JP2000327226A - ヤーンクリアラの感度調整装置 - Google Patents
ヤーンクリアラの感度調整装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各ヤーンクリアラ3における検出器32の検
出感度を正確に補正して糸Yの状態を高精度に検出可能
にする。 【解決手段】 駆動信号に応じた検出感度でもって糸Y
の状態に応じた検出信号を出力する検出器32の検出感
度を調整するものである。検出器32の検出信号が入力
され、駆動信号を出力するマイクロコンピュータ35を
有している。マイクロコンピュータ35は、各ヤーンク
リアラ3毎に、糸走行時の検出値Sの平均値から糸走行
基準値φAVEnを演算し、検出値Sを糸走行基準値φAVEn
と比較した結果に基づいて駆動信号を増減する。
出感度を正確に補正して糸Yの状態を高精度に検出可能
にする。 【解決手段】 駆動信号に応じた検出感度でもって糸Y
の状態に応じた検出信号を出力する検出器32の検出感
度を調整するものである。検出器32の検出信号が入力
され、駆動信号を出力するマイクロコンピュータ35を
有している。マイクロコンピュータ35は、各ヤーンク
リアラ3毎に、糸走行時の検出値Sの平均値から糸走行
基準値φAVEnを演算し、検出値Sを糸走行基準値φAVEn
と比較した結果に基づいて駆動信号を増減する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糸の状態を検出し
て不具合部分を除去するヤーンクリアラの感度調整装置
に関するものである。
て不具合部分を除去するヤーンクリアラの感度調整装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紡績装置や糸巻装置に設けられるヤーン
クリアラは、糸の状態を検出する検出器の感度を安定化
させる感度調整装置を備えている。従来の感度調整装置
は、例えば図6に示すように、各ユニットの出力電圧の
平均またはサンプルユニットの出力電圧に基づいて感度
調整用の基準電圧φが求められた後、この基準電圧φが
全ユニットの比較器53に最初に設定されて維持されな
がら、下記の動作により検出感度を安定化させている。
クリアラは、糸の状態を検出する検出器の感度を安定化
させる感度調整装置を備えている。従来の感度調整装置
は、例えば図6に示すように、各ユニットの出力電圧の
平均またはサンプルユニットの出力電圧に基づいて感度
調整用の基準電圧φが求められた後、この基準電圧φが
全ユニットの比較器53に最初に設定されて維持されな
がら、下記の動作により検出感度を安定化させている。
【0003】即ち、感度調整装置は、ヤーンクリアラの
検出器51から増幅器52を介して検出電圧が入力され
ると、この検出電圧と上述の基準電圧φとを比較器53
において比較し、比較結果を示す比較信号をアップダウ
ンカウンタ54に入力する。そして、クロック信号発生
器55により設定された増減速度でもってアップダウン
カウンタ54の出力データを増減させ、D/Aコンバー
タ56の駆動電圧により発光素子51aの発光量を増減
させるというフィードバック制御を行うことによって、
検出器51の検出感度を基準電圧φに基づいた所定の検
出感度に維持するようになっている。
検出器51から増幅器52を介して検出電圧が入力され
ると、この検出電圧と上述の基準電圧φとを比較器53
において比較し、比較結果を示す比較信号をアップダウ
ンカウンタ54に入力する。そして、クロック信号発生
器55により設定された増減速度でもってアップダウン
カウンタ54の出力データを増減させ、D/Aコンバー
タ56の駆動電圧により発光素子51aの発光量を増減
させるというフィードバック制御を行うことによって、
検出器51の検出感度を基準電圧φに基づいた所定の検
出感度に維持するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、各ユニットの出力電圧の平均やサンプルユ
ニットの出力電圧に基づいて基準電圧φを求め、この基
準電圧φを全ユニットに設定および維持しながら制御す
る構成では、基準電圧φが全ユニットで等しい固定値の
状態になるため、個々の検出器51間において生じる温
度変化や経時変化のバラツキが誤差成分として生じ、結
果として各検出器51において糸50の状態を高精度に
検出することが困難であるという問題がある。
来のように、各ユニットの出力電圧の平均やサンプルユ
ニットの出力電圧に基づいて基準電圧φを求め、この基
準電圧φを全ユニットに設定および維持しながら制御す
る構成では、基準電圧φが全ユニットで等しい固定値の
状態になるため、個々の検出器51間において生じる温
度変化や経時変化のバラツキが誤差成分として生じ、結
果として各検出器51において糸50の状態を高精度に
検出することが困難であるという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、各検出器の検出感度を
正確に補正して糸の状態を高精度に検出することができ
るヤーンクリアラの感度調整装置を提供するものであ
る。
正確に補正して糸の状態を高精度に検出することができ
るヤーンクリアラの感度調整装置を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、糸の状態に応じた検出信号を出
力する検出器を備えたヤーンクリアラの感度調整装置で
あって、前記検出器の検出信号が入力され、前記駆動信
号を出力する制御部を有し、該制御部は、各ヤーンクリ
アラ毎に、糸走行時の前記検出信号の平均値から糸走行
基準値を演算し、前記検出信号を前記糸走行基準値と比
較した結果に基づいて前記駆動信号を増減することを特
徴としている。
に、請求項1の発明は、糸の状態に応じた検出信号を出
力する検出器を備えたヤーンクリアラの感度調整装置で
あって、前記検出器の検出信号が入力され、前記駆動信
号を出力する制御部を有し、該制御部は、各ヤーンクリ
アラ毎に、糸走行時の前記検出信号の平均値から糸走行
基準値を演算し、前記検出信号を前記糸走行基準値と比
較した結果に基づいて前記駆動信号を増減することを特
徴としている。
【0007】上記の構成によれば、感度調整装置の制御
部が各ヤーンクリアラ毎に糸走行基準値を演算し、この
糸走行基準値に基づいて各ヤーンクリアラの検出器の駆
動信号を補正するため、ヤーンクリアラの検出器毎に異
なる温度変化や経時変化を生じていても、各検出器の検
出感度を正確に補正することができ、結果として糸の状
態を高精度に検出することができる。
部が各ヤーンクリアラ毎に糸走行基準値を演算し、この
糸走行基準値に基づいて各ヤーンクリアラの検出器の駆
動信号を補正するため、ヤーンクリアラの検出器毎に異
なる温度変化や経時変化を生じていても、各検出器の検
出感度を正確に補正することができ、結果として糸の状
態を高精度に検出することができる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載のヤーン
クリアラの感度調整装置であって、前記制御部は、糸走
行開始を検出する検出部と、その糸走行開始信号に基づ
いて前記糸走行基準値を更新する更新部とを備えたこと
を特徴としている。上記の構成によれば、糸継ぎ動作毎
に糸走行基準値が更新されるため、ヤーンクリアラ毎の
経時変化や温度変化による補正が実際に則したものとな
り、検出信号の信頼性がより向上する。
クリアラの感度調整装置であって、前記制御部は、糸走
行開始を検出する検出部と、その糸走行開始信号に基づ
いて前記糸走行基準値を更新する更新部とを備えたこと
を特徴としている。上記の構成によれば、糸継ぎ動作毎
に糸走行基準値が更新されるため、ヤーンクリアラ毎の
経時変化や温度変化による補正が実際に則したものとな
り、検出信号の信頼性がより向上する。
【0009】請求項3の発明は、請求項1または2記載
のヤーンクリアラの感度調整装置であって、前記制御部
に備えられ、前記糸走行基準値と比較した結果をパルス
信号で出力するパルス出力部と、前記パルス信号を電圧
に変換する第1変換部と、前記電圧を電流に変換して検
出器の駆動信号とする第2変換部とを有したことを特徴
としている。上記の構成によれば、一般的な回路部品の
中で比較的に高価なD/A変換器を備える必要がないた
め、感度調整装置を安価に構成することができる。
のヤーンクリアラの感度調整装置であって、前記制御部
に備えられ、前記糸走行基準値と比較した結果をパルス
信号で出力するパルス出力部と、前記パルス信号を電圧
に変換する第1変換部と、前記電圧を電流に変換して検
出器の駆動信号とする第2変換部とを有したことを特徴
としている。上記の構成によれば、一般的な回路部品の
中で比較的に高価なD/A変換器を備える必要がないた
め、感度調整装置を安価に構成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図5に基づいて以下に説明する。本実施の形態に係るヤ
ーンクリアラ感度調整装置は、図2に示すように、空気
式の紡績装置に設けられている。紡績装置は、断面コ字
形状のフレーム1を備えている。フレーム1は、紙面垂
直方向を長手方向とする長尺状に形成されており、フレ
ーム1の長手方向には、複数の紡績巻取ユニット30が
等間隔で設けられている。紡績巻取ユニット30は、紡
績部2とスラックチューブ27とヤーンクリアラ3とテ
ンサ装置5と巻取部4とを有している。
図5に基づいて以下に説明する。本実施の形態に係るヤ
ーンクリアラ感度調整装置は、図2に示すように、空気
式の紡績装置に設けられている。紡績装置は、断面コ字
形状のフレーム1を備えている。フレーム1は、紙面垂
直方向を長手方向とする長尺状に形成されており、フレ
ーム1の長手方向には、複数の紡績巻取ユニット30が
等間隔で設けられている。紡績巻取ユニット30は、紡
績部2とスラックチューブ27とヤーンクリアラ3とテ
ンサ装置5と巻取部4とを有している。
【0011】上記の紡績部2は、紡績巻取ユニット30
の最上流側に位置されており、スライバSから糸Yを紡
出するように構成されている。具体的には、バックロー
ラ9、ミドルローラ10およびフロントローラ11から
なるドラフトパート12と、空気紡績ノズル13と、デ
リベリローラ14およびニップローラ15からなるロー
ラ対とをスライバS側からこの順に有した構成にされて
いる。また、紡績部2は、フレーム1の上壁部上面に沿
って配置された吸引管16を備えている。吸引管16
は、紡績時に発生する風綿等を吸引するように、一端部
がドラフトパート12および空気紡績ノズル13の下方
位置で開口されている一方、他端部が図示しない吸引系
に接続されている。
の最上流側に位置されており、スライバSから糸Yを紡
出するように構成されている。具体的には、バックロー
ラ9、ミドルローラ10およびフロントローラ11から
なるドラフトパート12と、空気紡績ノズル13と、デ
リベリローラ14およびニップローラ15からなるロー
ラ対とをスライバS側からこの順に有した構成にされて
いる。また、紡績部2は、フレーム1の上壁部上面に沿
って配置された吸引管16を備えている。吸引管16
は、紡績時に発生する風綿等を吸引するように、一端部
がドラフトパート12および空気紡績ノズル13の下方
位置で開口されている一方、他端部が図示しない吸引系
に接続されている。
【0012】また、紡績巻取ユニット30の最下流側に
は、巻取部4が位置されている。巻取部4は、軸17に
旋回動自在に支持されたクレードル18と、クレードル
18によりパッケージ19が圧接されるフリクションロ
ーラ20と、フリクションローラ20を介してパッケー
ジ19を回転させる可変速駆動モータ21とを有してい
る。
は、巻取部4が位置されている。巻取部4は、軸17に
旋回動自在に支持されたクレードル18と、クレードル
18によりパッケージ19が圧接されるフリクションロ
ーラ20と、フリクションローラ20を介してパッケー
ジ19を回転させる可変速駆動モータ21とを有してい
る。
【0013】上記の紡績部2と巻取部4との間には、上
述のスラックチューブ27と、糸の状態を検出して不具
合部分を除去するヤーンクリアラ3と、巻取部4への糸
道を屈曲させるテンサ装置5とが紡績部2側からこの順
に配置されている。そして、上記のスラックチューブ2
7は、フレーム1の上壁部下面に沿って配置されてお
り、一方端側の開口部が糸Yに対向するように設定され
ている。そして、スラックチューブ27の他端部は、吸
引本管28を介して図示しない吸引装置に接続されてお
り、吸引装置は、糸継ぎ動作時に糸Yをスラックチュー
ブ27の内部に吸引して緩みを解消するようにようにな
っている。
述のスラックチューブ27と、糸の状態を検出して不具
合部分を除去するヤーンクリアラ3と、巻取部4への糸
道を屈曲させるテンサ装置5とが紡績部2側からこの順
に配置されている。そして、上記のスラックチューブ2
7は、フレーム1の上壁部下面に沿って配置されてお
り、一方端側の開口部が糸Yに対向するように設定され
ている。そして、スラックチューブ27の他端部は、吸
引本管28を介して図示しない吸引装置に接続されてお
り、吸引装置は、糸継ぎ動作時に糸Yをスラックチュー
ブ27の内部に吸引して緩みを解消するようにようにな
っている。
【0014】さらに、紡績装置は、自動糸継装置7(ノ
ッター)をフレーム1の内部に備えている。自動糸継装
置7は、フレーム1の長手方向に配置されたガイドレー
ル6上に載置された台車8を有している。台車8は、ガ
イドレール6に沿って進退移動することによって、自動
糸継装置7を任意の紡績巻取ユニット30の配設位置に
位置決め可能にしている。この台車8には、糸拾いノズ
ル22およびサクションマウス23が設けられていると
共に、糸拾いノズル22およびサクションマウス23に
吸引空気流を発生させる吸引ブロア24が設けられてい
る。糸拾いノズル22は、一端部が上下方向に回動可能
に設けられている。そして、糸拾いノズル22は、上限
位置に回動したときに、他端側の開口部が空気紡績ノズ
ル13の出口側に位置するように湾曲形状に形成されて
おり、開口部の吸引空気流により糸Yの端部を吸引して
保持可能になっている。また、糸拾いノズル22の下方
には、このノズル22の下方への回動により運搬された
糸Yに対して糸継ぎ動作を行う糸継ぎ部材25が配置さ
れている。
ッター)をフレーム1の内部に備えている。自動糸継装
置7は、フレーム1の長手方向に配置されたガイドレー
ル6上に載置された台車8を有している。台車8は、ガ
イドレール6に沿って進退移動することによって、自動
糸継装置7を任意の紡績巻取ユニット30の配設位置に
位置決め可能にしている。この台車8には、糸拾いノズ
ル22およびサクションマウス23が設けられていると
共に、糸拾いノズル22およびサクションマウス23に
吸引空気流を発生させる吸引ブロア24が設けられてい
る。糸拾いノズル22は、一端部が上下方向に回動可能
に設けられている。そして、糸拾いノズル22は、上限
位置に回動したときに、他端側の開口部が空気紡績ノズ
ル13の出口側に位置するように湾曲形状に形成されて
おり、開口部の吸引空気流により糸Yの端部を吸引して
保持可能になっている。また、糸拾いノズル22の下方
には、このノズル22の下方への回動により運搬された
糸Yに対して糸継ぎ動作を行う糸継ぎ部材25が配置さ
れている。
【0015】さらに、糸拾いノズル22には、クリーニ
ングノズル26が糸拾いノズル22と共に回動するよう
に設けられている。クリーニングノズル26は、糸拾い
ノズル22が上限位置に回動したときに、他端側の開口
部がヤーンクリアラ3に対向するように形成されてい
る。クリーニングノズル26の一端部には、図3に示す
ように、空気噴出装置31が接続されており、空気噴出
装置31は、クリーニングノズル26の開口部から空気
を噴出させることによって、ヤーンクリアラ3に付着し
た風綿や埃を吹き飛ばして除去するようになっている。
ングノズル26が糸拾いノズル22と共に回動するよう
に設けられている。クリーニングノズル26は、糸拾い
ノズル22が上限位置に回動したときに、他端側の開口
部がヤーンクリアラ3に対向するように形成されてい
る。クリーニングノズル26の一端部には、図3に示す
ように、空気噴出装置31が接続されており、空気噴出
装置31は、クリーニングノズル26の開口部から空気
を噴出させることによって、ヤーンクリアラ3に付着し
た風綿や埃を吹き飛ばして除去するようになっている。
【0016】上記のヤーンクリアラ3は、図1に示すよ
うに、各紡績巻取ユニット30に備えられており、各紡
績巻取ユニット30で紡績される糸Yの太さを検出する
検出器32と、この糸Yを切断する図示しないカッター
とを有している。検出器32は、発光部32aおよび受
光部32bを備えており、発光部32aから出力した光
を受光部32bで受光したときの受光量に対応した電圧
(電流)を検出信号として出力する。また、各紡績巻取
ユニット30は、図2の自動糸継装置7(ノッター)が
到達したことを検知するノッター検知部33を備えてい
る。尚、空気噴出装置31は、可撓性ケーブル内に電気
系配線とともに収容された空気供給チューブを通して固
定側から噴出空気を供給するようになっている。
うに、各紡績巻取ユニット30に備えられており、各紡
績巻取ユニット30で紡績される糸Yの太さを検出する
検出器32と、この糸Yを切断する図示しないカッター
とを有している。検出器32は、発光部32aおよび受
光部32bを備えており、発光部32aから出力した光
を受光部32bで受光したときの受光量に対応した電圧
(電流)を検出信号として出力する。また、各紡績巻取
ユニット30は、図2の自動糸継装置7(ノッター)が
到達したことを検知するノッター検知部33を備えてい
る。尚、空気噴出装置31は、可撓性ケーブル内に電気
系配線とともに収容された空気供給チューブを通して固
定側から噴出空気を供給するようになっている。
【0017】上記の検出器32およびノッター検知部3
3は、複数の紡績巻取ユニット30に対して1台の割合
で設けられた感度調整装置34に接続されている。感度
調整装置34は、一つのマイクロコンピュータ35と、
紡績巻取ユニット30の接続数に対応した数量のF/V
変換部42およびV/I変換部43とを備えている。マ
イクロコンピュータ35は、通信部36、記憶部37、
演算部38、パルス出力部39、A/D変換部40およ
びI/O部41を備えている。通信部36は、中央制御
装置44に接続されており、中央制御装置44とマイク
ロコンピュータ35との間で各種の情報データを送受信
可能にしている。
3は、複数の紡績巻取ユニット30に対して1台の割合
で設けられた感度調整装置34に接続されている。感度
調整装置34は、一つのマイクロコンピュータ35と、
紡績巻取ユニット30の接続数に対応した数量のF/V
変換部42およびV/I変換部43とを備えている。マ
イクロコンピュータ35は、通信部36、記憶部37、
演算部38、パルス出力部39、A/D変換部40およ
びI/O部41を備えている。通信部36は、中央制御
装置44に接続されており、中央制御装置44とマイク
ロコンピュータ35との間で各種の情報データを送受信
可能にしている。
【0018】また、パルス出力部39は、複数の出力端
子39aを選択可能に備えていると共に、各出力端子3
9aから任意の出力周波数Fで駆動パルスを出力する機
能を有している。パルス出力部39の各出力端子39a
は、駆動パルスの出力周波数Fに対応した駆動電圧を出
力するF/V変換部42と、駆動電圧に対応した駆動電
流を出力するV/I変換部43とを介して検出器32の
発光部32aに接続されている。また、上記のA/D変
換部40は、複数の入力端子40aを選択可能に備えて
いると共に、各入力端子40aに入力されたアナログ信
号をデジタル信号に変換する機能を有している。そし
て、A/D変換部40の各入力端子40aには、検出器
32の受光部32bが接続されている。これにより、各
検出器32は、感度調整装置34との間でフィードバッ
クループ系を構成しており、後述の図4の検出感度調整
ルーチンによるフィードバック制御により検出感度が安
定化されている。
子39aを選択可能に備えていると共に、各出力端子3
9aから任意の出力周波数Fで駆動パルスを出力する機
能を有している。パルス出力部39の各出力端子39a
は、駆動パルスの出力周波数Fに対応した駆動電圧を出
力するF/V変換部42と、駆動電圧に対応した駆動電
流を出力するV/I変換部43とを介して検出器32の
発光部32aに接続されている。また、上記のA/D変
換部40は、複数の入力端子40aを選択可能に備えて
いると共に、各入力端子40aに入力されたアナログ信
号をデジタル信号に変換する機能を有している。そし
て、A/D変換部40の各入力端子40aには、検出器
32の受光部32bが接続されている。これにより、各
検出器32は、感度調整装置34との間でフィードバッ
クループ系を構成しており、後述の図4の検出感度調整
ルーチンによるフィードバック制御により検出感度が安
定化されている。
【0019】また、I/O部41は、複数の入力端子4
1aを備えており、入力端子41aには、上述のノッタ
ー検知部33が接続されている。また、記憶部37は、
検出値Sや演算結果等を一時記憶するRAM部と、検出
感度調整ルーチン等の処理ルーチンを記憶したROM部
とを有している。そして、演算部38は、記憶部37の
処理ルーチンを実行可能になっており、検出感度調整ル
ーチンを実行することによって、検出器32の検出感度
を安定化させるようにフィードバック制御すると共に、
検出器32からの検出値Sに基づいて糸欠点を検出する
異常判定を行う。尚、検出感度調整処理は、糸欠点検出
処理よりも長い周期で行われる。
1aを備えており、入力端子41aには、上述のノッタ
ー検知部33が接続されている。また、記憶部37は、
検出値Sや演算結果等を一時記憶するRAM部と、検出
感度調整ルーチン等の処理ルーチンを記憶したROM部
とを有している。そして、演算部38は、記憶部37の
処理ルーチンを実行可能になっており、検出感度調整ル
ーチンを実行することによって、検出器32の検出感度
を安定化させるようにフィードバック制御すると共に、
検出器32からの検出値Sに基づいて糸欠点を検出する
異常判定を行う。尚、検出感度調整処理は、糸欠点検出
処理よりも長い周期で行われる。
【0020】上記の構成において、感度調整装置34の
動作を説明する。図2に示すように、紡績装置の運転が
開始されることによって、ドラフトパート12および空
気紡績ノズル13等の紡績部2から糸Yが紡出される
と、この糸Yは、ヤーンクリアラ3により糸Yの状態が
検出されながらテンサ装置5を介して巻取部4に送出さ
れた後、巻取部4のパッケージ19に巻回される。ま
た、このようにして紡績が開始されると、図1に示すよ
うに、感度調整装置34によるヤーンクリアラ3の感度
調整が開始される。尚、テンサ装置5は、巻取部4で大
径部および小径部を有するコーン状のパッケージ19を
巻き取る場合には必要となるが、両端部で径の等しいチ
ーズ状のパッケージ19の場合、省略することができ
る。
動作を説明する。図2に示すように、紡績装置の運転が
開始されることによって、ドラフトパート12および空
気紡績ノズル13等の紡績部2から糸Yが紡出される
と、この糸Yは、ヤーンクリアラ3により糸Yの状態が
検出されながらテンサ装置5を介して巻取部4に送出さ
れた後、巻取部4のパッケージ19に巻回される。ま
た、このようにして紡績が開始されると、図1に示すよ
うに、感度調整装置34によるヤーンクリアラ3の感度
調整が開始される。尚、テンサ装置5は、巻取部4で大
径部および小径部を有するコーン状のパッケージ19を
巻き取る場合には必要となるが、両端部で径の等しいチ
ーズ状のパッケージ19の場合、省略することができ
る。
【0021】即ち、感度調整装置34は、演算部38に
より図4の検出感度調整ルーチンを記憶部37から読み
出して実行する。尚、この調整ルーチンの実行は、感度
調整装置34に接続された各紡績巻取ユニット30に対
して時分割しながらそれぞれ独立して行われる。従っ
て、各紡績巻取ユニット30が各感度調整装置34にそ
れぞれ接続されたものと見掛け上同じ構成となっている
ため、以降の説明においては、特定の紡績巻取ユニット
30に対して検出感度調整ルーチンを実行する場合につ
いて説明する。
より図4の検出感度調整ルーチンを記憶部37から読み
出して実行する。尚、この調整ルーチンの実行は、感度
調整装置34に接続された各紡績巻取ユニット30に対
して時分割しながらそれぞれ独立して行われる。従っ
て、各紡績巻取ユニット30が各感度調整装置34にそ
れぞれ接続されたものと見掛け上同じ構成となっている
ため、以降の説明においては、特定の紡績巻取ユニット
30に対して検出感度調整ルーチンを実行する場合につ
いて説明する。
【0022】検出感度調整ルーチンを実行すると、糸走
行信号がオンしているか否か、即ち、糸Yが走行してい
るか否かを判定する(S1)。糸Yが走行している場合
には(S1,YES)、糸走行基準値決定処理を実行す
ることにより糸走行基準値φAVEnを決定する。具体的に
は、図5の糸走行基準値決定処理ルーチンを実行し、糸
走行が開始した後、図2のスラックチューブ27による
糸Yへの影響が解消すると想定される所定時間が経過す
るまで待機する。尚、待機する理由は、スラックチュー
ブ27から糸Yが完全に出てくるまではテンションが低
いため、糸Yの状態が通常よりも太く検出されることが
多いからである(S21)。
行信号がオンしているか否か、即ち、糸Yが走行してい
るか否かを判定する(S1)。糸Yが走行している場合
には(S1,YES)、糸走行基準値決定処理を実行す
ることにより糸走行基準値φAVEnを決定する。具体的に
は、図5の糸走行基準値決定処理ルーチンを実行し、糸
走行が開始した後、図2のスラックチューブ27による
糸Yへの影響が解消すると想定される所定時間が経過す
るまで待機する。尚、待機する理由は、スラックチュー
ブ27から糸Yが完全に出てくるまではテンションが低
いため、糸Yの状態が通常よりも太く検出されることが
多いからである(S21)。
【0023】上記の所定時間が経過すると、受光部32
bからA/D変換部40を介して入力されたデジタル量
の検出値Sを一定のサンプリング周期毎に取り込み、記
憶部37の格納領域に順次格納することによって、検出
値Sのサンプリングを行う(S22)。そして、1ブロ
ック分の格納領域から一定のサンプリング数の検出値S
を読み出し、これらの検出値Sの合計値をサンプリング
数で除算して平均化することによって、以後の糸走行時
に使用される今回分の糸走行基準値φAVEnを算出する
(S23)。
bからA/D変換部40を介して入力されたデジタル量
の検出値Sを一定のサンプリング周期毎に取り込み、記
憶部37の格納領域に順次格納することによって、検出
値Sのサンプリングを行う(S22)。そして、1ブロ
ック分の格納領域から一定のサンプリング数の検出値S
を読み出し、これらの検出値Sの合計値をサンプリング
数で除算して平均化することによって、以後の糸走行時
に使用される今回分の糸走行基準値φAVEnを算出する
(S23)。
【0024】この後、糸走行基準値φAVEnを更新する
際、今回分の糸走行基準値φAVEnと前回分の糸走行基準
値φAVEnとに大きな差が生じていると、今回分の糸走行
基準値φAVEnに大きな誤差成分が含まれている可能性が
高いため、この誤差成分を最小化するように、所定の重
みにより前回分の糸走行基準値φAVEnも考慮して最新の
糸走行基準値φAVEnを算出する重み付け補正を行う(S
24)。そして、演算部38において、重み付け補正さ
れた糸走行基準値φAVEnを基にした異常判定(異番手検
出)を行わせる。尚、重み付け補正を行う条件および重
み付け補正を行う場合の前回分の糸走行基準値φAVEnの
重みは、設定変更可能となっている。感度調整装置34
において算出された糸走行基準値φAVEnは、通信部36
を介して中央制御装置44に送信される(S25)。中
央制御装置44では、受信した複数ユニット分の糸走行
基準値φAVEnの平均を求める。この平均値は、全ての感
度調整装置34に送信され、未だ最初の糸走行基準値φ
AVEnが確定していないユニット30について異常判定
(異番手検出、糸欠点判断)用および前回分の糸走行基
準値として使用される。
際、今回分の糸走行基準値φAVEnと前回分の糸走行基準
値φAVEnとに大きな差が生じていると、今回分の糸走行
基準値φAVEnに大きな誤差成分が含まれている可能性が
高いため、この誤差成分を最小化するように、所定の重
みにより前回分の糸走行基準値φAVEnも考慮して最新の
糸走行基準値φAVEnを算出する重み付け補正を行う(S
24)。そして、演算部38において、重み付け補正さ
れた糸走行基準値φAVEnを基にした異常判定(異番手検
出)を行わせる。尚、重み付け補正を行う条件および重
み付け補正を行う場合の前回分の糸走行基準値φAVEnの
重みは、設定変更可能となっている。感度調整装置34
において算出された糸走行基準値φAVEnは、通信部36
を介して中央制御装置44に送信される(S25)。中
央制御装置44では、受信した複数ユニット分の糸走行
基準値φAVEnの平均を求める。この平均値は、全ての感
度調整装置34に送信され、未だ最初の糸走行基準値φ
AVEnが確定していないユニット30について異常判定
(異番手検出、糸欠点判断)用および前回分の糸走行基
準値として使用される。
【0025】この後、図4の検出感度調整ルーチンにリ
ターンし、糸Yが走行しているか否かを判定する(S
3)。糸Yが走行していれば(S3,YES)、上述と
同様の動作により検出器32の受光部32bの検出信号
をデジタル化した検出値Sを順次記憶部37に格納して
サンプリングを行う(S4)。そして、検出値Sのサン
プリングを継続しながら、前回の補正処理から今回の補
正処理までに相当する1ブロック分の格納領域から一定
のサンプリング数の検出値Sを読み出し、これらの検出
値Sの合計値をサンプリング数で除算して平均化するこ
とによって、平均値Save を算出する(S5)。
ターンし、糸Yが走行しているか否かを判定する(S
3)。糸Yが走行していれば(S3,YES)、上述と
同様の動作により検出器32の受光部32bの検出信号
をデジタル化した検出値Sを順次記憶部37に格納して
サンプリングを行う(S4)。そして、検出値Sのサン
プリングを継続しながら、前回の補正処理から今回の補
正処理までに相当する1ブロック分の格納領域から一定
のサンプリング数の検出値Sを読み出し、これらの検出
値Sの合計値をサンプリング数で除算して平均化するこ
とによって、平均値Save を算出する(S5)。
【0026】この後、平均値Save と、上述のS2で求
めた糸走行基準値φAVEnにオフセット値OSを加算した合
計値(φAVEn+OS)とを比較する(S6)。そして、平
均値Save が合計値(φAVEn+OS)以上であれば(S
6,YES)、検出器32の検出感度を糸走行基準値φ
AVEnを基準とした上限値以下に補正する出力周波数Fを
求める+側φ補正処理を行い(S7)、平均値Save が
合計値(φAVEn+OS)未満であれば(S6,NO)、検
出器32の検出感度を糸走行基準値φAVEnを基準とした
下限値以上に補正する出力周波数Fを求める−側φ補正
処理を行う(S8)。
めた糸走行基準値φAVEnにオフセット値OSを加算した合
計値(φAVEn+OS)とを比較する(S6)。そして、平
均値Save が合計値(φAVEn+OS)以上であれば(S
6,YES)、検出器32の検出感度を糸走行基準値φ
AVEnを基準とした上限値以下に補正する出力周波数Fを
求める+側φ補正処理を行い(S7)、平均値Save が
合計値(φAVEn+OS)未満であれば(S6,NO)、検
出器32の検出感度を糸走行基準値φAVEnを基準とした
下限値以上に補正する出力周波数Fを求める−側φ補正
処理を行う(S8)。
【0027】この後、S7およびS8で設定された出力
周波数Fの駆動パルスをパルス出力部39から出力し、
F/V変換部42およびV/I変換部43を介して駆動
パルスの出力周波数Fに対応した駆動電流を検出器32
の発光部32aに供給する。そして、発光部32aから
駆動電流に応じた発光量でもって光を出射させ、糸Yを
介して受光部32bで受光させることによって、検出器
32の検出感度を調整する(S9)。この後、S3を再
実行し、糸Yが走行していれば(S3,YES)、次の
1ブロック分の検出値Sを読み出し(S4)、これらの
検出値Sの平均値Save と糸走行基準値φAVEnとを基に
した検出感度の調整を繰り返す(S3〜S9)。
周波数Fの駆動パルスをパルス出力部39から出力し、
F/V変換部42およびV/I変換部43を介して駆動
パルスの出力周波数Fに対応した駆動電流を検出器32
の発光部32aに供給する。そして、発光部32aから
駆動電流に応じた発光量でもって光を出射させ、糸Yを
介して受光部32bで受光させることによって、検出器
32の検出感度を調整する(S9)。この後、S3を再
実行し、糸Yが走行していれば(S3,YES)、次の
1ブロック分の検出値Sを読み出し(S4)、これらの
検出値Sの平均値Save と糸走行基準値φAVEnとを基に
した検出感度の調整を繰り返す(S3〜S9)。
【0028】次に、演算部38において糸欠点を検出
し、糸Yを切断して糸継ぎを行う旨の糸継ぎ指令信号を
出力した場合のように、S3において、糸Yの走行が停
止されたと判断した場合には(S3,NO)、検出器3
2の駆動信号を調整して受光部32bの出力を糸無時基
準値であるオフセット値OSに調整する糸無時の感度調
整処理が行われる。先ず、再度、糸Yが走行してるか否
かを判定し(S1)、糸Yが走行していなければ(S
1,NO)、検出器32からの検出値Sを順次記憶部3
7に格納してサンプリングを行う(S10)。そして、
検出値Sのサンプリングを継続しながら、糸Yの所定長
さに相当する1ブロック分の格納領域から一定のサンプ
リング数の検出値Sを読み出し、これらの検出値Sの合
計値をサンプリング数で除算して平均化することによっ
て、平均値Save を算出する(S11)。
し、糸Yを切断して糸継ぎを行う旨の糸継ぎ指令信号を
出力した場合のように、S3において、糸Yの走行が停
止されたと判断した場合には(S3,NO)、検出器3
2の駆動信号を調整して受光部32bの出力を糸無時基
準値であるオフセット値OSに調整する糸無時の感度調
整処理が行われる。先ず、再度、糸Yが走行してるか否
かを判定し(S1)、糸Yが走行していなければ(S
1,NO)、検出器32からの検出値Sを順次記憶部3
7に格納してサンプリングを行う(S10)。そして、
検出値Sのサンプリングを継続しながら、糸Yの所定長
さに相当する1ブロック分の格納領域から一定のサンプ
リング数の検出値Sを読み出し、これらの検出値Sの合
計値をサンプリング数で除算して平均化することによっ
て、平均値Save を算出する(S11)。
【0029】この後、平均値Save とオフセット値OSと
を比較し(S12)、平均値Saveがオフセット値OS以
上であれば(S12,YES)、検出器32の検出感度
をオフセット値OSを基準とした上限値以下に補正する出
力周波数Fを求める+側0補正処理を行い(S13)、
平均値Save がオフセット値OS未満であれば(S12,
NO)、検出器32の検出感度をオフセット値OSを基準
とした下限値以上に補正する出力周波数Fを求める−側
0補正処理を行う(S14)。
を比較し(S12)、平均値Saveがオフセット値OS以
上であれば(S12,YES)、検出器32の検出感度
をオフセット値OSを基準とした上限値以下に補正する出
力周波数Fを求める+側0補正処理を行い(S13)、
平均値Save がオフセット値OS未満であれば(S12,
NO)、検出器32の検出感度をオフセット値OSを基準
とした下限値以上に補正する出力周波数Fを求める−側
0補正処理を行う(S14)。
【0030】この後、S13およびS14で設定された
出力周波数Fの駆動パルスをパルス出力部39から出力
し、F/V変換部42およびV/I変換部43を介して
駆動パルスの出力周波数Fに対応した駆動電流を検出器
32の発光部32aに供給することによって、検出器3
2の検出感度を調整する(S15)。この後、S1を再
実行し、糸Yが停止していれば(S1,NO)、次の1
ブロック分の検出値Sを読み出し(S10)、これらの
検出値Sの平均値Save とオフセット値OSとを基にした
検出感度の調整を繰り返す(S1・S10〜S15)。
出力周波数Fの駆動パルスをパルス出力部39から出力
し、F/V変換部42およびV/I変換部43を介して
駆動パルスの出力周波数Fに対応した駆動電流を検出器
32の発光部32aに供給することによって、検出器3
2の検出感度を調整する(S15)。この後、S1を再
実行し、糸Yが停止していれば(S1,NO)、次の1
ブロック分の検出値Sを読み出し(S10)、これらの
検出値Sの平均値Save とオフセット値OSとを基にした
検出感度の調整を繰り返す(S1・S10〜S15)。
【0031】上記のようにして糸Yが停止している期間
中に繰り返して実行されるS13の+側0補正処理およ
びS14の−側0補正処理は、検出器32に糸Yが存在
してない状態で行われるものであるため、自動糸継装置
7により糸Yを切断してから糸継ぎを完了するまでに、
検出器32の検出感度をオフセット値OSの基準にまで急
速に合わせる必要がある。従って、平均値Save のオフ
セット値OSを越えるまでは、短周期の急速補正が行われ
る。尚、この糸継ぎ動作時においては、図3に示すよう
に、糸拾いノズル22を上方に移動して糸Yを保持する
際に、クリーニングノズル26からエアーを検出器32
に噴出して埃等を吹き飛ばすクリーニング処理を行う
が、クリーニング処理後糸継ぎを完了するまでに所定時
間(例えば5秒)の余裕がある。
中に繰り返して実行されるS13の+側0補正処理およ
びS14の−側0補正処理は、検出器32に糸Yが存在
してない状態で行われるものであるため、自動糸継装置
7により糸Yを切断してから糸継ぎを完了するまでに、
検出器32の検出感度をオフセット値OSの基準にまで急
速に合わせる必要がある。従って、平均値Save のオフ
セット値OSを越えるまでは、短周期の急速補正が行われ
る。尚、この糸継ぎ動作時においては、図3に示すよう
に、糸拾いノズル22を上方に移動して糸Yを保持する
際に、クリーニングノズル26からエアーを検出器32
に噴出して埃等を吹き飛ばすクリーニング処理を行う
が、クリーニング処理後糸継ぎを完了するまでに所定時
間(例えば5秒)の余裕がある。
【0032】これにより、感度調整装置34は、糸Yが
走行していないときにはS10〜S15を繰り返して実
行することによって、オフセット値OSを基準にして検出
器32を感度調整することが可能になっている一方、糸
Yが走行しているときはS2〜S9を繰り返して実行す
ることによって、少なくとも糸継ぎ動作毎、即ち、糸Y
の走行が開始する毎に更新される糸走行基準値φAVEnを
基にして検出器32を感度調整することが可能になって
いる。尚、演算部38において、検出値Sに基づいて糸
走行の有無が判断され、糸継ぎ完了後の糸走行開始が検
出されると共に、その糸走行開始信号に基づいて糸走行
基準値φAVEnを更新するための検出値のサンプリングが
開始される。
走行していないときにはS10〜S15を繰り返して実
行することによって、オフセット値OSを基準にして検出
器32を感度調整することが可能になっている一方、糸
Yが走行しているときはS2〜S9を繰り返して実行す
ることによって、少なくとも糸継ぎ動作毎、即ち、糸Y
の走行が開始する毎に更新される糸走行基準値φAVEnを
基にして検出器32を感度調整することが可能になって
いる。尚、演算部38において、検出値Sに基づいて糸
走行の有無が判断され、糸継ぎ完了後の糸走行開始が検
出されると共に、その糸走行開始信号に基づいて糸走行
基準値φAVEnを更新するための検出値のサンプリングが
開始される。
【0033】以上のように、本実施形態の感度調整装置
34は、図1に示すように、駆動信号に応じた検出感度
でもって糸Yの状態に応じた検出信号を出力する検出器
32の検出感度を調整するものであり、検出信号が入力
され、駆動信号を出力するマイクロコンピュータ35
(制御部)を有し、マイクロコンピュータ35は、各ヤ
ーンクリアラ3毎に、糸走行時の検出値S(検出信号)
の平均値から糸走行基準値φAVEnを演算し、検出値Sを
糸走行基準値φAVEnと比較した結果に基づいて駆動信号
を増減するように構成されている。
34は、図1に示すように、駆動信号に応じた検出感度
でもって糸Yの状態に応じた検出信号を出力する検出器
32の検出感度を調整するものであり、検出信号が入力
され、駆動信号を出力するマイクロコンピュータ35
(制御部)を有し、マイクロコンピュータ35は、各ヤ
ーンクリアラ3毎に、糸走行時の検出値S(検出信号)
の平均値から糸走行基準値φAVEnを演算し、検出値Sを
糸走行基準値φAVEnと比較した結果に基づいて駆動信号
を増減するように構成されている。
【0034】尚、本実施形態においては、1台のマイク
ロコンピュータ35で複数のヤーンクリアラ3の検出器
32を時分割により制御しているが、これに限定される
ものではなく、マイクロコンピュータ35の処理速度が
低ければ、1台のマイクロコンピュータ35で一つのヤ
ーンクリアラ3の検出器32を制御するようになってい
ても良い。
ロコンピュータ35で複数のヤーンクリアラ3の検出器
32を時分割により制御しているが、これに限定される
ものではなく、マイクロコンピュータ35の処理速度が
低ければ、1台のマイクロコンピュータ35で一つのヤ
ーンクリアラ3の検出器32を制御するようになってい
ても良い。
【0035】これにより、マイクロコンピュータ35が
各ヤーンクリアラ3毎に糸走行基準値φAVEnを演算し、
この糸走行基準値φAVEnに基づいて各ヤーンクリアラ3
の検出器32の駆動信号を補正するため、ヤーンクリア
ラ3の検出器32毎に異なる温度変化や経時変化を生じ
ていても、各検出器32の検出感度を正確に補正するこ
とができ、結果として糸Yの状態を高精度に検出するこ
とができる。
各ヤーンクリアラ3毎に糸走行基準値φAVEnを演算し、
この糸走行基準値φAVEnに基づいて各ヤーンクリアラ3
の検出器32の駆動信号を補正するため、ヤーンクリア
ラ3の検出器32毎に異なる温度変化や経時変化を生じ
ていても、各検出器32の検出感度を正確に補正するこ
とができ、結果として糸Yの状態を高精度に検出するこ
とができる。
【0036】また、上記のマイクロコンピュータ35
は、糸走行開始を検出する検出部と、その糸走行開始信
号および検出値Sに基づいて糸走行基準値φAVEnを更新
する更新部を備えるように構成されている。これによ
り、ヤーンクリアラ3毎の経時変化や温度変化による補
正が実際に則したものとなり、検出信号の信頼性がより
向上したものとなる。
は、糸走行開始を検出する検出部と、その糸走行開始信
号および検出値Sに基づいて糸走行基準値φAVEnを更新
する更新部を備えるように構成されている。これによ
り、ヤーンクリアラ3毎の経時変化や温度変化による補
正が実際に則したものとなり、検出信号の信頼性がより
向上したものとなる。
【0037】さらに、上記の感度調整装置34は、マイ
クロコンピュータ35に備えられ、糸走行基準値φAVEn
と比較した結果をパルス信号で出力するパルス出力部3
9と、パルス信号を電圧に変換するF/V変換部42
(第1変換部)と、電圧を電流に変換して駆動信号とす
るV/I変換部43(第2変換部)とを有した構成にさ
れている。これにより、一般的な回路部品の中で比較的
に高価なD/A変換器を備える必要がないため、感度調
整装置を安価に構成することができる。
クロコンピュータ35に備えられ、糸走行基準値φAVEn
と比較した結果をパルス信号で出力するパルス出力部3
9と、パルス信号を電圧に変換するF/V変換部42
(第1変換部)と、電圧を電流に変換して駆動信号とす
るV/I変換部43(第2変換部)とを有した構成にさ
れている。これにより、一般的な回路部品の中で比較的
に高価なD/A変換器を備える必要がないため、感度調
整装置を安価に構成することができる。
【0038】また、糸走行基準値φAVEnを更新する際、
前回の糸走行基準値φAVEnも所定の重みにより考慮する
重み付け補正を行うため、異常な検出値Sに基づく急激
な糸走行基準値φAVEnの変化を防止でき、糸走行基準値
φAVEnに基づく糸欠点検出が正確に行える。
前回の糸走行基準値φAVEnも所定の重みにより考慮する
重み付け補正を行うため、異常な検出値Sに基づく急激
な糸走行基準値φAVEnの変化を防止でき、糸走行基準値
φAVEnに基づく糸欠点検出が正確に行える。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明は、糸の状態に応じた検
出信号を出力する検出器を備えたヤーンクリアラの感度
調整装置であって、前記検出器の検出信号が入力され、
前記駆動信号を出力する制御部を有し、該制御部は、各
ヤーンクリアラ毎に、糸走行時の前記検出信号の平均値
から糸走行基準値を演算し、前記検出信号を前記糸走行
基準値と比較した結果に基づいて前記駆動信号を増減す
る構成である。
出信号を出力する検出器を備えたヤーンクリアラの感度
調整装置であって、前記検出器の検出信号が入力され、
前記駆動信号を出力する制御部を有し、該制御部は、各
ヤーンクリアラ毎に、糸走行時の前記検出信号の平均値
から糸走行基準値を演算し、前記検出信号を前記糸走行
基準値と比較した結果に基づいて前記駆動信号を増減す
る構成である。
【0040】上記の構成によれば、感度調整装置の制御
部が各ヤーンクリアラ毎に糸走行基準値を演算し、この
糸走行基準値に基づいて各ヤーンクリアラの検出器の駆
動信号を補正するため、ヤーンクリアラの検出器毎に異
なる温度変化や経時変化を生じていても、各検出器の検
出感度を正確に補正することができ、結果として糸の状
態を高精度に検出することができるという効果を奏す
る。
部が各ヤーンクリアラ毎に糸走行基準値を演算し、この
糸走行基準値に基づいて各ヤーンクリアラの検出器の駆
動信号を補正するため、ヤーンクリアラの検出器毎に異
なる温度変化や経時変化を生じていても、各検出器の検
出感度を正確に補正することができ、結果として糸の状
態を高精度に検出することができるという効果を奏す
る。
【0041】請求項2の発明は、請求項1記載のヤーン
クリアラの感度調整装置であって、前記制御部は、糸走
行開始を検出する検出部と、その糸走行開始信号に基づ
いて前記糸走行基準値を更新する更新部とを備えた構成
である。上記の構成によれば、糸継ぎ動作毎に糸走行基
準値が更新されるため、ヤーンクリアラ毎の経時変化や
温度変化による補正が実際に則したものとなり、即ち、
経時変化や温度変化があっても、感度補正の対象となる
糸走行基準値を常に適正な値に維持でき、検出信号の信
頼性がより向上するという効果を奏する。
クリアラの感度調整装置であって、前記制御部は、糸走
行開始を検出する検出部と、その糸走行開始信号に基づ
いて前記糸走行基準値を更新する更新部とを備えた構成
である。上記の構成によれば、糸継ぎ動作毎に糸走行基
準値が更新されるため、ヤーンクリアラ毎の経時変化や
温度変化による補正が実際に則したものとなり、即ち、
経時変化や温度変化があっても、感度補正の対象となる
糸走行基準値を常に適正な値に維持でき、検出信号の信
頼性がより向上するという効果を奏する。
【0042】請求項3の発明は、請求項1または2記載
のヤーンクリアラの感度調整装置であって、前記制御部
に備えられ、前記糸走行基準値と比較した結果をパルス
信号で出力するパルス出力部と、前記パルス信号を電圧
に変換する第1変換部と、前記電圧を電流に変換して検
出器の駆動信号とする第2変換部とを有した構成であ
る。上記の構成によれば、一般的な回路部品の中で比較
的に高価なD/A変換器を備える必要がないため、感度
調整装置を安価に構成することができるという効果を奏
する。
のヤーンクリアラの感度調整装置であって、前記制御部
に備えられ、前記糸走行基準値と比較した結果をパルス
信号で出力するパルス出力部と、前記パルス信号を電圧
に変換する第1変換部と、前記電圧を電流に変換して検
出器の駆動信号とする第2変換部とを有した構成であ
る。上記の構成によれば、一般的な回路部品の中で比較
的に高価なD/A変換器を備える必要がないため、感度
調整装置を安価に構成することができるという効果を奏
する。
【図1】感度調整装置のブロック図である。
【図2】紡績装置の側面断面図である。
【図3】紡績巻取ユニットの要部斜視図である。
【図4】検出感度調整ルーチンのフローチャートであ
る。
る。
【図5】糸走行基準値決定処理ルーチンのフローチャー
トである。
トである。
【図6】従来の感度調整装置の回路図である。
1 フレーム 2 紡績部 3 ヤーンクリアラ 4 巻取部 5 テンサ装置 6 ガイドレール 7 自動糸継装置 8 台車 13 空気紡績ノズル 16 吸引管 17 軸 20 フリクションローラ 22 糸拾いノズル 23 サクションマウス 24 吸引ブロア 25 糸継ぎ部材 26 クリーニングノズル 27 スラックチューブ 28 吸引本管 30 紡績巻取ユニット 31 空気噴出装置 32 検出器 32a 発光部 32b 受光部 33 ノッター検知部 34 感度調整装置 35 マイクロコンピュータ 39 パルス出力部 40 A/D変換部 41 I/O部 42 F/V変換部 43 V/I変換部 44 中央制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一階 朋之 京都府京都市伏見区竹田向代町136番地 村田機械株式会社本社工場内 Fターム(参考) 3F115 CA44 CB19 CC23 CC30 CD05 CD08 CE09 4L056 AA19 AA45 CA06 CA35 EA04 EA32 EA34 EA43 EB26 EB30 EC05 EC70 EC88
Claims (3)
- 【請求項1】 糸の状態に応じた検出信号を出力する検
出器を備えたヤーンクリアラの感度調整装置であって、
前記検出信号が入力され、前記検出器の駆動信号を出力
する制御部を有し、該制御部は、各ヤーンクリアラ毎
に、糸走行時の前記検出信号の平均値から糸走行基準値
を演算し、前記検出信号を前記糸走行基準値と比較した
結果に基づいて前記駆動信号を増減することを特徴とす
るヤーンクリアラの感度調整装置。 - 【請求項2】 前記制御部は、糸走行開始を検出する検
出部と、その糸走行開始信号に基づいて前記糸走行基準
値を更新する更新部とを備えたことを特徴とする請求項
1記載のヤーンクリアラの感度調整装置。 - 【請求項3】 前記制御部に備えられ、前記糸走行基準
値と比較した結果をパルス信号で出力するパルス出力部
と、 前記パルス信号を電圧に変換する第1変換部と、 前記電圧を電流に変換して検出器の駆動信号とする第2
変換部とを有したことを特徴とする請求項1または2記
載のヤーンクリアラの感度調整装置。
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