JP2000329080A - チップシール及びこれを備えたスクロール型流体機械 - Google Patents

チップシール及びこれを備えたスクロール型流体機械

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JP2000329080A
JP2000329080A JP11137804A JP13780499A JP2000329080A JP 2000329080 A JP2000329080 A JP 2000329080A JP 11137804 A JP11137804 A JP 11137804A JP 13780499 A JP13780499 A JP 13780499A JP 2000329080 A JP2000329080 A JP 2000329080A
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Katsumi Hirooka
勝実 広岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクロール圧縮機構において外周部側が内周
部側より低圧であることに着目し、チップシールにおけ
る損失動力の低減を目的とする。 【解決手段】 相対的旋回運動を行う固定スクロール及
び旋回スクロールの渦巻体先端面に嵌装され、それぞれ
が相手側スクロールの接触面に密接して低圧側と高圧側
との間をシールするチップシール13Aを、前記接触面
との接触面積が前記スクロール部の外周側で小さく前記
スクロール部の内周側で大きい異形断面形状にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば冷凍装置
や空気調和装置に使用されるスクロール型圧縮機等のス
クロール型流体機械に係り、特に、損失動力の低減に有
効なチップシール及びこれを備えたスクロール型流体機
械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、スクロール型圧縮機などのス
クロール型流体機械においては、固定スクロール、旋回
スクロール及び自転阻止機構を具備することでスクロー
ル型圧縮機構を構成している。このスクロール型圧縮機
構において、一方の固定スクロールは、吸入管及び吐出
管を接続したハウジング内に固定支持された不動のスク
ロールである。他方の旋回スクロールは、固定スクロー
ルと上下または左右方向に噛み合わされた状態で配置さ
れ、自転阻止機構により自転を阻止されると共に、電動
モータなどの駆動源と連結されて、固定スクロールに対
し公転旋回運動を行うものである。この旋回スクロール
は、固定スクロールと複数の接触点で接触して三日月状
の圧縮室を形成し、同圧縮室が外周側より容積を減少さ
せながら内側へ移動することにより、吸入・圧縮・吐出
を同時に行うことができる。
【0003】また、上述した固定スクロール及び旋回ス
クロールにおいては、それぞれの渦巻体先端面にチップ
シールと呼ばれるシール部材が嵌装されている。このチ
ップシールは、相対的旋回運動を行う固定スクロール及
び旋回スクロールの渦巻体先端面において、それぞれが
相手側スクロールの接触面に密接して低圧側と高圧側と
の間をシールする機能を有している。図6に従来のチッ
プシールを示して簡単に説明すると、渦巻き状のチップ
シール13は、全長にわたって同一の矩形断面形状を有
するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のチップシール13は、渦巻き状の外周側端部から内
周側端部まで同一断面のものを使用しており、この場
合、高いシール性の確保を重視して、接触面積が一様で
しかも大きくとれる矩形断面のチップシールが使用され
てきた。すなわち、図7に示すように、相手側スクロー
ル9(又は11)の接触面となる固定側端板9a(又は
旋回側端板11a)に対して、チップシール13は面接
触となる。しかしながら、接触面積が大きいということ
は摩擦損失も大きいということを意味しており、従っ
て、旋回スクロールを駆動する駆動源にとっては損失動
力が大きくなって性能悪化の要因となる不都合があっ
た。
【0005】そこで、本発明は、スクロール圧縮機構が
スクロール外周部側から徐々に圧縮していくため、外周
部側が内周部側より低圧であることに着目してなされた
ものであり、上記損失動力を低減できるチップシール及
びこれを備えたスクロール型流体機械の提供を目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため以下の手段を採用した。請求項1に記載のチ
ップシールは、相対的旋回運動を行う固定スクロール及
び旋回スクロールの渦巻体先端面に嵌装され、それぞれ
が相手側スクロールの接触面に密接して低圧側と高圧側
との間をシールするチップシールであって、前記接触面
との接触面積が前記渦巻体の外周側で小さく前記渦巻体
の内周側で大きい異形断面形状にしたことを特徴とする
ものである。
【0007】上記チップシールにおいては、前記接触面
積が小さい断面形状の領域を渦巻き形状の外周側端部か
ら一巻き以内に設けるのが好ましい。また、前記接触面
積が小さい断面形状の領域を接触面と線接触する断面形
状にするのが好ましく、この場合の断面形状は、凸状円
弧とすればよい。あるいは、前記凸状円弧がシール幅W
の一部に突設されたものでもよい。
【0008】このようなチップシールによれば、高いシ
ール性能を必要としない外周側で接触面積を小さくした
ので、全体としてのシール性能を維持しつつ損失動力を
低減することが可能となる。
【0009】請求項6に記載のスクロール型流体機械
は、閉空間を形成し吸入管及び吐出管を接続したハウジ
ングと、該ハウジング内に固定支持された固定スクロー
ルと、該固定スクロールと噛み合わされ、同固定スクロ
ールに対し自転を阻止されて公転旋回運動を行う旋回ス
クロールと、該旋回スクロールの駆動手段とを具備し、
前記固定スクロールと前記旋回スクロールとが複数の接
触点で接触して三日月状の圧縮室を形成し、該圧縮室が
外周側より容積を減少させながら内側へ移動して吸入・
圧縮・吐出を同時に行うスクロール型流体機械であっ
て、相対的旋回運動を行う前記固定スクロール及び前記
旋回スクロールの渦巻体先端面に嵌装され、それぞれが
相手側スクロールの接触面に密接して低圧側と高圧側と
の間をシールするチップシールを、前記接触面との接触
面積が前記渦巻体の外周側で小さく前記渦巻体の内周側
で大きい異形断面形状にしたことを特徴とするものであ
る。
【0010】このようなスクロール型流体機械によれ
ば、シール機能を維持しつつチップシールにおける損失
動力が低減されるので、消費動力や効率などの面で性能
を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るチップシール
及びこれを備えたスクロール型流体機械の一実施形態と
して、図4にスクロール型圧縮機を示して説明する。図
示のスクロール型圧縮機1は密閉型と呼ばれているもの
である。このスクロール圧縮機1は、有底筒形状のハウ
ジング2と、該ハウジング2内部の上部にフレーム3で
支持されたスクロール型圧縮機構4と、該スクロール型
圧縮機構4の下方、すなわちハウジング2内部の下部に
フレーム3で支持して配設された駆動手段のモータ5と
を備え、該モータ5の回転シャフト6が、スクロール型
圧縮機構4の下部に連結されている。
【0012】前記ハウジング2は、筒部2aの下端及び
上端が底部2b及び蓋部2cでそれぞれ閉塞状態とさ
れ、筒部2aには吸入管7が内部と貫通状態に接続され
るとともに、蓋部2cには吐出管8が内部に突出状態に
接続された閉空間を形成している。前記スクロール型圧
縮機構4は、フレーム3に固定された固定スクロール9
と、フレーム3と固定スクロール9との間にスラスト軸
受10を介して公転旋回運動が可能に支持された旋回ス
クロール11と、該旋回スクロール11の外面に設けら
れ旋回スクロール11の公転旋回運動を許容しながらそ
の自転を阻止する周知のオルダムリンク等よりなる自転
阻止機構12とを備えている。
【0013】前記固定スクロール9は、固定側端板9a
と、該固定側端板9aの内面に立設された渦巻き状の固
定側渦巻体9bと、固定側端板9aの周縁部に形成され
た円筒状の周壁部9cとを備え、該固定側渦巻体9bの
先端面にはチップシール13が嵌装されている。前記固
定側端板9aには、その中央部に吐出ポート14が上下
に貫通状態に形成されるとともに、その上面には吐出ポ
ート14を開閉する吐出弁15が設けられている。
【0014】また、前記周壁部9cの上端には、キャビ
ティ蓋部16が機密状態に固定されて、内部に吐出キャ
ビティ17が形成されている。キャビティ蓋部16に
は、吐出管8の開口端が貫通状態に固定され、吐出管8
と吐出キャビティ17とが接続されている。また、周壁
部9cには、固定側端板9a内面側とハウジング2側と
を連通する吸入通路18が形成され、該吸入通路18
は、固定スクロール9と旋回スクロール11との間に形
成される吸入室19に接続される。
【0015】前記旋回スクロール11は、前記固定側端
板9aに対向状態に配された旋回側端板11aと、該旋
回側端板11aの内面に立設された固定側渦巻体9bと
噛み合わされた渦巻き状の旋回側渦巻体11bとを備
え、該旋回側渦巻体11bの先端面にはチップシール1
3が嵌装されている。前記旋回側端板11aには、その
外面に円筒形状のボス20が軸線を同じくして立設さ
れ、該ボス20の内部には、ブッシュ21が旋回軸受2
2を介して回転可能に嵌装されている。また、該ブッシ
ュ21には、その内部に軸線から偏心した貫通孔21a
が形成されている。
【0016】固定スクロール9と旋回スクロール11と
は、互いに所定の距離だけ偏心した状態で、固定側渦巻
体9bと旋回側渦巻体11bとの互いの側面が複数個所
で線接触するように180度の位相差をもって噛み合わ
されている。また、この状態で、固定側渦巻体9b及び
旋回側渦巻体11bのチップシール13がそれぞれ旋回
側端板11a及び固定側端板9aの内面に密接して、図
5に示すように、固定側渦巻体9bと旋回側渦巻体11
bの中心に対して点対称の位置関係となる複数個所に密
閉空間となる圧縮室Pが形成される。なお、旋回スクロ
ール11は、周知のオルダムリンク23を備えた自転阻
止機構12によって、フレーム3及び同フレーム3に固
定された固定スクロール9に対して、自転が阻止された
状態で公転旋回運動可能に配されている。
【0017】前記モータ5の回転シャフト6は、フレー
ム3の内周面に配された上部軸受24及び下部軸受25
に軸支され、軸線から所定量偏心された偏心ピン26が
上端に突出状態に設けられている。偏心ピン26は、ブ
ッシュ21の貫通孔21aに挿入され、ブッシュ21を
回転可能に支持している。さらに、偏心ピン26の下部
には、旋回スクロール11及びフレーム3との間に形成
された室27内にバランスウエイト28が固定されてい
る。
【0018】偏心ピン26及び回転シャフト6には、こ
れらを上下に貫通する油通路29が形成されるととも
に、回転シャフト6の下端には潤滑油ポンプ30が設け
られており、油通路29の下端に接続されている。ま
た、ハウジング2の底部2bには、潤滑油31が貯留さ
れており、該潤滑油31内に回転シャフト6の下端が配
されている。さらに、フレーム3には、室27とフレー
ム3下部とを連通する排油孔3bと、フレーム3外周部
に配されフレーム3上部と下部とを連通する通路3cと
が形成されている。
【0019】次に、上記構成のスクロール圧縮機1にお
けるガス(流体)の圧縮方法について説明する。モータ
5を駆動することにより、回転シャフト6の回転が偏心
ピン26、ブッシュ21、旋回軸受22及びボス20を
介して旋回スクロール11に伝達されるとともに、旋回
スクロール11が自転阻止機構12によって自転が阻止
された状態で固定スクロール9に対して公転旋回運動を
行う。このとき、ガスは、吸入管7からハウジング2内
に供給されるとともにモータ5を冷却し、さらに通路3
c、吸入通路18及び吸入室19を経て圧縮室Pへと供
給される。
【0020】そして、圧縮室P内のガスは、旋回スクロ
ール11の上記公転旋回運動による圧縮室Pの容積縮小
に伴い、圧縮されながら中央部に移送される。このよう
にして、さらに圧縮されたガスは、吐出ポート14から
吐出弁15を押し開けて吐出キャビティ17内に排出さ
れ、該吐出キャビティ17から吐出管8によって外部へ
と排出される。
【0021】また、底部2bに貯留された潤滑油31
は、潤滑油ポンプ30によって吸い上げられるとともに
油通路29内を通って偏心ピン26先端から出され、偏
心ピン26、ブッシュ21、旋回軸受22、スラスト軸
受10、下部軸受25及び自転阻止機構12等を潤滑す
る。この後、潤滑油31は、室27から排油孔3bを介
してハウジング2の底部2bに戻されて貯留される。
【0022】上述した構成のスクロール型圧縮機1に対
して、本発明では、固定側渦巻体9b及び旋回側渦巻体
11bの外周側と内周側とで断面形状が異なる異形断面
のチップシール13を使用している。なお、チップシー
ル13は、弾性部材を渦巻き状に成形した流体のシール
部材である。具体的には、第1実施例として図1に示し
たように、渦巻き状のチップシール13Aに、相手側ス
クロールの接触面、すなわち固定側側端板9a及び旋回
側側端板11aの内面とそれぞれ接触する接触面積が小
さい断面形状とした外周側の領域(以下、外周領域)
と、接触面積が大きい断面形状とした内周側の領域(以
下、内周領域)とを設けてある。
【0023】接触面積を小さくした外周領域は、チップ
シール13Aがシールする高圧側と低圧側との圧力差が
小さい外周側、好適にはチップシール13Aの外周側端
部から一巻き以内の範囲に設けてある。スクロール型圧
縮機構4の外周側では、吸入管7から吸入したガスがほ
とんど圧縮されていない状態にあるため、大きな圧力差
は生じていない。従って、外周側領域では、チップシー
ル13Aにそれほど高いシール性能を与えなくても、圧
縮をするのに十分なシール機能を維持することができ
る。そこで、この外周側領域には、チップシール13A
の断面形状として、相手側スクロールの接触面と線接触
する形状を採用する。好適な断面形状としては、図1
(b)に示す凸状円弧がある。この場合、チップシール
13Aの幅Wにわたって、凸状円弧面が形成されてい
る。なお、内周領域におけるチップシール13Aの断面
形状は、従来と同様の矩形断面を採用し、相手側スクロ
ールの接触面と接触する面積が大きくなる面接触にして
ある。
【0024】上述した異形断面のチップシール13Aを
採用したことにより、接触面積の大きい内周領域では、
従来と同様に大きな接触面積が得られるので大きな圧力
差に対しても良好なシール機能を得ることができる。一
方、接触面積の小さい外周領域では、図2に示すよう
に、線接触という接触面積の小さいチップシール13A
によりシールしている。しかし、高圧側と低圧側との圧
力差は比較的小さいため、線接触であっても十分なシー
ル機能を発揮することができる。また、チップシール1
3Aの接触面積が小さいため、相対的旋回運動によりチ
ップシール13Aと接触面との間に生じる摩擦損失も小
さくなる。この結果、チップシール13A全体として
も、外周領域で低減された分だけ摩擦損失が小さくなる
ので、シール機能を維持しつつ、旋回スクロール11を
旋回させる動力の損失を低減することができる。
【0025】図3は、チップシール13の第2実施例を
示したものである。この第2実施例では、幅Wのチップ
シール13Bに対し、その一部に、図示の例では幅Wの
中央部に凸状円弧を突設してある。このようにすれば、
シール幅Wが同じ場合、円弧の半径を小さくできるの
で、より細い線接触によるシールを実施して摩擦損失を
低減することができる。
【0026】なお、他の実施例としては、第2実施例の
断面形状をシールすべき圧力差が最も小さい渦巻き形状
の外周側端部に採用し、シールすべき圧力差がある程度
大きくなってくる外周領域の途中から第1実施例の断面
形状を採用することで、3種類の異形断面を有するチッ
プシール13としてもよい。あるいは、外周側端部に第
2実施例の断面形状を採用し、外周領域の内周側端部で
第1実施例の断面形状となるようにスムーズに断面変化
させたものとし、圧力差の増加に応じてシール性を向上
させたものでもよい。なおまた、上述した本発明のチッ
プシールは、上述した密閉縦型のスクロール型圧縮機の
他にも、開放型や横型のスクロール型圧縮機及びスクロ
ール型流体機械にも適用可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明のチップシール及びこれを備えた
スクロール型流体機械によれば、圧力差の小さい領域で
接触面積を小さい断面形状としたので、必要なシール機
能を維持し、かつ摩擦損失の少ないチップシールを提供
できる。また、このようなチップシールを備えたスクロ
ール型流体機械は、チップシールにおける動力損失を低
減でき、しかも必要なシール機能は確保されるので、消
費動力の低減や圧縮効率の向上といった性能を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るチップシールの第1実施例を示
す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面
図、(c)は(a)のB−B断面図である。
【図2】 図1のチップシールが相手側スクロールの接
触面と線接触している状態を示す要部断面図である。
【図3】 本発明に係るチップシールの第2実施例を示
す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C断面
図、(c)は(a)のD−D断面図である。
【図4】 スクロール型流体機械の一例としてスクロー
ル型圧縮機の構成を示す断面図である。
【図5】 固定側渦巻体及び旋回側渦巻体の関係を示す
説明図である。
【図6】 従来のチップシールを示す図で、(a)は平
面図、(b)は(a)のE−E断面図である。
【図7】 図6のチップシールが相手側スクロールの接
触面と面接触している状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 スクロール型圧縮機 2 ハウジング 3 フレーム 4 スクロール型圧縮機構 5 モータ(駆動手段) 6 回転シャフト 7 吸入管 8 吐出管 9 固定スクロール 9a 固定側端板 9b 固定側渦巻体 11 旋回スクロール 11a 旋回側端板 11b 旋回側渦巻体 12 自転阻止機構 13,13A,13B チップシール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的旋回運動を行う固定スクロール及
    び旋回スクロールの渦巻体先端面に嵌装され、それぞれ
    が相手側スクロールの接触面に密接して低圧側と高圧側
    との間をシールするチップシールであって、 前記接触面との接触面積が前記渦巻体の外周側で小さく
    前記渦巻体の内周側で大きい異形断面形状にしたことを
    特徴とするチップシール。
  2. 【請求項2】 前記接触面積が小さい断面形状の領域を
    渦巻き形状の外周側端部から一巻き以内に設けたことを
    特徴とする請求項1に記載のチップシール。
  3. 【請求項3】 前記接触面積が小さい断面形状の領域を
    接触面と線接触する断面形状にしたことを特徴とする請
    求項1または2に記載のチップシール。
  4. 【請求項4】 前記線接触する断面形状が凸状円弧であ
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の
    チップシール。
  5. 【請求項5】 前記凸状円弧がシール幅Wの一部に突設
    されたことを特徴とする請求項4に記載のチップシー
    ル。
  6. 【請求項6】 閉空間を形成し吸入管及び吐出管を接続
    したハウジングと、該ハウジング内に固定支持された固
    定スクロールと、該固定スクロールと噛み合わされ、同
    固定スクロールに対し自転を阻止されて公転旋回運動を
    行う旋回スクロールと、該旋回スクロールの駆動手段と
    を具備し、前記固定スクロールと前記旋回スクロールと
    が複数の接触点で接触して三日月状の圧縮室を形成し、
    該圧縮室が外周側より容積を減少させながら内側へ移動
    して吸入・圧縮・吐出を同時に行うスクロール型流体機
    械であって、 相対的旋回運動を行う前記固定スクロール及び前記旋回
    スクロールの渦巻体先端面に嵌装され、それぞれが相手
    側スクロールの接触面に密接して低圧側と高圧側との間
    をシールするチップシールを、前記接触面との接触面積
    が前記渦巻体の外周側で小さく前記渦巻体の内周側で大
    きい異形断面形状にしたことを特徴とするスクロール型
    流体機械。
JP11137804A 1999-05-18 1999-05-18 チップシール及びこれを備えたスクロール型流体機械 Withdrawn JP2000329080A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009036048A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Hitachi Ltd スクロール式流体機械
GB2595892A (en) * 2020-06-10 2021-12-15 Edwards Ltd Vacuum pump

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