JP2000329744A - 有機物の分析方法 - Google Patents

有機物の分析方法

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JP2000329744A JP11141098A JP14109899A JP2000329744A JP 2000329744 A JP2000329744 A JP 2000329744A JP 11141098 A JP11141098 A JP 11141098A JP 14109899 A JP14109899 A JP 14109899A JP 2000329744 A JP2000329744 A JP 2000329744A
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宏樹 城
Matsuhiro Hori
松浩 堀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】未知化合物の構造解析を容易にし、精度よく分
析しうる方法を提供すること。 【解決手段】試料に含まれている官能基を有する有機物
を反応試薬で誘導体化し、得られた誘導体化物をプレカ
ーサーイオンスキャン法で質量分析する有機物の分析方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機物の分析方法
に関する。さらに詳しくは、試料中に含まれている特定
の官能基を有する有機物のみを選択的に検出する分析方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】有機物の誘導体化分析法として、高感度
蛍光検出分析法(特開平10−182619号公報)、
プロダクトイオンスキャン法(ドーターイオンスキャン
法)による質量分析法(アナリティカル・ケミストリー
(Anal.Chem.)70巻、1998年、1979-1985 頁)等が報告
されている。特に、アナリティカル・ケミストリーに記
載の方法では、カルボニル基を有する有機物を誘導体化
した後、得られた誘導体化物をプロダクトイオンスキャ
ン法(ドーターイオンスキャン法)で質量分析するとい
う操作が採られている。
【0003】しかしながら、従来の誘導体化分析法で
は、試料中の未知化合物が誘導体化されても、誘導体化
物のみを選択的に検出することができない。すなわち、
従来の誘導体化分析法は、試料中の誘導体化物のみなら
ず、誘導体化されていない有機物も検出されるので、両
者の区別がつかないという欠点があるため、試料中の未
知化合物の構造を決定するうえで必ずしも満足しうる方
法ではない。
【0004】したがって、固有の官能基を頼りにして特
定の官能基を有する有機物の誘導体化物のみを選択的に
検出することで未知化合物の構造解析を容易にし、精度
よく分析しうる方法の開発が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、未知化合物
の構造解析を容易にし、精度よく分析しうる方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、試料に含まれ
ている官能基を有する有機物を反応試薬で誘導体化し、
得られた誘導体化物をプレカーサーイオンスキャン法で
質量分析する有機物の分析方法に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明においては、まず、試料中
に含まれている官能基を有する有機物を反応試薬で誘導
体化する。
【0008】有機物が有する官能基には特に限定がな
い。その例としては、カルボニル基、アミノ基、カルボ
キシル基、水酸基、チオール基等が挙げられる。これら
の中では、誘導体化されやすいという観点から、カルボ
ニル基、1級アミノ基及び2級アミノ基が好ましい。有
機物が有する官能基の数には特に限定がなく、その数
は、1以上であればよい。
【0009】官能基を有する有機物としては、ホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、アセトン、プロピオンア
ルデヒド、メチルエチルケトン、イソブチルアルデヒ
ド、n-カプリルアルデヒド、モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、メチルアミン、エチルアミン、1-プ
ロピルアミン、2-プロピルアミン、ベンジルアミン、ラ
ウリルアミン等が挙げられる。
【0010】有機物の官能基を反応試薬で化学修飾する
ことが、本発明にいう有機物の誘導体化である。有機物
の誘導体化は、有機物を含む試料から該有機物を単離せ
ずに行なうことができる。有機物を誘導体化させる方法
には特に限定がなく、一般に採用されている方法を使用
することができる。
【0011】有機物を誘導体化させる際に用いる反応試
薬は、誘導体化された有機物、すなわち誘導体化物を質
量分析装置で検出しうるようにするために、プレカーサ
ーイオンスキャン法(ペアレントイオンスキャン法)に
よる質量分析の際に、フラグメントイオンを生じやす
く、かつ極性の強い化合物であることが好ましい。かか
る観点から、反応試薬は、ハロゲン及び/又はイオン性
官能基を有することが好ましい。好ましい反応試薬とし
ては、ジニトロフェニルヒドラジン、N−スクシンイミ
ジル−4−ニトロフェニルアセテート、ジニトロフルオ
ロベンゼン等が挙げられる。ジニトロフェニルヒドラジ
ンは有機物のカルボニル基を、N−スクシンイミジル−
4−ニトロフェニルアセテート及びジニトロフルオロベ
ンゼンはアミノ基をそれぞれ誘導体化させるのに好適に
使用しうるものである。
【0012】試料に含まれている有機物を誘導体化させ
て得られた誘導体化物の定量は、MS/MS 分析法により、
予め既知濃度のものを用いて用意しておいた検量線に基
づいて高精度で行なうことができる。MS/MS 分析法と
は、第1の質量分析系と第2の質量分析系との間にイオ
ンと不活性ガス分子との衝突領域を設けることで高分解
能のスペクトルを得る質量分析装置を用いた分析法であ
る。
【0013】MS/MS 分析法としては、プレカーサーイオ
ンスキャン法(ペアレントイオンスキャン法)、プロダ
クトイオンスキャン法(ドーターイオンスキャン法)、
ニュートラルロススキャン法等が挙げられる。
【0014】しかしながら、プロダクトイオンスキャン
法には、ある1成分に注目したMS/MS 分析法であるた
め、誘導体化物のみを選択的にすべて検出することがで
きないという欠点がある。また、ニュートラルロススキ
ャン法には、誘導体化物から中性フラグメントを生成さ
せる必要があるため、実際に実施することが困難である
という欠点がある。
【0015】これに対して、本発明においては、プレカ
ーサーイオンスキャン法(ペアレントイオンスキャン
法)が採用されていることにより、誘導体化物のみを選
択的にすべて検出することができるという格別顕著に優
れた効果が発現される。プレカーサーイオンスキャン法
とは、質量分析装置に導入された成分(誘導体化物)に
不活性ガス分子を衝突させることによって該成分(誘導
体化物)をフラグメント化させ、生成したフラグメント
イオン(娘イオン)から元の分子イオン(親イオン)を
検出する分析法である。
【0016】プレカーサーイオンスキャン法によるMS/M
S 分析は、誘導体化物及び誘導体化されていない有機物
を含む試料を、各成分ごとに分離することなく、質量分
析装置内にシリンジポンプを用いて導入し、質量分析す
ることによって行なうことができる。かかる方法によれ
ば、試料中の誘導体化物のみを選択的に検出することが
できる。プレカーサーイオンスキャン法は、パーキンエ
ルマー社製API 300 (製品名)等の質量分析装置を用い
て行なうことができる。
【0017】なお、試料中の未知化合物を同定する際に
は、試料中から誘導体化物のみをあらかじめ分離し、そ
の他の化合物の影響を与えないようにすることが好まし
い。誘導体化物を各化合物ごとに分離する方法として
は、液液抽出法、カラムクロマトグラフィーによる分離
法、液体クロマトグラフィーによる分離法、ガスクロマ
トグラフィーによる分離法等がある。これらの方法のな
かでは、プレカーサーイオンスキャン法による質量分析
を行なう際の分離操作が簡便であり、かつ難揮発性の極
性有機化合物の分離に適しているという観点から、液体
クロマトグラフィーによる分離法が好ましい。液体クロ
マトグラフィーを採用した場合には、保持時間の情報を
観測することにより、試料中の各誘導体化物を容易に同
定することができる。誘導体化物をプレカーサイオンス
キャン法で質量分析することによって構造解析を行なっ
た後、質量分析のピーク強度とは別に求めた検量線から
定量することもできる。
【0018】
【実施例】実施例1 アセトンを10mg/Lの濃度で含むように25℃でア
セトニトリルに溶解させ、試料溶液を得た。
【0019】一方、2,4−ジニトロフェニルヒドラジ
ン(試薬特級)0.1gに、アセトニトリル90mL、
水8mL及び1N塩酸2mLの混合液を25℃で添加
し、誘導体化反応試薬を得た。
【0020】次に、試料溶液1mLと、誘導体化反応試
薬1mLとを混合し、40℃で2時間反応させ、カルボ
ニル基の誘導体化を行なった。
【0021】得られた誘導体化物を含む溶液1mLに、
0.01mol/Lの酢酸アンモニウム水溶液1mLを
添加し、混合してMS/MS 分析用試料を得た。
【0022】次に、得られた試料を、シリンジポンプを
介して、流量0.30mL/hourで質量分析装置内
に導入し、以下のMS/MS 分析条件下で分析を行なった。
なお、質量分析装置として、パーキン・エルマー(Perk
in Elmer)社製、製品名: API 300を用いた。
【0023】 〔MS/MS 分析条件〕 NEB 10 CUR 9 CAD 4 IS -3000 TEM 375 OR 0 RNG -190 Q0 10 IQ1 11 ST 16 RO1 11 IQ2 22 RO2 28 IQ3 45 RO3 35 DF 100 CEM 1800 POL 1
【0024】MS/MS 分析の結果、カルボニル基を有する
化合物は、誘導体化されているため、フラグメントイオ
ンから元の誘導体化物に由来の分子イオンを選択的に検
出することができた。この誘導体化物に由来の分子イオ
ンから、元のカルボニル化合物の分子量がわかり、未知
化合物の構造解析を容易に行なうことができた。本実施
例では、誘導体化物に由来の分子イオンとしてm/z=
237のスペクトルが認められ、その分子量が58であ
ることから、試料には、アセトンが含まれていることが
確認された。
【0025】実施例2 実施例1において、試料として、アセトン、メチルエチ
ルケトン、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロ
ピオンアルデヒド、イソブチルアルデヒド及びn-カプリ
ルアルデヒドをそれぞれ含む試料を、各成分の濃度が1
0mg/Lとなるように、25℃でアセトニトリルに溶
解させて得られた試料溶液を用いた他は、実施例1と同
様にしてカルボニル基の誘導体化を行なった。
【0026】得られた誘導体化物を含む溶液1mLに、
0.01mol/Lの酢酸アンモニウム水溶液1mLを
添加し、混合して分析用試料を得た。
【0027】次に、得られた試料から誘導体化物を以下
の分離条件で液体クロマトグラフィーによって分離し
た。
【0028】〔液体クロマトグラフィーによる分離条
件〕 装置:ヒューレット・パッカード(Hewlett Packar
d )社製、SERIES 1100(製品名) カラム:昭和電工(株)製、Shodex DE-613 column
(製品名) (6.0 mmφx150mm) 、カラム温度:40℃ サンプル注入量:20uL 溶離液:0.01mol/Lの酢酸アンモニウム水
溶液(A)、アセトニトリル(B)
【0029】次に、得られた試料を、シリンジポンプを
介して、流量0.30mL/hourで質量分析装置内
に導入し、以下のMS/MS 分析条件下で分析を行なった。
その結果を図1に示す。なお、質量分析装置として、パ
ーキン・エルマー(Perkin Elmer)社製、製品名: API
300を用いた。 〔MS/MS 分析条件〕 NEB 10 CUR 9 CAD 4 IS -3000 TEM 375 OR 0 RNG -190 Q0 10 IQ1 11 ST 16 RO1 11 IQ2 22 RO2 28 IQ3 45 RO3 35 DF 100 CEM 1800 POL 1
【0030】以上の操作の結果、プレカーサーイオンス
キャン法によって生成したフラグメントイオンから元の
誘導体化物に由来の分子イオンを選択的に検出すること
ができた。また、誘導体化物に由来の分子イオンから、
元の各カルボニル化合物の分子量がそれぞれ30、44、5
8、58、72、72又は128 であることから、試料にはホル
ムアルデヒド、アセトアルデヒド、アセトン、プロピオ
ンアルデヒド、イソブチルアルデヒド及びn-カプリルア
ルデヒドが含まれていることがわかった。なお、同じ分
子量の化合物の場合には、標品の液体クロマトグラフィ
ーの保持時間を参考にして分析した。
【0031】このように、本実施例の方法によれば、カ
ルボニル化合物の混合物であっても分析することができ
るので、未知化合物の構造解析を容易に行なうことがで
きることがわかる。
【0032】実施例3 メチルアミンを10mg/Lの濃度で含むように25℃
でアセトニトリルに溶解させ、試料溶液を得た。
【0033】一方、N-スクシンイミジル-4- ニトロフェ
ニルアセテート(試薬特級)0.1gをアセトニトリル
に25℃で溶解させ、濃度が500mg/Lの誘導体化
反応試薬を得た。
【0034】次に、試料溶液2mLと誘導体化反応試薬
2mLとを混合し、25℃で1時間反応させ、アミノ基
の誘導体化を行なった。
【0035】得られた誘導体化物を含む溶液1mLに、
0.01mol/Lの酢酸アンモニウム水溶液1mLを
添加し、混合してMS/MS 分析用試料を得た。
【0036】次に、得られた試料を、シリンジポンプを
介して、流量0.30mL/hourで質量分析装置内
に導入し、以下のMS/MS 分析条件下で分析を行なった。
なお、質量分析装置として、パーキン・エルマー(Perk
in Elmer)社製、製品名: API 300を用いた。
【0037】〔MS/MS 分析条件〕 NEB 10 CUR 9 CAD 4 IS -3000 TEM 375 OR -10 RNG -250 Q0 10 IQ1 11 ST 16 RO1 11 IQ2 25 RO2 30 IQ3 45 RO3 35 DF 100 CEM 1800 POL 1
【0038】MS/MS 分析の結果、アミノ基を有する化合
物は、誘導体化されているため、フラグメントイオンか
ら元の誘導体化物に由来の分子イオンを選択的に検出す
ることができた。この誘導体化物に由来の分子イオンか
ら、元のアミンの分子量がわかり、未知化合物の構造解
析を容易に行なうことができた。例えば、誘導体化物に
由来の分子イオンとしてm/z=193のスペクトルが
認められ、元のアミンの分子量が31であることから、
試料にはメチルアミンが含まれていることが確認され
た。
【0039】実施例4 実施例3において、試料として、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、メチルアミン、エチルアミ
ン、1-プロピルアミン、2-プロピルアミン、ベンジルア
ミン及びラウリルアミンをそれぞれ含む試料を、各成分
の濃度が10mg/Lなるように、25℃でアセトニト
リルに溶解させて得られた試料溶液を用いた他は、実施
例3と同様にしてアミノ基の誘導体化を行なった。
【0040】得られた誘導体化物を含む溶液1mLに、
0.01mol/Lの酢酸アンモニウム水溶液1mLを
添加し、混合して分析用試料を得た。
【0041】次に、得られた試料から誘導体化物を以下
の分離条件で液体クロマトグラフィーによって分離し
た。
【0042】〔液体クロマトグラフィーによる分離条
件〕 装置:ヒューレット・パッカード(Hewlett Packar
d)社製、SERIES 1100(製品名) カラム:昭和電工(株)製、Shodex DE-613 column
(製品名) (6.0 mmφx150mm) 、カラム温度:40℃ サンプル注入量:20uL 溶離液:0.01mol/L の酢酸アンモニウム水溶液
(A)、アセトニトリル(B)
【0043】次に、得られた試料を、シリンジポンプを
介して、流量0.30mL/hourで質量分析装置内
に導入し、以下のMS/MS 分析条件下で分析を行なった。
その結果を図2に示す。なお、質量分析装置として、パ
ーキン・エルマー(Perkin Elmer)社製、製品名: API
300を用いた。 〔MS/MS 分析条件〕 NEB 10 CUR 9 CAD 4 IS -3000 TEM 375 OR -10 RNG -250 Q0 10 IQ1 11 ST 16 RO1 11 IQ2 25 RO2 30 IQ3 45 RO3 35 DF 100 CEM 1800 POL 1
【0044】以上の操作の結果、プレカーサーイオンス
キャン法によって生成したフラグメントイオンから元の
誘導体化物に由来の分子イオンを選択的に検出すること
ができた。また、誘導体化物に由来の分子イオンから、
元の各アミン化合物の分子量がそれぞれ61、105 、31、
45、59、59、107 又は185 であることから、試料にはモ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、メチルアミ
ン、エチルアミン、1-プロピルアミン、2-プロピルアミ
ン、ベンジルアミン及びラウリルアミンが含まれている
ことがわかった。なお、同じ分子量の化合物の場合に
は、標品の液体クロマトグラフィーの保持時間を参考に
して分析した。
【0045】このように、本実施例の方法によれば、ア
ミン化合物の混合物であっても分析することができるの
で、未知化合物の構造解析を容易に行なうことができる
ことがわかる。
【0046】比較例 実施例4と同様にして調製したMS/MS 分析用試料を、シ
リンジポンプを用いて、流量0.30mL/hourで
質量分析装置内に導入した。質量分析装置として、パー
キンエルマー社製API 300 を用いた。
【0047】次に、フルスキャン法による質量分析を行
なったところ、誘導体化物のみを選択的に検出すること
ができなかった。すなわち、試料中の誘導体化物と誘導
体化されていない有機物とが同時に検出された。
【0048】
【発明の効果】本発明の有機物の分析方法によれば、固
有の官能基を頼りに特定の官能基を有する有機物の誘導
体化物選択的に検出することができるので、未知化合物
を容易に、しかも精度よく構造解析することができると
いう効果を奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例2におけるカルボニル化合物の
誘導体化物のクロマトグラムである。
【図2】図2は、実施例4におけるアミンの誘導体化物
のクロマトグラムである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料に含まれている官能基を有する有機
    物を反応試薬で誘導体化し、得られた誘導体化物をプレ
    カーサーイオンスキャン法で質量分析する有機物の分析
    方法。
  2. 【請求項2】 有機物の官能基がカルボニル基及び/又
    はアミノ基である請求項1記載の有機物の分析方法。
  3. 【請求項3】 試料中から誘導体化物を分離した後、該
    誘導体化物をプレカーサーイオンスキャン法で質量分析
    する請求項1又は2記載の有機物の分析方法。
  4. 【請求項4】 誘導体化物を液体クロマトグラフィーで
    分離し、該誘導体化物の保持時間の情報を得る請求項1
    〜3いずれか記載の有機物の分析方法。
  5. 【請求項5】 有機物の官能基を誘導体化させる際に用
    いる反応試薬がジニトロフェニルヒドラジン、N−スク
    シンイミジル−4−ニトロフェニルアセテート又はジニ
    トロフルオロベンゼンである請求項1〜4いずれか記載
    の有機物の分析方法。
  6. 【請求項6】 誘導体化物をプレカーサーイオンスキャ
    ン法で質量分析することによって構造解析を行なった
    後、定量を行なう請求項1〜5いずれか記載の有機物の
    分析方法。
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