JP2000328522A - 交差点ミラー - Google Patents

交差点ミラー

Info

Publication number
JP2000328522A
JP2000328522A JP11136633A JP13663399A JP2000328522A JP 2000328522 A JP2000328522 A JP 2000328522A JP 11136633 A JP11136633 A JP 11136633A JP 13663399 A JP13663399 A JP 13663399A JP 2000328522 A JP2000328522 A JP 2000328522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
intersection
road
units
mirror unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11136633A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tagami
浩 田上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11136633A priority Critical patent/JP2000328522A/ja
Publication of JP2000328522A publication Critical patent/JP2000328522A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 見通しの悪い交差点において各交差路の交通
状況を、正確、かつ、迅速に視認することのできる交差
点ミラーを提供すること。 【解決手段】 交差点ミラー1は、交差点50の中央部
上方に支柱12により吊下げ設置されたものであって、
2つのミラーユニット2,2が上下段積みに配置された
状態で固定用ボルト11により固定されている。段積み
されたミラーユニット2,2のうち、上側のミラーユニ
ット2は或る道路から見て一の交差路を映し出せる向き
に配置され、下側のミラーユニット2は或る道路から見
て他の交差路を映し出せる向きに配置されている。ま
た、ミラーユニット2の存在を確認するための表示灯1
3が下側のミラーユニット2のボス部8に設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交差点につながっ
た見通しの悪い交差路の交通状況を確認するために用い
られる交差点ミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示したように、見通しが悪く信号
機のない交差点では、ある道路51から見通しの悪い左
右の交差路52,53の交通状況を確認するために、ミ
ラー1枚または2枚組みの交差点ミラー1a,1aが交
差点50の少なくとも2ケ所に設置されている。しかし
ながら、かかる交差点ミラー1a,1aは、交差点50
の両側に分かれて配置される場合が多いので、走行中の
運転者は視線をすばやく左右に移動させなければなら
ず、車Cの走行速度によっては一方の交差路52または
53の交通状況を見落とすおそれがある。しかも、左右
方向の眼球運動は脳にとって楽でないことから、シルバ
ードライバや運転に余裕のない初心者によっては、交差
路52,53の交通状況を正確に把握できないことがあ
る。
【0003】そこで、図8および図9に示す交差点ミラ
ー1bが実開平6−4702号公報や実開平10−25
717号公報に開示されている。この交差点ミラー1b
は、4枚のミラーユニット27,28,29,30がそ
れぞれ四方向きに横並び配置されていて、支柱26によ
り交差点50内に吊下げ設置されている。これにより、
運転者ができるだけ視線を横に振らなくても交差路5
2,53を確認できるよう工夫されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た公報開示の交差点ミラー1bでは、遠方の道路51か
ら見ると、横長の交差点ミラー1bにより正面両側の視
界が遮られて、交差点50の向こう側を十分に確認でき
ないことがある。そして、左右の交差路52,53の交
通状況を確認するためには、僅かであるが視線24,2
5を左右に振ってミラーユニット27,28を見なけれ
ばならない。また、交差点ミラー1bは構造や形状が複
雑であり、美しい住宅街の景観に溶け込みにくいことが
ある。
【0005】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、見通しの悪い交差点において各交
差路の交通状況を、迅速に、かつ、楽に視認することの
できる交差点ミラーの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る交差点ミラーは、交差点の上方に吊下
げ設置される交差点ミラーであって、少なくとも2つの
ミラーユニットが上下段積みに配置されるとともに、前
記段積みされたミラーユニットのうち、一のミラーユニ
ットは或る道路から見て一の交差路を映し出せる向きに
配置され、他のミラーユニットは前記或る道路から見て
他の交差路を映し出せる向きに配置された構成にしてあ
る。
【0007】また、前記の構成に加え、ミラーユニット
存在確認用の表示灯を備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳しく説明する。図1は本発明の一実施形態
に係る交差点ミラーを示す外観図、図2はこの交差点ミ
ラーの要部を右斜め後方から見た図、図3はこの交差点
ミラーの要部を右斜め前方から見た図、図4はこの交差
点ミラーの要部を示す平面図、図5は図2におけるA−
A線断面図である。各図において、本実施形態に係る交
差点ミラー1は、それぞれ、両面に鏡面の形成された2
つのミラーユニット2,2を用い、これらを上下段積み
に配置して構成されている。
【0009】かかるミラーユニット2は、例えば錆びに
くいステンレス鋼板から成る角皿状の鏡板材3,4を向
き合わせて接合面5で溶接したことにより、丸みを帯び
たシンプルな角箱状に形成されている。鏡板材3,4の
一辺にはボス部8が内設され、ボス部8と対向する他辺
にはボス部10が内設されている。これらのボス部8,
10には、後述の支柱12を挿通する挿通孔9(図5参
照、ボス部10の挿通孔は図示省略)がそれぞれ同軸心
に穿設されている。また、鏡板材3,4の外面はバフ研
磨などにより仕上げられて鏡面6,7とされている。
【0010】この場合、上側のミラーユニット2はボス
部8を上としボス部10を下とするように配置され、下
側のミラーユニット2はボス部8を下とするよう上側の
ミラーユニット2に対し天地逆に配置される。一方、支
柱12は逆L字状に曲成されていて、その先端部12t
はミラーユニット2,2を吊り下げるよう下向きにされ
ている。そこで、前記のようにミラーユニット2,2を
配置した状態で、支柱12の先端部12tが下側のミラ
ーユニット2のボス部8に達するまで挿し込まれる。
【0011】続いて、上側のミラーユニット2は道路5
1(或る道路の例、図7参照(以下同じ))から見て例
えば右側の交差路52(一の交差路の例)を映し出せる
向きに調整され、下側のミラーユニット2は道路51か
ら見て例えば左側の交差路53(他の交差路の例)を映
し出せる向きに調整される。因みに、交差路52,53
と道路51とは直角に交差しているので、上下のミラー
ユニット2,2のなす角度θ(図4参照)はほぼ90度
に設定される。かかる配置状態にされたミラーユニット
2,2は、ボス部8,8に螺止される固定用ボルト11
により支柱12に固定される。尚、前記ミラーユニット
2,2のなす角度θは90度に限らず、各路の交差角度
に応じて適宜決めることができる。
【0012】一方、下側のボス部8の下端には、例えば
LEDなどに代表される表示灯13が螺着されている。
この表示灯13は運転者に対し遠くからでもミラーユニ
ット2,2の存在を確認させる働きをする。支柱12の
横杆部には、周囲の明るさを検出するための光センサ1
8、太陽電池15、交差点状況を撮影するカメラ17が
取り付けられている。支柱12の基部14には、表示灯
13やカメラ17の電源となる蓄電池16が内蔵されて
いる。
【0013】次に、表示灯13作動用の電気回路を図6
に示す。この回路構成においては、太陽電池15と、太
陽電池15で生じた電力を蓄えておく蓄電池16と、夜
間などに太陽電池15からの電流の逆流を防止するダイ
オード46とにより、電源回路が構成されている。ま
た、受光量により抵抗値の変わるCdS素子などの光セ
ンサ18と、光センサ18の受光感度を設定するための
半固定抵抗40と、トランジスタ41とにより、明るさ
検知回路が構成される。そして、点滅周期調整用の半固
定抵抗42と、点滅動作させる発振回路用のタイマーI
C43と、トランジスタ41のONによりタイマーIC
43をアースさせるコンデンサ44とにより、点滅制御
回路が構成される。また、タイマーIC43からの作動
電流によりスイッチングして表示灯13を点灯させるト
ランジスタ45により、LEDドライブ回路が構成され
ている。
【0014】かかる構成の交差点ミラー1は、交差点5
0中央の上方に前述の支柱12によって吊り下げられ
る。その場合、交差点ミラー1は、路上から表示灯13
までの高さTが法定の4.8m以上となる高さ位置に設
置される。そこで、図7に示すように、車Cが道路51
を進行して交差点50に差しかかるにあたり、未だ遠方
位置にあるときはミラー左右の見通し領域20,20を
通して、交差点50正面向こう側の交通状況を視認する
ことができる。一方、交差点50の近くにあっては、運
転者が視線23をほとんど横に動かすことなく軽く上下
させるだけで、ミラーユニット2,2を見ることがで
き、左右の交差路53,52の交通状況(一点鎖線2
1,22で示す)を楽に、然も瞬間的に視認することが
できる。
【0015】従って、30〜50km/時といった比較
的速い速度で走行していても、交差路52,53の交通
状況を確実に把握することができて交通安全に寄与する
こととなる。また、かかる視認動作は脳にとって楽な上
下方向の眼球運動であるため、シルバードライバや、運
転に余裕のない初心者でも確認が容易であり、無用な事
故の減少化に役立つ。すなわち、この交差点ミラー1
は、例えば住宅街などの見通しの悪い十字路のように、
信号機の無い交差点に好適に用いられる。
【0016】一方、夕刻になって辺りが暗くなると、光
センサ18の受光量が低下して抵抗値が大きくなり、ト
ランジスタ41のベース電圧が高くなってエミッタ・コ
レクタ間がONになる。これにより、コンデンサ44で
タイマIC43がアースされて発振し、トランジスタ4
5をスイッチングして表示灯13を点滅させる。これに
より、夜間などでも交差点ミラー1の存在や位置を運転
者に確認させることができ、交差路52,53の交通状
況の見落とし防止に貢献できる。
【0017】また、この交差点ミラー1は上下に長くス
リムであり、左右両側に見通し領域20,20(図1参
照)が確保されるので、正面左右の視界が広がる。そし
て、ミラーユニット2は外観がシンプルであるので掃除
がしやすく、街の景観にも程よくマッチする。更に、交
差点ミラー1は同種2枚のミラーユニット2,2のうち
一方を天地逆にして用いてあるので、構成部品の部品点
数が少なくて済み安価に提供される。
【0018】尚、上記の実施形態では、鏡板材3,4と
して錆びにくいステンレス鋼板を用いたがそれに限るも
のでなく、本発明の鏡板材としては、例えばプラスチッ
ク製板材を用い、その表面に真空蒸着法やメッキ法など
によって鏡面を形成したものでもよい。また、ミラーユ
ニットは、上記のように2枚の鏡板材を接合したものに
限らず、例えばブロー成型などにより一体の箱状に形成
された一枚ものの鏡板材で構成しても構わない。
【0019】そして、上記では同種のミラーユニットを
2枚用いたが、構造や形状の異なる複数のミラーユニッ
トを組み合わせて用いたり、あるいは交差路の数に応じ
て3枚以上のミラーユニットを上下段積みしてもよい。
また、上記では十字路の交差点50を成すいずれの道路
からでも左右の交差路を視認できるように、両面に鏡面
6,7が形成されたミラーユニット2を用いたが、T字
路の交差点であれば、例えば片面だけに鏡面が形成され
たミラーユニットを2枚用いた交差点ミラーを適用する
こともできる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る交差点
ミラーは、複数の交差路における交通状況を確認するに
あたり、比較的楽な上下方向の視線移動により各ミラー
ユニットを見ることができ、これにより迅速で楽にそれ
ぞれの交差路を視認することができる。そして、上下に
長くスリムな構造であるので、正面両側の視界が大きく
遮られたりしない。
【0021】また、辺りが暗くなった場合でも、表示灯
により交差点ミラーの存在が明らかとなり、無用な交差
点事故を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る交差点ミラーを示す
外観図である。
【図2】この交差点ミラーの要部を右斜め後方から見た
側面図である。
【図3】この交差点ミラーの要部を右斜め前方から見た
側面図である。
【図4】この交差点ミラーの要部を示す平面図である。
【図5】図2におけるA−A線断面図である。
【図6】この交差点ミラーの電気回路の概略を示す回路
図である。
【図7】この交差点ミラーの設置状態を示す説明図であ
る。
【図8】従来の交差点ミラーの設置状態を示す説明図で
ある。
【図9】従来の交差点ミラーを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 交差点ミラー 2 ミラーユニット 6,7 鏡面 11 固定用ボルト 12 支柱 13 表示灯 21 視線 50 交差点 51 道路 52,53 交差路 θ 角度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交差点の上方に吊下げ設置される交差点
    ミラーであって、少なくとも2つのミラーユニットが上
    下段積みに配置されるとともに、前記段積みされたミラ
    ーユニットのうち、一のミラーユニットは或る道路から
    見て一の交差路を映し出せる向きに配置され、他のミラ
    ーユニットは前記或る道路から見て他の交差路を映し出
    せる向きに配置されていることを特徴とする交差点ミラ
    ー。
  2. 【請求項2】 ミラーユニット存在確認用の表示灯を備
    えていることを特徴とする請求項1に記載の交差点ミラ
    ー。
JP11136633A 1999-05-18 1999-05-18 交差点ミラー Pending JP2000328522A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11136633A JP2000328522A (ja) 1999-05-18 1999-05-18 交差点ミラー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11136633A JP2000328522A (ja) 1999-05-18 1999-05-18 交差点ミラー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000328522A true JP2000328522A (ja) 2000-11-28

Family

ID=15179880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11136633A Pending JP2000328522A (ja) 1999-05-18 1999-05-18 交差点ミラー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000328522A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080106908A1 (en) External safety illumination for a bus
US20090273941A1 (en) External safety illumination for a bus with light mounted to mirror arm
US20150228189A1 (en) Simultaneously illuminating traffic light signals at different ranges
US20190103022A1 (en) Portable remotely operated traffic control signals
KR102021079B1 (ko) 차량의 흐름을 원활하게 유지하면서 보행자와 차량의 충돌 사고를 방지하기 위한 안전표시기.
CN216793098U (zh) 一种智能交通信号灯
KR102339582B1 (ko) 신호등 연계 횡단보도 차단 시스템
JPH11120498A (ja) 車両の障害物警報装置
CN209149583U (zh) 一种压电式智能光感交通信号灯
KR101767031B1 (ko) 자동차 운전자용 잔여 표시기
CN108705972A (zh) 一种车辆横向控制信息显示系统
JPH05238307A (ja) 車両用前方視認装置
JP2000328522A (ja) 交差点ミラー
US20030137432A1 (en) Traffic control system
CN205819072U (zh) 一种带有行车记录仪且不占用镜面的后视镜机构
KR20150055163A (ko) 표지판이 구비된 도로반사경
CN211773125U (zh) 一种智能交通安全护栏
WO2003058578A1 (en) Pedestrian traffic signal comprising countdown display
CN220305892U (zh) 一种交叉路口右转弯防撞预警装置及预警系统
CN220121337U (zh) 行人过街引导保护设备
WO2022175742A1 (en) Speed bump and under construction-road-obstacle alert device
KR102585032B1 (ko) 도로 통행 객체 인식 안전 시스템
CN217536753U (zh) 道路行人预警装置
JPH0612016Y2 (ja) 踏切標識
CN217575027U (zh) 车辆a柱盲区透明化显示设备