置から転送された診断対象の属性の情報を入力し
    て、該属性に応じた前記複数種のエネルギそれぞれの単
    位期間毎の用途別の標準消費量を取得する手段、 複数種のエネルギそれぞれの単位期間毎の用途別の実績
    消費量及び標準消費量を該複数種のエネルギに共通する
    単位の消費量にそれぞれ換算し、単位期間毎の複数種の
    エネルギの換算後の実績消費量を用途別に合算し、また
    単位期間毎の複数種のエネルギの標準消費量を用途別に
    合算する手段、 単位期間毎及び用途別に合算した複数種のエネルギの用
    途別の実績消費量を、単位期間毎及び用途別に合算した
    複数種のエネルギの用途別の標準消費量と比較して、前
    記診断対象のエネルギ消費性向を診断する手段、及び診
    断結果の情報を端末装置へ転送する手段を備えた中央装
    置とを備え、 前記端末装置は、中央装置から転送された診断結果の情
    報を出力する手段をさらに備えたことを特徴とするエネ
    ルギ消費性向診断システム。
  5. 【請求項5】 中央装置は、エネルギ節減手法の情報を
    記憶する手段と、前記診断結果に応じたエネルギ節減手
    法の情報を該手段から読み出して端末装置へ転送する手
    段とを備え、端末装置は、中央装置から転送された節減
    手法の情報を出力する手段を備えたことを特徴とする請
    求項4記載のエネルギ消費性向診断システム。
  6. 【請求項6】 端末装置は、中央装置から転送された節
    減手法の情報に関連する機器のエネルギ消費量を制御す
    る手段を備えることを特徴とする請求項4記載のエネル
    ギ消費性向診断システム。
  7. 【請求項7】 コンピュータに、診断対象のエネルギ消
    費性向を診断させるためのコンピュータプログラムが記
    録されており、コンピュータでの読み取りが可能な記録
    媒体において、コンピュータに、診断対象の属性の入力
    を受け付けさせるプログラムコード手段と、コンピュー
    タに、入力された属性の情報を他のコンピュータへ転送
    させるプログラムコード手段と、コンピュータに、他の
    コンピュータから転送された診断結果の情報を出力させ
    るプログラムコード手段とを含むコンピュータプログラ
    ムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
  8. 【請求項8】 コンピュータに、診断対象のエネルギ消
    費性向を診断させるためのコンピュータプログラムが記
    録されており、コンピュータでの読み取りが可能な記録
    媒体において、 コンピュータに、診断対象が消費した複数種のエネルギ
    それぞれの単位期間毎の実績消費量を取得させるプログ
    ラムコード手段と、 コンピュータに、取得した複数種のエネルギそれぞれの
    単位期間毎の実績消費量を用途別の実績消費量に分解さ
    せるプログラムコード手段と、 コンピュータに、所得した診断対象の属性に応じた前記
    複数種のエネルギそれぞれの単位期間毎の用途別の標準
    消費量を取得させるプログラムコード手段と、 コンピュータに、複数種のエネルギそれぞれの単位期間
    毎の用途別の実績消費量及び標準消費量を該複数種のエ
    ネルギに共通する単位の消費量にそれぞれ換算させ、単
    位期間毎の複数種のエネルギの換算後の実績消費量を用
    途別に合算させ、また単位期間毎の複数種のエネルギの
    標準消費量を用途別に合算させるプログラムコード手段
    と、 コンピュータに、単位期間毎及び用途別に合算した複数
    種のエネルギの用途別の実績消費量を、単位期間毎及び
    用途別に合算した複数種のエネルギの用途別の標準消費
    量と比較させて、前記診断対象のエネルギ消費性向を診
    断させるプログラムコード手段と、 コンピュータに、診断結果の情報を他のコンピュータへ
    転送させるプログラムコード手段とを含むコンピュータ
    プログラムが記録されていることを特徴とする記録媒
    体。
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