JP2000327095A - 飲料供給装置 - Google Patents

飲料供給装置

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JP2000327095A
JP2000327095A JP11143484A JP14348499A JP2000327095A JP 2000327095 A JP2000327095 A JP 2000327095A JP 11143484 A JP11143484 A JP 11143484A JP 14348499 A JP14348499 A JP 14348499A JP 2000327095 A JP2000327095 A JP 2000327095A
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water
supply
beverage
supplied
water supply
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JP11143484A
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Tsutomu Maezawa
努 前澤
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術において、ポストミックス方式で
は、供給水の圧力が低下してその供給量が低下すると、
前記カーボネータでの供給水と炭酸ガスとの混合比率が
変わって炭酸ガス濃度の高い希釈水が生成され、供給さ
れる飲料の希釈比率が定常値の範囲を外れたものとな
り、飲料の品質低下となる。また、前記ポンプへの供給
水不足にて、供給水によるポンプの潤滑不足が生じてポ
ンプが空運転状態になり、所謂エアー噛みが生じてポン
プの損傷に繋がる問題がある。 【解決手段】 本発明は、前記の問題点に鑑みて発明さ
れたものであり、飲料供給装置へ供給される給水管路の
水圧低下を、給水管路の給水流にて回転して電気信号を
発生するフローメータの利用にて検出できる技術的手段
を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料供給装置へ供
給される給水管路の給水異常の検知を行うことができる
装置に関する。詳しくは、給水管路に設けたフローメー
タから発生するパルスにて、飲料供給装置へ供給される
給水管路の給水異常の検知を行うことができる装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】飲料の供給には、手動供給方式と自動販
売方式とがある。手動供給方式の代表的なものとして
は、各種の飲料をノズルから供給する飲料供給装置であ
って、ある種の飲料の供給を希望する人が、その種類に
対応する供給レバーを操作している時間中スイッチがO
Nして、電磁弁が開く方式がある。また、自動販売方式
の代表的なものとしては、各種の飲料をノズルから供給
する飲料供給装置であって、飲料の種類ごとに設けられ
た押しボタンを設け、ある種の飲料の供給を希望する人
が、その種類に対応する押しボタンを押したとき、制御
装置が動作して電磁弁が一定時間タイマにて開く方式が
ある。
【0003】手動供給方式と自動販売方式のいずれにお
いても、供給する飲料の生成方式として、ポストミック
ス方式とプレミックス方式とがある。ポストミックス方
式は、原料飲料と希釈水とを別々の供給路から供給し、
飲料供給動作に伴って前記ノズル内又はコップ内にて原
料飲料と希釈水とを混合する方式であり、例えば、特開
平11−46983号、特開平10−29698号など
に開示されている。また、プレミックス方式は、原料飲
料と希釈水とを予め混合して作られた所定濃度の飲料水
を収容容器に貯留しておき、これを供給販売する方式で
ある。
【0004】このようなポストミックス方式では、上水
道からの供給水をポンプにて加圧した供給水と炭酸ガス
とをカーボネータ内にて混合して希釈水としての炭酸水
を生成し、飲料供給動作毎に、ノズル又はコップ内にて
この炭酸水と濃縮飲料(シロップ)を混合して供給す
る。またプレミックス方式は、収容容器に貯留された所
定濃度の飲料水を、収容容器に供給された炭酸ガスにて
加圧してノズルからコップ等へ供給する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におい
て、前記ポストミックス方式では、供給水の圧力が低下
してその供給量が低下すると、前記カーボネータ内での
供給水と炭酸ガスとの混合比率が変わって炭酸ガス濃度
の高い希釈水が生成され、供給される飲料の希釈比率が
定常値の範囲を外れたものとなり、飲料の品質低下とな
る。また、前記ポンプへの供給水不足にて、供給水によ
るポンプの潤滑不足が生じてポンプが空運転状態にな
り、所謂エアー噛みが生じてポンプの損傷に繋がる。
【0006】本発明は、前記の問題点に鑑みて発明され
たものであり、飲料供給装置へ供給される給水管路の水
圧異常を、給水管路の給水流にて回転して電気信号を発
生するフローメータの利用にて検出できる技術的手段を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するための具体的な手段として、冷却水槽にて冷却
された飲料供給配管を通って供給口から飲料を供給する
飲料供給装置において、上水道水が前記飲料供給装置へ
供給される給水管路の給水流にて回転して電気信号を発
生するフローメータを設け、前記フローメータの回転が
所定値を外れたとき、前記飲料供給装置へ供給される給
水管路の給水異常と判断する制御装置を設ける技術手段
を採用した。
【0008】また本発明は、前記の課題を解決するため
の具体的な手段として、冷却水槽にて冷却された飲料供
給配管を通って供給口から飲料を供給する飲料供給装置
において、上水道からの給水が供給される給水管路を開
閉する電磁弁と、前記電磁弁を通過した給水を前記飲料
供給装置の所定の要素部へ加圧供給するポンプと、前記
電磁弁を通過した給水を前記冷却水槽へ供給する給水管
路に設けられ前記冷却水槽の水位検知装置にて前記冷却
水槽への給水管路を開閉する電磁弁と、前記冷却水槽へ
の給水管路の給水流にて回転してパルスを発生するフロ
ーメータを設け、前記フローメータの回転が所定値を外
れたとき、前記飲料供給装置へ供給される給水管路の給
水異常と判断する制御装置を設ける技術手段を採用し
た。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
乃至図5に基づいて説明する。図1乃至図5は本発明の
一つの実施形態であるポストミックス方式の飲料供給装
置を示しており、図1は本発明に係る飲料供給装置の一
つである飲料ディスペンサの縦断側面図、図2は図1の
飲料ディスペンサの配管系を示す制御構成図、図3はデ
ュアルチェックバルブの縦断面図、図4は図2の配管系
の一部を示す制御構成図、図5は図4の制御構成の一部
を変更した制御構成図である。
【0010】本発明のポストミックス方式の実施の形態
を図1乃至図4に基づいて説明する。1は本発明に係る
飲料供給装置の一つである飲料ディスペンサで、略箱形
状のディスペンサ本体1Aを有し、ディスペンサ本体1
Aの前面には、供給する飲料の種類を選択するよう、飲
料の種類数だけの数の選択スイッチ3を備えた開閉可能
な扉2を設け、ディスペンサ本体1Aの前面下部にはコ
ップ5を載置可能なドリップトレイ4を設けている。
【0011】ディスペンサ本体1A内の前方上部には、
保冷庫6を設け、保冷庫6には、各種の濃縮された原料
飲料である後述のBIB40と、蛇行状に配置した冷却
水管路8Aが形成された冷却器8を配置している。更に
ディスペンサ本体1A内には、上水道9からの水道水を
加圧供給するための加圧ポンプ10と、冷却水11を収
容した水槽12と、水槽12内の冷却水11を冷却する
ための冷却ユニット13とを配置している。
【0012】水槽12には、水と炭酸ガスとを混合して
炭酸水15を生成するカーボネータ14と、プロペラ1
6にて冷却水11を攪拌する攪拌モータ17と、攪拌モ
ータ17に取り付けた循環ポンプ18と、炭酸水15を
通過させる炭酸水コイル及び水道水を通過させる水道水
コイルからなるコイルユニット19と、冷却ユニット1
3を構成する冷媒蒸発管20とが配置されている。
【0013】循環ポンプ18と冷却器8の冷却水管路8
Aの入口とを冷却水管21Aで接続し、冷却水管路8A
の出口に水槽12へ戻る冷却水管21Bを接続してい
る。これによって、水槽12内の冷却水11は、循環ポ
ンプ18によって冷却水管21Aから冷却器8の冷却水
管路8Aを流れて冷却水管21Bから水槽12内へ戻る
循環を行い、保冷庫6内のBIB40を冷却する。
【0014】冷却ユニット13は、冷媒を圧縮する圧縮
機22と、圧縮機22によって圧縮された冷媒を凝縮さ
せる凝縮器23と、凝縮器23によって凝縮された冷媒
を減圧装置(図示せず)を通した後の冷媒を蒸発させて
その周囲の冷却水11を冷却する蒸発器20とを備えて
いる。蒸発器20はその周囲に氷の層を形成する方式で
もよい。この氷の層の厚さ制御は、一対の電極を設けこ
の電極間の電気抵抗又は静電容量が氷の成長の状態に応
じて変化することを利用して、圧縮機22の運転・停止
を制御して所定厚さの氷の層を維持する方式を採用する
ことができる。
【0015】図2には飲料配管系の制御構成を示してお
り、上水道9からの水道水が飲料供給装置1へ導入され
る管路26として、上水道9から水フィルタ24、電磁
弁85、加圧ポンプ10及びコイルユニット19を通っ
て分配器25に至るように管路26が構成され、管路2
6は、分配器25にて2本の冷水管路27、28に分岐
される。
【0016】管路27は、カーボネータ給水電磁弁30
を通ってカーボネータ14に至る。カーボネータ14に
は、炭酸ガスボンベ31からの炭酸ガスが供給され、こ
の炭酸ガスと管路27から供給される冷却された水道水
とで希釈水としての炭酸水15が生成される。カーボネ
ータ14内の炭酸水15のレベルは、レベル検出装置
(図示せず)の検出にて加圧ポンプ10と電磁弁30、
85のON、OFFにて、カーボネータ14内に所定量
の炭酸水15が貯留されるように構成している。
【0017】80は水槽12内の冷却水の水位を所定水
位に保つための水位制御装置の中の水位検出部であり、
水槽12内の冷却水の水位によって上下動するフロート
に設けた磁石にてスイッチ動作するリードスイッチを有
している。82は水槽12への給水管路であり、上水道
水の給水管路26を開閉する電磁弁85とポンプ10と
の間の給水管路26に入口部が接続されている。前記水
位制御装置は、水槽12の水位が所定の上限水位L1よ
り低水位になると、フロートがそれに応じて降下してリ
ードスイッチがONして電磁弁81と85は、通電され
上水道からの給水管路26、82を開いて水槽12へ供
給水を供給し、水位が上昇して上限水位L1に達すると
リードスイッチがOFFして電磁弁81と85は、非通
電となって上水道からの給水管路26、82を閉じて水
槽12への供給水の供給を停止する。
【0018】フローメータ83は、給水管路82を通っ
て流れる流体即ち、水槽12への給水流によって回転し
て電気信号を発生するものであり、通常、給水流にてパ
ドルが回転してパルス信号を発生する構成であり、フロ
ーメータ83の回転周期の変化にて一定時間内に発生す
るパルスの数が変化する。その一つの実施形態として
は、通常、水槽12への供給水の供給状態で発生するパ
ルス信号は、1秒間に1000個程度発生する。制御装
置84は、フローメータ83の回転周期に応じて発生す
るパルス数をカウントして、それが所定値にあるか否か
の判定手段としての回路装置を有している。この判定の
一つの方法としては、所定時間におけるカウント数が所
定範囲のカウント数であるか否かで判定する。具体的に
は、前記所定時間におけるカウント数と設定上限値及び
設定下限値とをそれぞれ比較して、前記所定時間におけ
るカウント数が設定上限値以上又は設定下限値以下なら
ば異常と判定する。その他の方法でもよい。
【0019】通常状態では、前記上水道水の供給圧力は
正常であり、水槽12への供給水の供給量は正常であ
る。その供給によって、フローメータ83を流れる供給
水の流量は所定の範囲にあるため、フローメータ83か
らのパルス信号のカウント数が所定範囲の数、即ち、設
定上限値と設定下限値の間の数であるため、制御装置8
4は、供給水の圧力、即ち、供給量は正常であると判定
する。
【0020】いま、上水道9から飲料供給装置への給水
管路の水圧が低下して、フローメータ83を流れる量が
所定流量に満たない状況になると、フローメータ83の
回転は遅くなってその回転周期は長くなり、発生するパ
ルス信号数が所定値に達しない。また上水道9から飲料
供給装置への給水管路の水圧が異常に上昇して、フロー
メータ83を流れる量が所定流量を越えた状況になる
と、フローメータ83の回転は速くなってその回転周期
は短くなり、発生するパルス信号数が所定値を越える。
このような給水管路の水圧の低下又は上昇の場合には、
制御装置84は異常と判定して飲料供給販売の停止と共
に、ポンプ10と電磁弁81、85は非通電となる。
【0021】飲料供給販売の停止は、手動供給方式で
は、選択スイッチ3の動作にて飲料供給が行われないよ
うに電気回路上で信号の無効化を行う。また、後述の自
動販売方式では、顧客が挿入した貨幣の受領拒否を行う
か、貨幣の受領拒否と併せて上記のような電気回路上で
の信号の無効化方式を採用することもできる。飲料供給
販売の停止は、前記供給水の圧力が正常に復帰するまで
続く。制御装置84は、飲料供給販売の停止と共にその
状況を外部に表示するために、発光素子の発光、文字表
示等適当な表示を行う。
【0022】上記において、異常か否かの判定の一つの
実施形態としては、通常の正規販売状態におけるカウン
ト数に対して、そのときのカウント数が、2分の1に減
少したとき、又は2倍になったときに異常判定する方式
を採ることができる。異常か否かの判定は、供給水の圧
力が所定の基準を満たしているか否かで決めればよく、
必ずしも上記のようにカウント数が2分の1に減少した
とき、又は2倍になったときに限定されない。
【0023】上記において、異常状態の判定は、フロー
メータ83の回転の変化、即ち、発生するパルス数の変
化が生じた場合に、直ちに異常と判定して飲料の供給停
止を行うのではなく、この変化が、ある一定時間以上継
続した場合に異常と判定する方式を採ることによって、
安定制御が得られる。即ち、圧力変化が瞬時だけであっ
てその後直ちに正常状態に復帰した場合には販売停止に
する必要がないので、フローメータ83の回転の変化、
即ち、フローメータ83の回転周期が所定値を外れた場
合に異常と判定する方式を採ることによって、このよう
な瞬時圧力変化の場合における安定制御が得られる。
【0024】上記のように本発明に係る飲料供給装置の
一つは、冷却水槽にて冷却された飲料供給配管を通って
供給口から飲料を供給する飲料供給装置において、上水
道水が前記飲料供給装置へ供給される給水管路の給水流
にて回転して電気信号を発生するフローメータを設け、
前記フローメータの回転が所定値を外れたとき、前記飲
料供給装置へ供給される給水管路の給水異常と判断する
制御装置を設けたものである。
【0025】また上記のように本発明に係る飲料供給装
置の一つは、冷却水槽にて冷却された飲料供給配管を通
って供給口から飲料を供給する飲料供給装置において、
上水道からの給水が供給される給水管路を開閉する電磁
弁と、前記電磁弁を通過した給水を前記飲料供給装置の
所定の要素部へ加圧供給するポンプと、前記電磁弁を通
過した給水を前記冷却水槽へ供給する給水管路に設けら
れ前記冷却水槽の水位検知装置にて前記冷却水槽への給
水管路を開閉する電磁弁と、前記冷却水槽への給水管路
の給水流にて回転して電気信号を発生するフローメータ
を設け、前記フローメータの回転が所定値を外れたと
き、前記飲料供給装置へ供給される給水管路の給水異常
と判断する制御装置を設けたものである。
【0026】本発明の実施形態として、上記の構成では
カーボネータ14への供給水の供給異常は間接的な検知
であるが、フローメータ83は給水管路26に設けるこ
とによっても、本発明の目的を達成することができる。
即ち、フローメータ83は給水管路26の給水管路82
への分岐部よりも上流部か、その下流の給水管路26の
どこかに設けることにて、カーボネータ14への供給水
の圧力異常を直接的に検知し、水槽12への供給水の圧
力異常を間接的に検知できる方式が達成できる。
【0027】60はデュアルチェックバルブであり、そ
の構造は図3に示すように、二つの入口、即ち後述の如
く、管路28から冷水が流入する冷水入口62と管路2
8から炭酸水が流入する炭酸水入口63と、一つの出口
64を有し、これらの間には、冷水入口62と炭酸水入
口63とに対応して、フローワッシャー65、66と、
チェックバルブ67、68を有する。チェックバルブ6
7、68は、それぞれバネ69、70にて流体通路7
3、74を閉じる方向に付勢された球状のバルブ71、
72とから構成されている。
【0028】フローワッシャー65は、冷水入口62か
ら流入する冷水の圧力に応じて、中心部に設けた流体通
路の断面積を変化させて通過する流量を一定状態に調節
する流量調整器として作用する。フローワッシャー66
の作用も同様である。チェックバルブ67は、冷水入口
62から出口64へ向かう流体によってバルブ71がバ
ネ69を押圧して流体通路73を開き、冷水入口62か
ら出口64への冷水を通過させるが、バルブ71の流体
出口に対する流体入口の圧力が所定値以下に低下する
と、バネ69の付勢にてバルブ71は流体通路73を閉
じる、所謂逆止弁として作用する。チェックバルブ68
も同様の作用をする。
【0029】カーボネータ14内の炭酸水15は、コイ
ルユニット19、炭酸水電磁弁38、デュアルチェック
バルブ60を通って飲料供給ノズルであるマルチバルブ
34の希釈水入口35へ流入するように管路37、32
が構成されている。分配器25からの管路28は、電磁
弁36、デュアルチェックバルブ60を通って飲料供給
ノズルであるマルチバルブ34の入口35へ流入するよ
うに構成されている。
【0030】40は濃縮された原料飲料であるところの
もう一つの種類のシロップが収容されたBIB(Bag
In Box:箱収納バッグ)である。BIB40は
下方からシロップ管路を形成するチューブ41が導出し
ており、BIB40から導出されたチューブ41内のシ
ロップはチューブポンプ42にてマルチバルブ34のシ
ロップ入口29へ供給される。BIB40は保冷庫6内
にて冷却保存されている。
【0031】炭酸ガスボンベ31からの炭酸ガスは、原
料飲料として、香り、味、色等の種類の異なる複数(実
施形態では3つであるが、それ以上でもよい)の濃縮さ
れた原料飲料であるシロップA、B、Cをそれぞれ収容
したシロップタンク7A、7B、7Cに送られてシロッ
プタンク7A、7B、7Cから炭酸ガスによって圧送さ
れるシロップA、B、Cは、それぞれコイルユニット1
9、流量調整器48、49、50及び電磁弁51、5
2、53が設けられたシロップ管路54、55、56を
通してマルチバルブ34のシロップ入口へ流入するよう
に構成されている。
【0032】チューブポンプ42は、図示しないポンプ
モータの出力軸に取り付けた円盤43と、相互間隔が1
20度の角度をもって円盤43上に回転可能に取り付け
た3つのローラ44と、チューブ41をローラ44との
間で挟持するように配置された弧状ガイド45と、チュ
ーブ41の下端側をピンチ部材46との間でピンチする
ピンチソレノイド47より構成されている。供給停止状
態では、ピンチソレノイド47は非通電であり、BIB
40内のシロップは、ピンチソレノイド47でピンチさ
れている部分まで流出して停止している。このようにピ
ンチ部材46とピンチソレノイド47とは電磁弁を構成
する。
【0033】図4は本発明に係る飲料供給装置が適用さ
れた制御構成の実施形態の一つとして、シロップ7Aと
BIB40についての構成を示している。シロップ7
A、7B、7Cについても同様な構成であるため、それ
らの代表として、シロップ7Aについて説明する。図2
と同一部分には同符号を付している。
【0034】図4において、通常状態では、前記上水道
水の供給は正常であり、シロップ7Aの飲料供給を行う
場合には、これに対応する選択スイッチ3の動作にて、
電磁弁38、51が通電にてONして、それぞれ炭酸水
とシロップ7Aが管路32、54からマルチバルブ34
に供給され、ここで両者が混合されつつコップ5へ所定
の飲料供給が行われる。
【0035】飲料供給装置が、飲料の種類ごとに設けら
れた押しボタン3による販売方式であれば、ある種の飲
料の供給を希望する人が、その種類に対応する押しボタ
ン3を押したとき、制御装置が動作して電磁弁38、5
1が一定時間タイマにて開く方式(所謂、自動販売方
式)となる。この自動販売方式は、貨幣の挿入と押しボ
タン3の操作とによって、コップが販売口に落下し希望
の飲料の一定量をそのコップに供給する、所謂コップ式
自動販売機とすることができる。また飲料供給装置が、
飲料の種類ごとに設けられた供給レバー方式であれば、
ある種の飲料の供給を希望する人が、その種類に対応す
る供給レバーを操作している時間中スイッチがONし
て、電磁弁38、51が開く方式(所謂、手動供給方
式)となる。
【0036】上記の実施形態では、原料飲料であるシロ
ップAが、希釈水として管路37から供給される炭酸水
と混合され供給される場合を説明したが、もう一つの実
施形態として、希釈水として管路28から供給される冷
水とBIB40から供給されるシロップDとが混合され
る炭酸を含まない飲料をノズル34から供給する方式で
も良い。この場合、これに対応する選択スイッチ3の動
作にて、加圧ポンプ10、電磁弁38、47、85が通
電にてONして、冷水がデュアルチェックバルブ60を
通って管路32に供給され、一方BIB40のシロップ
が管路41に供給されてマルチバルブ34内にて両者が
混合されつつコップ5へ所定の飲料供給が行われる。
【0037】カーボネータ14内の炭酸水の量を所定値
に維持するために水位制御装置が付加されている。これ
によってカーボネータ14内の水位が所定値以下になる
と、電磁弁85、30及びポンプ10がONして上水道
9からの供給水がカーボネータ14内へ霧状に供給さ
れ、そのとき炭酸ガスと混合して炭酸水が生成される。
この炭酸水が所定値に上昇すると電磁弁85、30及び
ポンプ10がOFFして供給水の供給を停止する。
【0038】図5は、図4において、電磁弁36、38
に代わって電磁弁33を設け、電磁弁36又は電磁弁3
8の動作と同様に電磁弁33を作動させる方式を示して
いる。その他の構成、動作は図4の場合と同様である。
【0039】また、ポストミックス方式における原料飲
料と希釈水との混合は、上記実施形態ではマルチバルブ
34内で行っているが、別々の供給路から供給される原
料飲料と希釈水とをそれぞれコップ5内に供給して、コ
ップ5内で両者を混合する方式でもよい。
【0040】上記実施形態として、収納容器から供給さ
れる原料飲料のシロップを炭酸水又は冷水を希釈水とし
て希釈しつつ飲料をノズルから供給する、所謂ポストミ
ックス方式の飲料供給装置を示したが、例えば、収納容
器には、予め原料飲料を希釈水にて希釈して製造された
飲料を貯留しておき、これを供給販売指令にてノズルか
ら供給する方式、所謂プレミックス方式の飲料供給装置
にも適用できる。このように本発明は、上記実施形態に
限定されず、種種の実施形態が可能である。
【0041】従来、ポストミックス方式の場合には、供
給水の圧力が低下してその供給量が低下すると、前記カ
ーボネータでの供給水と炭酸ガスとの混合比率が変わっ
て炭酸ガス濃度の高い希釈水が生成され、供給される飲
料の希釈比率が定常値の範囲を外れたものとなり、飲料
の品質低下となるが、本発明によればそれが改善され
る。また、ポストミックス方式において、炭酸を含まな
い冷水でシロップを希釈する場合にも、供給水の圧力が
低下すると供給される飲料の希釈比率が定常値の範囲を
外れたものとなり、飲料の品質低下となるが、本発明に
よればそれも改善される。
【0042】また、ポストミックス方式、プレミックス
方式に拘わらず、前記ポンプへの供給水不足が生じる
と、供給水によるポンプの潤滑不足が生じてポンプが空
運転状態になり、所謂エアー噛みが生じてポンプの損傷
に繋がるが、本発明ではそれが改善される。
【0043】また自動販売方式において、上記のよう
に、上水道からの供給水をポンプ10に直接導入するの
ではなく、上水道9からの供給水を一旦大気に開放した
タンク(所謂シスターン)に貯留するシスターン方式に
する場合、上水道9と水フィルタ24との間にシスター
ンを配置し、このシスターンに上水道水を一旦導入した
後、このシスターンから水フィルタ24、電磁弁85を
経てポンプ10へ供給するよう給水管路26が形成され
ることになる。
【0044】この場合、前述同様に、給水管路26又は
給水管路82にフローメータ83を設けて、シスターン
からの漏水などによってシスターンからの供給水の圧力
が所定値以下に低下又は所定値以上に上昇すると、フロ
ーメータ83がそれに応答して前述同様に給水異常の判
定が行われる。即ち、本発明をシスターン方式に適用し
て、シスターンからの供給水の圧力低下による飲料の品
質低下の改善やポンプのエアー噛み防止等の効果を奏す
ることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明では、給水管路の給水流にて回転
して電気信号を発生するフローメータを利用して、フロ
ーメータの回転が所定値を外れたとき、飲料供給装置へ
供給される給水管路の給水異常と判断することができ
る。
【0046】また、供給水の圧力が低下してその供給水
量が低下しても、カーボネータからの炭酸水、又は炭酸
を含まない冷水による希釈濃度を所定範囲に保つことが
できるので、飲料の品質低下を防止できる構成とするこ
とができる。
【0047】更に、供給水不足によるポンプエアー噛み
にてポンプが損傷することを防止することもできる。
【0048】また、本発明をシスターン方式に適用し
て、シスターンからの供給水の圧力低下による飲料の品
質低下の改善やポンプのエアー噛み防止等の効果を奏す
ることもできる。
【0049】上記から明らかなように、本発明は、希釈
水の流量確認、飲料の流量確認等に用いるフローメータ
を有効に利用できることにて、有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態のポストミックス方式
の飲料供給装置が適用された飲料ディスペンサの縦断側
面図である。
【図2】図1の飲料ディスペンサの配管系を示す制御構
成図である。
【図3】本発明に係る一実施形態の飲料供給装置に適用
されるデュアルチェックバルブの縦断面図である。
【図4】本発明に係る一実施形態の飲料供給装置が適用
された図2の配管系の一部を示す制御構成図である。
【図5】本発明に係る一実施形態の飲料供給装置が適用
された図4の制御構成の一部を変更した制御構成図であ
る。
【符号の説明】
1………………飲料ディスペンサ 7A〜7C……原料飲料の収容容器 12……………冷却水槽 15……………炭酸水 33……………制御装置 34……………供給ノズル 83……………フローメータ 84……………制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却水槽にて冷却された飲料供給配管を
    通って供給口から飲料を供給する飲料供給装置におい
    て、上水道水が前記飲料供給装置へ供給される給水管路
    の給水流にて回転して電気信号を発生するフローメータ
    を設け、前記フローメータの回転が所定値を外れたと
    き、前記飲料供給装置へ供給される給水管路の給水異常
    と判断する制御装置を設けてなる飲料供給装置。
  2. 【請求項2】 冷却水槽にて冷却された飲料供給配管を
    通って供給口から飲料を供給する飲料供給装置におい
    て、上水道からの給水が供給される給水管路を開閉する
    電磁弁と、前記電磁弁を通過した給水を前記飲料供給装
    置の所定の要素部へ加圧供給するポンプと、前記電磁弁
    を通過した給水を前記冷却水槽へ供給する給水管路に設
    けられ前記冷却水槽の水位検知装置にて前記冷却水槽へ
    の給水管路を開閉する電磁弁と、前記冷却水槽への給水
    管路の給水流にて回転して電気信号を発生するフローメ
    ータを設け、前記フローメータの回転が所定値を外れた
    とき、前記飲料供給装置へ供給される給水管路の給水異
    常と判断する制御装置を設けてなる飲料供給装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9033315B2 (en) 2011-10-11 2015-05-19 Flow Control Llc. Adjustable in-line on demand carbonation chamber for beverage applications
CN116222669A (zh) * 2023-04-23 2023-06-06 乐山市计量测试所 一种自动售水机的水质、计重实时监测系统及其监测方法

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